JP2540918B2 - ケ―ブル線路の絶縁劣化監視装置 - Google Patents

ケ―ブル線路の絶縁劣化監視装置

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JP2540918B2 JP63246920A JP24692088A JP2540918B2 JP 2540918 B2 JP2540918 B2 JP 2540918B2 JP 63246920 A JP63246920 A JP 63246920A JP 24692088 A JP24692088 A JP 24692088A JP 2540918 B2 JP2540918 B2 JP 2540918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はケーブル線路の絶縁劣化監視装置に関し、特
に、活線下においても常時監視することができるケーブ
ル線路の絶縁劣化監視装置に関する。
〔従来の技術〕
3相交流送電線路のケーブル絶縁体の劣化を診断する
方法として、例えば、外部金属シースを分割し、その部
分から絶縁劣化信号を検出するものがある。この診断方
法は分割した外部金属シースに結合コンデンサを介して
部分放電測定器を接続し、ケーブル絶縁体の劣化、例え
ば、トリーに基いて発生する絶縁体中の部分放電を測定
することにより絶縁劣化を測定するものである。この測
定を行うときはケーブル線路を停電状態にし、測定用電
源から被測定絶縁体に所定の周波数および電圧値の電圧
を課電する。このように、停電を伴うため測定時間は1
日以内にされている。測定は線路長全体に一括して行わ
れ、しかも、予め計画されたスケジュールに基いて定期
的に行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のケーブル絶縁体の劣化診断方法による
と、以下の問題点がある。
(1)線路長全体を一括して測定するため、検出感度が
低く、絶縁体がかなり劣化して部分放電が大きくならな
いと検出できない。
(2)定期的、例えば、1年に1回程度の測定では、そ
の間に絶縁劣化が進行してしまい手遅れになる恐れがあ
る。
(3)線路長全体を一括して測定するため、S/N比が小
さく、そのため絶縁劣化の位置標定が難しい。
従って、本発明の目的は絶縁劣化を早期に検出するこ
とができるケーブル線路の絶縁劣化監視装置を提供する
ことである。
本発明の他の目的は常時監視することにより手遅れを
防ぐケーブル線路の絶縁劣化監視装置を提供することで
ある。
本発明の他の目的はS/N比を向上して位置標定が的確
にできるケーブル線路の絶縁劣化監視装置を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を実現するため、ケーブル線路
に複数の部分放電検出部を設置して常時監視するように
し、最初に部分放電を検出した区間を絶縁劣化の区間と
する。即ち、ケーブル線路の終端接続部、普通接続部、
絶縁接続部、クロスボンド部等にそれぞれ部分放電検出
部を設け、各検出部からの部分放電信号を中央のデータ
処理装置において演算処理する。その演算処理におい
て、異常を検出したときは警報信号を発生したり、所定
の表示を行って対策を取らせる。
本発明における絶縁劣化の監視は各種の線路、例え
ば、CVケーブル、OFケーブル等の線路に適用することが
可能てあり、また、単相、3相、その他の交流線路、あ
るいは直流線路にも適用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明のケーブル線路の絶縁劣化監視装置を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示し、R、S、Tの3
相の電力ケーブル10が布設され、その両端にケーブルヘ
ッド11、12が取り付けられている。各電力ケーブル10に
は普通接続部(NJB)13、および絶縁接続部(IJB)14が
設けられている。実際の線路ではNJB、IJBが複数個設け
られるが、第1図では、図示上、1個だけ示した。NJB1
3には接地インピーダンスZNが存在し、IJB14にはクロス
ボンドインピーダンスZIが存在し、また、ケーブル10は
検出インピーダンスZCを介して接地されている。R、
S、Tの各相のこれらの接地インピーダンスZN、クロス
ボンドインピーダンスZI、および検出インピーダンスZC
の測定用出力端子は、それぞれNJB検出部15、IJB検出部
16、およびケーブル検出部17に入力している。一方、ケ
ーブルヘッド12にも、検出インピーダンスZEが接続され
ており、各相の測定用出力端子が終端検出部18に入力し
ている。それぞれの検出部15〜18は入力した電圧信号を
増幅し、必要に応じて波形整形した後光信号に変換し、
部分放電信号として光ファイバー19〜22へ出力する。光
ファイバー19〜22は光カプラー23〜26によって光ファイ
バー27に結合しており、部分放電信号を中央の演算処理
部へ伝送する。中央の演算処理部は光ファイバー27〜29
によって伝送されてくる光信号を電気信号に変換し、増
幅した後、必要に応じて、波形整形してコンピュータで
ある演算部33へ出力する。演算部33は光ファイバー27よ
り伝送されてくる部分放電信号を演算処理するプログラ
ムを有し、演算結果を出力部34へ出力する。出力部34は
ディスプレイ等の表示装置、情報を音声表示する音声装
置、印字記録するプリンター等を有する。
第2図(a)はケーブルヘッド12の終端接続部を示
し、導体(図示せず)上の絶縁体41の外周に絶縁補強体
42が設けられており、絶縁補強体42の外周にはケーブル
外部半導電層43を終端させるベルマウス44が設けられて
いる。ケーブル外部半導電層43の外周には遮蔽を兼用す
る検出電極45と、検出電極45とケーブル外部半導電層43
を介して電気的に接続されている接地電極46が設けられ
ている。検出電極45は、第1図に示したように、検出イ
ンピーダンスZEに接続され、検出インピーダンスZEは終
端検出部18に接続されている。
第2図(b)はNJB13を示し、絶縁体51(ケーブル導
体は図示せず)の外周に設けられたケーブル外部半導電
層52の外周上に遮蔽を兼用する検出電極53と、ケーブル
金属シース54a、54bが設けられ、ケーブル金属シース54
a、54bはリード線55によって接続されている。検出電極
53は接地インピーダンスZNを介して設置されており、接
地インピーダンスZNの出力端子は、第1図に示したよう
に、NJB検出部15に接続されている。
第2図(c)はIJB14を示し、絶縁体61(ケーブル導
体は図示せず)の外周にケーブル外部半導電層62a、62b
が設けられており、その外周に検出電極63a、63bが設け
られている。ケーブル外部半導電層62aおよび検出電極6
3aと、ケーブル外部半導電層62bおよび検出電極63bの間
にはIJB縁切り部64が設けられており、また、検出電極6
3a、63bと間隔をおいてケーブル金属シース65a、65bが
設けられている。検出電極63a、63bは結合コンデンサ
C1、C2を介して接続され、ケーブル金属シース65aとと
もにクロスボンドインピーダンスZ1を経て、第1図に示
したように、IJB検出部16へ入力している。
以下、本発明の動作を説明する。
電力ケーブル10の区間、ケーブルヘッド12、JIB13、I
JB14等において絶縁劣化が生じると、それに基づいてケ
ーブル絶縁体(図示せず)、あるいは絶縁体41、51、61
等に部分放電が発生する。部分放電は放電電流を伴うの
で対応するインピーダンスZC、ZE、ZNあるはZIの端子電
圧が変化する。この端子電圧の変化は対応する検出部1
5、16、17あるいは18で検出されて部分放電信号とされ
る。この部分放電信号は電光変換によって光信号とさ
れ、光ファイバー19、20、21あるいは22から光カプラー
23、24、25あるいは26を経て光ファイバー27によって中
央のコンピュータへ伝送される。中央のコンピュータに
おいては、光信号処理部30が光電変化して電気信号と
し、これを増幅整形して演算部33へ与える。演算部33は
ROMに格納されたプログラムに基いてRAMに記憶されてい
る過去のデータおよび現在取り込んだ部分放電信号を演
算処理し、絶縁劣化の有無、およびその位置を標定し、
その演算結果を出力部34へ出力する。ここで、各検出部
の中で最初に部分放電を検出した検出部の位置あるいは
区間に絶縁劣化があると判断する。この部分放電の検出
においては、放電パルスの数、電荷量の増加率等が基準
にされる。出力部34はその演算結果をディスプレイに表
示し、必要に応じて警報信号を出力する。作業者がその
結果の印字を指令すると、プリンタが動作して絶縁劣化
の位置、その劣化程度、それに必要な対応策を含んだ作
業指令書がプリントアウトされる。
以上の説明から明らかなように、本発明によると、 (1)超高圧、長距離の3相送電線路を含む各種のケー
ブル線路の絶縁破壊事故を未然に防ぐことができる。
(2)劣化検出区間、検出部の細分化によってS/N比が
向上し、絶縁破壊事故に結びつく部分放電パルスの検出
が可能になるので絶縁劣化個所の標定が可能になる。
(3)常時の監視ができるので系統のノイズの情報やそ
の系統に個有の外乱情報の把握が可能になる。そのため
絶縁劣化の判断が容易になり、部分放電パルスの的確な
検出が可能になる。
(4)常時の監視ができるので部分放電の初期状態から
の変化を把握することができる。従って、部分放電状態
の推移から余寿命の推定が可能になり、効果的な対策を
立てることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のケーブル線路の絶縁劣化
監視装置によると、絶縁劣化の早期発見、定期的な間隔
監視と常時監視の選択、S/N比の向上による位置標定の
精度向上等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図。第2図
(a)、(b)、(c)は終端接続部、普通接続部およ
び絶縁接続部を示す説明図。 符号の説明 10……ケーブル 11、12……ケーブルヘッド 13……NJB 14……IJB 15〜18……部分放電検出部 19〜22、27〜29……光ファイバー 23〜26……光カプラー 45、53、63a、63b……検出電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−40571(JP,A) 特開 昭62−261078(JP,A) 特開 昭63−205008(JP,A) 特開 平1−162170(JP,A) 特開 平1−284772(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】終端接続部、普通接続部、絶縁接続部等を
    含むケーブル線路において、 前記終端接続部(12)に接続された検出インピーダンス
    (ZE)の両端に生じる電圧信号を入力し、入力した当該
    電圧信号を光信号に変換して部分放電信号として光ファ
    イバー(22)へ出力する終端接続部検出部(18)と、 前記普通接続部(13)に接続された接地インピーダンス
    (ZN)の両端に生じる電圧信号を入力し、入力した当該
    電圧信号を光信号に変換して部分放電信号として光ファ
    イバー(19)へ出力する普通接続部検出部(15)と、 前記絶縁接続部(14)に接続されたクロスボンドインピ
    ーダンス(ZI)の両端に生じる電圧信号を入力し、入力
    した当該電圧信号を光信号に変換して部分放電信号とし
    て光ファイバー(20)へ出力する絶縁接続部検出部(1
    6)と、 電力ケーブル(10)の所定の位置に接続された検出イン
    ピーダンス(ZC)の両端に生じる電圧信号を入力し、入
    力した当該電圧信号を光信号に変換して部分放電信号と
    して光ファイバー(21)へ出力するケーブル検出部(1
    7)と、 前記光ファイバー(19)〜(22)からの光信号を入力
    し、入力した当該光信号を電気信号に変換して予め定め
    た判定基準に基づいてケーブル線路の絶縁劣化の有無お
    よびその位置を標定する中央演算処理部(30)〜(34)
    を備えたことを特徴とするケーブル線路の絶縁劣化監視
    装置。
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