JP2539226Y2 - 跳出し引違いサッシの下部跳出し装置 - Google Patents
跳出し引違いサッシの下部跳出し装置Info
- Publication number
- JP2539226Y2 JP2539226Y2 JP1991025696U JP2569691U JP2539226Y2 JP 2539226 Y2 JP2539226 Y2 JP 2539226Y2 JP 1991025696 U JP1991025696 U JP 1991025696U JP 2569691 U JP2569691 U JP 2569691U JP 2539226 Y2 JP2539226 Y2 JP 2539226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- sash
- movable
- plate
- mounting bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、跳出し引違いサッシの
可動障子を摺動方向に直角方向に移動する下部跳出し装
置に関する。
可動障子を摺動方向に直角方向に移動する下部跳出し装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−480号公報に示すよう
に、サッシ枠に可動障子を閉じ位置と開き位置とに亘っ
て左右摺動自在に設け、この可動障子を開き位置におい
て摺動方向と直角方向に移動自在とした跳出し引違いサ
ッシが知られている。すなわち、摺動子を備えた作動板
を取付ブラケットに揺動自在に支承した上部跳出し装置
を可動障子の上框に取付け、この摺動子をサッシ上枠の
ガイド凹溝に摺動自在に嵌合し、戸車と取付ブラケット
を作動板で揺動自在に連結した下部跳出し装置を可動障
子の下框に取付け、その戸車をサッシ下枠のレールに沿
って走行自在とし、可動障子の縦框に取付けたハンドル
により摺動する摺動杆を前記各作動板にそれぞれ連結し
て、ハンドルを回転操作すると作動板が揺動して可動障
子を摺動方向と直角方向に移動して閉鎖位置と跳出し位
置とする構成である。前述のように可動障子を摺動方向
と直角方向に移動する下部跳出し装置としては、例えば
特開昭59−480号公報に示すものが知られている。
つまり、図1に示すように、可動障子の下框1に作動板
2を揺動可能に設け、この作動板2の一端部を戸車3に
揺動自在に連結し、かつ他端部に第1・第2係合部4,
5を形成し、前記下框1に沿って摺動自在な摺動杆6に
連結した可動板7に第1・第2ピン8,9を設け、この
第1・第2ピン8,9を前記第1・第2係合部4,5に
係合し、摺動杆6を摺動して可動板7を移動することで
作動板2を揺動して戸車3に対して下框1、つまり可動
障子が図2に示すように平行移動する構成としてある。
に、サッシ枠に可動障子を閉じ位置と開き位置とに亘っ
て左右摺動自在に設け、この可動障子を開き位置におい
て摺動方向と直角方向に移動自在とした跳出し引違いサ
ッシが知られている。すなわち、摺動子を備えた作動板
を取付ブラケットに揺動自在に支承した上部跳出し装置
を可動障子の上框に取付け、この摺動子をサッシ上枠の
ガイド凹溝に摺動自在に嵌合し、戸車と取付ブラケット
を作動板で揺動自在に連結した下部跳出し装置を可動障
子の下框に取付け、その戸車をサッシ下枠のレールに沿
って走行自在とし、可動障子の縦框に取付けたハンドル
により摺動する摺動杆を前記各作動板にそれぞれ連結し
て、ハンドルを回転操作すると作動板が揺動して可動障
子を摺動方向と直角方向に移動して閉鎖位置と跳出し位
置とする構成である。前述のように可動障子を摺動方向
と直角方向に移動する下部跳出し装置としては、例えば
特開昭59−480号公報に示すものが知られている。
つまり、図1に示すように、可動障子の下框1に作動板
2を揺動可能に設け、この作動板2の一端部を戸車3に
揺動自在に連結し、かつ他端部に第1・第2係合部4,
5を形成し、前記下框1に沿って摺動自在な摺動杆6に
連結した可動板7に第1・第2ピン8,9を設け、この
第1・第2ピン8,9を前記第1・第2係合部4,5に
係合し、摺動杆6を摺動して可動板7を移動することで
作動板2を揺動して戸車3に対して下框1、つまり可動
障子が図2に示すように平行移動する構成としてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる下部跳出し装置
であると、図1に示すように可動障子をサッシ枠側に移
動して閉鎖位置とした時には第1・第2係合部4,5に
第1・第2ピン8,9が係合するので、作動板2が下框
1に対して揺動したり、がたついたりしないが、図2に
示すように可動障子をサッシ枠と離隔した跳出し位置に
移動した時には第2係合部5と第2ピン9が係合するだ
けで作動板2が揺動したり、がたついたりするので可動
障子がふらついたり、がたついたりして不安定となる。
であると、図1に示すように可動障子をサッシ枠側に移
動して閉鎖位置とした時には第1・第2係合部4,5に
第1・第2ピン8,9が係合するので、作動板2が下框
1に対して揺動したり、がたついたりしないが、図2に
示すように可動障子をサッシ枠と離隔した跳出し位置に
移動した時には第2係合部5と第2ピン9が係合するだ
けで作動板2が揺動したり、がたついたりするので可動
障子がふらついたり、がたついたりして不安定となる。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした跳出し引違いサッシの下部跳出し装置を提供
することを目的とする。
ようにした跳出し引違いサッシの下部跳出し装置を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】取付けブラケットと作動
板と戸車と摺動杆に取付けた可動部材とを備え、摺動杆
とともに可動部材を摺動してそのカム面で作動板の押付
けピンを押して跳出し作動する構成とし、前記取付けブ
ラケットに作動板の端面と当接して跳出し方向の揺動を
規制する固定ピンを設けたもの。
板と戸車と摺動杆に取付けた可動部材とを備え、摺動杆
とともに可動部材を摺動してそのカム面で作動板の押付
けピンを押して跳出し作動する構成とし、前記取付けブ
ラケットに作動板の端面と当接して跳出し方向の揺動を
規制する固定ピンを設けたもの。
【作 用】固定ピンにより作動板の跳出し方向の揺動
を規制し、押付けピンとカム面とで作動板の閉鎖方向の
揺動を規制して可動障子が跳出し位置の時に作動板が揺
動しないようにできる。
を規制し、押付けピンとカム面とで作動板の閉鎖方向の
揺動を規制して可動障子が跳出し位置の時に作動板が揺
動しないようにできる。
【0005】
【実 施 例】図3に示すように、サッシ枠10の左右
方向一側に嵌め殺し窓11が設けられて他側が開口し、
サッシ枠10には可動障子12が開口部13と対向した
閉じ位置と嵌め殺し窓11と対向した開き位置とに亘っ
て左右方向に摺動自在に装着され、この可動障子12は
閉じ位置において閉鎖位置と跳出し位置とに亘って摺動
方向と直角方向に移動されて開口部13に引寄せられて
嵌め殺し窓11と面一となるように構成され、跳出し引
違いサッシとなっている。なお、嵌め殺し窓11を可動
障子としても良い。前記サッシ枠10はサッシ上枠20
とサッシ下枠21とサッシ縦枠22と縦中骨23により
方形枠状となり、可動障子12は上框24と下框25と
縦框26を方形枠状に枠組みし、その内部にガラスが装
着されており、上框24の左右両端寄りに上部跳出し装
置27が取付けられ、下框25の左右両端寄りに下部跳
出し装置28が取付けてあり、一方の縦框26にハンド
ル29が取付けてある。前記上部跳出し装置27は取付
けブラケット30と作動板31と摺動子32を備え、ハ
ンドル29により上框24に沿って摺動杆33を摺動す
ると作動板31が揺動するように構成され、下部跳出し
装置28は取付けブラケット34と作動板35と戸車3
6を備え、ハンドル29により下框25に沿って摺動杆
37を摺動すると作動板35が揺動するように構成して
あり、前記上部跳出し装置27の取付けブラケット30
が上框24にボルト止めされ、摺動子32がサッシ上枠
20のガイド凹溝38に嵌合し、前記下部跳出し装置2
8の取付けブラケット34は下框25にボルト止めさ
れ、戸車36がサッシ下枠21のレール39に接し、ハ
ンドル29を回転することで可動障子12を閉鎖位置と
跳出し位置とに亘って移動できる。前記上框24に設け
た摺動杆33と下框25に設けた摺動杆37は縦框26
に設けた摺動杆40にコーナーチェーン41を介してそ
れぞれ連結してハンドル29を回転操作すると同期して
摺動するようにしてあり、一方の縦框26に設けた摺動
杆40は第1摺動杆42と第2摺動杆43を連結機構4
4で連結してある。該連結機構44は図4、図5に示す
ように、長孔45を有する連結板46と、第1、第2摺
動杆42,43に固着した第1・第2ピン47、48
と、調整ボルト49より成り、調整ボルト49を締付け
て第1ピン47に押しつけると第1・第2摺動杆42,
43が引き寄せられて各摺動杆を連結するコーナチェー
ン41を緊張してハンドル29に回転操作によってガタ
ツキなく摺動杆を摺動できる。
方向一側に嵌め殺し窓11が設けられて他側が開口し、
サッシ枠10には可動障子12が開口部13と対向した
閉じ位置と嵌め殺し窓11と対向した開き位置とに亘っ
て左右方向に摺動自在に装着され、この可動障子12は
閉じ位置において閉鎖位置と跳出し位置とに亘って摺動
方向と直角方向に移動されて開口部13に引寄せられて
嵌め殺し窓11と面一となるように構成され、跳出し引
違いサッシとなっている。なお、嵌め殺し窓11を可動
障子としても良い。前記サッシ枠10はサッシ上枠20
とサッシ下枠21とサッシ縦枠22と縦中骨23により
方形枠状となり、可動障子12は上框24と下框25と
縦框26を方形枠状に枠組みし、その内部にガラスが装
着されており、上框24の左右両端寄りに上部跳出し装
置27が取付けられ、下框25の左右両端寄りに下部跳
出し装置28が取付けてあり、一方の縦框26にハンド
ル29が取付けてある。前記上部跳出し装置27は取付
けブラケット30と作動板31と摺動子32を備え、ハ
ンドル29により上框24に沿って摺動杆33を摺動す
ると作動板31が揺動するように構成され、下部跳出し
装置28は取付けブラケット34と作動板35と戸車3
6を備え、ハンドル29により下框25に沿って摺動杆
37を摺動すると作動板35が揺動するように構成して
あり、前記上部跳出し装置27の取付けブラケット30
が上框24にボルト止めされ、摺動子32がサッシ上枠
20のガイド凹溝38に嵌合し、前記下部跳出し装置2
8の取付けブラケット34は下框25にボルト止めさ
れ、戸車36がサッシ下枠21のレール39に接し、ハ
ンドル29を回転することで可動障子12を閉鎖位置と
跳出し位置とに亘って移動できる。前記上框24に設け
た摺動杆33と下框25に設けた摺動杆37は縦框26
に設けた摺動杆40にコーナーチェーン41を介してそ
れぞれ連結してハンドル29を回転操作すると同期して
摺動するようにしてあり、一方の縦框26に設けた摺動
杆40は第1摺動杆42と第2摺動杆43を連結機構4
4で連結してある。該連結機構44は図4、図5に示す
ように、長孔45を有する連結板46と、第1、第2摺
動杆42,43に固着した第1・第2ピン47、48
と、調整ボルト49より成り、調整ボルト49を締付け
て第1ピン47に押しつけると第1・第2摺動杆42,
43が引き寄せられて各摺動杆を連結するコーナチェー
ン41を緊張してハンドル29に回転操作によってガタ
ツキなく摺動杆を摺動できる。
【0006】次に図6ないし図8に基づいて下部跳出し
装置28の詳細を説明する。前記取付けブラケット34
は図6に示すように縦板50と横板51でL字状とな
り、その縦板50に突出片52が一体的に設けてあり、
突出片52にナット53で締付け固着した縦軸54が横
板51の窓55より下方に突出している。前記戸車36
は戸車枠56に一対の戸車ローラ57を取付けると共
に、その戸車枠57の左右端面に摺動片58がそれぞれ
ビス止めされ、各摺動片58に外れ止め片59がビス6
0で取付けてあり、前記戸車枠57の左右方向中間部に
取付用開口部61が幅方向両面に開口して形成してあ
る。前記作動板35は略く字状のアーム62の上面にカ
ムプレート63を固着具64で連結してあり、そのアー
ム62の両端部には縦孔65がそれぞれ形成され、カム
プレート63には縦孔65と同心状の透孔66が形成し
てあり、前記アーム62の一方の縦孔65に戸車枠56
の取付用開口部61に設けた縦軸67が回転自在に挿入
されてアーム62の一端部が戸車枠56に水平面方向に
揺動自在に連結され、アーム62の他方の縦孔65に前
記縦軸54がカムプレート63の透孔66より回転自在
に挿入されてアーム62の他端部が取付ブラケット34
に水平面方向に揺動自在に連結してあり、その縦軸54
のフランジ67とカムプレート63との間に軸受68が
設けてある。前記カムプレート63のカム面63aには
ガイド凹部69と直線状ガイド面70が形成され、この
ガイド凹部69は開口端寄りで直線状ガイド面70と連
続した一端面69a、この一端面69aと連続した斜面
69b、半円形凹部69c、円弧状面69dとにより略
U字状となり、かつカムプレート63における透孔66
側には第1・第2押付ピン71,72が取付けられ、こ
の第1・第2押付ピン71,72は前記透孔66の中心
を支点とする仮想円上に位置している。前記摺動杆37
は図6に示すように下框25の凹溝73に摺動自在に嵌
挿され、この摺動杆37に可動部材74がビス止めさ
れ、この可動部材74の一側面74aには直線ガイド面
75、略山形状のカム面76、凹部77が長手方向に順
次連続して有し、下面にはガイドピン78が下向きに設
けられ、前記取付けブラケット34の横板51には固定
ピン79が下向きに取付けてある。
装置28の詳細を説明する。前記取付けブラケット34
は図6に示すように縦板50と横板51でL字状とな
り、その縦板50に突出片52が一体的に設けてあり、
突出片52にナット53で締付け固着した縦軸54が横
板51の窓55より下方に突出している。前記戸車36
は戸車枠56に一対の戸車ローラ57を取付けると共
に、その戸車枠57の左右端面に摺動片58がそれぞれ
ビス止めされ、各摺動片58に外れ止め片59がビス6
0で取付けてあり、前記戸車枠57の左右方向中間部に
取付用開口部61が幅方向両面に開口して形成してあ
る。前記作動板35は略く字状のアーム62の上面にカ
ムプレート63を固着具64で連結してあり、そのアー
ム62の両端部には縦孔65がそれぞれ形成され、カム
プレート63には縦孔65と同心状の透孔66が形成し
てあり、前記アーム62の一方の縦孔65に戸車枠56
の取付用開口部61に設けた縦軸67が回転自在に挿入
されてアーム62の一端部が戸車枠56に水平面方向に
揺動自在に連結され、アーム62の他方の縦孔65に前
記縦軸54がカムプレート63の透孔66より回転自在
に挿入されてアーム62の他端部が取付ブラケット34
に水平面方向に揺動自在に連結してあり、その縦軸54
のフランジ67とカムプレート63との間に軸受68が
設けてある。前記カムプレート63のカム面63aには
ガイド凹部69と直線状ガイド面70が形成され、この
ガイド凹部69は開口端寄りで直線状ガイド面70と連
続した一端面69a、この一端面69aと連続した斜面
69b、半円形凹部69c、円弧状面69dとにより略
U字状となり、かつカムプレート63における透孔66
側には第1・第2押付ピン71,72が取付けられ、こ
の第1・第2押付ピン71,72は前記透孔66の中心
を支点とする仮想円上に位置している。前記摺動杆37
は図6に示すように下框25の凹溝73に摺動自在に嵌
挿され、この摺動杆37に可動部材74がビス止めさ
れ、この可動部材74の一側面74aには直線ガイド面
75、略山形状のカム面76、凹部77が長手方向に順
次連続して有し、下面にはガイドピン78が下向きに設
けられ、前記取付けブラケット34の横板51には固定
ピン79が下向きに取付けてある。
【0007】次に作動を説明する。図8に実線で示す状
態は可動障子12を一方側に摺動してサッシ枠10側に
引き寄せた閉鎖位置の状態であり、この状態よりハンド
ル19を操作して摺動杆37とともに可動部材74を矢
印(イ)方向に移動すると、図9に示すようにカム面7
6が第1押付ピン71に当接し、ガイドピン78がガイ
ド凹部69に臨み、第2押付ピン72が凹部77と対向
する。この状態よりハンドル19を更に操作して可動部
材74を更に矢印(イ)方向に摺動すると、図10のよ
うに作動板35は縦軸67の回りを矢印(ロ)方向に揺
動し、かつ取付ブラット34が縦軸54を介して作動板
35の回りに相対的に揺動して可動障子12は平行姿勢
を維持してサッシ枠と離れる方向に平行移動する。これ
とともに可動部材74のガイドピン78がカムプレート
63のガイド凹部69内に相対的に順次入り込み、第2
押付ピン72がガイド凹部69内に入り込む。前述の状
態より更にハンドル19を操作して可動部材74を更に
矢印(イ)方向に移動すると図11に示すように、カム
面76と第1押付ピン71の当接部で更に揺動してガイ
ドローラ78がガイド凹部69に嵌合して可動障子12
が跳出し位置となり、カムプレート63の端面が固定ピ
ン79に当接する。これにより、カム面76と第1押付
ピン71との当接部Aで作動板35が可動障子12を閉
鎖位置に向けて移動する方向、つまり一方向の揺動を規
制し、作動板35と固定ピン79との当接部Bで作動板
35が可動障子12を跳出し位置に向けて移動する方
向、つまり他方向の揺動を規制するので、跳出し位置の
可動障子12がふらついたり、がたついたりすることを
防止できる。つまり、前記当接部Aと当接部Bと作動板
35の揺動中心Cが三角形を構成して作動板35の揺動
を規制する。
態は可動障子12を一方側に摺動してサッシ枠10側に
引き寄せた閉鎖位置の状態であり、この状態よりハンド
ル19を操作して摺動杆37とともに可動部材74を矢
印(イ)方向に移動すると、図9に示すようにカム面7
6が第1押付ピン71に当接し、ガイドピン78がガイ
ド凹部69に臨み、第2押付ピン72が凹部77と対向
する。この状態よりハンドル19を更に操作して可動部
材74を更に矢印(イ)方向に摺動すると、図10のよ
うに作動板35は縦軸67の回りを矢印(ロ)方向に揺
動し、かつ取付ブラット34が縦軸54を介して作動板
35の回りに相対的に揺動して可動障子12は平行姿勢
を維持してサッシ枠と離れる方向に平行移動する。これ
とともに可動部材74のガイドピン78がカムプレート
63のガイド凹部69内に相対的に順次入り込み、第2
押付ピン72がガイド凹部69内に入り込む。前述の状
態より更にハンドル19を操作して可動部材74を更に
矢印(イ)方向に移動すると図11に示すように、カム
面76と第1押付ピン71の当接部で更に揺動してガイ
ドローラ78がガイド凹部69に嵌合して可動障子12
が跳出し位置となり、カムプレート63の端面が固定ピ
ン79に当接する。これにより、カム面76と第1押付
ピン71との当接部Aで作動板35が可動障子12を閉
鎖位置に向けて移動する方向、つまり一方向の揺動を規
制し、作動板35と固定ピン79との当接部Bで作動板
35が可動障子12を跳出し位置に向けて移動する方
向、つまり他方向の揺動を規制するので、跳出し位置の
可動障子12がふらついたり、がたついたりすることを
防止できる。つまり、前記当接部Aと当接部Bと作動板
35の揺動中心Cが三角形を構成して作動板35の揺動
を規制する。
【0008】
【考案の効果】可動障子12を跳出し位置とした時に作
動板35の跳出し方向の揺動を固定ピン79で規制し、
作動板35の閉鎖方向の揺動を押付ピンと可動部材74
のカム面76で規制し可動障子12がふらついたり、が
たついたりすることがなく安定した状態に保持できる。
動板35の跳出し方向の揺動を固定ピン79で規制し、
作動板35の閉鎖方向の揺動を押付ピンと可動部材74
のカム面76で規制し可動障子12がふらついたり、が
たついたりすることがなく安定した状態に保持できる。
【図1】従来の下部跳出し装置の平面図である。
【図2】従来の下部跳出し装置の平面図である。
【図3】跳出し引違いサッシの概略正面図である。
【図4】摺動杆の連結装置の正面図である。
【図5】摺動杆の連結装置の側面図である。
【図6】下部跳出し装置の取付状態の側面図である。
【図7】下部跳出し装置の取付状態の正面図である。
【図8】下部跳出し装置の平面図である。
【図9】動作説明図である。
【図10】動作説明図である。
【図11】動作説明図である。
10 サッシ枠、12 可動障子、21 サッシ下枠、
25 下框、27 上部跳出し装置、28 下部跳出し
装置、34 取付けブラケット、35 作動板、36
戸車、37 摺動杆、71 第1押付ピン、72 第2
押付ピン、74可動部材、76 カム面、79 固定ピ
ン。
25 下框、27 上部跳出し装置、28 下部跳出し
装置、34 取付けブラケット、35 作動板、36
戸車、37 摺動杆、71 第1押付ピン、72 第2
押付ピン、74可動部材、76 カム面、79 固定ピ
ン。
Claims (1)
- 【請求項1】 サッシ枠10内に可動障子12を配設
し、この可動障子12の上框24と下框25に、ハンド
ル操作により可動障子12を摺動方向と直角方向に移動
する上部跳出し装置27と下部跳出し装置28を取付け
た跳出し引違いサッシにおいて、 前記下部跳出し装置28を、可動障子12の下框25に
取付けられた取付けブラケット34と、この取付けブラ
ケット34に揺動自在に支承されて押付ピンを有する作
動板35と、この作動板35に揺動自在に連結されてサ
ッシ下枠21のレール39に沿って走行する戸車36
と、前記下框25に摺動自在に設けた摺動杆37と、こ
の摺動杆37に取付けられて前記押付ピンと干渉するカ
ム面76を有する可動部材74と、前記取付けブラケッ
ト34に取付けられて作動板35の端面と接して跳出し
方向の揺動を規制する固定ピン79とにより構成した跳
出し引違いサッシの下部跳出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991025696U JP2539226Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 跳出し引違いサッシの下部跳出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991025696U JP2539226Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 跳出し引違いサッシの下部跳出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114973U JPH04114973U (ja) | 1992-10-12 |
JP2539226Y2 true JP2539226Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31910371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991025696U Expired - Lifetime JP2539226Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 跳出し引違いサッシの下部跳出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539226Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10319170A1 (de) * | 2003-04-29 | 2004-11-25 | Zoltan Anton Kiefer | Raumteiler |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP1991025696U patent/JP2539226Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04114973U (ja) | 1992-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10113971A (ja) | 成形機の型締機構における安全装置 | |
JP2539226Y2 (ja) | 跳出し引違いサッシの下部跳出し装置 | |
US2971227A (en) | Door mounting devices | |
KR20180001371U (ko) | 회동식 창호용 스테이바 | |
US2828505A (en) | Cabinet door control mechanism | |
JPH0754530Y2 (ja) | 可動障子の跳出装置 | |
WO2004040091A1 (ja) | 引戸用ランナー装置 | |
JP2539224Y2 (ja) | 跳出し引違いサッシの上部跳出し装置 | |
JPH02120487A (ja) | 扉の走行案内装置 | |
JPH0527657Y2 (ja) | ||
JP2619490B2 (ja) | 扉閉塞構造 | |
KR20190001469U (ko) | 미닫이 도어용 호차의 높낮이 조절장치 | |
JPH09268831A (ja) | 上吊り引戸 | |
JP3921028B2 (ja) | エレベーターの可動式ドア係合装置 | |
JP2539225Y2 (ja) | 跳出し引違いサッシの外れ止め装置 | |
JP2621043B2 (ja) | 車両のサイドウインド | |
JP3602873B2 (ja) | 機能ブロックの取付機構 | |
JPS6229581Y2 (ja) | ||
KR0124168Y1 (ko) | 도어힌지의 위치조정장치 | |
JPH0349029Y2 (ja) | ||
KR920002708Y1 (ko) | 컴팩트 디스크 플레이어의 가이드 갭 조절장치 | |
JPH0323505Y2 (ja) | ||
JP2566481Y2 (ja) | スライドドアのストッパー構造 | |
JPH054538Y2 (ja) | ||
JPH041257Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040506 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |