JPH0513808Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0513808Y2
JPH0513808Y2 JP1987193497U JP19349787U JPH0513808Y2 JP H0513808 Y2 JPH0513808 Y2 JP H0513808Y2 JP 1987193497 U JP1987193497 U JP 1987193497U JP 19349787 U JP19349787 U JP 19349787U JP H0513808 Y2 JPH0513808 Y2 JP H0513808Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutter head
obstacles
plate
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987193497U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198261U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987193497U priority Critical patent/JPH0513808Y2/ja
Publication of JPH0198261U publication Critical patent/JPH0198261U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0513808Y2 publication Critical patent/JPH0513808Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本考案は、浚渫船の船首のラダーの先端に取付
けられ、水底地盤の土砂を掘削し、ポンプアツプ
して浚渫を行なうポンプ式浚渫船のカツターヘツ
ドに関するものである。
〔従来技術〕
従来、上記のごとき浚渫船のカツターヘツドに
より海底や河川の水底の土砂を掘削する際には、
浚渫船の船首のラダーの先端に設けた回転式のカ
ツターヘツドで掘削された土砂中の岩石やワイヤ
ーロープ等の障害物が、土砂と共にカツターヘツ
ドから吸入口を通り、吸入ポンプに吸い込まれ、
そのインペラのところでつまつてしまい、浚渫作
業が停止すると共に、その岩石の除去作業が大変
面倒であるという問題があつた。
そこで、カツターヘツドのプレートと吸入管の
吸入口との間の空間に配設し、カツターヘツド本
体に固定させたかご型ロストルを有するポンプ浚
渫船用カツターヘツドに関する実開昭56−96169
の考案がなされているが、この場合においても岩
石等の障害物がかご型ロストルにはさまりやす
く、はさまつた障害物を除去処理するのが非常に
大変であるという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の問題点を解消するために
なされたものであり、障害物がカツターヘツドの
カツターポイント間から吸入口を通り吸入ポンプ
に侵入することのないように、その障害物を排除
可能で、しかも障害物がカツターポイントにじか
に当接しないような障害物排除プレートを設けた
ポンプ式浚渫船のカツターヘツドを提供すること
を目的としたものである。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するための本考案のポンプ式
浚渫船のカツターヘツドは、浚渫船の船首に設け
たラダーの先端部に取付けた回転式のカツターヘ
ツドのカツターアームに、複数のカツターポイン
トと複数の障害物排除用のプレートを配設し、障
害物排除用のプレートの端縁をカツターポイント
よりも外側に突き出るように配置し、かつ障害物
排除用のプレート同志の間隔を吸入ポンプのイン
ペラの吸入幅より小さくし、岩石等の障害物は、
カツターヘツドに適宜な間隔及び関係位置に取付
けられた障害物排除用のプレートによりはねとば
されて排除され、しかもカツターポイントに当接
する前にこれらプレートにより排除されることに
なる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の一実施例におけるポンプ式
浚渫船のカツターヘツドの掘削状態を示す概略平
断面図、第2図は第1図のカツターヘツドの斜視
図、第3図は第1図のカツターヘツドの側面図、
第4図は第3図の要部拡大の斜視図、第5図は第
1図のカツターヘツドで掘削した土砂を吸入する
吸入ポンプの吸入幅を示す概略側断面図、第6図
は第1図のカツターヘツドをラダーの先端に取付
けた浚渫船の側面図である。
まず、第1図、第2図及び第3図に示すカツタ
ーヘツド5は、第6図に示すポンプ式の浚渫船1
の船首に設けたラダー3の先端部に取付けられる
ものであり、この浚渫船1はスパツト2により海
底Bに固定され、ラダー3はワイヤー4を介して
その傾斜を調節可能になつている。
また、このカツターヘツド5は、回転軸6によ
り船上から第1図及び第2図の矢印R方向に回転
される回転式になつており、海底Bから掘削され
た土砂は、第1図の吸入口9から吸入管7経由吸
入ポンプ8により吸込み、船上から所定の位置の
浚渫地に運ばれるものである。
そこで、本考案ではこの回転式のカツターヘツ
ド5のカツターポイント10を配設したカツター
アーム11上に対し、第4図に示すごとくそれぞ
れ垂直に、複数の障害物排除用のプレート12を
適宜な間隔Sで配設している。
一方、上記のごとき浚渫船1で海底Bの土砂を
掘削する場合、その土砂に混入している岩石15
の内、最大寸法が浚渫船1の第5図に示す吸入ポ
ンプ8のインペラの吸入幅P1の寸法より大きい
もののみ障害物となるので、本考案では上記複数
のプレート12を、上記の吸入幅P1よりも小さ
な間隔Sで配設し、しかもこれらプレート12の
端部の第1図に示す軌跡D2が、カツターポイン
ト10の先端の軌跡D1より突き出るように取り
付けることにより障害物を排除するようにしてい
る。
以上のことを考慮すると、障害物排除用のプレ
ート12の寸法及び取付条件は次のごとくするこ
とが障害物の排除効果を高める上で好ましい。
即ち、第1図において、プレート12の後端か
ら次のカツターアーム11までの距離をP2とし、
カツターアーム11の後端から、長さLのプレー
ト12の後端までの距離をL′とすると、P1>P2
となるように、かつL′<L/2となるようにプレー トの長さLを設定すると良い。
また、第1図及び第4図のプレート12の高さ
Hは、カツターヘツド5の回転中心Oからのカツ
ターポイント10の先端の軌跡D1と、プレート
12の端部の軌跡D2とを、D2>D1となるように
設定すると良い。
更に、上記の通り、各プレート12を取付ける
間隔Sについては、S<P1となるようにカツタ
ーポイント10のアダプター14とこのプレート
12とが平行になるように設定すると良い。
以上の構成からなる本考案のポンプ式浚渫船の
カツターヘツド5では、第1図及び第2図のごと
く、R方向に回転しながら、海底Bの土砂を掘削
する際に、土砂に混つている岩石15がカツター
ポイント10に当接する前に、カツターポイント
10より外側に突出している障害物排除用のプレ
ート12に当接し、カツターヘツド5の外周側に
矢印Jのごとく排除される。
即ち、第2図に示すごとく、土砂中の岩石15
がカツターヘツド5に接近すると、その岩石15
はプレート12によつてはじき飛ばされ、カツタ
ーヘツド5内に侵入するのを阻止することにな
り、このような状態を繰り返し、障害物の岩石1
5は最終的には浚渫部分の端に押しやられる。
また、これらプレート12は、吸入ポンプ8の
吸入幅P1より小さな間隔Sで配設されているの
で、吸入幅P1より大きな岩石15が吸入口9に
侵入することがない。一方、ワイヤーロープ16
が土砂中に存在する場合には、第1図に示すよう
にプレート12にからみつくので、カツターポイ
ント10にからみつくことはなく、浚渫作業の障
害にはならない。
更に、もし岩石15等の障害物がプレート12
にはさまつた場合には、プレート12を打撃して
プレートの間隔を拡げることにより容易にそれを
除去できる。
〔考案の効果〕
本考案では回転式のカツターヘツドのカツター
アームに複数の障害物排除用のプレートを配設
し、しかもその障害物排除用のプレートの端縁を
カツターポイントよりも外側に突き出るように配
置したから、つまり障害物排除用のプレートをカ
ツターポイントの外側に位置させたから、カツタ
ーヘツドが回転すると岩石やワイヤーロープ等の
障害物は先づ外側の障害物排除用のプレートに当
たり、それらの障害物を外側に突き飛ばしたり、
ワイヤーロープ等はそのプレートに巻きつけてカ
ツターヘツドの内側に入り込むことを防止するこ
とができるので、障害物を内側に吸込むことがな
いという利点を有する。
また、本考案ではさらに念を入れて障害物排除
用のプレート同志の間隔を吸入ポンプのインペラ
の吸入幅より小さくしたから、障害物排除用のプ
レートの外側の端縁のところで吸入ポンプに入ら
ないような大きさの障害物が中に入り込むことを
防止することができるのである。
さらに本考案では、浚渫のためのカツターポイ
ントと障害物排除用のプレートを夫々別々に設け
たので、カツターポイントには障害物排除用をさ
せずに浚渫に専念できるので、カツターポイント
の損傷がなく、したがつてカツターポイントの修
理や取替え等が不要となる効果を奏することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるポンプ式浚
渫船のカツターヘツドの掘削状態を示す概略平断
面図、第2図は第1図のカツターヘツドの斜視
図、第3図は第1図のカツターヘツドの側面図、
第4図は第3図の要部拡大の斜視図、第5図は第
1図のカツターヘツドで掘削した土砂を吸入する
吸入ポンプの吸入幅を示す概略側断面図、第6図
は第1図のカツターヘツドをラダーの先端に取付
けた浚渫船の側面図である。 1……浚渫船、5……カツターヘツド、6……
回転軸、8……吸入ポンプ、10……カツターポ
イント、11……カツターアーム、12……プレ
ート、P1……吸入幅、S……間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転式のカツターヘツドのカツターアームに、
    複数のカツターポイントと複数の障害物排除用の
    プレートを配設し、障害物排除用のプレートの端
    縁をカツターポイントよりも外側に突き出るよう
    に配置し、かつ障害物排除用のプレート同志の間
    隔を吸入ポンプのインペラの吸入幅より小さくし
    たポンプ式浚渫船のカツターヘツド
JP1987193497U 1987-12-22 1987-12-22 Expired - Lifetime JPH0513808Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193497U JPH0513808Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193497U JPH0513808Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198261U JPH0198261U (ja) 1989-06-30
JPH0513808Y2 true JPH0513808Y2 (ja) 1993-04-13

Family

ID=31484283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987193497U Expired - Lifetime JPH0513808Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0513808Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1018563A4 (nl) * 2009-01-09 2011-03-01 Dredging Int Snijkop voor het baggeren van ondergrond en gebruik van deze snijkop voor het baggeren van ondergrond.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62125164U (ja) * 1986-01-29 1987-08-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198261U (ja) 1989-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0227005Y2 (ja)
US3760518A (en) Rotary dredge cutter-head having spaced guard members
JPH0513808Y2 (ja)
US2530951A (en) Obstruction clearing device for suction dredges
JPH0327081Y2 (ja)
JP2684131B2 (ja) 掘削機
JP2543240B2 (ja) ハイドロフレ―ズ式掘削機
JP2521033Y2 (ja) 掘削機のドラムカッター
JPH0352276Y2 (ja)
JPS6078024A (ja) カツタ付きドラグヘツド装置
JPS5931820Y2 (ja) 掘削装置
JPH0315632Y2 (ja)
JPS6326478Y2 (ja)
JPH0111806Y2 (ja)
JPH0316925Y2 (ja)
JPH0355675Y2 (ja)
JPH0447259Y2 (ja)
JP2521275B2 (ja) 地中水平掘削・運搬装置
JPS6124620Y2 (ja)
JPS5810761Y2 (ja) 溝掘機の掘削輪
JPS586951Y2 (ja) ア−スオ−ガ−ヘツド
JPH0437975Y2 (ja)
JPS595087Y2 (ja) 海底溝掘機
JPS5820695Y2 (ja) 溝掘装置
JPS6241079Y2 (ja)