JP2540002Y2 - 安全装置付き車載用収納装置 - Google Patents
安全装置付き車載用収納装置Info
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- JP2540002Y2 JP2540002Y2 JP1562291U JP1562291U JP2540002Y2 JP 2540002 Y2 JP2540002 Y2 JP 2540002Y2 JP 1562291 U JP1562291 U JP 1562291U JP 1562291 U JP1562291 U JP 1562291U JP 2540002 Y2 JP2540002 Y2 JP 2540002Y2
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- housing
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- projecting
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車室内に装着
されるカップホルダーや灰皿、小物入れ等のように、使
用時に車室内に突出する収納装置の安全装置に関し、特
に収納装置のロック装置と安全装置との改良に係るもの
である。
されるカップホルダーや灰皿、小物入れ等のように、使
用時に車室内に突出する収納装置の安全装置に関し、特
に収納装置のロック装置と安全装置との改良に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、安全装置付き車載用収納装
置について既に提案を行っている(実願平1−1209
67号)。同実願平1−120967号の願書に添付し
た明細書及び図面には、開口部を有するハウジングと、
このハウジングに保持されて、ハウジングの前記開口部
より突出する方向に移動する突出主体と、この突出主体
をハウジングの開口部より突出する方向に付勢する付勢
手段と、この付勢手段の付勢力に抗して、前記突出主体
を非突出位置にロックするとともに、このロック位置に
おいて、突出主体がハウジングに向かってさらに押し込
まれた際に、前記ロック状態を解除するロック装置と、
慣性力が作用したときに前記ロック装置の解除動作を阻
止する安全装置とを備え、上記ロック装置は、ハウジン
グと突出主体とのいずれか一方に固定されたロックピン
と、ハウジングと突出主体とのいずれか他方に一端部が
軸止され、他端自由端部にロックピンを引っ掛かるフッ
ク部を有し、このフック部に引っ掛けてロックピンを係
止して、突出主体を非突出位置にロックするとともに、
このロック位置から突出主体がハウジングに向かって押
し込まれた際に、一端部の軸を中心に回転し、ロックピ
ンをフック部から係脱させるカムレバーと、このカムレ
バーのフック部からロックピンが係脱する方向に、カム
レバーに対し、その一端部の軸を中心とした回転力を付
与するコイルスプリングとを備え、前記安全装置は、カ
ムレバーのフック部の旋回範囲の内外に移動可能に保持
され、常時は、フック部の旋回範囲外に位置し、慣性力
が作用した際にフック部の旋回範囲内に移動し、カムレ
バーのフック部がロックピンから係脱する方向に回転す
るのを阻止する応動体と、この応動体をフック部の旋回
範囲外に向かって付勢するコイルスプリングとを備えた
安全装置付き車載用収納装置が記載されている。
置について既に提案を行っている(実願平1−1209
67号)。同実願平1−120967号の願書に添付し
た明細書及び図面には、開口部を有するハウジングと、
このハウジングに保持されて、ハウジングの前記開口部
より突出する方向に移動する突出主体と、この突出主体
をハウジングの開口部より突出する方向に付勢する付勢
手段と、この付勢手段の付勢力に抗して、前記突出主体
を非突出位置にロックするとともに、このロック位置に
おいて、突出主体がハウジングに向かってさらに押し込
まれた際に、前記ロック状態を解除するロック装置と、
慣性力が作用したときに前記ロック装置の解除動作を阻
止する安全装置とを備え、上記ロック装置は、ハウジン
グと突出主体とのいずれか一方に固定されたロックピン
と、ハウジングと突出主体とのいずれか他方に一端部が
軸止され、他端自由端部にロックピンを引っ掛かるフッ
ク部を有し、このフック部に引っ掛けてロックピンを係
止して、突出主体を非突出位置にロックするとともに、
このロック位置から突出主体がハウジングに向かって押
し込まれた際に、一端部の軸を中心に回転し、ロックピ
ンをフック部から係脱させるカムレバーと、このカムレ
バーのフック部からロックピンが係脱する方向に、カム
レバーに対し、その一端部の軸を中心とした回転力を付
与するコイルスプリングとを備え、前記安全装置は、カ
ムレバーのフック部の旋回範囲の内外に移動可能に保持
され、常時は、フック部の旋回範囲外に位置し、慣性力
が作用した際にフック部の旋回範囲内に移動し、カムレ
バーのフック部がロックピンから係脱する方向に回転す
るのを阻止する応動体と、この応動体をフック部の旋回
範囲外に向かって付勢するコイルスプリングとを備えた
安全装置付き車載用収納装置が記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した収納
装置では、ロック装置と安全装置とに、それぞれコイル
スプリングを使用していたため、コイルスプリングが2
本必要となるという問題点があった。そこで、本発明
は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、ロック装置と安全装置とのコイル
スプリングを共用できるようにしたものである。
装置では、ロック装置と安全装置とに、それぞれコイル
スプリングを使用していたため、コイルスプリングが2
本必要となるという問題点があった。そこで、本発明
は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、ロック装置と安全装置とのコイル
スプリングを共用できるようにしたものである。
【0004】特に、請求項1記載の収納装置は、コイル
スプリングの一方の巻き端を、カムレバーに掛け止める
とともに、他方の巻き端を応動体に弾力的に当接させる
ことで、応動体をカムレバーのフック部の旋回範囲外に
移動させる付勢力を得ている。又、請求項2記載の収納
装置は、コイルスプリングの一方の巻き端に応動体を直
接、固定することで、慣性力が作用した際に、カムレバ
ーにコイルスプリングの復元力が作用しないようにして
いる。
スプリングの一方の巻き端を、カムレバーに掛け止める
とともに、他方の巻き端を応動体に弾力的に当接させる
ことで、応動体をカムレバーのフック部の旋回範囲外に
移動させる付勢力を得ている。又、請求項2記載の収納
装置は、コイルスプリングの一方の巻き端に応動体を直
接、固定することで、慣性力が作用した際に、カムレバ
ーにコイルスプリングの復元力が作用しないようにして
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の収納装
置は、コイルスプリング(90)の一方の巻き端(91)を、カ
ムレバー(80)のフック部(81)に掛け止めるとともに、他
方の巻き端(92)を応動体(61)に弾力的に当接させ、コイ
ルスプリングがねじり戻ろうとする復元力により、カム
レバーをロックピン(70)から係脱させる方向に回転させ
るとともに、応動体をフック部の旋回範囲外に向かって
付勢させるようにしたことを特徴とする。
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の収納装
置は、コイルスプリング(90)の一方の巻き端(91)を、カ
ムレバー(80)のフック部(81)に掛け止めるとともに、他
方の巻き端(92)を応動体(61)に弾力的に当接させ、コイ
ルスプリングがねじり戻ろうとする復元力により、カム
レバーをロックピン(70)から係脱させる方向に回転させ
るとともに、応動体をフック部の旋回範囲外に向かって
付勢させるようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の収納装置は、コイルスプリ
ング(90)の一方の巻き端(91)を、カムレバー(80)の一端
部が軸止されたハウジング(20)と突出主体(例えばカッ
プホルダー30)とのいずれか他方(例えばハウジング2
0)に掛け止めるとともに、他方の巻き端(92)には、カ
ムレバーより慣性重量の重い応動体(61)を固定し、この
応動体をコイルスプリングがねじり戻ろうとする復元力
により、カムレバーのフック部(81)に弾性的に接触させ
るとともに、慣性力が作用した際に、カムレバーのフッ
ク部から離隔させるようにしたことを特徴とする。
ング(90)の一方の巻き端(91)を、カムレバー(80)の一端
部が軸止されたハウジング(20)と突出主体(例えばカッ
プホルダー30)とのいずれか他方(例えばハウジング2
0)に掛け止めるとともに、他方の巻き端(92)には、カ
ムレバーより慣性重量の重い応動体(61)を固定し、この
応動体をコイルスプリングがねじり戻ろうとする復元力
により、カムレバーのフック部(81)に弾性的に接触させ
るとともに、慣性力が作用した際に、カムレバーのフッ
ク部から離隔させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作 用】したがって、請求項1記載の収納装置によれ
ば、1本のコイルスプリング(90)を使用して、コイルス
プリングがねじり戻ろうとする復元力により、カムレバ
ー(80)をロックピン(70)から係脱させる方向に回転させ
るとともに、応動体(61)をカムレバーのフック部(81)の
旋回範囲外に向かって付勢させることができる。
ば、1本のコイルスプリング(90)を使用して、コイルス
プリングがねじり戻ろうとする復元力により、カムレバ
ー(80)をロックピン(70)から係脱させる方向に回転させ
るとともに、応動体(61)をカムレバーのフック部(81)の
旋回範囲外に向かって付勢させることができる。
【0008】請求項2記載の収納装置によれば、慣性力
が作用した際に、応動体(61)がカムレバー(80)のフック
部(81)から離隔する方向に移動することで、コイルスプ
リング(90)による回転力がカムレバーに作用しなくな
る。このため、カムレバーが、コイルスプリングの復元
力により、ロックピン(70)から係脱する方向に回転し、
そのロック状態が解錠されるのを未然に防止することが
できる。
が作用した際に、応動体(61)がカムレバー(80)のフック
部(81)から離隔する方向に移動することで、コイルスプ
リング(90)による回転力がカムレバーに作用しなくな
る。このため、カムレバーが、コイルスプリングの復元
力により、ロックピン(70)から係脱する方向に回転し、
そのロック状態が解錠されるのを未然に防止することが
できる。
【0009】
【実施例】図1〜7は、本考案の第1実施例を示すもの
であり、図1は収納装置の横断面図、図2はロック装置
及び安全装置を示す拡大平面図、図3はロック装置の縦
断面図、図4〜6は図2にそれぞれ対応し、ロック装置
と安全装置との各動作状態を示すものであり、図4はロ
ックピンがカムレバーから係脱する際の初期状態を示す
平面図、図5はロックピンとカムレバーとの係合初期状
態を示す平面図、図6はロックピンとカムレバーとの係
合状態の途中経過を示す平面図である。
であり、図1は収納装置の横断面図、図2はロック装置
及び安全装置を示す拡大平面図、図3はロック装置の縦
断面図、図4〜6は図2にそれぞれ対応し、ロック装置
と安全装置との各動作状態を示すものであり、図4はロ
ックピンがカムレバーから係脱する際の初期状態を示す
平面図、図5はロックピンとカムレバーとの係合初期状
態を示す平面図、図6はロックピンとカムレバーとの係
合状態の途中経過を示す平面図である。
【0010】図1中、10は、収納装置を示すものであ
り、本収納装置10は、図1に示すように、開口部21を有
するハウジング20と、このハウジング20内にスライド可
能に保持されて、ハウジング20の前記開口部21より出入
りする突出主体としてのカップホルダー30と、このカッ
プホルダー30をハウジング20の開口部21に向かって押し
出す付勢手段としての板ばね40と、この板ばね40のばね
力に抗して、前記カップホルダー30をハウジング20内に
格納された格納位置にロックさせるとともに、このロッ
ク位置において、カップホルダー30がハウジング20内に
向かって奥に押し込まれた際に、前記ロック状態が解除
されるロック装置50と、慣性力が作用したときに前記ロ
ック装置50の解除動作を阻止する安全装置60とを備え
る。
り、本収納装置10は、図1に示すように、開口部21を有
するハウジング20と、このハウジング20内にスライド可
能に保持されて、ハウジング20の前記開口部21より出入
りする突出主体としてのカップホルダー30と、このカッ
プホルダー30をハウジング20の開口部21に向かって押し
出す付勢手段としての板ばね40と、この板ばね40のばね
力に抗して、前記カップホルダー30をハウジング20内に
格納された格納位置にロックさせるとともに、このロッ
ク位置において、カップホルダー30がハウジング20内に
向かって奥に押し込まれた際に、前記ロック状態が解除
されるロック装置50と、慣性力が作用したときに前記ロ
ック装置50の解除動作を阻止する安全装置60とを備え
る。
【0011】上記ハウジング20は、車室内のインスツー
ルメントパネル(図示せず)に埋設状に固定され、その
開口部21を該パネルの表面とほぼ面一に位置させる。上
記カップホルダー30は、図1に示すように、ハウジング
20の開口部21から手前に引き出して使用し、その左右両
側には、カップや缶類等(図示せず)を挿入する左右一
対の挿入孔31,31が形成されている。尚、カップの広が
った開口縁を挿入孔31の内縁に掛け止めるようにしても
よいし、或いは缶類であれば、その底をカップホルダー
30により保持させるようにして、挿入孔31中にカップや
缶類が倒れないように保持させる。
ルメントパネル(図示せず)に埋設状に固定され、その
開口部21を該パネルの表面とほぼ面一に位置させる。上
記カップホルダー30は、図1に示すように、ハウジング
20の開口部21から手前に引き出して使用し、その左右両
側には、カップや缶類等(図示せず)を挿入する左右一
対の挿入孔31,31が形成されている。尚、カップの広が
った開口縁を挿入孔31の内縁に掛け止めるようにしても
よいし、或いは缶類であれば、その底をカップホルダー
30により保持させるようにして、挿入孔31中にカップや
缶類が倒れないように保持させる。
【0012】カップホルダー30の手前側の縁部には、図
1に示すように、ハウジング20内から引き出し易いよう
に、ハウジング20の開口部21より大きな鍔部32が設けら
れている。カップホルダー30の左右両側縁部には、図1
に示すように、その下面から突出した左右一対の突起部
33が設けられている。これに対し、ハウジング20の内部
には、上記両突起部33がそれぞれはまり込む左右一対の
ガイド溝22が、カップホルダー30のスライド方向に沿っ
て形成されている。そして、カップホルダー30の両突起
部33は、組立時に、ハウジング20の両ガイド溝22にそれ
ぞれはめ込まれ、両突起部33が両ガイド溝22の手前側の
端部にそれぞれ当接することで、カップホルダー30の最
前進位置が規制されるようにしている。
1に示すように、ハウジング20内から引き出し易いよう
に、ハウジング20の開口部21より大きな鍔部32が設けら
れている。カップホルダー30の左右両側縁部には、図1
に示すように、その下面から突出した左右一対の突起部
33が設けられている。これに対し、ハウジング20の内部
には、上記両突起部33がそれぞれはまり込む左右一対の
ガイド溝22が、カップホルダー30のスライド方向に沿っ
て形成されている。そして、カップホルダー30の両突起
部33は、組立時に、ハウジング20の両ガイド溝22にそれ
ぞれはめ込まれ、両突起部33が両ガイド溝22の手前側の
端部にそれぞれ当接することで、カップホルダー30の最
前進位置が規制されるようにしている。
【0013】これに対し、カップホルダー30の最後退位
置は、両突起部33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞ
れ当接することで規制される。そして、カップホルダー
30の最後退位置は、図1に二点鎖線で示したように、カ
ップホルダー30がハウジング20内に格納された格納位置
を少し行き過ぎるように設定されている。又、カップホ
ルダー30の最後退位置では、カップホルダー30の鍔部32
の後面が、ハウジング20の開口端面に当接するようにし
ている。
置は、両突起部33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞ
れ当接することで規制される。そして、カップホルダー
30の最後退位置は、図1に二点鎖線で示したように、カ
ップホルダー30がハウジング20内に格納された格納位置
を少し行き過ぎるように設定されている。又、カップホ
ルダー30の最後退位置では、カップホルダー30の鍔部32
の後面が、ハウジング20の開口端面に当接するようにし
ている。
【0014】前記板ばね40は、図1に示すように、全体
が略への字形に折れ曲がり、その一端部がハウジング20
の後壁23に固定されるとともに、他端部が開口部21に向
かった斜め前方に延び、その先端部が略J字形に丸く折
り曲げられている。又、ハウジング20の後壁23には、板
ばね40の先端屈曲部41がはまり込む切欠部24が形成され
ている。
が略への字形に折れ曲がり、その一端部がハウジング20
の後壁23に固定されるとともに、他端部が開口部21に向
かった斜め前方に延び、その先端部が略J字形に丸く折
り曲げられている。又、ハウジング20の後壁23には、板
ばね40の先端屈曲部41がはまり込む切欠部24が形成され
ている。
【0015】したがって、カップホルダー30は、その後
面が板ばね40の先端部41に押されることで、カップホル
ダー30は途中まで押し出され、それ以降は、鍔部32を持
って手前に引き出して使用される(図1)。前記ロック
装置50は、図1〜3に示すように、ハウジング20とカッ
プホルダー30とのいずれか一方、ここではカップホルダ
ー30の下面から突出したロックピン70と、ハウジング20
とカップホルダー30とのいずれか他方、ここではハウジ
ング20の底壁25に一端部が軸止され、他端自由端部にロ
ックピン70に引っ掛かるフック部81を有し、このフック
部81によりロックピン70を引っ掛けて、カップホルダー
30をハウジング20内に収納された格納位置にロックさせ
るとともに、この格納位置からカップホルダー30がハウ
ジング20内に押し込まれた際に、一端部の軸82を中心に
回転し、ロックピン70をフック部81から係脱させるカム
レバー80と、このカムレバー80のフック部81からロック
ピン70が係脱する方向、図2において時計回りにカムレ
バー80を回転させるコイルスプリング90とを備える。
面が板ばね40の先端部41に押されることで、カップホル
ダー30は途中まで押し出され、それ以降は、鍔部32を持
って手前に引き出して使用される(図1)。前記ロック
装置50は、図1〜3に示すように、ハウジング20とカッ
プホルダー30とのいずれか一方、ここではカップホルダ
ー30の下面から突出したロックピン70と、ハウジング20
とカップホルダー30とのいずれか他方、ここではハウジ
ング20の底壁25に一端部が軸止され、他端自由端部にロ
ックピン70に引っ掛かるフック部81を有し、このフック
部81によりロックピン70を引っ掛けて、カップホルダー
30をハウジング20内に収納された格納位置にロックさせ
るとともに、この格納位置からカップホルダー30がハウ
ジング20内に押し込まれた際に、一端部の軸82を中心に
回転し、ロックピン70をフック部81から係脱させるカム
レバー80と、このカムレバー80のフック部81からロック
ピン70が係脱する方向、図2において時計回りにカムレ
バー80を回転させるコイルスプリング90とを備える。
【0016】上記カムレバー80は、図2に示すように、
先行提案のものとほぼ同じ構造を成している。カムレバ
ー80は、図2に示すように、その一端部に、軸82を通
す、軸穴83が形成されるとともに、他端部には、鎌形な
いしはフック形のフック部81が形成され、例えば剛性の
高いプラスチックで一体に成形されている。
先行提案のものとほぼ同じ構造を成している。カムレバ
ー80は、図2に示すように、その一端部に、軸82を通
す、軸穴83が形成されるとともに、他端部には、鎌形な
いしはフック形のフック部81が形成され、例えば剛性の
高いプラスチックで一体に成形されている。
【0017】前記フック部81には、図2に示すように、
その先端部に、ロックピン70に当接する、斜めに傾斜し
た円弧状の傾斜カム面84が形成されている。フック部81
の内部には、一端が横向き、図2において左向きに開放
するとともに、他端が閉じて奥になっているスリット85
が形成されている。そして、スリット85を挟んで、傾斜
カム面84側に位置する後縁部には、図2に示すように、
ロックピン70を係止する、スリット85の奥にまで達しな
い凹部86が形成されている。又、スリット85を挟んで、
軸穴83側に位置する前縁部には、ロックピン70を上記凹
部86に導くための、凹部86に向かって浅く突出した角
(つの)状のガイド片87が形成されている。
その先端部に、ロックピン70に当接する、斜めに傾斜し
た円弧状の傾斜カム面84が形成されている。フック部81
の内部には、一端が横向き、図2において左向きに開放
するとともに、他端が閉じて奥になっているスリット85
が形成されている。そして、スリット85を挟んで、傾斜
カム面84側に位置する後縁部には、図2に示すように、
ロックピン70を係止する、スリット85の奥にまで達しな
い凹部86が形成されている。又、スリット85を挟んで、
軸穴83側に位置する前縁部には、ロックピン70を上記凹
部86に導くための、凹部86に向かって浅く突出した角
(つの)状のガイド片87が形成されている。
【0018】さらに、スリット85の奥には、図2,3に
示すように、ロックピン70をスリット85内から外部に導
出する、傾斜カム面84の途中に開放するともに、傾斜カ
ム面84に向かって次第に底の浅くなった脱出路88が、凹
部86に隣接させて形成されている。前記安全装置60は、
図2,3に示すように、カムレバー80のフック部81の旋
回範囲の内外にスライド可能に保持され、常時は、フッ
ク部81の旋回範囲外に位置し、慣性力が作用した際にフ
ック部81の旋回範囲内にスライドし、カムレバー80のフ
ック部81がロックピン70から係脱する方向、図2におい
て時計回りに回転するのを阻止する応動体61を備える。
示すように、ロックピン70をスリット85内から外部に導
出する、傾斜カム面84の途中に開放するともに、傾斜カ
ム面84に向かって次第に底の浅くなった脱出路88が、凹
部86に隣接させて形成されている。前記安全装置60は、
図2,3に示すように、カムレバー80のフック部81の旋
回範囲の内外にスライド可能に保持され、常時は、フッ
ク部81の旋回範囲外に位置し、慣性力が作用した際にフ
ック部81の旋回範囲内にスライドし、カムレバー80のフ
ック部81がロックピン70から係脱する方向、図2におい
て時計回りに回転するのを阻止する応動体61を備える。
【0019】上記応動体61には、図2に示すように、車
両の進行方向の前後に細長い直方体を成し、例えば鉛等
の金属により形成されている。車両の進行方向の前方に
位置する、応動体61の先端部には、カムレバー80の傾斜
カム面84に当接し、その回転角度を規制するストッパ62
が形成されている。そして、カムレバー80が応動体61の
ストッパ62に当接した状態では、カムレバー80の脱出路
88が、車両の進行方向に対してほぼ平行になるように設
定されている。又、このとき、ロックピン70が、カムレ
バー80の脱出路88の延長線状に位置するように設定され
ている。
両の進行方向の前後に細長い直方体を成し、例えば鉛等
の金属により形成されている。車両の進行方向の前方に
位置する、応動体61の先端部には、カムレバー80の傾斜
カム面84に当接し、その回転角度を規制するストッパ62
が形成されている。そして、カムレバー80が応動体61の
ストッパ62に当接した状態では、カムレバー80の脱出路
88が、車両の進行方向に対してほぼ平行になるように設
定されている。又、このとき、ロックピン70が、カムレ
バー80の脱出路88の延長線状に位置するように設定され
ている。
【0020】これに対し、ハウジング20の底壁25には、
図2に示すように、応動体61を車両の進行方向の前後に
スライド可能に保持するガイド枠26が形成されている。
そして、車両の進行方向の前方に位置する、ガイド枠26
の先端部には、応動体61の前面に当接し、その最前進位
置を規制する、断面L字形に屈曲した屈曲片27が形成さ
れている。
図2に示すように、応動体61を車両の進行方向の前後に
スライド可能に保持するガイド枠26が形成されている。
そして、車両の進行方向の前方に位置する、ガイド枠26
の先端部には、応動体61の前面に当接し、その最前進位
置を規制する、断面L字形に屈曲した屈曲片27が形成さ
れている。
【0021】したがって、応動体61は、ハウジング20の
ガイド枠26内にスライド可能に保持される。そして、車
両の進行方向の前方に位置する、応動体61の前面が、図
2に二点鎖線で示したように、屈曲片27の後面に当接す
ることで、応動体61の最前進位置が規制される。これに
対し、応動体61のストッパ62の後方端面が、図2に実線
で示したように、ガイド枠26の前方端面に当接すること
で、応動体61の最後退位置が規制される。
ガイド枠26内にスライド可能に保持される。そして、車
両の進行方向の前方に位置する、応動体61の前面が、図
2に二点鎖線で示したように、屈曲片27の後面に当接す
ることで、応動体61の最前進位置が規制される。これに
対し、応動体61のストッパ62の後方端面が、図2に実線
で示したように、ガイド枠26の前方端面に当接すること
で、応動体61の最後退位置が規制される。
【0022】前記コイルスプリング90は、図2,3に示
すように、その中心のリング部93を、カムレバー80の軸
82に通して、ハウジング20の底壁25の上面とカムレバー
80の下面とで弾縮させる。このため、カムレバー80は、
図3に示すように、コイルスプリング90の圧縮復元力に
より、ハウジング20の底壁25の上面から浮上させられて
いる。
すように、その中心のリング部93を、カムレバー80の軸
82に通して、ハウジング20の底壁25の上面とカムレバー
80の下面とで弾縮させる。このため、カムレバー80は、
図3に示すように、コイルスプリング90の圧縮復元力に
より、ハウジング20の底壁25の上面から浮上させられて
いる。
【0023】そして、コイルスプリング90の一方の巻き
端91を、図2に示すように、カムレバー80のフック部81
の側縁に掛け止めている。ここでは、コイルスプリング
90の一方の巻き端91を、スリット85の閉塞側のフック部
81の側縁に、下側から折り返し状に掛け止めている。
又、コイルスプリング90の他方の巻き端92は、応動体61
の前面に弓形に屈曲させて当接させている。
端91を、図2に示すように、カムレバー80のフック部81
の側縁に掛け止めている。ここでは、コイルスプリング
90の一方の巻き端91を、スリット85の閉塞側のフック部
81の側縁に、下側から折り返し状に掛け止めている。
又、コイルスプリング90の他方の巻き端92は、応動体61
の前面に弓形に屈曲させて当接させている。
【0024】したがって、コイルスプリング90がねじり
戻ろうとする復元力により、カムレバー80がその軸82を
中心に時計回りに回転するように付勢されるとともに、
応動体61が車両の進行方向後ろ向きに付勢される。一
方、応動体61を作動させるに要する慣性力は、その材
質、形状等を一定にした場合には、コイルスプリング90
のばね常数を変化させることで、任意に設定できる。本
実施例では、応動体61を作動させるに要する慣性力を、
例えば3G程度の設定している。
戻ろうとする復元力により、カムレバー80がその軸82を
中心に時計回りに回転するように付勢されるとともに、
応動体61が車両の進行方向後ろ向きに付勢される。一
方、応動体61を作動させるに要する慣性力は、その材
質、形状等を一定にした場合には、コイルスプリング90
のばね常数を変化させることで、任意に設定できる。本
実施例では、応動体61を作動させるに要する慣性力を、
例えば3G程度の設定している。
【0025】したがって、自動車の衝突時等に発生す
る、3Gを越えるような急激な慣性力が発生した場合に
限り、応動体61が、図2に二点鎖線で示したように、コ
イルスプリング90の復元力に抗して、車両の進行方向前
方にスライドし、カムレバー80の旋回範囲内に突出す
る。これに対し、車両の急発進時や急減速時に発生す
る、3G未満の軽度な慣性力に対しては、コイルスプリ
ング90の復元力が勝り、応動体61が、図2に実線で示し
たように、後退位置を維持し、カムレバー80の旋回範囲
外に位置する。
る、3Gを越えるような急激な慣性力が発生した場合に
限り、応動体61が、図2に二点鎖線で示したように、コ
イルスプリング90の復元力に抗して、車両の進行方向前
方にスライドし、カムレバー80の旋回範囲内に突出す
る。これに対し、車両の急発進時や急減速時に発生す
る、3G未満の軽度な慣性力に対しては、コイルスプリ
ング90の復元力が勝り、応動体61が、図2に実線で示し
たように、後退位置を維持し、カムレバー80の旋回範囲
外に位置する。
【0026】上記構成を備えた本収納装置10を、車室内
のインスツールメントパネル(図示せず)に装着した状
態の使用状態を説明する。まず、図1に二点鎖線で示し
たように、ハウジング20内に格納されたカップホルダー
30を、ハウジング20から引き出して使用するには、カッ
プホルダー30の鍔部32の前面を、ハウジング20内に向か
って押し込めばよい。
のインスツールメントパネル(図示せず)に装着した状
態の使用状態を説明する。まず、図1に二点鎖線で示し
たように、ハウジング20内に格納されたカップホルダー
30を、ハウジング20から引き出して使用するには、カッ
プホルダー30の鍔部32の前面を、ハウジング20内に向か
って押し込めばよい。
【0027】カップホルダー30が押し込まれると、その
下面から突出したロックピン70が、カップホルダー30と
一体的にハウジング20内を車両の進行方向前方に前進す
る。ロックピン70が前進すると、図2に二点鎖線で示し
たように、カムレバー80の凹部86にいたロックピン70
が、凹部86内から係脱して、スリット85内に進む。この
ため、ロックピン70がカムレバー80のスリット85に沿っ
て相対的に移動できるようになるので、カムレバー80の
回転が可能となる。
下面から突出したロックピン70が、カップホルダー30と
一体的にハウジング20内を車両の進行方向前方に前進す
る。ロックピン70が前進すると、図2に二点鎖線で示し
たように、カムレバー80の凹部86にいたロックピン70
が、凹部86内から係脱して、スリット85内に進む。この
ため、ロックピン70がカムレバー80のスリット85に沿っ
て相対的に移動できるようになるので、カムレバー80の
回転が可能となる。
【0028】そこで、コイルスプリング90がねじり戻ろ
うとする復元力により、カムレバー80が、その軸82を中
心に時計回りに回転することで、図4に示すように、ロ
ックピン70がカムレバー80のスリット85の奥に向かって
相対的に移動し、スリット85の奥に位置する脱出路88に
臨む。このときのカムレバー80の最大回転角度は、その
傾斜カム面84が、応動体61の先端部のストッパ62に当接
することで規制される。
うとする復元力により、カムレバー80が、その軸82を中
心に時計回りに回転することで、図4に示すように、ロ
ックピン70がカムレバー80のスリット85の奥に向かって
相対的に移動し、スリット85の奥に位置する脱出路88に
臨む。このときのカムレバー80の最大回転角度は、その
傾斜カム面84が、応動体61の先端部のストッパ62に当接
することで規制される。
【0029】一方、カップホルダー30は、その両突起部
33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞれ当接すること
で、それ以上、押し込めなくなる。このため、カップホ
ルダー30を押し込む力が開放されると、カップホルダー
30は、板ばね40のばね復元力により、ハウジング20の開
口部21に向かって押し出される。その際に、ロックピン
70が車両の進行方向後ろ向き(手前側)に後退し、脱出
路88を通ってカムレバー80の外側に移動することで、カ
ムレバー80によるロック状態が解除される。
33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞれ当接すること
で、それ以上、押し込めなくなる。このため、カップホ
ルダー30を押し込む力が開放されると、カップホルダー
30は、板ばね40のばね復元力により、ハウジング20の開
口部21に向かって押し出される。その際に、ロックピン
70が車両の進行方向後ろ向き(手前側)に後退し、脱出
路88を通ってカムレバー80の外側に移動することで、カ
ムレバー80によるロック状態が解除される。
【0030】カップホルダー30は、板ばね40のストロー
ク分だけ、ハウジング20から押し出され、カップホルダ
ー30の手前側の半部が、ハウジング20の開口部21から手
前側に突出する。その後、カップホルダー30の鍔部32を
持って、手前に引き出し、図1に実線で示したように、
その両挿入孔31をハウジング20の開口部21から露呈させ
る。
ク分だけ、ハウジング20から押し出され、カップホルダ
ー30の手前側の半部が、ハウジング20の開口部21から手
前側に突出する。その後、カップホルダー30の鍔部32を
持って、手前に引き出し、図1に実線で示したように、
その両挿入孔31をハウジング20の開口部21から露呈させ
る。
【0031】尚、カップホルダー30の最大引き出し位置
は、その両突起部33が両ガイド溝22の手前側の端部にそ
れぞれ当接することで規制される。そして、カップや缶
類等(図示せず)を、カップホルダー30の挿入孔31に挿
入して使用する。使用後、カップホルダー30を格納する
には、その鍔部32をハウジング20内に押し込めばよい。
カップホルダー30が押し込まれると、そのロックピン70
がハウジング20内を前進し、やがて、図5に示すよう
に、カムレバー80の傾斜カム面84に当接する。
は、その両突起部33が両ガイド溝22の手前側の端部にそ
れぞれ当接することで規制される。そして、カップや缶
類等(図示せず)を、カップホルダー30の挿入孔31に挿
入して使用する。使用後、カップホルダー30を格納する
には、その鍔部32をハウジング20内に押し込めばよい。
カップホルダー30が押し込まれると、そのロックピン70
がハウジング20内を前進し、やがて、図5に示すよう
に、カムレバー80の傾斜カム面84に当接する。
【0032】ここで、カップホルダー30をさらに押し込
むと、カムレバー80の傾斜カム面84がロックピン70に押
されて、傾斜カム面84の傾斜により、カムレバー80が、
図5に二点鎖線で示すように、コイルスプリング90の復
元力に抗して、反時計回りに回転する。カムレバー80が
反時計回りにさらに回転すると、ロックピン70が、カム
レバー80のスリット85の開口端84aに達する(図6参
照)。ロックピン70がカムレバー80のスリット85の開口
端84aに達すると、カムレバー80が、図6に二点鎖線で
示すように、コイルスプリング90の復元力により時計回
りに回転する。このとき、ロックピン70が、カムレバー
80の開口端84aを通してスリット85内に進行し、図6に
二点鎖線で示すように、スリット85内に突出した角(つ
の)状のガイド片87に当接し、カムレバー80の回転が止
まる。
むと、カムレバー80の傾斜カム面84がロックピン70に押
されて、傾斜カム面84の傾斜により、カムレバー80が、
図5に二点鎖線で示すように、コイルスプリング90の復
元力に抗して、反時計回りに回転する。カムレバー80が
反時計回りにさらに回転すると、ロックピン70が、カム
レバー80のスリット85の開口端84aに達する(図6参
照)。ロックピン70がカムレバー80のスリット85の開口
端84aに達すると、カムレバー80が、図6に二点鎖線で
示すように、コイルスプリング90の復元力により時計回
りに回転する。このとき、ロックピン70が、カムレバー
80の開口端84aを通してスリット85内に進行し、図6に
二点鎖線で示すように、スリット85内に突出した角(つ
の)状のガイド片87に当接し、カムレバー80の回転が止
まる。
【0033】一方、カップホルダー30は、その両突起部
33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞれ当接すること
で、それ以上、押し込めなくなる。このため、カップホ
ルダー30を押し込む力が開放されると、カップホルダー
30が、板ばね40のばね復元力により、押し戻される。そ
の際に、ロックピン70も後退し、図2に示すように、カ
ムレバー80の凹部86に向かって移動する。ロックピン70
がカムレバー80の凹部86内に移動すると、ロックピン70
を介して、凹部86により板ばね40のばね復元力が受け止
められる。尚、カムレバー80は、図2に示すように、ロ
ックピン70が凹部86の端部に突き当たることで、コイル
スプリング90の復元力が受け止められる。
33が各ガイド溝22の奥側の端部にそれぞれ当接すること
で、それ以上、押し込めなくなる。このため、カップホ
ルダー30を押し込む力が開放されると、カップホルダー
30が、板ばね40のばね復元力により、押し戻される。そ
の際に、ロックピン70も後退し、図2に示すように、カ
ムレバー80の凹部86に向かって移動する。ロックピン70
がカムレバー80の凹部86内に移動すると、ロックピン70
を介して、凹部86により板ばね40のばね復元力が受け止
められる。尚、カムレバー80は、図2に示すように、ロ
ックピン70が凹部86の端部に突き当たることで、コイル
スプリング90の復元力が受け止められる。
【0034】こうして、カップホルダー30は、図1に二
点鎖線で示されているように、ハウジング20内の格納位
置に静止される。つぎに、自動車の衝突時等に発生す
る、3Gを越えるような急激な慣性力が発生した場合の
動作について説明する。急激な慣性力が作用する、カッ
プホルダー30が、板ばね40のばね復元力に抗して、後退
するとともに、応動体61が、図2に二点鎖線で示したよ
うに、コイルスプリング90の復元力に抗して、車両の進
行方向前方に前進する。
点鎖線で示されているように、ハウジング20内の格納位
置に静止される。つぎに、自動車の衝突時等に発生す
る、3Gを越えるような急激な慣性力が発生した場合の
動作について説明する。急激な慣性力が作用する、カッ
プホルダー30が、板ばね40のばね復元力に抗して、後退
するとともに、応動体61が、図2に二点鎖線で示したよ
うに、コイルスプリング90の復元力に抗して、車両の進
行方向前方に前進する。
【0035】応動体61が前進すると、その先端部に固定
されたストッパ62が、カムレバー80のフック部81の旋回
範囲内に突出する。このため、カムレバー80の側縁が、
応動体61のストッパ62に当接することで、カムレバー80
の時計回りの回転が阻止される。一方、カップホルダー
30の前進に伴って、ロックピン70が、図2に二点鎖線で
示したように、カムレバー80の凹部86内から係脱して、
スリット85内に進行する。このため、カムレバー80の回
転が可能となり、コイルスプリング90がねじり戻ろうと
する復元力により、カムレバー80がその軸82を中心に時
計回りに回転しようとする。しかし、応動体61のストッ
パ62により、カムレバー80の時計回りの回転が阻止され
ているため、カムレバー80は静止状態を維持する。
されたストッパ62が、カムレバー80のフック部81の旋回
範囲内に突出する。このため、カムレバー80の側縁が、
応動体61のストッパ62に当接することで、カムレバー80
の時計回りの回転が阻止される。一方、カップホルダー
30の前進に伴って、ロックピン70が、図2に二点鎖線で
示したように、カムレバー80の凹部86内から係脱して、
スリット85内に進行する。このため、カムレバー80の回
転が可能となり、コイルスプリング90がねじり戻ろうと
する復元力により、カムレバー80がその軸82を中心に時
計回りに回転しようとする。しかし、応動体61のストッ
パ62により、カムレバー80の時計回りの回転が阻止され
ているため、カムレバー80は静止状態を維持する。
【0036】やがて、慣性力がゼロないしはマイナス方
向に働くと、カップホルダー30が、板ばね40のばね復元
力に抗して、再度、後退する。このカップホルダー30の
後退に伴って、ロックピン70が、図2に実線で示したよ
うに、カムレバー80の凹部86内に再度、はまり込む。こ
のため、カムレバー80の凹部86により、板ばね40のばね
復元力が受け止められることで、カップホルダー30が再
度、ロックされ、ロック装置50のロック状態が解除され
ることがない。
向に働くと、カップホルダー30が、板ばね40のばね復元
力に抗して、再度、後退する。このカップホルダー30の
後退に伴って、ロックピン70が、図2に実線で示したよ
うに、カムレバー80の凹部86内に再度、はまり込む。こ
のため、カムレバー80の凹部86により、板ばね40のばね
復元力が受け止められることで、カップホルダー30が再
度、ロックされ、ロック装置50のロック状態が解除され
ることがない。
【0037】図7〜9は、本考案の第2実施例を示すも
のであり、本実施例の特徴点は、コイルスプリング90の
一方の巻き端91に、応動体63を固定した点にある。すな
わち、上記応動体63は、図8,9に示すように、楕円形
の略小判形を成し、例えば適度な重さを有し、且つ適度
な弾性と剛性とを有するプラスチックで成形されてい
る。
のであり、本実施例の特徴点は、コイルスプリング90の
一方の巻き端91に、応動体63を固定した点にある。すな
わち、上記応動体63は、図8,9に示すように、楕円形
の略小判形を成し、例えば適度な重さを有し、且つ適度
な弾性と剛性とを有するプラスチックで成形されてい
る。
【0038】応動体63の片側面には、図9に示すよう
に、コイルスプリング90の巻き端92をはめ込むための、
略L字形に屈曲した嵌入溝64が形成されている。そし
て、嵌入溝64の縁には、嵌入溝64内にコイルスプリング
90の巻き端92を固定するための複数の爪部65…が形成さ
れている。又、コイルスプリング90の巻き端92には、図
9に示すように、応動体63の嵌入溝64に合わせて、略L
字形に折曲された折曲部94が形成されている。
に、コイルスプリング90の巻き端92をはめ込むための、
略L字形に屈曲した嵌入溝64が形成されている。そし
て、嵌入溝64の縁には、嵌入溝64内にコイルスプリング
90の巻き端92を固定するための複数の爪部65…が形成さ
れている。又、コイルスプリング90の巻き端92には、図
9に示すように、応動体63の嵌入溝64に合わせて、略L
字形に折曲された折曲部94が形成されている。
【0039】そして、コイルスプリング90は、そのL字
形の折曲部94を、応動体63の嵌入溝64の開放面に合わせ
て強く押し込むことで取り付けられる。コイルスプリン
グ90を強く押し込むと、爪部65に係合し、さらに爪部65
がたわむことで、コイルスプリング90のL字形の折曲部
94が、応動体63の嵌入溝64内にパチンとはまり込み、外
れなくなる。
形の折曲部94を、応動体63の嵌入溝64の開放面に合わせ
て強く押し込むことで取り付けられる。コイルスプリン
グ90を強く押し込むと、爪部65に係合し、さらに爪部65
がたわむことで、コイルスプリング90のL字形の折曲部
94が、応動体63の嵌入溝64内にパチンとはまり込み、外
れなくなる。
【0040】一方、カムレバー80には、図7に示すよう
に、その軸穴83を挟んでフック部81とは反対側に短く張
り出した張出部89が形成されている。又、ハウジング20
の底壁25には、図7に示すように、カムレバー80の張出
部89に当接する、円弧状に屈曲した当接部28が形成され
ている。そして、カムレバー80の張出部89がハウジング
20の当接部28に当接した位置で、カムレバー80の脱出路
88が、車両の進行方向に対してほぼ平行になるように設
定されている。
に、その軸穴83を挟んでフック部81とは反対側に短く張
り出した張出部89が形成されている。又、ハウジング20
の底壁25には、図7に示すように、カムレバー80の張出
部89に当接する、円弧状に屈曲した当接部28が形成され
ている。そして、カムレバー80の張出部89がハウジング
20の当接部28に当接した位置で、カムレバー80の脱出路
88が、車両の進行方向に対してほぼ平行になるように設
定されている。
【0041】コイルスプリング90は、その中心のリング
部93を、カムレバー80の軸82に通した上、その巻き端92
に固定された応動体63を、図7に示すように、スリット
85の閉塞側のフック部81の側縁に当接させ、この状態で
他方の直線的な巻き端91を、ハウジング20の当接部28に
弾力的に掛け止める。上記した構成を有する本実施例に
よれば、コイルスプリング90がねじり戻ろうとする復元
力により、応動体63がカムレバー80の側縁に弾性的に当
接することで、カムレバー80が応動体63を介して、図7
に示すように、時計回りに付勢され、先の実施例のもの
と同様に動作する。
部93を、カムレバー80の軸82に通した上、その巻き端92
に固定された応動体63を、図7に示すように、スリット
85の閉塞側のフック部81の側縁に当接させ、この状態で
他方の直線的な巻き端91を、ハウジング20の当接部28に
弾力的に掛け止める。上記した構成を有する本実施例に
よれば、コイルスプリング90がねじり戻ろうとする復元
力により、応動体63がカムレバー80の側縁に弾性的に当
接することで、カムレバー80が応動体63を介して、図7
に示すように、時計回りに付勢され、先の実施例のもの
と同様に動作する。
【0042】これに加え、慣性力が作用すると、応動体
63が、コイルスプリング90の復元力に抗して時計回りに
回転する。このため、応動体63がカムレバー80の側縁か
ら離れ、コイルスプリング90の復元力がカムレバー80に
作用しなくなる。このとき、慣性力により、カップホル
ダー30が前進することで、ロックピン70が、図7に二点
鎖線で示したように、カムレバー80の凹部86から係脱
し、スリット85内に進行する。このため、カムレバー80
の回転が可能となるが、応動体63がカムレバー80の側縁
から離れ、コイルスプリング90の復元力がカムレバー80
に作用しなくなるため、カムレバー80は回転しない。
63が、コイルスプリング90の復元力に抗して時計回りに
回転する。このため、応動体63がカムレバー80の側縁か
ら離れ、コイルスプリング90の復元力がカムレバー80に
作用しなくなる。このとき、慣性力により、カップホル
ダー30が前進することで、ロックピン70が、図7に二点
鎖線で示したように、カムレバー80の凹部86から係脱
し、スリット85内に進行する。このため、カムレバー80
の回転が可能となるが、応動体63がカムレバー80の側縁
から離れ、コイルスプリング90の復元力がカムレバー80
に作用しなくなるため、カムレバー80は回転しない。
【0043】やがて、慣性力がゼロないしはマイナス方
向に働くと、カップホルダー30が、板ばね40のばね復元
力に抗して、再度、後退する。このカップホルダー30の
後退に伴って、ロックピン70が、図7に実線で示したよ
うに、カムレバー80の凹部86内に再度、はまり込む。こ
のため、カムレバー80の凹部86により、板ばね40のばね
復元力が受け止められることで、カップホルダー30が再
度、ロックされ、ロック装置50のロック状態が解除され
ることがない。
向に働くと、カップホルダー30が、板ばね40のばね復元
力に抗して、再度、後退する。このカップホルダー30の
後退に伴って、ロックピン70が、図7に実線で示したよ
うに、カムレバー80の凹部86内に再度、はまり込む。こ
のため、カムレバー80の凹部86により、板ばね40のばね
復元力が受け止められることで、カップホルダー30が再
度、ロックされ、ロック装置50のロック状態が解除され
ることがない。
【0044】尚、応動体63の形状は、楕円形の略小判形
に限らず、直方体や棒状であってもよく、又、材質も金
属であってもよい。図10は、本考案の他の実施例を示
すものであり、本実施例の特徴点は、コイルスプリング
90とその応動体61との取付構造にある。すなわち、応動
体61には、その長手方向の一方の円弧状の縁部から、図
10に示すように、コイルスプリング90の巻き端92を挿
入する盲孔状の嵌入孔65が形成され、その嵌入孔65の行
き止まった奥には、嵌入孔65の開口径より大径な大径室
65aが形成されている。
に限らず、直方体や棒状であってもよく、又、材質も金
属であってもよい。図10は、本考案の他の実施例を示
すものであり、本実施例の特徴点は、コイルスプリング
90とその応動体61との取付構造にある。すなわち、応動
体61には、その長手方向の一方の円弧状の縁部から、図
10に示すように、コイルスプリング90の巻き端92を挿
入する盲孔状の嵌入孔65が形成され、その嵌入孔65の行
き止まった奥には、嵌入孔65の開口径より大径な大径室
65aが形成されている。
【0045】これに対し、コイルスプリング90の巻き端
92には、図10に示すように、レ字形に折り返され、且
つその折り返し幅が嵌入孔65の開口径より幅広に折り返
された折返部95が形成されている。そして、コイルスプ
リング90のレ字形の折返部95を、応動体61の嵌入孔65に
合わせて挿入すると、折返部95がすぼまりながら嵌入孔
65内に進行し、嵌入孔65の大径室65aに達すると、再
度、レ字形に復元して嵌入孔65から抜けなくなる。
92には、図10に示すように、レ字形に折り返され、且
つその折り返し幅が嵌入孔65の開口径より幅広に折り返
された折返部95が形成されている。そして、コイルスプ
リング90のレ字形の折返部95を、応動体61の嵌入孔65に
合わせて挿入すると、折返部95がすぼまりながら嵌入孔
65内に進行し、嵌入孔65の大径室65aに達すると、再
度、レ字形に復元して嵌入孔65から抜けなくなる。
【0046】本実施例によれば、応動体61の取付構造
を、先に説明した第2実施例のものに比較して、一層、
簡便にできる。又、応動体61を取り付けたコイルスプリ
ング90は、先の第2実施例のものと同様に取り付けら
れ、又、作用についても同様の作用を果たす。尚、図面
に示した第1実施例のものでは、収納装置10として、カ
ップホルダーを例に挙げて説明したが、カップホルダー
に限らず、車載用の灰皿や小物入れ等のように、使用時
に車室内に突出する収納装置に使用してもよい。又、突
出主体としてのカップホルダー30を、ハウジング20内に
スライド可能に保持させたが、突出主体はスライドに限
らず、ハウジング20に対して回転するようにしてもよ
い。
を、先に説明した第2実施例のものに比較して、一層、
簡便にできる。又、応動体61を取り付けたコイルスプリ
ング90は、先の第2実施例のものと同様に取り付けら
れ、又、作用についても同様の作用を果たす。尚、図面
に示した第1実施例のものでは、収納装置10として、カ
ップホルダーを例に挙げて説明したが、カップホルダー
に限らず、車載用の灰皿や小物入れ等のように、使用時
に車室内に突出する収納装置に使用してもよい。又、突
出主体としてのカップホルダー30を、ハウジング20内に
スライド可能に保持させたが、突出主体はスライドに限
らず、ハウジング20に対して回転するようにしてもよ
い。
【0047】付勢手段としての板ばね40を例に挙げた
が、板ばねに限らず、コイルスプリングやゼンマイ等を
使用してもよいほか、これらの付勢手段によりカップホ
ルダー30を、最大突出位置まで突出させるようにしても
よい。
が、板ばねに限らず、コイルスプリングやゼンマイ等を
使用してもよいほか、これらの付勢手段によりカップホ
ルダー30を、最大突出位置まで突出させるようにしても
よい。
【0048】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の収納装置によれば、ロック位置と安全装置とのコ
イルスプリングを共用できるので、その構造を簡便にで
き、製造及び組み立ての容易な収納装置を提供すること
ができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の収納装置によれば、ロック位置と安全装置とのコ
イルスプリングを共用できるので、その構造を簡便にで
き、製造及び組み立ての容易な収納装置を提供すること
ができる。
【0049】又、請求項2記載の収納装置によれば、請
求項1記載の安全装置の構造を一層、簡便にすることが
できる。
求項1記載の安全装置の構造を一層、簡便にすることが
できる。
【図1】収納装置の横断面図である。
【図2】ロック装置及び安全装置を示す拡大平面図であ
る。
る。
【図3】ロック装置の側面図である。
【図4】図2に対応し、ロックピンがカムレバーから係
脱する際の初期状態を示す平面図である。
脱する際の初期状態を示す平面図である。
【図5】図2に対応し、ロックピンとカムレバーとの係
合初期状態を示す平面図である。
合初期状態を示す平面図である。
【図6】図2に対応し、ロックピンとカムレバーとの係
合状態の途中経過を示す平面図である。
合状態の途中経過を示す平面図である。
【図7】本考案の第2の実施例を示すものであり、ロッ
ク装置及び安全装置を示す平面図である。
ク装置及び安全装置を示す平面図である。
【図8】図7のコイルスプリングとその応動体とを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】コイルスプリングとその応動体との取り付け状
態を示す要部分解斜視図である。
態を示す要部分解斜視図である。
【図10】本考案の他の実施例を示すものであり、コイ
ルスプリングとその応動体との取り付け状態を示す要部
平面図である。
ルスプリングとその応動体との取り付け状態を示す要部
平面図である。
10 収納装置 20 ハウジング 21 開口部 30 突出主体としてのカップホルダー 40 付勢手段としての板ばね 50 ロック装置 60 安全装置 61 応動体 70 ロックピン 80 カムレバー 81 フック部 82 軸 90 コイルスプリング 91,92 コイルスプリングの巻き端
Claims (2)
- 【請求項1】 開口部を有するハウジングと、このハウ
ジングに保持されて、ハウジングの前記開口部より突出
する方向に移動する突出主体と、この突出主体をハウジ
ングの開口部より突出する方向に付勢する付勢手段と、
この付勢手段の付勢力に抗して、前記突出主体を非突出
位置にロックするとともに、このロック位置において、
突出主体がハウジングに向かって押し込まれた際に、前
記ロック状態が解除されるロック装置と、慣性力が作用
したときに前記ロック装置の解除動作を阻止する安全装
置とを備え、上記ロック装置は、ハウジングと突出主体
とのいずれか一方に固定されたロックピンと、ハウジン
グと突出主体とのいずれか他方に一端部が軸止され、他
端自由端部にロックピンに引っ掛かるフック部を有し、
このフック部により突出主体を非突出位置にロックさせ
るとともに、このロック位置から突出主体がハウジング
に向かって押し込まれた際に、一端部の軸を中心に回転
し、ロックピンをフック部から係脱させるカムレバー
と、このカムレバーのフック部からロックピンが係脱す
る方向に、カムレバーをその一端部の軸を中心に回転さ
せるコイルスプリングとを備え、前記安全装置は、カム
レバーのフック部の旋回範囲の内外に移動可能に保持さ
れ、常時は、フック部の旋回範囲外に位置し、慣性力が
作用した際にフック部の旋回範囲内に移動し、カムレバ
ーのフック部がロックピンから係脱する方向に回転する
のを阻止する応動体から構成された安全装置付き車載用
収納装置において、上記コイルスプリングの一方の巻き
端を、カムレバーのフック部に掛け止めるとともに、他
方の巻き端を応動体に弾力的に当接させ、コイルスプリ
ングがねじり戻ろうとする復元力により、カムレバーを
ロックピンから係脱させる方向に回転させるとともに、
応動体をフック部の旋回範囲外に向かって付勢させるよ
うにしたことを特徴とする安全装置付き車載用収納装
置。 - 【請求項2】 開口部を有するハウジングと、このハウ
ジングに保持されて、ハウジングの前記開口部より突出
する方向に移動する突出主体と、この突出主体をハウジ
ングの開口部より突出する方向に付勢する付勢手段と、
この付勢手段の付勢力に抗して、前記突出主体を非突出
位置にロックするとともに、このロック位置において、
突出主体がハウジングに向かって押し込まれた際に、前
記ロック状態が解除されるロック装置と、慣性力が作用
したときに前記ロック装置の解除動作を阻止する安全装
置とを備え、上記ロック装置は、ハウジングと突出主体
とのいずれか一方に固定されたロックピンと、ハウジン
グと突出主体とのいずれか他方に一端部が軸止され、他
端自由端部にロックピンに引っ掛かるフック部を有し、
このフック部により突出主体を非突出位置にロックさせ
るとともに、このロック位置から突出主体がハウジング
に向かって押し込まれた際に、一端部の軸を中心に回転
し、ロックピンをフック部から係脱させるカムレバー
と、このカムレバーのフック部からロックピンが係脱す
る方向に、カムレバーをその一端部の軸を中心に回転さ
せるコイルスプリングとを備えた安全装置付き車載用収
納装置において、上記コイルスプリングの一方の巻き端
を、カムレバーの一端部が軸止されたハウジングと突出
主体とのいずれか他方に掛け止めるとともに、他方の巻
き端には、カムレバーより慣性重量の重い応動体を固定
し、この応動体をコイルスプリングがねじり戻ろうとす
る復元力により、カムレバーのフック部に弾性的に接触
させるとともに、慣性力が作用した際に、カムレバーの
フック部から離隔させるようにしたことを特徴とする安
全装置付き車載用収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562291U JP2540002Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 安全装置付き車載用収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562291U JP2540002Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 安全装置付き車載用収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112124U JPH04112124U (ja) | 1992-09-29 |
JP2540002Y2 true JP2540002Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31902778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1562291U Expired - Lifetime JP2540002Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 安全装置付き車載用収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540002Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP1562291U patent/JP2540002Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112124U (ja) | 1992-09-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961219 |
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