JP2540042Y2 - シ−ト溶着機の溶着部調節装置 - Google Patents

シ−ト溶着機の溶着部調節装置

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JP2540042Y2
JP2540042Y2 JP1563493U JP1563493U JP2540042Y2 JP 2540042 Y2 JP2540042 Y2 JP 2540042Y2 JP 1563493 U JP1563493 U JP 1563493U JP 1563493 U JP1563493 U JP 1563493U JP 2540042 Y2 JP2540042 Y2 JP 2540042Y2
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JP
Japan
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sheet
crank arm
cam
welding machine
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JP1563493U
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JPH0667016U (ja
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慶一 石川
正巳 石川
勝 高橋
昭 山田
Original Assignee
株式会社石川製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂シ−ト等の熱溶融
性シ−トの重合部を加熱、加圧して溶着するハンディタ
イプのシ−ト溶着機における溶着部の調節装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまで、樹脂シ−トの重合部を加熱、
加圧して溶着するハンディタイプの樹脂シ−ト溶着機が
提供されており、この溶着機の溶着部における調節技術
が各種提案されている。例えば、加熱器の調節について
は、図5のように、調節バネ12を後方のみに付勢し
て、所定位置にてピン止め固定する手段が提供されてい
る。なお、この図5中の13は加熱舌片で14は加圧ロ
−ラ−である。また、図6に示すように、ロ−ラ−1
5,16の加圧調節についてはカム17によって調節す
るものがあるが、この調節はカム17を回して最適位置
を確認したら、ピン18で固定するもので、再度調節す
る場合は、そのピン18を抜いて再度調節し直すもので
あり、この調節作業は溶着中においてはきわめて厄介な
ものであった。なおこの図6中(イ)図は側面図で、
(ロ)図は(イ)図のカムを前方から見た正面図てあ
り、符号の19は加熱舌片で、20はカム17を付勢す
る板バネである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来のかかる
実情に鑑みてなされたもで、ハンディタイプの樹脂シ−
ト熱溶着機において、シ−ト接続重合部を加熱、加圧す
るための加熱溶着部の加熱片の出没操作と、シ−トの両
側から上下加圧するロ−ラ−の加圧力を正確に且つ容易
に調節操作をするための装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、シ−トの重合部を加熱舌片によって加熱
し、シ−トの内外から上下両ロ−ラ−でシ−トを加圧し
つつ移動溶着するハンディタイプのシ−ト溶着機におい
て、シ−ト溶着機の本体1にハンドル9操作によって回
転させる回転縦軸2を軸支し、この下端部2aにクラン
クア−ム3基部3aを固設する。そのクランクア−ム3
の先端部3bと本体1とを前記クランクア−ム3を中立
位置に付勢させる引張バネ4で連結して前記回転縦軸2
を所定角度範囲で回転させることによってクランクア−
ム3を左右に振分け付勢されるようにする。またこの回
転縦軸2には本体1の進行方向X−Y対して直交する方
向に作動杆5を一体的に延設してその作動杆5先端5b
に加熱舌片8の先端部8bを連接し、その先端加熱部8
aを前記ハンドル9の操作加減により前記上下ロ−ラ−
6,7間に出没調節可能としたものである。
【0005】また、前記上下のロ−ラ−6,7の加圧調
節を、上方向に付勢されている上ロ−ラ−6に多段面カ
ム10を延設し、本体1に固着してある板バネ11に上
