JP2534500Y2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2534500Y2
JP2534500Y2 JP1990029360U JP2936090U JP2534500Y2 JP 2534500 Y2 JP2534500 Y2 JP 2534500Y2 JP 1990029360 U JP1990029360 U JP 1990029360U JP 2936090 U JP2936090 U JP 2936090U JP 2534500 Y2 JP2534500 Y2 JP 2534500Y2
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coating
coating liquid
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discharge
liquid storage
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JP1990029360U
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洋右 吉野
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有限会社吉野精機
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート面、タイル面、木質面、鉄
骨面等の被塗面に塗料等の塗布液を塗る場合に用いられ
る塗布装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の塗布具としては、従来よりハケ、スプレーガ
ン等が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、被塗面がある程度の面積を有する場合には
上述のハケやスプレーガンが適しているが、コンクリー
ト目地等の狭隘な被塗面に対しては不都合を来してい
た。すなわち、ハケ塗りの場合には押込み状態となるた
め塗布液が絞りだされて被塗面以外の面に流れ、汚損処
理の手間を要している。塗布液がアンダーコートやシー
ラ等の低粘度性のものでは液垂れによる汚損は特に大き
い。加えて、ハケの場合には塗布液の保持量が少ないと
ともに毛揃いが不安定であるので浸け直しや押付け直し
の手間を要し、作業能率が低い。
また、スプレーガンでは噴霧域が広いため、被塗面以
外の部分を予め保護シート等で覆う手間を要する。
さらに、実開昭61−22580号公報には、吐出ノズルの
先端側にスポンローラーを設ける塗布装置を開示する
が、吐出経路が明確ではなく、吐出ノズルとスポンジロ
ーラーの先端面側から液漏れや液垂れ等が解消されてい
ないものであった。
そこでこの考案は、目地等の狭隘な被塗面に液垂れに
よる汚損を来すことなく且つ能率的に塗布できる塗布装
置の提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもの
で、その特徴は、塗布液を溜める塗布液貯留部と、この
塗布液貯留部から延出され中央を径小部として吐出用孔
を有し前後に径大部を有する吐出ノズルと、この吐出ノ
ズルを覆う回転塗布体とから成り、回転塗布体は、吐出
ノズルの径小部を覆って連通し前後の径大部に回転可能
に設けられる筒体と、筒体の前後から張出される鍔部の
間で保持され前記吐出ノズルの吐出用孔から吐出される
塗布液を保持する塗布部材とから成る構成にある。
〔作用〕
この考案によれば、塗布液貯留部に溜められた塗布液
が例えば手動ポンプ等の供給手段で吐出ノズルへ導か
れ、導かれた塗布液は吐出ノズルの吐出用孔から径小部
に満たされ、径小部から筒体を通して筒体の鍔部の間の
塗布部材に吸収されて塗布可能に保持される。塗布液は
前後の径大部と筒体の内周面とで漏れが規制され、鍔部
で塗布部材の前後端面の漏れが規制されている。回転塗
布体を目地等の被塗面に接触させた状態で移動させる
と、塗布体の回転によって被塗面に連続的に塗布がなさ
れる。塗布液供給の調整によって回転塗布体の塗布液保
持量の過不足が調整される。
〔実施例〕
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す。
塗布装置2には塗布液貯溜部4が備えられ、塗布液貯
溜部4には内孔6aを有する吐出ノズル6が略水平方向に
延出して設けられている。吐出ノズル6にはそのノズル
先端部8を覆って回転塗布体10が嵌挿されている。
塗布液貯留部4は、手動式スプレーガン等の一般的構
造を利用できるもので、例えば、アンダーコートやシー
ラ等の塗布液Pを溜めるタンク12と、タンク12の開口部
12aを閉塞する蓋部材14と、手動ポンプ機構16とから概
略構成できる。手動ポンプ機構16は、蓋部材14に回動可
能に支持されたハンドル18と、このハンドル18に接続さ
れ蓋部材14の下部に形成された案内孔20を摺動するピス
トン22とから概略構成できる。符号23はシール部材を示
す。
案内孔20には、ピストン22の復動を得るためのバネ24
が封止部材26に抜け止めされて収容されている。蓋部材
14の上部には塗布液Pの排出孔28が形成され、連通孔30
によって案内孔20に連通されている。排出孔28の連通部
には弁孔32が形成されており、封止部材34で抜け止めさ
れたバネ36に付勢されて弁としての球体38が設けられて
いる。また、蓋部材14の下端には取付凹部40が形成さ
れ、取付凹部40には、弁孔41を有するジョイント43が螺
合されている。弁孔41にはバネ45が収容され、球状の弁
47が設けられている。弁孔41と案内孔20とは傾斜孔49で
連通されている。また、弁孔41の下端にはタンク12内に
垂らされる揚液用パイプ42の上端部が支持されている。
吐出ノズル6は例えばその後端部6bにねじ部を形成し
て蓋部材14の排出孔28の先端側に着脱可能に取付けるこ
とができる。このようにすれば、塗布液Pの付着による
目詰まり等のメンテナンスが容易となる。
ノズル先端部8には、第2図及び第3図に示すよう
に、中央部に径小部46が形成され、前後に径大部48,50
が形成されている。径小部46には、例えば径方向の対向
位置をもって内向6aに連通する吐出用孔52,52が形成さ
れている。回転塗布体10は、例えばノズル先端部8に着
脱できる回転基板54と、塗布部材56とから成るカートリ
ッジ式とすることができる。
回転基板54は筒部58と、筒部58の前後端に形成され塗
布部材56を保持する鍔部60,60とから構成できる。筒部5
8の内径はノズル先端部8の前後の径大部48,50に密接に
嵌合する大きさに形成される。また、筒部58には軸方向
に間隔をおいて透孔62が形成されている。また、嵌挿時
の位置決めとシール構造を兼ねて、ノズル先端部8の前
方径大部48と回転基板54の筒部58の先端側内周面にはそ
れぞれ環状凹部64と、環状凸部66が形成され、環状凸部
66の弾性変形で弾発的に着脱できるようになっている。
望ましくは、ノズル先端部8の先端にねじ孔68を形成し
て、回転塗布体10の接着後ナット部材70で抜落ちを阻止
する。この場合、ナット部材70に代えてスナップリング
等も利用できる。
なお、回転基板54は金属ないし耐溶剤性を有するプラ
スチック等で形成することができ、また、塗布部材58に
は軟質で多孔質、且つ耐溶剤性を有する素材、例えばフ
エルト等が好適である。摩耗ないし塗布液Pの付着によ
る硬化が進んだ場合には交換すれば良い。
回転塗布体10の装着状態において、ノズル先端部8の
径小部46と回転基板54の筒部58との間には、環状の液溜
め部72が形成され、これによって径小部46に形成される
吐出用孔52,52と、筒部58に複数形成される透孔62とが
連通される。
塗布液貯溜部4から供給された塗布液Pは、内孔6aを
経て吐出用孔52から吐出され、液溜め部72に至る。液溜
め部72から透孔62を経て塗布部材56に浸透する。
塗布作業は、例えば第4図に示すように、コンクリー
ト74の目地Hの被塗面76に回転塗布体10を接触させて移
動させる。回転塗布体10は目地Hに挿入できる径を有す
れば良く、奥行き寸法考慮して選定することにより効率
的な作業を行うことができる。回転塗布体10の塗布液P
の保持量が少なくなった場合には、塗布液貯溜部4から
適宜供給すれば良く、これによって回転塗布体10の塗布
液Pの保持量が良好に維持され、被塗面以外の面への垂
れこぼしによる汚損が回避される。加えて連続的且つ均
一な塗布作業を迅速に行えるので作業性の向上を図れ
る。
なお、この例では吐出ノズル6を塗布液貯溜部4から
水平に延出する構成としたが、これに限らず、例えば途
中部分を略直角に折り曲げて回転塗布体10を垂直な被塗
面に対応さでる構造にできるなど種々の形態を採用でき
る。
また、塗布液貯溜部4の送液機構を手動タイプとして
例示したが、これに限られるものではなく、例えばコン
プレッサーに接続して圧搾空気の供給を手元で調節する
構造にでき、また、単にタンク12を傾倒して供給する単
純構造にできるなど種々採用できるものである。
〔考案の効果〕
この考案によれば、塗布液貯留部から吐出ノズルを介
して回転塗布体に塗布液を適宜に供給する場合に、吐出
ノズルの前後径大部と筒体との嵌合構造と鍔部による塗
布部材の保持構造とによって、目地等の狭隘な被塗面に
おいても被塗目以外の面への垂れこぼしによる汚損を回
避でき、汚損処理を不要にできる。
また、請求項2の考案によれば、吐出ノズの先方径大
分と筒体の内周面との環状凹部と環状凸部とによって着
脱を行って容易に交換できるうえに、液漏れを完全に阻
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る塗布装置の一実施例を示す概要
断面図、第2図は要部分解斜視図、第3図は要部断面
図、第4図は使用状態を示す要部斜視図である。 2…塗布装置、4…塗布液貯溜部 6…吐出ノズル、10…回転塗布体 P…塗布液

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を溜める塗布液貯留部と、この塗布
    液貯留部から延出され中央を径小部として吐出用孔を有
    し前後に径大部を有する吐出ノズルと、この吐出ノズル
    を覆う回転塗布体とから成り、回転塗布体は、吐出ノズ
    ルの径小部を覆って連通し前後の径大部に回転可能に設
    けられる筒体と、筒体の前後から張出される鍔部の間で
    保持され前記吐出ノズルの吐出用孔から吐出される塗布
    液を保持する塗布部材とから成る塗布装置。
  2. 【請求項2】吐出ノズルの前方径大部と筒体の先端側内
    周面とには環状凹部と環状凸部とが設けられている請求
    項1記載の塗布装置。
JP1990029360U 1990-03-22 1990-03-22 塗布装置 Expired - Lifetime JP2534500Y2 (ja)

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JP1990029360U JP2534500Y2 (ja) 1990-03-22 1990-03-22 塗布装置

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JPH03119475U JPH03119475U (ja) 1991-12-10
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JPS6022580U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 東陶機器株式会社 水洗便所装置
JPS6122580U (ja) * 1984-07-13 1986-02-10 ナショナル住宅産業株式会社 プライマ−塗布装置

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