JP2538452Y2 - 電動歯ブラシ用ケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本案は旅行用に適した電動歯ブラシケースを提案せん
とするものである。

（ロ）従来の技術 電動歯ブラシを使用しない時に、歯ブラシ本体とブラ
シを保持しておくスタンドについては多くの公知例が存
在するが、必ずしも携帯に便利な構造ではない。携帯用
とするためには、実開昭58−84731号公報に示されてい
るように歯みがき粉チューブまで収納できるようにする
のが望ましい。

（ハ）考案が解決しようとする課題 本案は、家庭内で使用する時は複数本の歯ブラシを収
納することができ、携帯時には、収納する歯ブラシの数
を少なくしても、歯みがき粉チューブを収納できるよう
にして、携帯に便利な電動歯ブラシ用ケースを提供せん
とするものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本案は、開閉自在な蓋を有するケース内に、電動歯ブ
ラシ本体とブラシまたは歯みがき粉チューブを収納する
凹所を設け、該凹所には、倒伏時にこの凹所空間を拡大
すると共に、起立時に前記ブラシの首部を挟んで保持す
る切欠部を有するブラシ台を起伏自在に設ける。

（ホ）作用 このような構成の本願によれば、ケース内の凹所に、
まず電動歯ブラシ本体を収納し、さらに、ブラシまたは
歯みがき粉チューブを選択的に収納することができる。
ブラシを収納するときは、起伏自在に設けられたブラシ
台を起こして、ブラシの首部を切欠部に挿入するように
して保持する。即ち、切欠部がブラシの首部を挟むこと
によってブラシが保持される。一方、歯みがき粉チュー
ブを収納するときは、ブラシ台を倒すことによって、凹
所内の空間を広くし、そこに歯みがき粉チューブを収納
する。

（ヘ）実施例 第１図、第２図において（１）は回動自在な蓋（２）
を有するケースで、内部に凹所（３）を形成しており、
この凹所の４カ所に電動歯ブラシの各構成部品を保持す
るための係合凹部（４）（５）（６）（７）を形成して
いる。（８）は電動歯ブラシ本体で、前記凹所（３）の
一側に収納して、その両端を前記係合凹所（４）（５）
に係合載置している。（９）（10）は前記電動歯ブラシ
本体（８）に取付けて使用されるブラシで、一方のブラ
シ（９）はその首部が、前記凹所（３）と係合凹部
（６）との間に形成されている狭隘部（11）に保持され
る。他方の歯ブラシ（10）は、その基端側（12）を前記
係合凹部（７）に載置すると共に、首部（13）をブラシ
台（14）の切欠部（15）に着脱自在に係合している。而
してブラシ部（14）は前記凹所（３）内に起伏自在に枢
支されている。

第３図・第４図は他方のブラシ（10）に代えて歯みが
き粉チューブ（16）を収納した状態を示しており、前記
ブラシ台（14）を倒して凹所（３）内の空間を広げ、キ
ャップ（17）を前記係合凹部（７）に載置するようにし
てこの歯みがき粉チューブ（16）を凹所（３）内に収納
している。

（ト）考案の効果 このように本案は、ブラシ台を起伏自在にすることに
よって、ブラシと歯みがき粉チューブとを選択的に収納
でき、またブラシを収納するときは、ブラシ台に設けた
切欠部がブラシをしっかりと挟み込んで保持することが
できる。さらにこのケースは開閉自在な蓋を備えている
ので、携帯に非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案電動歯ブラシ用ケースの開蓋状態平面図、
第２図はその断面図、第３図は歯みがき粉チューブを収
納した状態の平面図、第４図はその断面図である。 （１）……ケース、（２）……蓋、（３）……凹所、
（８）……電動歯ブラシ本体、（９）（13）……ブラ
シ、（14）……ブラシ台。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】開閉自在な蓋を有するケース内に、電動歯
   ブラシ本体とブラシまたは歯みがき粉チューブを収納す
   る凹所を設け、該凹所には、倒伏時にこの凹所空間を拡
   大すると共に、起立時に前記ブラシの首部を挟んで保持
   する切欠部を有するブラシ台を起伏自在に設けてなる電
   動歯ブラシ用ケース。