方から前記カム10が接触支持されて、カム10を回転
することによって、上ロ−ラ−6を段階的なカム10の
段差によって調節して駐止させて行なえるようにしたも
のである。
【0006】
【作用】図3に示すように、回転縦軸2の中心をAと
し、引張バネ4一端の本体固定点をBとし、このA,B
を通る延長線V−W線を分岐線とし、前記回転縦軸2に
一体的に延設したクランクア−ム3の先端部3bにおけ
る前記引張バネ4他端の係止点をCとする。今、この係
止点Cが前記V−W線と同一直線上にあるとき、CとB
は最大距離となる(回転縦軸2には回転力が加わらない
でクランクア−ム3は中立位置となる)が、ハンドル9
を操作してクランクア−ム3を左右いずれかに回すと引
張バネ4の張力が作用して左乃至右の方向(図3の太い
矢印方向)に振分け付勢される。そして前記回転縦軸2
には、加熱舌片8を連接した作動杆5が一体的に延設し
てあるので、前記ハンドル9を前記中立位置の一側方向
において操作加減することにより加熱舌片8の前記上下
ロ−ラ−6,7間における出没度合が調節される。そし
て前記ハンドル9を前記中立位置の他側方向に操作する
と、加熱舌片8が後退して停止され、そのままハンドル
9から手離すとその状態が維持される。
【0007】また、上ロ−ラ−6が本体1に対してバネ
(図中略)で上方向に付勢されており、この上ロ−ラ−
6に多段面カム10が延設してあり、この多段面カム1
0の上方から本体1に固着してある板バネ11によって
多段面カム10の上側一段面が接触支持されているの
で、この多段面カム10を回転させることによって、上
ロ−ラ−6が、カム10の段差分ごとの任意の間隔に加
圧調節保持される。
【0008】
【実施例】本考案を実施例に基づいて説明すると、図1
に示すように、シ−トを接合する重合部を電熱による加
熱舌片8によって加熱し、シ−トの内外から上下両ロ−
ラ−6,7でシ−トを加圧しつつ移動溶着するハンディ
タイプのシ−ト溶着機におけるものである(図中配線は
省略)。このシ−ト溶着機は、図4に示すように、上下
両ロ−ラ−6,7間に両シ−トの縁部S1,S2をそれ
ぞれ挟み付け、加熱舌片8aによって電気的に加熱する
とともに、両シ−トを上下からロ−ラ−6,7で加圧し
て接着させる原理となつている。また図1に戻って説明
すると、前記ロ−ラ−は駆動モ−タ−Mからチェ−ンを
介して上下別々に逆方向に回転駆動されるようになって
いる。そのシ−ト溶着機の本体1にハンドル9操作によ
って回転させる回転縦軸2を軸支し、この下端部2aに
クランクア−ム3基部3aを一体的に固設する。そのク
ランクア−ム3の先端部3bと本体1とを前記クランク
ア−ム3を中立位置に付勢させる引張バネ4で連結して
前記回転縦軸2を所定角度範囲で回転させることによっ
てクランクア−ム3を左右に振分け付勢されるようにす
る。またこの回転縦軸2には本体1の進行方向X−Y対
して直交する方向に作動杆5を一体的に延設してその作
動杆5先端5bに加熱舌片8の先端部8bを連接し、そ
の先端加熱部8aを前記ハンドル9の操作加減によって
前記上下ロ−ラ−6,7間に出没調節可能とする。
【0009】そして図3に示すように、ハンドル9操作
で反時計回りに前記回転縦軸2を回転させることによっ
て、クランクア−ム3のバネ係止点Cが分岐線V−Wを
過ぎればハンドル9からたとえ手を離しても加熱舌片8
を後退停止位置へ自動的に付勢される。また時計回りに
前記回転縦軸2を回転させることによって、クランクア
−ム3のバネ係止点Cが分岐線V−Wを過ぎれば引張バ
ネ4が加熱舌片8を前進方向(図3の細い矢印方向)へ
付勢させることになる。従って回転縦軸2の本体1の進
行方向X−Yに対して直交する方向に作動杆5を基準位
置(クランクア−ム3のバネ係止点Cが分岐線V−W上
にある時の作動杆5の位置)を設定しておけば、この前
方は進行方向に、後方は後退方向に付勢される。使用に
際しては、前記操作ハンドル9を作動杆5の前記基準位
置の前方に設定し、操作ハンドル9を後方に引きながら
加熱舌片8の操作加減をすると扱いが容易である。一時
停止または中止したい時は、さらに操作ハンドル9を後
方に引けば基準位置を過ぎ、手を離しても加熱舌片8は
引張バネ4で後退停止位置へ付勢しつつ後退停止でき
る。
【0010】また、図2に示すように、本体1に対して
バネ(図中略)で上方向に付勢されている上ロ−ラ−6
に多段面カム10を延設する。この多段面カム10を本
体1に固着してある板バネ11によって上方から接触支
