JP2538154Y2 - 印刷機のインキ壷装置 - Google Patents

印刷機のインキ壷装置

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JP2538154Y2
JP2538154Y2 JP1990014647U JP1464790U JP2538154Y2 JP 2538154 Y2 JP2538154 Y2 JP 2538154Y2 JP 1990014647 U JP1990014647 U JP 1990014647U JP 1464790 U JP1464790 U JP 1464790U JP 2538154 Y2 JP2538154 Y2 JP 2538154Y2
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JP
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ink
bottom plate
magnet
printing press
base plate
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JP1990014647U
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JPH03106038U (ja
Inventor
恒夫 熊木
Original Assignee
ジエーピーイー株式会社
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は印刷機のインキ壺装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、インキ・キーにマグネットを植設しこのマグネ
ットにより底面プレートを吸着してインキ漏れを防止す
るようにした印刷機のインキ壺装置は、特開昭57-13894
8号公報によって知られているが、この印刷機のインキ
壺装置には、各インキ・キーにマグネットが付いている
ために分解掃除等の分解・組立の際にインキ・キー同士
が吸着し合って取扱いにくいのみならず高い精密度をと
にかく必要とするインキ・キーにマグネット取付加工を
なすことが加工の面で得策ではない等の欠陥を有してい
る。
そこで、本願の考案者は、インキ・キーに逃げ孔を設
けこの逃げ孔内に台部材の上面から取付部を突設して当
該取付部の上面に底面プレート吸引用マグネットを固定
し、マグネットの上面および取付部の上面の高さを各イ
ンキ・キーの上面より高くならない状態とした印刷機の
インキ壺装置を提供し(特開平1-210344号公報参照)、
前記欠陥の解消に成功した。
しかし乍ら、次のようなことを解決できないでいた。
すなわち、各インキ・キーの位置調整でありインキ・キ
ー同士の接触具合の調整である。
このような調整の研究を行っているうちに、台部材の
上面から突設した前記のような取付部を位置調整可能の
構成とすればこれをインキ・キーのガイド部材として利
用できることおよびこのガイド部材を底面プレート吸引
用マグネットの取付部として利用できることを案出して
試作し、前記欠陥の解消およびインキ・キー同士の接触
具合の調整を達成することができたものである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、前記欠陥の解消およびインキ・キー同士の
接触具合の調整を達成することができる新規の印刷機の
インキ壺装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案印刷機のインキ壺装
置は、 台盤の上面において両インキ堰間の全長に亘る個所に
多数本のインキ・キーをインキ元ローラの周面に向って
前進および後退自在の状態および前進時には前端がイン
キ元ローラの周面に密接する状態で並べ置き、これ等イ
ンキ・キー群の上面および台盤の上面の一部の上に磁性
金属材料製底面プレートを密着状態に重ね置き且つ底面
プレートを台盤に位置移動不能に固定した印刷機のイン
キ壺装置において、 各インキ・キーを個別にガイド部材を以て位置調整可
能の状態に台盤に保持すると共に同ガイド部材の上面に
底面プレート吸引用のマグネットを固定し、当該各ガイ
ド部材上のマグネット上面および同ガイド部材の上面の
高さを各インキ・キーの上面より高くならない状態とし
たものである。
(作用) 本考案におけるガイド部材は、インキ・キー同士の接
触具合の調整およびマグネットの取付の両方に利用さ
れ、 また、本考案におけるマグネットは、底面プレートを
下方に向って吸引し、この吸引力でインキ・キーを台盤
の上面押着して底面プレートの下面とインキ・キーの上
面およびインキ・キーの下面と台盤の上面の密着度を高
め、インキが底面プレートの下面等に侵入することを防
止するのに利用されている。
(考案の効果) 本考案に係る印刷機のインキ壺装置は、各インキ・キ
ーに直にマグネットが付いていないので分解掃除等の分
解・組立の際には当該インキ・キー同士が吸着し合う等
することがなく取扱い易い利点があり、また高い精密度
をとにかく必要とするインキ・キーに直にマグネットの
取付加工を施すことがないので加工の面で有益であり、
特に本考案においては前記したようにガイド部材がイン
キ・キー同士の接触具合の調整およびマグネットの取付
の両方に利用できる構成上の利点があるものである。
(実施例) 第1図乃至第3図に示す実施例はインキ元ローラ1に
並べて上面が同インキ元ローラ1の周面に向って下傾す
る台盤2を配装し、この台盤2の前記下傾上面3の両側
個所の上に左右一対のインキ堰4、4′をこれ等インキ
堰4、4′の前端縁部の内面がインキ元ローラ1の両端
周面に気密に摺接する状態として固定すると共に台盤2
の上面において左右両インキ堰4、4′間の全長に亘る
個所に後述するインキ・キー9の本数と同じ数の凹所5
を等間隔で凹設し、これ等各凹所5の底面にU字型のガ
イド部材6をボルト7で向きおよび位置を僅かに調節で
きる状態に固定し、このガイド部材6の両側起立壁の内
面をガイド面8、8′とし、またこれとは別個に角柱状
のインキ・キー9の多数本を構成し、これ等各インキ・
キー9における後半部の両側を凹ませて同後半部を狭幅
とし且つ当該狭幅部9′の両側面を幅を直径とする円筒
状に形成すると共にこれ等インキ・キー9の狭幅部9′
を各対のガイド面8、8′間に挟み入れて当該インキ・
キー9を台盤2の上面にインキ元ローラ1の周面に向っ
て前進および後退自在に並べ置き、仍ってガイド面8、
8′が狭幅部9′を両側から挟む状態、狭幅部9′の両
側面の中高頂部と摺動自在に線接触する状態およびイン
キ・キー9同士間にインキの侵入しない程度の僅かな隙
間(図示せず)を残す位置にインキ・キー9を保持する
機能を果すようにすると共にこれ等インキ・キー9群の
上面および台盤2の上面3の一部の上に磁性金属材料製
底面プレート10を密着状態に重ね置き且つ同底面プレー
ト10を台盤2に取付部材26′を介して設けられた位置合
せピン11への嵌着により位置移動不能に固定することに
よって底面プレート10の前辺縁とインキ元ローラ1の周
面との間にインキ送出スリット12をもつロート状のイン
キ壺13を構成し、台盤2に於て各インキ・キー9の後方
個所に当該各インキ・キー9の後端面に向って前進およ
び後退自在且つ回転不能として支点ホルダー14を、同じ
く台盤2において各支点ホルダー14の下側個所に当該各
支点ホルダー14と平行に前進および後退自在且つ回転不
能としてラック15を夫々設け、支点ホルダー14の前端部
に欠歯歯車16を支軸17により回転自在に軸承し且つこの
欠歯歯車16の歯とラック15の歯を噛合状態とすると共に
欠歯歯車16の基端に偏心軸18の外周に遊輪18′を遊転自
在として被着された偏心輪19を設け、また各インキ・キ
ー9に同インキ・キー9の後端面を常に遊輪18′の外周
に圧接させるスプリング20を台盤2にネジ止メされたバ
ネ受21を介して係装し、更に支点ホルダー14およびラッ
ク15の後端面に雌ネジ22、23を穿設してこれ等各雌ネジ
22、23に零点調整用スクリューシャフト24および微調整
用スクリューシャフト25の前端を螺合し、これ等各スク
リューシャフト24、25を前記台盤2に固着された取付板
26、27にフランジ28、29等により前進および後退不能且
つ回転可能として支承すると共にこの零点調整用スクリ
ューシャフト24の外端にドライバー溝30を設け、同じく
微調整用スクリューシャフト25の外端部に受力歯車31を
回転不能に固着し、また台盤2の後端個所に下向きの張
出部32を設けて当該張出部32にモータ33とポテンショメ
ータ34を上下配置で固定し、これ等モータ33、ポテンシ
ョメータ34の中心軸に相互に第1伝達歯車35を介して噛
合する第1歯車36および第2歯車37を回転不能に固着す
ると共に第1歯車36と前記受力歯車31とを第2伝達歯車
38を介して連結し、更にガイド部材6の上面に底面プレ
ート10の吸引用のマグネット40を取付け且つ当該取付に
際してはマグネット40の上面およびガイド部材6の上面
の高さを各インキ・キー9の上面の高さより僅かに低く
したものである。
尚、図中41は欠歯歯車16の歯とラック15の歯との間、
ラック15に於ける雌ネジ23と微調整用スクリューシャフ
ト25との間等に存するバックラッシ除去用バネ、42は逃
げ用孔、43は回転止メ用キーを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図は第1図
A−A線に沿う断面図、第3図はガイド部間に狭幅部が
挟入した状態を示す斜視図である。 1……インキ元ローラ、2……台盤、3……上面、4、
4′……インキ堰、5……凹所、6……ガイド部材、7
……ボルト、8、8′……ガイド部、9……インキ・キ
ー、9′……狭幅部、10……底面プレート、11……ピ
ン、12……送出スリット、13……インキ壺、14……支点
ホルダー、15……ラック、16……欠歯歯車、17……支
軸、18……偏心軸、18′……遊輪、19……偏心輪、20…
…スプリング、21……バネ受、22、23……雌ネジ、24…
…零点調整用スクリューシャフト、25……微調整用スク
リューシャフト、26、27……取付板、26′……取付部
材、28、29……フランジ、30……ドライバー溝、31……
受力歯車、32……張出部、33……モータ、34……ポテン
ショメータ、35……第1伝達歯車、36……第1歯車、37
……第2歯車、38……第2伝達歯車、39……取付部、40
……マグネット、40……バネ、42……逃げ用孔、43……
回転止メ用キー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台盤の上面において両インキ堰間の全長に
    亘る個所に多数本のインキ・キーをインキ元ローラの周
    面に向って前進および後退自在の状態および前進時には
    前端がインキ元ローラの周面に密接する状態で並べ置
    き、これ等インキ・キー群の上面および台盤の上面の一
    部の上に磁性金属材料製底面プレートを密着状態に重ね
    置き且つ底面プレートを台盤に位置移動不能に固定した
    印刷機のインキ壺装置において、 各インキ・キーを個別にガイド部材を以て位置調整可能
    の状態に台盤に保持すると共に同ガイド部材の上面に底
    面プレート吸引用のマグネットを固定し、当該各ガイド
    部材上のマグネット上面および同ガイド部材の上面の高
    さを各インキ・キーの上面より高くならない状態とした
    ことを特徴とする印刷機のインキ壺装置。
JP1990014647U 1990-02-16 1990-02-16 印刷機のインキ壷装置 Expired - Lifetime JP2538154Y2 (ja)

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JPH03106038U JPH03106038U (ja) 1991-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0653414B2 (ja) * 1988-02-19 1994-07-20 ジエーピーイー株式会社 印刷機のインキ壷装置

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JPH03106038U (ja) 1991-11-01

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