JP2538787Y2 - パネルシヤツターのパネル取付装置 - Google Patents

パネルシヤツターのパネル取付装置

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JP2538787Y2
JP2538787Y2 JP11794890U JP11794890U JP2538787Y2 JP 2538787 Y2 JP2538787 Y2 JP 2538787Y2 JP 11794890 U JP11794890 U JP 11794890U JP 11794890 U JP11794890 U JP 11794890U JP 2538787 Y2 JP2538787 Y2 JP 2538787Y2
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成強 松山
和典 谷田貝
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文化シヤツター株式会社
ルミツター工業株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物の出入口や窓等のシャッター開閉用
開口を開閉するパネルシャッターのパネル取付装置に関
し、特にパネルと縦框の関連構造を改良したパネルシャ
ッターのパネル取付装置に関するものである。
【従来の技術】
従来のパネルシャッターは、シャッター開閉用開口の
両側で起立し、且つ、対向面部にパネル昇降ガイド用の
縦長開口を有する左右一対のガイドレールと、これらの
ガイドレールに沿って上部のパネル収納部内に移行可能
な上下複数段のパネルと、前記パネル収納部内のパネル
駆動系スプロケットに噛合して前記両ガイドレール内に
昇降自在に垂下し、前記各パネル相互をそれぞれの上部
両側で連繋吊持する左右のパネル連繋チェーン(ローラ
チェーン)とを備え、前記スプロケットの回転駆動によ
り、これに噛合するパネル連繋チェーンを介して前記パ
ネルを前記ガイドレール間で昇降開閉動作させるように
なっている。 ここで、前記各パネルは両側端部に縦框を有するが、
この縦框は前記パネルと一体構造または固定構造となっ
ており、その縦框を前記ガイドレールの縦長開口に昇降
摺動自在に嵌込み係合させ、この状態で前記縦框の上部
両側をパネル連繋チェーンにロングピンを介して連繋吊
持させている。
【考案が解決しようとする課題】
従来のパネルシャッターは以上のように構成され、パ
ネルと縦框が一体構造または固定構造となっており、そ
の縦框がガイドレールのパネル昇降ガイド用縦長開口に
昇降自在に嵌込み係合されているので、パネルの交換が
極めて困難であるのみならず、特に、前記ガイドレール
とパネルの相対関係において各パネルの横方向移動を許
容する寸法的余裕がないので、左右一対の両ガイドレー
ルを厳密な垂直平行状態に起立配置しなければならず、
このため、ガイドレールの厳密な取付施工精度が要求さ
れ、その取付施工が熟練を要して頗る面倒であるという
課題があった。 この考案は上記のような課題を解消するためになされ
たもので、ガイドレールの取付施工精度を緩和でき、し
かも、パネルの交換を簡易に手際よく行うことができる
パネルシャッターのパネル取付装置を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係るパネルシャッターのパネル取付装置
は、ガイドレールに沿って昇降動作させるパネルと、該
パネルの両側端部に装着すべき縦框とを分離し、該縦框
を、パネル駆動系スプロケットに噛合したパネル連繋チ
ェーンに連繋吊持させてガイドレールの縦長開口で昇降
案内されるよう前記ガイドレールの外方に突出させ、そ
の縦框に設けたパネル支持部に前記パネルの両側端部を
横方向へ移動自在で且つ着脱可能に取付支承させたもの
である。
【作用】
この考案におけるパネルシャッターのパネル取付装置
では、パネルと分離した縦框がガイドレールの縦長開口
で昇降案内されるようパネル連繋チェーンにより連繋さ
れてガイドレールの外方で保持され、その縦框のパネル
支持部に各パネルの両側端部が横方向へ移動自在で且つ
着脱可能に取付支承されるので、ガイドレールの垂直平
行精度上の取付誤差が生じた際、前記縦框に対して各パ
ネルが横方向へ自然に移動することにより、前記取付誤
差を吸収することができる。しかも、前記縦框はガイド
レールの外方で保持されているため、当該ガイドレール
を取り外すことなくパネルの交換を容易に行うことがで
きる。
【実施例】 以下、この考案の一実施例を図について説明する。 第1図〜第3図において、1はシャッター開閉用開口
の両側に起立配置された左右一対のガイドレールであ
り、これらのガイドレール1は、それぞれの対向面側全
高に亘って縦長開口1a(第5図参照)が設けられた中空
柱材から成っている。 かかるガイドレール1の上部には、パネル収納部を形
成するパネル収納用ブラケット2が配置されている。 このパネル収納ブラケット2内には、第3図に示すよ
うに、前記両ガイドレール1のそれぞれの上端に接続さ
れる上部ガイドレール10が配置され、この上部ガイドレ
ール10は前記ガイドレール1と同一断面形状をなしてい
る。従って、前記上部ガイドレール10も対向面側全高に
亘って縦長開口10a(第3図参照)を有している。な
お、前記上部ガイドレール10は、前記ガイドレール1の
上端側を前記パネル収納用ブラケット2内に延長するこ
とにより、そのガイドレール1と一体に形成されたもの
であってもよい。 また、前記パネル収納用ブラケット2内には、前記上
部ガイドレール10の上方に位置する左右一対のパネル駆
動系スプロケット3が配置されている。 このパネル駆動系スプロケット3は、第3図および第
4図に示すように、前記パネル収納用ブラケット2内に
てシャッタ開閉機4の出力軸に嵌着された主動スプロケ
ット5に伝動チェーン6を介して連動する従動スプロケ
ット7の同軸上に連結されている。 そして、前記パネル駆動系スプロケット3にはパネル
連繋チェーン8が噛合している。 このパネル連繋チェーン8は、前記ガイドレール1お
よび上部ガイドレール10に沿って昇降自在で、且つ、前
記パネル収納用ブラケット2内のパネル収納位置に移行
可能な上下複数段のパネル9をそれぞれの上部両側にて
連繋吊持している。 ここで、前記各パネル9は、第5図に示すように、そ
の両側端部に装着すべき縦框11と分離しており、前記ガ
イドレール1で案内されて昇降動作する前記縦框11に対
し、前記ガイドレール1の外側で着脱可能に且つ横方向
へ移動自在に取付支持する構造としている。 即ち、前記各パネル9の両側端部には、それぞれの縦
方向全体に薄肉段差状の框取付片部9aを一体形成し、且
つ、該框取付片部9aには取付孔9bを設けている。 一方、図示例の前記縦框11は第5図に示すようにアン
グル部材から成り、前記パネル9の端面と対向する一方
片部11aの上部外側にロングピンP1を一体突設すると共
に、前記パネル9の框取付片部9aが取付けられる他方片
部11bの上部内側には、前記框取付片部9aの取付孔9bを
嵌合支持させるための掛止突起(パネル支持部)12を一
体突設しており、この掛止突起12は先端に頭部12aを有
している。 ここで、前記パネル9の取付孔9bと縦框11の掛止突起
12との関連構成を述べる。 前記取付孔9bは、前記掛止突起12の頭部12aが嵌脱可
能で、且つ、前記掛止突起12を挿入係合させた状態で横
方向に移動自在な横長形状に形成されている。 そして、前記掛止突起12に前記取付孔9bを嵌合支承さ
せた状態で、前記掛止突起12の頭部12aには抜止めキャ
ップ16が着脱可能に嵌合されるようになっている。 一方、前記ロングピンP1には、第4図および第5図に
示すように、前記ロングピンP1には、上部ガイドローラ
R1を回転自在に取付けると共にリンクアタッチメント13
の一端部を回転自在に連結し、且つ、そのリンクアタッ
チメント13の他端部をパネル連繋チェーン8にリンクピ
ンP2で屈曲回転自在に連結している。また、前記縦框11
の下部には、ローラブラケット14を介して下部ガイドロ
ーラR2が回転自在に取り付けられている。 従って、前記縦框11は、ロングピンP1と上部ガイドロ
ーラR1とリンクアタッチメント13およびリンクピンP2と
パネル連繋チェーン8ならびに下部ガイドローラR2と予
めユニット化された構成となっている。 そして、前記縦框11は、前記パネル駆動系スプロケッ
ト3に噛合して上部ガイドレール10内を介しガイドレー
ル1内に垂下するパネル連繋チェーン8によって吊持さ
れている。 この状態において、前記縦框11のロングピンP1は上部
ガイドレール10の縦長開口10aおよびガイドレール1の
縦長開口aをそれぞれ昇降摺動自在に貫通し、前記縦框
11は前記上部ガイドレール10およびガイドレール1の外
側に保持され、且つ、前記パネル連繋チェーン8とリン
クアタッチメント13および上部ガイドローラR1と下部ガ
イドローラR2のそれぞれは前記上部ガイドレール10内お
よびガイドレール1内に昇降動作可能に収納された状態
となっている。 ここで、前記ガイドレール1および上部ガイドレール
10のそれぞれの背壁内面には、第5図に示すように、前
記パネル連繋チェーン8を昇降摺動自在に挟み込んで該
パネル連繋チェーン8の屈曲を拘束し、且つ、該パネル
連繋チェーン8のリンクピン軸方向への移動を規制する
ガイドフィン15が一体に設けられている。 従って、前記縦框11とロングピンP1と上部ガイドロー
ラR1とリンクアタッチメント13とパネル連繋チェーン8
と下部ガイドローラR2のユニットは、前記ガイドフィン
15を介して前記ガイドレール1ともユニット化された状
態となっている。 そして、この状態で、前記ガイドレール1の外部に保
持された縦框11にパネル9が後付けされる。 その取り付けは、前記縦框11の掛止突起12に対してパ
ネル9の框取付片部9aの取付孔9bを嵌込み支持させた
後、前記掛止突起12の頭部12aに抜止めキャップ16を着
脱可能に嵌合することによって行われる。 この場合、前記パネル9の框取付片部9aの取付孔9b
は、前記縦框11側の掛止突起12に対し横方向へ移動自在
に嵌込み係合される。このため、ガイドレール1の取付
精度が緩和されると共に、前記縦框11に対する前記パネ
ル9の取付施工が簡易化する。 即ち、上述のように、ガイドレール1と予めユニット
化された縦框11にパネル9を着脱可能に後付けすること
によって、パネル9の取付作業を簡単に手際よく行うこ
とができる。また、前記抜止めキャップ16を取り外せ
ば、縦框11の取付孔9bからパネル9の掛止突起12を容易
に抜き取ることができるので、前記ガイドレール1外部
でパネル9の交換を容易に行うことができる。 なお、第3図において、符号17はパネル駆動系スプロ
ケット3からパネル連繋チェーン8の離脱を防止するチ
ェーン押え部材、18はチェーン誘導部材、19は前記パネ
ル駆動系スプロケット3をパネル収納方向に通過した上
部ガイドローラR1を転動させてパネル9を収納位置で吊
持する支持レール部、20はパネル9の下部ガイドローラ
R2をパネル収納方向またはパネル繰出方向に誘導するパ
ネル下部ガイド部材である。 次に動作について説明する。 シャッタ開閉機4をパネル繰出方向に起動させると、
パネル駆動系スプロケット3が第3図中で反時計廻り方
向に回転駆動されることにより、そのパネル駆動系スプ
ロケット3に噛合したパネル連繋チェーン8を介してパ
ネル9が上部ガイドレール10およびガイドレール1に沿
って下降動作する。このとき、前記パネル連繋チェーン
8は前記上部ガイドレール10内およびガイドレール1内
のガイドフィン15でガイドされて下降動作することによ
り、そのガイドフィン15は、前記パネル連繋チェーン8
の屈曲を拘束すると共に、該パネル連繋チェーン8のリ
ンクピン軸方向への移動をも規制する。このことは、前
記パネル9の上昇動作時においても同様である。 このように前記ガイドフィン15によって、前記パネル
連繋チェーン8が所定の昇降経路を直伸状態で正確かつ
円滑に昇降移動するため、その昇降時にパネル9が横振
れするようなことがなくなる。このため、その横振れに
起因して、前記パネル連繋チェーン8や上部ガイドロー
ラR1および下部ガイドローラR2等がガイドレール1,10に
衝突するようなことがなく、その衝突に起因した故障を
未然に且つ確実に防止することができる。 また、シャッター全閉状態において、パネル9を持ち
上げようとしても、この場合、上述のようにパネル連繋
チェーン8の屈曲が前記ガイドフィン15によって拘束さ
れるので、前記パネル9を持ち上げることができず、こ
のため、パネル閉時の確実なロック機能が得られる。 また、両ガイドレール相互の垂直平行精度上の取付誤
差がある場合、各パネル9は、その取付誤差を吸収すべ
く前記縦框11の掛止突起12をガイドとして横方向へ自重
移動する。
【考案の効果】 以上のように、この考案によれば、パネルと縦框とを
分離し、その縦框をガイドレールの縦長開口で昇降案内
されるようパネル連繋チェーンにより連繋してガイドレ
ールの外方で保持し、前記縦框に設けられたパネル支持
部に各パネルの両側端部を横方向へ移動自在に且つ着脱
可能に取付支承させる構成としたので、ガイドレールの
垂直平行精度上の取付誤差が生じた際、前記縦框に対し
て各パネルが横方向へ自重移動することにより、前記取
付誤差を吸収することができ、しかも、前記縦框はガイ
ドレールの外方で保持されているため、当該ガイドレー
ルを取り外すことなく、該ガイドレールの外部で前記パ
ネルの交換を容易に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるパネルシャッターの
正面図、第2図はその概略的な側面図、第3図は第2図
におけるパネル収納部の拡大断面図、第4図は第3図の
IV−IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面、第6
図はパネル取付部の拡大断面図である。 1……ガイドレール、2……パネル収納用ブラケット
(パネル収納部)、3……パネル駆動系スプロケット、
8……パネル連繋チェーン、9……パネル、11……縦
框、12……掛止突起(パネル支持部)、1a……縦長開
口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッター開閉用開口の両側で起立し、且
    つ、対向面側にパネル昇降ガイド用の縦長開口を有する
    一対のガイドレールに沿ってパネル収納部に移行可能な
    上下複数段のパネルを、前記パネル収納部内のパネル駆
    動系スプロケットに噛合したパネル連繋チェーンで連繋
    吊持して成るパネルシャッターのパネル取付装置におい
    て、前記パネルと、該パネルの両側端部に装着すべき縦
    框とを分離し、該縦框を前記パネル連繋チェーンに連繋
    吊持させて前記縦長開口で昇降案内されるよう前記ガイ
    ドレールの外方に突出させ、その縦框にパネル支持部を
    設け、該パネル支持部に前記パネルの両側端部を横方向
    へ移動自在で且つ着脱可能に取付支承させたことを特徴
    とするパネルシャッターのパネル取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191467A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Sugatsune Ind Co Ltd シャッタ装置及びシャッタ装置用金物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191467A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Sugatsune Ind Co Ltd シャッタ装置及びシャッタ装置用金物

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