持する。そして、多段面カム10を回転することによっ
て、上ロ−ラ−6を一段面に駐止させて多段面カム10
の段差距離ごとに前記上下のロ−ラ−6,7を加圧変化
させ、この加圧調節を段階的に行なうようにする。な
お、図2中Gはシ−ト溶着機の本体1を支えるグリップ
で、Kは電源コ−ドである。
【0011】
【考案の効果】本考案の装置によって、ハンディタイプ
の樹脂シ−ト熱溶着機において、シ−トを接続する重合
部を加熱、加圧する加熱溶着部への加熱舌片8の出没調
整操作(前進、後退調節)が、ハンドル9の単純操作で
同時的に行なえるようになった。また、上下加圧ロ−ラ
−の加圧調節を、多段面カム10によって容易に且つ正
確に行なうことが可能となった。その結果、従来装置に
比し、作業員の負担が著しく軽減されるとともに、一層
正確な溶着作業ができるようになった、
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の実施例を示す模式的斜視図。
【図2】本考案装置の模式的側面図で、(ロ)図は
(イ)図における多面段カム部分の正面図。
【図3】本考案装置の模式的平面図。
【図4】本考案装置の溶着部の原理的側面図。
【図5】従来装置の模式的平面図。
【図6】従来装置の模式的側面図で、(ロ)図は(イ)
図における多面段カム部分の正面図。
【符号の説明】
1 シ−ト溶着機の本体 2 回転縦軸 2a 回転縦軸の下端部 3a クランクア−ムの基部 3b クランクア−ムの先端部 3 クランクア−ム 4 引張バネ 5 作動杆 5b 作動杆の先端 6 上ロ−ラ− 7 下ロ−ラ− 8 加熱舌片 8b 加熱舌片の先端部 8a 加熱舌片の先端加熱部 9 ハンドル 10 多段面カム 11 板バネ A 回転縦軸の中心 B 本体へのバネ固定点 C クランクへのバネ係止点 M 駆動モ−タ− K 電源コ−ド G グリップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−107541(JP,A) 特開 昭63−137829(JP,A) 特開 平3−205130(JP,A) 実開 平3−1026(JP,U) 実開 平3−19023(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ−トの重合部を加熱舌片によって加熱
    し、シ−トの内外から上下両ロ−ラ−でシ−トを加圧し
    つつ移動溶着するハンディタイプのシ−ト溶着機におい
    て、シ−ト溶着機の本体(1)にハンドル(9)操作に
    よって回転させる回転縦軸(2)を軸支し、この下端部
    (2a)にクランクア−ム(3)基部(3a)を固設
    し、そのクランクア−ム(3)の先端部(3b)と本体
    (1)とを前記クランクア−ム(3)を中立位置に付勢
    させる引張バネ(4)で連結して前記回転縦軸(2)を
    所定角度範囲で回転させることによってクランクア−ム
    (3)を左右に振分け付勢されるようにし、またこの回
    転縦軸(2)には本体(1)の進行方向X−Y対して直
    交する方向に作動杆(5)を一体的に延設してその作動
    杆(5)先端(5b)に加熱舌片(8)の先端部(8
    b)を連接し、その先端加熱部(8a)を前記ハンドル
    (9)の操作加減により前記上下ロ−ラ−(6),
    (7)間に出没調節可能としたことを特徴とするシ−ト
    溶着機の溶着部調節装置。
  2. 【請求項2】 上下のロ−ラ−(6),(7)間の加圧
    調節を、上方向に付勢されている上ロ−ラ−(6)に多
    段面カム(10)を延設し、本体(1)に固着してある
    板バネ(11)に上方から前記カム(10)が接触支持
    されて、カム(10)を回転することによって、上ロ−
    ラ−(6)を段階的に駐止可能として行なうようにした
    請求項1のシ−ト溶着機の溶着部調節装置。
JP1563493U 1993-03-08 1993-03-08 シ−ト溶着機の溶着部調節装置 Expired - Lifetime JP2540042Y2 (ja)

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JPH0667016U JPH0667016U (ja) 1994-09-20
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