JP2539303B2 - ホ―ス及び金属管との接続継手における連結構造 - Google Patents
ホ―ス及び金属管との接続継手における連結構造Info
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- JP2539303B2 JP2539303B2 JP3115299A JP11529991A JP2539303B2 JP 2539303 B2 JP2539303 B2 JP 2539303B2 JP 3115299 A JP3115299 A JP 3115299A JP 11529991 A JP11529991 A JP 11529991A JP 2539303 B2 JP2539303 B2 JP 2539303B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に自動車、或いは
各種の機械、設備装置等に給油、給気の供給路等として
配設多用される太さ20m/m程度以下のゴムホース、
或いは樹脂ホースと、管径20m/m程度以下の比較的
細径からなる金属管とを相互に連設する接続継手におけ
る連結構造の改良に関するものである。
各種の機械、設備装置等に給油、給気の供給路等として
配設多用される太さ20m/m程度以下のゴムホース、
或いは樹脂ホースと、管径20m/m程度以下の比較的
細径からなる金属管とを相互に連設する接続継手におけ
る連結構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連結構造としては例えば
図2に示すように、軸芯部に流通孔(12)を貫設して
その一端側をホースとの連着筒壁(13)とし、且つ他
端側を拡径した連接筒壁(14)とする継手本体(1
1)の該連接筒壁の段付き口(15)部に、金属配管
(P)の端部(P′1)を鑞熔着(W)して接続構成し
ていた。
図2に示すように、軸芯部に流通孔(12)を貫設して
その一端側をホースとの連着筒壁(13)とし、且つ他
端側を拡径した連接筒壁(14)とする継手本体(1
1)の該連接筒壁の段付き口(15)部に、金属配管
(P)の端部(P′1)を鑞熔着(W)して接続構成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の連結構造にあっては、鑞熔着部側における前
記連接筒壁(14)と配管(P1 ) との肉厚に極度の差異のあ
る場合、バーナー等による加熱鑞熔着作業時に作業上の
不慣れ、未熟等に起因して配管(P1 ) 側の鑞熔着(W) 部
附近に局部過熱による脆性化に伴う機械的強度の劣化を
招き、配管(P1 )の製品曲げ形状のバラツキ、不具合時
の無理な取付けによる加振状態下での配設により、亀
裂、折損を誘発することとなった。又鑞熔着後に製品全
体への鍍金等による耐食性の被膜処理を余儀なくされる
ため、その取扱いに煩わしさを招いて著しく処理性の低
下を招き、且つ均一な安定した品質の被膜形成を困難と
する等の問題を有するものであった。
うな従来の連結構造にあっては、鑞熔着部側における前
記連接筒壁(14)と配管(P1 ) との肉厚に極度の差異のあ
る場合、バーナー等による加熱鑞熔着作業時に作業上の
不慣れ、未熟等に起因して配管(P1 ) 側の鑞熔着(W) 部
附近に局部過熱による脆性化に伴う機械的強度の劣化を
招き、配管(P1 )の製品曲げ形状のバラツキ、不具合時
の無理な取付けによる加振状態下での配設により、亀
裂、折損を誘発することとなった。又鑞熔着後に製品全
体への鍍金等による耐食性の被膜処理を余儀なくされる
ため、その取扱いに煩わしさを招いて著しく処理性の低
下を招き、且つ均一な安定した品質の被膜形成を困難と
する等の問題を有するものであった。
【0004】本発明は、上記した従来の問題を極めて効
果的に解決するものであり、加熱鑞熔着による連接手段
を一切不要とし、従って前記機械的強度の劣化による配
管側での亀裂、折損の憂いをなくし、更に予め鍍金等に
よる耐食性の被膜処理を施した継手本体及び配管の使用
を可能として、前記処理性の向上並びに安定した品質の
被膜形成を備えることのできる連結構造を提案すること
を目的とするものである。
果的に解決するものであり、加熱鑞熔着による連接手段
を一切不要とし、従って前記機械的強度の劣化による配
管側での亀裂、折損の憂いをなくし、更に予め鍍金等に
よる耐食性の被膜処理を施した継手本体及び配管の使用
を可能として、前記処理性の向上並びに安定した品質の
被膜形成を備えることのできる連結構造を提案すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸芯部に流通
孔を貫設し、且つその一端側をホースとの連着筒壁とす
ると共に、他端側の内部を拡径した段付き口として金属
配管との連接筒壁とする継手本体の該段付き口部に、配
管側の端部に形成した外方への環状鍔壁部を、該鍔壁部
に対して弾性シールリングを介在してその背後から配管
側に組込んだスリーブ部材により、該スリーブ部材の外
周面に設けた環状凹溝での前記連接筒壁の端周付近のな
すカシメに伴う前方に押圧した状態の掛支構造によって
接続構成したホース及び金属管との接続継手における連
結構造を要旨とするものである。
孔を貫設し、且つその一端側をホースとの連着筒壁とす
ると共に、他端側の内部を拡径した段付き口として金属
配管との連接筒壁とする継手本体の該段付き口部に、配
管側の端部に形成した外方への環状鍔壁部を、該鍔壁部
に対して弾性シールリングを介在してその背後から配管
側に組込んだスリーブ部材により、該スリーブ部材の外
周面に設けた環状凹溝での前記連接筒壁の端周付近のな
すカシメに伴う前方に押圧した状態の掛支構造によって
接続構成したホース及び金属管との接続継手における連
結構造を要旨とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、このように構成されているため、配
管側を該配管側に形成した環状鍔壁をもって段付き口部
に挿着して弾性シールリングを介在した状態で、スリー
ブ部材の外周面に設けた環状凹溝での本体側の連接筒壁
の端周付近のなすカシメに伴う該スリーブ部材による前
方に押圧状態をもって掛支する構造によって接続するこ
ととなり、従って前記押圧により効果的に且つ安定した
連結構造を保持することができるのである。
管側を該配管側に形成した環状鍔壁をもって段付き口部
に挿着して弾性シールリングを介在した状態で、スリー
ブ部材の外周面に設けた環状凹溝での本体側の連接筒壁
の端周付近のなすカシメに伴う該スリーブ部材による前
方に押圧状態をもって掛支する構造によって接続するこ
ととなり、従って前記押圧により効果的に且つ安定した
連結構造を保持することができるのである。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
れば、図1は本発明のホース及び金属管との接続継手に
おける連結構造の一部切欠き断面図であって、(1)は
軸芯部に流通孔(2)を貫設してその一端側をゴムホー
ス或いは樹脂ホースとの連着筒壁(3)とし、更に他端
側を内部に拡径した段付き口(5)として金属配管
(P)との連接筒壁(4)を有してなる継手本体であ
る。そして段付き口(5)部に配管(P)側の端部に形
成した外方への環状鍔壁(P′)部を弾性シールリング
(7)を介在した状態で、その背後から配管(P)に組
込んだスリーブ部材(6)により、該スリーブ部材の外
周面に設けた環状凹溝(9)での前記連接筒壁(4)の
端周付近(4′)のなすカシメに伴う前方に押圧した状
態の掛支構造によって接続するものである。
れば、図1は本発明のホース及び金属管との接続継手に
おける連結構造の一部切欠き断面図であって、(1)は
軸芯部に流通孔(2)を貫設してその一端側をゴムホー
ス或いは樹脂ホースとの連着筒壁(3)とし、更に他端
側を内部に拡径した段付き口(5)として金属配管
(P)との連接筒壁(4)を有してなる継手本体であ
る。そして段付き口(5)部に配管(P)側の端部に形
成した外方への環状鍔壁(P′)部を弾性シールリング
(7)を介在した状態で、その背後から配管(P)に組
込んだスリーブ部材(6)により、該スリーブ部材の外
周面に設けた環状凹溝(9)での前記連接筒壁(4)の
端周付近(4′)のなすカシメに伴う前方に押圧した状
態の掛支構造によって接続するものである。
【0008】尚、図1の実施例においてはスリーブ部材
(6)の後部側の外周面に環状凹溝(9)を設け、且つ
後端に外方へ突出する鍔壁(8)を設けたため、スリー
ブ部材(6)を最適な押圧力で段付き口(5)に挿入し
てカシメることができ、端周付近(4′)でのカシメを
凹溝(9)内で行うためカシメ過ぎによる配管(P)の
外面への傷の発生を防止できる。
(6)の後部側の外周面に環状凹溝(9)を設け、且つ
後端に外方へ突出する鍔壁(8)を設けたため、スリー
ブ部材(6)を最適な押圧力で段付き口(5)に挿入し
てカシメることができ、端周付近(4′)でのカシメを
凹溝(9)内で行うためカシメ過ぎによる配管(P)の
外面への傷の発生を防止できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における連
結構造は配管(P)側を前方に押圧した状態で前記段付
き口(5)でのスリーブ部材(6)の凹溝(9)による
連接筒壁(4)端周付近(4′)でのカシメによる該ス
リーブ部材への掛支構造により接続構成されるため、ス
リーブ部材(6)の筒状構造と連接筒壁(4)の筒面と
のなす重合構造および該スリーブ部材のなす配管(P)
周面への軸方向に沿った当接構造とによって、配設状態
での加振下にあっても配管(P)の環状鍔壁(P′)付
近に加わる疲労応力を効果的に分散、吸収して該付近の
亀裂、折損を防止することができ、更に従来にみる加熱
鑞熔着による連結手段の一切の不要により予め鍍金等に
よる耐食性の被膜処理を施した継手本体(1)及び配管
(P)の使用を可能として、処理性を著しく向上すると
共に、安定した品質の被膜形成を備えて構成することの
できる極めて有用なホース及び金属管との接続継手にお
ける連結構造である。
結構造は配管(P)側を前方に押圧した状態で前記段付
き口(5)でのスリーブ部材(6)の凹溝(9)による
連接筒壁(4)端周付近(4′)でのカシメによる該ス
リーブ部材への掛支構造により接続構成されるため、ス
リーブ部材(6)の筒状構造と連接筒壁(4)の筒面と
のなす重合構造および該スリーブ部材のなす配管(P)
周面への軸方向に沿った当接構造とによって、配設状態
での加振下にあっても配管(P)の環状鍔壁(P′)付
近に加わる疲労応力を効果的に分散、吸収して該付近の
亀裂、折損を防止することができ、更に従来にみる加熱
鑞熔着による連結手段の一切の不要により予め鍍金等に
よる耐食性の被膜処理を施した継手本体(1)及び配管
(P)の使用を可能として、処理性を著しく向上すると
共に、安定した品質の被膜形成を備えて構成することの
できる極めて有用なホース及び金属管との接続継手にお
ける連結構造である。
【図1】本発明の一実施例を示すホース及び金属管との
接続継手における連結構造の一部切欠き断面図である。
接続継手における連結構造の一部切欠き断面図である。
1 継手本体 2 流通孔 3 連着筒壁 4 連接筒壁 4′ 端周附近 5 段着き口 6 スリーブ部材 9 凹溝 P 配管 P′ 鍔壁
Claims (1)
- 【請求項1】軸芯部に流通孔(2)を貫設し、且つその
一端側をホースとの連着筒壁(3)と共に、他端側の内
部を拡径した段付き口(5)として金属管(P)との連
接筒壁(4)とする継手本体(1)の該段付き口部に配
管(P)側の端部に形成した外方への環状鍔壁(P′)
を、該鍔壁部に対して弾性シールリング(7)を介在し
てその背後から配管(P)側に組込んだスリーブ部材
(6)により、該スリーブ部材の外周面に設けた環状凹
溝(9)での前記連接筒壁(4)の端周付近(4′)の
なすカシメに伴う前方に押圧した状態の掛支構造によっ
て接続構成したことを特徴とするホース及び金属管との
接続継手における連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3115299A JP2539303B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ホ―ス及び金属管との接続継手における連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3115299A JP2539303B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ホ―ス及び金属管との接続継手における連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248572A JPH05248572A (ja) | 1993-09-24 |
JP2539303B2 true JP2539303B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=14659202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3115299A Expired - Fee Related JP2539303B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ホ―ス及び金属管との接続継手における連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539303B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3604941B2 (ja) | 1999-02-19 | 2004-12-22 | 三洋電機株式会社 | Co除去装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5414976U (ja) * | 1978-02-03 | 1979-01-31 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52144416U (ja) * | 1976-04-28 | 1977-11-01 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3115299A patent/JP2539303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5414976U (ja) * | 1978-02-03 | 1979-01-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05248572A (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |