JP3187757B2 - スイッチング手段の駆動回路 - Google Patents

スイッチング手段の駆動回路

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JP3187757B2 JP31099097A JP31099097A JP3187757B2 JP 3187757 B2 JP3187757 B2 JP 3187757B2 JP 31099097 A JP31099097 A JP 31099097A JP 31099097 A JP31099097 A JP 31099097A JP 3187757 B2 JP3187757 B2 JP 3187757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】第1〜第4発明は故障でスイッチング手段
がオン駆動されっ放しになると支障(例:電源短絡、電
力浪費、過熱など。)を来たす様に接続される場合フェ
イル・セーフ機能を持たせることができるスイッチング
手段の駆動回路に関する。各発明の駆動回路ではその駆
動用直流電源手段の電圧方向がそのスイッチング手段の
駆動信号入力用に対を成す制御端子(例:ベース端子)
と主端子(例:エミッタ端子)の間にとって逆バイアス
方向となる様にその駆動用直流電源手段とその制御端子
・主端子間の部分が直列的に接続されるため、その駆動
用直流電源手段は単独でそのスイッチング手段をオン駆
動できない。その結果、万一その駆動回路が故障して
も、そのスイッチング手段はオン駆動されっ放しになら
ず、その駆動回路は「安全な方向」又は「望ましい方
向」に故障する。尚、各発明はその他に例えばトリガー
回路又はオン・オフ信号発生回路として使用される。
【0002】そのために、第1、第2発明はオン駆勅用
エネルギー蓄積手段としてキャパシタンス手段を使用
し、第3、第4発明はオン駆動用エネルギー蓄積手段と
してインダクタンス手段を使用している。また、第2、
第4発明の場合そのスイッチング手段のオフ駆動時その
駆動信号入力用に対を成す制御端子と主端子の間に逆バ
イアス電圧を印加してそのオフ状態を安定化させること
ができる。このため、各発明は単安定マルチバイブレー
タや電力変換回路、さらにこの電力変換回路を応用した
装置、例えば、内燃機関用点火装置を含む点火装置、高
電圧発生装置、オゾナイザー、放電灯点灯装置、誘導加
熱装置などに利用される。
【0003】
【背景技術】オン駆動用エネルギー蓄積手段としてコン
デンサを用いた従来のスイッチング手段の駆動回路の1
例を図2に示す。図2の回路では主回路の主直流電源が
駆動用直流電源を兼ねるが、その回路動作は次の通りで
ある。インバータ330の出力がオンのとき、プラスV
の電源線からダイオード336、抵抗333、コンデン
サ305、両ダイオード306及び抵抗335を経てイ
ンバータ330へコンデンサ305の充電電流が流れ、
オン駆動用のコンデンサ305が充電される。同時にダ
ーリントン接続のトランジスタ331がオフ駆動され、
ダーリントン接続のトランジスタ332がオン駆動され
る。一方、インバータ330がオフのとき、コンデンサ
305が抵抗334を介してトランジスタ331をベー
ス順バイアスしてオン駆動し、同時にトランジスタ33
2がオフ駆動される。 参考:米国特許4125814号、特開昭54−132
727号(第2図)、特開昭62−147953号。
【0004】図2の回路においてトランジスタ331側
の駆動回路を簡単化した基本回路を図3に示す。ここで
「スイッチ302」又は「スイッチ302を駆動する駆
動手段(図示せず。)」が故障した場合を考えてみる。
もし、図3の回路でスイッチ302又はその駆動手段が
故障してスイッチ302がオンしっ放しになっても、ト
ランジスタ307はオフしっ放しになるので、これと言
った問題は生じない。
【0005】しかしながら、図3の回路でスイッチ30
2又はスイッチ302の駆動手段が故障してスイッチ3
02が始めからオフしっ放しになると、オン駆動用のコ
ンデンサ305の電圧が始めゼロであっても、直流電源
301がダイオード336、抵抗333、コンデンサ3
05及び「エミッタとマイナス電源線の間に接続される
負荷(図示せず。)」を介してある程度コンデンサ30
5を充電した後、直流電源301がダイオード336、
抵抗333、334、トランジスタ307のベース・エ
ミッタ間および前記負荷を介してトランジスタ307に
ベース電流とベース電圧を供給し続ける。その結果、ト
ランジスタ307は不完全ながらオン駆動されてしまう
ので、「電源短絡の恐れ」あるいは「流れっ放しのコレ
クタ電流によるエネルギーの浪費」あるいは「流れっ放
しのコレクタ電流によるトランジスタ307の過熱また
は接続負荷(図示せず)の過熱」の間題が生じる。
【0006】尚、「電源短絡の恐れ」は例えば図2の回
路に戻って故障でトランジスタ331が不完全ながらオ
ン駆動されているときにトランジスタ332がオン駆動
される場合である。また、「コレクタ電流によるトラン
ジスタ307の過熱」は特に不完全なオン駆動によるト
ランジスタ307のオン電圧(電圧降下)の増加によっ
て引き起こされる。さらに、故障には半田付け不良など
によってスイッチ302が結線不良となり、スイッチ3
02が始めからオフしっ放しと同様な状態にある故障も
有る。
【0007】従って、故障しても「安全な方向」又は
「望ましい方向」に故障するフェイル・セーフの面から
すると、図3の回路で「スイッチ302(駆動制御用ス
イッチング手段)」又は「スイッチ302を駆動する駆
動手段」が故障する等してスイッチ302が「オンしっ
放しになっても」又は「オフしっ放しになっても」トラ
ンジスタ307(被駆動スイッチング手段)がオン駆動
されない方が良い方向への故障である。つまり、『駆動
制御用スイッチング手段などが故障する等した場合に被
駆動スイッチング手段がオン駆動されないフェイル・セ
ーフ機能を持つことが望まれる』のである。
(第1の問題点)
【0008】それから、図3の回路ではスイッチ302
のオン期間中コンデンサ305の充電電流がダイオード
306を流れて電圧降下(順電圧)を生じている間、ト
ランジスタ307にはベース逆バイアス電圧が供給さ
れ、そのオフ状態が安定化する。けれども、コンデンサ
305の充電が完了すると、トランジスタ307にベー
ス逆バイアス電圧を供給することはできない。これを解
決するには、図4の回路の様に抵抗338をコンデンサ
305に並列接続して、抵抗338の電流でダイオード
306に電圧降下を生じさせる様にすれば良い。
【0009】しかしながら、図4の回路に示す様にトラ
ンジスタ337が接続され、図2の回路と同様にスイッ
チ302とトランジスタ337が同時にオン駆動される
場合、コンデンサ305の充電電流も抵抗338の電流
もトランジスタ337の方へ流れてしまい、ダイオード
306に電圧降下は生じず、トランジスタ307にベー
ス逆バイアス電圧を供給することはできない。また、ト
ランジスタ337が接続されていなくても、接続される
負荷によってはこれと同様な事が起きる。
【0010】従って、トランジスタ307のオフ駆動時
にそのオフ状態を安定化させるために、そのベース・エ
ミッタ間に逆バイアス電圧を印加することが望まれる。
つまり、『被駆動スイッチング手段をオフ駆動すると
き、その駆動信号入力用に対を成す制御端子と主端子の
間に逆バイアス電圧を印加できることが望まれる』ので
ある。
(第2の問題点)
【0011】そこで、第1発明の目的は、オン駆動用エ
ネルギー蓄積手段としてキャパシタンス手段を用いて
『駆動制御用スイッチング手段などが故障する等した場
合に被駆動スイッチング手段がオン駆動されないフェイ
ル・セーフ機能を持つ』スイッチング手段の駆動回路を
提供することを目的としている。 (第1発明の目的)
【0012】また、第2発明の目的は、オン駆動用エネ
ルギー蓄積手段としてキャパシタンス手段を用いて『駆
動制御用スイッチング手段などが故障する等した場合に
被駆動スイッチング手段がオン駆動されないフェイル・
セーフ機能を持ち』、『被駆動スイッチング手段をオフ
駆動するとき、その駆動信号入力用に対を成す制御端子
と主端子の間に逆バイアス電圧を印加することができ
る』スイッチング手段の駆動回路を提供することを目的
としている。 (第2発明の目的)
【0013】そこで、第3発明の目的は、オン駆動用エ
ネルギー蓄積手段としてインダクタンス手段を用いて
『駆動制御用スイッチング手段などが故障する等した場
合に被駆動スイッチング手段がオン駆動されないフェイ
ル・セーフ機能を持つ』スイッチング手段の駆動回路を
提供することを目的としている。 (第3発明の目的)
【0014】また、第4発明の目的は、オン駆動用エネ
ルギー蓄積手段としてインダクタンス手段を用いて『駆
動制御用スイッチング手段などが故障する等した場合に
被駆動スイッチング手段がオン駆動されないフェイル・
セーフ機能を持ち』、『被駆動スイッチング手段をオフ
駆動するとき、その駆動信号入力用に対を成す制御端子
と主端子の間に逆バイアス電圧を印加することができ
る』スイッチング手段の駆動回路を提供することを目的
としている。 (第4発明の目的)
【0015】
【第1発明の開示】即ち、第1発明は、第1のスイッチ
ング手段と、オン駆動されっ放しだと支障を来たす様に
接続される第2のスイッチング手段と直流電圧を供給
し、前記第2のスイッチング手段の駆動信号入力用に対
を成す制御端子と主端子の間に対してその直流電圧方向
が逆バイアス方向となる様にその制御端子・主端子間の
部分と直列的に接続される直流電源手段と、キャパシタ
ンス手段と、前記制御端子・主端子間に接続され、その
逆バイアス方向の電流を通す通流手段と、前記第1のス
イッチング手段がオンのとき前記直流電源手段、前記第
1のスイッチング手段、前記キャパシタンス手段および
前記通流手段と共に第1の環路(=閉回路)を形成する
第1の電流制限手段と、前記第1のスイッチング手段が
オフのとき前記キャパシタンス手段がその蓄積エネルギ
ーによって前記制御端子・主端子間を順バイアスする第
2の環路を前記キャパシタンス手段と前記制御端子・主
端子間の部分と共に形成する第2の電流制限手段、を有
するスイッチング手段の駆動回路である。
【0016】このことによって、前記第1のスイッチン
グ手段(駆動制御用スイッチング手段)がオンのとき、
前記直流電源手段が前記第1のスイッチング手段、前記
通流手段および前記第1の電流制限手段を介してオン駆
動用の前記キャパシタンス手段を充電する。その後、前
記第1のスイッチング手段がターン・オフすると、前記
キャパシタンス手段が前記第2の電流制限手段を介して
前記制御端子・主端子間を順バイアスするので、前記第
2のスイッチング手段(被駆動スイッチング手段)はオ
ン駆動される。
【0017】この構成だと、前記直流電源手段の電圧方
向は前記制御端子・主端子間にとって逆バイアス方向と
なり、前記直流電源手段は単独では前記第2のスイッチ
ング手段をオン駆動することはできない。前記第2のス
イッチング手段をオン駆動できるのはエネルギーを蓄積
した前記キャパシタンス手段だけである。しかも、前記
キャパシタンス手段が前記第2のスイッチング手段をオ
ン駆動するには、前記第1のスイッチング手段がオンで
前記キャパシタンス手段が充電された後、前記第1のス
イッチング手段がオフで前記キャパシタンス手段が放電
するときに限られている。つまり、前記第2のスイッチ
ング手段のオン駆動には前記第1のスイッチング手段の
オン動作とオフ動作の両方が必要である。
【0018】従って、前記第1のスイッチング手段など
が故障する等して前記第1のスイッチング手段が「オン
しっ放しになると」あるいは「始めからオフしっ放しに
なると」前記第2のスイッチング手段はオン駆動されな
い。すなわち、『駆動制御用スイッチング手段(前記第
1のスイッチング手段)などが故障する等した場合に被
駆動スイッチング手段(前記第2のスイッチング手段)
がオン駆動されない』という効果(フェイル・セーフ機
能)を第1発明は持つ。 (第1発明の効果)
【0019】
【第2発明の開示】また、第2発明は、第1発明のスイ
ッチング手段の駆動回路において、前記第2のスイッチ
ング手段が自己ターン・オフ機能(自己消弧機能)を持
ち、前記通流手段が電圧降下手段であり、前記第1のス
イッチング手段がオンのとき前記直流電源手段、前記第
1のスイッチング手段および前記電圧降下手段と共に第
3の環路を形成する第3の電流制限手段を有するスイッ
チング手段の駆動回路である。
【0020】このことによって、前記第1のスイッチン
グ手段がオンのとき、前記直流電源手段が前記キャパシ
タンス手段を充電すると同時に前記直流電源手段が前記
第1のスイッチング手段と前記第3の電流制限手段を介
して前記電圧降下手段に電流を流して電圧降下を生じる
ので、この電圧降下が前記制御端子・主端子間に対して
逆バイアス電圧として供給される。従って、先程の第1
発明の効果に加えて『被駆動スイッチング手段(前記第
2のスイッチング手段)をオフ駆動するとき、その駆動
信号入力用に対を成す制御端子と主端子の間に逆バイア
ス電圧を印加することができる』という効果を第2発明
は持つ。 (第2発明の効果)
【0021】
【第3発明の開示】さらに、第3発明は、第1のスイッ
チング手段と、オン駆動されっ放しだと支障を来たす様
に接続される第2のスイッチング手段と、直流電圧を供
給し、前記第2のスイッチング手段の駆動信号入力用に
対を成す制御端子と主端子の間に対してその直流電圧方
向が逆バイアス方向となる様にその制御端子・主端子間
の部分と直列的に接続される直流電源手段と、インダク
タンス手段と、前記第1のスイッチング手段がオンのと
き前記直流電源手段、前記第1のスイッチング手段およ
び前記インダクタンス手段と共に第1の環路(=閉回
路)を形成する第1の電流制限手段と、前記制御端子・
主端子間に有って、前記第1のスイッチング手段がオフ
のとき前記インダクタンス手段がその蓄積エネルギーに
よって前記制御端子・主端子間を順バイアスする際に流
れる電流を通す電圧降下手段、を有するスイッチング手
段の駆動回路である。
【0022】このことによって、前記第1のスイッチン
グ手段(駆動制御用スイッチング手段)がオンのとき、
前記直流電源手段が前記第1のスイッチング手段と前記
第1の電流制限手段を介してオン駆動用の前記インダク
タンス手段を励磁する。その後、前記第1のスイッチン
グ手段がターン・オフすると、前記インダクタンス手段
の電流が前記電圧降下手段を流れて電圧降下(順バイア
ス電圧)を生じ、前記制御端子・主端子間を順バイアス
するので、前記第2のスイッチング手段(被駆動スイッ
チング手段)はオン駆動される。
【0023】この構成だと、前記直流電源手段の電圧方
向は前記制御端子・主端子間にとって逆バイアス方向と
なり、前記直流電源手段は単独では前記第2のスイッチ
ング手段をオン駆動できない。前記第2のスイッチング
手段をオン駆動できるのはエネルギーを蓄積した前記イ
ンダクタンス手段だけである。しかも、前記インダクタ
ンス手段が前記第2のスイッチング手段をオン駆動する
には、前記第1のスイッチング手段がオンで前記インダ
クタンス手段が励磁された後、前記第1のスイッチング
手段がオフで前記インダクタンス手段がその蓄積エネル
ギーを電流の形で放出するときに限られている。つま
り、前記第2のスイッチング手段のオン駆動には前記第
1のスイッチング手段のオン動作とオフ動作の両方が必
要である。
【0024】従って、前記第1のスイッチング手段など
が故障する等して前記第1のスイッチング手段が「オン
しっ放しになると」あるいは「始めからオフしっ放しに
なると」前記第2のスイッチング手段はオン駆動されな
い。すなわち、『駆動制御用スイッチング手段(前記第
1のスイッチング手段)などが故障する等した場合に被
駆動スイッチング手段(前記第2のスイッチング手段)
がオン駆動されない』という効果(フェイル・セーフ機
能)を第3発明は持つ。 (第3発明の効果)
【0025】
【第4発明の開示】それから、第4発明は、第3発明の
スイッチング手段の駆動回路において、前記第2のスイ
ッチング手段が自己ターン・オフ機能(自己消弧機能)
を持ち、前記第1のスイッチング手段がオンのとき前記
制御端子・主端子間が逆バイアスされる様に前記直流電
源手段、前記第1のスイッチング手段および前記制御端
子・主端子間の部分と共に第2の環路を形成する第2の
電流制限手段を有するスイッチング手段の駆動回路であ
る。
【0026】このことによって、前記第1のスイッチン
グ手段がオンのとき、前記直流電源手段が前記インダク
タンス手段を励磁すると同時に前記直流電源手段が前記
第1のスイッチング手段と前記第2の電流制限手段を介
して前記制御端子・主端子間を逆バイアスする。従っ
て、先程の第3発明の効果に加えて『被駆動スイッチン
グ手段(前記第2のスイッチング手段)をオフ駆動する
とき、その駆動信号入力用に対を成す制御端子と主端子
の間に逆バイアス電圧を印加することができる』という
効果を第4発明は持つ。
(第4発明の効果)
【0027】
【各発明を実施するための最良の形態】各発明をより詳
細に説明するために以下添付図面に従ってこれを説明す
る。但し、「故障でスイッチング手段がオン駆動されっ
放しになると支障を来たす様に接続される部分」に関し
ては後述する図15の実施例以降で説明する。図1に示
す第1発明の実施例では以下の通りそれぞれが前述した
各構成要素に相当する。 a)スイッチ302が前述した第1のスイッチング手段
に。 b)トランジスタ307が前述した第2のスイッチング
手段に。 c)トランジスタ307のベース端子とエミッタ端子が
前述した制御端子と主端子に。 d)直流電源301が前述した直流電源手段に。 e)コンデンサ305が前述したキャパシタンス手段
に。 f)「ダイオード306と抵抗309の並列回路」が前
述した通流手段に。 g)抵抗303が前述した第1の電流制限手段に。 h)「スイッチ302がオンのとき直流電源301、ス
イッチ302、抵抗303、コンデンサ305及び『ダ
イオード306と抵抗309の並列回路』が形成する環
路」が前述した第1の環路に。 i)抵抗304が前述した第2の電流制限手段に。 j)「コンデンサ305、抵抗304及びトランジスタ
307のエミッタ接合(ベース・エミッタ間PN接合)
が形成する環路」が前述した第2の環路に。ここで、特
筆すべき事は『トランジスタ307のエミッタ接合は直
流電源301に逆方向に直列接続されている』ことであ
る。
【0028】図1の実施例の動作は次の通りである。ス
イッチ302がオンのとき直流電源301がコンデンサ
305を充電し、その充電電流がダイオード306等に
電圧降下を生じている間その電圧降下がベース逆バイア
ス電圧となってトランジスタ307に供給される。その
後、スイッチ302がオフになると、コンデンサ305
がトランジスタ307のエミッタ接合などを介して放電
するので、その放電電流がそのエミッタ接合を流れてい
る間トランジスタ307はオン駆動される。ところで、
直流電源301の電圧はトランジスタ307のベース・
エミッタ間にとって逆バイアス方向だから、(たとえ新
しくどんな結線を追加しようとも)直流電源301は単
独ではトランジスタ307をオン駆動することはできな
い。
【0029】ここで仮に、「スイッチ302」もしくは
「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイ
ッチ302がオンしっ放しになるとコンデンサ305は
放電できないから、トランジスタ307はオン駆動され
ることはない。−方、「スイッチ302」もしくは「ス
イッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイッチ
302が始めからオフしっ放しになるとコンデンサ30
5は充電されず、蓄積エネルギーはゼロだから、トラン
ジスタ307はオン駆動されることはない。( フェイ
ル・セーフ機能という効果 )
【0030】尚、故障には他に半田付け不良などによっ
てスイッチ302が結線不良となったり、もしくは、腐
蝕によってスイッチ302への導線が断線したり等し
て、スイッチ302が始めからオフしっ放しと同様な状
態にある故障も有る。あるいは、腐蝕などによって等価
的にスイッチ302の両端が短絡されてスイッチ302
がオンしっ放しと同様な状態にある故障も有る。
【0031】さらに、「スイッチ302」もしくは「ス
イッチ302を駆動する駆動手段」が故障する等してス
イッチ302がオンになった後オフしっ放しになって
も、コンデンサ305がトランジスタ307のオン駆動
などにその蓄積エネルギーを使い果たしてしまうと、コ
ンデンサ305はトランジスタ307をオン状態に維持
することはできず、トランジスタ307は自然にターン
・オフする。図1の実施例の様にオン駆動時コンデンサ
の蓄積エネルギーを消費する場合この様なフェイル・セ
ーフ機能が追加される。
(追加効果)
【0032】一方、これが例えば従来の図3の回路など
の場合だと、スイッチ302がオンになった後オフしっ
放しになると、コンデンサ305がトランジスタ307
のオン駆動にその蓄積エネルギーを使い果たしてしまっ
ても、直流電源301からダイオード336と抵抗33
3、334等を介してベース電流とベース電圧が供給さ
れ続けるので、不完全ながらもトランジスタ307はオ
ン駆動され続ける。
【0033】図5に示す第1発明の実施例ではコンデン
サ305がトランジスタ307をオン駆動しない限り、
抵抗308の電流がダイオード306を流れて電圧降下
(順電圧)を生じ続けるので、この電圧降下によってト
ランジスタ307のベース・エミッタ間は逆バイアスさ
れ続ける。
【0034】図6に示す第1発明の実施例も可能であ
る。この実施例では抵抗309、310及びダイオード
306の接続体が前述した通流手段に相当し、抵抗30
4、310の直列回路が前述した第2の電流制限手段に
相当する。トランジスタ307のエミッタ接合は抵抗3
10を介して直流電源に逆方向に直列接続されている。
【0035】図7に示す第1発明の実施例は「図1の実
施例に対して電圧極性もしくは電圧方向に関して対称的
な関係にある駆動回路」を利用したもので、トランジス
タ74の出力をエミッタ接地したトランジスタ311、
312が増幅する。
【0036】図8に示す第2発明の実施例では以下の通
りそれぞれが前述した各構成要素に相当する。 a)スイッチ302が前述した第1のスイッチング手段
に。 b)トランジスタ307が前述した第2のスイッチング
手段に。 c)トランジスタ307のベース端子とエミッタ端子が
前述した制御端子と主端子に。 d)直流電源301が前述した直流電源手段に。 e)コンデンサ305が前述したキャパシタンス手段
に。 f)ダイオード306が前述した通流手段に。 g)抵抗303が前述した第1の電流制限手段に。 h)「スイッチ302がオンのとき、直流電源301、
スイッチ302、抵抗303、コンデンサ305及びダ
イオード306が形成する環路」が前述した第1の環路
に。 i)抵抗304が前述した第2の電流制限手段に。 j)「コンデンサ305、抵抗304及びトランジスタ
307のエミッタ接合(ベース・エミッタ間PN接合)
が形成する環路」が前述した第2の環路に。 k)抵抗308が前述した第3の電流制限手段に。 l)「スイッチ302がオンのとき、直流電源301、
スイッチ302、抵抗308及びダイオード306が形
成する環路」が前述した第3の環路に。ここで、特筆す
べき事は『トランジスタ307のエミッタ接合は直流電
源301に逆方向に直列接続されている』ことである。
【0037】図8の実施例の動作は次の通りである。ス
イッチ302がオンのとき直流電源301がコンデンサ
305を充電し、同時に抵抗308の電流などがダイオ
ード306に電圧降下を生じ、その電圧降下がベース逆
バイアス電圧となってトランジスタ307に供給され
る。つまり、トランジスタ307のオフ駆動時そのベー
ス・エミッタ間に逆バイアス電圧を印加することができ
る。(第2発明の効果)
【0038】その後、スイッチ302がオフになると、
コンデンサ305がトランジスタ307のエミッタ接合
(ベース・エミッタ間PN接合)等を介して放電するの
で、その放電電流がそのエミッタ接合を流れている間ト
ランジスタ307はオン駆動される。ところで、直流電
源301の電圧はトランジスタ307のベース・エミッ
タ間にとって逆バイアス方向だから、(たとえ新しくど
んな結線を追加しようとも、)直流電源301は単独で
はトランジスタ307をオン駆動できない。
【0039】ここで仮に、「スイッチ302」もしくは
「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイ
ッチ302がオンしっ放しになるとコンデンサ305は
放電できないから、トランジスタ307はオン駆動され
ることはない。一方、「スイッチ302」もしくは「ス
イッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイッチ
302が始めからオフしっ放しになるとコンデンサ30
5は充電されず、蓄積エネルギーはゼロだから、トラン
ジスタ307はオン駆動されることはない。(フェイル
・セーフ機能という効果)
【0040】尚、故障には他に半田付け不良などによっ
てスイッチ302が結線不良となったり、もしくは、腐
蝕によってスイッチ302への導線が断線したり等し
て、スイッチ302が始めからオフしっ放しと同様な状
態にある故障も有る。あるいは、腐蝕などによって等価
的にスイッチ302の両端が短絡されてスイッチ302
がオンしっ放しと同様な状態にある故障も有る。
【0041】また、「スイッチ302」もしくは「スイ
ッチ302を駆動する駆動手段」が故障する等してスイ
ッチ302がオンになった後オフしっ放しになっても、
コンデンサ305がトランジスタ307のオン駆動など
にその蓄積エネルギーを使い果たしてしまうと、コンデ
ンサ305はトランジスタ307をオン状態に維持する
ことはできず、トランジスタ307は自然にターン・オ
フする。図8の実施例の様にオン駆動時コンデンサの蓄
積エネルギーを消費する場合この様なフェイル・セーフ
機能が追加される。
(追加効果)
【0042】一方、これが例えば従来の図3の回路など
の場合だと、スイッチ302がオンになった後オフしっ
放しになると、コンデンサ305がトランジスタ307
のオン駆動にその蓄積エネルギーを使い果たしてしまっ
ても、直流電源301からダイオード336と抵抗33
3、334等を介してベース電流とベース電圧が供給さ
れ続けるので、不完全ながらもトランジスタ307はオ
ン駆動され続ける。
【0043】図9に示す第2発明の実施例ではトランジ
スタ101がエミッタ接地され、コンデンサ62のエネ
ルギーが抵抗321、109で消費されない様にダイオ
ード320が接続される等している。
【0044】図10に示す第3発明の実施例では以下の
通りそれぞれが前述した各構成要素に相当する。 a)スイッチ302が前述した第1のスイッチング手段
に。 b)トランジスタ12が前述した第2のスイッチング手
段に。 c)トランジスタ12のベース端子とエミッタ端子が前
述した制御端子と主端子に。 d)直流電源301が前述した直流電源手段に。 e)コイル10が前述したインダクタンス手段に。 f)抵抗9が前述した第1の電流制限手段に。 g)「スイッチ302がオンのとき、直流電源301、
スイッチ302、抵抗9及びコイル10が形成する環
路」が前述した第1の環路に。 h)「トランジスタ12のエミッタ接合(ベース・エミ
ッタ間PN接合)と抵抗309の並列回路」が前述した
電圧降下手段に。そして、ダイオード11と抵抗309
はトランジスタ12のエミッタ接合を逆電圧から保護す
る保護対策である。ここで、特筆すべき事は『トランジ
スタ12のエミッタ接合は直流電源301に逆方向に直
列接続されている』ことである。
【0045】図10の実施例の動作は次の通りである。
スイッチ302がオンのとき、直流電源301がコイル
10を励磁する。その後、スイッチ302がオフになる
と、コイル10がその蓄積エネルギーを電流の形で「ト
ランジスタ12のエミッタ接合と抵抗309の並列回
路」を介して放出するので、そのコイル電流の一部がそ
のエミッタ接合を流れている間トランジスタ12はオン
駆動される。ところで、直流電源301の電圧はトラン
ジスタ12のベース・エミッタ間にとって逆バイアス方
向だから、(たとえ新しくどんな結線を追加しようと
も、)直流電源301は単独ではトランジスタ12をオ
ン駆動することはできない。
【0046】ここで仮に、「スイッチ302」もしくは
「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイ
ッチ302がオンしっ放しになるとコイル10はその蓄
積エネルギーを放出できないから、トランジスタ12は
オン駆動されることはない。一方、「スイッチ302」
もしくは「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障
してスイッチ302が始めからオフしっ放しになるとコ
イル10は励磁されず、蓄積エネルギーはゼロだから、
トランジスタ12はオン駆動されることはない。
(フェイル・セーフ機能
という効果)
【0047】尚、故障には他に半田付け不良などによっ
てスイッチ302が結線不良となったり、もしくは、腐
蝕によってスイッチ302への導線が断線したり等し
て、スイッチ302が始めからオフしっ放しと同様な状
態にある故障も有る。あるいは、腐蝕などによって等価
的にスイッチ302の両端が短絡されてスイッチ302
がオンしっ放しと同様な状態にある故障も有る。
【0048】また、「スイッチ302」もしくは「スイ
ッチ302を駆動する駆動手段」が故障する等してスイ
ッチ302がオンになった後オフしっ放しになっても、
コイル10がトランジスタ12のオン駆動などにその蓄
積エネルギーを使い果たしてしまうと、コイル10はト
ランジスタ12をオン状態に維持することはできず、ト
ランジスタ12は自然にターン・オフする。図10の実
施例の様にオン駆動時コイルの蓄積エネルギーを消費す
る場合この様なフェイル・セーフ機能が追加される。
(追加効果)
【0049】一方、これが例えば従来の図3の回路など
の場合だと、スイッチ302がオンになった後オフしっ
放しになると、コンデンサ305がトランジスタ307
のオン駆動にその蓄積エネルギーを使い果たしてしまっ
ても、直流電源301からダイオード336と抵抗33
3、334等を介してベース電流とベース電圧が供給さ
れ続けるので、不完全ながらもトランジスタ307はオ
ン駆動され続ける。
【0050】図11に示す第3発明の実施例ではコイル
10がトランジスタ12をオン駆動しない限り、抵抗3
08の電流が主にダイオード306を流れて電圧降下
(順電圧)を生じ続けるので、この電圧降下によってト
ランジスタ12のベース・エミッタ間は逆バイアスされ
続ける。トランジスタ12のエミッタ接合が前述した電
圧降下手段に相当する。
【0051】図12に示す第3発明の実施例も可能であ
る。トランジスタ12のエミッタ接合は抵抗310を介
して直流電源301に逆方向に直列接続されている。
【0052】図43に示す第3発明の実施例は『図10
の実施例に対して電圧極性もしくは電圧方向に関して対
称的な関係にある駆動回路』を利用したもので、トラン
ジスタ74の出力をエミッタ接地したトランジスタ31
1が増幅する。
【0053】図14に示す第4発明の実施例では以下の
通りそれぞれが前述した各構成要素に相当する。 a)スイッチ302が前述した第1のスイッチング手段
に。 b)トランジスタ12が前述した第2のスイッチング手
段に。 c)トランジスタ12のベース端子とエミッタ端子が前
述した制御端子と主端子に。 d)直流電源301が前述した直流電源手段に。 e)コイル10が前述したインダクタンス手段に。 f)抵抗9が前述した第1の電流制限手段に。 g)「スイッチ302がオンのとき、直流電源301、
スイッチ302、抵抗9及びコイル10が形成する環
路」が前述した第1の環路に。 h)トランジスタ12のエミッタ接合(ベース・エミッ
タ間PN接合)が前述した電圧降下手段に。 i)抵抗308が前述した第2の電流制限手段に。 j)「スイッチ302がオンのとき、直流電源301、
スイッチ302、抵抗308及びトランジスタ12のエ
ミッタ接合が形成する環路」が前述した第2の環路に。
【0054】それから、ダイオード306はトランジス
タ12のエミッタ接合の逆電圧に対する保護対策であ
り、ダイオード11はコイル10がトランジスタ12を
オン駆動するとき抵抗308で消費されるエネルギーを
減らす対策である。ここで、特筆すべき事は『トランジ
スタ12のエミッタ接合は直流電源301に逆方向に直
列接続されている』ことである。
【0055】図14の実施例の動作は次の通りである。
スイッチ302がオンのとき、直流電源301がコイル
10を励磁し、同時に抵抗308の電流がダイオード3
06に電圧降下を生じ、その電圧降下がベース逆バイア
ス電圧となってトランジスタ12に供給される。つま
り、トランジスタ12のオフ駆動時そのベース・エミッ
タ間に逆バイアス電圧を印加することができる。
(第4発明の効果)
【0056】その後、スイッチ302がオフになると、
コイル10がその蓄積エネルギーを電流の形でトランジ
スタ12のエミッタ接合を介して放出するので、そのコ
イル電流がそのエミッタ接合を流れている間トランジス
タ12はオン駆動される。ところで、直流電源301の
電圧はトランジスタ12のベース・エミッタ間にとって
逆バイアス方向だから、(たとえ新しくどんな結線を追
加しようとも、)直流電源301は単独ではトランジス
タ12をオン駆動することはできない。
【0057】ここで仮に、「スイッチ302」もしくは
「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障してスイ
ッチ302がオンしっ放しになるとコイル10はその蓄
積エネルギーを放出できないから、トランジスタ12は
オン駆動されることはない。一方、「スイッチ302」
もしくは「スイッチ302を駆動する駆動手段」が故障
してスイッチ302が始めからオフしっ放しになるとコ
イル10は励磁されず、蓄積エネルギーはゼロだから、
トランジスタ12はオン駆動されることはない。
(フェイル・セーフ機能
という効果)
【0058】尚、故障には他に半田付け不良などによっ
てスイッチ302が結線不良となったり、もしくは、腐
蝕によってスイッチ302への導線が断線したり等し
て、スイッチ302が始めからオフしっ放しと同様な状
態にある故障も有る。あるいは、腐蝕などによって等価
的にスイッチ302の両端が短絡されて、スイッチ30
2がオンしっ放しと同様な状態にある故障も有る。
【0059】また、「スイッチ302」もしくは「スイ
ッチ302を駆動する駆動手段」が故障する等してスイ
ッチ302がオンになった後オフしっ放しになっても、
コイル10がトランジスタ12のオン駆動などにその蓄
積エネルギーを使い果たしてしまうと、コイル10はト
ランジスタ12をオン状態に維持することはできず、ト
ランジスタ12は自然にターン・オフする。図14の実
施例の様にオン駆動時コイルの蓄積エネルギーを消費す
る場合この様なフェイル・セーフ機能が追加される。
(追加効果)
【0060】一方、これが例えば従来の図3の回路など
の場合だと、スイッチ302がオンになった後オフしっ
放しになると、コンデンサ305がトランジスタ307
のオン駆動にその蓄積エネルギーを使い果たしてしまっ
ても、直流電源301からダイオード336と抵抗33
3、334等を介してベース電流とベース電圧が供給さ
れ続けるので、不完全ながらもトランジスタ307はオ
ン駆動され続ける。
【0061】図15〜図31に示す各実施例では「故障
でスイッチング手段がオン駆動されっ放しになると支障
を来たす様に接続される部分」も図示してある。図15
に示す第3発明の実施例はリアクトル17と転流コンデ
ンサ18の直列共振回路を用いて負荷抵抗19に交流電
流を流すAC−ACコンバータ回路である。接続端子t
1〜t4は同じ符号を付した接続端子同士がそれぞれ接
続される。図15のAC−ACコンバータ回路で使用し
ているスイッチング手段の駆動回路(トリガー回路)は
図10に示す第3発明の実施例を利用したもので、トラ
ンジスタ12の出力をコレクタ接地したトランジスタ1
3、14が増幅する。
【0062】尚、両サイリスタ16のトリガーに従来と
違う本発明者が考え出した新トリガー方式(参考:特開
昭62−5019号)を用いており、サイリスタ5、2
05どちらもオンでなくなったとき両サイリスタ16は
自動的にトリガーされるので、そのトリガー・タイミン
グは自動的に最適となる。そのために、トランジスタ8
等がサイリスタ5、205の各オン、オフを検出する。
但し、『サイリスタ5、205の各ターン・オフを妨げ
ない様に各ダイオード3を流れる各オン・オフ検出用電
流はサイリスタ5、205の各保持電流より小さく設定
されている。』
【0063】ここで図15の回路の動作説明をする。サ
イリスタ5又は205がオンの時トランジスタ8からコ
イル10に励磁電流が流れ、コイル10に磁気エネルギ
ーが蓄えられる。その後、サイリスタ5、205どちら
もオンでなくなった時トランジスタ8がターン・オフす
るので、コイル10を流れていた電流はトランジスタ1
2のエミッタ接合、ダイオード11及び抵抗9等を経て
流れる。このコイル電流はコイル10と抵抗9等の時定
数で決まる期間の間トランジスタ12のベースに流れる
ので、これに対応した期間トランジスタ13、14がオ
ンとなる。その結果、両サイリスタ16がパルス・トラ
ンス15を介してトリガーされる。このトリガー期間は
その直列共振回路の半周期より短く設定され、この共振
電流がその半周期の間に一方のサイリスタ16を流れて
から反転する前に、他方のサイリスタ16がオフを回復
する様になっている。このため、この共振電流は半周期
ずつ断続的に流れる。サイリスタ5、205のトリガー
には従来のトリガー方式を用いて、固定されたタイミン
グで周期的に行っても良い。尚、パルス・トランス15
はできるだけそのコアーに磁気エネルギーが蓄積されな
い様に通常の使い方で使われる。また、ダイオード12
0はサージ電圧対策である。
【0064】いま仮に故障でトランジスタ12が従来通
りオン駆動されっ放しになったとすると、パルス・トラ
ンス15の磁束が飽和した後は両サイリスタ16はどち
らもトリガーされなくなるから、図15の実施例は動作
不能に陥る。その磁束飽和後トランジスタ12〜14は
図右端に示す直流電源を短絡し続けてしまい、支障を来
たす。しかし、第3発明の作用により図15の実施例の
場合そうはならない。
【0065】図16、図17両図に示す第1発明の実施
例は直列インバータ式点火回路で、符号V3、V4、
G、x8〜x10に関して同じ符号を付した導線同士は
それぞれ接続状態にある。図中76はDC−DCコンバ
ータ、77は3端子レギュレータ、t36は点火信号
(この場合の起動・停止信号)を入力する入力端子であ
る。この実施例で使っているスイッチング手段の駆動回
路(トリガー用)は、トランジスタ79、80及びコン
デンサ62等によって形成され、図1に示す第1発明の
実施例を応用してエミッタ接地のトランジスタ80を駆
動するものである。
【0066】図16、図17両図に示す点火回路につい
て説明する。サイリスタ5が転流コンデンサ18の充電
用スイッチであり、サイリスタ205が転流コンデンサ
18の放電用スイッチで、その充電時と放電時にスパー
ク放電などを発生する。サイリスタ5のオン期間中サイ
リスタ5と整流器48の直列回路などが1次コイル81
aにとってフライホイール・ダイオードの様な役割を果
たすので、あるいは、整流器48が転流コンデンサ18
に対してクランプ・ダイオードの役割を果たすので、転
流コンデンサ18の電圧はほぼ電源コンデンサ88の電
圧にクランプされる。一方、サイリスタ205のオン期
間中サイリスタ205と整流器248の直列回路などが
1次コイル81aにとっでフライホイール・ダイオード
の様な役割を果たすので、あるいは、整流器248が転
流コンデンサ18に対してクランプ・ダイオードの役割
を果たすので、転流コンデンサ18の電圧はほぼゼロに
クランプされる。両ダイオード66と両抵抗86は点火
ノイズによるサージ電圧、サージ電流に対する対策であ
る。両抵抗86はその他に万が一サイリスタ5、205
が同時オンして電源コンデンサ88等を短絡した時の過
電流対策である。
【0067】図16、図17両図に示す点火回路にも本
発明者の新トリガー方式を用いている。入力端子t36
に入力されている点火信号がハイ・レベルであるときに
サイリスタ205と共にトランジスタ85がオンからオ
フになると、「トランジスタ47、78及びコンデンサ
46等が形成するトリガー回路」がサイリスタ5をトリ
ガーする。また、サイリスタ5がオンからオフになる
と、「トランジスタ79、80及びコンデンサ62等が
形成する駆動回路(トリガー用)」がサイリスタ205
をトリガーする。そのために、「トランジスタ85等が
形成するオン・オフ検出回路」がサイリスタ205のオ
ン・オフを検出してトランジスタ47等を制御し、そし
て、「トランジスタ79等が形成するオン・オフ検出回
路」がサイリスタ5のオン・オフを検出してトランジス
タ79自体を制御する。従って、サイリスタ5、205
は互いに相手のターン・オフによって自分がトリガーさ
れるので、図16、図17両図に示す点火回路は自己発
振機能を持つ様になる。その発振開始(起動)と発振停
止(動作停止)は入力端子t36に入力される点火信号
(この場合の起動・停止信号)に基づいて制御される。
尚、ダイオード83とツェナー・ダイオード84は高耐
電圧のトランジスタ85を不飽和スイッチングさせてス
イッチング速度を速めるため接続されている。
【0068】図16、図17両図に示す点火回路全体の
制御動作は次の通りである。その点火信号が立ち上がる
と、トランジスタ47がターン・オンするので、コンデ
ンサ46の充電電流がトランジスタ78をオン駆動して
サイリスタ5をトリガーする。サイリスタ5のオン期間
中トランジスタ79がコンデンサ62を充電して次のト
リガー動作を準備する。サイリスタ5と共にトランジス
タ79がターン・オフすると、コンデンサ62の放電電
流がトランジスタ80をオン駆動してサイリスタ205
をトリガーする。サイリスタ205と共にトランジスタ
85がターン・オンするとき前記点火信号がハイ・レベ
ルであれば、トランジスタ85がトランジスタ47をタ
ーン・オフさせるので、コンデンサ46は放電して次の
トリガー動作を準備する。サイリスタ205と共にトラ
ンジスタ85がターン・オフするとき前記点火信号がハ
イ・レベルであれば、再びトランジスタ47がターン・
オンし、コンデンサ46の充電電流がトランジスタ78
をオン駆動してサイリスタ5をトリガーする。以後同様
に同じ事が繰り返され、この点火回路は発振する。その
繰返しと発振は前記点火信号がハイ・レベルである限り
続く。しかし、サイリスタ205と共にトランジスタ8
5がターン・オフするとき前記点火信号がロー・レベル
であれば、トランジスタ47はオフのままで、その発振
は停止する。
【0069】ここでトランジスタ80に注目すると、ト
ランジスタ80をオン駆動させることができるのは『充
電(蓄積)エネルギーを持ったコンデンサ62』だけで
ある。いま仮に故障でトランジスタ80が従来通りオン
駆動されっ放しになったとすると、サイリスタ205と
トランジスタ85がオンしっ放しになるためこの点火回
路は動作不能に陥るが、前述した新トリガー方式の作用
によりこの点火回路は電源短絡を回避できる。 (所定
期間ごとに交互にトリガーする従来のトリガー・タイミ
ング固定方式だと、その故障中サイリスタ5がトリガー
されるとき電源短絡が起きてしまう。) それを回避で
きても、トランジスタ80のコレクタ電流がサイリスタ
205のゲート・カソード間、ツェナー・ダイオード8
4等を経てトランジスタ85のベースへ流れ続けるた
め、トランジスタ85のコレクタ電流も流れ続ける。そ
の結果、その故障中に電源が入ったままだと電力が浪費
されてしまい、省エネルギーの面で支障を来たす。どう
せ故障で回路が動作しないのなら、できるだけ電力消費
は抑えたい。しかし、第1発明の作用により図16、図
17両図に示す実施例の場合そうはならず、その様な無
駄な電力消費は無い。
【0070】図18、図19両図に示す第1発明の実施
例はプッシュ・プル型インバータ回路である。接続端子
t27〜t30は同じ符号を付した接続端子同士がそれ
ぞれ接続される。「トランジスタ57〜59とコンデン
サ60等が形成する単安定マルチバイブレータ」が2つ
有り、図左側のそれはトランジスタ63を駆動し、図右
側のそれはトランジスタ64を駆動する。図右側の単安
定マルチバイブレータを「トランジスタ12、236と
コンデンサ62等が形成する、図1の実施例を利用した
駆動回路」がトリガーする。
【0071】このインバータ回路の動作は次の様にな
る。その起動時、入力端子t31に入力されている起動
・停止信号が立ち下がると、トランジスタ64、36は
オフになっているからトランジスタ56がターン・オン
し、図左側の単安定マルチバイブレータがトリガーされ
る。これが準安定状態(図左側のトランジスタ57がオ
ンの状態)にある間トランジスタ63はオンである。そ
の後、トランジスタ63がターン・オフすると、図右側
の単安定マルチバイブレータがトリガーされる。これが
準安定状態(図右側のトランジスタ57がオンの状態)
にある間トランジスタ64はオンである。その後、トラ
ンジスタ64がターン・オフするとき前記起動・停止信
号がロー・レベルであれば、図左側の単安定マルチバイ
ブレータがトリガーされる。以後同様にこのインバータ
回路は同じ事を繰り返し、発振するが、その繰返しと発
振は前記起動・停止信号がロー・レベルである限り続
く。しかし、トランジスタ64、36がターン・オフす
る時その起動・停止信号がハイ・レベルであれば、この
インバータ回路は動作を停止する。尚、トランジスタ6
3、64がターン・オフするとき、各ドレイン・ソース
間静電容量が各ドレイン・ソース間電圧の立上りを遅ら
すので、それぞれのターン・オフの検出が遅れてしまう
場合がある。そこで、抵抗値の小さい各抵抗65が前記
各ドレイン・ソース間静電容量の充電を速める。
【0072】いま仮に故障でトランジスタ12が従来通
りオン駆動されっ放しになったとすると、トランジスタ
57、64等がオンしっ放しになるため、変圧器の磁束
は飽和し、この回路は動作不能に陥る。その磁束飽和後
トランジスタ64は電源を短絡し続けるので、支障を来
たす。しかし、第1発明の作用によりそうはならない。
【0073】図20、図21両図に示す第1発明の実施
例は「点火コイル81と点火用放電ギャップ82」二組
と「電子配電機能」を持つ直列インバータ式点火回路
で、図16、図17両図に示す回路と同じ主回路を用い
ている。符号V2、V1、G、x1〜x3に関して同じ
符号を付した導線同士はそれぞれ接続状態にあり、接続
端子t10〜t11、t37〜t38は同じ符号を付し
た接続端子同士がそれぞれ接続される。t70は入力端
子である。「トランジスタ37、74及びコンデンサ6
2等が形成する駆動回路(トリガー回路)」は図1に示
す第1発明の実施例を利用したもので、トランジスタ7
4の出力をコレクタ接地したトランジスタ29、30が
増幅する。
【0074】図20、図21両図に示す点火回路につい
て説明する。この回路構成は2つの点火回路すなわち
「サイリスタ5、16、転流コンデンサ18および左側
の点火コイル81等が構成する点火回路」と「サイリス
タ205、16、転流コンデンサ218および右側の点
火コイル81等が構成する点火回路」を1つにし、その
一部(サイリスタ16等)を共有する回路構成になって
いる。そのどちら側を動作させるのかを2つのトランジ
スタ94と切換えスイッチ95で選択し、切換えスイッ
チ95等が選んだ側の点火用放電ギャップ82でスパー
ク放電などが発生する様になっており、2つのパルス・
トランス49は両1次側に接続した励磁エネルギー放出
用のツェナー・ダイオードと抵抗を共有する。また、サ
イリスタ5が転流コンデンサ18(図左端)の充電用ス
イッチであり、サイリスタ205が転流コンデンサ21
8(図右端)の充電用スイッチであり、サイリスタ16
がこれらの放電用スイッチである。図左側の整流器4
8、248は転流コンデンサ18のクランプ・ダイオー
ド等の役割を果たし、図右側の整流器48、248は転
流コンデンサ218のクランプ・ダイオード等の役割を
果たし、転流コンデンサ18、218の電圧はどちらも
電圧ゼロと直流電源20の電圧の間に制限される。4つ
の抵抗86、4つのダイオード66、抵抗65及びダイ
オード120は点火ノイズ等に対する対策である。
【0075】図20、図21両図に示す点火回路にも本
発明者の新トリガー方式を用いている。サイリスタ5、
205どちらもオンでなくなると「トランジスタ37、
74及びコンデンサ62等が形成する駆動回路」がサイ
リスタ16をトリガーする。そして、入力端子t70に
入力されている点火信号がロー・レベルのときサイリス
タ16がオンでなくなると「切換えスイッチ95等が選
んだ方のパルス・トランス49等」が「それに接続され
るサイリスタ5又は205」をトリガーする。そのため
に、トランジスタ37等がサイリスタ5、205の各オ
ン・オフを検出し、トランジスタ36等がサイリスタ1
6のオン・オフを検出する。その結果、この点火回路は
自己発振機能を持つ様になる。その発振開始(起動)と
発振停止(動作停止)は入力端子t70に入力される点
火信号(この場合の起動・停止信号)に基づいて制御さ
れる。その点火動作と全体の制御動作は図16、図17
両図に示す点火回路の場合と同様である。
【0076】各パルス・トランス49の使い方は通常と
異なり、その磁束の飽和を積極的に利用する使い方であ
る。トランジスタ14のオン期間中その磁束が飽和する
まで誘起されるその2次側電圧によってサイリスタ5又
は205がトリガーされる。前記点火信号がロー・レベ
ルであれば、サイリスタ16のオン期間中トランジスタ
36がトランジスタ14をオフに保つので、各パルス・
トランス49はその励磁エネルギーを放出して次のトリ
ガー動作を準備する。その後、サイリスタ16と共にト
ランジスタ36がターン・オフするとき前記点火信号が
ロー・レベルであれば、トランジスタ14がターン・オ
ンして前述通り一方のパルス・トランス49の2次側に
電圧が誘起され、サイリスタ5又は205がトリガーさ
れる。
【0077】一方、サイリスタ16のトリガーの場合、
トランジスタ37はサイリスタ5、205の各オン・オ
フを検出する必要があるので、各オン・オフ検出用電流
がトランジスタ37のベースに流れる様になっている。
サイリスタ5又は205のオン期間中トランジスタ37
がコンデンサ62を充電する。サイリスタ5、205が
どちらもオンでなくなったときトランジスタ37がター
ン・オフするので、コンデンサ62の放電電流がトラン
ジスタ74、29、30を一時的にターン・オンさせ
る。これによってサイリスタ16がトリガーされ、ター
ン・オンする。
【0078】いま仮に故障でトランジスタ74が従来通
りオン駆動されっ放しになったとすると、トランジスタ
29、30とサイリスタ16がオンしっ放しになるた
め、この点火回路は動作不能に陥るが、前述した新トリ
ガー方式の作用によりこの点火回路は電源短絡を回避で
きる。それでもサイリスタ16のゲート電流などが流れ
続ける結果、その故障中に電源が入ったままだと電力が
浪費されてしまい、省エネルギーの面で支障を来たす。
どうせ故障で回路が動作しないのなら、できるだけ電力
消費は抑えたい。しかし、第1発明の作用により図2
0、図21両図に示す実施例の場合そうはならず、その
様な無駄な電力消費は無い。
【0079】図22、図23両図に示す第1発明の実施
例はブリッジ接続型直列インバータ回路である。符号V
2、V1、G、w6〜w8に関して同じ符号を付した導
線同士はそれぞれ接続状態にあり、t50は起動・停止
信号を入力する入力端子である。この主回路は直流電源
20、「可制御スイッチSS1〜SS4それぞれにオン
・オフ検出用の整流器4を1つずつ直列接続した4アー
ム(ブリッジ接続)」、4つの回生用の整流器48、リ
アクトル17、転流コンデンサ18及び負荷抵抗19で
構成される。この直列インバータ回路では電源短絡を
『完璧に』阻止するために「自己保持機能と自己ターン
・オフ機能(=自己消弧機能)を持つ可制御スイッチS
S1〜SS4」4つを使用して同時オン防止回路が構成
されている。可制御スイッチSS1又はSS4がオンで
ある限り可制御スイッチSS2又はSS3のターン・オ
ンは阻止され、可制御スイッチSS2又はSS3がオン
である限り可制御スイッチSS1又はSS4のターン・
オンは阻止される。
【0080】可制御スイッチSS1〜SS4はどれも同
じ構成なので可制御スイッチSS1を例にとり、その作
用を説明する。トランジスタ400、403は互いに自
分のベース電流が相手のコレクタに流れるので、可制御
スイッチSS1は自己保持機能を持つ。トランジスタ4
00のコレクタ電流の一部をダーリントン接続のトラン
ジスタ401、402が増幅し、その主電流を拡大す
る。トランジスタ401、402の両エミッタ接合(ベ
ース・エミッタ間PN接合)が定電圧手段の役目を果た
し、トランジスタ403の最大ベース電流を制限する。
このため、可制御スイッチSS1をターン・オフさせた
り、強制的にオフに保ったりすることは容易で、トラン
ジスタ400又は403のベース・エミッタ間を短絡す
れば良い。
【0081】図22、図23両図に示す直列インバータ
回路の動作は以下の通りである。その起動時に入力端子
t50に入力されている起動・停止信号が立ち下がる
と、トランジスタ414がターン・オンするので、コン
デンサ417の充電電流がトランジスタ415をオン駆
動して可制御スイッチSS2をトリガーする。可制御ス
イッチSS2に連携してトランジスタ409、412が
オン、オフするため、可制御スイッチSS2がオンであ
る限り、トランジスタ412が可制御スイッチSS4を
オフに保つ一方、トランジスタ409が可制御スイッチ
SS3をオンに保つ。すると、可制御スイッチSS3に
連携してトランジスタ404、408がオン、オフする
ため、トランジスタ404が可制御スイッチSS1をオ
フに保つ一方、トランジスタ408がコンデンサ416
を充電して次のトリガー動作を準備する。
【0082】上述した様に可制御スイッチSS2がオン
である限りトランジスタ409が可制御スイッチSS3
をオンに保つので、トランジスタ408は可制御スイッ
チSS3のオン・オフ検出から可制御スイッチSS2、
SS3両方のオン・オフを検出することができる。この
ため、可制御スイッチSS2、SS3がどちらもオンで
なくなるとトランジスタ408がターン・オフするの
で、コンデンサ416の放電電流がトランジスタ40
7、406をオン駆動して可制御スイッチSS1をトリ
ガーする。可制御スイッチSS1に連携してトランジス
タ410、411がオン、オフするため、可制御スイッ
チSS1がオンである限り、トランジスタ410が可制
御スイッチSS3をオフに保つ一方、トランジスタ41
1が可制御スイッチSS4をオンに保つ。すると、可制
御スイッチSS4に連携してトランジスタ405、41
3がオン、オフするため、トランジスタ405が可制御
スイッチSS2をオフに保つ一方、トランジスタ413
がトランジスタ414をオフに保って、コンデンサ41
7を放電させて次のトリガー動作を準備させる。
【0083】上述した様に可制御スイッチSS1がオン
である限りトランジスタ411が可制御スイッチSS4
をオンに保つので、トランジスタ413は可制御スイッ
チSS4のオン・オフ検出から可制御スイッチSS1、
SS4両方のオン・オフを検出することができる。可制
御スイッチSS1、SS4と共にトランジスタ413が
ターン・オフするとき前記起動・停止信号がロー・レベ
ルならば、トランジスタ414がターン・オンし、以後
同様に同じ事が繰り返され、このインバータ回路はイン
バータ動作を伴って発振する。このインバータ動作を伴
う発振は前記起動・停止信号がロー・レベルである限り
続く。しかし、トランジスタ413がターン・オフする
とき前記起動・停止信号がハイ・レベルならば、トラン
ジスタ414はオフのままで、このインバータ回路は発
振動作を停止する。
【0084】いま仮に故障でトランジスタ407が従来
通りオン駆動されっ放しになったとすると、トランジス
タ406、可制御スイッチSS1、トランジスタ41
0,411、可制御スイッチSS4及びトランジスタ4
05、413がオンしっ放しになり、この点火回路は動
作不能に陥るが、前述した新トリガー方式の作用や電源
短絡阻止作用によりこの点火回路は電源短絡を回避でき
る。それでも可制御スイッチSS1、SS4の各トリガ
ー電流などが流れ続ける結果、その故障中に電源が入っ
たままだと電力が浪費されてしまい、省エネルギー面で
支障を来たす。どうせ故障で回路が動作しないのなら、
できるだけ電力消費は抑えたい。しかし、第1発明の作
用により図22、図23両図に示す実施例の場合そうは
ならず、その様な無駄な電力消費は無い。
【0085】図24、図25両図に示す第1発明の実施
例はブリッジ接続型直列インバータ回路である。符号V
2、V1、G2、G1、x11〜x13に関して同じ符
号を付した導線同士はそれぞれ接続状態にあり、t9は
起動・停止信号を入力する入力端子である。「トライア
ック31、トランジスタ41、13、14及びコンデン
サ45等が形成する駆動回路」は図1に示す第1発明の
実施例を応用したもので、トライアック31等とトラン
ジスタ41等の並列回路が図1中のスイッチ302に対
応する。トランジスタ41、42等がサイリスタ5のタ
ーン・オンを検出してトライアック31をトリガーし、
トランジスタ43、44等がサイリスタ205のターン
・オンを検出してトライアック231をトリガーする。
また、コンデンサ46の充電時トランジスタ214がサ
イリスタ5をトリガーし、コンデンサ45の放電時トラ
ンジスタ13、14がサイリスタ205をトリガーす
る。
【0086】図24、図25両図に示す回路の全体動作
は次の様になる。起動前サイリスタ205、トライアッ
ク231及びトランジスタ37、43はオフだから、そ
の起動時に入力端子t9に入力されている起動・停止信
号が立ち上がると、トランジスタ47がターン・オン
し、コンデンサ46の充電電流がトランジスタ214の
ベースに流れる。この充電期間に対応した期間だけトラ
ンジスタ214がサイリスタ5をトリガーし、サイリス
タ5に連携してトランジスタ41、42等がトライアッ
ク31をターン・オンさせる。その後、サイリスタ5と
トライアック31を流れていた共振電流が反転して両整
流器48に流れ始めると、直ぐにサイリスタ5及びトラ
イアック31と共にトランジスタ41がターン・オフす
る。すると、これらのオン期間中に充電されていたコン
デンサ45がトランジスタ13、14のベース等を介し
て放電し始める。この放電に対応した期間トランジスタ
13、14がサイリスタ205をトリガーし、サイリス
タ205に連携してトランジスタ43、44等がトライ
アック231をターン・オンさせるため、両整流器48
を流れていた共振電流はサイリスタ205とトライアッ
ク231へ転流する。
【0087】さらに、この共振電流が反転して両整流器
248に流れ始めると、直ぐにサイリスタ205及びト
ライアック231と共にトランジスタ43、37がター
ン・オフする。この時その起動・停止信号がハイ・レベ
ルであれば、トランジスタ47がターン・オンし、サイ
リスタ205等のオン期間中に放電したコンデンサ46
がトランジスタ214等を介して充電される。これによ
ってトランジスタ214と共にサイリスタ5とトライア
ック31がターン・オンすると、両整流器248に流れ
ていた共振電流はサイリスタ5とトライアック31へ転
流する。以後同様にこの直列インバータ回路は同じ事を
繰り返し、インバータ動作を伴って発振するが、その繰
返しと発振はその起動・停止信号がハイ・レベルである
限り続く。しかし、サイリスタ205及びトライアック
231と共にトランジスタ43、37がターン・オフす
る時その起動・停止信号がロー・レベルであれば、トラ
ンジスタ47はオフのままで、この直列インバータ回路
は動作を停止する。
【0088】図26、図27両図に示す第1発明の実施
例はブリッジ接続型インバータ回路である。符号V5、
V6、G、w1〜w5に関して同じ符号を付した導線同
士はそれぞれ接続状態にあり、t31は起動・停止信号
を入力する入力端子である。「トランジスタ407、4
08及びコンデンサ416等が形成する駆動回路」はダ
ーリントン接続のトランジスタ140〜142を2組オ
ン・オフ駆動するが、図22、図23両図に示す実施例
のそれと同様な構成である。「トランジスタ58、5
9、257等が形成する単安定マルチバイブレータ」が
ダーリントン接続のトランジスタ104〜106を2組
オン・オフ駆動する。そのためにトランジスタ408が
トランジスタ104〜106両組のオン・オフを検出
し、トランジスタ36がトランジスタ140〜142両
組のオン・オフを検出する。
【0089】この単安定マルチバイブレータではトラン
ジスタ257のコレクタ出力電圧の波形を改善するた
め、コレクタ接地したトランジスタ58がコンデンサ6
0の充電を受け持つ。この充電時トランジスタ59のベ
ース電流が過大になるのを抵抗61が防止する。また、
トランジスタ257がアース電位より低い両トランジス
タ104等を駆動するので、トランジスタ58のベース
等から両トランジスタ104のベースへ無関係な電流が
流れるのを防ぐためにダイオード107が有る。
【0090】トランジスタ56等はこの単安定マルチバ
イブレータをトリガーするためのものである。「入力端
子t31に入力されている起動・停止信号が立ち下がっ
たとき」あるいは「この信号がロー・レベルにある間に
2組のトランジスタ140〜142と共にトランジスタ
36がターン・オフしたとき」トランジスタ56等が前
記単安定マルチバイブレータをトリガーするので、前記
単安定マルチバイブレータが2組のトランジスタ104
〜106をオン駆動し始める。一方、「2組のトランジ
スタ104〜106と共にトランジスタ408がターン
・オフしたとき」前述した「トランジスタ407、40
8及びコンデンサ416が形成する駆動回路」が2組の
トランジスタ140〜142をオン駆動し始める。この
様にこの第1発明の駆動回路の実施例はオン・オフ信号
発生回路として使われている。
【0091】いま仮に故障でトランジスタ407が従来
通りオン駆動されっ放しになったとすると、2組のトラ
ンジスタ140〜142がオンしっ放しになるため、変
圧器の磁束は飽和し、このインバータ回路は動作不能に
陥る。その磁束飽和後トランジスタ140〜142両組
は電源を短絡し続けるので、支障を来たす。しかし、第
1発明の作用により図26、図27両図に示す実施例の
場合そうはならない。
【0092】図28、図29両図に示す第2発明の実施
例は直列インバータ回路で、符号V2、V1、G、x4
に関して同じ符号を付した導線同士はそれぞれ接続状態
にあり、t14は起動・停止信号を入力する入力端子で
ある。「サイリスタ5、トランジスタ57、ダイオード
3、68、72、コンデンサ70及び抵抗67、69、
71等が形成する駆動回路」は図9に示す第2発明の駆
動回路を応用したもので、「直流電源20、220の両
プラス電源端子間に等価的に形成される等価直流電源」
が前述した直流電源手段に相当する。この主回路は図1
6、図17両図に示す実施例のそれと基本的に同じだ
が、転流コンデンサ18、218を2つ持つ。リアクト
ル17と負荷抵抗19の直列回路の代わりに誘導加熱用
コイルを接続すれば、この直列インバータ回路は最適な
誘導加熱回路になる。
【0093】この第2発明の実施例では各環路が以下の
通り前述した各環路に相当する。 a)「上記等価直流電源、サイリスタ5、ダイオード
3、抵抗67、ダイオード68、コンデンサ70及びダ
イオード72等が形成する環路」が前述した第1の環路
に。 b)「コンデンサ70、抵抗71及びトランジスタ57
のエミッタ接合(ベース・エミッタ間PN接合)が形成
する環路」が前述した第2の環路に。 c)「その等価直流電源、サイリスタ5、ダイオード
3、抵抗67、69及びダイオード72等が形成する環
路」が前述した第3の環路に。
【0094】トランジスタ63、57、12、両整流器
22及び両抵抗73等が「自己保持機能と自己ターン・
オフ機能(=自己消弧機能)を持つ可制御スイッチ」を
構成する。トランジスタ12は両整流器22と両抵抗7
3を流れる負荷電流の大きさをこれらと共に検出し、こ
の大きさが設定値(サイリスタの保持電流に対応。両抵
抗73とトランジスタ12のオン・オフしきい値電圧な
どの大きさで決まる。)以上であれば、トランジスタ1
2がトランジスタ57等を通じてトランジスタ63をち
ょうどサイリスタの様にオンに保つ。つまり、この自己
保持動作はサイリスタがそのオンの維持をその主電流の
大きさに依存するのと同じである。サイリスタ5がオン
からオフになると「コンデンサ70等が形成する駆動回
路」がその「可制御スイッチ」をトリガーするのである
が、サイリスタ5のオン期間中トランジスタ57のベー
スは逆バイアスされるため上記「可制御スイッチ」は強
制的にオフに保たれる。
【0095】いま仮に故障でトランジスタ57が従来通
りオン駆動されっ放しになったとすると、トランジスタ
63、36等がオンしっ放しになるため、この直列イン
バータ回路は動作不能に陥るが、前述した新トリガー方
式などの作用でこの直列インバータ回路は電源短絡を回
避できる。それでもトランジスタ63のゲート電流など
が流れ続ける結果、その故障中に電源が入ったままだと
電力が浪費されてしまい、省エネルギーの面で支障を来
たす。どうせ故障で回路が動作しないのなら、できるだ
け電力消費は抑えたい。しかし、第2発明の作用により
図28、図29両図に示す実施例の場合そうはならず、
その様な無駄な電力消費は無い。
【0096】図30、図31両図に示す第2発明の実施
例は図16、図17両図に示す実施例と同様に直列イン
バータ式点火回路である。符号V3、V4、G、x5〜
x7に関して同じ符号を付した導線同士はそれぞれ接続
状態にあり、t71は点火信号(この場合の起動・停止
信号)を入力する入力端子である。「トランジスタ7
9、101、ダイオード320、72、抵抗109、3
21、322及びコンデンサ62等が構成する駆動回
路」は図9の実施例の駆動回路を利用している。
【0097】この点火回路では「トランジスタ99〜1
03等」が「自己保持機能と自己ターン・オフ機能(=
自己消弧機能)を持つ可制御スイッチ」を形成し、「ト
ランジスタ78、104〜106、108等」が「自己
保持機能と自己ターン・オフ機能を持つ可制御スイッ
チ」を形成している。トランジスタ99がトランジスタ
102のベースとトランジスタ103のエミッタの間の
電圧を検出し、この電圧が設定値以上であれば、トラン
ジスタ99がトランジスタ100を介してトランジスタ
101〜103をオン制御する。この作用は図32の可
制御スイッチ(図22、図23両図中に示した可制御ス
イッチSS1〜SS4と同じ。)の作用と同じである。
トランジスタ108もトランジスタ105のベースとト
ランジスタ106のエミッタの間の電圧を検出し、この
電圧が設定値以上であれば、トランジスタ78を介して
トランジスタ104〜106をオン制御する。
【0098】尚、電源短絡を完璧に阻止するためトラン
ジスタ101〜103のオン期間中トランジスタ85が
「トランジスタ78、104〜106、108等が構成
する可制御スイッチ」を強制的にオフに保つ一方、トラ
ンジスタ104〜106のオン期間中トランジスタ79
が「トランジスタ99〜103等が構成する可制御スイ
ッチ」を強制的にオフに保つ。尚、「トランジスタ99
〜103等が構成する可制御スイッチ」の代わりに図3
2に示す可制御スイッチを用いても構わない。
【0099】いま仮に故障でトランジスタ101が従来
通りオン駆動されっ放しになったとすると、トランジス
タ85がオンしっ放しになるため、この点火回路は動作
不能に陥るが、前述した新トリガー方式の作用や電源短
絡阻止作用によりこの点火回路は電源短絡を回避でき
る。それでもトランジスタ85のベース電流とコレクタ
電流が流れ続ける結果、その故障中に電源が入ったまま
だと電力が浪費されてしまい、省エネルギーの面で支障
を来たす。どうせ故障で回路が動作しないのなら、でき
るだけ電力消費は抑えたい。しかし、第2発明の作用に
より図30、図31両図に示す実施例の場合そうはなら
ず、その様な無駄な電力消費は無い。
【0100】
【関連特許】 a)特開昭62−5019号 b)特願昭61−013938号 c)特願昭61−197349号 d)特願昭62−005027号 e)PCT/JP87/00053号 f)特願昭62−120234号 g)特願昭62−170898号 h)PCT/JP87/00595号(特願昭62−504708号) i)PCT/JP87/00612号(特願昭62−504785号)
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の1実施例を示す回路図である。
【図2〜図4】各図は従来のスイッチング手段の駆動回
路の例などを1つずつ示す回路図である。
【図5〜図7】各図は第1発明の実施例を1つずつ示す
回路図である。
【図8〜図9】各図は第2発明の実施例を1つずつ示す
回路図である。
【図10〜図13】各図は第3発明の実施例を1つずつ
示す回路図である。
【図14】第4発明の1実施例を示す回路図である。
【図15】第3発明の1実施例を用いたAC−ACコン
バータ回路を示す回路図である。
【図16〜図17】両図は第1発明の1実施例を用いた
直列インバータ式点火回路を示す回路図である。
【図18〜図19】両図は第1発明の1実施例を用いた
インバータ回路を示す回路図である。
【図20〜図21】両図は第1発明の1実施例を用いた
直列インバータ式点火回路を示す回路図である。
【図22〜図23】両図は第1発明の1実施例を用いた
ブリッジ接続型直列インバータ回路を示す回路図であ
る。
【図24〜図25】両図は第1発明の1実施例を用いた
ブリッジ接続型直列インバータ凹路を示す回路図であ
る。
【図26〜図27】両図は第1発明の1実施例を用いた
ブリッジ接続型インバータ回路を示す回路図である。
【図28〜図29】両図は第2発明の1実施例を用いた
直列インバータ式点火回路を示す回路図である。
【図30〜図31】両図は第2発明の1実施例を用いた
直列インバータ式点火回路を示す回路図である。
【図32】図30、図31両図に示す回路で使用する可
制御スイッチの1例を示す回路図である。
【符号の説明】
330 インバータ回路(NOT回路) 76 DC−DCコンバータ回路 77 3端子レギュレータ SS1〜SS4 可制御スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 1/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスイッチング手段と、オン駆動されっ放しだと支障を来たす様に接続される
    2のスイッチング手段と、 直流電圧を供給し、前記第2のスイッチング手段の駆動
    信号入力用に対を成す制御端子と主端子の間に対してそ
    の直流電圧方向が逆バイアス方向となる様にその制御端
    子・主端子間の部分と直列的に接続される直流電源手段
    と、 キャパシタンス手段と、前記制御端子・主端子 間に接続され、その逆バイアス方
    向の電流を通す通流手段と、 前記第1のスイッチング手段がオンのとき前記直流電源
    手段、前記第1のスイッチング手段、前記キャパシタン
    ス手段および前記通流手段と共に第1の環路を形成する
    第1の電流制限手段と、 前記第1のスイッチング手段がオフのとき前記キャパシ
    タンス手段がその蓄積エネルギーによって前記制御端子
    ・主端子間を順バイアスする第2の環路を前記キャパシ
    タンス手段と前記制御端子・主端子間の部分と共に形成
    する第2の電流制限手段、 を有することを特徴とするスイッチング手段の駆動回
    路。
  2. 【請求項2】前記第2のスイッチング手段が自己ターン
    ・オフ機能を持ち、前記通流手段が電圧降下手段であ
    り、 前記第1のスイッチング手段がオンのとき前記直流電源
    手段、前記第1のスイッチング手段および前記電圧降下
    手段と共に第3の環路を形成する第3の電流制限手段を
    有することを特徴とする請求項1記載のスイッチング手
    段の駆動回路。
  3. 【請求項3】 第1のスイッチング手段と、オン駆動されっ放しだと支障を来たす様に接続される
    2のスイッチング手段と直流電圧を供給し、前記第2の
    スイッチング手段の駆動信号入力用に対を成す制御端子
    と主端子の間に対してその直流電圧方向が逆バイアス方
    向となる様にその制御端子・主端子間の部分と直列的に
    接続される直流電源手段と、 インダクタンス手段と、 前記第1のスイッチング手段がオンのとき前記直流電源
    手段、前記第1のスイッチング手段および前記インダク
    タンス手段と共に第1の環路を形成する第1の電流制限
    手段と、前記制御端子・主端子間に有って、前記第1のスイッチ
    ング手段がオフのとき前記インダクタンス手段がその蓄
    積エネルギーによって前記制御端子・主端子間を順バイ
    アスする際に流れる電流を通す電圧降下手段、 を有することを特徴とするスイッチング手段の駆動回
    路。
  4. 【請求項4】前記第2のスイッチング手段が自己ターン
    ・オフ機能を持ち、前記第1のスイッチング手段がオン
    のとき前記制御端子・主端子間が逆バイアスされる様に
    前記直流電源手段、前記第1のスイッチング手段及び前
    記制御端子・主端子間の部分と共に第2の環路を形成す
    る第2の電流制限手段を有することを特徴とする請求項
    3記載のスイッチング手段の駆動回路。
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