JP2001054526A - 歯間ブラシ及び歯間ブラシセット - Google Patents

歯間ブラシ及び歯間ブラシセット

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JP2001054526A
JP2001054526A JP11231910A JP23191099A JP2001054526A JP 2001054526 A JP2001054526 A JP 2001054526A JP 11231910 A JP11231910 A JP 11231910A JP 23191099 A JP23191099 A JP 23191099A JP 2001054526 A JP2001054526 A JP 2001054526A
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interdental
fitting groove
handle
neck
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JP11231910A
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Takeshi Hirakawa
武司 平川
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ASAHI BRUSH SEISAKUSHO KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B7/00Bristle carriers arranged in the brush body
    • A46B7/04Bristle carriers arranged in the brush body interchangeably removable bristle carriers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C15/00Devices for cleaning between the teeth
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B2200/00Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/10For human or animal care
    • A46B2200/1066Toothbrush for cleaning the teeth or dentures
    • A46B2200/108Inter-dental toothbrush, i.e. for cleaning interdental spaces specifically

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ブラシ部と柄部からなる、ブラシ部を
交換可能な歯間ブラシであって、該ブラシ部はブラシ軸
方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有す
る嵌合溝を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合す
るブラシ保持部を有する歯間ブラシおよび該歯間ブラシ
とブラシ収納容器からなる歯間ブラシセット。 【効果】 ブラシ部が交換可能で、かつブラシ部の柄
部への取り付け方法を特定することにより、コンパクト
で口腔内で異物感のない歯間ブラシを提供する。またブ
ラシ部の柄部への取付および廃棄を、ブラシに一切手を
触れることなくワンタッチで簡便に実施でき、さらにブ
ラッシングの際もブラシ部が抜け落ちることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯の間に残存する
食物の残滓や歯垢の除去に使用する歯間ブラシに関し、
特にブラシ部を交換可能な歯間ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、口腔内の清潔さを維持するた
めの衛生具として、歯ブラシが広く使用されている。し
かし歯ブラシは歯の表面の洗浄には適するものの歯と歯
の間に挟まった食物残滓等の除去には問題があり、虫歯
の1つの原因となっていた。かかる歯と歯の間の清掃方
法として、いわゆるデンタルフロスと呼ばれる細い丈夫
な糸や、細い金属線にブラシ毛を挟持させた歯間ブラシ
などがある。デンタルフロスはその操作に習熟すれば歯
と歯の間の清掃に極めて適するのであるが、習熟までに
時間がかかること、糸が比較的切れやすいこと、などの
問題点があった。この点ブラシ部を歯と歯の間の空隙に
挿入して使用する歯間ブラシは使いやすく広く使用され
ている。かかる歯間ブラシの例を図5および図6に示
す。図5はブラシ把持部の長さ方向とブラシの軸方向を
平行にした例である(特開平4−241805、特開平
6−70812)。かかる歯間ブラシにおいても、ブラ
シのフィラメントが切れたり、すり減ったりし、またフ
ィラメントを挟持している金属線が曲がったり捻りがゆ
るんだりして、柄部に比較してブラシ部の損耗が大き
く、ブラシ部は数度の使用により廃棄せざるを得ず、同
時に柄も廃棄していた。しかしブラシ部以外の柄部など
はさらに使用することができる状態であり、省資源、低
コスト化などの要求から、ブラシ部のみを交換可能な歯
間ブラシも既に提案されている。図6はかかるブラシ部
の交換が可能な歯間ブラシの一例であり、ブラシ把持部
の長さ方向とブラシの軸方向を、ほぼ直角方向にした例
である。
【0003】ブラシ部を交換可能な歯間ブラシの他の例
として、図7に示す方式の歯間ブラシがある(特開昭5
9−232506)。この歯間ブラシは、2つ折りした
金属ワイヤーの間にフィラメントを捻り込んでブラシ4
2を形成し、そのワイヤー端を軸体40に固定し、その
他端に円筒部43を設け、柄の先端長軸方向に設けた取
付穴44に差し込んで使用する。そしてブラシ部を交換
する場合には、ブラシ部を引き抜き、別のブラシ部を取
付穴に差し込んで交換する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のブラシ部
を交換可能な歯間ブラシにおいては、ブラシ部交換時の
挿入方向と、ブラシの軸方向が共通するため、ブラッシ
ングの際ブラシ部が抜けやすいという問題があった。例
えば図6の歯間ブラシでは、ブラシ方向と、ブラシ部を
柄部に装着する方向が一致しているため、ブラシを歯間
に入れて清掃中にその抵抗でブラシ部が歯間にある間に
柄部から離脱しがちであった。また図7の場合にも、同
様の理由で使用中にブラシ部が離脱しがちであった。か
かる使用中のブラシ部の離脱を防止するために、これら
の例においてもブラシ交換操作が煩雑となりがちであ
り、さらに図7の例のようにブラシの軸方向のほぼ延長
方向に把持部を設けた場合には、そのままでは口腔内の
奥に入れることが困難で、特に臼歯の歯間の清掃におい
て、操作性が悪く、ブラシの軸を屈曲させる等の必要が
あり、歯間ブラシの耐久性をかえって損なっていた。ま
たブラシ部をセットするときに、ブラシに手指が触れる
場合が多く、ブラシを汚したり、清潔さを害しがちであ
った。また使用後、ブラシ部を交換する際には、歯垢な
どで汚れたブラシにさわらざるを得ないため、手指を汚
しがちであった。さらに使用中のブラシ部の離脱を防止
するために、柄部のブラシ部取付部分を強化するために
該取付部分が大きくなったり、複雑な形状となり、ブラ
シ部を口腔内に入れたときに口腔内を刺激したり、異物
感が大きく、使い心地が悪かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実状に鑑
み、特に臼歯の歯間の清掃が容易で、ブラッシングの際
もブラシ部が抜け落ちることのない歯間ブラシの提供を
目的とし、さらに、柄部へのブラシ部装着の際、手指の
接触によりブラシの清潔さを損なうことなく、またブラ
シ部廃棄の際、ブラシに付着している歯垢などで手指を
汚すことのないよう、ブラシに手指を触れることなくワ
ンタッチで簡便にブラシの着脱が可能な、使用時にはコ
ンパクトな形状で口腔内において刺激が少なく使い心地
の良好な歯間ブラシの提供を目的としている。
【0006】即ち本発明は、ブラシ部と柄部からなる、
ブラシ部を交換可能な歯間ブラシであって、該ブラシ部
はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された
平面を有する嵌合溝を有し、該柄部はその一端に該嵌合
溝が嵌合するブラシ保持部を有する歯間ブラシに関し、
さらにブラシ部を交換可能な歯間ブラシおよびブラシ収
納容器からなる歯間ブラシセットであって、該歯間ブラ
シはブラシ部と柄部からなり、該ブラシ部はブラシ軸方
向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有する
嵌合溝と、ブラシ軸を被覆してブラシ方向に延びる首部
であって、その断面形状が該嵌合溝方向に長径を有する
首部を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブ
ラシ保持部を有し、該ブラシ収納容器は複数の交換用ブ
ラシ部を首部挿入溝で首部を支持して収納するブラシ収
納室とブラシ離脱室を有し、該ブラシ収納室の首部挿入
溝の溝幅が、首部の短径よりも大きく、かつ長径よりも
小さい歯間ブラシセットに関する。
【0007】従来の歯間ブラシでは、ブラシ部交換時の
挿入方向と、ブラシ軸の方向が共通するため、ブラッシ
ングの際ブラシ部が抜けやすいという問題があった。こ
れに対し、本発明の歯間ブラシは、ブラシ部と柄部から
構成され、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110
゜の角度に配置された平面15を含む嵌合溝14を有し
ている。嵌合溝が平面15を有することにより、柄部と
嵌合したときに、該平面15が柄部20のブラシ保持部
側の平面25と隙間なくぴったりとはまりこみ、柄部と
一体化して使用時の柄部20とブラシ部10の間のがた
つきを防止する。該密着した平面15と平面25を、ブ
ラシ軸方向に対して70゜〜110゜の角度とすること
により、2つの平面がそれぞれブラッシング時のブラシ
部の柄部からの離脱を防止する。この角度は好ましくは
80゜〜100゜であり、さらに好ましくは85゜〜9
5゜である。かかる使用時の離脱をさらに完全に防止す
るため、該嵌合溝14の平面15と保持部22の平面2
5には、それぞれ相互に組み合わされる凹部と凸部を設
けることができる。これにより、両者の組合せ保持力は
より強固になる。該平面15,25のいずれに凹部を設
けてもよく、他方の平面には必ず凸部が両者がはめこま
れるように設けられる。該凹部と凸部は、嵌合溝と保持
部が組み合わされたときにその間に空間ができないよう
に形成されることが好ましいが、両平面が密着している
ため、凸部の突出長さよりも凹部の深さをより大きく
し、該凹部底付近に空間ができるようにしても差し支え
ない。逆に凸部の突出長さを凹部深さよりあまり大きく
し、対応する2つの平面が密着できなくなるのは好まし
くない。凹部および凸部の形状に特に制限はないが、成
形の容易さ、嵌合溝と保持部の組合せ時に要する力など
を考慮すると、線状あるいは球面の部分形状を採用する
ことができる。該凹部および凸部は、2つの平面の組合
せのうち、一方に設けても、両方に設けても良く、ま
た、1つの組合せ平面中に複数設けてもよい。
【0008】該柄部は、使用時に使用者が歯間ブラシを
把持する把持部と、その一端に該嵌合溝が嵌合するブラ
シ保持部からなっている。把持部は、使用に差し支えな
い限り、任意形状を採用することができる。ブラシ保持
部は、ブラシ部の嵌合溝と組み合わされて一体化して歯
間ブラシを形成する。ブラシ保持部の形状は嵌合溝と組
み合わされたとき、ガタツキが生じるような隙間ができ
ないことを要する。かかる要件を充足する限り任意の形
状を採用することができる。該保持部の外側には、嵌合
溝の2つの平面と隙間なく組み合わされる2つの保持部
の平面が形成される。かかる該ブラシ部と該柄部が組み
合わされると、例えば球形、回転楕円体、半球体、立方
体、直方体、各種多面体など、任意の一体化された統一
的形状を構成する。
【0009】次に本発明ブラシセットにおいては、上記
歯間ブラシにブラシ収納容器が組み合わされる。該ブラ
シ収納容器は、複数の交換用ブラシ部を、嵌合溝と、首
部を首部挿入溝で支持して収納するブラシ収納室と、必
要によりブラシ離脱室を有することができる。該首部の
断面は、嵌合溝方向と同方向に配置された長径Rを有す
る、例えば、楕円形、長円形、多角形であり、かつ該ブ
ラシ収納室の首部挿入溝の溝幅は、ブラシ部の首部の短
径rよりも大きく、かつ長径Rよりも小さい。かかる首
部の長径、短径と溝幅を採用することにより、それらの
嵌合溝が上を向くように整理して収容することができ
る。これにより該ブラシ収納容器中の全ての交換用ブラ
シの嵌合溝が上を向くので、どのブラシ部をも柄部にワ
ンタッチでセットすることが可能となる。
【0010】該ブラシ収納容器には、ブラシ離脱室を付
随させることができる。このブラシ離脱室壁に設けられ
たブラシ離脱溝を使用すると、ブラシに一切手を触れる
ことなくワンタッチでブラシ部を柄部から離脱、廃棄す
ることが可能となる。該ブラシ収納容器には蓋を設ける
ことができる。該蓋の形状は任意である。例えばスライ
ド可能な、いわゆるマッチ箱形式のスリーブを採用する
場合、該スリーブを少しずらしたときに前記ブラシ離脱
室のみを全部開くことができるようにブラシ離脱室の位
置を設定することができる。これによりブラシを廃棄す
るときに、ブラシ離脱室のみを開き、ブラシを離脱し、
使用済みブラシのみを廃棄することができるため、同時
にブラシ収納室の交換用ブラシが廃棄されるのを防止す
ることができる。同様にブラシ収容室とブラシ離脱室に
独立に蓋を設けてもよい。またヒンジにより開閉する蓋
としてもよい。
【0011】
【発明の実施の態様】以下本発明を図面によりさらに詳
細に説明する。本発明の歯間ブラシのブラシ部10を図
1に示す。図1(b)が本発明歯間ブラシの正面図であ
り、図1(a)が左側面図、図1(c)が右側面図、図
1(d)が図1(b)のA−A断面図、図1(e)が図
1(b)のB−B断面図を表す。本発明歯間ブラシは、
図1のブラシ部10と、図2に示す柄部20からなって
いる。また本発明の歯間ブラシセットは、さらに図4に
示すブラシ着脱収納容器30からなっている。図1に示
すブラシ部10は、ブラシ11と、ブラシ支持部13
と、該ブラシ11とブラシ支持部13を結ぶ首部12、
柄部と嵌合するための嵌合溝14および嵌合溝中で相対
する2つの平面15を有する。なお該2つの平面15に
は、前記凹部または凸部のいずれかを設けることができ
る。ブラシ11は、歯間を清掃する部分であるから、歯
間に容易に挿入できるものでなければならない。該ブラ
シは例えば、フィラメントとワイヤーからなり、ワイヤ
ーを二つ折りし、その間にフィラメントを並べ、撚り込
んで形成される。ブラシのフィラメント素材は、ナイロ
ン、ポリエチレン、ポリエステルなどで形成することが
できる。ワイヤーは、鋼鉄、ステンレス鋼などの素材の
ものを使用することができる。図1(d)に示す首部1
2の断面形状は任意であるが、本発明のブラシ収納容器
を使用する場合には、嵌合溝方向に長径Rを有する例え
ば楕円形、長円形、多角形などが好ましい。なお図1で
はブラシ支持部13は球形から嵌合溝部分を切り出した
形状であり、該嵌合溝部分が、後述する柄部のブラシ保
持部22の形状となり、柄部20と組み合わせされたと
きに全体として球形となるように形成されている。無用
な突起や段差のない球形となることで、口腔内を刺激す
ることなく快適に使用しうる歯間ブラシとなる。
【0012】該ブラシ11はブラシ支持部13に固着さ
れ、嵌合溝14は、図1(b)ではブラシ11の軸方向
と直角方向から柄部と嵌合するように設けられている。
図2に本発明歯間ブラシの柄部20を示す。図2(a)
は左側面図、図2(b)は正面図を表す。柄部20は、
把持部21とその先端に位置するブラシ保持部22から
構成され、ブラシ保持部は前記嵌合溝14の形状に対応
する。その端部にブラシ部10の嵌合溝14が嵌合する
ように形成されたU字状の切り込み23が設けられてい
る。図3にブラシ保持部およびそれと嵌合するブラシ支
持部の拡大図を示す。図3(a)は正面図、図3(b)
は平面図であり、図3(c)はブラシ支持部の拡大図で
ある。該ブラシ保持部22の2つの平面25には、前記
嵌合溝の平面15に凸部を設けた場合には凹部を、また
凹部を設けた場合には凸部を設けることができ、両者が
組み合わされてその保持力を高めることができ、口腔内
でのブラシ部の脱落などを防止する。図3の例において
は、平面25に凹部26、ブラシ保持部側の平面15に
凸部27が設けられている。ブラシ保持部22と把持部
21は一体的に製造されても、別個独立に製造し、後に
結合してもよい。これらはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ナイロン、ABS、ポリス
チレン、ポリカーボネートなどの合成樹脂を使用して成
形することができるが、これら素材に限定されない。
【0013】嵌合溝14は、柄部のブラシ保持部22の
切り込み23に正しく嵌合する。嵌合溝が嵌合する保持
部22内の切り込み23の断面形状は、嵌合部がはめ込
まれたときに無用の空間ができない形状であって、かつ
ブラシ部が容易に離脱しないことを要し、例えば、図3
(a)に示すような中心角Wの範囲が、180゜<W≦
200゜の円弧と、平行な面24から構成される。なお
図3(a)では説明のためにWの角度を極端に大きく表
示している。ここに中心角Wが180゜以下の場合に
は、ブラシ部の柄部長さ方向における保持力が小さくな
り、使用中に抜け落ちたり、支障が生じる場合がある。
200゜を越えるとブラシの取り付けが困難となり、ブ
ラシ取り付け時に保持部に割れが生じる場合がある。W
の範囲は好ましくは182゜≦W≦195゜である。1
82゜以上あれば使用時のブラシ部の口腔内での脱落は
ほとんどなくなる。195゜以下であればブラシの取り
付け時に強い力を要することがなくなる。さらにブラシ
部の脱着の容易さ、操作性等を配慮すると184゜〜1
90゜が特に好ましい。かかる柄部とブラシ保持部の嵌
合をより強固なものとし、口腔内でのブラシ部の無用の
離脱を防止するために、両平面に前記凹部および凸部を
設けることができる。
【0014】図4に本発明ブラシ収納容器の一実施例を
示す。図4(a)はその平面図、図4(b)は側面図、
図4(c)は正面図、図4(d)はブラシ収納室の首部
挿入溝にブラシ部の首部を収納した状態を示している。
ブラシ収納容器30は、ブラシ収納室31のみから構成
してもよいが、さらにブラシ離脱室34を有することが
好ましい。ブラシ収納室には首部挿入溝32が設けら
れ、ブラシ部の首部を挿入してブラシを収納する。首部
挿入溝32の溝幅は、首部断面の短径rより大きく、長
径Rより小さく設定されている。これにより嵌合溝14
が横向きに収納されることがなくなる。なおブラシ収納
容器30に交換ブラシを収納するときには嵌合溝14が
上になるように方向付けするので、これによりブラシ部
の嵌合溝14が必ず上に向いて収納される。これにより
ワンタッチでブラシ部を取り付けことが可能となる。
【0015】ブラシ離脱室34は、ブラシ部が容易に入
る容積と形状を有し、その室壁に離脱溝33を有する。
この離脱溝33の幅は、柄部20は通過しうるが、ブラ
シ部10は通過しえないように設定され、通常は図2
(a)に示す柄部のブラシ保持部22の厚さDより大き
く、かつブラシ支持部13が通らないように設定する。
これにより使用後のブラシ部をブラシ離脱部の中、ブラ
シ柄を外になるように、離脱溝33に差し入れ、柄をブ
ラシ離脱部から引き離すことによりブラシ部10を柄部
20から除くことができる。
【0016】次に本発明の歯間ブラシセットの使用方法
を説明する。柄部にブラシ部を取り付ける場合、ブラシ
収納容器に蓋を設けたときには、まずブラシ収納室部分
の蓋をあける。ブラシ保持部へのブラシ部の取り付け
は、嵌合溝が上になるように置かれている収納容器内の
交換用ブラシのブラシ部に、ブラシ保持部が嵌合溝に嵌
合するように、単に柄部を押し込めばよい。これでワン
タッチで歯間ブラシが完成する。従って使用者は直接手
を触れて新しいブラシを汚すことなく、清潔な歯間ブラ
シで歯の清掃をすることができる。
【0017】ブラッシング時には、ブラッシング方向と
ブラシ部の嵌合溝14の2つの平行する平面15がほぼ
直角に柄部を保持するため、ブラシ部10の柄部20か
らの離脱が防止される。またブラシ部を交換するために
柄部からブラシ部を離脱する場合には、蓋がある場合に
はブラシ離脱室34の蓋を開き、ブラシ部10を離脱室
34内に入れ、離脱溝33に柄部20を通して、そのま
ま柄部を引くとブラシ部のみが離脱室に残り、ワンタッ
チで離脱が完了する。離脱室に残った使用済みブラシは
そのまま前記のように廃棄すればよい。従って使用者は
歯垢などで汚れたブラシ部に全く手を触れることなく使
用済みブラシ部の廃棄が可能となる。そしてそのまま持
ち手を代えることなく、前記のようにしてブラシ部の取
付もできる。従って使用者は、ブラシ部に全く触れるこ
となくブラシの取り付け、廃棄交換が可能となる。
【0018】本発明の主たる態様を以下に示す。 1.ブラシ部と柄部からなる、ブラシ部を交換可能な歯
間ブラシであって、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜
〜110゜の角度に配置された平面を有する嵌合溝を有
し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持
部を有することを特徴とする歯間ブラシ。2.該平面
が、ブラシ軸方向と80゜〜100゜の角度である1記
載の歯間ブラシ。3.該平面が、ブラシ軸方向と85゜
〜95゜の角度である1記載の歯間ブラシ。4.嵌合さ
せたときにブラシ部と柄部が一体形状をなす1から3ま
でのいずれか1に記載の歯間ブラシ。5.一体形状が球
形である4記載の歯間ブラシ。6.一体形状が楕円形で
ある4記載の歯間ブラシ。7.一体形状が多面体である
4記載の歯間ブラシ。8.柄部の該ブラシ保持部が、ブ
ラシ部の該嵌合溝と、柄部の長さ方向と0゜から20゜
未満の角度方向から嵌合する1から7までのいずれか1
に記載の歯間ブラシ。9.柄部の該ブラシ保持部が、ブ
ラシ部の該嵌合溝と、柄部の長さ方向と20゜〜90゜
の角度方向から嵌合する1から7までのいずれか1に記
載の歯間ブラシ。10.嵌合部の平面および保持部平面
に相互に組み合わさる凸部および凹部を設けた1から9
までのいずれか1に記載の歯間ブラシ。
【0019】20.ブラシ部を交換可能な歯間ブラシお
よびブラシ収納容器からなる歯間ブラシセットであっ
て、該歯間ブラシはブラシ部と柄部からなり、該ブラシ
部はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置され
た平面を有する嵌合溝と、ブラシを被覆してブラシ方向
に延び、その断面形状が該嵌合溝方向に長径を有する首
部を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラ
シ保持部を有し、該ブラシ収納容器は複数の交換用ブラ
シ部を首部挿入溝で首部を支持して収納するブラシ収納
室を有し、該ブラシ収納室の首部挿入溝の溝幅が、首部
の短径よりも大きく、かつ長径よりも小さい歯間ブラシ
セット。21.該歯間ブラシが前記1から9までのいず
れか1に記載の歯間ブラシである歯間ブラシセット。2
2.ブラシ収納容器がさらにブラシ離脱室を有する20
又は21の歯間ブラシセット。
【0020】
【発明の効果】本発明の歯間歯ブラシおよび歯間ブラシ
セットは、ブラシ部を交換することができ、かつブラシ
部の柄部への取り付け方法を特定することにより、コン
パクトで口腔内で異物感のない歯間ブラシを提供する。
またブラシ部の柄部への取付および廃棄を、ブラシに一
切手を触れることなくワンタッチで簡便に実施でき、さ
らにブラッシングの際もブラシ部が抜け落ちることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明歯間ブラシのブラシ部の1実施例であ
る。
【図2】 本発明歯間ブラシの柄部の1実施例である。
【図3】 ブラシ保持部およびブラシ支持部の拡大図で
あり、嵌合用凸部および凹部の説明図である。
【図4】 本発明歯間ブラシのブラシ収納容器の1実施
例である。
【図5】 従来の歯間ブラシの1例である。
【図6】 従来の歯間ブラシの他の1例である。
【図7】 従来の歯間ブラシの他の1例である。
【符号の説明】
10・・・ブラシ部、11・・・ブラシ、12・・・首部、13・
・・ブラシ支持部、14・・・嵌合溝、15・・・平面、20・・
・柄部、21・・・把持部、22・・・ブラシ保持部、23・・・
切り込み、24・・・平行な面、25・・・平面、26・・・凹
部、27・・・凸部、30・・・ブラシ収納容器、31・・・ブ
ラシ収納室、32・・・首部挿入溝、33・・・離脱溝、34
・・・離脱室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ部と柄部からなる、ブラシ部を交
    換可能な歯間ブラシであって、該ブラシ部10はブラシ
    軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面15
    を有する嵌合溝14を有し、該柄部20はその一端に該
    嵌合溝14が嵌合するブラシ保持部22を有する歯間ブ
    ラシ。
  2. 【請求項2】 ブラシ部を交換可能な歯間ブラシおよび
    ブラシ収納容器30からなる歯間ブラシセットであっ
    て、該歯間ブラシはブラシ部10と柄部20からなり、
    該ブラシ部10はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角
    度に配置された平面15を有する嵌合溝14と、ブラシ
    軸を被覆してブラシ方向に延び、その断面形状が該嵌合
    溝14方向に長径Rを有する首部12を有し、該柄部2
    0はその一端に該嵌合溝14が嵌合するブラシ保持部2
    2を有し、該ブラシ収納容器30は複数の交換用ブラシ
    部を首部挿入溝32で首部12を支持して収納するブラ
    シ収納室31とブラシ離脱室34を有し、該ブラシ収納
    室31の首部挿入溝の溝幅が、首部の短径rよりも大き
    く、かつ長径Rよりも小さい歯間ブラシセット。
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