JP2537838Y2 - ユニット住宅 - Google Patents

ユニット住宅

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JP2537838Y2
JP2537838Y2 JP1991022287U JP2228791U JP2537838Y2 JP 2537838 Y2 JP2537838 Y2 JP 2537838Y2 JP 1991022287 U JP1991022287 U JP 1991022287U JP 2228791 U JP2228791 U JP 2228791U JP 2537838 Y2 JP2537838 Y2 JP 2537838Y2
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JP
Japan
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unit
housing
gap
light
house
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JP1991022287U
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JPH04110804U (ja
Inventor
憲政 岩本
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニット住宅の特に採
光構造に関する。
【0002】
【背景技術】図5に示すように、近年、工場で住宅の構
成部分である居室等を箱形の住宅ユニット1として作製
し、これらの住宅ユニット1を現場に輸送して組み立て
るようにしたユニット住宅2が施工されている。図示の
ユニット住宅2は、1階となる9個の住宅ユニット1上
に、2階となる9個の住宅ユニット1が載せられて構成
されたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図示のように、複数の
住宅ユニット1のうち、外面に面している住宅ユニット
1Aは窓3から入る自然光によって明るい室内空間が得ら
れる。しかし、1階と2階の中央の住宅ユニット1Bで
は、外面に面していないため、自然光が直接入らず、室
内が暗いという問題点があった。
【0004】本考案は、自然光が直接入らない住宅ユニ
ットの室内を自然光によって明るくすることができるユ
ニット住宅を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、少なくとも3
個の住宅ユニットよりなる列同士が対向して配置されて
構成されるユニット住宅において、前記各列における両
隣の住宅ユニットに挟まれた中側の住宅ユニットの列間
で対向する住宅ユニット同士の壁間に隙間が設けられ、
前記隙間の上端には屋外に面した透光部材よりなる採光
手段が設けられると共に、前記隙間に面した前記住宅ユ
ニットの壁には透光部材よりなる放光手段が設けられ、
前記採光手段で採光した自然光を前記隙間を通して前記
放光手段より室内に導くことを特徴とする。
【0006】前記採光手段の採光部材は任意であり、例
えば透明ガラス等である。前記放光手段の放光部材は任
意であり、例えば透明ガラス等である。
【0007】
【作用】屋外の採光手段で採られた自然光を住宅ユニッ
ト間の隙間を通して放光手段より室内に導くようにした
ため、回りが住宅ユニットによって囲まれて窓のない、
例えば1階と2階の中央の住宅ユニットも自然光で明る
くすることが可能になる。
【0008】
【実施例】先ず、図1と2を参照して本考案の第1実施
例を説明する。図1に示すように、本実施例に係るユニ
ット住宅11は、1階となる3列がそれぞれ3個の住宅ユ
ニット12よりなる合計9個の住宅ユニット12上に、2階
となる同じく合計9個の住宅ユニット12が載せられて構
成される。各階において、各列を構成する3個の住宅ユ
ニット12A,12B,12A は、列間で対向して配置されてい
る。また、各住宅ユニット12は、柱13と梁より成るフレ
ーム14に壁となる壁パネル15、床パネル、天井パネル等
が取り付けられて構成される。
【0009】このようなユニット住宅11において、各列
における両隣の住宅ユニット12A, 12A に挟まれた中側の
住宅ユニット12B の第1、2列間、及び第2、3列間で
対向する住宅ユニット12B,12B 同士の壁パネル15間には
2階から1階にかけて若干の隙間16が形成されている。
【0010】図2に示すように、1階と2階の前記住宅
ユニット12における、第2列の中側、即ち各階の中央の
住宅ユニット12B には、前記隙間16に面した壁パネル15
の一部に放光手段としての四角形の透明ガラス17が取り
付けられている。この透明ガラス17は、この中央の住宅
ユニット12B の図示しない他方の壁パネルにも同様に取
り付けられている。
【0011】一方、図1に示すように、2階のこの住宅
ユニット12B 及び前記隙間16を介して隣接する第1列と
第3列の住宅ユニット12B の屋上18には、それぞれ取付
部21が形成され、この取付部21に採光手段としての平板
状の透明ガラス19が取り付けられている。この取付部21
は、例えば透明ガラス19が屋上18面と同一面となるよう
に形成された凹部よりなる。
【0012】上記実施例の構成により、屋上18の透明ガ
ラス19より採られた自然光20は、住宅ユニット12B,12B
間の前記隙間16を通り、壁パネル15の透明ガラス17から
室内に導かれる。上記実施例の採光構造は、ユニット住
宅11の組立てにおいて、次のようにして設けることがで
きる。
【0013】先ず、工場における住宅ユニット12の製造
において、1階と2階の中央の住宅ユニット12B として
前記隙間16に面する壁パネル15の一部に透明ガラス17が
取り付けられたものを製造しておく。また、2階のこの
住宅ユニット12B 及び前記隙間16を介して隣接する第1
列と第3列の住宅ユニット12B の屋上18には、それぞれ
前記透明ガラス19が取り付けられる取付部21を形成して
おく。
【0014】次に、通常通り、これらの住宅ユニット12
を建築現場に輸送した後、クレーン等を使用して1階と
なる9個の住宅ユニット12上に、2階となる同じく9個
の住宅ユニット12を載置する。次に、2階の中央の住宅
ユニット12B 及び前記隣接する住宅ユニット12B の屋上
18の取付部21に透明ガラス19を取り付ける。
【0015】上記実施例によれば、屋上18の透明ガラス
19より採られた自然光20を住宅ユニット12間の隙間16を
通して、壁パネル15の透明ガラス17から室内に導くよう
にしたため、住宅ユニット12によって周囲が囲まれ、窓
のない、1階と2階の中央の住宅ユニット12B の室内も
自然光20で明るくすることができる。
【0016】次に、図3を参照して本考案の第2実施例
を説明する。本実施例では、屋上18の透明ガラス19と壁
パネル15の透明ガラス17が上記第1実施例と同様に構成
され、住宅ユニット12間の隙間16には内面が鏡等により
鏡面22とされた筒材23が挿入されている。この筒材23の
前記透明ガラス17と面する部分には、四角い窓部24が形
成されている。
【0017】このユニット住宅の組立てにおいては、1
階の住宅ユニット12上に2階の住宅ユニット12を載置し
た後、住宅ユニット12間の隙間16に前記筒材23を挿入
し、この後、屋上18の取付部21に透明ガラス19を取り付
ける。この実施例によれば、住宅ユニット12間の隙間16
に挿入された筒材23の内面が鏡面22となっているため、
自然光20の減衰が防止され、1階と2階の中央の住宅ユ
ニット12B の室内を効率よく明るくすることができる。
【0018】次に、図4を参照して本考案の第3実施例
を説明する。本実施例は、上記第2実施例と同様の構成
を有し、住宅ユニット12間の隙間16に挿入される筒材23
は、壁パネル15の透明ガラス17が位置する部分に自然光
20を室内側に反射させるための鏡25が設けられたもので
ある。この場合のユニット住宅11は、上記第2実施例と
同様に組み立てることができる。この実施例によれば、
筒材23の内面が鏡面22となっていることに加えて、壁パ
ネル15の透明ガラス17が位置する部分に鏡25が設けられ
ているため、1階と2階の中央の住宅ユニット12B の室
内をより明るくすることができる。
【0019】なお、上記実施例は、2階建てユニット住
宅の場合を例に説明したが、本考案は3階建て以上のユ
ニット住宅の場合にも同様に適用することができる。ま
た、上記実施例では、採光手段として平板状の透明ガラ
ス19を用いたが、採光手段の構成は任意であり、例えば
曲面状の透明ガラス、採光用の鏡、レンズを用いた採光
器等を用いてもよい。更に、採光手段から放光手段に自
然光20を導くのに、例えば光ファイバ−を住宅ユニット
12間の隙間16に配置して行うようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案に係るユニット住宅によれば、自
然光が直接入らない住宅ユニットの室内を自然光によっ
て明るくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るユニット住宅を示す
斜視図である。
【図2】第1実施例に係るユニット住宅の要部を示す斜
視図である。
【図3】本考案の第2実施例に係るユニット住宅の要部
を示す斜視図である。
【図4】本考案の第3実施例に係るユニット住宅の要部
を示す断面図である。
【図5】従来例に係るユニット住宅を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ユニット住宅 12 住宅ユニット12B 中側の住宅ユニット 15 壁パネル 17 透明ガラス 18 屋上 19 透明ガラス 20 自然光 23 筒材 25 鏡

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3個の住宅ユニットよりなる
    列同士が対向して配置されて構成されるユニット住宅に
    おいて、 前記各列における両隣の住宅ユニットに挟まれた中側の
    住宅ユニットの列間で対向する住宅ユニット同士の壁間
    に隙間が設けられ、 前記隙間の上端には屋外に面した透光部材よりなる採光
    手段が設けられると共に、前記隙間に面した前記住宅ユ
    ニットの壁には透光部材よりなる放光手段が設けられ、 前記採光手段で採光した自然光を前記隙間を通して前記
    放光手段より室内に導くことを特徴とするユニット住
    宅。
JP1991022287U 1991-03-12 1991-03-12 ユニット住宅 Expired - Lifetime JP2537838Y2 (ja)

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JPH04110804U JPH04110804U (ja) 1992-09-25
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107122A (en) * 1978-02-08 1979-08-22 Kubota Ltd Unit system residential building
JPS60159234A (ja) * 1984-01-17 1985-08-20 デイツカーホフ・ウント・ヴイドマン・アー・ゲー 建築本体の建造のための建築構造体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107122A (en) * 1978-02-08 1979-08-22 Kubota Ltd Unit system residential building
JPS60159234A (ja) * 1984-01-17 1985-08-20 デイツカーホフ・ウント・ヴイドマン・アー・ゲー 建築本体の建造のための建築構造体

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JPH04110804U (ja) 1992-09-25

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