JP2538684Y2 - ハイドロフレーズ式掘削機の掘削刃 - Google Patents
ハイドロフレーズ式掘削機の掘削刃Info
- Publication number
- JP2538684Y2 JP2538684Y2 JP1990089160U JP8916090U JP2538684Y2 JP 2538684 Y2 JP2538684 Y2 JP 2538684Y2 JP 1990089160 U JP1990089160 U JP 1990089160U JP 8916090 U JP8916090 U JP 8916090U JP 2538684 Y2 JP2538684 Y2 JP 2538684Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- blade
- excavating
- cutter
- excavator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、例えば連続地中壁を構築する際の地盤の
掘削工事などに使用されるハイドロフレーズ式掘削機に
関し、特に、カッタドラムの外周面に所定の配列パター
ンで多数個取付けられる掘削刃の構造の改良に関する。
掘削工事などに使用されるハイドロフレーズ式掘削機に
関し、特に、カッタドラムの外周面に所定の配列パター
ンで多数個取付けられる掘削刃の構造の改良に関する。
《従来の技術》 例えば特公昭56-4692号公報や特公昭64-90394号公報
などに開示されているように、ハイドロフレーズ式掘削
機は、本体フレームの下部に一対のカッタードラムが対
称的に配設されている。両カッタードラムの回転軸は水
平で、かつ水平方向に所定間隔をおいて平行に配設され
ている。ドラム外周には多数の掘削刃が所定の配列パタ
ーンで突設されており、両ドラムの中間部上方に掘削土
砂を巻き上げるように両ドラムが回転駆動される。
などに開示されているように、ハイドロフレーズ式掘削
機は、本体フレームの下部に一対のカッタードラムが対
称的に配設されている。両カッタードラムの回転軸は水
平で、かつ水平方向に所定間隔をおいて平行に配設され
ている。ドラム外周には多数の掘削刃が所定の配列パタ
ーンで突設されており、両ドラムの中間部上方に掘削土
砂を巻き上げるように両ドラムが回転駆動される。
また、掘削した土砂を地上側へ排出するために、本体
フレームには排泥ポンプにつながっている排泥管が垂直
方向に配設されており、その配泥管の下端の開口部分が
両カッタードラムの中間部上方に位置している。両カッ
タードラムの回転によって掘削土砂が両ドラムの中間部
上方に巻き上げられ、その土砂が前記排泥管の下端開口
部に吸込まれて排出される。
フレームには排泥ポンプにつながっている排泥管が垂直
方向に配設されており、その配泥管の下端の開口部分が
両カッタードラムの中間部上方に位置している。両カッ
タードラムの回転によって掘削土砂が両ドラムの中間部
上方に巻き上げられ、その土砂が前記排泥管の下端開口
部に吸込まれて排出される。
《考案が解決しようとする課題》 従来のハイドロフレーズ式掘削機では、カッタードラ
ムの外周面に取付けられる掘削刃は、ドラムの取付穴部
に位置決め係合する取付部を基端部に有し、先端部に1
個の刃先チップを配設したものである。この掘削刃をカ
ッタードラムの外周面に例えば複数条の螺線ラインに沿
って所定間隔をおいて取付けている。ここで掘削刃の取
付個数を少なくすれば掘削抵抗は小さくなるが、掘削刃
の密度が小さいためにドラムの1回転で掘削される土砂
量が少なく(掘削刃と掘削刃の間の堀り残し量が多くな
る)、自立性の地盤の場合は前記の堀り残し土がドラム
の表面に接して大きな抵抗となり、掘削能率が低下す
る。反対に掘削刃の取付個数を多くすると前記の刃間の
堀り残しは少なくなるが、掘削土砂中の水分をドラム端
部から中央部へとドラム外周面に沿って寄せる効果が低
下し、中央の排泥管に掘削土砂を導く能力が低下する。
ムの外周面に取付けられる掘削刃は、ドラムの取付穴部
に位置決め係合する取付部を基端部に有し、先端部に1
個の刃先チップを配設したものである。この掘削刃をカ
ッタードラムの外周面に例えば複数条の螺線ラインに沿
って所定間隔をおいて取付けている。ここで掘削刃の取
付個数を少なくすれば掘削抵抗は小さくなるが、掘削刃
の密度が小さいためにドラムの1回転で掘削される土砂
量が少なく(掘削刃と掘削刃の間の堀り残し量が多くな
る)、自立性の地盤の場合は前記の堀り残し土がドラム
の表面に接して大きな抵抗となり、掘削能率が低下す
る。反対に掘削刃の取付個数を多くすると前記の刃間の
堀り残しは少なくなるが、掘削土砂中の水分をドラム端
部から中央部へとドラム外周面に沿って寄せる効果が低
下し、中央の排泥管に掘削土砂を導く能力が低下する。
この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、カッタードラムの回転に伴うドラム外
周に沿った水流を妨げることなく掘削能率を向上させる
ことができるようにしたハイドロフレーズ式掘削機の掘
削刃を提供することにある。
で、その目的は、カッタードラムの回転に伴うドラム外
周に沿った水流を妨げることなく掘削能率を向上させる
ことができるようにしたハイドロフレーズ式掘削機の掘
削刃を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの考案では、1本の掘削刃の先端部に複数個
の刃先チップを適宜間隔をおいて配設する構造とした。
の刃先チップを適宜間隔をおいて配設する構造とした。
《作用》 1本の掘削刃に複数個の刃先チップがあるので、これ
をカッタードラム間の外周面に従来と同じ個数だけ取付
けたとすると、刃先チップの密度は倍近くになり、前述
の堀り残しがなく掘削能率が向上する。また掘削刃の取
付個数自体はチップの数の半分なので、ドラムの回転に
ともなってドラム外周面に沿って水流を発生させる機能
に関し、掘削刃の取付密度による障害は小さい。
をカッタードラム間の外周面に従来と同じ個数だけ取付
けたとすると、刃先チップの密度は倍近くになり、前述
の堀り残しがなく掘削能率が向上する。また掘削刃の取
付個数自体はチップの数の半分なので、ドラムの回転に
ともなってドラム外周面に沿って水流を発生させる機能
に関し、掘削刃の取付密度による障害は小さい。
《実施例》 第1図は本考案の第1実施例による掘削刃の構成を示
している。図において、1はカッタードラムの取付穴部
に嵌合されるテーパー軸部であって、テーパー軸部1の
最大径部に連続して位置決めフランジ部2が形成されて
いる。この位置決めフランジ部2はカッタードラムに対
する掘削刃の方向性を規定するもので、これによりカッ
タードラムの回転方向Aに対して図示の状態で掘削刃が
位置決めされてドラムに固定されるようになっている。
している。図において、1はカッタードラムの取付穴部
に嵌合されるテーパー軸部であって、テーパー軸部1の
最大径部に連続して位置決めフランジ部2が形成されて
いる。この位置決めフランジ部2はカッタードラムに対
する掘削刃の方向性を規定するもので、これによりカッ
タードラムの回転方向Aに対して図示の状態で掘削刃が
位置決めされてドラムに固定されるようになっている。
位置決めフランジ部2に連続して掘削刃の本体部分で
ある刃ベース部3があり、その先端部分に2個の刃先チ
ップ4aと4bとが所定間隔をおいて固着されている。この
掘削刃をカッタードラムの外周に位置決めして取付けた
時、ドラムの回転方向Aと直交する方向に刃先チップ4a
と4bとが間隔をおいて並置された状態になる。
ある刃ベース部3があり、その先端部分に2個の刃先チ
ップ4aと4bとが所定間隔をおいて固着されている。この
掘削刃をカッタードラムの外周に位置決めして取付けた
時、ドラムの回転方向Aと直交する方向に刃先チップ4a
と4bとが間隔をおいて並置された状態になる。
第2図は本考案の第2実施例による掘削刃を示すもの
で、刃先チップ4a、4bの形状が第1実施例と異なり円錐
状になっており、またカッタードラムに取付けたとき、
刃先チップ4a、4bがカッタードラムの回転方向Aと直交
する方向に間隔をおいているだけでなく、回転方向にも
若干位置がずれる配置になっている。
で、刃先チップ4a、4bの形状が第1実施例と異なり円錐
状になっており、またカッタードラムに取付けたとき、
刃先チップ4a、4bがカッタードラムの回転方向Aと直交
する方向に間隔をおいているだけでなく、回転方向にも
若干位置がずれる配置になっている。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係るハイドロ
フレーズ式掘削機の掘削刃は、1本の掘削刃の先端部に
複数個の刃先チップを適宜間隔をおいて取付けたもので
あるから、カッタードラムの外周に取付ける掘削刃の個
数が少なくても、ドラム外周に多数の刃先チップを配設
することができ、堀り残しの少ない能率のよい掘削作業
を行うことができる。また掘削能率が高くても掘削刃の
取付個数は少ないので、ドラム外周に沿って水流を生じ
させる効果に関しては掘削刃による障害が少なくてす
み、掘削土砂を水分とともに排泥管に効率よく導くこと
ができる。
フレーズ式掘削機の掘削刃は、1本の掘削刃の先端部に
複数個の刃先チップを適宜間隔をおいて取付けたもので
あるから、カッタードラムの外周に取付ける掘削刃の個
数が少なくても、ドラム外周に多数の刃先チップを配設
することができ、堀り残しの少ない能率のよい掘削作業
を行うことができる。また掘削能率が高くても掘削刃の
取付個数は少ないので、ドラム外周に沿って水流を生じ
させる効果に関しては掘削刃による障害が少なくてす
み、掘削土砂を水分とともに排泥管に効率よく導くこと
ができる。
第1図は本考案の第1実施例による掘削刃の正面図、側
面図、底面図、第2図は同じく第2実施例による掘削刃
の正面図、側面図、底面図である。 1……テーパー軸部 2……位置決めフランジ部 3……刃ベース部 4a……刃先チップ 4b……刃先チップ
面図、底面図、第2図は同じく第2実施例による掘削刃
の正面図、側面図、底面図である。 1……テーパー軸部 2……位置決めフランジ部 3……刃ベース部 4a……刃先チップ 4b……刃先チップ
Claims (1)
- 【請求項1】ハイドロフレーズ式掘削機のカッタードラ
ムの外周面に所定の配列パターンで多数個取付けられる
掘削刃であって、前記カッタードラムの取付穴部に位置
決め係合する取付部を基端部に有し、先端部に複数個の
刃先チップを適宜間隔をおいて配設してなるハイドロフ
レーズ式掘削機の掘削刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089160U JP2538684Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | ハイドロフレーズ式掘削機の掘削刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089160U JP2538684Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | ハイドロフレーズ式掘削機の掘削刃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450440U JPH0450440U (ja) | 1992-04-28 |
JP2538684Y2 true JP2538684Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=31822950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990089160U Expired - Lifetime JP2538684Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | ハイドロフレーズ式掘削機の掘削刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538684Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5938492U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-10 | 富士通株式会社 | プラズマデイスプレイパネルの駆動回路 |
JPH0633709B2 (ja) * | 1987-09-29 | 1994-05-02 | 清水建設株式会社 | 地中掘削機 |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP1990089160U patent/JP2538684Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450440U (ja) | 1992-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |