JP2539959Y2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2539959Y2
JP2539959Y2 JP1988136022U JP13602288U JP2539959Y2 JP 2539959 Y2 JP2539959 Y2 JP 2539959Y2 JP 1988136022 U JP1988136022 U JP 1988136022U JP 13602288 U JP13602288 U JP 13602288U JP 2539959 Y2 JP2539959 Y2 JP 2539959Y2
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、レーザプリンタや複写機やファクシミリ等
の電子写真装置において、静電潜像担持体(感光体)上
の静電潜像を磁性トナーを使用して現像する現像装置に
関する。
従来の技術および課題 近年、電子写真装置の小型化に伴い現像装置およびそ
のトナー担持体(マグネットローラ)も小型化され、マ
グネット個数を少なくしかつマグネット自体も小型にな
ってきている。その副作用として、感光体とトナー担持
体との間の現像部においてトナーによるスキャベンジン
グ力が低下し、静電潜像担持体に不要なトナーが着きや
すく、にじみや地汚れが出やすくなった。
本考案の目的は、このような問題点を簡単に解消でき
る現像装置の提供にある。
課題を解決するための手段 本考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、 トナー容器28内のマグネットローラ31のようなトナー
担持部材を現像部33でたとえばベルト状感光体11のよう
な静電潜像担持体と対向する一方、前記現像部33位置で
は前記トナー担持部材内に現像磁極37を配置固定してな
り、前記トナー担持部材の回転により前記トナー容器28
内の磁性トナーを前記現像部33へと担持搬送し、前記現
像磁極37で前記静電潜像担持体に付着して現像を行う現
像装置において、 前記現像磁極37の法線方向の磁界37aのピーク位置37b
とトナー担持部材の回転中心とを結ぶ線が、前記現像磁
極37に隣接する水平方向の磁界43・44のうちトナー担持
搬送方向下流側の水平磁界44のピーク位置44aと前記ト
ナー担持部材の回転中心とを結ぶ線となす角度を30度以
下とし、 かつ、前記静電潜像担持体の回転中心と前記トナー担
持部材の回転中心とを結ぶ基準線に対し、該トナー担持
部材によるトナー担持搬送方向上流側を正とし、下流側
を負とするとき、前記現像磁極37の法線方向の磁界37a
のピーク位置37bと前記トナー担持部材の回転中心とを
結ぶ前記の線が、前記基準線となす角度を−4度以上+
8度以下とし、 また、前記現像磁極37に隣接するトナー担持搬送方向
下流側の前記水平磁界44において、そのピーク位置44a
よりトナー担持搬送方向上流側の磁界部分44bの変化率
を下流側の磁界部分44cの変化率より大きくしてなる、 ことを特徴とする。
作用 このようにすると、トナー担持体と静電潜像担持体と
の間で該静電潜像担持体に付着しなかった不要なトナー
粒子を、トナー担持体側へ的確に引き戻すことができ
る。
実施例 次に、本考案の一実施例を図面にしたがい詳細に説明
する。
第2図は、本考案による現像装置を備えるレーザプリ
ンタの概要構成図である。プリンタ本体10内において、
静電潜像担持体であるベルト状感光体11の回りに帯電チ
ャージャ12、光書込ユニット13、本考案による現像装置
14、転写チャージャ15、除電ユニット16、クリーニング
ユニット17が配置され、感光体11は帯電・露光・現像・
転写・除電・クリーニングのサイクルを繰り返す。一
方、給紙カセット18から給紙機構19により感光体11へ給
送される用紙は、該感光体11と転写チャージャ15との間
で感光体11上のトナー像を転写された後、そのトナー像
を定着ユニット20で定着され、排紙ユニット21によって
排紙トレイ22上に排出される。23はコントローラ、24は
エンジン駆動回路基板、25はファン、26は電源である。
なお、静電潜像担持体は、ドラム状感光体でも構わな
い。
第3図は、上記現像装置14の断面図である。磁性トナ
ー27を収容するトナー容器28内にアジテータ29が装着さ
れ、磁性トナー27はこのアジテータ29によって攪拌およ
び帯電される。トナー容器28のトナー送出口30には、ト
ナー担持体であるマグネットローラ31が回転自在に設け
られる。また、該トナー送出口30の外側上部には、マグ
ネットローラ31上の磁性トナーを一定の厚さにするトナ
ー規制部材(例えばドクターブレード)32が配置されて
いる。マグネットローラ31は、反時計方向に回転するス
リーブ内にマグネットを公知のように固定配置し、スリ
ーブの表面に磁性トナー27を担持して感光体11との間の
現像部33へ搬送する。34はトナー容器28内において磁性
トナー27の下方からの飛散やあふれを防止するあふれ防
止板、35は磁性トナー27を補給する交換可能なトナーカ
ートリッジである。
第1図は、マグネットローラ31の内部の磁極配置とそ
の磁界分布を示す。マグネットローラ31の磁極は、芯金
36の回りに合計5極配置されている。すなわち、前記現
像部33に真っ直ぐ対向する現像磁極(N極)37と、これ
と逆極性で上下に隣接する磁極(S極)38・39と、いわ
ゆる一つのカットマグネットによる2つの磁極40・41と
が、磁極39と磁極41との間に非磁性の合わせピース42を
介在させて円周方向に配置されている。同図において、
実線で表わす磁界37a・38a・39a・40a・41aはこれら磁
極37・38・39・40・41それぞれの法線方向の磁界、点線
で表わす磁界43・44・45・46は隣接磁極による水平方向
の磁界を示す。また、一点鎖線で示す磁界47は、現像磁
極37の法線方向の上記磁界37aと、それよりトナー下流
側の隣接する上記水平磁界44との合成成分の磁界を示
す。
以上のような磁界分布において本考案では、次のよう
な磁極配置関係になるようにする。
芯金36の軸線を中心として、現像磁極37の法線方向
の磁界37aのピーク位置37bと、それよりトナー搬送方向
下流側の隣接する水平磁界44のピーク位置44aとの角度
θ1を30度以下(θ1≦30度)、好ましくは10度≦θ1≦2
5度になるような磁極配置にする。従来は、35度≦θ1
45度であった。
前記合成成分の磁界47のピーク位置47aが上記ピー
ク位置37bと異なる位置に形成されるようにする。
第4図においてこのピーク位置37bが、感光体11の
中心とマグネットローラ31の中心(芯金36の中心)とを
結ぶ線となす角度をθ2とし、該ピーク位置37bがトナー
搬送上流方向にあるときを正、下流側にあるときを負と
すると、−4度≦θ2≦+8度になるようにする。
上記トナー搬送方向下流側の隣接する水平磁界44に
おいて、そのピーク位置44aより上流側の磁界部分44bの
変化率を下流側の磁界部分44cの変化率よりも大きくす
る。
第4図において、いま感光体11上の白黒の縞の潜像が
あると仮定する。このとき、感光体11上の白の部分に残
留電位または他の要因(黒から白になるときにかかる逆
電界等)によって現像時にトナー粒子48が感光体11に付
着してしまう。このような現像が、にじみや地汚れの原
因となる。
ところが、本考案では上記のように角度θ1を30度
以下としているため、現像部33でのスキャベンジング力
が増加し、感光体11上の不要なトナー粒子48をマグネッ
トローラ31へ引き戻すことができ、にじみや地汚れのな
い画像が得られる。磁性トナーとして8〜14μmの磁性
トナー粒子と3〜7μmの小径キャリア(5〜40%重
量)とを混合したものを使用し、マグネットローラ31の
直径が20mm、現像磁極37の磁力が1000〜13000ガウスに
して実験したところ、角度θ1とにじみとの関係は第5
図のグラフ、角度θ1と地汚れの関係は第6図のグラフ
のようになった。
さらに、本考案は、に加えてないしのようにす
ることにより、スキャベンジング力を一層増加されるこ
とができる。
なお、マグネットローラ31のN・S極は第1図に示す
ものと逆でもよく、またその着磁方法、マグネットの種
類、形状、極数、位置等は特に限定されるものではな
い。
考案の効果 本考案によれば、トナー担持体と静電潜像担持体との
間で該静電潜像担持体に付着しなかった不要なトナー粒
子を、トナー担持体側へ的確に引き戻すことができるた
め、にじみや地汚れのない高品質な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の現像装置におけるマグネットローラの
内部の磁極配置とその磁界分布を示す説明図、第2図は
この現像装置を備えるレーザプリンタの概要構成図、第
3図はこの現像装置の断面図、第4図は上記マグネット
ローラと感光体との間の現像部における磁性トナーの挙
動を示す説明図、第5図は、上記マグネットローラの現
像磁極の法線方向の磁界のピーク位置と、それよりトナ
ー搬送方向下流側の隣接する水平磁界のピーク位置との
角度θ1に対するにじみの大小関係を示すグラフ、第6
図はこの角度θ1と地汚れとの関係を示すグラフであ
る。 11……感光体(静電潜像担持体) 14……現像装置 27……磁性トナー 28……トナー容器 31……マグネットローラ(トナー担持体) 32……トナー規制部材 33……現像部 37……現像磁極 37a・37b……現像磁極の法線方向の磁界、そのピーク位
置 44・44a……トナー搬送方向下流側の水平磁界、そのピ
ーク位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー容器内のトナー担持部材を現像部で
    静電潜像担持体と対向する一方、前記現像部位置では前
    記トナー担持部材内に現像磁極を配置固定してなり、前
    記トナー担持部材の回転により前記トナー容器内の磁性
    トナーを前記現像部へと担持搬送し、前記現像磁極で前
    記静電潜像担持体に付着して現像を行う現像装置におい
    て、 前記現像磁極の法線方向の磁界のピーク位置とトナー担
    持部材の回転中心とを結ぶ線が、前記現像磁極に隣接す
    る水平方向の磁界のうちトナー担持搬送方向下流側の水
    平磁界のピーク位置と前記トナー担持部材の回転中心と
    を結ぶ線となす角度を30度以下とし、 かつ、前記静電潜像担持体の回転中心と前記トナー担持
    部材の回転中心とを結ぶ基準線に対し、該トナー担持部
    材によるトナー担持搬送方向上流側を正とし、下流側を
    負とするとき、前記現像磁極の法線方向の磁界のピーク
    位置と前記トナー担持部材の回転中心とを結ぶ前記の線
    が、前記基準線となす角度を−4度以上+8度以下と
    し、 また、前記現像磁極に隣接するトナー担持搬送方向下流
    側の前記水平磁界において、そのピーク位置よりトナー
    担持搬送方向上流側の磁界部分の変化率を下流側の磁界
    部分の変化率より大きくしてなる、現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2531133B2 (ja) * 1985-10-07 1996-09-04 ミノルタ株式会社 現像装置
JP2531651B2 (ja) * 1986-12-24 1996-09-04 キヤノン株式会社 現像方法

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JPH0258261U (ja) 1990-04-26

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