JP3086652U - 収穫用ハサミ - Google Patents

収穫用ハサミ

Info

Publication number
JP3086652U
JP3086652U JP2001008087U JP2001008087U JP3086652U JP 3086652 U JP3086652 U JP 3086652U JP 2001008087 U JP2001008087 U JP 2001008087U JP 2001008087 U JP2001008087 U JP 2001008087U JP 3086652 U JP3086652 U JP 3086652U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
stationary blade
harvesting
moving blade
scissors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001008087U
Other languages
English (en)
Inventor
和弘 猪飼
Original Assignee
和弘 猪飼
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和弘 猪飼 filed Critical 和弘 猪飼
Priority to JP2001008087U priority Critical patent/JP3086652U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3086652U publication Critical patent/JP3086652U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜や果実などの収穫を容易に行える収穫用
ハサミをを提供する。 【解決手段】 収穫用ハサミ1は、回動支点2で交差す
る動刃3と静止刃4が、これらの刃身の回動支点2より
切っ先3a,4a寄りの部位(折曲部5)において、そ
の厚み方向に約30°折曲し、動刃3と静止刃4の切っ
先3a,4aに、これらの切れ口3b,4b側へ突出す
る一対の円縁6を各々形成したものである。被切物を動
刃3と静止刃4の切れ口3b,4bの間に軽く銜える
と、動刃3と静止刃4の刃身が少々振れたりしても、被
切物は、切れ口3b,4bの刃線と円縁6との入り隅に
引っ掛かっり、切っ先3a,4a付近に位置決めされ
る。この状態で、動刃3と静止刃4を閉じさえすれば、
被切物を確実に切断できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ほうれん草、小松菜、中国野菜などの葉菜類や、トマト、茄子、ピ ーマンなどの果菜類又は果物などの収穫、特に、春菊の収穫に便利に使用できる 収穫用ハサミに関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、野菜や果物の収穫作業を行うには、これらの茎や枝をハサミで切断する 等して行っていた。このような収穫作業は、野菜や果物の近傍でその茎や枝を切 断するものであり、茎や枝の切断面を平らな形状とするために、茎や枝とハサミ の刃身とを略直角に交差させた状態でハサミを使用した。このため、茎や枝の向 きに応じて手首を返しつつハサミの動刃と静止刃を開閉しなければならず、作業 に熟練を要した。
【0003】 また、このように手首を返しつつ作業を行おうとすると、刃身が振れ易く、動 刃又は静止刃の切れ口を、切断しようとする茎や枝の表面に上手く押し当てるこ とが難しかった。更には、振れたハサミの切っ先が野菜や果物に接触して、これ らを傷つけてしまうという問題が起こった。
【0004】 特に、春菊の収穫を行う場合には、地面の際に延びる側芽を4芽のみ残して春 菊の芯を切断するのであるが、地面の際における作業であるため、腰を曲げて屈 む等の姿勢を強いられながら上述の作業を行うため、作業が一層難しかった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、野菜や果実などの収穫を容易に行える収穫用ハサミ を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る収穫用ハサミは、動刃と静止刃とが、これらの刃身の厚み方向に 折曲している収穫用ハサミ。
【0007】 更に、本考案に係る収穫用ハサミは、回動支点で交差する動刃と静止刃が、こ れらの刃身の回動支点より切っ先寄りの部位で、その厚み方向に折曲しているも のである。
【0008】 更に、本考案に係る収穫用ハサミは、動刃と静止刃の切っ先に、これらの切れ 口側へ突出する円縁を形成したものである。
【0009】 更に、本考案に係る収穫用ハサミは、動刃と静止刃とが、これらの刃身の厚み 方向に折曲し、動刃と静止刃の切っ先に、これらの切れ口側へ突出する円縁を形 成したものである。
【0010】 更に、本考案に係る収穫用ハサミは、回動支点で交差する動刃と静止刃が、こ れらの刃身の回動支点より切っ先寄りの部位で、その厚み方向に折曲し、動刃と 静止刃の切っ先に、これらの切れ口側へ突出する円縁を形成したものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1、図2に示すように、本考案の一実施の形態に係る収穫用ハサミ1は、回 動支点2で交差する動刃3と静止刃4が、これらの刃身の回動支点2より切っ先 3a,4a寄りの部位(折曲部5)において、その厚み方向に約30°折曲し、 更に、動刃3と静止刃4の切っ先3a,4aに、これらの切れ口3b,4b側へ 突出する一対の円縁6を各々形成したものである。
【0012】 動刃3と静止刃4は、回動支点2を支点として相対的に回転自在に接続され、 これらの切れ口3b,4bが開閉動する。回動支点2は、自明の機構であるため 詳しい図示を省略するが、動刃3と静止刃4の互いに対応する位置に軸穴を形成 し、この軸穴に挿通したリベット又はネジ軸などからなるピボットピンの軸先に 、抜け止めのワッシャ又はナットなどを固着して構成されている。
【0013】 動刃3と静止刃4の形状として、それぞれの刃線が直線的なものを図示してい るが、湾曲、反り返り、波形又は鋸歯状の歯線を有するものでもよい。要は、図 2に示すように、折曲部5において折曲された動刃3と静止刃4とがハサミとし て機能すればよく、そのためには、動刃3と静止刃4とを閉じつつある過程で、 それぞれの切れ口3b,4bが互いに交差する一点で密接すればよい。
【0014】 動刃3と静止刃4の材質は、セラミック、アルミニウム、鋼又はステンレス鋼 であれば好ましい。動刃3と静止刃4の実用的な寸法として、例えば、把手柄8 から切っ先3a,4aまでの長さが約7.8cm、回動支点2から切っ先3a, 4aまでの長さが約5.0cmであることが好ましい。収穫用ハサミ1の全長は 、把手柄8の長さを約9.2cmに設定した場合、約17.0cmであることが 好ましい。把手柄8の厚みは約1.0cmであることが好ましい。
【0015】 動刃3と静止刃4の後端に、それぞれ回動支点2を跨いで連なる軸部7には、 把手柄8が各々設けられている。各把手柄8は、収穫用ハサミ1を使用する者が 指を通すための指通環8aと、動刃3と静止刃4の背3c,4c側に突出した突 起8bとを有し、これらを軸部7をインサート物とした熱可塑性樹脂の射出成形 により一体形成したものである。
【0016】 各把手柄8の突起8bは、図3に示すように、動刃3と静止刃4を閉じて切っ 先3a,4aが重なり合った状態で、互いに突き当たるストッパーとしての役割 を果たす。動刃3と静止刃4に設けた各把手柄8を同形状としているので、収穫 用ハサミ1を使用する者が右利きであるか又は左利きであるかを問わない。
【0017】 以上のように、動刃3と静止刃4とを、これらの刃身の厚み方向に折曲してい るので、例えば春菊の収穫を行う場合でも、動刃3と静止刃4との刃身を地面に 平行にさえすれば、動刃3と静止刃4とを折曲した分、収穫用ハサミ1の把手柄 は地面に対して起立することになる。このため、地面の際にある春菊の芯を切断 するのに、極端に腰を折り曲げた姿勢をとる必要がなく、春菊の収穫作業を容易 に行える。
【0018】 更に、動刃3と静止刃4とを、回動支点2より切っ先3a,4a寄りの部位( 折曲部5)で折曲しているので、動刃3と静止刃4の刃身全体が把手柄8に対し て傾斜しているのではなく、周知の汎用ハサミと同様に、回転支軸2の軸芯に対 して動刃3と静止刃4とが開閉動する方向が直角である。このため、収穫用ハサ ミ1を使用するに際して、動刃3と静止刃4の軌道が一目瞭然に判り、手際の良 い作業が行える。
【0019】 更に、動刃3と静止刃4の切っ先3a,4aに、これらの切れ口3b,4b側 へ突出する円縁6を形成したので、図4に示すように、茎、蔓、芯又は枝などの 被切物wを動刃3と静止刃4の切れ口3b,4bの間に軽く銜えると、動刃3と 静止刃4の刃身が少々振れたりしても、被切物wは、切れ口3b,4bの刃線と 円縁6との入り隅に引っ掛かっり、切っ先3a,4a付近に位置決めされること になる。この状態で、図3に示すように、動刃3と静止刃4を閉じさえすれば、 被切物wを簡単に切断できる。
【0020】 また、被切物wを動刃3と静止刃4の切れ口3b,4bの間に銜えたときに、 被切物wの表面が硬かったり滑り易かったりすると、動刃3と静止刃4を閉じる 過程で、それぞれの切れ口3b,4bの間が狭まるにつれて、被切物wが切っ先 3a,4aの方へ逃げる場合がある。このようにして切っ先3a,4a付近まで 至った被切物wは、上述同様に、切れ口3b,4bの刃線と円縁6との入り隅で 位置決めされる。この状態で、図3に示すように、動刃3と静止刃4を閉じさえ すれば、被切物wを、動刃3と静止刃4の先方へ離脱させることなく、確実に切 断できる。
【0021】 しかも、動刃3と静止刃4のそれぞれに円縁6を形成したことにより、野菜や 果実の収穫作業を行うに際して、これらを、動刃3と静止刃4の切っ先3a,4 aで突く等して傷つけることがない。
【0022】 尚、図5(a)に示すように、円縁6を、動刃3と静止刃4のそれぞれの切れ 口3a,4a側と背3c,4c側との両側に突出してもよい。或いは、図5(b )に示すように、円縁6の外形を出隅の丸い略方形としてもよい。また、動刃3 と静止刃4に各々形成する各円縁6の形状が同一である必要はない。
【0023】 この他、収穫用ハサミ1を盆栽の剪定などに使用することもできる。また、収 穫用ハサミ1は、本考案の要旨に基づき当業者が適宜に変更及び改良を加えて実 施するものである。従って、以上に明示した寸法値、形状及び材質などは、収穫 用ハサミ1の形態をこれに限定するものと解してはならない。
【0024】
【考案の効果】
本考案の収穫用ハサミによれば、野菜や果物の収穫作業を上述したように簡単 に行える。しかも、野菜や果実の収穫作業を行うに際して、これらを動刃と静止 刃の切っ先で突く等して傷つけることがない。
【0025】 特に、本考案に係る収穫用ハサミの利点は、例えば、春菊の収穫を行う場合の ように、地面の際における作業であっても、動刃と静止刃との刃身を地面に平行 にさえすれば、動刃と静止刃とを折曲した分、収穫用ハサミ全体を地面に対して 起立させられるため、極端に腰を折り曲げた姿勢をとる必要がなく、このような 収穫作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係る収穫用ハサミの開
いた状態の正面図。
【図2】本考案の一実施の形態に係る収穫用ハサミの閉
じた状態の側面図。
【図3】本考案の一実施の形態に係る収穫用ハサミの閉
じた状態の正面図。
【図4】本考案の一実施の形態に係る収穫用ハサミの要
部の使用説明図。
【図5】(a)は本考案の一実施の形態に係る収穫用ハ
サミの要部の一変形例の正面図、(b)はその他の変形
例の正面図。
【符号の説明】
1:収穫用ハサミ 2:回動支軸 3:動刃 3a:切っ先 3b:切れ口 4:静止刃 4a:切っ先 4b:切れ口 5:折曲部 6:円縁

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動刃と静止刃とが、これらの刃身の厚み
    方向に折曲している収穫用ハサミ。
  2. 【請求項2】 回動支点で交差する動刃と静止刃が、こ
    れらの刃身の前記回動支点より切っ先寄りの部位で、そ
    の厚み方向に折曲している収穫用ハサミ。
  3. 【請求項3】 動刃と静止刃の切っ先に、これらの切れ
    口側へ突出する円縁を形成した収穫用ハサミ。
  4. 【請求項4】 動刃と静止刃とが、これらの刃身の厚み
    方向に折曲し、前記動刃と静止刃の切っ先に、これらの
    切れ口側へ突出する円縁を形成した収穫用ハサミ。
  5. 【請求項5】 回動支点で交差する動刃と静止刃が、こ
    れらの刃身の前記回動支点より切っ先寄りの部位で、そ
    の厚み方向に折曲し、前記動刃と静止刃の切っ先に、こ
    れらの切れ口側へ突出する円縁を形成した収穫用ハサ
    ミ。
JP2001008087U 2001-12-12 2001-12-12 収穫用ハサミ Expired - Fee Related JP3086652U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008087U JP3086652U (ja) 2001-12-12 2001-12-12 収穫用ハサミ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008087U JP3086652U (ja) 2001-12-12 2001-12-12 収穫用ハサミ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3086652U true JP3086652U (ja) 2002-06-28

Family

ID=43238034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008087U Expired - Fee Related JP3086652U (ja) 2001-12-12 2001-12-12 収穫用ハサミ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3086652U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200011101A (ko) * 2018-07-24 2020-02-03 유건호 안전절단이 용이한 사과 적과가위
KR20220001609A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 이종웅 휴대용 적과기구

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200011101A (ko) * 2018-07-24 2020-02-03 유건호 안전절단이 용이한 사과 적과가위
KR20220001609A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 이종웅 휴대용 적과기구

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8074361B2 (en) Rose pruning and stripping device
CN107846847B (zh) 兼备树枝悬挂及缓解冲击功能的剪枝剪
US20060260135A1 (en) Gripcut tool
US11399469B2 (en) Original clone cutter
US407571A (en) Knife for cutting corn
US6647627B2 (en) Severing implement with cutting capturing feature
US20210251150A1 (en) Original single blade plant pruner
US20080022533A1 (en) Harvest shear
US20180368333A1 (en) Original Clone Cutter
JP3086652U (ja) 収穫用ハサミ
US2249515A (en) Shear
JP2003126570A (ja) 指装着式切断器
US4394796A (en) Vegetation stem cutting apparatus
JP4465707B2 (ja)
KR20130124712A (ko) 귤 수확용 가위
CN108307800B (zh) 剪切刀具
US20210259157A1 (en) Shearing device providing a pair of pincers for securing the sheared object
US11778952B2 (en) Shearing device providing a pair of pincers for securing the sheared object
KR0156015B1 (ko) 전정가위
CN211378843U (zh) 茶叶种植用茶叶修剪设备
WO1995015078A9 (en) A cutting tool
JP3242508U (ja)
US1716257A (en) Pruning shears
TWM488189U (zh) 兩用式園藝剪結構
US789803A (en) Pruning implement.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees