JP2540372Y2 - 模擬運転装置用体感システム - Google Patents
模擬運転装置用体感システムInfo
- Publication number
- JP2540372Y2 JP2540372Y2 JP10433091U JP10433091U JP2540372Y2 JP 2540372 Y2 JP2540372 Y2 JP 2540372Y2 JP 10433091 U JP10433091 U JP 10433091U JP 10433091 U JP10433091 U JP 10433091U JP 2540372 Y2 JP2540372 Y2 JP 2540372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving device
- seat belt
- deceleration
- motor
- simulated driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、模擬運転装置用体感
システムにおいて、モータを使用したシートベルトを引
っ張る装置に関するものである。
システムにおいて、モータを使用したシートベルトを引
っ張る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の模擬運転装置用体感システムで
は、油圧アクチュエータや高トルクサーボ等で模擬運転
席、各種操作装置等を搭載した運転台を傾けたりして減
速感を与える方法や、運転者の座るシートのみを前後に
動かして減速感を与える方法などがとられていた。油圧
アクチュエータや高トルクサーボ等の体感装置を使用す
るとシステムの規模が大きく高価なものになる。また、
シートのみを動かした場合では各種操作装置が動かない
のに運転者だけ動いてしまうことによる違和感が出てし
まい、減速感、臨場感に欠けるものとなっていた。
は、油圧アクチュエータや高トルクサーボ等で模擬運転
席、各種操作装置等を搭載した運転台を傾けたりして減
速感を与える方法や、運転者の座るシートのみを前後に
動かして減速感を与える方法などがとられていた。油圧
アクチュエータや高トルクサーボ等の体感装置を使用す
るとシステムの規模が大きく高価なものになる。また、
シートのみを動かした場合では各種操作装置が動かない
のに運転者だけ動いてしまうことによる違和感が出てし
まい、減速感、臨場感に欠けるものとなっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案が解決しよう
とする課題は、より実車に近い減速感や臨場感を得られ
る簡単で安価な模擬運転装置用体感システムを提供する
ことにある。
とする課題は、より実車に近い減速感や臨場感を得られ
る簡単で安価な模擬運転装置用体感システムを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る模擬運転装
置用体感システムは、模擬運転装置のシートベルトにモ
ータによる巻き取り装置を取付け、模擬操作に伴う減速
度に合わせてシートベルトを引っ張るようにモータを駆
動する。
置用体感システムは、模擬運転装置のシートベルトにモ
ータによる巻き取り装置を取付け、模擬操作に伴う減速
度に合わせてシートベルトを引っ張るようにモータを駆
動する。
【0005】
【作用】模擬運転装置からの車両の走行状態として車の
速度、加速度を計算機で受信している。加速度が負にな
ったとき、すなわち減速しているときのみ、計算機がそ
のときの車両の減速度から適切なシートベルの張力を計
算し、その結果によりシートベルトに付加されたモータ
がシートベルトを巻き取り、引っ張ることにより運転者
に適切な減速感を与える。
速度、加速度を計算機で受信している。加速度が負にな
ったとき、すなわち減速しているときのみ、計算機がそ
のときの車両の減速度から適切なシートベルの張力を計
算し、その結果によりシートベルトに付加されたモータ
がシートベルトを巻き取り、引っ張ることにより運転者
に適切な減速感を与える。
【0006】
【実施例】図1は、この考案の一実施例を示すシステム
図である。運転者1によって制御された模擬運転装置2
は、そのときの各種操作装置機構3の位置、位置変化を
図示しないセンサにより検知して、これを公知の手段で
自車の模擬すべき速度、加速度として変換し、リアルタ
イムでデジタルの信号出力として送り出す。この信号を
受け取った計算機4は、そのときの減速度に応じたシー
トベルト5を引っ張る力を出力する。このシートベルト
5を引っ張る力は、予め実際の車両の測定結果に基づい
た制動時の車両の減速度に応じたものである。シートベ
ルト5の一方の端部にはシートベルト5の張力を測定す
る図示しない張力センサが接続されている。シートベル
ト5の他端は、シートベルト5を引っ張るための巻き取
り装置6に接続されていて、巻き取り装置6は回転軸が
シートベルト5を巻き取るドラムを有し、クラッチ7及
び減速装置8を介してモータ9に接続されている。計算
機3から出力されたシートベルト5を引っ張る力の信号
は、アンプ10で増幅されて、モータ9を駆動する。モ
ータ9で巻き取り装置6を回転させ、シートベルト5を
巻き取ると、その張力が大きくなる。張力センサはこの
張力を検知して計算機4にデータとして与える。計算機
4はさらにこの張力データによりモータ9を駆動して、
シートベルト5が所定の張力になるように制御する。運
転者は、シートベルト5が引っ張られることにより、制
動時の減速感を感じることができ、臨場感、走行感を得
ることができる。
図である。運転者1によって制御された模擬運転装置2
は、そのときの各種操作装置機構3の位置、位置変化を
図示しないセンサにより検知して、これを公知の手段で
自車の模擬すべき速度、加速度として変換し、リアルタ
イムでデジタルの信号出力として送り出す。この信号を
受け取った計算機4は、そのときの減速度に応じたシー
トベルト5を引っ張る力を出力する。このシートベルト
5を引っ張る力は、予め実際の車両の測定結果に基づい
た制動時の車両の減速度に応じたものである。シートベ
ルト5の一方の端部にはシートベルト5の張力を測定す
る図示しない張力センサが接続されている。シートベル
ト5の他端は、シートベルト5を引っ張るための巻き取
り装置6に接続されていて、巻き取り装置6は回転軸が
シートベルト5を巻き取るドラムを有し、クラッチ7及
び減速装置8を介してモータ9に接続されている。計算
機3から出力されたシートベルト5を引っ張る力の信号
は、アンプ10で増幅されて、モータ9を駆動する。モ
ータ9で巻き取り装置6を回転させ、シートベルト5を
巻き取ると、その張力が大きくなる。張力センサはこの
張力を検知して計算機4にデータとして与える。計算機
4はさらにこの張力データによりモータ9を駆動して、
シートベルト5が所定の張力になるように制御する。運
転者は、シートベルト5が引っ張られることにより、制
動時の減速感を感じることができ、臨場感、走行感を得
ることができる。
【0007】模擬運転装置1における車両の減速度とシ
ートベルト5を引っ張るモータ9のトルクの関係は、図
2に示した通りである。図2において、(−ΔV)は模
擬運転装置1における自車の減速度、(T)はモータ9
のトルクである。特に運転者に微小な減速度を感じさせ
るため、減速度の小さいところでモータ9のトルクが大
きく変わるように設定してある。また、減速度が生じた
場合、モータ9のトルクを制御すると同時に、計算機は
クラッチ7をつなげる信号も出力し、公知のクラッチ機
構を作動させてモータを巻き取り装置6に接続する。シ
ートベルト5を引っ張るモータ9はイナーシャルが大き
く回転し始めるための時間がかかる。そのためトルクを
制御しないときもモータ9をあるトルクで回転させ、ク
ラッチ7のオンオフでトルクの伝達をコントロールして
いる。
ートベルト5を引っ張るモータ9のトルクの関係は、図
2に示した通りである。図2において、(−ΔV)は模
擬運転装置1における自車の減速度、(T)はモータ9
のトルクである。特に運転者に微小な減速度を感じさせ
るため、減速度の小さいところでモータ9のトルクが大
きく変わるように設定してある。また、減速度が生じた
場合、モータ9のトルクを制御すると同時に、計算機は
クラッチ7をつなげる信号も出力し、公知のクラッチ機
構を作動させてモータを巻き取り装置6に接続する。シ
ートベルト5を引っ張るモータ9はイナーシャルが大き
く回転し始めるための時間がかかる。そのためトルクを
制御しないときもモータ9をあるトルクで回転させ、ク
ラッチ7のオンオフでトルクの伝達をコントロールして
いる。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように、シートベルトを引
っ張ることにより減速感を与えているので、簡単な装置
で模擬運転装置での臨場感、走行感、特に減速感覚を得
ることができる。また、実際の車両の測定結果に基づい
た制動時の車両の減速度をリアルタイムでレスポンスよ
く与えるために違和感がなく、制動時の減速感を与える
ことができる。
っ張ることにより減速感を与えているので、簡単な装置
で模擬運転装置での臨場感、走行感、特に減速感覚を得
ることができる。また、実際の車両の測定結果に基づい
た制動時の車両の減速度をリアルタイムでレスポンスよ
く与えるために違和感がなく、制動時の減速感を与える
ことができる。
【図1】この考案の一実施例によるシステム図である。
【図2】実施例におけるモータがシートベルトを巻き取
るトルクと車両の減速度の関係の図である。
るトルクと車両の減速度の関係の図である。
2 模擬運転装置 4 計算機 5 シートベルト 6 巻き取り装置 9 モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 模擬運転装置のシートベルトにモータに
よる巻き取り装置を取付け、模擬操作に伴う減速度に合
わせてシートベルトを引っ張るようにモータを駆動する
ようにしたことを特徴とする模擬運転装置用体感システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433091U JP2540372Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 模擬運転装置用体感システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433091U JP2540372Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 模擬運転装置用体感システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545750U JPH0545750U (ja) | 1993-06-18 |
JP2540372Y2 true JP2540372Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14377928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10433091U Expired - Lifetime JP2540372Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 模擬運転装置用体感システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540372Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714937B1 (ko) | 2004-07-16 | 2007-05-04 | 고나미 가부시끼가이샤 | 게임기 충격 체감 장치 및 상기 장치를 구비한 게임기 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP10433091U patent/JP2540372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714937B1 (ko) | 2004-07-16 | 2007-05-04 | 고나미 가부시끼가이샤 | 게임기 충격 체감 장치 및 상기 장치를 구비한 게임기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0545750U (ja) | 1993-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |