JP2540522Y2 - 把持式穴掘建柱車 - Google Patents

把持式穴掘建柱車

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JP2540522Y2
JP2540522Y2 JP8007591U JP8007591U JP2540522Y2 JP 2540522 Y2 JP2540522 Y2 JP 2540522Y2 JP 8007591 U JP8007591 U JP 8007591U JP 8007591 U JP8007591 U JP 8007591U JP 2540522 Y2 JP2540522 Y2 JP 2540522Y2
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JP
Japan
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boom
gripping
digging
gripping device
attached
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JP8007591U
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JPH0527190U (ja
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孝 森
恭一 赤木
毅也 鈴木
敏行 平原
斉 棚沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Aichi Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブームに把持装置と穴
掘装置とを備えた把持式穴掘建柱車に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、車体上に起伏・伸縮
等自在なブーム4を有し、このブーム4の先端に、柱状
部材Pを直接把持する把持装置10を備え、さらに、ブ
ーム4の基端側および先端側に対して係脱自在な係止部
材8を介してそのブーム4に取り付けられ、ブーム4の
先端から吊下げられて上記柱状部材Pを建て入れるため
の穴を掘削可能な穴掘装置20を備えてなる把持式穴掘
建柱車1は、主に電柱の新規建設や建替作業に用いら
れ、クレーン車等によって電柱を吊上げながら行う場合
に比べて効率良くそれらの作業を行うことができる。こ
こで、上記把持装置10は、図4のIIに示すようにブ
ーム4の下方に抱えられるようにしてブーム4に対して
格納される。また、穴掘装置は同図Iに示すようにブー
ム4の側方にブーム4とほぼ平行になるように引き上げ
られてブーム4に対して格納される(図1参照)。な
お、従来、上記のような把持装置は、平面視において、
その中心軸がブームの長手中心軸に重なるようにブーム
の先端に取り付けられるのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、把持許
容荷重の増大に伴い把持装置が大型化すると、格納状態
にある把持装置が、ブームの下方においてブーム幅から
はみ出す部分が大きくなり、穴掘装置を吊下げ・格納す
る際に、穴掘装置がその把持装置に干渉するおそれがあ
る。なお、穴掘装置をブームからさらに側方に遠ざけて
取り付けることも考えられるが、係止部材周辺の強度面
等から困難であることが多い。
【0004】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、把持装置の大型化にもかかわらず穴掘装
置をスムーズに吊下げ・格納させることができるように
した把持式穴掘建柱車を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の把持式穴掘建柱車は、ブームの下方に抱
えられるようにブームに対して格納される把持装置を、
ブームの長手中心軸に対して、ブームの側方にそのブー
ムと平行になるように引き上げられてブームに対して格
納される穴掘装置の格納側とは反対側に偏倚させてブー
ムの先端に取り付けて構成している。
【0006】
【作用】このような把持式穴掘建柱車では、把持装置の
大きさ(幅)に応じて、平面視における把持装置の中心
軸をブームの長手中心軸から穴掘装置格納側の反対側に
偏倚させることにより、把持装置における穴掘装置格納
側へのブーム下方からのはみ出し幅を小さくし、穴掘装
置の吊下げ・格納時に、その穴掘装置が把持装置に干渉
しないようにする。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1および図2に示すよう
に、本考案の把持式穴掘建柱車1は、車体2の後部に旋
回自在に取り付けられた旋回台3と、この旋回台3の上
部に、起伏自在に枢着されるとともに伸縮自在に構成さ
れたブーム4と、このブーム4の先端部に、上下に屈伸
自在に取り付けられた屈伸アーム5およびその屈伸アー
ム5の先端に上下に首振自在に枢着された二股支持部材
6を介して取り付けられた把持装置10と、ブーム4
に、ブーム4の基端側または先端側に選択的に係脱自在
な係止部材8およびこの係止部材8の下部側方に上下に
揺動自在に枢着された連結アーム9を介して取り付けら
れたオーガ装置(穴掘装置)20とを備えてなる。
【0008】把持装置10は、電柱等の柱状部材を直接
把持するグリッパ部11と、このグリッパ部11の長手
方向中間部を囲むように取り付けられ、そのグリッパ部
11をその長手中心軸12を中心として回転自在に保持
する一方、上記二股支持部材6の先端に、左右に首振自
在に枢着された回転保持ドラム13とから構成されてい
る。なお、図1および図2は、屈伸アーム5をブーム4
の下側に回り込ませるよう揺動させることにより、把持
装置10が、ブーム4の下方に抱えられるようにしてブ
ーム4に対して格納された状態を示したものである。こ
のように格納された把持装置10は、図4のIに示すよ
うに、屈伸アーム5の作動によってブーム4の前方に繰
り出され、柱状部材Pを把持し、ブーム4等の作動とと
もにその柱状部材Pを持ち上げ、さらに、首振・回転作
動して、安定した状態で柱状部材Pを搬送し、効率良く
柱状部材Pの建て入れ・抜き取り等を行う。
【0009】また、オーガ装置20は、上記柱状部材を
建て入れるための穴を掘削するオーガドリル21と、こ
のオーガドリル21の吊下げ時上端部に取り付けられ、
そのオーガドリル21を回転駆動するとともに、上記連
結アーム9に車体2の前後方向に揺動自在に取り付けら
れたオーガモータ22とから構成されている。なお、図
1および図2は、ブーム4の側方にブーム4とほぼ平行
になるように引き上げられて(ブーム4とオーガドリル
21間に掛け渡されたワイヤ(図示せず)を、オーガド
リル21が自らに巻き付けながら回転することにより引
き上げられる)格納された状態を示したものである。こ
のように格納されたオーガ装置20は、ブーム4をある
程度起立させた状態で連結アーム9を下方に揺動させる
とともに上記ワイヤの巻付きを解きながらオーガドリル
21が回転してブーム4から吊下がり(図3参照)、さ
らに、係止部材8をブーム4の先端側に係止させること
により、図4のIIに示すように、ブーム4の伸長とと
もに目標位置に移動し、上記建て入れ用の穴の掘削を行
う。なお、このとき把持装置10は上述のような格納状
態にある。
【0010】ここで、把持装置10における回転保持ド
ラム13は、図1から分かるように、その径がブーム4
の幅よりも大きく、把持装置10が格納状態にあるとき
は、その回転保持ドラム13がブーム4の下方において
側方にはみ出してしまう。このため、オーガ装置20を
格納状態から吊下げ状態とする際、またはその逆を行う
際に、オーガ装置20を回転保持ドラム13に干渉させ
ることも考えられる。しかし、この把持式穴掘建柱車1
では、図1に示すような平面視において、前述したグリ
ッパ部11の長手中心軸12(つまりは把持装置10の
中心軸)を、ブーム4の長手中心軸41に対して、オー
ガ装置20の格納側とは反対側に偏倚させている(オフ
セットOS)。このため、図3に詳しく示すように、回
転保持ドラム13におけるオーガ装置20側へのブーム
4の下方からのはみ出し幅を極力小さくし、オーガ装置
20を回転保持ドラム13に干渉させることなく、吊下
げまたは格納できるようにしている。そしてこのような
オフセットを、回転保持ドラムの径に応じて設定するこ
とにより、把持許容荷重の増加に伴う把持装置の大型化
にかかわらず、上記干渉を確実に防止することができる
のである。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案の把持式穴掘建柱
車では、把持装置をブームの長手中心軸に対して穴掘装
置の格納側とは反対側に偏倚させてブームに取り付け、
ブームの下方に格納された把持装置の、ブームの下方に
おける上記穴掘装置の格納側へのはみ出し幅を小さくす
ることができるので、把持装置の大型化にかかわらず、
確実に格納状態にある把持装置への干渉を防止でき、ス
ムーズに穴掘装置の吊下げ・格納を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る把持式穴掘建柱車の平面図であ
る。
【図2】上記把持式穴掘建柱車の側面図である。
【図3】図2におけるIII方向矢視図である。
【図4】上記把持式穴掘建柱車の側面図である。
【符号の説明】
4 ブーム 41 (ブームの)長手中心軸 10 把持装置 12 (把持装置の)長手中心軸 13 回転保持ドラム 20 オーガ装置 OS オフセット
フロントページの続き (72)考案者 鈴木 毅也 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 愛知車輌株式会社 上尾工場内 (72)考案者 平原 敏行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 棚沢 斉 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取り付けられたブームと、このブ
    ームの先端に取り付けられ、柱状部材を把持できる一
    方、前記ブームの下方に抱えられるように前記ブームに
    対して格納される把持装置と、前記ブームの先端から吊
    下げられて前記柱状部材を建て入れるための穴を掘削で
    きる一方、前記ブームの側方に、そのブームとほぼ平行
    になるように引き上げられて前記ブームに対して格納さ
    れる穴掘装置とを備えてなる把持式穴掘建柱車であっ
    て、前記把持装置を、前記ブームの長手中心軸に対して
    前記穴掘装置の格納側とは反対側に偏倚させて前記ブー
    ムに取り付けたことを特徴とする把持式穴掘建柱車。
JP8007591U 1991-09-05 1991-09-05 把持式穴掘建柱車 Expired - Lifetime JP2540522Y2 (ja)

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JP8007591U JP2540522Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 把持式穴掘建柱車

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JP8007591U JP2540522Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 把持式穴掘建柱車

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Publication Number Publication Date
JPH0527190U JPH0527190U (ja) 1993-04-09
JP2540522Y2 true JP2540522Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=13708097

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