JP2537699B2 - 液状物質の塗布装置 - Google Patents

液状物質の塗布装置

Info

Publication number
JP2537699B2
JP2537699B2 JP2274123A JP27412390A JP2537699B2 JP 2537699 B2 JP2537699 B2 JP 2537699B2 JP 2274123 A JP2274123 A JP 2274123A JP 27412390 A JP27412390 A JP 27412390A JP 2537699 B2 JP2537699 B2 JP 2537699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
coating
liquid substance
roller
coating roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2274123A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04150971A (ja
Inventor
剛 清水
充一 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2274123A priority Critical patent/JP2537699B2/ja
Publication of JPH04150971A publication Critical patent/JPH04150971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537699B2 publication Critical patent/JP2537699B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、接着剤、塗料、油脂、薬品等の液状物質を
略円筒状の防振ゴム金具等の被塗布物の内周面に均一に
塗布するための液状物質の塗布装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車部品としての防振ゴム金具等の円筒状の
被塗布物の内周面に、接着剤や塗布等の液状物質を塗布
するための塗布装置としては、スプレーガンによる吹付
け塗布装置が使用されている。そして、この吹付け塗布
装置のスプレーガンを被塗布物の内周面に向け、液状物
質を霧状にして吹付け、さらにスプレーガンを被塗布物
の内周面に沿って順に移動させることによって、被塗布
物の内周面に液状物質を塗布することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、上記従来の塗布装置は、霧状になった液状
物質が被塗布物の内周面に向かってスプレーされ、その
際スプレーガンからスプレーされる液状物質の塗布パタ
ーンが塗布しようとする被塗布物の内周面の面積よりも
大きいため、被塗布物の内周面以外の部分に液状物質が
飛散し、その結果液状物質の損失を招いて塗布効率が悪
くなり、しかも飛散した液状物質によって塗布装置付近
の作業環境を悪化させるという問題点があった。
本発明の目的は、液状物質の塗布効率を向上させるこ
とができるとともに、作業環境を改善できる液状物質の
塗布装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明では、回転駆動源
により回転駆動され、断面外形が略円周状に形成された
外周面にはネジ部が螺刻形成された塗布ローラと、液状
物質を収容するとともに、前記塗布ローラの外周面下部
が前記液状物質に対して浸漬可能に前記塗布ローラの下
方に配置された収容容器とを備え、前記塗布ローラの外
周面上部と略円筒状の被塗布物の内周面が接触し、塗布
ローラの回転にともなって塗布ローラ外周部に付着した
液状物質が被塗布物の内周面に順次付着するように被塗
布物が塗布ローラに対して配置される液状物質の塗布装
置をその要旨としている。
〔作用〕
上記構成を採用したことにより、略円筒状の塗布ロー
ラの外周部に同じく略円筒状に形成された被塗布物配置
し、塗布ローラの上部に被塗布物の内周面を接触させた
状態で、回転駆動源を回転駆動して塗布ローラを回転さ
せることにより、この塗布ローラはその下部において収
容容器内の液状物質と接触しているため、その外周部に
液状物質が付着した状態で回転して上部まで移動したと
きこの液状物質は被塗布物の内周面に転写して付着し、
さらに塗布ローラが回転することにより、被塗布物の内
周面に順次液状物質が塗布される。
又、このとき、被塗布物の内周面に塗布を行う部分
は、塗布ローラに螺刻されたネジ部の山部であり、この
山部によって塗布されたときの余分な液状物質はネジ部
の谷部へと流れ、谷部に流れた液状物質は確実に収容容
器内で戻る。
〔実施例〕
以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜4図に基
づいて説明する。
第1図に示すように、回転駆動源としてのモータ1に
は、軸受2に支承された回転軸3が回転可能に支持され
ている。前記回転軸3は後述する塗布ローラ4に先端部
を突出した状態で挿通しており、塗布ローラ4もまたモ
ータ1の回転にともなって回転するようになっている。
第2,3図に示すように、前記塗布ローラ4は鋳鉄製で
外周面が断面円周状に形成された円筒形状をを有し、外
周にはネジ部としての左ネジ部6が螺刻されており、後
述する被塗装物としての金具8との接触時に一定の摩擦
力を有するようになっている。また、一端側端面(第3
図左側)から他端側端面(同図右側)には、前記回転軸
3が挿通するための挿通孔5が透設されている。前記塗
布ローラ4の外周に螺刻された左ネジ部6の山部6aの幅
は、谷部6bの幅のほぼ2倍、谷部6bの深さは、谷部6bの
幅のほぼ3倍となっており、また、第4図で示すよう
に、山部6a外周には数本のV溝6cが刻まれている。
前記1,2図に示すように、塗布ローラ4の下方には、
断面略逆台形の箱状に形成され、液状物質としての塗料
13を収容するための収容容器としてのトレイ7が配設さ
れている。このトレイ7の上部左端側には支持部7aが一
体形成されており、前記塗布ローラ4に挿通している回
転軸3を所定位置で回転できるように支持している。ま
た、トレイ7両側面には後述する金具8に液状物質を塗
布する際の、金具8の位置決めとしてのストッパー7bも
一体的に形成されている。
前記塗布ローラ4上方にはエアシリンダ11が配設され
ており、このエアシリンダ11から下方へ延びるピストン
ロッド11a先端には固定板10が取着されている。この固
定板10には一対の挿通孔10aが透設され、同挿通孔10aに
は金属球9aを埋め込んだ金具ズレ止めローラ9を先端部
に取着した支持軸9bが上下方向へ移動可能に挿通支持さ
れている。そして、同金具ズレ止めローラ9と固定板10
との間の支持軸9bの外周にはスプリング12が介装され、
金具ズレ止めローラ9を下方へ付勢している。
前記塗布ローラ4の外周部に配置される金具8は、断
面真円状の円筒形に形成され、その内周面に塗料13が塗
布されるようになっている。
次に、上記のように構成された液状物質の塗布装置の
作用及び効果について説明する。
第1,2図に示すように、前記金具8の内周面に塗料13
を塗布する場合、まず、トレイ7内に塗料13を塗布ロー
ラ4の下部が浸漬するまで注入する。本実施例では塗料
の粘度は細管粘度計の細管を通して流れる時間が38秒の
ものを使用した。また、エアシリンダ11を作動させてピ
ストンロッド11aを上昇した位置に保持して、金具ズレ
止めローラ9の金属球9aを塗布ローラ4から離間した状
態にしておく。次に、第1図に示すように、金具8を塗
布ローラ4及びトレイ7の一端側(第1図左側)から挿
入し、トレイ7の両側面に突出形成されているストッパ
ー7bに当接するまで挿通する。そして、塗布ローラ4の
上部外周面と金具8の上部内周面を接触させる。
続いて、エアシリンダ11にエアを送り込んで、エアシ
リンダ11を起動させ、ピストンロッド11aを下降させる
と固定板10に支持軸9bを介して取着されている金具ズレ
止めローラ9もともに下降する。そして、金具ズレ止め
ローラ9に埋め込まれた一対の金属球9aが金具8の外周
上部の2個所を一定の圧力例えば0.03kg/cm2の圧力で押
圧し、塗布ローラ4の上部外周面に対する金具8の上部
内周面の接触圧力が一定に保持される。
次に、モータ1に電源を投入する。モータ1に電源が
投入されると回転軸3は第2図において反時計方向に例
えば70rpmで回転し、塗布ローラ4もモータ1と同じく
反時計方向に回転する。さらに、塗布ローラ4と接触状
態にある金具8は、塗布ローラ4が金具8の内周部に対
して一定の摩擦力を有しているため、塗布ローラ4と同
じく反時計方向に回転する。
このとき、塗布ローラ4の外周には左ネジ部6が螺刻
されているため、塗布ローラ4と接触状態にある金具8
は常にトレイ7に装着されているストッパー7bに当接
し、第1図において右方向への移動が規制される。さら
に、金具8は前記金具ズレ止めローラ9によって常に下
方に一定圧力で押圧されているため上下方向への移動も
規制され、金具8が回転中に飛び跳ねることがない。
前記のように、右方向及び上下方向への移動を規制さ
れた金具8の内周面と接触状態にある塗布ローラ4外周
面の下部において、前記トレイ7内に貯溜された塗料13
を左ネジ部6に付着した状態で反時計方向に回転して上
部まで移動する。
そして、塗布ローラ4の左ネジ部6に付着した塗料13
は金具8の内周面との接触部で金具8の内周面に転写さ
れて塗布され、さらに塗布ローラ4が回転しているた
め、金具8の内周面に順次塗料13が塗布されつつ、金具
8も回転する。
このとき、金具8の内周面に塗布を行う部分は塗布ロ
ーラ4に螺刻された左ネジ部6の山部6aであり、この山
部6aによって塗布されたときの余分な塗料13は谷部6bへ
と流れる。そして、谷部6bへ流れた塗料13は、トレイ7
内へ戻る。このようにして金具8内周面には略均一の厚
さ(このときの塗布された塗料13による塗膜層の厚さは
8〜12μmである)で塗料13が塗布される。このように
左ネジ部6の山部6aに付着した塗料13は金具8に塗布さ
れるか又は、谷部6bへと流れてトレイ7に回収されるの
で、塗料13が周囲に飛散することがなく、従って、作業
環境を悪化させるおそれが少なくなる。
また、従来のスプレーガンによる塗料の塗着効率と比
較すると、従来の塗着効率は20%であり、被塗布物に塗
布される塗料はわずかで、ほとんどの塗料が飛散してい
たのに対し、本実施例の塗布装置の塗着効率は67%であ
り、大幅に塗着効率が向上した。しかも、損失した33%
の塗料13の多くは、再びトレイ7に回収されるため、実
質的な塗着効率はさらに上昇するとともに、塗料13の節
約が図られる。さらに、山部6aに刻まれた数本のV溝6c
によって、山部6aに付着した塗料13の盛り上りを防止で
き、特に金具8端面に塗料13が付着するのを防ぐことが
できる。
上記のように、本実施例の液状物質の塗布装置によれ
ば、塗料13の塗着効率を格段に向上させることができる
とともに、しかも塗布装置の金具8内周面に略均一の厚
さで塗料13を塗布することができ、周囲に塗料13を飛散
させず作業環境を改善することができる。また、塗布す
る際の余分な塗料13をトレイ7に回収できるため塗料13
を節約することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成を適宜変
更することもできる。
(1)前記実施例では、被塗布物としての金具8は断面
真円状の円筒形としたが、この金具8を円筒形の一部に
切込みが設けられているものを使用したり、スプリング
座金のような円筒形の端部が少しずれているものを使用
してもそれら内周面に液状物質を塗布することができ
る。
(2)前記実施例では、円筒状の塗布ローラ4は金属製
であったが、その外周にスポンジ、ゴム等を取付けて塗
布ローラ4を形成してもよい。
(3)前記実施例では塗布ローラ4外周面に螺刻された
左ネジ部6の山部6aにはV溝6cが刻まれていたが、山部
6aはV溝6cのない円筒状であってもよい。但し、この山
部6aは、塗布ローラ4の回転にともなって金具8が回転
できるに足る摩擦力を有していることが必要である。
〔発明の効果〕
本発明の液状物質の塗布装置は、液状物質の塗布効率
を格段に向上させることができる。
又、本発明では、被塗布物の内周面に塗布を行う部分
は、塗布ローラに螺刻されたネジ部の山部であり、この
山部によって塗布されたときの余分な液状物質はネジ部
の谷部へと流すことにより、液状物質の塗布膜を均一に
できる。さらに、谷部に流れた液状物質は確実に収容容
器内へ戻る。このため、液状物質が周囲に飛散すること
なく、作業環境を悪化させるおそれが少なくなる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の実施例を示す図であって、第1図
は液状物質の塗布装置に金具を取付けた状態を示す斜視
図、第2図は液状物質の塗布装置に金具を取付けた状態
を示す断面図、第3図は液状物質の塗布装置の塗布ロー
ラを示す半断面図、第4図は第3図におけるA部拡大図
である。 1…回転駆動源としてのモータ、4…塗布ローラ、7…
収容容器としてのトレイ、8…被塗布物としての金具、
13…液状物質としての塗料。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源(1)により回転駆動され、断
    面外形が略円周状に形成された外周面にはネジ部が螺刻
    形成された塗布ローラ(4)と、 液状物質(13)を収容するとともに、前記塗布ローラ
    (4)の外周面下部が前記液状物質(13)に対して浸漬
    可能に前記塗布ローラ(4)の下方に配置された収容容
    器(7)とを備え、 前記塗布ローラ(4)の外周面上部と略円筒状の被塗布
    物(8)の内周面が接触し、塗布ローラ(4)の回転に
    ともなって塗布ローラ(4)外周部に付着した液状物質
    (13)が被塗布物(8)の内周面に順次付着するように
    被塗布物(8)が塗布ローラ(4)に対して配置される
    液状物質の塗布装置。
JP2274123A 1990-10-12 1990-10-12 液状物質の塗布装置 Expired - Fee Related JP2537699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2274123A JP2537699B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 液状物質の塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2274123A JP2537699B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 液状物質の塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04150971A JPH04150971A (ja) 1992-05-25
JP2537699B2 true JP2537699B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=17537344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2274123A Expired - Fee Related JP2537699B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 液状物質の塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537699B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103611656B (zh) * 2013-11-08 2016-12-07 雍自玲 一种环形套筒涂胶机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5762673U (ja) * 1980-09-27 1982-04-14
JPH062256B2 (ja) * 1987-12-10 1994-01-12 東海ゴム工業株式会社 円筒体内周面塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04150971A (ja) 1992-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2537699B2 (ja) 液状物質の塗布装置
US3195681A (en) Oil applicator device for wheels and/or rails
JP2008149259A (ja) コーターロールのスプラッシュ防止装置
US6197113B1 (en) Device for applying liquids on a substrate
JP2009240944A (ja) 液状物の塗布方法および装置
JP3022855B1 (ja) 塗布装置のニードル硬化防止機構
JP3168866B2 (ja) 板状体の木口部の塗装方法
US20060231342A1 (en) Method of Applying In-Solution Oil Repellent
JP2822008B2 (ja) 帯状シートへの塗着剤塗着装置
JP2511235B2 (ja) 潤滑剤の塗布方法および装置
JP6276916B2 (ja) ロールコータ
TWI558464B (zh) 膠體塗佈方法
JPS6236553Y2 (ja)
JP6102192B2 (ja) ロールコータ
JPH1076214A (ja) 塗布容器
JP2024063292A (ja) 塗布装置
JP5754371B2 (ja) ロールコータ
JP2534500Y2 (ja) 塗布装置
JP3000786U (ja) 円筒状用塗布器具
JPH0441970Y2 (ja)
JP3366690B2 (ja) 粘性物の塗布装置
JP2014039929A (ja) ロールコータ式塗装装置及び塗装方法
JPH0545410Y2 (ja)
JP2522833Y2 (ja) ダイボンダーのソルダー塗布ユニット
JPH04941Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees