JP2540385B2 - 構築物の外断熱壁の施工法 - Google Patents

構築物の外断熱壁の施工法

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JP2540385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル等のコンクリート構築物の外断熱壁の
施工法に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート構築物の鉄筋コンクリート外壁を断熱壁
とする施工法には、従来、乾式工法と湿式工法とがあ
る。
このうち、乾式工法はその一例を第20図、第21図に示
すと、建物のコンクリート外壁1の外側に発泡ポリスチ
レン等の断熱材2を接着剤で接着し、該外壁1から断熱
材2を貫通するようにアンカーボルト3を突設して、こ
のアンカーボルト3で断熱材2の外側に金属製のスペー
サー4を配設する。
そしてこのスペーサー4を介して金属製の胴縁5を取
付け、胴縁5に金属製の外装板6をビス7で止めてい
る。
また、湿式工法の一例を第22図に示すと、コンクリー
ト外壁1の外側に発泡ポリスチレン等の断熱材2を接着
剤8で接着し、その外側をメタルラス等の補強材9を入
れたモルタル10で被い、さらにその外側に吹付けタイル
等の外装材11を施す。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の方法は乾式工法と湿式工法のいず
れもコンクリートよりなる建物外壁を構築した後で断熱
材を接着剤で貼り、胴縁あるいは補強材入りモルタルを
取付けた後、外装を施すので手間がかかり、工期も相当
長くなる。
また、接着剤を必要とするので取扱が面倒である。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、簡単か
つ短い工期で施工が可能となる構築物の外断熱壁の施工
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、コンクリート構築
物のコンクリート外壁を施工するに際し、該外壁の室外
側コンクリート型枠の内側に、断熱材と、セラミック
系、セメント系、ケイ酸カルシウム系等の無機質不燃材
からなりコンクリート打設側にアンカー部を有する胴縁
とを並べて該胴縁を釘またはネジでコンクリート型枠に
仮固定することで配置し、配筋し、室内側コンクリート
型枠をセットした後、コンクリートを打設し、コンクリ
ート硬化後型枠を脱型し、胴縁に外装材を釘またはネジ
で固定することを要旨とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、コンクリート打設作業の一貫として
断熱材および胴縁を先行してセットできる。
また、型枠脱型直後に胴縁を利用して外装材を取付け
ることができる。
さらに、火災の際にも胴縁が焼失することがないの
で、外装材の脱落を防止できる。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の構築物の外断熱壁の施工法の1実施
例を示す縦断側面図、第2図は第1図のA−A線断面図
である。
図中12はコンクリート構築物のコンクリート外壁を施
工するのに使用する室外側コンクリート型枠で、その内
側に断熱材13と胴縁14とを交互に並べて配設する。
該断熱材13には、樹脂発泡体よりなる断熱材や無機質
繊維の断熱材を使用する。
また、胴縁14はこの断熱材13よりも厚みの厚いもの
で、かつ釘打ちあるいはネジ止め可能な材質のものであ
る。
該胴縁14は、火災に備えてセラミック系、セメント
系、ケイ酸カルシウム系等の無機質不燃材を使用するも
のとする。
また、かかる胴縁14は室外側コンクリート型枠12の外
側から打つ釘で釘止めしたり、ネジでネジ止めして型枠
12の内側に仮固定するが、その方向は鉛直方向、水平方
向のどちらでも後述の外装材25の張り方に合わせて設置
すればよい。
さらに、前記仮固定した胴縁14はコンクリート打設側
が断熱材13よりも突出し、この突出部を膨出させてアン
カー部15を形成した。
第7図〜第10図はこのアンカー部15の形状例を示すも
ので、第7図のように断面で扇状に拡大するもの、第8
図に示すように楕円状に拡大するもの、第9図、第10図
に示すように溝による細径部があり、この細径部から広
がるようにしたものなどである。
さらに、他の実施例として、第11図〜第13図に示すよ
うに金具を胴縁14のコンクリート打設側に設けてこれを
アンカー部16〜18としてもよい。
第11図の例は、先端が直角に折曲がるL字型のネジを
胴縁14にネジ止めしてアンカー部16とした。
第12図の例は、第18図に示すような略ハの字形の曲げ
板19を胴縁14に釘止めしてアンカー部17とした。
第13図の例は、通常のネジを胴縁14にネジ止めしてア
ンカー部18とした。
また、これら第11図〜第13図の場合は胴縁14は断熱材
13よりも厚みの厚いものでコンクリート打設側が断熱材
13よりも突出しているが、前記のごとくアンカー部16〜
18を金具で胴縁14に設ける場合は第14図〜第16図に示す
ように胴縁14は断熱材13と同じ厚さのものとしてもよ
い。
第19図はさらに金具でアンカー部20を形成する場合の
他例を示すもので、第19図に示すように金属板をH形に
折り曲げ成形し、このH形の金具21の脚部21a間は胴縁1
4の幅と同じにする。
該脚部21aには、切り起こしによるピン21bを直交方向
内側に向けて設けた。
金具21を胴縁14に取付けるには、脚部21aを広げなが
らこの脚部21aで胴縁14を挟み込み、ピン21bを胴縁14の
側部に差し込むようにする。
このようにすることで、H形の頭部が胴縁14から突出
しアンカー部20となる。
前記断熱材13は、胴縁14を室外側コンクリート型枠12
の内側に仮固定することで、胴縁14で支えられて同様に
仮固定される。
次いで、第1図に示すように鉄筋22を配筋し、室内側
コンクリート型枠23をセットした後、コンクリート24を
打設する。
このコンクリート24の硬化後、室外側コンクリート型
枠12と室内側コンクリート型枠23を脱型すれば、胴縁14
はその一部がコンクリート24に埋設していることおよび
断熱材13はコンクリート24の面に付着することでコンク
リート24の表面に結合して残る。
前記型枠脱型後、第3図〜第6図に示すように直ちに
胴縁14に外装材25を釘26またはネジで固定する。
この第3図、第4図は、外装材25を相互に重ね合わせ
て、いわば下見板張り的に取付けた例である。
また、第5図、第6図は外装材25を相じゃくりの接合
で連続させたもので、本実施例の場合胴縁14は外装材25
の張り方に合わせて水平方向の配置としている。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の構築物の外断熱壁の施工法
は、型枠に断熱材および胴縁を仮固定しておくことによ
り、コンクリートを打設するだけでこれら断熱材および
胴縁は接着剤を使用することなくコンクリート構築物の
外壁に固定でき、コンクリートを脱型すれば直ちに仕上
げ材としての外装材を施工できるので、簡単かつ短い工
期での施工が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構築物の外断熱壁の施工法の1実施例
を示す縦断側面図、第2図は第1図のA−A線断面図、
第3図は外装材を取付けた状態の縦断側面図、第4図は
第3図のB−B線断面図、第5図は他の外装材を取付け
た状態の縦断側面図、第6図は第5図のC−C線断面
図、第7図〜第17図は胴縁の各例を示す断面図、第18図
はアンカー部形成の金具の一例を示す斜視図、第19図は
同上他例を示す斜視図、第20図は乾式工法での従来例を
示す縦断側面図、第21図は同上横断平面図、第22図は湿
式工法での従来例を示す縦断側面図である。 1……コンクリート外壁、2……断熱材 3……アンカーボルト、4……スペーサー 5……胴縁、6……外装板 7……ビス、8……接着剤 9……補強材、10……モルタル 11……外装材、12……室外側コンクリート型枠 13……断熱材、14……胴縁 15……アンカー部、16〜18……アンカー部 19……曲げ板、20……アンカー部 21……H型の金具、21a……脚部 21b……ピン、22……鉄筋 23……室内側コンクリート型枠、24……コンクリート 25……外装材、26……釘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 安雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 小松 康夫 東京都中央区日本橋本町3丁目4番7号 内山商事株式会社内 (72)発明者 中村 勝敏 三重県四日市市川尻町1000番地 三菱油 化バーディッシェ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−159451(JP,A) 特公 昭62−57767(JP,B2) 特公 昭58−9216(JP,B2) 実公 昭54−38741(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構築物のコンクリート外壁を
    施工するに際し、該外壁の室外側コンクリート型枠の内
    側に、断熱材と、セラミック系、セメント系、ケイ酸カ
    ルシウム系等の無機質不燃材からなりコンクリート打設
    側にアンカー部を有する胴縁とを並べて該胴縁を釘また
    はネジでコンクリート型枠に仮固定することで配置し、
    配筋し、室内側コンクリート型枠をセットした後、コン
    クリートを打設し、コンクリート硬化後型枠を脱型し、
    胴縁に外装材を釘またはネジで固定することを特徴とす
    る構築物の外断熱壁の施工法。
JP2337357A 1990-11-30 1990-11-30 構築物の外断熱壁の施工法 Expired - Lifetime JP2540385B2 (ja)

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