JP2540797B2 - 音声多重信号切換回路 - Google Patents

音声多重信号切換回路

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JP2540797B2
JP2540797B2 JP60265474A JP26547485A JP2540797B2 JP 2540797 B2 JP2540797 B2 JP 2540797B2 JP 60265474 A JP60265474 A JP 60265474A JP 26547485 A JP26547485 A JP 26547485A JP 2540797 B2 JP2540797 B2 JP 2540797B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/60Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
    • H04N5/607Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals for more than one sound signal, e.g. stereo, multilanguages

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、音声多重信号切換回路に関する。より詳細
には、音声多重信号復調回路において使用され、少なく
とも主チャネル信号、第1副チャネル信号および第2副
チャネル信号が重畳された音声多重信号から抽出された
1対の副チャネル信号を選択的に出力するための音声多
重信号切換回路の新規な構成に関する。
従来の技術 現在、日本のテレビジョン放送における音声多重放送
では、ステレオ用主チャネル信号とステレオ用副チャネ
ル信号との2チャネルの音程信号を重畳して、ステレオ
放送または二ケ国語放送として伝送している。一方、米
国等では、ステレオ用主チャネル信号およびステレオ用
副チャネル信号に、更にSAP(Second Audio Program)
信号を加えた3つの音声信号を重畳した音声多重放送を
実施している。この場合、主チャネル信号及び副チャネ
ル信号によりL+R信号及びL−R信号を送信するステ
レオ放送を行ない、SAP信号により二ケ国語放送のため
の第2国語放送を行っている。
このような三重の音声多重放送の場合、第1副チャネ
ル信号のL−R信号および第2副チャネル信号のSAP信
号は、dbx方式の雑音低減システム即ちノイズリダクシ
ョン(NR)システムによって圧縮処理された後に主チャ
ネル信号に重畳されて送信される。従って、受信側で
は、ステレオマトリックス等のステレオ復調回路により
ステレオ信号を再現する前に、あるいは、SAP信号を出
力する前に、dbx方式に従って圧縮された信号を元の信
号に戻す伸長処理が必要になる。
そこで、この種の音声多重信号復調回路では切換手段
を設けて、第1副チャネル信号および第2副チャネル信
号のいずれか一方をdbx方式ノイズリダクションデコー
ダ(以下、“dbxNRデコーダ”と記載する)に入力し、
且つ、dbxNRデコーダの出力をステレオマルチプレクサ
に供給するかあるいはSAP信号として出力するかを選択
できるように構成されている。
第2図に、従来の音声多重信号切換回路を含む音声多
重信号復調回路の典型的な構成を示す。
同図に示す音声多重信号復調回路は、音声多重信号の
入力端子に、ローパスフィルタ(LPF)10およびバンド
パスフィルタ(BPF)12が接続されている。ローパスフ
ィルタは、50KHzのカットオフ周波数を有しており、入
力多重信号からステレオ複合信号〔L+R信号とL−R
信号との複合信号〕を分離して出力する。一方、バンド
パスフィルタ12は、水平同期信号周波数fHの5倍の周波
数に通過帯域の中心を有しており、入力多重信号からSA
P信号を分離して出力する。
ローパスフィルタ10の出力は、ローパスフィルタ(LP
F)14、fHパイロット検出器16およびL−R信号復調器1
8の各入力に接続されている。
ローパスフィルタ14のカットオフ周波数は15KHzであ
り、入力されたステレオ複合信号からL+R信号を分離
して、ステレオ復調器であるステレオマルチプレクサ20
のL+R入力に出力する。
fHパイロット検出器16は、パイロット信号であるfH
号(15.734KHz)を検出し、パイロット信号があるとき
にはランプドライバ22にステレオ放送表示信号を出力し
て表示用発光ダイオード24を点燈させる。また同時に、
周波数2fH(31.468KHz)の第1副チャネル信号の搬送波
と同一繰り返し周波数のパルスを、パイロット信号と同
期して発生し、L−R信号復調器18に出力する。一方、
パイロット信号が検出できないときには、ランプドライ
バ22にステレオ放送表示信号は出力されず、発光ダイオ
ード24は点燈されない。また、上記したパルスもL−R
信号復調器18には出力されない。
L−R信号復調器18は、fHパイロット検出器16からの
副搬送波信号(31.468KHz)に基づいてローパスフィル
タ10からのステレオ複合信号を検波し、L−R信号を復
調する。続いて、このL−R信号を15KHzのカットオフ
周波数を有するローパスフィルタ26を介して、ステレオ
/SAP切換スイッチ28の一方の入力端子28Aに出力する。
尚、ローパスフィルタ26は省略してもよい。
このように、ローパスフィルタ10に続く回路では、ス
テレオ音声信号である主チャネル信号と第1副チャネル
信号とが専ら取り扱われる。
一方、バンドパスフィルタ12の出力は、SAP信号復調
器30と5fHキャリア判別器32とに供給される。5fHキャリ
ア判別器32は、バンドパスフィルタ12から出力された信
号から周波数5fH即ち78.67KHzの搬送波を検出する。こ
こで、5fH搬送波が検出されたときは、ランプドライバ3
4にSAP表示信号を出力して、表示用の発光ダイオード36
を点燈させる。また同時に、78,67KHzの搬送波信号をSA
P信号復調器30に出力する。尚、5fH搬送波が検出されな
いときにはSAP表示信号は出力されず、従って、発光ダ
イオード36は点燈されない。また、5fH搬送波信号がSAP
信号復調器30に出力されることはない。
SAP信号復調器30は、5fHキャリア判別器32からの78,6
7KHzの搬送波に基づいて、バンドパスフィルタ12から入
力された信号を検波してSAP信号を復調する。続いて、
カットオフ周波数15KHzのローパスフィルタ38を介し
て、ステレオ/SAP切換スイッチ28の他方の入力端子28B
にSAP信号を出力する。尚、このローパスフィルタ38も
省略することができる。
ステレオ/SAP切換スイッチ28の出力端子は、dbxNRデ
コーダ40の入力に接続されている。即ち、dbxNRデコー
ダ40は、ステレオ/SAP切換スイッチ28によりR−L信号
からSAP信号かを選択的に供給される。dbx方式により圧
縮されているL−R信号またはSAP信号は、伸長して復
元された後、第2のステレオ/SAP切換スイッチ42の入力
端子に出力される。
ステレオ/SAP切換スイッチ42の一方の出力端子42A
は、ステレオマルチプレクサ20のL−R入力に接続さ
れ、他方の出力端子42BはSAP信号出力端子を構成する。
尚、ステレオ/SAP切換スイッチ28および42は、点線で結
合して示すように連動しており、スイッチ28において入
力端子28Aが選択さたときには、スイッチ42において出
力端子42Aが選択されるように構成されている。
以上のように構成された音声多重信号復調回路におい
て、ステレオ信号とSAP信号との選択は切換スイッチ28
および42をユーザがマニュアル操作することにより行わ
れる。
発明が解決しようとする問題点 ところで、音声多重方式のテレビジョン放送は、常時
ステレオ音声で放送されているわけではない。また、SA
P放送も常時行われているわけではなく、更に、ステレ
オ放送よりも放送頻度は少ない。
ステレオ音声信号は、モノラルの受像機でも受信再生
が可能な方式で放送されている。また、音声信号がステ
レオからモノラルに変わっても、通常のステレオ受像機
はそのままモノラル音声の再生ができるように構成され
ている。従って、受像中に音声がステレオからモノラル
に切り換わったとしても、視聴者側で音声が途絶するこ
とはない。
しかしながら、例えば、ステレオ音声のみが送信され
てSAP信号が送信されていない場合、あるいは途中でSAP
放送が終了した場合、前述の切換スイッチ28および42が
SAP信号を出力する側に投入されていると、テレビジョ
ン受像機からは全く音声が出力されなくなる。このよう
な場合は、マニュアル操作によって切換スイッチ28およ
び42を切り換えなければならない。
即ち、従来の音声多重信号復調回路を備えたステレオ
テレビジョン受像機では、SPA信号が途絶しているとき
でも切換スイッチをSPA信号側に投入することができる
ので、SPA信号がなくなったときには、音声が全く再生
されない状態が発生し得る。このような場合、ユーザが
音声の途絶に気付いて切換スイッチをマニュアル操作す
るまでの間は全く音声が発生されない。このような受像
機の機能は、視聴者に唐突な異変が生じた印象を抱かせ
ると共に、スイッチのマニュアル操作はユーザにとって
は面倒でもある。
そこで、本発明は、SAP信号などの第2副チャネル信
号が途絶している状態では、切換スイッチが第2副チャ
ネル側には投入されないように構成された新規な音声多
重信号切換回路を提供することをその目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明に従うと、主チャネル信号と、ステレオ放送時
に該主チャネルと相補的な第1副音声信号を搬送する第
1副チャネル信号と、該第1主チャネル信号とは内容の
異なる第2副音声信号を搬送する第2副チャネル信号と
を含む音声多重信号から抽出された該第1副チャネル信
号および該第2副チャネル信号を入力され、該第1副チ
ャネル信号および該第2チャネル信号のいずれか一方を
選択的に出力する音声多重信号切替回路において、外部
から入力された制御信号のレベルに応答して該第1副チ
ャネル信号または第2副チャネル信号を選択的に出力す
る切換手段と、該第2副チャネル信号の入力の有無を検
出する検出手段と、該検出手段の出力を受け、該第2副
チャネル信号が途絶しているときに、該制御信号のレベ
ルにかかわらず該第1副チャネル信号を出力し得る状態
に該切換手段を移行させる手段とを備えることを特徴と
すると音声多重信号切換回路が提供される。
作用 本発明に係る音声多重信号切換回路は、常時放送され
ているわけではない第2副チャネル信号が途絶している
ときには、切換スイッチが必ず第1チャネル側に投入さ
れるように構成されている点にその主要な特徴がある。
即ち、従来の音声多重信号切換回路では、第2副チャ
ネル信号が途絶している期間でも切換回路を第2チャネ
ル側に投入することができた。このため、第2副チャネ
ル信号がなくなった状態では受像機から音声信号が全く
再生されなくなる場合があった。また、このような場合
に主音声および第1副チャネルを再生するためには、ユ
ーザがマニュアルで切換スイッチを操作する必要があっ
た。
これに対して、本件発明に係る切換回路は、具体的に
後述するように、第2副チャネル信号が途絶していると
きには、切換スイッチを第1チャネル側に強制的に投入
するように構成されている。
従って、第2副チャネル信号が受信されていないと
き、または、受信されなくなったときにはマニュアルス
イッチによる第2副チャネル信号の選択を無効にする。
また、マニュアルスイッチにより第2副チャネル信号を
選択しようとしても、第1副チャネル信号が処理回路に
入力される。即ち、本発明に係る回路を使用するなら
ば、第2副チャネル信号の途絶により、受像機から音声
が全く再生されなくなるという事態が生じることはな
く、また、その動作はマニュアル操作なしに自動的に行
われる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する
が、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎず、本発明の
技術的範囲を何ら限定するものではない。
実施例 第1図は、本発明に従う音声多重信号切換回路を含む
音声多重信号復調回路の具体的な構成例を示す図であ
る。尚、同図において、第2図に示した従来例と同じ構
成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
第1図と第2図との比較からわかるように、本発明に
従う音声多重信号切換回路を備えた復調回路は、ステレ
オ/SAP切換スイッチ28および42の代わりに、後述するよ
うに自動的に動作する切換スイッチ50を備えており、更
に、切換スイッチ50にマニュアルスイッチ52が装備され
ている。また、ステレオマルチプレクサ20に代って、自
動切換ステレオマルチプレクサ54を備えている。
ここで、切換スイッチ50は、ローパスフィルタ26およ
び38の出力を受けると共に、fHパイロット検出器16およ
び5fHキャリア判別器32からの受信状態信号を受けてお
り、この受信状態信号によって、マニュアルスイッチ52
に従って出力を切換えるかあるいは自動切換を行なうか
を決定する。
即ち、受信状態信号がSAP信号を受信中であることを
示しているときは、ローパスフィルタ26および38の出力
のうち、マニュアルスイッチ52によって選択された一方
をdbxNRデコーダ40に出力する。一方、受信状態信号がS
AP信号を受信していないことを示しているときは、マニ
ュアルスイッチ52による選択を無効にして、常にローパ
スフィルタ26の出力をdbxNRデコーダ40に出力する。
更に、自動切換スイッチ回路50は自動切換ステレオマ
ルチプレクサ54を制御しており、ステレオ信号が選択さ
れたときには通常のステレオ復調を実施し、SAP信号が
選択されたときにはそれに応じた処理を実施する。更
に、自動切換ステレオマルチプレクサ54は、自動切換ス
イッチ回路50を介してfHパイロット検出器16の出力を受
けており、ステレオ信号が選択されているときに放送が
モノラル放送になった場合は、ローパスフィルタ14から
のL+R信号を両チャネル出力に出力するように動作す
る。
このように、第1図に示す音声多重信号復調回路で
は、SPA信号の有無に応じて、マニュアルスイッチと協
働して自動的に切換える機能を有している。この機能
は、下記のように整理することができる。
(1)SAP信号およびステレオ信号が共に送信されてい
る場合;マニュアルスイッチ52の投入状態に従って受信
信号を切換える。
(2)SAP信号のみ送信され、ステレオ信号がなくモノ
ラル信号の場合;マニュアルスイッチ52の投入状態に従
って受信信号を切換えることができる。
(3)ステレオ信号のみ送信され、SAP信号がない場
合;マニュアルスイッチ52の状態に関係なく、L−R信
号がローパスフィルタ26からdbxNRデコーダ40に出力さ
れる状態に、切換スイッチ50が自動的に切換わる。
第3図は、第1図に示した音声多重信号復調回路で使
用することができるL−R復調器18および自動切換スイ
ッチ回路50の具体的な構成例を示す図である。
L−R復調器18は、ローパスフィルタ10の出力にベー
スが接続されたトランジスタQ1と、バイアス電圧にベー
スが接続されたトランジスタQ2とを有し、トランジスタ
Q1およびのエミッタはそれぞれ抵抗を介して定電流源
に共通接続されている。トランジスタQ1のコレクタは、
トランジスタQ3およびQ4の共通接続されたエミッタに接
続され、トランジスタQ2のコレクタはトランジスタQ5
よびQ6の共通接続されたエミッタに接続されている。
トランジスタQ3、Q4、Q5およびQ6の内のトランジスタ
Q3とQ6とはベースが共通接続されて、fHパイロット検出
器16からの周波数2fHの非反転パルスが印加されてい
る。一方、トランジスタとQ4とQ5とはベースが共通接続
され、周波数2fHの反転パルスが印加される。また、ト
ランジスタとQ3とQ5のコレクタは共通接続されて電源電
圧Vccに接続されている。更に、トランジスタとQ4とQ6
のコレクタは共通接続され、ダーリントン回路形式に接
続されたQ7およびQ8からなるアクティブ負荷と抵抗とを
介して電源電圧Vccに接続されている。
以上のように構成されたL−R復調器18は、二重平衡
型差動増幅器を構成しておりトランジスタQ7およびQ8
らなるダーリントン回路に、トランジスタQ9およびQ10
からなるもう1つのダーリントン回路が接続されて電流
ミラー回路が形成されている。
他方、5fHバンドパスフィルタ12のからSAP変調信号を
受けるSAP信号復調器30は、例えばFM検出器で構成さ
れ、その出力がトランジスタQ11のベースに接続されて
いる。トランジスタQ11のエミッタは、抵抗を介して接
地され、コレクタはダーリントン回路形式に接続された
トランジスタQ12およびQ13からなるアクティブ負荷と抵
抗とを介して電源電圧Vccに接続されている。そして、
そのトランジスタQ12およびQ13からなるアクティブ負荷
をなすダーリントン回路に、トランジスタQ14およびQ15
からなるもう1つのダーリントン回路が接続されて、電
流ミラー回路が形成されている。
2つの電流ミラー回路のトランジスタQ10およびQ15
エミッタは共通接続され、抵抗を介して接地されている
と共に出力トランジスタQ0のベースに接続されている。
出力トランジスタQ0のコレクタは抵抗を介して電源電圧
Vccに接続され、エミッタは定電流源に接続されてエミ
ッタフォロワを形成する共に出力端子Hに接続されてい
る。
更に、2つの電流ミラー回路のトランジスタQ9、Q10
およびQ14、Q15のコレクタは、図示のような平衡差動回
路型スイッチ回路56に接続されている。平衡差動回路型
スイッチ回路56は、トランジスタQ16、Q17、Q18、Q19
有しており、トランジスタQ16のコレクタがトランジス
タQ9、Q10のコレクタすなわちA点に接続され、トラン
ジスタQ18のコレクタがトランジスタQ14、Q15のコレク
タ即ちB点に接続されている。
トランジスタQ16とQ19は、ベースが共通接続されて、
後述するSAP切換入力Dを構成しており、一方、トラン
ジスタQ17とQ18は、ベースが共通接続されて、バイアス
電源に接続されている。更に、トランジスタQ16とQ17
エミッタが共通接続されて定電流源に接続され、トラン
ジスタQ18とQ19のエミッタが共通接続されて定電流源に
接続されている。また、トランジスタQ17とQ19のコレク
タは共通接続されて電源電圧Vccに接続されている。
以上のように構成された回路は以下のように動作す
る。
二重平衡型差動増幅器形式のL−R復調器18は、fH
イロット検出器16からの周波数2fHのパルスにより、ロ
ーパスフィルタ10からの複合音声信号から、2fHを搬送
波とするL−R信号を復調する。復調されたL−R信号
は、トランジスタQ7およびQ8からなるダーリントン回路
形式のアクティブ負荷を流れ、それと同様な電流が電流
ミラー効果によりトランジスタQ9およびQ10からなるダ
ーリントン回路を流れる。従って、抵抗Rに表れるL−
R電圧信号が出力トランジスタQ0のベースに印加され
る。
一方、SAP信号復調器30で復調されたSAP信号は、トラ
ンジスタQ11のベースに印加され、トランジスタQ11を流
れる電流を制御する。従って、トランジスタQ12およびQ
13からなるダーリントン回路形式のアクティブ負荷を電
流が流れ、それと同様な電流が、電流ミラー効果により
トランジスタQ14およびQ15からなるダーリントン回路を
流れる。かくして、抵抗Rに現れるSAP電圧信号が出力
トランジスタQ0のベースに印加される。従って、トラン
ジスタQ0のベース即ちC点で、L−R信号とSAP信号と
の両信号が衝突する形となる。しかし、平衡差動増幅器
型スイッチ回路56によりその衝突が防止され、且つ選択
的にトランジスタQ0に印加される。
即ち、トランジスタQ16および19のベースであるSAP切
換入力Dにバイアス電圧よりも高い電圧を印加した場合
(SAPモード)、トランジスタQ16、Q19がオンし、A点
からトランジスタQ16に電流が流れ、他方、トランジス
タQ17、Q18がオフ状態となる。従って、A点はトランジ
スタQ16を介して接地されるため、L−R信号はC点に
は印加されない。一方、B点は接地されていないので、
SAP信号はC点に印加され、トランジスタQ0のエミッタ
フォロアを介して出力される。
また、SAP切換入力Dをバイアス電圧よりも低い電圧
にした場合(ステレオモード)、トランジスタQ17、Q18
がオンし、B点からトランジスタQ18に電流が流れ、他
方、トランジスタQ16、Q19がオフ状態となる。従って、
B点はトランジスタQ18を介して接地されるため、SAP信
号はC点には印加されないので、L−R信号のみC点に
印加され、トランジスタQ0のエミッタフォロアを介して
出力される。
かくして、L−R信号とSAP信号のいずれか一方が、
端子Hから出力される。
第4図は、第3図のスイッチ回路56の信号切換入力へ
の制御信号を発生する回路と、第1図の自動切換ステレ
オマルチプレクサ54およびその付属回路の回路図であ
る。
5fHキャリア判別器32からの受信状態信号は、トラン
ジスタQ20およびQ21からなる差動回路の一方のトランジ
スタQ20のベースに入力されている。他方のトランジス
タQ21のベースには、固定バイアス電圧が接続され、そ
れらのエミッタは共通接続されて、定電流源を介して接
続されている。また、トランジスタQ20のコレクタは、
電流ミラー回路をなすトランジスタQ22および23の一方
のトランジスタQ22を介して電源電圧Vccに接続され、ト
ランジスタQ21のコレクタは、別の電流ミラー回路をな
すトランジスタQ24および25の一方のトランジスタQ24
介して電源電圧Vccに接続されている。
一方、マニュアルスイッチ52は、電源電圧Vccとステ
レオ/SAP切換端子Jとの間に接続されている。このステ
レオ/SAP切換端子Jは、直列に接続された抵抗R1、R2
R3を介して、例えば5.2Vの第1バイアス電圧に接続され
ている。抵抗R1とR2との接続点に、差動回路を形成して
いるトランジスタQ26およびQ27の一方のトランジスタQ
26のベースが接続されている。トランジスタQ26およびQ
27のエミッタは共通接続されて、トランジスタQ25のコ
レクタに接続され、トランジスタQ26のコレクタは、マ
トリックス回路58のSAP入力に接続されると共に、抵抗R
4を介してバイアス電圧Vbに接続されている。
更に、トランジスタQ27のコレクタは、電流ミラー回
路をなすトランジスタQ29および30の一方のトランジス
タQ29を介してバイアス電圧Vbに接続されている。電流
ミラー回路の他方のトランジスタQ30のコレクタは、ト
ランジスタQ20のコレクタとトランジスタQ22のコレクタ
との接続点に接続されている。また、トランジスタQ27
のベースは、抵抗を介して、例えば4.7Vの第2バイアス
電圧に接続されると共に、トランジスタQ28のエミッタ
に接続されている。トランジスタQ28のコレクタは、電
源電圧Vccに接続され、更に、ベースは、抵抗R2とR3
の接続点に接続されている。
トランジスタQ23のコレクタはステレオ/モノラル切
換回路60に接続されている。また、ステレオ/モノラル
切換回路60にはfHパイロット検出器16の出力が入力され
ている。ステレオ/モノラル切換回路60の出力は、マト
リックス回路58のステレオ入力に接続されると共に、抵
抗R5を介してバイアス電圧Vbに接続されているステレオ
出力と、マトリックス回路58のモノラル入力に接続され
ると共に抵抗R6を介してバイアス電圧Vbに接続されてい
るモノラル出力とを有している。
マトリックス回路58は、第2図におけるローパスフィ
ルタ14およびdbxNRデコーダ40の出力を、それぞれL+
R入力とL−R/SAP入力に受け、L出力とR出力とを有
している。SAP信号が選択された場合、そのL出力とR
出力の両出力からSAPで送信されてきたオーデオ信号が
出力される。また、ステレオが選択された場合、実際に
ステレオ放送がなされているときは、L出力とR出力と
かそれぞれ左オーデオ信号および右オーデオ信号が出力
され、また、モノラル放送のときには、L信号とR出力
の両出力から同じオーデオ信号が出力される。
以上のように構成された回路において、マニュアルス
イッチ52を閉成すると、SAP/ステレオ切換端子Jが電源
電圧Vccとなり(SAPモード)、トランジスタQ26、Q27
ベースには、下記のようなバイアスが電圧印加される。
この時、R1、R2、R3の定数を、VBQ26≪VBQ27となるよ
うに設定する。例えば、R1=R2=5KΩ、R3=10KΩとし
た場合、Vcc=12Vであると、VBQ26=6.9V、VBQ27=7.9V
となる。
この状態で、トランジスタQ27はオフし、Q26がオンす
る。すなわち、トランジスタQ25を流れた電流は、ほと
んどトランジスタQ26に流れ、E点の電位が高くなり、
マトリックス回路のSAP入力の電位がハイレベルとな
る、SAPモードが選択されたことを指示する。
ここで、トランジスタQ25を流れる電流は、トランジ
スタQ24を介して、トランジスタQ20およびQ21からある
差動回路によって制御される。今、5fHキャリア判別器3
2からの受信状態信号がローレベルとすると(SAP信号受
信時)、トランジスタQ20はオフし、Q21はオンとなる。
従って、この時、トランジスタQ25は、トランジスタ
Q26、Q27に電流を供給できる状態となる。
一方、SAP信号が長くなり、5fHキャリア判別器32から
の受信状態信号が、トランジスタQ21のベースバイアス
より充分高いハイレベルとなると、トランジスタQ20
オンし、トランジスタQ21はオフとなる。従って、ステ
レオ/SAP切換用マニュアルスイッチ52の状態に関係な
く、トランジスタQ26には電流が流れない状態となる。
また、トランジスタQ20がオン状態であるので、トラン
ジスタQ22がオンし、トランジスタQ23はステレオ/モノ
ラル切換回路に電流を供給できるようになる。かくし
て、マニュアルステレオ52によりモードとしてSAPモー
ドを選択しても、ステレオあるいはモノラルモードとな
る。
また、ステレオモードの時は、F点の電位が上昇し、
モノラルモードの時はG点の電位が上昇する。このE、
F、Gの電位により、マトリックス回路58は動作モード
を切換える。
マニュアルスイッチ52を開放して、SAP/ステレオ切換
端子Jをフロート状態にすると、トランジスタQ26のベ
ース電位は約5.2Vとなり、また、トランジスタQ27のベ
ース電位は約4.7Vとなる。従って、トランジスタQ27
オンしQ26はオフする。このときトランジスタQ25がオン
状態にあれば(SAP信号受信時)、トランジスタQ29に電
流が流れ、結果として、トランジスタQ23に電流が流れ
てステレオモードとなる。一方、トランジスタQ25がオ
フのとき(SAP信号が受信されていないとき)は、トラ
ンジスタQ29に電流が流れないが、トランジスタQ20に電
流が流れるのでトランジスタQ23に同様に電流が流れ
る。
かくして、第3図に示したスイッチ回路56のSAP切換
入力Dに、第4図に示した自動切換スイッチマルチプレ
クサのE点を接続し、また、第3図のH点と第4図のL
−R/SAP入力とをdbxNRデコーダ40を介して接続すると、
一連のSAP、ステレオの切換動作が実現される。
従って、第4図において点線62の枠の中にあるトラン
ジスタQ20、Q21、Q24、Q25、Q26、Q27、Q28と、それら
に付属する受動回路素子と電源が、第3図のスイッチ回
路56の信号切換入力Dへの制御信号を発生する回路を構
成している。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に従う音声多
重信号切換回路を使用することにより、SAP信号の途絶
に起因する受信側での音声の途絶等が自動的に回避され
る。従って、ユーザに負担をかけることなくdbxNRデコ
ーダを有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る切換回路を含む音声多重信号復
調回路の基本的な構成を示す図であり、 第2図は、従来技術による切換回路を含む音声多重信号
復調回路のブロック図であり、 第3図は、第1図に示した音声多重信号復調回路で使用
されているL−R復調器とL−R信号/SAP信号切換スイ
ッチ回路との具体的な構成例を示す回路図であり、 第4図は、第1図に示した音声多重信号復調回路におい
て使用されている自動切換ステレオマルチプレクサと、
第3図に示したスイッチ回路の信号切換入力への制御信
号を発生する回路との具体的な構成例を示す回路図であ
る。 〔主な参照番号〕 10……50KHzローパスフィルタ 12……5fHバンドバスフィルタ 14、26、38……15KHzローパスフィルタ 16……fHパイロット検出器、 18……L−R信号復調器、 20……ステレオマルチプレクサ 28、42……ステレオ/SAP切換スイッチ 30……SAP信号復調器、 32……5fHキャリア判別器、 40……dbx方式ノイズリダクションデコーダ、 50……L−R信号/SAP信号切換スイッチ、 52……マニュアルスイッチ、 54……自動切換ステレオマルチプレクサ、 56……スイッチ回路、 58……マトリックス回路、 60……ステレオ/モノラル切換回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主チャネル信号と、ステレオ放送時に該主
    チャネル信号と相補的な第1副音声信号を搬送する第1
    副チャネル信号と、該第1主チャネル信号とは内容の異
    なる第2副音声信号を搬送する第2副チャネル信号とを
    含む音声多重信号から抽出された該第1副チャネル信号
    および該第2副チャネル信号を入力され、該第1副チャ
    ネル信号および該第2副チャネル信号のいずれか一方を
    dbxデコード手段を介して選択的に出力する音声多重信
    号切替回路において、 外部から入力された制御信号のレベルに応答して該第1
    副チャネル信号または第2副チャネル信号を選択的に出
    力する切替手段と、該第1副チャネル信号の入力の有無
    を検出する第1検出手段と、該第2副チャネル信号の入
    力の有無を検出する第2検出手段と、該第2検出手段の
    出力を受けて該第2副チャネル信号が途絶しているとき
    に、該制御信号のレベルにかかわらず該第1副チャネル
    信号を出力し得る状態に該切替手段を移行させる手段と
    を備え、 更に、該切換手段は、該第1検出手段が該第1副チャネ
    ル信号の途絶を検出した場合に該第1主チャネル信号の
    みを出力するように構成されていることを特徴とする音
    声多重信号切替回路。
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