JP2537646B2 - オ―プンエンド精紡機 - Google Patents

オ―プンエンド精紡機

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JP2537646B2
JP2537646B2 JP62293888A JP29388887A JP2537646B2 JP 2537646 B2 JP2537646 B2 JP 2537646B2 JP 62293888 A JP62293888 A JP 62293888A JP 29388887 A JP29388887 A JP 29388887A JP 2537646 B2 JP2537646 B2 JP 2537646B2
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    • D01H4/04Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by contact of fibres with a running surface
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    • D01H11/005Arrangements for confining or removing dust, fly or the like with blowing and/or suction devices
    • D01H11/006Arrangements for confining or removing dust, fly or the like with blowing and/or suction devices travelling along the machines

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各機械側に一列に並置され、固定式捕集装
置が係合する分離開口を持つ開繊装置をそれぞれ有する
多数の精紡装置を具備し、不純物が機械の縦方向に継続
的に移動する装置により前記捕集装置から吸引されて収
容されるオープンエンド精紡機に関する。
個別の精紡装置の分離開口の下側に不純物に対する固
定式捕集装置として機械の縦方向に延びる管路を配設す
ることは、公知である(DE−OS2658752)。この管路内
には、不純物を携行して管路に接続された吸引装置へ導
くひとつまたはいくつかの搬送装置が通つている。その
場合に、引き綱により往復運動をなすように駆動される
空気圧式遊走装置が、管路内に移動可能に配設されるこ
とも公知である(第6図)。この空気圧式遊走装置は、
管路内の不純物を吸引装置まで移動させる。さらに、こ
の遊走装置は各精紡装置の範囲において自動的に低圧管
路に接続される仕様になつているため、管路からの吸引
は低圧管路に接続されたクリーニング要素により行なわ
れる。遊走装置の速度に応じて不純物の吸引は比較的短
時間しか行なわれないため、不純物の少なくとも一部が
遊走装置から前へ押し出されて、次の精紡装置の分離開
口の下を通過する。相当量の不純物が集積し、それらが
精紡装置の分離開口を経て精紡装置へ吸入されるという
危険がある。いわゆる塊形状のこのような汚れの集積物
は、精紡工程の支障、すなわち糸における欠陥箇所や、
さらには糸切れなどを惹起する。
オープンエンド精紡機のまわりを周回し、個別の精紡
装置に送達される時に不純物集積チヤンバを空にしてク
リーニングを行なう保守用台車を設けることも、公知で
ある(DE−PS2458538)。オープンエンド精紡機の外側
に、他の保守工程、特に糸継ぎを行なう遊走装置も周回
せねばならないため、クリーニングの反復は非周期的に
しか行なわれない、というのは、糸継ぎは他に生じる生
産損失のゆえに優先されねばならないからである。これ
らの両保守用装置がひとつの装置に集中するならば、ク
リーニングの反復はやはり非周期的となる。したがつ
て、分離開口部分に排出された不純物が除去されるまで
の時間が、長くなりすぎるという危険が生じる。さら
に、集積した不純物が分離開口を経て逆流し、精紡工程
を阻害し、糸の欠陥箇所や糸切れをもたらすという危険
がある。
二つの対向する精紡装置において保守作業、例えば糸
継ぎなどを行なう二つの保守用装置を統合して共通の駆
動機構を設けることも、公知である(DE−OS245554
2)。その際に、これらの統合された二つの保守用装置
が精紡機の二列の精紡装置の間を走行できるように配設
することも、公知である。
糸継ぎ工程の実施のために個別の精紡装置に送達でき
る走行式保守用装置を設けることも、公知である(W.シ
ユラーフホルスト社、4050、メンヘングラートバツハの
ロータ精紡機「Autocoro」)。この保守用装置は、糸継
ぎ工程の前の精紡ロータのクリーニング装置だけでな
く、精紡装置の一定範囲の吹払い装置も備えている。し
かし、その際にはがされた繊維くずなどの不純物は、制
御されて搬出されるわけではない。したがつて、これら
の不純物が他の場所に沈積し、そこで支障をもたらし得
るという危険がある。
本発明の目的は、冒頭に挙げた様式のオープンエンド
精紡機を、エネルギー消費の増大をもたらすことなく、
また汚れの集積物が精紡装置へ逆に吸引されることおよ
び/またはある精紡装置から他の精紡装置へ搬送される
ことなく、分離された不純物の有効な除去が維持される
ように構成することにある。
この目的は、オープンエンド精紡機の内部における不
純物の吸引および収容のための装置が両列の精紡装置の
間に配設されること、また固定式捕集装置まで延びる少
なくともひとつの吸引管を有することにより達せられ
る。
この構成により、不純物を吸引して収容するための装
置はこれまで利用されていない箇所に設置されるのであ
り、その際の配置は他の保守用装置を阻害しないように
行なわれる。それにより、所要のクリーニング頻度が維
持されるため、分離された不純物が許容されないほどに
集積するという危険は生じない。不純物の吸引および収
容は常に一カ所または数カ所においてのみ行なわれるた
め、それに必要とされるエネルギー消費は比較的低く抑
えることができる。同様に、構造的および機械的な造作
も比較的僅かである。
本発明においては、不純物を吸引し収容するための装
置として、精紡装置の両列の間を縦方向に絶え間なく移
行するクリーニング台車と、この台車が永久空気圧的に
接続される低圧管路とが設けられている。それにより、
他の装置から独立しており、またこれまで利用されてい
なかつた範囲を走行する自動式の遊走装置が得られるた
め、他の遊走装置の機能に対する阻害は生じない。
すなわち、本発明によれば、精紡装置の両列の間に機
械の縦方向に延びる低圧管路が配設されており、この管
路に不純物を吸引および収容するための装置が永久空気
圧的に接続されるということが提供される。本発明の他
の構成においては、不純物を吸引および収容するための
装置が、不純物の排出をなす低圧管路に接して機械の縦
方向に走行でき、また永久空気圧的に接続されている少
なくともひとつの吸引管から構成されるということが提
供される。この吸引管はいわば低圧管路の延長とみなす
ことができ、これらの管は分離開口に係合する捕集装置
のかたわらを周期的に通過し、その際に不純物を搬出す
る。したがつて、正に僅かな技術的造作ならびに相対的
に僅かなエネルギー消費しか必要とされない。
本発明の他の構成において、不純物を吸引および収容
するための装置が周回する無端の駆動要素により駆動さ
れるということが提供される。それにより、本質的な制
御機構を要しない設計的に簡単な駆動方式がもたらされ
る、というのは、不純物を吸引および収容する装置は個
別の精紡装置のところに停止しなくてもよいからであ
る。
本発明の他の構成において、不純物を吸引および収容
する装置が、精紡装置のクリーニングすべき箇所に達す
る付加的な吸引管を具備するということが提供される。
それにより、精紡装置のクリーニングが作業員によりほ
とんど近づくことができず、そのため実稼動の多くの場
合にクリーニングされないそれらの後側においても可能
となるという特別な利点が得られる。
本発明の他の構成において、各精紡装置が固定的に配
設された吸引管からなる装置を具備しており、これらの
管は不純物を吸引および収容するための装置が通過する
際に該装置と空気圧的に結合可能であるということが提
供される。それにより、通常はほとんど近づき得ない個
別の精紡装置の箇所におけるクリーニング作業を周期的
に行なうことも可能である。
本発明の他の構成においては、不純物の塊が精紡装置
に吸入されるという危険が阻止されると共に個々の精紡
装置が全体として有効にクリーニングされるように冒頭
に述べた様式のオープンエンド精紡機を構成するため
に、精紡装置の作動側の外側をオープンエンド精紡機に
沿つて走行でき、糸継ぎ工程の実施のために精紡装置に
送達できる保守用装置が設けられていること、その際
に、保守用装置と不純物を吸引および収容するための装
置(クリーニング台車)とを調整するための装置が設け
られており、この装置により前記の両装置が組合された
保守作業の実施のために同一の精紡装置に送達可能であ
ることが提供される。
この組合された保守作業により、精紡装置を非常に良
好に、つまり作動側からも後側からもクリーニングする
ことが可能であり、その際にクリーニング時にはがれた
不純物が収集されて搬出される。糸継ぎ工程を実施する
保守用装置は糸切れ後にのみ作動するため、すなわち、
当該の精紡装置において精紡工程が中断された際に特に
強力な空気流を用いて非常に集中的なクリーニングを行
なうことができるのであり、それによつて糸品質が低下
することはない、というのは、この時点ではこの当該の
精紡箇所において紡糸されないからである。
本発明の他の構成において、保守用装置が精紡装置の
中または側にある不純物をはがす装置を具備することが
提供される。保守用装置によりはがされたこれらの不純
物は両方の機械側の間に配設された装置により収集され
て、さらに搬出される。
本発明の他の構成において、隣接する精紡装置の間に
一連の遮へい体が配設されるということが提供される。
この遮へい体により隣接する精紡装置が互いに隔絶され
るため、隣接する精紡装置に支障をもたらすことなく、
個々の精紡装置において強い吹出し空気流によるクリー
ニングを実施することができる。例えば簡単なブリキ板
からなるこれらの遮へい体は、機械の縦方向に通つてい
る駆動要素、例えば接線ベルトやシヤフトなどがそれを
貫通できるように構成される。
本発明のより詳しい特徴および長所は、図面に示され
た実施態様の以下の説明ならびに従請求の範囲から明ら
かとなる。
第1図は、加工すべき繊維材料から分離された不純物
を吸引および収容するための走行式台車として構成され
た装置を具備する本発明に関連したオープンエンド精紡
機の概略横断面図である。
第2図は、機械の縦方向に走る低圧管路を具備し、該
管路の内部と空気圧的に接続して走行可能に案内され不
純物を吸引して該管路へ転送するクリーニング台車を具
備した本発明のオープンエンド精紡機の第一の実施態様
の部分断面図である。
第3図は、直接的な走路として適した低圧管路の特別
構成の図である。
第4図は、不純物の吸引および収容装置の吸引管の吸
引ヘツドの変更図である。
第5図は、低圧管路の下側に走行可能に懸架された不
純物の吸引および収容装置を具備した別の実施態様図で
ある。
第6図は、第5図の矢印方向VIから見た実施態様の部
分的に削除された正面図である。
第7図は、不純物の吸引および収容装置と低圧管路と
の永久空気圧的結合を説明するための詳細図である。
第8図は、低圧管路の下側に走行可能に保持された不
純物の吸引および収容装置を具備した第5図に類似した
実施態様図である。
第9図は、不純物の吸引および収容装置のみに対して
設けられた機械の縦方向に延びる低圧管路の別の実施態
様の部分断面図である。
第10図は、第9図に基づく実施態様の細部の拡大正面
図である。
第11図は、不純物の吸引および収容装置の接続部を具
備した第10図の対象物の断面図である。
第12図は、不純物の吸引および収容装置の駆動装置の
概略正面図である。
第13図は、一方の機械側にそれぞれ配設された二つの
不純物の吸引および収容装置を具備したオープンエンド
精紡機の概略平面図である。
第14図は、同時に前側ならびに後側において走行式装
置が作動するオープンエンド精紡機の概略図である。
第1図において概略的に示されたオープンエンド精紡
機(1)は二つの機械側(2,3)を有し、そこにはそれ
ぞれ一列に並置された多数の精紡装置(4,5)が配設さ
れている。各精紡装置(4,5)において、繊維束(9)
が糸(21)に紡がれる。繊維束(9)はそれぞれ精紡装
置(4,5)の下側に置かれたケンス(10)から引出さ
れ、入口(11)を経て精紡装置(4,5)内へ導かれる。
精紡装置(4,5)は供給および開繊装置を有するが、第
1図ではそれらのうちの供給ローラ(6)と開繊ローラ
(7)しか示されていない。繊維束(9)は個別繊維へ
開繊され、これらの繊維は繊維供給管路(13)を経て精
紡ロータ(14)に供給され、そこで繊維がより合されて
糸(21)になるが、この糸は糸引出し管路(22)を経て
精紡ロータ(14)から引出される。
精紡ロータ(14)は低圧ケーシング(15)内に設置さ
れているが、このケーシングは図示されていない低圧源
により吸引接続管(16)を介して低圧にされている。精
紡ロータ(14)のシヤフト(17)は低圧ケーシング(1
5)の外側では支持円板対(18)により半径方向に支持
されており、また軸方向にはうす軸受(19)により支持
されている。精紡ロータ(14)の駆動は接線ベルト(2
0)により行なわれるが、このベルトは支持円板対(1
8)により形成されるくさび状すき間において精紡ロー
タ(14)を保持する作用も果たしている。接線ベルト
(20)は、一方の機械側(2,3)の精紡装置(4,5)のロ
ータ(14)のすべてのシヤフト(17)を駆動する。
各精紡装置(4,5)は作動側に対して自身をおおうふ
た板(12)を具備しているが、これは供給および開繊装
置の下側に位置し、機械の縦方向に延びる旋回軸(33)
のまわりに旋回可能である。ふた板(12)の図示された
稼動位置は、詳しくは示されていないやり方で固定され
る。このふた板(12)には個別走行レール(23)が配設
されており、それらの上で走行式の保守用装置(25)の
車輪(24)が支持されるが、この保守用装置は機械
(1)の外側を巡回し、特に糸継ぎ工程の実施のために
供されるものである。
供給および開繊装置の範囲において、精紡装置(4,
5)は分離口(8)を具備しているが、これらの開口は
開繊ローラ(7)に対して開かれており、また繊維束
(9)を個別繊維へ開繊する際に生じる汚染粒子や繊維
くず、あるいはシラミの卵などが開口から排出される。
分離開口(8)から分離されるこれらの不純物は、精紡
装置(4,5)の下側に離れて設置された、機械の縦方向
に延びる樋板(31)により捕集される。この樋板(31)
ならびに軸(33)のまわりにその軸受を持つふた板(1
2)は、ふた板(12)の旋回時にその下縁(34)が円軌
道(35)を描いてふた板(12)が当該精紡装置(4,5)
の範囲において樋板(31)およびその上に集められた不
純物をおおうように、互いに調整されている。そのた
め、特に走行式の保守用装置(25)により実施され、ま
た場合によつては圧力空気をも使用する精紡装置(4,
5)における保守作業が、樋板(31)上に捕集された不
純物を吹き飛ばすことは起り得ない。
両方の機械側(2,3)の樋板(31)により捕集された
不純物は、周期的な間隔でこれらの樋板(31)から除去
される。このために、両方の機械側(2,3)の間の機械
中央には機械の縦方向に走行できる台車(26)が設けら
れており、この台車は精紡装置(4,5)の分離開口
(8)と少なくとも同等の高さに位置している。台車
(26)は、機械の縦方向に延びるレール(28)上を走行
する車輪(27)を具備している。台車(26)は、それを
機械の縦方向に往復させる、図示されてはいない駆動装
置を有する。その際に台車(26)は、個々の精紡装置
(4,5)のところに停止することなく、均一で一定の速
度で移動する。そのために台車(26)は独自の駆動モー
ターを有し、あるいは往復駆動装置により動かされる
が、これは例えば第12図にしたがつてより詳しく説明さ
れる。
台車(26)は基本的には外部に対して気密な分離箱か
ら構成されるが、この箱の中には、詳しくは示されてい
ないやり方で電流を供給される電動機駆動装置を有する
吸引送風装置(29)が配設されている。台車(26)の分
離箱からは2本の吸引管(30,32)が水平方向に突き出
ているが、これらは樋板(31)上に密接して延びてお
り、不純物が捕集される樋板(31)の範囲まで達してい
る。これらの吸引管(30,32)は周期的な間隔で個々の
精紡装置(4,5)の側を通過するため、そこに捕集され
た不純物は周期的な間隔で搬出される。
第1図から見てみれるように、台車(26)と吸引管
(30)は特に機械の外側を巡回する保守用装置(25)の
作業が阻害されないように配設されている。第1図から
判るように、吸引管(30)はふた板(12)の旋回経路
(35)の下側の範囲に位置しているため、精紡装置(4,
5)を開いた際にも台車(26)の走行性が阻害されな
い。吸引管(30,32)が樋板(31)から不純物を吸引す
る際にその吸気流を以て分離開口(8)の範囲内まで影
響をおよぼし、そのため精紡工程を阻害することを防止
するために、各精紡装置(4,5)に対して遮へい体(3
8)が係合している。これらの遮へい体(38)は、分離
開口(8)に交差する本質的に水平方向に移動可能であ
る基本的に板状のすべり部材からなる。これらの遮へい
体(38)は図示されていないばねにより休止位置に保持
されており、台車(26)が当該の精紡装置(4,5)の側
を走行する際にクリーニング台車(26)の作動要素(3
7,39)によつて遮へい位置に移行させられる。
台車(26)の分離箱から、各機械側(2,3)に向つて
さらに二つの吸引管(40,42)が突出しているが、これ
らは台車(26)が精紡装置(4,5)の側を通過する際に
相応する接続部に当てられるため、精紡装置(4,5)内
に固定的に取付けられた吸引管(41)において吸気流が
生じる。吸引管(41)は、図示された実施態様の場合に
は精紡装置(4,5)の供給ローラ(6)にそれぞれ係合
している。
さらに台車(26)の分離箱は別の吸引管(43,46)を
具備しているが、これらは上方へ突き出しており、また
吸引はめ管(44,45)を以て精紡装置(4,5)の精紡ロー
タ(14)の軸受の範囲に向けられている。それにより、
これらの範囲に周期的な間隔において空気圧を以てクリ
ーニングすることが可能である。図示されたものとは逆
に、送風装置(29)の圧力側が特に精紡装置(4,5)の
精紡ロータ(14)の軸受範囲に突出した圧力配管と結合
しており、これらの配管により付加的にこれらの範囲の
クリーニングが可能であることが提供されてもよい。も
ちろん、付加的なクリーニング要素、例えばブラシやい
わゆる綿状微片捕器として機能する回転針を台車(26)
に取付けることもできる。したがつて、通常は作業員に
とつて近づき難く、そのためほとんど清掃できないよう
な精紡装置(4,5)の殊に後側の範囲をクリーニングす
ることが可能である。
台車(26)の分離箱はそれにより捕集された不純物の
搬出のために固定式の排出ステーシヨンに送達される
が、このステーシヨンは一方または両方の機械端のとこ
ろに配置される。この分離箱は、旋回式の弁(48)によ
り閉じられた収集箱(47)を有する。排出ステーシヨン
(51)の範囲では、弁(48)が図示されてはいない装置
により自動的に開かれて、(50)の位置へ移動する。
以下の本発明の各実施態様の説明においては、第1図
に示す装置の各部材が少なくとも機能において同等であ
る限り、それらが必ずしも同一形態を持たない場合でも
同じ参照符号が用いられている。
第2図に示す本発明の一実施態様においては、同様に
両方の機械側(2,3)に一列に並置された精紡装置(4,
5)を具備するオープンエンド精紡機(1)が機械の縦
方向に延びる大容積の低圧管路(52)を機械中央部分に
具備している。この低圧管路(52)は、機械端において
送風装置に接続されている。この低圧管路(52)は、吸
引管(16)を介して低圧管路(52)に接続されている個
々の精紡装置(4)の低圧ケーシング(15)に低圧を供
給する。
低圧管路(52)の下側には、機械の縦方向に台車の様
式で走行できる接続要素(26′)が設けられている。低
圧管路(52)の下側は補強板(54)を具備しており、そ
の横には特にプラスチツク製のレール(28)が設置され
ている。これらのレール(28)上を接続要素(26′)の
ローラ(27)が走行するが、これらのローラは下からレ
ール(28)に当接する。接続要素(26′)は、補強板
(54)に面し同要素(26′)を低圧管路(52)に近づけ
る永久磁石(53)を具備している。
低圧管路(52)は、接続要素(26′)と永続的に空気
圧結合状態にある。このために、低圧管路(52)の底部
と補強板(54)は貫通穴(56,57)を有しており、この
穴に開口(58)を持つ接続要素(26′)の連続要素(5
5)が係合する。詳しくは図示されていないやり方で補
強板(54)の方向に弾性的に構成された連結要素(55)
は、補強板(54)に沿つて滑動する。補強板(54)の開
口部は板状の密封要素を具備しており、これらの要素は
それらに当接する連結要素(55)が側を通過する際に開
かれ、次いで再び自動的に閉じる。これに関する実施例
は、第7図にしたがつて後に説明される。精紡装置(4,
5)の下側の高さにある接続要素(26′)からは水平方
向に両側に向かつて吸引管(30,32)が突出しており、
これらは精紡装置(4,5)から分離された不純物の捕集
装置として機能する樋板(31)の上方に達している。吸
引管(30,32)の端部は、吸引ヘツド(59)として構成
されている。これらの吸引ヘツド(59)は、吸引作用が
本質的に樋板(31)のごく近くだけに限定され、したが
つて吸気流の戻り作用が個々の精紡装置(4,5)の分離
開口(8)の範囲までおよぶことのないように構成され
ている。吸引管(30,32)の吸引ヘツド(59)により収
集された不純物は接続要素(26′)を介して直接的に低
圧管路(52)内へ導かれ、同管路により搬出される。接
続要素(26′)は、機械の縦方向に均一な運動を以て駆
動される。この駆動は引き綱(60)により行なわれる
が、引き綱自体は機械端の範囲において駆動および転向
される。この種の駆動は、後に例えば第12図に基づいて
説明される。
管(30,32)の吸引ヘツド(59)の別の構造も当然可
能であり、例えば第4図に示された形式のものが考えら
れる。この形式においては、吸引管(30,32)の吸引ヘ
ツド(59)は樋板(31)へ向けられた個別の吸引ノズル
(63,64,65)から構成される。
第2図による実施態様の変更の場合には、レール(2
8)を設けることなく、接続要素(26′)の車輪(27)
が直接的に管路(52)の底面上を走行する。この場合に
は、低圧管路(52)は第3図に基づく実施態様に照応し
て構成されるが、そこでは低圧管路(52)の底面の側縁
の部分にレールの代用として機能する成形部(61)が設
けられている。この場合には補強板(54)を省くことが
できるため、後に第7図に基づいてより詳しく説明され
る密封要素(62)が管路底面に直接取付けられている。
第5図および第6図に基づく実施態様においても、1
種の台車として構成される接続要素(26′)は精紡装置
(4,5)の低圧ケーシング(15)への供給のために吸引
管(16)と接続されている低圧管路(52)の下側を直接
的に走行する。この実施態様においては低圧管路(52)
の底面がブリキ板(66)により補強されているが、この
板は低圧管路(52)の底面の横から突出しており、みぞ
状の成形部により懸架された接続要素(26′)の台車の
車輪(27)に対するレールを構成する。接続要素(2
6′)は横に取付けられた側板(68)に具備しており、
これらの側板から四つの車輪(27)に対する軸(67)が
突出ている。この実施態様においては、低圧管路(52)
の底面と補強板(66)は仕切弁(62)により閉じられた
開口部を有するが、これは弾性の連結要素(55)により
開かれる。連結要素(55)および/または補強板(66)
の摩耗を避けるために、特にプラスチツク製の滑動被層
を設けることが望ましい。
接続要素(26′)は、無端の引き綱(70)により機械
の縦方向に往復運動を行なうように(矢印方向Aおよび
B)駆動される。引き綱(70)は、接続要素(26′)に
取付けられた接続側板(69)に掛けられている。引き綱
(70)は、例えば第12図の実施態様にしたがつて駆動す
ることができる。
既述の如く、接続要素(26′)は低圧管路(52)と絶
えず空気圧的に接続されている。このために、連結要素
(55)および開口部(56)は低圧管路(52)の底面にお
いて、場合によつては補強板(54)においても、あるい
はブリキ板(66)において連結要素(55)がこれらの開
口部(56)の少なくとも一方と常時重なるように構成さ
れている(第7図)。連結要素(55)は機械の縦方向を
指す楕円形状を有するが、その長さは低圧管路(52)の
二つの開口部(56,56′)の間隔よりもやや大きい。開
口部(56,56′)は低圧管路(52)の外側に設けられた
おおい板(62,62′)により閉じられるが、これらの板
は軸(71,71′)のまわりに旋回可能である。それらは
図示されてはいないばねにより閉鎖位置へ動かされる
が、その位置からはそれらに当接する連結要素(55)に
より動かされる。低圧管路(52)と接続要素(26′)と
の間の常時の空気圧接続を他のやり方で達成すること
も、可能である。例えば、低圧管路(52)に特に重複し
得る帯状の密封要素により閉じられる縦スリツトを設け
ることができる。連結要素(55)がこの縦スリツトには
まり込むことにより空気圧接続が実現されるが、密封要
素は連結要素(55)の前後において自動的に再び閉じ
る。
第8図に基づく実施態様は、低圧管路(52)の底面に
おける接続要素(26′)の案内に対する別の簡略化され
た構造を示している。低圧管路(52)の底面は機械の縦
方向に延びる案内機(72)を具備しており、接続要素
(26′)はこれらの機に接して滑りながら案内される。
接続要素(26′)の側方支持のために、案内機(72)の
横に密着する機(73)が接続要素に取付けられている。
適切な材料選定および/または被覆により、一方では滑
り抵抗を低く押さえ、他方では摩耗を十分に阻止する有
利な滑り状態を容易に実現することができる。この実施
態様においては、接続要素(26′)を低圧管路(52)の
底面の方向に近づける永久磁石(53)が接続要素(2
6′)に取付けられるということがさらに提供される。
このような構成は容易に可能であると思われる、という
のは、吸引管(30,32)を含む接続要素(26′)は例え
ば3Kg程度の比較的僅かな重量しか持たないからであ
る。この場合にも、接続要素(26′)は引き綱(70)に
より駆動される。
実地においては、開繊装置のところで分離された不純
物の吸引および搬出のために、精紡装置(4,5)の低圧
ケーシング(15)における空気供給のために必要とされ
るものとは別の吸気流が望ましいことが起り得る。この
場合には、低圧ケーシング(15)への供給を保証する通
常の低圧管路(52)に加えて、不純物の搬出および接続
要素(26′)への供給のためにも独自の低圧管路(74)
を設けることが合理的である。そのような実施態様は、
例えば第9図に示されている。そこでは接続要素(2
6′)のために機械の縦方向に延びる独自の低圧管路(7
4)が設置されているが、これは他の低圧管路(52)か
らは独立して配置され、また送風装置の形式の独自の低
圧源を具備している。先行するいくつかの実施態様に対
して既に説明された諸設計の中のひとつの接続要素(2
6′)を、低圧管路(74)に接して案内することができ
る。その際に、一方では吸引管(32)が本質的に水平に
向けられ、他方では接続要素(26′)が低圧管路(74)
の上側を案内されるような高さに低圧管路(74)を配設
することも、もちろん可能である。第9図に基づく実施
態様では、接続要素(26′)が第5図と同様に構成され
て案内される。樋板(31)のところまで延びている吸引
管(30,32)に加えて、一方の機械側(2,3)にそれぞれ
向けられた別の吸引管(43,46)が接続要素(26′)に
連結されている。これらの吸引管(43,46)に対して各
精紡装置(4,5)内に固定的に設置された吸引管(77,7
8,79)が係合しているが、これらは機械の縦方向への運
動時には近づき得ない他のクリーニング箇所に案内され
る。個々の精紡装置(4,5)の固定式吸引管(77,78,7
9)は接続機(75)から分岐しているが、この機は機械
の縦方向に延び、またこの機に沿つて弾性の吸引付属管
(76)を持つ吸引管(46)が案内される。第10図から判
るように、固定式吸引管(77,78,79)の連結孔(81〜8
5)は機械の縦方向に互いにずれた位置にあるため、付
属管(76)はこれらの連結孔(81〜85)のひとつまたは
二つしかおおわない。それにより、空気消費量が限定さ
れる。接続機(75)は、それぞれひとつの精紡装置(4,
5)の幅だけの大きさを持ち、またセンタリング斜面(8
0)を備えたいくつかの部分片から構成することができ
るが、このセンタリング斜面においては付属管(76)が
当該の精紡装置(4,5)の側を通過する際にセンタリン
グされる。
固定式吸引管(77,78,79)を第11図にしたがつて、そ
の中を吸引管(43,46)の付属管(86)が案内される貫
通式の案内レールに進入させることもできる。その際
に、接続機(75)に接する付属管(86)の密封的な当着
を保証するために、吸引管(46)の任意の箇所に弾性の
中間部材(87)を取付けることができる。
第12図にはクリーニング台車(26)に対する駆動装置
が示されているが、これはもちろん接続要素(26′)に
対する駆動装置としても適している。クリーニング台車
(26)はそれに留められた綱(70)または引張ベルトに
よつても駆動されるが、これは機械端つまり駆動箱(8
8,89)の範囲において転向ローラ(90,92)により案内
される。これらの転向ローラの一方(90)は、電動機
(91)により駆動される。電動機(91)は逆転スイツチ
(94,95)を具備しており、これらのスイツチに綱(7
0)または引張ベルトに取付けられたストツパ(93,96)
が係合する。これらのストツパ(93,96)の一方が逆転
スイツチ(94,95)にぶつかると同時に、電動機(91)
の駆動方向が逆になる。第12図に基づく実施態様の変更
においては、台車(26)または接続要素(26′)を往復
運動させる引張ベルト、綱またはチエーンを用いて常時
一方向にのみ走行する駆動装置を提供することもでき
る。この場合には、走行する駆動要素、例えば引き綱
(70)が台車(26)または接続要素(26′)の連結リン
クとかみ合うドグボルトを具備し、このリンクは走行方
向に交差して引張要素の上下の両部分の間隔を越えて延
びる開口部を有することが提供される。
台車(26)または接続要素(26′)が必ずしも両方の
機械側(2,3)に係合する必要はないこと、つまりそれ
は両方の機械側(2,3)に向けられた吸引管(30,32)と
場合によつては付加的な吸引管を持たねばならないこと
は自明である。特に構造的な理由から、台車(26)また
は接続要素(26′)を重複して設け、それぞれを一方の
機械側(2,3)に係合させることが必要となり得る。こ
れは、例えば第13図に示されているように、機械中央に
中心柱(97)が設けられているような場合に生じ得る。
第13図に基づく実施態様では、それぞれ一方の機械側
(2,3)にのみ、またそこに位置する精紡装置(4,5)に
係合する台車(26a,26b)が配設されている。同様のこ
とが接続要素(26′)の配置についてももちろん該当す
るが、これらに対しては場合によつて二つの低圧管路も
設けられる。これらの両台車(26a,26b)に対しても、
引き綱(70)の形式の共通駆動装置が設けられる。オー
プンエンド精紡機(1)の駆動箱(88,89)内には、引
き綱(70)の両部分を各機械側(2,3)にそれぞれ平行
に転向させる転向ローラ(90,98,99,100)が設置されて
いる。転向ローラ(90)は駆動モータ(91)を具備して
おり、このモータはストツパ(93,96)が係合する逆転
スイツチ(94,95)に接続している。
台車(26)または接続要素(26′)に、クリーニング
機能以外の目的を課すことができる。例えば、適切な装
置を用いて精紡装置(4,5)の側を通過する際に精紡ロ
ータ(14)の軸受を検査することができる。精紡ロータ
(14)の真円でない回転をもたらすような軸受の支障時
にはうす軸受(19)の範囲において振動が生じ、それが
騒音を惹起する。うす軸受のすぐ横を通る検査マイクロ
ホンにより捕捉されるこの騒音は、それが他の騒音から
分別できるという点において特徴的である。同じ目的の
ために、非接触式あるいは接触式の振動検知器も使用す
ることができる。次いで、クリーニング台車(26)また
は接続要素(26′)のその都度の位置を検知する発信器
を利用して、ある精紡装置(4,5)の軸受損耗を表示す
ることができる。
第14図に示されたオープンエンド精紡機(101)は、
各機械側に並置された一列(102,103)の精紡装置(10
4,105)を具備している。各精紡装置(104,105)には、
供給および開繊装置(106)、精紡機構(108)、引出し
装置、さらに図示されてはいないが、紡がれた糸(10
9)を十字スプールに巻上げる巻上げ装置が含まれる。
紡がれるべき繊維束(107)は供給ケンス(111)から
引出され、引入口(112)を経て供給および開繊装置(1
06)の供給ローラへ送られる。図示されてはいない供給
ローラが繊維束(107)を本質的に高速回転を行なう開
繊ローラ(113)に供給し、開繊ローラはこの繊維束(1
07)を個別繊維へ梳く。開繊ローラ(113)は、開繊ロ
ーラ・ハウジング(114)内の軸受連結部材(116)にお
いて支持されている。開繊ローラ(113)のシヤフト(1
15)は軸受連結部材(116)から突出しており、機械の
縦方向に通る接線ベルト(117)により駆動される。各
開繊ローラ・ハウジング(114)は開繊ローラ(113)の
外周に対置する分離開口(118)を具備しており、繊維
束(107)の中に含まれる不純物(119)はこの分離開口
によつて分離される。不純物(119)は樋状の不純物収
集槽に落下するが、この槽は機械の縦方向に延びてお
り、また当該の機械側(102,103)の精紡装置(104,10
5)のすべての分離開口(118)の側を通つている。
個別にされた繊維は開繊ローラ(113)のところから
始まる繊維供給管路(121)を経て精紡機構(108)に送
られるが、これは図示された実施態様では精紡ロータ
(122)として構成されている。精紡ロータ(122)にお
いて糸(109)が紡がれるが、これは糸引出し管路(13
0)により引出される。精紡ロータ(122)はシヤフト
(123)を有するが、これはロータ・ケーシング(127)
の外側の支持円板対(124)のくさび状すき間において
支持されている。シヤフト(123)は、うす軸受(125)
により軸方向に支持される。接線ベルト(126)はシヤ
フト(123)に直接的に当接しているが、ベルトはシヤ
フト(123)を駆動すると共に稼動中は支持円板対(12
4)のくさび状すき間においてシヤフトを保持してい
る。ロータ・ケーシング(127)は低圧配管(128)を介
して機械中央に位置する低圧管路(129)に接続してい
るが、この管路は機械の縦方向に貫通し、端では吸引装
置に接続している。紡がれた糸(109)は引出しローラ
対(131)により引出された後に、図示されてはいない
巻上げ装置に向かつて矢印方向(H)に送られる。
機械中央を通る吸引管路(129)は、その下側に走行
式のクリーニング台車(134)の車輪(133)のための走
路(132)を具備している。したがつて、クリーニング
台車(134)は精紡装置(104,105)の両列(102,103)
の間の中央を走行できる。クリーニング台車(134)は
基本的にひとつの吸引箱から構成されるが、これは概略
的に図示された接続部(135)を介して吸引管路つまり
低圧管路(129)と常時空気が進入する結合状態にあ
る。例えば、低圧管路(129)は重なり合う帯状の密封
要素により閉じられる縦スリツトを具備し得るのであ
り、この密封要素の中へクリーニング台車(134)の接
続部(135)が進入して空気圧接続が構成される。
クリーニング台車(134)は接続部材(136)を介して
二つの吸引管(137)に接続されているが、これらの先
端は吸引ヘツド(138)となつており、クリーニング台
車(134)の走行時に不純物収集槽(120)上を通過す
る。クリーニング台車(134)は図示されてはいない駆
動部を有するが、これは例えば車輪(133)を駆動する
駆動装置あるいは機械の縦方向に走行し、固定式の駆動
モータにより誘導される綱またはベルト駆動から構成さ
れ得る。クリーニング台車(134)は、それが継続的に
機械中央を往復走行するように合理的に駆動される。そ
の際の速度は、台車がおよそ3分間の周期で個々の精紡
装置(104,105)の側を通過するように定めることがで
きる。それにより、精紡装置(104,105)から連続的に
分離開口(118)の範囲に分離される不純物(119)が吸
引され、収容される。
さらにクリーニング台車(134)は、精紡装置(104,1
05)の接続機(140)に係合する側面の接続部(139)を
有する。これらの接続機(140)は固定式の吸引管(14
1,142)に対する接続開口部に接続しているが、これら
の吸引管は精紡装置(104,105)の内側に配設され、精
紡装置(104,105)のクリーニングすべき範囲に通じて
いる。接続部(139)の機能については、後述する。
オープンエンド精紡機(101)はそのほかに走行式の
保守用装置(143)を具備しているが、この装置は公知
のやり方で糸継ぎ装置として構成され、また詳しくは示
されていないやり方でオープンエンド精紡機(101)の
走路上を走行する。この走行式の保守用装置(143)は
一方または両方の機械側(102,103)の精紡装置(104,1
05)に沿つて巡回し、糸切れの感知の際あるいは設定プ
ログラム(予防的クリーニング)に基づいて精紡装置
(104,105)において糸継ぎ工程を遂行する。この糸継
ぎ工程とそれに必要な要素は一般に公知であるため、そ
れらに関する説明はここでは不要である。この糸継ぎ工
程時には、精紡ロータ(122)のクリーニングも行なわ
れる。
保守用装置(143)は個々の精紡装置(104,105)にお
ける不純物の解離装置を付加的に具備しているが、これ
らは精紡装置(104,105)の一定の箇所に送達でき、ま
た圧搾空気流を所要の精紡装置(104,105)の中へ矢印
方向(KおよびL)に吹込む圧搾空気吹出しノズル(14
4,145)として構成されている。保守用装置(143)は、
プログラムにより、あるいは糸切れを示す信号により、
それが当該の精紡装置(104,105)における保守作業を
行なわねばならないという情報を入手する。この情報は
クリーニング台車(134)の駆動部にも伝えられるた
め、台車は保守用装置(143)が送達される同一の精紡
装置(104,105)のところに停止する。クリーニング台
車(134)を精紡装置(104,105)のところに停止させる
この信号を、接続部(139)が当該の精紡装置(104,10
5)の接続機(140)に送達されるために利用することも
合理的である。この場合には、この工程中に相対する精
紡装置(104,105)に係合する吸引管(137)が閉じられ
ることが、さらに目的に叶つている。
クリーニング工程中には圧搾空気ノズル(144,145)
により解離された不純物が精紡装置(104,105)を横切
つて吹込まれるが、精紡装置は空気および不純物を下方
の不純物収集槽(120)へ向ける空気転向装置など、あ
るいは相応した形状のレバーおよび担持部材を具備して
おり、解離された不純物は前記の槽により収容される。
さらに、クリーニング台車(134)が組合されたクリー
ニング作業の実施のために精紡装置(104,105)のとこ
ろに停止する際に、当該の吸引管(137)の吸引ヘツド
(138)を自動的に上方へ回転させることもできる。概
略的にのみ図示された吸引管路(141,142)は複数配設
され得るが、これらも解離された不純物の捕集を行な
う。組合されたクリーニング工程が終了したならば、保
守用装置(143)が糸継ぎ工程を遂行する。その後、保
守用装置(143)とクリーニング台車(134)がそれらの
通常の巡回走行を行なう。
機械のスタート時には、保守用装置(143)が順次に
全精紡装置(104,105)の糸継ぎを実施するのが通例で
ある。この機械スタートの場合には、クリーニング台車
(134)および保守用装置(143)の両方がひとつずつ個
々の精紡装置(104,105)に送達されるように連結され
て、台車が保守用装置(143)と共に制御されることも
可能である。
全精紡装置(104,105)を集中的にクリーニングする
間、またこれはもちろん二つ以上の圧搾空気ノズル(14
4,145)を用いて実施できるのであるが、隣接する精紡
装置(104,105)をこれらの空気流から保護するため
に、各列(102,103)の隣接する精紡装置(104,105)の
間に遮へい板が設置されるが、これらは図面には示され
ていない。これらの遮へい板は、機械の縦方向に通つて
いる要素、例えば接線ベルトや貫通シヤフトが貫通し得
るように構成される。その際に、遮へい板が接線ベルト
(117,126)の挿入を阻害しないスリツト形状を有する
ように留意しなければならない。
【図面の簡単な説明】 第1図は、加工すべき繊維材料から分離された不純物を
吸引および収容するための走行式台車として構成された
装置を具備する本発明に関連したオープンエンド精紡機
の概略横断面図である。 第2図は、機械の縦方向に走る低圧管路を具備し、該管
路の内部と空気圧的に接続されて走行可能に案内され不
純物を吸引して該管路へ転送するクリーニング台車を具
備した本発明のオープンエンド精紡機の一実施態様の部
分断面図である。 第3図は、直接的な走路として適した低圧管路の特別構
成の図である。 第4図は、不純物の吸引および収容装置の吸引管の吸引
ヘツドの変更図である。 第5図は、低圧管路の下側に走行可能に懸架された不純
物の吸引および収容装置を具備した別の実施態様図であ
る。 第6図は、第5図の矢印方向VIから見た実施態様の部分
的に削除された正面図である。 第7図は、不純物の吸引および収容装置と低圧管路との
永久空気圧的結合を説明するための詳細図である。 第8図は、低圧管路の下側に走行可能に保持された不純
物の吸引および収容装置を具備した第5図に類似した実
施態様図である。 第9図は、不純物の吸引および収容装置のみに対して設
けられた機械の縦方向に延びる低圧管路の別の実施態様
の部分断面図である。 第10図は、第9図に基づく実施態様の細部の拡大正面図
である。 第11図は、不純物の吸引および収容装置の接続部を具備
した第10図の対象物の断面図である。 第12図は、不純物の吸引および収容装置の駆動装置の概
略正面図である。 第13図は、一方の機械側にそれぞれ配設された二つの不
純物の吸引および収容装置を具備したオープンエンド精
紡機の概略平面図である。 第14図は、同時に前側ならびに後側において走行式装置
が作動するオープンエンド精紡機の概略図である。 1:オープンエンド精紡機、4,5:精紡装置、26:台車、31:
捕集装置、30,32:吸引管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−1143(JP,A) 特開 昭49−93625(JP,A) 特公 昭48−16128(JP,B1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械の各側で一列に配置された複数の精紡
    装置を具備し、 各精紡装置は繊維束から個々の繊維を梳いて取り出すた
    めの開繊装置を含み、 各開繊装置は開繊中の繊維および繊維束から分離された
    不純物を排出するための分離開口を含み、 前記分離開口から排出された不純物を集める固定式捕集
    手段が前記分離開口の下に配置されているオープンエン
    ド精紡機において、 二列の精紡装置(4,5)の間で機械内に少なくとも一つ
    のクリーニング台車(26)を配置し、このクリーニング
    台車は機械の縦方向に絶え間なく移動しかつ機械の縦方
    向に延びた低圧管路と永久空気圧的に接続されており、
    そして 前記クリーニング台車には、前記固定式捕集手段に集め
    られた不純物を除去して低圧管路へ転送するために前記
    クリーニング台車から固定式捕集手段へと延びた、少な
    くとも一つの吸引管が設けられている ことを特徴とするオープンエンド精紡機。
  2. 【請求項2】クリーニング台車は機械の両側に配置され
    た捕集手段へ延びた吸引管を有する特許請求の範囲第1
    項記載のオープンエンド精紡機。
  3. 【請求項3】機械の各側に各クリーニング台車が設けら
    れている特許請求の範囲第1項記載のオープンエンド精
    紡機。
  4. 【請求項4】クリーニング台車は低圧管路により支持さ
    れている特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか一
    に記載のオープンエンド精紡機。
  5. 【請求項5】クリーニング台車は無端の駆動要素により
    駆動される特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
    一に記載のオープンエンド精紡機。
  6. 【請求項6】クリーニング台車には精紡装置の列の少な
    くとも一区域へ延びた少なくとも一つの付加的な吸引管
    が設けられている特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれか一に記載のオープンエンド精紡機。
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