JP2540056Y2 - 手動操作液圧切換弁 - Google Patents

手動操作液圧切換弁

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JP2540056Y2
JP2540056Y2 JP1990036614U JP3661490U JP2540056Y2 JP 2540056 Y2 JP2540056 Y2 JP 2540056Y2 JP 1990036614 U JP1990036614 U JP 1990036614U JP 3661490 U JP3661490 U JP 3661490U JP 2540056 Y2 JP2540056 Y2 JP 2540056Y2
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は油圧機器等に使用する手動操作液圧切換弁
に関するものであり、特に操作ハンドルの操作方向に対
する弁体の移動方向、すなわち切換極性の変更のための
機構に関するものである。
[従来の技術] 実開昭62-190184号公報には、レバーハンドルで回動
される回動シャフトの回転変位を係合ピンにより直線変
位に変換して弁ボデイ内の弁要素(スプール)を切り換
えるようにした手動操作液圧切換弁が示されている。
第5図は実開昭62-190184号公報に開示された手動操
作液圧切換弁を示す。
この手動操作液圧切換弁は、弁ボデイ1内で直線変位
可能な弁要素2を、ハンドル3で回動される回動シャフ
ト4により係合ピン12を介して三位置に切り換えるよう
になっている。
回動シャフト4は、ブロック5に固定されたリテーナ
6に回動可能に枢支され、O−リング7でシールされて
いる。室8には切換弁の圧油が満たされており、この室
8内において回動シャフト4の下端には大径部9が固定
されている。この大径部9の外周面には、図示しないば
ね付勢ボールが落ち込むことで切換え位置のデテントを
果すための三箇所の円形凹み10が設けられている。大径
部9の下端面には、弁要素2に連結された操作ロッド11
を大径部の回転変位で直線移動させるためのピン12が固
定されている。大径部9の上端面はリテーナ6の下端面
と対面し、これら両端面の間にフッ素樹脂等の低摩擦摺
動環状ディスク13が挟まれている。
リテーナ6の下面には、大径部9の上面に押し付けら
れたディスク13の外周面と内周面との間を連通させる溝
16が設けられ、ディスク13の内周面と回動シャフト4の
外周面で形成された空間17の内圧を圧油室8の内圧と等
しくして、摩擦抵抗低減効果が減じられることを防いで
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の手動操作液圧切換弁におい
ては、大径部9に固定された係合ピン12と回動シャフト
4と操作ロッド11とで一義的に定まる力点・支点・作用
点の位置関係が予め固定的に決っているため、ハンドル
3の操作方向に対する弁要素2の移動方向も固定的に決
っており、弁の切換極性の変更ができない欠点がある。
すなわち、例えばハンドルを中立位置から手前に回動
したときにP-A流れになる切換弁と、ハンドルを中立位
置から手前に回動したときにP-B流れになる切換弁とが
必要な場合、この従来の構成ではいずれか一方しか構成
できず、他方のものを得ようとするときは操作機構の大
幅な変更が必要であった。
この考案はかかる短所を解決するためになされたもの
であり、同じ操作機構の構成で単に係合ピンの取付け位
置を変えるだけで極性変換の可能な手動操作液圧切換弁
を得ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案の手動操作液圧切換弁においては、弁ボディ
内の弁体に連結された操作ロッドに、ハンドルで回転さ
れる回転シャフトの回転変移を係合ピンを介して伝える
ことにより、前記弁体を移動させる手動操作液圧切換弁
において、 前記弁ボディに固定されて前記操作ロッドの端部を内
包する室を形成するブロックと、前記回動シャフトのハ
ンドル側の端部を前記室の外部に露出させて前記室の内
部では前記回動シャフトが前記操作ロッドと交差するよ
うに回動シャフトを前記ブロックに枢支する軸支部と、
前記室の内部において前記回動シャフトによって一体的
に回動されるように回動シャフトの軸心を挟んだ二箇所
の夫々において前記係合ピンを着脱可能に支持する一対
のピン支持部と、前記室の内部において前記一対のピン
支持部に対面して前記操作ロッドと平行に移動案内され
る極性変換コマとを備え、 前記極性変換コマは、前記室の内部において回動シャ
フトの回りを回動可能であると共に、前記操作ロッドに
対して該操作ロッド軸方向に関して係合されており、 前記一対のピン支持部のうち一方は係合ピンを取付けた
ときにこの係合ピンが前記操作ロッドに直接係合する位
置に設けられ、 前記極性変換コマには、前記一対のピン支持部のうち
の他方に前記係合ピンを取付けたときに該係合ピンと係
合する半径方向の溝が設けられていることを特徴とする
ものである。
[作用] この考案においては、弁ボディに固定されたブロック
によって形成される室の内部に組み込まれた一対のピン
支持部の一方に係合ピンを取付けると、この係合ピンは
前記室の内部に内包された操作ロッドの係合溝に直接係
合して回動シャフトの回転方向に応じた向きに弁体を移
動させる。また、前記係合ピンを他方のピン支持部に取
付けると、支点である回動シャフトの軸心に対する係合
ピンの位置が対称位置に変り、同じ回動シャフトの回転
方向に対して係合ピンが前述とは逆方向に移動する。こ
の移動は、前記室の内部に組み込まれ、前記操作ロッド
と平行に移動案内される極性変換コマを介して操作ロッ
ドに伝えられ、従って弁体を前述とは逆方向に移動させ
ることができる。
このように、本考案では係合ピンを弁ボディ内部に組
み込まれた一対のピン支持部のどちらに取付けるかによ
って弁体の切換極性が変わり、操作機構としては同じ構
成をもつものでユーザの希望に応じて所望の切換極性の
製品を提供することが可能となる。勿論、この極性の変
更はユーザ側でも随時可能である。
[実施例] 第1図〜第4図にこの考案の一実施例を示し、第1図
は正面断面図、第2図は第1図のA-A矢視断面図、第3
図は第2図のB-B矢視部分断面図、第4図は要部の分解
斜視図である。
図において、1〜12は第5図に示した従来例と同様の
ものであるので説明は省略する。但し係合ピン12は、後
述のように大径部9に挿脱可能に取付けられている。ま
た、この実施例では、前述従来例に比べて操作機構の支
持構造も低摩擦摺動環状ディスク13を用いない改良構造
となっている。18は大径部9の下面に設けられた対向シ
ャフトであり、対向シャフト18は回動シャフト4と全く
同じ径で同軸に形成され、先端部が圧油室8を貫通して
弁ボディ2に固定されたブロック5にO−リング19を介
して回転可能に枢支されている。なお、第2図におい
て、20は大径部9の円形凹み10に落ち込むボール、21は
ボール20を円形凹み10方向に押圧するばねである。
前記対向シャフト18には、操作ロッド11の先端部に外
周面が対面するように極性変換コマ22が相対回転可能に
嵌められている。
前述の大径部9と極性変換コマ22付近の構成は、第3
図と第4図に解り易く示してある。すなわち、大径部9
の一端面には、第4図に示すように弁体2が中立位置に
あるときの操作ロッド11の係合溝11aと対面する位置に
一方のピン孔14が穿たれ、これと軸心対称の位置に他方
のピン孔15が穿たれている。これらのピン孔14,15に
は、何れか一方に係合ピン12が選択的に挿し込まれる。
極性変換コマ22は、第4図に示すように中央に操作ロッ
ド11と平行に延在する長孔25を有し、この長孔25の短径
はシャフト18の外径に対応し、また長径はシャフト18の
外径よりも弁要素2すなわち操作ロッド11の所要ストロ
ーク分だけ大きい寸法を有している。従って、長孔25に
貫通する対向シャフト18に対して極性コマ22は長孔25の
長軸方向にその径差範囲内で相対変位可能であり、この
相対変位量は操作ロッド11の所要ストロークに対応す
る。前記弁体2が中立位置にあるとき、シャフト18は長
孔25の長径の中央に位置し、シャフト18の両側にそれぞ
れ前記所要ストロークの半分の間隙をあけている。
極性変換コマ22の下面(第4図では前面)には前記長
孔25の長径方向の両端にガイド突起23が設けられてお
り、この突起23は、これら部品をブロック5に組み込ん
だときに、ブロック内の端壁面に第3図に示すように操
作ロッド11の軸方向と平行に設けられたガイド溝24内に
スライド可能に嵌合するようになっている。これによっ
て前記極性コマ22のシャフト18に対する相対変位の方向
が操作ロッド11の軸方向と平行になるように案内されて
いる。
極性コマ22にはまた、シャフト18へ装着されたときに
前記中立状態で前記ピン孔15に対応する半径方向の長溝
26が設けられ、更にこの長溝26と軸対称な位置に係合突
起27が設けられている。前記長溝26は、前記ピン孔15に
係合ピン12が挿し込まれたときにこの係合ピンと係合
し、また前記係合突起27は、前記操作ロッド11の係合溝
11aと係合する。尚、前記係合ピン12が別のピン孔14に
挿し込まれたときは、この係合ピン12は操作ロッド11の
係合溝11aに直接係合する。
上記のように構成された手動操作液圧切換弁におい
て、係合ピン12を一方のピン孔14のみに挿し込んだ場
合、係合ピン12は操作ロッド11の係合溝11aに係合す
る。そこで、前記中立状態からハンドル3によって回動
シャフト4を第4図で例えば時計方向に回動すると、ピ
ン孔14に挿し込まれた係合ピン12は操作ロッド11を左方
へ変位させる。このとき極性変換コマ22は、係合溝11a
に係合する係合突起27によって操作ロッド11に追従し、
ガイド溝24による移動案内によって操作ロッド11と平行
に移動する。これは極性変換コマ22の長孔25によるシャ
フト18に対する相対変位、すなわち第4図でシャフト18
の右側に形成されていた長孔25内の前記間隙を吸収する
変位によって達成されることは述べるまでもない。
一方、係合ピン12を他方のピン孔15のみに挿し込んだ
場合は、この係合ピン12は極性変換コマ22の長溝26に係
合する。これによって操作ロッド11に対する係合ピン12
による力点の位置が支点(シャフト18の軸心)に対して
前述とは逆になり、前述中立状態から例えば第4図で回
動シャフト4が時計方向に回動すると、係合ピン12は極
性変換コマ22を右方へ移動させる。これによって極性変
換コマ22の係合突起27と係合する操作ロッド11も右方へ
移動し、これは前述の場合とは逆方向である。この場合
の極性変換コマ22の移動も前述と同じく長孔25によるシ
ャフト18に対する相対変位で達成され、その移動案内は
前記ガイド溝24と突起23により行なわれることは述べる
までもない。
尚、この実施例では、室8内に位置する大径部9の上
面には回動シャフト4が一体形成され、またその下面に
は回動シャフト4と同径の対向シャフト18が同軸に設け
られている。この対向シャフト18の先端部は0リング19
を介してブロック5に枢支され、対向シャフト18の径方
向断面には室8内の油圧力が作用しないようになってい
る。室8内における大径部9の上面と下面の受圧面積は
全く同じ大きさであり、大径部9の上下面には室8内の
内圧によって上下方向に等しい力が作用するので互いに
打消し合い、このため、大径部9には室8の内圧による
力が実質的に作用しないことになり、室8の内圧にかか
わりなく回動シャフト4の軸方向に無用な力が生じない
ので、例えば大径部9がリテーナ6の下面に押付けられ
ることがなく、回動シャフトを弁の使用圧力によらず軽
い操作力で回動することができ、操作性を向上させるこ
とができる。
[考案の効果] 以上に説明したように、係合ピンを弁ボディ内部に配
設された一対のピン支持部のどちらに取付けるかによっ
て弁体の切換極性が変わり、操作機構としては同じ構成
をもつものでユーザの希望に応じて所望の切換極性の製
品を提供することができるという効果がある。更に、前
記一対のピン支持部および極性変換コマが弁ボディ内に
配設されているため、弁ボディ自体がコンパクトにまと
まり、他の油圧機器等への取り付けが容易になるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図にこの考案の一実施例を示し、第1図は
正面断面図、第2図は第1図のA-A矢視断面図、第3図
は第2図のB-B矢視部分断面図、第4図は要部の分解斜
視図である。第5図は従来例を示す正面断面図である。 (主要部分の符号の説明) 1……弁ボディ、2弁体、3……ハンドル、4……回動
シャフト、5……ブロック、6……リテーナ、8……
室、9……大径部、12……係合ピン、14,15……ピン孔
(ピン支持部)、18……対向シャフト、22……極性変換
コマ、23……ガイド突起、24……カイド溝、25……長
孔、26……長溝(溝)、27……係合突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁ボディ内の弁体に連結された操作ロッド
    に、ハンドルで回転される回転シャフトの回転変移を係
    合ピンを介して伝えることにより、前記弁体を移動させ
    る手動操作液圧切換弁において、 前記弁ボディに固定されて前記操作ロッドの端部を内包
    する室を形成するブロックと、前記回動シャフトのハン
    ドル側の端部を前記室の外部に露出させて前記室の内部
    では前記回動シャフトが前記操作ロッドと交差するよう
    に回動シャフトを前記ブロックに枢支する軸支部と、前
    記室の内部において前記回動シャフトによって一体的に
    回動されるように回動シャフトの軸心を挟んだ二箇所の
    夫々において前記係合ピンを着脱可能に支持する一対の
    ピン支持部と、前記室の内部において前記一対のピン支
    持部に対面して前記操作ロッドと平行に移動案内される
    極性変換コマとを備え、 前記極性変換コマは、前記室の内部において回動シャフ
    トの回りを回動可能であると共に、前記操作ロッドに対
    して該操作ロッド軸方向に関して係合されており、 前記一対のピン支持部のうち一方は係合ピンを取付けた
    ときにこの係合ピンが前記操作ロッドに直接係合する位
    置に設けられ、 前記極性変換コマには、前記一対のピン支持部のうちの
    他方に前記係合ピンを取付けたときに該係合ピンと係合
    する半径方向の溝が設けられていることを特徴とする手
    動操作液圧切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5984635A (ja) * 1982-11-04 1984-05-16 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd ダンプカ−の荷箱昇降用切換弁

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