JP2539300B2 - 有極型リ−プフロッグ・フィルタ - Google Patents

有極型リ−プフロッグ・フィルタ

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JP2539300B2
JP2539300B2 JP3089439A JP8943991A JP2539300B2 JP 2539300 B2 JP2539300 B2 JP 2539300B2 JP 3089439 A JP3089439 A JP 3089439A JP 8943991 A JP8943991 A JP 8943991A JP 2539300 B2 JP2539300 B2 JP 2539300B2
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    • H03H11/045Leapfrog structures

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブフィルタとし
て構成し得る有極型リ−プフロッグ・フィルタに関し、
特に奇数次の有極型リ−プフロッグ・ロ−パスフィルタ
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、図4Aおよび図7Aにそれぞれ示さ
れているようなパッシブフィルタが広く用いられている
が、周辺回路の半導体集積回路化に伴い、このようなパ
ッシブフィルタに代えて、いわゆるアクティブフィルタ
が用いられるようになってきている。一般に、アクティ
ブフィルタは、各構成要素が抵抗およびコンデンサと演
算増幅器で構成されており、これらの演算増幅器を組合
せて、サレンキー回路、バイカッド回路あるいはFDN
R(Frequency−DependentNega
tive Resistance)フィルタを構成し
て、アクティブフィルタを形成するか、これらの回路を
単位として所定のフィルタを形成している。フィルタ特
性を変えたい場合には、バイカッド回路等では、抵抗や
コンデンサの定数を変えることによって調整しなければ
ならない。また、FDNRフィルタは、通常数段に接続
されており、フィルタ特性を調整するには、それに使用
される素子の定数を変えなければならず、FDNRフィ
ルタでは、フィルタ特性を調整することは困難である。
また。他のフィルタ回路でも、フィルタ特性を可変型と
する場合には、可変抵抗器が用いられているものであっ
て、混成集積回路として構成せざるを得ない。あるいは
また、所定の抵抗値のチップ部品を予め選択してプリン
ト基板に実装しなければならないため、形状が大きくな
る欠点がある。勿論、これらのアクティブフィルタは、
演算増幅器、抵抗およびコンデンサで形成されており、
半導体集積回路化が図られているが、可変抵抗器を必要
とするものや、チップ部品を選択してフィルタ特性を調
整するものにあっては、上述のようにプリント基板に実
装して混成集積回路としてフィルタを構成しなければな
らないので、モノリシック集積回路化を図ることができ
ないという難点がある。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】連立チエビシェフ型
等のフィルタを形成する場合や、所望のフィルタ特性を
実現し得るためには、フィルタが減衰極、所謂、有限周
波数に伝送零点を有する有極型として構成される必要が
あるが、上述した従来提案されている構成でそれを実現
しようとすると、部品点数が多く回路構成が複雑となっ
たり、あるいはバイカッド回路の場合のように偶数次の
構成はできても奇数次の構成が容易でないというような
問題があった。また、プリント基板に多数の部品が実装
された混成集積回路にあっては形状も大きく、フィルタ
特性の調整も困難なものが多い欠点がある。本発明は、
リープフロッグ・シミュレーション技法に着目し(19
85年3月25日株式会社産業報知センター発行「アナ
ログフィルタの設計」(M.E.VAN VALKEN
BURG著、柳沢健監訳・金井元他訳を参照された
い)、この技法を用いて、このような問題を完全に克服
した有極型のリープフロッグ・フィルタを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のよう
に、リ−プフロッグ・シミュレ−ション技法を利用する
ものであるが、さらに、その前提として、本出願人の特
願平2-333136号に開示された発明を基礎とするものであ
る。図1は上記特許出願に係る発明の1つの実施例の回
路図、図2A〜2Dは図1の有極回路網を形成する過程
について説明するためのブロック図、そして図3はこの
有極回路網の周波数特性を示す図である。これらの図に
示された事項は本発明においてその構成要素として用い
られる。従って、まずこれらの事項について図1〜3を
参照して説明する。
【0005】図1において、入力端子1は、略無限大の
利得をもつ演算増幅器A1の正相入力端子に接続され、
その出力端子を出力端子2とする。演算増幅器A1の出
力端子は可変コンダクタンス増幅器A2の正相入力端子
に接続され、その出力端子はコンデンサC1が接続され
て演算増幅器A1の逆相入力端子に接続されている。可
変コンダクタンス増幅器A2は、コンデンサC1とによっ
て積分器11を構成し、演算増幅器A1は、積分器11
によって負帰還が掛るようになされて、演算増幅器A1
は、積分器11とによって微分器13を形成している。
また、可変コンダクタンス増幅器A2の出力端子は、可
変コンダクタンス増幅器A3の正相入力端子に接続さ
れ、可変コンダクタンス増幅器A3の出力端子にコンデ
ンサC2が接続されるとともに、可変コンダクタンス増
幅器A2の逆相入力端子に接続されている。可変コンダ
クタンス増幅器A3とコンデンサC2とによって積分器1
2を形成している。可変コンダクタンス増幅器A3の逆
相入力端子は接地されている。
【0006】以上の説明からわかるように、図1の回路
は、積分器12と微分器13とを組合せた負帰還回路で
あり、図3に示されているように所定の周波数に減衰極
(伝送零点)を有するものである。このように、図1に
示された回路は減衰極を有する有極型の回路であるか
ら、本明細書では、便宜上、図1の回路を有極回路網と
呼ぶことにする。
【0007】 図1の有極回路網は、図3に示されてい
るように、積分器と微分器の夫々のフィルタ特性(イ)
(ロ)の組合せによってフィルタ特性が交差する交点に
生じる減衰極を有する。可変コンダクタンス増幅器
、Aの夫々の相互コンダクタンスgm、gm
を設定するべく動作電流を調整することによって減衰極
の移動ができる。例えば、積分器12を形成する可変コ
ンダクタンス増幅器Aの動作電流を調整することで、
周波数fにあるPをfにあるPに移動させるこ
とができる。また、積分器11、12を構成する可変コ
ンダクタンス増幅器A、Aの動作電流を同時に同一
方向に調整することで、所定の周波数fで減衰極を移
動させることなく、減衰量のみを変動させることができ
る。
【0008】図2Dのブロック図は図1の有極回路網に
対応するものであり、従って図2Dのブロックから図1
の有極回路網が直接変換されて形成され得るものである
ことについて説明しておく。上述のように図1の有極回
路網は積分器12と微分器13とを組合せた負帰還回路
であるから、伝達関数は積分器12と微分器13の伝達
関数を加算したものとなる。即ち、微分器の伝達関数を
sC/gm、積分器の伝達関数をgm/sC
すると、図1の伝達関数は下記の数1のように表わされ
る。但し、Vは入力電圧、Vは出力電圧、gm
gmは夫々可変コンダクタンス増幅器A、Aの相
互コンダクタンスである。
【0009】図2Aは一般的な負帰還回路のブロック図
であって、加算器3とブロック4、5から構成されてい
る。図2Bは図2Aのブロック4、5に対応するブロッ
ク7、8に、夫々所定の伝達関数を有する積分器を用い
て構成したブロック図を示している。また図2Cは図2
Aのブロック4、5に対応するブロック10、14に、
夫々無限大の利得を有する演算増幅器と所定の伝達関数
を有するブロックで構成している。図2Dは、図2Bと
図2Cのブロック図から構成された上記有極回路網のブ
ロック図を示している。図2Dのブロックから図1の有
極回路網が直接変換によって得られる。
【0010】ここで、数1の伝達関数を求めておく。図
2Aの伝達関数は、基本帰還系と呼ばれる負帰還回路の
ブロックであるので、数2のように表わされる。但し、
αはブロック4の変数であり、βはブロック5の変数で
ある。
【数2】
【0011】従って、数2から図2Aのブロック図の伝
達関数は、数3で表わされる。
【数3】
【0012】図2Aのブロック図において、ブロック
4、5の変数α、βを夫々積分器の伝達関数として、数
4のように置き換える。
【数4】
【0013】すると図2Aのブロック図は、図2Bのよ
うなブロック7、8からなるブロック図となり、その伝
達関数は、数3に数4の関係を代入して求めると、数5
のように表わされる。
【数5】
【0014】また、図2Aのブロック図において、ブロ
ック4、5の変数α、βを数6のように置き換える。
【数6】
【0015】そのブロック図は図2Cに示すようなブロ
ック図となる。図2Cのブロック図の伝達関数は、数3
に数6を代入したものであり、数7のように表わされ
る。
【数7】
【0016】即ち、数7の結果から図2Cのブロック図
は、数1に示したような微分器と積分器の特性が加算さ
れた伝達関数であることを示している。
【0017】ここで、図2Cのブロック14の伝達関数
は、[ 1/(sC1/gm1 + gm2/sC2)]であるので、そのブロッ
クは、数5で示した伝達関数と同じである。
【0018】従って、図2Bと図2Cのブロック図を組
合せることによって数7の伝達関数が図2Dのブロック
図のように図示される。このようにして、図2Dのブロ
ック図が図1の回路に変換され得ることが判った。
【0019】本発明によれば、以上図1〜図3に関して
説明した事項を前提として、少なくとも1つの上記有極
回路網を具備し、入力側および出力側にそれぞれ積分器
を設けられ、上記有極回路網を2つ以上具備している場
合には、それらの有極回路網間に積分器を設けられ、こ
れら全ての回路の合計個数が奇数でありかつフイルタの
次数に等しく選定されており、各隣接回路間にリ−プフ
ロッグ型負帰還が施されて、奇数次の有極型リ−プフロ
ッグ・フィルタが構成される。
【0020】
【実施例】図4Aは従来から用いられている奇数次パッ
シブLPF(ロ−パスフィルタ)であり、この場合には
終端抵抗は無い。なお、nは3以上の奇数である。図4
Aのパッシブフィルタを冒頭で述べたリ−プフロッグ・
シミュレ−ション技法によってアクティブフィルタに変
換して得られた本発明の1つの実施例による有極型リ−
プフロッグ・フィルタが図6に示されている。
【0021】以下において、図4のパッシブフィルタと
等価な図6のアクティブフィルタをリ−プフロッグの手
法を用いて設計する過程について説明する。
【0022】図4Aにおいて、R0'が1、遮断周波数ω0
が1rad/secになるように素子値および周波数をスケ−
リングする。スケ−リング後の抵抗、コンデンサおよび
コイルの素子値をそれぞれR"、C"およびL"とすると、こ
れらは数8で与えられる。(これらの値は単位を持って
いない。)
【数8】
【0023】コイルをコンデンサと同一視し、R"が1
Ω、遮断周波数がもとの値になるように再度、素子値お
よび周波数をスケ−リングする。スケ−リング後の抵
抗、コンデンサおよびコイルの素子値をそれぞれR'''、
C'''およびL'''とすると、これらは数9で与えられる。
【数9】
【0024】ここで、R0' = 1/gmとおくと、数9は数1
0のように書き換えることができる。
【数10】
【0025】これら一連のスケ−リングを行なった結
果、図4Aの素子値は図4Bに変換される。図4Bにお
いて、各素子値は数11で与えられる。この場合、gm =
1/R0'である。
【数11】
【0026】図4Bにおいて、フロ−ティングな素子を
アドミタンスY、接地された素子をインピ−ダンスZと
表すと、図4Bは図4Cのように表すことができる。こ
こで図4Cにおける各アドミタンスおよびインピ−ダン
スを算出すると数12の式が得られる。
【数12】
【0027】数12において、アドミタンスとインピ−
ダンスを伝達関数とみなし得るので、伝達関数は数13
のように表され得る。
【数13】
【0028】ここで、冒頭で引用した「アナログフィル
タの設計」に開示されているリ−プフロッグ・シミュレ
−ション技法に従って、図4Cは図5Aのようなシグナ
ルフロ−に展開され得る。図5Aにおいて、ブロックの
中の文字は数13に対応した伝達関数であり、丸い記号
は加算器を表している。
【0029】図5Aの各ブロックに数13の関係式を代
入すると、図5Bとなる。ここで、上述したように図2
Cのブロック14が図2Dに示すように書換えられ得る
ことを想起して、その関係を図5Bに入れ込むと、図5
Bは図5Cのように書換えることができる。
【0030】さらにまた、上述した図2Dのブロックか
ら図1の有極回路網が直接変換によって得られるという
事実から、その図2Dと図1との関係を図5Cに入れ込
むと、図6の回路が得られる。図5Cの各ブロックは、
それらのブロックの伝達関数とその帰還型を考え合せる
と、ブロック20は自己帰還型の積分器、ブロック2
1、23は有極回路網、22、24は積分器であり、こ
れらの回路にリープフロッグ型の負帰還が施される。こ
の回路が図4Aと等価な本発明のこの実施例による奇数
次の有極型リープフロッグ・フィルタである。図6にお
いて、12および13で示されている回路は図1におい
て12および13で示された積分回路および微分回路に
対応するものであり、従ってこれらの積分回路12と微
分回路13よりなる回路21、23は図1について上述
した有極回路網に対応するものであることは容易に明ら
かであろう。また、図6において、G、G、G
それぞれ可変コンダクタンス増幅器であり、それらの出
力端子にコンデンサC、C、Cが接続されて構成
された積分回路12に対応した積分回路である。G
けは自己負帰還型に構成されている。さらに、出力側の
積分器24から前段の有極回路網23に、その有極回路
網23から前段の積分器22に、積分器22から前段の
有極回路網21に、そしてその有極回路網21から入力
側の積分器20にそれぞれリープフロッグ様式で負帰還
が施されている。なお、この場合、積分器と有極回路網
の個数の和がこのフィルタの次数に等しく、点線で接続
されている有極回路網21と積分器22の組合せを直列
に追加することによって高次の有極型リープフロッグ・
フィルタを形成することができる。
【0031】図7Aは従来から用いられている奇数次パ
ッシブLPF(ロ−パスフィルタ)であり、この場合に
は終端抵抗が有る。すなわち、終端抵抗が有るという点
だけで図4Aと相異しており、その他の点では全て同一
であり、図7Aのパッシブフィルタを図4Aの場合と同
様にリ−プフロッグ・シミュレ−ション技法によってア
クティブフィルタに変換して得られた本発明の他の実施
例による有極型リ−プフロッグ・フィルタが図9に示さ
れている回路である。
【0032】図7Aに対しても図4Aの場合と同様にス
ケ−リング行った後、フロ−ティング素子をアドミアン
スY、接地された素子をインピ−ダンスZで表すと、図
7Bのようになる。この場合にも、アドミタンスとイン
ピ−ダンスを伝達関数とみなし得るので、伝達関数は数
14で与えられる。
【数14】
【0033】ここでも、冒頭で引用した「アナログフィ
ルタの設計」に開示されているリ−プフロッグ・シミュ
レ−ション技法に従って、図7Cは図8Aのようなシグ
ナルフロ−に展開され得る。図8Aにおいて、ブロック
の中の文字は数14に対応した伝達関数である。丸い記
号は加算器を表している。
【0034】図8Aの各ブロックに数14の関係式を代
入すると、図8Bとなる。ここでも、上述したように図
2Cを図2Dに書換えることができることを想起して、
その関係を図8Bに入れ込むと、図8Bは図8Cのよう
に書換えることができる。図6に示された実施例の場合
と同様にして、図8Cは図9の回路に変換される。この
図9の回路が、図7Aと等価な本発明の他の実施例によ
る奇数次の有極型リ−プフロッグ・フィルタである。図
9の実施例は、図7Aのフィルタが終端抵抗を有してい
たことに対応して出力側の積分器24が自己負帰還型に
構成されている点においてのみ、図6の実施例と相違し
てるにすぎない。
【0035】図10は図6および図9の有極型リ−プフ
ロッグ・フィルタの周波数特性であり、積分器の可変コ
ンダクタンス増幅器のトランジスタ差動対に流されてい
る作動電流を可変して、その増幅器のコンダクタンスgm
が例えば1、0.5および2mS(ジ−メンスまたはモ−)と
可変されることによって、それぞれ(イ)、(ロ)、
(ハ)のように通過周波数帯域が変動する。
【0036】
【効果】本発明の有極型リープフロッグ・フィルタによ
れば、連立チエビシェフ型のアクティブ・フィルタを極
めて容易に形成できる。しかも、高次のフィルタが容易
に形成できる利点がある。また、このようなフィルタの
構成要素が積分器を主としており、半導体集積回路化が
極めて容易であり、従って、部品点数を少なくすること
が可能であり、形状を小型にすることができる利点があ
る。
【0037】一方、本発明の有極型リ−プフロッグ・フ
ィルタは、主な構成要素として可変コンダクタンス増幅
器からなる積分器によって構成されており、フィルタ特
性は、これらの可変コンダクタンス増幅器のトランジス
タ差動対に供給される電流を調整することによって、そ
れらの内部抵抗が可変されることにより、極めて容易に
通過帯域幅の調整ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有極型リ−プフロッグ・フィルタの構
成要素として使用される有極回路網の一例を示す回路
図。
【図2A】図1を説明するためのブロック図である。
【図2B】図1を説明するためのブロック図である。
【図2C】図1を説明するためのブロック図である。
【図2D】図1を説明するためのブロック図である。
【図3】図1の有極回路網の周波数特性を示す図であ
る。
【図4A】奇数次のパッシブ・ロ−パスフィルタの一例
を示す図である。
【図4B】図4Aをスケ−リングした図である。
【図4C】図4Bをアドミタンスとインピ−ダンスで表
した図である。
【図5A】図4Cをリ−プフロッグ・シミュレ−ション
技法に従って展開したシグナルフロ−を示す図である。
【図5B】図5Aを書換えた図である。
【図5C】図5Bをさらに書換えた図である。
【図6】図4Aのパッシブフィルタを変換して得られた
本発明による有極型リ−プフロッグ・フィルタの1つの
実施例を示す回路図である。
【図7A】奇数次のパッシブ・ロ−パスフィルタの他の
例を示す図である。
【図7B】図7Aをスケ−リングした後でアドミタンス
とインピ−ダンスで表した図である。
【図8A】図7Bをリ−プフロッグ・シミュレ−ション
技法に従って展開したシグナルフロ−を示す図である。
【図8B】図8Aを書換えた図である。
【図8C】図8Bをさらに書換えた図である。
【図9】図7Aのパッシブフィルタを変換して得られた
本発明による有極型リ−プフロッグ・フィルタの他の実
施例を示す回路図である。
【図10】図6および図9に示された本発明の実施例の
周波数特性の傾向を示す図である。
【符号の説明】
12 積分器 13 微分器 21,23 有極回路網 G1〜Gn 可変コンダクタンス増幅器 20,22,24 積分器
フロントページの続き (72)発明者 深井 功 埼玉県入間郡鶴ケ島町大字五味ヶ谷18番 地 東光株式会社 埼玉事業所内 (56)参考文献 特開 平4−200008(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力端子を有する演算増幅器と、この
    演算増幅器に負帰還を欠ける第1のコンデンサと第1の
    可変コンダクタンス増幅器からなる第1の積分器とで構
    成された微分器と、前記第1の積分器に負帰還をかける
    第2のコンデンサと第2の可変コンダクタンス増幅器か
    らなる第2の積分器とで構成された有極回路網を少なく
    とも1つ具備したフィルタであり、フィルタの入力側お
    よび出力側にそれぞれ積分器が設けられ、これら全ての
    回路の合計個数が奇数でありかつフィルタの次数に等し
    く選定されており、各隣接回路がそれらの間にリープフ
    ロッグ型負帰還が施されるように接続されたことを特徴
    とする有極型リープフロッグ・フィルタ。
  2. 【請求項2】 入出力端子を有する演算増幅器と、この
    演算増幅器に負帰還を欠ける第1のコンデンサと第1の
    可変コンダクタンス増幅器からなる第1の積分器とで構
    成された微分器と、前記第1の積分器に負帰還をかける
    第2のコンデンサと第2の可変コンダクタンス増幅器か
    らなる第2の積分器とで構成された有極回路網を複数具
    備したフィルタであり、フィルタの入力側および出力側
    にそれぞれ積分器が設けられ、さらに有極回路網間には
    積分器が設けられ、これら全ての回路の合計個数が奇数
    でありかつフィルタの次数に等しく選定されており、各
    隣接回路がそれらの間にリープフロッグ型負帰還が施さ
    れるように接続されたことを特徴とする有極型リープフ
    ロッグ・フィルタ。
  3. 【請求項3】 入力側の積分器が自己負帰還型に構成さ
    れている請求項1または請求項2の有極型リープフロッ
    グ・フィルタ。
  4. 【請求項4】 入力側および出力側の積分器が両方とも
    自己負帰還型に構成されている請求項1または請求項2
    の有極型リープフロッグ・フィルタ。
JP3089439A 1991-03-29 1991-03-29 有極型リ−プフロッグ・フィルタ Expired - Lifetime JP2539300B2 (ja)

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JP3089439A JP2539300B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 有極型リ−プフロッグ・フィルタ
US07/858,010 US5296763A (en) 1991-03-29 1992-03-26 Polar leapfrog filter

Applications Claiming Priority (1)

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JP3089439A JP2539300B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 有極型リ−プフロッグ・フィルタ

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JPH0653776A JPH0653776A (ja) 1994-02-25
JP2539300B2 true JP2539300B2 (ja) 1996-10-02

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