JP2539989Y2 - 背ずり転換椅子の転換装置 - Google Patents

背ずり転換椅子の転換装置

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JP2539989Y2
JP2539989Y2 JP12663990U JP12663990U JP2539989Y2 JP 2539989 Y2 JP2539989 Y2 JP 2539989Y2 JP 12663990 U JP12663990 U JP 12663990U JP 12663990 U JP12663990 U JP 12663990U JP 2539989 Y2 JP2539989 Y2 JP 2539989Y2
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Japan
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chair
guide
futon
seat
receiver
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JP12663990U
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JPH0483046U (ja
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隆 菅原
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、椅子の座ぶとんに対して背ずりを前後に移
動変位して椅子の向きを反転する背ずり転換椅子の改良
に係り、特に転換操作が容易な背ずり転換椅子の転換装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、床面に固定した椅子の座ぶとんに対して背
ずりを前後に移動変位して椅子の向きを反転する背ずり
転換椅子が使用されている。この種の椅子の背ずり転換
装置は、第4図に示すように椅子の脚台50に固設したふ
とん受け51上に座ぶとん52を載設固着すると共に、上記
ふとん受け51の側枠中央と背ずり53の下端間をそれぞれ
等長の連桿54,54によって揺動自在に枢着連繋して支持
した平行リンク55(実際にはふとん受け51枢着側が僅か
に狭く、完全な平行リンクになっていない)から成る支
持転換構造を椅子の両側に構成し、平行リンク55の下側
の枢着部を支点として矢印A方向に揺動し、背ずり53の
起立位置を座ぶとんの何れかの端部に移動変位して椅子
の向きを反転する構造に成っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記平行リンク55を使用した背ずり転換椅子
では、椅子の反転に際して背ずり53を持って変位するも
のであるが、該背ずり53が平行リンク55の下側の枢着部
を中心とする略円形の矢印Aの軌跡で動作するため、動
作半径が小さく軌跡の高低差が大きい。
従って、椅子の転換操作をする場合、転換開始時では
上向きの傾きが際立って大きいため、操作者が負担する
背ずり53の支承荷重が大きく、従って大きな操作力を必
要とし、また、転換操作の後半では運動軌跡の落差によ
って背ずり53が急速度で自重落下するため動作終了時に
平行リンク55がストッパーと衝突する衝撃力が大きく成
り、危険を伴う等の問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、
転換操作が軽くできる背ずり転換椅子の転換装置を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る背ずり転換
椅子の転換装置は、床面に取り付けられる脚台上に固設
し、座ぶとんを載設するふとん受けと、該座ぶとんの上
方に立設する背ずりを支持する背ずりフレーム間に構成
される椅子の両側に構成した一対の背ずり転換装置であ
って、前記各背ずり転換装置は前記ふとん受けの側枠中
央に下端を回動自在に枢着した一対のガイドリンクの上
端側にガイド孔を穿設し、該ガイド孔に対して前記背ず
りフレームの下端部に離間突設したピン軸をそれぞれ孔
方向摺動自在に貫挿すると共に、前記ガイド孔から突出
した両ピン軸を前記ふとん受けの両側枠に固着した肘掛
けの袖部背面に固設したガイド板に穿設して成る比較的
曲率半径が大きい略円弧状のガイド溝に対して摺動自在
に遊嵌し、前記ガイド溝によって前記背ずりを支承し、
背ずりを前記ガイド溝の一方の端から他方の端に移動変
位して椅子の向きを変えるように構成したことを要旨と
するものである。
〔作用〕
上記目的を達成するために、背ずり転換椅子の向きを
変える場合には、背ずりを一方の側から他方の側に移動
変位すると、両側の背ずりフレームの下端部に形成した
二本のピン軸がガイド板のガイド溝の一端から該溝に沿
って摺動変位し、該ガイド溝の最高位部を越えて反対側
の端部に移動し、背ずりの自重によって安定位置にして
方向転換を終了する。このとき上記ガイド溝の曲率半径
が比較的大きく構成してあるため、ピン軸がガイド溝の
最高位部を越えるための操作力が小さくてすむようにな
る。
従って、比較的小さい力で背ずりを転換させ、椅子の
向きを変えることができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る背ずり転換椅子の転換装置の一実
施例を第1図乃至第3図に従って説明する。
本考案の背ずり転換装置1は、椅子の両側において、
床面に取り付けられる椅子の脚台2に固設する座ぶとん
3を載設固着するふとん受け4と該座ぶとん3の上方に
立設する背ずり5の背ずりフレーム6間に構成され、上
記座ぶとん3の両側に位置するようにふとん受け4に固
着した肘掛け7の袖部8に設けたガイド構造9によって
支持すると共に、背ずり装置1を隠蔽する構造に成って
いる。上記ふとん受け4の側枠中央には、2個のガイド
リンク10,10の下端がそれぞれピン軸11,11を介して回動
自在(矢印B)に離間枢着してあり、該各ガイドリンク
10,10の上端側の穿設したガイド孔12,12に対して上記背
ずりフレーム6の下端部に形成した取付ブラケット部13
に離間突設したピン軸14,14をそれぞれ孔方向摺動自在
に貫挿したものである。このガイド孔12,12から突出し
た両ピン軸14,14は、ふとん受け4の両側枠に固着した
肘掛け7の袖部8背面に設けた凹部15に固設したガイド
板16に穿設して成る円弧状(曲率半径R1)のガイド溝17
に対して摺動自在に遊嵌し、両側袖部8の該ガイド溝1
7,17によってピン軸14,14、背ずりフレーム6を介し、
背ずり5を支承した構造に成っている。
従って、背ずり転換椅子の向きを変えるため背ずり5
を一方の側から他方の側に移動変位すると、両側の背ず
りフレーム6の下端部に形成した取付ブラケット部13に
突設してなるピン軸14,14がガイド板16のガイド溝17の
一端から該溝に沿って摺動変位(矢印C)し、該ガイド
溝17の最高位部17aを越えて反対側の端部に移動し、背
ずり5の自重によって安定位置にする。このとき上記ガ
イド溝17の曲率半径R1がガイドリンク10の上端の軌跡の
曲率半径R2より充分に大きく構成してあるため、ピン軸
14,14がガイド溝17の最高位部17aを移動するとき該ピン
軸14,14はそれぞれガイドリンク10,10のガイド孔12に沿
ってリンクの内側方向に摺動するように成る。
そして、上記背ずり転換椅子の転換操作ではガイド溝
17の曲率半径R1が大きく高低差が小さいため、比較的小
さい力で背ずり5を転換させ、椅子の向きを変えること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る背ずり転換椅子の転換装置は、以上のよ
うに構成したから、背ずり支持部の軌跡において高低差
を小さくした構造に成るため、転換操作が楽に成ると共
に、転換操作終了時の衝撃を小さくすることが可能とな
り、操作性と安全性を確保することができる。
また、本考案の構造によれば、背ずり転換装置を椅子
の肘掛けの袖内に隠蔽することができる構造に成るた
め、椅子の見栄えを損なうことがない等の特徴を有する
ものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る背ずり転換装置を構成した椅子の
分解斜視図、 第2図は同背ずり転換装置の作動を示す要部側面図、 第3図は同要部の正面図、 第4図は従来の背ずり転換装置を示す椅子の要部側面図
である。 1……背ずり転換装置 3……座ぶとん、4……ふとん受け 5……背ずり、6……背ずりフレーム 7……肘掛け、8……袖部 9……ガイド構造、10……ガイドリンク 11,14……ピン軸、12……ガイド孔 16……ガイド板、17……ガイド溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に取り付けられる脚台上に固設し、座
    ぶとんを載設するふとん受けと、該座ぶとんの上方に立
    設する背ずりを支持する背ずりフレーム間に構成される
    椅子の両側に構成した一対の背ずり転換装置であって、 前記各背ずり転換装置は前記ふとん受けの側枠中央に下
    端を回動自在に枢着した一対のガイドリンクの上端側に
    ガイド孔を穿設し、該ガイド孔に対して前記背ずりフレ
    ームの下端部に離間突設したピン軸をそれぞれ孔方向摺
    動自在に貫挿すると共に、 前記ガイド孔から突出した両ピン軸を前記ふとん受けの
    両側枠に固着した肘掛けの袖部背面に固設したガイド板
    に穿設して成る比較的曲率半径が大きい略円弧状のガイ
    ド溝に対して摺動自在に遊嵌し、 前記ガイド溝によって前記背ずりを支承し、背ずりを前
    記ガイド溝の一方の端から他方の端に移動変位して椅子
    の向きを変えるように構成したことを特徴とする 背ずり転換椅子の転換装置。
JP12663990U 1990-11-30 1990-11-30 背ずり転換椅子の転換装置 Expired - Lifetime JP2539989Y2 (ja)

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JPH0483046U JPH0483046U (ja) 1992-07-20
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