JP2539249Y2 - ドアの跳返り防止装置 - Google Patents
ドアの跳返り防止装置Info
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- JP2539249Y2 JP2539249Y2 JP1991106794U JP10679491U JP2539249Y2 JP 2539249 Y2 JP2539249 Y2 JP 2539249Y2 JP 1991106794 U JP1991106794 U JP 1991106794U JP 10679491 U JP10679491 U JP 10679491U JP 2539249 Y2 JP2539249 Y2 JP 2539249Y2
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- Japan
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- door
- rail
- brake
- braking
- bottom wall
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、上吊り引戸ドアの跳
返りを防止する装置に関するものである。
返りを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この上吊り引戸ドアは、床面にレールや
敷居溝等がなく、フラットな床面を形成できることか
ら、事業所、倉庫等の荷物搬送や、病院、社会福祉施設
等において身体障害者、車椅子等が円滑に通行でき、近
年多方向に広く使用されつつある。従来、この上吊り引
戸ドアは、天井部のレールCにドアAの戸車Bを走行自
在に吊下してドアAを開閉しうるものであるが、レール
Cは閉扉方向に下り勾配に取付けられており、開扉した
ドアAは自動的に閉扉するように構成されている。この
ためドアAが開扉位置で妄りに走行しないように開扉側
戸当り部分に停止装置Dが設置されている。この停止装
置Dは図5に示すようにブラケットEの上部に弾性プレ
ートFの一端を固着し、先端Gを閉扉方向に向け、その
中間部分には上記戸車Bの走行路に喰込むように下方に
弯曲した弧状ストッパー部Hを形成すると共に、先端G
を上記走行路より脱出するように斜上方に張出してい
る。この構成によりドアAを開扉させると、戸車Bは弾
性プレートFの弧状ストッパー部Hの弾性に抗してこれ
を押上げ、これを乗越えて、戸車Bを該弧状ストッパー
部Hで停止するようになっている。
敷居溝等がなく、フラットな床面を形成できることか
ら、事業所、倉庫等の荷物搬送や、病院、社会福祉施設
等において身体障害者、車椅子等が円滑に通行でき、近
年多方向に広く使用されつつある。従来、この上吊り引
戸ドアは、天井部のレールCにドアAの戸車Bを走行自
在に吊下してドアAを開閉しうるものであるが、レール
Cは閉扉方向に下り勾配に取付けられており、開扉した
ドアAは自動的に閉扉するように構成されている。この
ためドアAが開扉位置で妄りに走行しないように開扉側
戸当り部分に停止装置Dが設置されている。この停止装
置Dは図5に示すようにブラケットEの上部に弾性プレ
ートFの一端を固着し、先端Gを閉扉方向に向け、その
中間部分には上記戸車Bの走行路に喰込むように下方に
弯曲した弧状ストッパー部Hを形成すると共に、先端G
を上記走行路より脱出するように斜上方に張出してい
る。この構成によりドアAを開扉させると、戸車Bは弾
性プレートFの弧状ストッパー部Hの弾性に抗してこれ
を押上げ、これを乗越えて、戸車Bを該弧状ストッパー
部Hで停止するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の停止装置は、一般の人がドアAを開扉する力で、戸
車Bが弧状ストッパー部Hに係止するように弾性プレー
トFの弾性力を設定すると、身体障害者、女子、子供、
或いは車椅子での操作等、力の弱い者には戸車Bが弧状
ストッパー部Hに係止できず、ドアAがレールCの傾斜
によって逆行し、ドアAに挟まれて事故を起す危険があ
る。これを防止するため弾性プレートFの弾性力を弱く
すると、一般の人が勢い良くドアAを開扉した際、ドア
Aは戸当り部に激突した後、その反動で逆行し、減衰す
ることなく弧状ストッパー部Hを押上げて閉扉方向に跳
返って来る虞があった。そこで、この考案は、上記従来
の問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、開扉操作の強弱に係りなく、常にドアを開扉位置に
停止されることができ、跳返りを確実に防止できると共
に、閉扉操作も軽快に行なうことのできる装置を得るに
ある。
来の停止装置は、一般の人がドアAを開扉する力で、戸
車Bが弧状ストッパー部Hに係止するように弾性プレー
トFの弾性力を設定すると、身体障害者、女子、子供、
或いは車椅子での操作等、力の弱い者には戸車Bが弧状
ストッパー部Hに係止できず、ドアAがレールCの傾斜
によって逆行し、ドアAに挟まれて事故を起す危険があ
る。これを防止するため弾性プレートFの弾性力を弱く
すると、一般の人が勢い良くドアAを開扉した際、ドア
Aは戸当り部に激突した後、その反動で逆行し、減衰す
ることなく弧状ストッパー部Hを押上げて閉扉方向に跳
返って来る虞があった。そこで、この考案は、上記従来
の問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、開扉操作の強弱に係りなく、常にドアを開扉位置に
停止されることができ、跳返りを確実に防止できると共
に、閉扉操作も軽快に行なうことのできる装置を得るに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
て、この考案は、吊下げドアの戸車をレール上に回転走
行させてドアを開閉し、該レールの開扉端上方に制動体
を備えた跳返り防止装置を対設し、該制動体には戸車が
当接する帯状で撓曲変形しない平坦面を有し、これによ
って長手の制動区域が形成され、その端部に戸車を停止
する上方に向かった傾斜面のガイド係止片を形成すると
共に、該制動体の平坦面を弾性体によって下方に向かっ
て付勢し、制動体とレールとの間に出入する戸車を挟み
付けるように制動体の制動区域で弾接し、その走行回転
方向と逆方向の摩擦抵抗を与えて制動するものである。
て、この考案は、吊下げドアの戸車をレール上に回転走
行させてドアを開閉し、該レールの開扉端上方に制動体
を備えた跳返り防止装置を対設し、該制動体には戸車が
当接する帯状で撓曲変形しない平坦面を有し、これによ
って長手の制動区域が形成され、その端部に戸車を停止
する上方に向かった傾斜面のガイド係止片を形成すると
共に、該制動体の平坦面を弾性体によって下方に向かっ
て付勢し、制動体とレールとの間に出入する戸車を挟み
付けるように制動体の制動区域で弾接し、その走行回転
方向と逆方向の摩擦抵抗を与えて制動するものである。
【0005】
【実施例】この考案の構成を図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。図1乃至図3は、この考案の第1
実施例であって、この考案のドアの跳返り防止装置1
は、従来と同様にドアAの戸車BをレールCに吊下して
ドアAを開閉し得るように構成されているレールCの開
扉端側に取付けたものである。この跳返り防止装置1
は、ブラケット2、制動体3、弾性体のコイルスプリン
グ4によって構成されている。ブラケット2は、長方形
状の側板21の両側部に支点軸22とガイド軸23を突
設し、その下方に夫々取付孔24、24が穿設され、ま
た側板21の上端にはスプリング受け25が折曲げ形成
されている。制動体3は、長方形板を折曲げて断面凹形
に形成し、底壁31を帯状の平坦面として、その先端を
測壁33より斜上方に突出させてガイド係止片32を形
成する。側壁33の先端に上方突出部を形成し、これに
上記ガイド軸23が遊嵌される縦長のガイド孔34が切
欠されている。また他端には上記支点軸22を回動可能
に嵌合する軸孔35が穿設されている。コイルスプリン
グ4は、コ字形の折曲脚41の両先端に巻回部42、4
2を形成し、さらにその先端に夫々脚43、43を突設
する。なお、51はワッシヤー、52はスナップリン
グ、SはレールCの端部に取付けられたストッパーを示
す。
以下詳細に説明する。図1乃至図3は、この考案の第1
実施例であって、この考案のドアの跳返り防止装置1
は、従来と同様にドアAの戸車BをレールCに吊下して
ドアAを開閉し得るように構成されているレールCの開
扉端側に取付けたものである。この跳返り防止装置1
は、ブラケット2、制動体3、弾性体のコイルスプリン
グ4によって構成されている。ブラケット2は、長方形
状の側板21の両側部に支点軸22とガイド軸23を突
設し、その下方に夫々取付孔24、24が穿設され、ま
た側板21の上端にはスプリング受け25が折曲げ形成
されている。制動体3は、長方形板を折曲げて断面凹形
に形成し、底壁31を帯状の平坦面として、その先端を
測壁33より斜上方に突出させてガイド係止片32を形
成する。側壁33の先端に上方突出部を形成し、これに
上記ガイド軸23が遊嵌される縦長のガイド孔34が切
欠されている。また他端には上記支点軸22を回動可能
に嵌合する軸孔35が穿設されている。コイルスプリン
グ4は、コ字形の折曲脚41の両先端に巻回部42、4
2を形成し、さらにその先端に夫々脚43、43を突設
する。なお、51はワッシヤー、52はスナップリン
グ、SはレールCの端部に取付けられたストッパーを示
す。
【0006】この様に構成されているので、これを組立
てるには、ブラケット2の支点軸22に制動体3の軸孔
35を嵌合してワッシャー51、スナップリング52に
よって回転自在に枢着する。またガイド軸23に制動体
3のガイド孔34とコイルスプリング4の巻回部42を
挿入し、コイルスプリング4の脚43を制動体3の底壁
31上面に当接すると共に、コイルスプリング4の他方
の折曲脚41をブラケット2のスプリング受け25の下
面に弾接した後、ワッシャー51、スナップリング52
によって一体に組付けて跳返り防止装置1を組立てる。
この跳返り防止装置1はその取付孔24にねじを挿入し
て図1および図2に示すようにレールCの開扉端側に取
付ける。これにより制動体3はコイルスプリング4の弾
性力によって支点軸22を支点として図2鎖線で示すよ
うに右端側が下方に傾斜し、底壁31が戸車Bの走行路
X−X線内に常時付勢状態に配置され、底壁31の全長
の亘って戸車Bとの制動区域Lが形成される。
てるには、ブラケット2の支点軸22に制動体3の軸孔
35を嵌合してワッシャー51、スナップリング52に
よって回転自在に枢着する。またガイド軸23に制動体
3のガイド孔34とコイルスプリング4の巻回部42を
挿入し、コイルスプリング4の脚43を制動体3の底壁
31上面に当接すると共に、コイルスプリング4の他方
の折曲脚41をブラケット2のスプリング受け25の下
面に弾接した後、ワッシャー51、スナップリング52
によって一体に組付けて跳返り防止装置1を組立てる。
この跳返り防止装置1はその取付孔24にねじを挿入し
て図1および図2に示すようにレールCの開扉端側に取
付ける。これにより制動体3はコイルスプリング4の弾
性力によって支点軸22を支点として図2鎖線で示すよ
うに右端側が下方に傾斜し、底壁31が戸車Bの走行路
X−X線内に常時付勢状態に配置され、底壁31の全長
の亘って戸車Bとの制動区域Lが形成される。
【0007】そこで、ドアAを閉扉状態から、開扉させ
ると、戸車BはレールC上を転動し図2鎖線の位置に移
動する。さらにドアAの押開き操作の続行によって、戸
車Bは制動体3の底壁31に当接するため、底壁31は
コイルスプリング4の弾性力に抗して支点軸22を支点
として上方に回動すると共に、一方戸車Bはコイルスプ
リング4の弾性力による押圧力で、制動体3の底壁31
を摺動するので転動力は吸収される。特に底壁31との
摺動距離の制動区域Lが長く形成されていることによ
り、強い力でドアAを押開いても戸車Bは大幅に減速さ
れて制動区域Lを通過し、ガイド係止片32に移動する
ため、コイルスプリング4の弾性力によって制動体3は
再び支点軸22を支点として下方に回動し、戸車Bを図
1に示すように該ガイド係止片32とストッパーSとの
間に係止してドアAを開扉位置で停止し、ドアAが閉扉
方向に跳返るような妄動を確実に防止することができ
る。またドアAを閉扉する際は、戸車Bがガイド係止片
32の傾斜面を押上けて、上記開扉作動と逆に制動体3
の底壁31の制動区域Lを摺動しつつレールC上を転動
して制動体3を通過し、ドアAを閉扉させることができ
るものである。
ると、戸車BはレールC上を転動し図2鎖線の位置に移
動する。さらにドアAの押開き操作の続行によって、戸
車Bは制動体3の底壁31に当接するため、底壁31は
コイルスプリング4の弾性力に抗して支点軸22を支点
として上方に回動すると共に、一方戸車Bはコイルスプ
リング4の弾性力による押圧力で、制動体3の底壁31
を摺動するので転動力は吸収される。特に底壁31との
摺動距離の制動区域Lが長く形成されていることによ
り、強い力でドアAを押開いても戸車Bは大幅に減速さ
れて制動区域Lを通過し、ガイド係止片32に移動する
ため、コイルスプリング4の弾性力によって制動体3は
再び支点軸22を支点として下方に回動し、戸車Bを図
1に示すように該ガイド係止片32とストッパーSとの
間に係止してドアAを開扉位置で停止し、ドアAが閉扉
方向に跳返るような妄動を確実に防止することができ
る。またドアAを閉扉する際は、戸車Bがガイド係止片
32の傾斜面を押上けて、上記開扉作動と逆に制動体3
の底壁31の制動区域Lを摺動しつつレールC上を転動
して制動体3を通過し、ドアAを閉扉させることができ
るものである。
【0008】図4は、この考案の第2実施例であって、
この実施例のものは、第1実施例の制動体3が一端を軸
として戸当り側を回動する代りに両端が夫々他端を軸と
して回動しうるようにしたものである。即ちブラケット
2の両端部に支点兼ガイド軸26、26を突設し、制動
体3には両端部にガイド孔35、35を切欠すると共
に、底壁31の一端にガイド係止片32と同様に形成さ
れたガイト片36を突設する。その他は第1実施例と同
様に構成されている。これによって制動体3の両ガイド
孔35、35に夫々ブラケット2の支点兼ガイド軸2
6、26およびコイルスプリング4、4を挿入して組立
てると、制動体3は両端のコイルスプリング4、4によ
ってガイド孔35、35の上端に夫々支点兼ガイド軸2
6、26が当接し、制動体3を下動させて底壁31を戸
車Bの走行路内に平行状態に位置させる。
この実施例のものは、第1実施例の制動体3が一端を軸
として戸当り側を回動する代りに両端が夫々他端を軸と
して回動しうるようにしたものである。即ちブラケット
2の両端部に支点兼ガイド軸26、26を突設し、制動
体3には両端部にガイド孔35、35を切欠すると共
に、底壁31の一端にガイド係止片32と同様に形成さ
れたガイト片36を突設する。その他は第1実施例と同
様に構成されている。これによって制動体3の両ガイド
孔35、35に夫々ブラケット2の支点兼ガイド軸2
6、26およびコイルスプリング4、4を挿入して組立
てると、制動体3は両端のコイルスプリング4、4によ
ってガイド孔35、35の上端に夫々支点兼ガイド軸2
6、26が当接し、制動体3を下動させて底壁31を戸
車Bの走行路内に平行状態に位置させる。
【0009】この様に構成されているので、ドアAを開
扉させると、戸車Bはガイド片36に当接し、コイルス
プリング4の弾性力に抗して上動するため、右側の支点
兼ガイド軸26を支点として制動体3は右に回動するの
で、戸車BはレールC上を転動すると共に、底壁31を
摺接しつつ走行する。これによって底壁31の左端は再
び下動すると同時に右端はコイルスプリング4の弾性力
に抗して上動し、戸車Bが底壁31の中央部に達すると
底壁31はレールCと平行状態となり、両コイルスプリ
ング4、4の弾性力によって戸車Bに両弾性力が最大と
なって強力な制動力が作用する。さらに戸車Bが走行す
ると、底壁31は上記と逆に図4に示すように右上りに
傾斜し、さらにこれに摺接しつつ転動走行し、制動区域
Lを通過してガイド係止片32に係止し停止し、ドアA
が閉扉方向に跳返るような妄動を防止し、ドアAは確実
に開扉状態に保持される。またドアAを閉扉する際は、
上記と逆に制動体3は作動して確実に開扉される。
扉させると、戸車Bはガイド片36に当接し、コイルス
プリング4の弾性力に抗して上動するため、右側の支点
兼ガイド軸26を支点として制動体3は右に回動するの
で、戸車BはレールC上を転動すると共に、底壁31を
摺接しつつ走行する。これによって底壁31の左端は再
び下動すると同時に右端はコイルスプリング4の弾性力
に抗して上動し、戸車Bが底壁31の中央部に達すると
底壁31はレールCと平行状態となり、両コイルスプリ
ング4、4の弾性力によって戸車Bに両弾性力が最大と
なって強力な制動力が作用する。さらに戸車Bが走行す
ると、底壁31は上記と逆に図4に示すように右上りに
傾斜し、さらにこれに摺接しつつ転動走行し、制動区域
Lを通過してガイド係止片32に係止し停止し、ドアA
が閉扉方向に跳返るような妄動を防止し、ドアAは確実
に開扉状態に保持される。またドアAを閉扉する際は、
上記と逆に制動体3は作動して確実に開扉される。
【0010】
【考案の効果】以上、各種実施例に付いて詳述したよう
に、この考案は、レール上に回転走行する吊下げドアの
戸車は、跳返り防止装置が設けられた開扉端以外では軽
快に走行し、この戸車が制動体の長手の制動区域とレー
ルとの間に入ると、平坦面は帯状で撓曲変形せず、弾性
体によって平坦面が下方に向かって付勢されているの
で、戸車はレールと制動体の制動区域で常に均一の押圧
力で挟み付けられ弾接されるから、戸車はその走行回転
方向と逆方向の摩擦抵抗を受けて制動し、強力な力でド
アを押開いてもその走行速度は長い制動区域を通る間
に、該制動区域が弱い押圧力であっても確実に減速され
て開扉位置に停止させることができる。その反面、弱い
力の婦女子、身体障害者、車椅子での開扉操作であって
も制動区域が弱い押圧力であるため、戸車を軽快に開扉
させることができ、ドアの跳返りを確実に防止すること
ができる。その上、開扉された戸車は制動区域の端部に
形成された傾斜面のガイド係止片によって停止し、ドア
の妄動を防止することができる等の優れた効果を有する
ものである。
に、この考案は、レール上に回転走行する吊下げドアの
戸車は、跳返り防止装置が設けられた開扉端以外では軽
快に走行し、この戸車が制動体の長手の制動区域とレー
ルとの間に入ると、平坦面は帯状で撓曲変形せず、弾性
体によって平坦面が下方に向かって付勢されているの
で、戸車はレールと制動体の制動区域で常に均一の押圧
力で挟み付けられ弾接されるから、戸車はその走行回転
方向と逆方向の摩擦抵抗を受けて制動し、強力な力でド
アを押開いてもその走行速度は長い制動区域を通る間
に、該制動区域が弱い押圧力であっても確実に減速され
て開扉位置に停止させることができる。その反面、弱い
力の婦女子、身体障害者、車椅子での開扉操作であって
も制動区域が弱い押圧力であるため、戸車を軽快に開扉
させることができ、ドアの跳返りを確実に防止すること
ができる。その上、開扉された戸車は制動区域の端部に
形成された傾斜面のガイド係止片によって停止し、ドア
の妄動を防止することができる等の優れた効果を有する
ものである。
【図1】この考案の第1実施例の斜視図。
【図2】同じく側面図。
【図3】同じく分解斜視図。
【図4】この考案の第2実施例の側面図。
【図5】従来技術の側面図。
1 跳返り防止装置 2 ブラケット 22 支点軸 23 ガイド軸 25 スプリング受け 3 制動体 31 底壁32 ガイド係止片 34 ガイド孔 35 軸孔 4 コイルスプリング L 制動区域 A ドア B 戸車 C レール
Claims (1)
- 【請求項1】 吊下げドアの戸車をレール上に回転走行
させてドアを開閉し、該レールの開扉端上方に制動体を
備えた跳返り防止装置を対設し、該制動体には戸車が当
接する帯状で撓曲変形しない平坦面を有し、これによっ
て長手の制動区域が形成され、その端部に戸車を停止す
る上方に向かった傾斜面のガイド係止片を形成すると共
に、該制動体の平坦面を弾性体によって下方に向かって
付勢し、制動体とレールとの間に出入する戸車を挟み付
けるように制動体の制動区域で弾接し、その走行回転方
向と逆方向の摩擦抵抗を与えて制動することを特徴とす
るドアの跳返り防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106794U JP2539249Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ドアの跳返り防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106794U JP2539249Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ドアの跳返り防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538251U JPH0538251U (ja) | 1993-05-25 |
JP2539249Y2 true JP2539249Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=14442800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991106794U Expired - Lifetime JP2539249Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ドアの跳返り防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539249Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101930158B1 (ko) * | 2017-04-05 | 2018-12-18 | 주식회사 동명기공 | 현수식 도어용 스토퍼 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101998746B1 (ko) * | 2017-10-31 | 2019-07-11 | 씨엠글로벌 주식회사 | 슬라이딩 도어용 스토퍼 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5945546B2 (ja) * | 1976-11-02 | 1984-11-07 | 川崎重工業株式会社 | 列車群運転調整方式 |
JPS54160964U (ja) * | 1978-04-29 | 1979-11-10 | ||
JPS5533006U (ja) * | 1978-08-24 | 1980-03-03 | ||
JPS6030395U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-03-01 | 小堀 範興 | 芳香を発散する扇風機用金網 |
JPS6275404A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-04-07 | Masaaki Maruyama | 光誘導管 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP1991106794U patent/JP2539249Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101930158B1 (ko) * | 2017-04-05 | 2018-12-18 | 주식회사 동명기공 | 현수식 도어용 스토퍼 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0538251U (ja) | 1993-05-25 |
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