JP2539699Y2 - 交流入力電源盤の突入電流抑圧方式 - Google Patents

交流入力電源盤の突入電流抑圧方式

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JP2539699Y2
JP2539699Y2 JP1991044003U JP4400391U JP2539699Y2 JP 2539699 Y2 JP2539699 Y2 JP 2539699Y2 JP 1991044003 U JP1991044003 U JP 1991044003U JP 4400391 U JP4400391 U JP 4400391U JP 2539699 Y2 JP2539699 Y2 JP 2539699Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、交流入力電源盤の突入
電流抑圧方式に関し、特に、インバータを有する交流入
力電源盤の突入電流抑圧方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の交流入力電源盤の突入電流抑圧方
式は、図３に示すように、入力スイッチ１を導通するこ
とにより、交流入力電圧は、整流器２で整流され、入力
コンデンサ１０に流れる突入電流を電流抑圧抵抗器３で
抑圧し、入力コンデンサ１０の充電完了後、電源盤の変
換効率を低下させないために、前記電流抑圧抵抗器３を
リレーＲＬの接点等（サイリスタ又はトランジスタ）ｒ
ｌで短絡させる方式が一般的であり、周知である。小電
力の電源盤は、電流抑圧抵抗器３の短絡機能がないもの
もある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】この従来の交流入力電
源盤の突入電流抑圧方式では、電流抑圧抵抗器を短絡す
るタイミングが交流入力電圧周期に同期しておらず、ラ
ンダムに短絡するため、入力コンデンサに充電電流が流
れるタイミングで短絡した場合は、過大なラッシュ電流
が発生し、場合によっては、数十アンペアに達し、入力
線に接続されているスイッチ及びコネクタ類の接点の溶
着又は周辺装置の誤動作のような重大な問題点があっ
た。
【０００４】本考案の目的は、入力スイッチを導通した
とき、入力コンデンサに過大なラッシュ電流が流れない
ように、電流抑圧抵抗器を短絡するタイミングを選んだ
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、整流器と、電流抑圧抵抗器と、入力コン
デンサにより構成された交流入力電源盤において、交流
入力電圧をツエナダイオードによりクランプし、この電
圧をバッファによりクロック信号に変換し、このクロッ
ク信号と起動回路より得られた起動信号を、Ｄ形フリッ
プフロップに入力することにより、クロック信号の立ち
上がりに同期した信号を、Ｄ形フリップフロップから出
力し、この出力信号により、電流抑圧抵抗器を短絡する
ようにしたものである。
【０００６】
【実施例】次に、本考案について、図面を参照して説明
する。
【０００７】図１は本考案の一実施例を示す図である。
図１において、入力スイッチ１を導通させると、交流入
力電圧は整流器２で整流され、電流抑圧抵抗器３を経由
して、入力コンデンサ１０に印加される。この際、入力
電流Ｉは電流抑圧抵抗器３により抑圧される。交流入力
電圧はツエナダイオード６によりクランプされ、バッフ
ァ７によりクロック信号となってプリセット・リセット
付Ｄ形フリップフロップ９に入力される。ここで、トラ
ンス１１の２次巻線電圧をモニタしている起動回路８に
より起動信号がフリップフロップ９のリセットに入力さ
れると、Ｑ出力によりクロック信号の立ち上がりに同期
した信号が出力される。このタイミングは交流入力電圧
がほぼ零Ｖのタイミングであり、トランジスタ４，５が
導通し、電流抑圧抵抗器３を短絡する。
【０００８】図２は本考案の一実施例のタイミングチャ
ートを示す図である。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、交流入
力電圧がほぼ零Ｖのタイミングで電流抑圧抵抗器を短絡
するので、このタイミングでのラッシュ電流は、まった
く発生せず、入力ラインコンタクト（スイッチ、コネク
タ等）の溶着防止、小型化、及び、周辺装置の誤動作等
を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す図である。
【図２】本考案の一実施例のタイミングチャートを示す
図である。
【図３】従来の交流入力電源盤の突入電流抑圧方式を示
す図である。
【符号の説明】
１ 入力スイッチ ２ 整流器 ３ 電流抑圧抵抗器 ４，５ トランジスタ ６ ツエナダイオード ７ バッファ ８ 起動回路 ９ フリップフロップ １０ 入力コンデンサ １１ トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−170211（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−231878（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−50765（ＪＰ，Ａ)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】整流器と、電流抑圧抵抗器と、入力コンデ
    ンサにより構成された交流入力電源盤において、交流入
    力電圧をツエナダイオードによりクランプし、この電圧
    をバッファによりクロック信号に変換し、このクロック
    信号と起動回路より得られた起動信号を、Ｄ形フリップ
    フロップに入力することにより、クロック信号の立ち上
    がりに同期した信号を、Ｄ形フリップフロップから出力
    し、この出力信号により、電流抑圧抵抗器を短絡するよ
    うにしたことを特徴とする交流入力電源盤の突入電流抑
    圧方式。
  2. 【請求項２】電流抑圧抵抗器を短絡する手段がトランジ
    スタで構成されている請求項１記載の交流入力電源盤の
    突入電流抑圧方式。
JP1991044003U 1991-06-13 1991-06-13 交流入力電源盤の突入電流抑圧方式 Expired - Lifetime JP2539699Y2 (ja)

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JPH04137492U JPH04137492U (ja) 1992-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61231878A (ja) * 1985-04-05 1986-10-16 Nec Corp 直流電源装置
JPH02170211A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Yokogawa Electric Corp 突入防止装置

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JPH04137492U (ja) 1992-12-22

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