JP2540589Y2 - 園芸鋏 - Google Patents

園芸鋏

Info

Publication number
JP2540589Y2
JP2540589Y2 JP1000693U JP1000693U JP2540589Y2 JP 2540589 Y2 JP2540589 Y2 JP 2540589Y2 JP 1000693 U JP1000693 U JP 1000693U JP 1000693 U JP1000693 U JP 1000693U JP 2540589 Y2 JP2540589 Y2 JP 2540589Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
handle
scissors
sector gear
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1000693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0657136U (ja
Inventor
一郎 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARS Corp
Original Assignee
ARS Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARS Corp filed Critical ARS Corp
Priority to JP1000693U priority Critical patent/JP2540589Y2/ja
Priority to KR2019930023020U priority patent/KR960004020Y1/ko
Publication of JPH0657136U publication Critical patent/JPH0657136U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2540589Y2 publication Critical patent/JP2540589Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対の刃部と柄部を有
する鋏構成部材を、主として、果樹やバラ等の剪定をし
たり、刈り込んだりする園芸鋏に関するもので、特に太
い枝や堅い樹木を切り落とすのに適した園芸鋏に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、剪定鋏、刈り込み鋏等の園芸鋏
は、周知のごとく、互いに刃部と柄部とが一体的に連接
された一対の鋏構成部材が互いに開閉し得るよう回動自
在に枢着された構造となっている。ところで、この種の
園芸鋏は、枢着部を中心とする刃部と柄部との寸法比に
より、刃先間の開き寸法と切断に必要な力が逆比例にな
ってしまう。つまり、刃先間を大きく開こうとすると、
柄部に対する刃部寸法を大きくなるよう設定する必要が
あり、必然的に切断するのに大きな力を必要とする。反
面、軽い力で切断しょうとすると柄部に対する刃部寸法
が小さくなるため、刃先間が大きく開かなくなる。
【0003】かかる実情に鑑み、一対の鋏構成部材のう
ちの一方を、それぞれ回動自在に枢着可能な刃部と柄部
に分離形成し、これら刃部及び柄部の端縁に刻設され、
支軸から刃先までの距離が一定なごとく形成された扇形
歯車等の噛合歯を噛み合わせて前記分離形成した各刃部
と柄部を連結することにより、使用目的に応じた刃先間
の開きや手指にかかる力を任意に設定した園芸鋏が提供
されている。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】しかしながら、このよ
うに支軸から刃先までの距離が一定なごとく分離形成さ
れた刃部及び柄部を、単に設けただけでは、被切断物に
対する刃部の食い込み量が比較的少ない切断初めには、
切断抵抗も少ないので、問題が生じないが、刃部が次第
に被切断物に深く食い込んでくると、切断抵抗もそれに
つれて増大するので、十分な切断機能を発揮することが
できない問題が生じる。そして、この現象は被切断物た
る樹木の枝等が太くて、堅い材質の場合には一層顕著に
現われる。本考案は、かかる課題を解消し、刃部の食い
込みが深くなるにつれて、ますます増強された切断機能
をもつ園芸鋏を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る園芸鋏は、
刃部1と柄部2とを一体的に連設した第一鋏構成部材3
と、該第一鋏構成部材3に互いに分離形成された刃部4
及び柄部5をそれぞれ支軸6,7にて回動自在に枢着し
た第二鋏構成部材8とを備える園芸鋏であって、前記第
二鋏構成部材8の刃部4後端及び柄部5先端にそれぞれ
互いに噛合する一対の刃部側扇形歯車9,柄部側扇形歯
車10を刻設し、支軸6,7から前記各扇形歯車9,1
0の噛合する歯先までの距離A,Bの比率A/Bを開放
状態から閉成状態になるまで次第に大きくなるように構
成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】しかして、本考案に係る園芸鋏の使用に際し
て、まず一対の刃部1,4を図5に示すごとく大きく開
放させるのであるが、この状態においては、刃部側扇形
歯車9がその支軸6から刃部側扇形歯車9の噛合する刃
先までの距離Aが最も短い距離Aの姿勢をとってお
り、また柄部側扇形歯車10のその支軸7から噛合する
刃先までの距離Bが最も長い距離Bの姿勢にそれぞれ
保たれている。そして、この状態で刃部1,4の間に被
切断物17たる樹木の枝等を装入し、一対の刃部1,4
をそれぞれ柄部2,5によって閉成することにより、前
記装入された樹木の枝等の切断を行なうのである。
【0007】次に一対の刃部1,4が、次第に閉成され
るにしたがって、被切断物17に深く食い込み、切断機
能が促進されるのであるが、刃部1,4が被切断物に深
く食い込むにつれて、切断抵抗が増し切断機能も低下せ
んとするが、次第に図4に示すごとく、刃部側扇形歯車
9のその支軸6から噛合する刃先までの距離AがA
り長い距離Aに、そして、柄部側扇形歯車10のその
支軸7から噛合する刃先までの距離BがBがより短い
距離Bになるまで、それぞれ変化するので、これらA
/Bの距離の比率の増加分に見合って次第に増強された
切断力が得られるのである。
【0008】
【考案の効果】本考案に係る園芸鋏は、以上の構成及び
作用を有するから、刃部が被切断物に深く食い込むにつ
れて、ますます増強した切断機能を発揮させることが可
能となり、その結果比較的太くて材質の堅い樹木の枝等
でも著しい疲労や手指の痛みを伴うことなく容易かつ迅
速な切断作業が可能になり、作業効率の著しい向上を図
ることができるのである。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図4は、本考案に係る園芸鋏の一
実施例を示すもので、図1は刃が閉じた状態を示す正面
図、図2は図1の左側面図、図3は図1の右側面図、図
4は図2の矢印IV−IVに沿う一部切断した正面図、
図5は被切断物の切断開始時における図4相当の正面図
である。
【00010】1は受刃となる刃部で、該刃部1に一体
的に柄部2を連設して第一鋏構成部材3を構成してい
る。一方、前記第一鋏構成部材3には、支軸6,7が軸
止されており、これら支軸6,7にて刃部側扇形歯車
9,柄部側扇形歯車10からなる第二鋏構成部材8を軸
支すると共に、蓋体15を被着して炭素工具鋼あるいは
高速度鋼でなる一対の第一鋏構成部材3及び第二鋏構成
部材8をもった園芸鋏が形成されるのである。更に詳述
すれば、第二鋏構成部材8は互いに分離形成された切刃
となる刃部4,柄部5を前記支軸6,7にそれぞれ回動
自在に枢着して形成されており、刃部4の後端及び柄部
5先端には、それぞれ互いに噛合寸る一対の刃部側扇形
歯車9,柄部側扇形歯車10が刻設される。
【0011】前記刃部1には、ボルト、ナット等の緊締
具11,11によってストッパー12が止着されてお
り、ストッパー12には図5に示すごとく、刃部5が最
大限に開放された状態において、丁度、柄部側扇形歯車
10に接当してこれを開放状態に維持せしめる開放姿勢
維持用当接部位13と、図4に示すごとく、柄部5が閉
成した状態において、丁度、柄部側扇形歯車10に接当
してこれを閉成状態に維持せしめる閉成姿勢維持用当接
部位14とを備えている。
【0012】また、前記刃部側扇形歯車9は、支軸6か
ら柄部側扇形歯車10との噛合する歯先までの距離Aが
一対の第一鋏構成部材3,第二鋏構成部材8が閉成され
ていくにつれて次第に大きくなるように設定されている
と共に他方の柄部側扇形歯車10は支軸7から刃部側扇
形歯車9との噛合する歯先までの距離Bが次第に小さく
なるようになっており、換言すれば、比率A/Bを開放
状態から閉成状態になるまで次第に大きくなるようにそ
れぞれの歯先形状が設定されているのである。
【0013】即ち、被切断物17たる樹木の枝等を装入
すべく、刃部1,4を図5に示すごとく、大きく開放し
た状態においては、柄部5が開放姿勢維持用当接部位1
3に当接して刃部側扇形歯車9の支軸6から柄部側扇形
歯車10との噛合する歯先までの距離Aが最短距離A
に保たれると共に柄部側扇形歯車10の支軸7から刃部
側扇形歯車9との噛合する歯先までの距離Bが最長距離
に保たれるのである。そして、一対の刃部1,4が
被切断物17に深く食い込むにつれて次第に閉成されて
いき、やがて、図4に示すごとく被切断物の切断が終了
する柄部5が閉成姿勢維持用当接部位14に当接した状
態においては、刃部側扇形歯車9の支軸6から柄部側扇
形歯車10との噛合する歯先までの距離Aが最長距離A
に保たれると共に柄部側扇形歯車10の支軸7から刃
部側扇形歯車9との噛合する歯先までの距離Bが最短距
離Bに保たれるのである。なお、16は、園芸鋏全体
をほぼ一定の厚さに保つべく設けられる段部である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る園芸鋏の一実施例を示す正面図
で、刃が閉じた状態を示すものある。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図2の矢印IV−IVに沿う一部切断した正面
図である。
【図5】被切断物の切断開始時における図4相当の正面
図である。
【符号の説明】
1 刃部(第一鋏構成部材3の) 2 柄部(第一
鋏構成部材3の) 3 第一鋏構成部材 4 刃部(第二
鋏構成部材8の) 5 柄部(第二鋏構成部材8の) 6,7 支軸 8 第二鋏構成部材 9 刃部側扇形
歯車 10 柄部側扇形歯車 10 緊締具 12 ストッパー 13 開放姿勢
維持用当接部位 14 閉成姿勢維持用当接部位 15 蓋体 16 段部 17 被切断物 A 刃部側扇形歯車9の支軸6から柄部側扇形歯車1
0との噛合する歯先までの距離 A Aの最短距離 A Aの最長距離 B 柄部側扇形歯車10の支軸7から刃部側扇形歯車
9との噛合する歯先までの距離 B Aの最長距離 B Aの最短距離

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃部1と柄部2とを一体的に連設した第
    一鋏構成部材3と、該第一鋏構成部材3に互いに分離形
    成された刃部4及び柄部5をそれぞれ支軸6,7にて回
    動自在に枢着した第二鋏構成部材8とを備える園芸鋏で
    あって、前記第二鋏構成部材8の刃部4後端及び柄部5
    先端にそれぞれ互いに噛合する一対の刃部側扇形歯車
    9,柄部側扇形歯車10を刻設し、支軸6,7から前記
    各扇形歯車9,10の噛合する歯先までの距離A,Bの
    比率A/Bを開放状態から閉成状態になるまで次第に大
    きくなるように構成したことを特徴とする園芸鋏。
JP1000693U 1993-01-27 1993-01-27 園芸鋏 Expired - Fee Related JP2540589Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1000693U JP2540589Y2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 園芸鋏
KR2019930023020U KR960004020Y1 (ko) 1993-01-27 1993-11-03 원예용가위

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1000693U JP2540589Y2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 園芸鋏

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657136U JPH0657136U (ja) 1994-08-09
JP2540589Y2 true JP2540589Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=11738326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1000693U Expired - Fee Related JP2540589Y2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 園芸鋏

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2540589Y2 (ja)
KR (1) KR960004020Y1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3034285B1 (fr) * 2015-04-01 2017-03-17 Pellenc Sa Dispositif de maintien d'une lame de coupe pivotante

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0657136U (ja) 1994-08-09
KR960004020Y1 (ko) 1996-05-17
KR940018716U (ko) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5529130A (en) Root cutter
JPH11207702A (ja) 剪定鋸
CN205830468U (zh) 可切断植被根茎的多功能剪
USD429987S (en) Multi-purpose tool
JP2540589Y2 (ja) 園芸鋏
US5544416A (en) Shears
GB2344783A (en) Gardening shears
CN217241573U (zh) 一种修剪方便的手动修枝剪
JP2729721B2 (ja) 剪定鋏
CN2489933Y (zh) 剪刀
JP2727155B2 (ja) 切断器
JP3067477U (ja) 剪定鋏
USD576010S1 (en) Rotatable tool handle
JP3074834U (ja) 刈込鋏
CN217722114U (zh) 一种嫁接剪
CN200969776Y (zh) 省力园艺握剪
JP2571612Y2 (ja) 植木鋏
GB2449644A (en) Combined pivoted cutting tool and shovel
CN2265669Y (zh) 园艺用剪的砧板改进结构
JPS6219158Y2 (ja)
JP3086652U (ja) 収穫用ハサミ
JPS606200Y2 (ja) 植木用はさみ
JP3110669U (ja) 刈込鋏
JPS5836263Y2 (ja) 接ぎ木用なた
CN2202617Y (zh) 剪夹

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees