JP2537498B2 - 回転ヘツド式デジタルオ−デイオ再生装置 - Google Patents

回転ヘツド式デジタルオ−デイオ再生装置

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JP2537498B2 JP61220837A JP22083786A JP2537498B2 JP 2537498 B2 JP2537498 B2 JP 2537498B2 JP 61220837 A JP61220837 A JP 61220837A JP 22083786 A JP22083786 A JP 22083786A JP 2537498 B2 JP2537498 B2 JP 2537498B2
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    • G11B15/4677Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating with provision for information tracking using signals recorded in tracks disposed in parallel with the scanning direction using auxiliary signals, i.e. pilot signals

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、オーディオ信号をPCM信号化し、これを単
位時間づつ回転ヘッドによりテープ状記録媒体上に1本
づつの斜めのトラックとして記録したデジタル信号を再
生するのに適した回転ヘッド式デジタルオーディオ再生
装置に関するものである。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
ヘリカルスキャン型の回転ヘッドによって磁気テープ
上にオーディオ信号を単位時間分毎に1本づつの斜めの
トラックを形成して記録し、これを再生する場合に、オ
ーディオ信号をPCM化して記録再生する装置として考え
られているR−DAT(回転ヘッド式デジタル・オーディ
オ・テープレコーダ)と称される回転ヘッド式デジタル
オーディオ記録再生装置がある。
R−DATにおいて実際に記録されるトラックのフォー
マットは第14図(a)に示すようなパターンとなってお
り、MARGIN、PLL、POSTAMBLEの各々の周波数は1/2f
M(fM=9.4MHz)、IBGの周波数は1/6fMである。SUBとP
CMは第14図(b)に示すようなブロックから構成されて
いる。SYNCは10ビット(9ビット固定)であり、残りの
ものは、場所や音声信号などで様々なパターンとなる。
SUBの場合はこのブロックが8個、PCMの場合はこのブロ
ックが128個である。なお、第14図(a)中の数値は各
領域が占めるブロック数を表わしている。
SUB−1とPCMの間とPCMとSUB−2の間とにそれぞれ配
置されているATF1及びATF2の領域(ATF:Automatic Trac
k Finding)は、再生時記録トラック上を正しく回転ヘ
ッドが走査するようにするトラッキング制御が特別なヘ
ッドを設けることなく回転ヘッドの出力により行えるよ
うにするためのものである。
すなわち、該ATF領域は、PCM信号を時間軸圧縮して2
個の回転ヘッドによって斜めにトラックをガードバンド
なしに磁気テープ上に形成して記録する際に、各トラッ
クの始めと終りの部分にPCM信号とは記録領域を独立に
してトラッキング用パイロット信号などがそれぞれ記録
された領域であり、該領域に記録されたパイロット信号
は、走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによって
記録トラックを走査して磁気テープを再生したとき各回
転ヘッドの出力に得られる走査中のトラックの両隣接ト
ラックからのパイロット信号の再生信号によって回転ヘ
ッドのトラッキングを制御するのに利用される。
このATFについてのトラックパターンが第15図に示す
ように定められており、図示パターンをドラム径30mm、
ドラム巻き付け角度90°、回転速度2000rpmの場合につ
いて説明する。
各トラックの前の部分と後の部分にあるATF1及びATF2
はトラッキング用のパイロット信号としてアジマス効果
の少ない低周波数の信号f1を有し、これは再生時に両
隣接トラックからのクロストークのレベルの大きさを検
出し、両隣接トラックのクロストーク成分のレベル差を
トラッキングエラー信号として得るために利用される。
上記パイロット信号f1としてfM/72(130KHz)の低周
波信号が使用される。
またATF−1及びATF−2には、パイロット信号f1
記録されている位置を判別するためのシンク信号が記憶
されている。シンク信号はクロストークがあるとオント
ラックと隣接トラックとの区別がつかないので、アジマ
ス効果のある周波数で、かつPCM信号に存在しないパタ
ーンとなるものが選定される。シンク信号は+アジマス
に対応する回転ヘッドをA、−アジマスに対応する回転
ヘッドをBとすると、A回転ヘッドとB回転ヘッドを区
別するために互に異なるようになっていて、Aヘッドに
対しては周波数fM/18(=522KHz)のシンク1信号f2
が、Bヘッドに対しては周波数fM/12(=784KHz)のシ
ンク2信号f3がそれぞれ所定の位置に記録される。
R−DATでは消去ヘッドが設けられず、信号の書き替
えは前の記録上に重ね書きする、所謂オーバライトで行
われる。このため、前の記録のパイロット信号f1、シ
ンク1信号f2及びシンク2信号f3を消去するための所
定の位置に周波数fM/6(=1.56MHz)の消去信号f4
記録される。
ATFのパイロット信号はオントラックと両隣接トラッ
クとで全て位置が異なり、オントラックのパイロット信
号のレベルと両隣接トラックのパイロット信号のレベル
とが時間的に各々異なり、3種類のレベルをそれぞれサ
ンプリングすることができるように配置されている。
ATF−1,ATF−2の各ATF領域はそれぞれ5ブロック割
り当てられ、そのうちの2ブロックにパイロット信号f
1が記録されている。シンク信号f2,f3は一方の隣接ト
ラックが記録されている位置の中央から1ブロック又は
0.5ブロック利用して記録されている。他方の隣接トラ
ックのパイロット信号f1はオントラックに記録されて
いるシンク信号の最初から2ブロック後にその中央が位
置するように記録されている。1ブロックのシンク信号
は奇数フレームに、0.5ブロックのシンク信号は偶数フ
レームにそれぞれ割り当てられている。
以上のように、ATFはA回転ヘッド及びB回転ヘッド
によってシンク信号の周波数が異なり、また奇数フレー
ムと偶数フレームでシンク信号の記録長が異なる。従っ
て、連続する4トラックは全て異なるATFが付与される
ため、区別できるようになっている。上述のようなATF
パターンは4トラック毎に繰返される4トラック完結型
となっている。
ところで第14図(a)に示すようなフォーマットで記
録された磁気テープを回転ヘッドで再生すると、回転ヘ
ッドからは第16図(a)に示すようなRF信号が得られ
る。このRF信号が例えば第15図中の(A)奇数フレーム
トラックの再生により得られるものである場合、130KHz
のバンドパスフィルタ(BPF)を通すことにより、
(b)に示すようなパイロット信号f1が得られる。
区間Iはオントラックのパイロット信号によるもの、
区間II及びIIIはそれぞれ(B)奇数フレームトラック
及び(B)偶数フレームトラックのパイロット信号のク
ロストークによるものである。回転ヘッドがオントラッ
ク上を正しく走査しているときには、本来、区間II及び
IIIのエンベロープレベル、すなわち(c)のVII及びVI
IIは等しいはずであるが、トラックズレがあるとVII≠V
IIIとなり、その大きさと極性によりオントラックに対
する回転ヘッドのズレ量と方向が判る。従って、VIIとV
IIIの差によってキャプスタンサーボを働らかせテープ
速度を微調整することによって回転ヘッドをオントラッ
ク上で走行させることができるようになる。
上述のような動作を行うためには、所定位置にあるシ
ンク信号を正確に検出してVII及びVIIIのレベルをサン
プリングしてやる必要がある。しかし、R−DATは上述
のように消去ヘッドをもたず、オーバライトにより2度
目,3度目の記録を行っているため、シンク信号を正確に
検出してVII及びVIIIをサンプリングして正しい誤差信
号を発生することができなくなることがあった。
すなわち、R−DATでは、記録はPCM領域の中心から±
2ブロック以内で行えばよいことになっている。また、
パイロット信号f1(=130KHz)の記録レベルは他の信
号のレベルよりも若干下げて行うことにあっている。こ
れは周波数の低い信号ほどテープへの記録レベルが深
く、オーバライトの際前に記録されているパイロット信
号f1を消去信号f4により消去することができるように
するためである。しかし、このようにパイロット信号f
1のレベルを低くすると、前に記録されているシンク信
号f2又はf3のところにパイロット信号f1を新たに記
録したとき前のシンク信号が完全に消去されずに残って
しまうことがある。
具体的には、前の記録よりも前にずれて後の記録が行
われたときは、後の記録のシンク信号が前の記録の消し
残りのシンク信号よりトラック上で常に先行するように
なるため問題となることはないが、後の記録が後方にず
れた場合には、消し残りのシンク信号が後の記録のシン
ク信号よりも先行するようになる。このような例として
は、後に1〜2ブロックの範囲でずれた場合であり、AT
F−1については(A)偶数フレーム、(A)奇数フレ
ームにおいて、ATF−2については(B)偶数フレー
ム、(B)奇数フレームにおいてパイロット信号f1
部分に前の記録のシンク信号f2,f3の一部又は全部が消
し残るようになる。
このようなことが起ると、前の記録のシンク信号に応
じそのときの再生RF信号中のパイロット信号の周波数成
分のレベルをサンプリングしてしまう。このパイロット
信号は本来一方の隣接トラックのサンプリング信号のク
ロストークのレベルでなければならないのに、上記サン
プリングされる周波数成分はオントラックのパイロット
信号そのものであり、該サンプリングにより得られるレ
ベルは極めて大きな値となる。その後2ブロック後の再
生RF信号中のパイロット信号の周波数成分をサンプリン
グし、このサンプリング値と2ブロック前のサンプル値
との差をとり、このレベル差をトラックズレ量としてキ
ャプスタンサーボを制御するようになるが、先にサンプ
リングしたものは隣接トラックのクロストークのレベル
でなくオントラックのレベルであるため、実際のトラッ
クズレ量とはかけ離れた非常に大きな値のレベル差が得
られるようになる。このようなことか起ると、キャプス
タンサーボが乱れ、テープ走行に悪影響を与えるように
なる。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点を解消し、オーバライトによ
り前の記録のシンク信号が後の記録のシンク信号より先
行した位置に消し残っても誤動作することなくトラッキ
ング制御を正常に行うことができるようになした回転ヘ
ッド式デジタルオーディオ再生装置を提供することを目
的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明は上述した目的を達成するためになされた回転
ヘッド式デジタルオーディオ再生装置は、パイロット信
号の検出に応じて、シンク信号の検出期間を限定するた
めのゲート信号を発生し、この信号により発生したゲー
ト信号期間内で検出したシンク信号に基づき一方の隣接
トラックのパイロット信号のクロストークをサンプリン
グして保持し、このサンプリング後一定時間後、保持し
ているレベルと他方の隣接トラックのパイロット信号の
クロストークのレベルとによりトラックズレ量を表す信
号を形成してキャプスタンサーボの制御を行うようにな
っていて、シンク信号の検出期間を制限し、シンク信号
の検出のみに応じて直ちに一方の隣接トラックのクロス
トークをサンプルホールドするようになっていないた
め、たとえオーバライトによるにせのシンク信号が真の
シンク信号の前にあっても、誤動作なく正しいトラッキ
ングをとることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は全体構成を示す第2図の回転ヘッド式デジタ
ルオーディオ再生装置の要部を示すブロック図である。
まず第2図の全体構成について説明すると、同図にお
いて、1は径30φの回転ドラムであり、該回転ドラム1
には+アジマスを再生するA回転ヘッド1Aと−アジマス
を再生するB回転ヘッド1Bとの2個の回転ヘッドが180
°離間して配置されると共に、A回転ヘッド1AとB回転
ヘッド1Bの中間位置に2個のパルスジェネレータ(PG)
PGA及びPGBが配置されている。
2は9.4MHzの基本クロックfMを発生する水晶発振器
であり、基本クロックfMはシステムの各部に供給され
る。
3はシステムの制御を行うシステムコントローラ(シ
スコン)である。
5は基準信号発生器であり、CK入力に印加される基本
クロックfMに基づいてXHz(66Hz:2PGの場合)及びZHz
の基準信号を発生する。
6はドラムサーボであり、システムコントローラ3の
制御により基準信号XHzに基づいてドラムモータの回転
をサーボ制御する。7はリールサーボであり、システム
コントローラ3の制御のもとで基準信号ZHzに基づいて
リールモータの回転をサーボ制御する。8はキャプスタ
ンサーボであり、再生時に、トラックズレ量に基づいて
キャプスタンモータの回転をサーボ制御する。
9はHSWP(A/)信号生成器であり、ドラム1上の2
個のPGからのパルスに基づいてA回転ヘッド1A及びB回
転ヘッド1B間の切替えを行うHSWP(A/)信号を生成
し、HSWP(A/)信号はA回転ヘッド時H、B回転ヘッ
ド時Lとなり、これもシステムの各部に供給される。
10は再生アンプであり、回転ヘッド1A及び1Bからの信
号を増幅して後述するデコードデータ処理部11に供給す
る。
デコードデータ処理部11は、再生アンプ10からのRF信
号からデータを抽出し、10/8変換(復調)、ディインタ
リーブ、誤り訂正など行った後D/A変換部に送出すると
共に、ヘッドタッチ検出、ATFシンク検出、トラッキン
グエラー検出などを行い、トラックズレ信号発生部11a
からキャプスタンサーボ8に誤差信号を供給する。
システムコントローラ3からの信号により再生動作が
開始すると回転ヘッド1A及び1Bが再生アンプ10からのRF
信号はデコードデータ処理部11に供給される。
キャプスタンサーボ8はデコードデータ処理部11から
供給されるトラックズレ量を基準にして動作する。トラ
ックズレ量は両隣接トラックのパイロット信号のクロス
トークの振幅のレベル差に応じたATF誤差信号であり、
詳細については後述する。
HSWP(A/)生成器9は、ドラム1の回転によりPGA
及びPGBが発生するパルスに基づいてAヘッド1A時に
H、Bヘッド1B時にLとなるHSWP(A/)信号を発生す
る。
以下、上記デコードデータ処理部11中の特にトラッキ
ング制御に関連する部分の詳細を第1図のブロック図を
参照して説明する。
同図中一点鎖線より上方がアナログ系、下方がデジタ
ル系である。アナログ系は、130KHzバンドパスフィルタ
(BPF)101、アンプ102、エンベロープ検波器103、第1
及び第2サンプルホールド(S/H)回路104及び105、並
びに差動増幅器106からなっている。
一方、デジタル系は、水晶発振器2、位置反転検出回
路201、イニシャルフラッグラッチ202、イニシャルカウ
ンタ203、ヘッドタッチウィンドウラッチ204、ヘッドタ
ッチ検出回路205、シンク検出回路206、ATFタイミング
発生回路207、130KHz検出回路208、タイマ及びコントロ
ーラ209、再生フラッグラッチ210、システムカウンタ21
1、タイミングジェネレータ212:ATF−2フラッグラッチ
213、ATFウインドウラッチ214、ATFイコライザ(EQ)21
5、ゼロクロスコンパレータ216及び217、ODD/▲
▼発生回路218並びにラッチ219からなっている。
まずアナログ系から説明すると、再生アンプ10(第1
図)から入力される回転ヘッド1A及び1BからのRF信号は
130KHzBPF101に入力される。BPF101はRF信号中の130KHz
成分のみを通過させ、これをアンプ102を介してエンベ
ロープ検波器103に入力する。エンベロープ検波器103は
130KHz成分をエンベロープ検波し、これをS/H回路104と
差動増幅器106の−入力に印加する。
S/H回路104はC入力にシンク検出回路206から印加さ
れるサンプリング信号SP1によりエンベロープ検波器103
の出力をサンプリングし、これを差動増幅器106の+入
力に印加する。S/H回路104によりサンプルホールドすな
わち一時記憶されるものは、一方の隣接トランスのパイ
ロット信号のクロストークのDCレベルである。
S/H回路105は差動増幅器106の出力信号が入力され、
これをATFタイミング発生器207からのサンプリング信号
SP2によりサンプルホールドし、キャプスタンサーボ8
(第1図)にATF誤差信号として供給する。誤差信号は
両隣接トラックのクロストークのDCレベル差である。
差動増幅器106は、−入力に印加されているエンベロ
ープ検波器103の出力と+入力に印加されているS/H回路
104の出力との差をとり、これをS/H回路105に入力す
る。すなわち、エンベロープ検波器103がその出力に他
方の隣接トラックのクロストークのDCレベルを送出して
いるとき、両隣接トラックのクロストークの差、つまり
トラックズレ量を出力する。
次にデジタル系について説明すると、位相反転検出回
路201は、CK入力に印加される基本クロックfMとHSWP
(A/)信号が入力されており、出力はイニシャルフラ
ッグラッチ202のS入力に供給される。イニシャルフラ
ッグラッチ202はR入力にイニシャルカウンタ203のCY出
力が入力され、Q出力がイニシャルカウンタ203のR入
力に供給される。
イニシャルカウンタ203は予め定めた値までカウント
するとCY出力がHになる。該CY出力はヘッドタッチウイ
ンドウラッチ204のS入力に供給されている。ヘッドタ
ッチウインドウラッチ204はヘッド切替え時のノズルの
期間ヘッドタッチ検出動作を禁止するウインドウを発生
するためのもので、Q出力がヘッドタッチ検出回路205
に入力される。
ヘッドタッチ検出回路205はヘッドタッチウインドウ
ラッチ204からの信号と基本クロックfMとによりRF信号
が入力されたことを検出し、再フラッグラッチ210のS
入力に信号を供給するもので、詳細については後述す
る。
シンク検出回路206は、HSWP(A/)信号、ゼロクロ
スコンパレータ215からのデジタル化されたRF信号、水
晶発振器2からの基本クロックfM、及びAFFウインドウ
ラッチ213からのウインドウ信号が入力され、その出力
にサンプリング信号SP1及び検出パルス信号を送出す
る。サンプリング信号SP1はS/H回路104のC入力とATFタ
イミング発生回路207にそれぞれ入力される。該シンク
検出回路206は、デジタル化されたRF信号により回転ヘ
ッド1A及び1BのATFシンクパターンSY1、SY2の最初を検
出してサンプリング信号SP1を出力し、その後連続して
検出したシンクに対して検出パルス信号を出力するよう
に動作するが詳細については後述する。
ATFタイミング発生回路207は、HSWP(A/)信号、OD
D/▲▼発生回路218からのODD/▲▼信
号、水晶発振器2からの基本クロックfM、シンク検出
回路206からのサンプリング信号SP1及び検出パルスが入
力され、その出力にサンプリング信号SP2を送出する。
サンプリング信号SP2はS/H回路105のC入力とタイマ及
びコントローラ209にそれぞれ入力されるが、詳細につ
いては後述する。
130KHz検出回路208は、水晶発振器2からの基本クロ
ック、ラッチ219からのゲート信号、及びゼロクロスコ
ンパレータ217からデジタル化されたRF信号がそれぞれ
入力され、その出力にRF信号中の130KHz成分の検出信号
を送出する。該検出信号はタイマ及びコントローラ209
に供給するが、詳細については後述する。
タイマ及びコントローラ209は、HSWP(A/)信号、
基本クロックfM、130KHz検出回路208からの検出信号、
ATFタイミング発生回路207からのサンプリング信号SP
2、及びATF−2フラッグラッチ213からのATF−2/▲
▼信号がそれぞれ入力され、その出力にATFウイ
ンドウオン信号、ATFウインドウオフ信号及びリセット
信号を送出するが、詳細については後述する。
再生フラッグラッチ110は、S入力にヘッドタッチ検
出回路205の出力が、R入力にタイミングジェネレータ2
12からのリセット信号がそれぞれ入力され、そのQ出力
がシステムカウンタ211及びヘッドタッチウインドウラ
ッチ204のR入力に入力される。
システムカウンタ211は、R入力に再生フラッグラッ
チ210のQ出力が、CK入力に基本クロックがそれぞれ入
力され、その状態出力Q0〜Q3がタイミングジェネレー
タ212に入力されている。
タイミングジェネレータ212は、入力にシステムカウ
ンタ211の状態出力Q0〜Q3が入力され、出力にATF−2
フラッグラッチ213へのセット信号、再生フラッグラッ
チ210及びATF−2フラッグラッチ213へのリセット信
号、及びラッチ219へのセット信号を送出する。
ATF−2フラッグラッチ213は、タイミングジェネレー
タ212からのセット信号及びリセット信号がそれぞれセ
ット入力S及びリセット入力Rに入力され、Q出力にAT
F−2/▲▼信号を出力し、これをタイマ及び
コントローラ209に印刷する。
ATFウインドウラッチ214はタイマ及びコントローラ20
9からのATFウインドウ信号及びATFウインドウオフ信号
がそれぞれセット入力S及びリセット入力Rに入力さ
れ、Q出力をシンク検出回路206に印加する。
ATFイコライザ215は、シンク1(f2=520KHz)とシ
ンク2(f3=784KHz)の帯域の信号を強調して出力
し、これをゼロクロスコンパレータ216に供給する。ゼ
ロクロスコンパレータ216は入力信号の振幅が0レベル
より大きいときH、小さいときLに変換して出力する。
すなわちRF信号をデジタル信号に変換している。そし
て、これをシンク検出回路206に供給する。
一方、ゼロクロスコンパレータ216はその入力に130KH
zBPF101、アンプ102を通じてRF信号中の130KHzのパイロ
ット信号成分が入力され、この信号成分のレベルと基準
電圧±Vrefとを比較して、出力にデジタル化されたパ
イロット信号を送出し、これを130KHz検出回路208に供
給する。
水晶発振器2からの基本クロックfMは、システム動
作及びデータ伝送のため、位相反転回路201、イニシャ
ルカウンタ203、システムカウンタ211、シンク検出回路
206、ATFタイミング発生回路207、130KHz検出回路208、
タイマ及びコントローラ209及びヘッドタッチ検出回路2
05の各々のCK入力に印加されている。
以上の構成において、HSWP(A/)生成器9(第1
図)からのHSWP(A/)信号が入力される位相反転検出
回路201は、HSWP(A/)信号の位相が反転したとき、
すなわち回転ヘッドが1Aから1Bに又はその逆に切換わっ
た時点で1基本クロック期間その出力がHになり、これ
がイニシャルフラッグラッチ202のセット入力Sに印加
される。イニシャルフラッグラッチ202はこれに応じて
そのQ出力がHになり、これをイニシャルカウンタ203
のリセット入力Rに印加する。これに応じてイニシャル
カウンタ203はCK入力に印加されている基本クロックfM
のカウントを開始する。イニシャルカウンタ203が、ヘ
ッド切替時にノイズが発生する可能性のある期間に相当
する時間基本クロックfMをカウントすると、そのCY出
力がHになる。このCY出力はイニシャルフラッグラッチ
202のR入力及びヘッドタッチウインドウラッチ204のS
入力にそれぞれ印加される。イニシャルフラッグラッチ
202はこれに応じてそのQ出力がLになりイニシャルカ
ウンタ203の動作を停止し、一方ヘッドタッチウインド
ウラッチ204はそのQ出力がHとなりヘッドタッチ検出
回路205のヘッドタッチ検出動作を可能にする。
ヘッドタッチ検出回路205は各回転ヘッド1A、1Bがテ
ープと接触したことを検出すると1クロック期間出力が
Hになり、これを再生フラッグラッチ210のS入力に印
加する。これに応じて再生フラッグラッチ210のQ出力
がHになり、これがシステムカウンタ211のR入力及び
ヘッドタッチウインドウラッチ204のR入力にそれぞれ
印加される。このことにより、ヘッドタッチウインドウ
ラッチ204のQ出力がLになりヘッドタッチ検出回路205
の動作が停止されると共に、システムカウンタ211のカ
ウント動作が開始される。
システムカウンタ211のQ0〜Q3出力はタイミングジ
ェネレータ212に印加されている。タイミングジェネレ
ータ212は、ATF−1、ATF−2が記録されている領域よ
り11ブロック前後でHになる信号をラッチ219のS入力
に印加してラッチ219のQ出力をHにし、またATF−1と
ATF−2が区別できるようにPCM領域の中心付近でHとな
るセット信号をATF−2フラッグラッチ213のS入力に印
加してそのQ出力をHにする。ATF−2フラッグラッチ2
13のQ出力はATF−2/▲▼信号としてタイマ
及びコントローラ209に印加される。更に、タイミング
ジェネレータ212は各回転ヘッドが再生終了するとリセ
ット信号を出力し、これを再生フラッグラッチ210のR
入力及びATF−2フラッグラッチ213のR入力にそれぞれ
印加し、各ラッチのQ出力をLにする。ラッチ219はそ
のS入力がHになることによりQ出力がHになり、これ
をゲート信号として130KHz検出回路208に印加し、該回
路による130KHz信号の検出動作を可能にする。
次に、各回転ヘッド1A,1Bによる再生信号であるRF信
号は、130KHzBPF101、ATFイコライザ215、ヘッドタッチ
検出回路205の各入力に印加されている。
130KHzBPF101に入力されたRF信号はその中の130KHz成
分のみが通過され、アンプ102により増幅された後エン
ベロープ検波器103及びゼロクロスコンパレータ216の入
力に印加される。
エンベロープ検波器103はAC信号の振幅をDCレベルに
変換し、これをS/H回路104の入力と差動増幅器106の−
入力にそれぞれ印加する。S/H回路104は、そのC入力に
サンプリング信号SP1が入力された時点のエンベロープ
検波器103の出力のDCレベルをサンプルホールドする。
サンプリング信号SP1は、エンベロープ検波器103が一方
の隣接トラックのクロストークのDCレベルを出力してい
るときシンク検出回路206が出力するようになっている
ので、S/H回路104には一方の隣接トラックのクロストー
クのDCレベルが保持される。
S/H回路104の出力は差動増幅器106の+入力に印加さ
れているので、エンベロープ検波器103の出力に他方の
隣接トラックのクロストークDCレベルが出力されたと
き、差動増幅器106の出力に両隣接トラックのクロスト
ークの差成分、すなわちトラックズレ量に相当する大き
さの信号が送出される。
差動増幅器106の出力は、C入力にサンプル信号SP2が
印加されたとき入力信号レベルをサンプルホールドする
S/H回路105の入力に印加されている。サンプリング信号
SP2はエンベロープ検波器103の出力に他方の隣接トラッ
クのクロストークのDCレベルが送出されているとき、AT
Fタイミング発生回路207からS/H回路105のC入力に印加
されるようになっているので、S/H回路105には上記両隣
接トラックのクロストークの差成分が保持され、これが
ATF誤差信号としてキャプスタンサーボ回路8(第1
図)に印加されるようになる。
一方、アンプ102から130KHz成分が供給されるゼロク
ロスコンパレータ216は、±|Vref|の間が不感帯にさ
れ、ノイズによって動作しないようになっており、その
出力は130KHz成分の振幅が+Vrefより大きくなると
H、−Vrefより小さくなるとLとなるように動作し、
デジタル信号に変換する。ゼロクロスコンパレータ216
の出力のデジタル化された130KHz成分は130KHz検出回路
208に供給される。
130KHz検波回路208は130KHz成分の検出により検出パ
ルスをタイマ及びコントローラ209に印加する。タイマ
及びコントローラ209は最初に130KHz成分を検出してか
らAトラックATF−1及びBトラックATF−2の場合は3
ブロック後に、AトラックATF−2及びBトラックATF−
1の場合は1ブロック後に、ATFウインドウオン信号を
出力し、これをATFウインドウフラッグラッチ214のS入
力に印加する。これに応じてATFウインドウフラッグラ
ッチ214のQ出力がHになり、シンク検出回路206が動作
可能な状態回路206が動作可能な状態になる。以上の説
明から明らかなように、130KHz検出回路208がパイロッ
ト信号検出手段を構成し、ATFウインドウオン信号及びA
TFウインドウオフ信号がパイロット信号の検出に応じ
て、シンク信号の検出期間を限定するためのゲート信号
として働き、タイマ及びコントローラ209などがゲート
信号を発生するゲート信号発生手段を構成している。
すなわち、130KHz成分を検出してから、Aトラックの
ATF−1、BトラックのATF−2の場合は3ブロック間、
AトラックのATF−2、BトラックのATF−1の場合は1
ブロック間、シンク動作を停止している。この関係を示
す第3図から判るように、真のシンクの前のにせシンク
は検出されることがなくなる。
ATFイコライザ215に印加されたRF信号は、ここでシン
ク1f2(=520KHz)〜シンク2f3(=784KHz)の帯域の信
号成分が強調された後ゼロクロスコンパレータ216の入
力に印加されている。ゼロクロスコンパレータ216は、
その入力が0より大きい場合H、小さい場合Lとなる信
号を出力する。所謂デジタル変換を行い、これをシンク
検出回路206に印加する。
シンク検出回路206は、HSWP(A/)信号に基づいて
回転ヘッド1Aの場合はシンク1f2を、回転ヘッド1Bの場
合はシンク2f3をそれぞれ検出するように動作し、各シ
ンクの最初の1周期の検出に応じてサンプリング信号SP
1を出力し、これをS/H回路104のC入力及びATFタイミン
グ発生回路207にそれぞれ供給する。サンプリング信号S
P1を供給されたS/H回路104は上述のように一方の隣接ト
ラックのクロストークのDCレベルをサンプルホールド
し、ATFタイミング発生回路207はその動作を開始する。
サンプリング信号SP1を出力した後シンク検出回路206
はシンク1f2及びシンク2f3の各周期を検出する毎に検出
パルス信号をATFタイミング発生回路207に供給する。
ATFタイミング発生回路207は、0.5ブロック又は1ブ
ロックに相当する一定時間の間に規定数以上の検出パル
ス信号をシンク検出回路206から受け取ると、サンプリ
ング信号SP1から2ブロック後にサンプリング信号SP2を
出力し、これをS/H回路105のC入力及びタイマ及びコン
トローラ209に印加する。
ATFタイミング発生回路207からS/H回路105にサンプリ
ング信号SP2が印加されるタイミングはエンベロープ検
波器103の出力に他方の隣接トラックのクロストークのD
Cレベルが現われる時点であるのでS/H回路105には両隣
接トラックのクロストークのDCレベル差が保持される。
また、サンプリング信号SP2が印加されたタイマ及びコ
ントローラ209はその出力にATFウインドウオフ信号を出
力し、これをATFウインドウラッチ214のR入力に印加
し、そのQ出力をLにする。このことによりシンク検出
回路206はシンク検出動作を停止する。
上記ヘッドタッチ検出回路205は、上述のように、ヘ
ッドタッチウインドウラッチ204のHレベルのQ出力と
基本クロックfMとによりテープと回転ヘッドが接触し
てRF信号が再生されたことを検出するためのもので、例
えば本願出願人が先に出願した特願昭61-162086号に示
されるものをそのまま適用することができる。
上記シンク検出回路206としては例えば第4図に示す
ような構成のものが適用することができる。
第4図において、シンク検出回路206には、ゼロクロ
スコンパレータ216からデジタル化されたシンクデー
タ、水晶発振器2から基本クロック、ATFウインドウラ
ッチ214からウインドウ信号、及びHSWP(A/)生成回
路9からHSWP(A/)信号が入力されている。
シンクデータは、CK入力に基本クロックfMが入力さ
れるているD型FF6−1のD入力に供給されると共にエ
クスクルーシブオア(EOR)ゲート6−2の一方の入力
に供給されている。EORゲート6−2の他方の入力には
D型FF6−1のQ出力が供給されていて、このEORゲート
6−2とD型FF6−1によって位相反転検出回路を構成
している。
上記EORゲート6−2の出力はCK入力に基本クロック
Mが、R入力にウインドウ信号がそれぞれ入力される1
1段シフトレジスタ6−3のD入力に供給される。11段
シフトレジスタ6−3のQ1出力はインバータ6−4を
介してナンドゲート6−5及び6−6に、Q2〜Q5出力
はナンドゲート6−5及び6−6に、Q6〜Q8出力はノ
アゲート6−7及びナンドゲート6−6に、Q9〜Q11
出力はノアゲート6−8にそれぞれ供給され、ノアゲー
ト6−7及び6−8の出力はアンドゲート6−5及び6
−6にそれぞれ供給されている。アンドゲート6−5及
び6−6の入力には更に、インバータ6−9により反転
後と前のHSWP(A/)信号がそれぞれ供給されている。
ナンドゲート6−5及び6−6の出力はノアゲート6−
10の入力に供給される。
ノアゲート6−10の出力はCK入力に基本クロックfM
が入力されている20段シフトレジスタ6−11のD入力に
供給される。20段シフトレジスタ6−11のQ1出力はア
ンドゲート6−12及び6−13の一方の入力に、シンク2
のときHとなるQ6〜Q8出力はオアゲート6−14の入力
に、シンク1のときHとなるQ9〜Q11出力はオアゲー
ト6−15の入力に、シンク2ときHとなるQ12〜Q14
力はオアゲート6−16の入力に、シンク1及びシンク2
の両方でHとなるQ18〜Q20出力はオアゲート6−17の
入力にそれぞれ供給される。
オアゲート6−14及び6−16の出力はオアゲート6−
18を介してアンドゲート6−12の他方の入力に、オアゲ
ート6−15及び6−17の出力はオアゲート6−19を介し
てアンドゲート6−13の他方の入力にそれぞれ供給され
る。アンドゲート6−12及び6−13の出力はオアゲート
6−20の入力に供給され、オアゲート6−20の出力はJK
FF6−21のJ入力、アンドゲート6−22及び6−23の一
方の入力にそれぞれ供給される。
JKFF6−21のCK入力には基本クロックfMが、K入力に
はウインドウ信号が入力されており、そのQ及び出力
はアンドゲート6−22及び6−23の他方の入力に供給さ
れる。そして、アンドゲート6−22及び6−23の出力に
検出パルス信号及びサンプリング信号SP1がそれぞれ送
出されるようになっている。
以上の構成において、シンク検出回路206は以下のよ
うに動作する。
シンク1及びシンク2に対応するシンクデータが入力
されると、該シンクデータの位相反転に応じてEORゲー
ト6−2の出力が1クロック分Lになる。このEORゲー
ト6−2の出力がD入力に印加されるシフトレジスタ6
−3は、R入力に印加されるウインドウ信号がHになっ
ているときCK入力に印加される基本クロックfMの立上
りに応じてD入力を取り込み、Q1出力に送出し、以後
基本クロックfMの立上り毎に順次シフトし、Q2〜Q11
出力に送出する。すなわち、シフトレジスタ6−3はEO
Rゲート6−2の出力を1〜11クロック分遅延してQ1
11出力に送出する。
1出力がLのとき、すなわち変化があったとき、こ
れがインバータ6−4を介してナンドゲート6−5及び
6−6に印加され、Q6〜Q8出力のいずれか1つがLに
なると、ノアゲート6−7を介してアンドゲート2−8
の1つの入力をHにする。Q2〜Q5出力については変化
がないときHである。このとき、HSWP(A/)信号がL
である場合、インバータ6−9を介してナンドゲート6
−5の入力にHを印加する。
このような状態において、ナンドゲート6−5の全入
力がHとなり、出力がLになる。従って、この条件を満
さない時は出力はHのままであり、最低4クロックでは
変化せず、5〜7クロック期間で変化があり、HSWP(A/
)信号がLでB回転ヘッド1Bによる再生が行われてい
るときのシンク2信号の1/2周期が検出される。なお、
実際には、シンク2信号はf3(=784KHz、fM/12)で
あるので、変化しない長さは6クロック分あるが、クロ
ックのタイミング、ジッタ等の関係で±1クロック分の
余裕をもたせてある。
ナンドゲート6−5の出力からはシンク2信号の1/2
周期毎に1クロック期間Lになるパルスが出力される。
また、ナンドゲート6−6の出力からは、シンク2と同
様の処理でシンク1信号f2(=520KHz、fM/18)が、H
SWP(A/)信号がH、すなわちA回転ヘッド1Aで再生
が行われているとき検出され、ナンドゲート6−6から
出力される。なお、変化のない期間は7クロック分で、
8〜10クロックの間で変化が生じる。
シンク2信号はHSWP(A/)がLのときアンドゲート
6−5から、シンク1信号はHSWP(A/)信号がHのと
きアンドゲート6−6からそれぞれノアゲート6−10を
介して出力され、シフトレジスタ6−11のD入力に印加
される。ノアゲート6−10は入力の一方がLとなると出
力がHとなる。
20段シフトレジスタ6−11はD入力の状態をクロック
の立上りで記憶してこれをQ1出力に送出し、以後クロ
ックの印加毎にシフトしてQ2〜Q20出力に送出する。
すなわち、Q1〜Q20出力には1〜20のクロック分遅延
されてD入力の状態が出力される。
シフトレジスタ6−11のQ1出力に変化があった場
合、Q1出力がHになる。シンク2信号(f3=780KHz、
1/12fM)の場合、Q1出力を基準にして、1/2周期前に変
化があると、オアゲート6−14の出力がHになる。ま
た、1周期前に変化があると、オアゲート6−16の出力
がHになる。従って、オアゲート6−18の出力は、1/2
及び/又は1周期前に変化があった場合にHになる。オ
アゲート6−18の出力はシフトレジスタ6−11のQ1
力と共にアンドゲート6−12の入力に印加されている。
すなわち、シンク2の場合、アンドゲート6−12により
シンク2を検出してから1クロック遅延後Q1出力に出
力が現われ、このとき1/2周期前の変化はオアゲート6
−14及び6−18を介して、また1周期前の変化はオアゲ
ート6−16及び6−18を介してそれぞれアンドゲート6
−12の入力に同時に印加されると、アンドゲート6−12
の出力がHとなり、これに伴いオアゲート6−20の出力
がHになる。
20段シフトレジスタ6−11の出力に接続されたオアゲ
ート6−14及び6−16はシンク2のときその出力がHと
なるので、アンドゲート6−12の出力がHとなり、これ
がオアゲート6−20及びアンドゲート6−23を介してサ
ンプリング信号SP1として出力されると共に、JKFF6−21
のJ入力に印加され、JKFF6−21のQ出力がH、出力
がLになる。Q出力はアンドゲート6−22に印加されて
アンドゲート6−22を通じてその後検出パルス信号が出
力可能になる。
一方、シンク1のときは、オアゲート6−15、6−17
及び6−19の出力がHとなり、アンドゲート6−13の出
力がHとなり、上述と同様のことが行われる。
第5図(a)〜(g)はシンク2の検出時の各部の波
形を示すタイミングチャート図であり、対応する符号を
第4図中に付してある。
また、第6図(A)〜(E)はシンク1の検出時の各
部の波形を示すタイミングチャート図であり、対応する
符号を図中に付してある。
上記ATFタイミング発生回路207としては、例えば第7
図に示す回路構成のものが適用することができる。
ATFタイミング発生回路207には、サンプリング信号SP
1、基本クロックfM、HSWP(A/)信号、検出パルス信
号及びODD/▲▼信号が入力されている。サンプ
リング信号SPIはラッチ7−1のS入力に印加され、こ
れに応じてラッチ7−1のQ出力がHになる。ラッチ7
−1のQ出力はタイマカウンタ7−2のR入力に、出
力はタイマカウンタ7−2のR入力に、出力はオアゲ
ート7−3の一方の入力にそれぞれ印加されている。タ
イマカウンタ7−2はそのR入力がHになると、CK入力
に印加されている基本クロックfMをカウントし、その
出力をデコーダ7−4に供給する。デコーダ7−4は、
0.5ブロック、1ブロック、2ブロックに相当する時間
毎に0.5BP及び1BP及び2BPの各パルス信号を出力する。
HSWP(A/)信号はテーブル7−5に印加されてい
る。テーブル7−5には、A回転ヘッド、B回転ヘッド
に対応したシンク検出パルスの数値がセットされてい
る。HSWP(A/)信号がHのときA回転ヘッドに対応し
たデータが、LのときB回転ヘッドに対応したデータが
シンク検出カウンタ7−6のD入力にそれぞれ印加され
る。シンク検出カウンタ7−6のCK入力には、シンク検
出回路206からの検出パルス信号が印加されており、シ
ンク検出カウンタ7−6は該検出パルス信号を規定値以
上カウントすると、そのCY出力がHになる。CY出力はラ
ッチ7−7のS入力に印加されていて、CY出力のHによ
りラッチ7−7のQ出力はHになる。ラッチ7−7のQ
出力はD型FF7−8及び7−9のD入力にそれぞれ印加
されている。
デコーダ7−4から出力される0.5BP信号は、オアゲ
ート7−3を介してシンク検出カウンタ7−6のL入
力、オアゲート7−10を介してラッチ7−7のR入力、
及びD型FF7−8のCK入力に印加されている。デコーダ
7−4からの1BP信号はD型FF7−9のCK入力に印加され
ている。そしてデコーダ7−4からの2BP信号はラッチ
7−1のR入力、オアゲート7−10を介してラッチ7−
7のR−入力、そしてアンドゲート7−11の一方の入力
にそれぞれ印加されている。
上記D型FF7−8は、検出パルス信号が規定値以上の
場合H、以下の場合Lであるラッチ7−7のQ出力がD
入力に印加されているので、0.5ブロックのタイミング
で規定値以上のシンクを検出したか否かを一時記憶する
ことになる。また、0.5BP信号はオアゲート7−10を介
してラッチ7−7のR入力に印加されているので、同時
にラッチ7−7を初期状態すなわちQ出力をLにすると
共に、シンク検出カウンタ7−6にテーブル7−5のデ
ータをセットさせる。
シンクが1ブロックの場合、すなわち奇数フレームの
場合は、再度検出パルス信号がシンク検出カウンタ7−
6によりカウントされる。この場合には、デコーダ7−
4からの1BP信号に応じてD型FF7−9に検出パルス信号
が規定数以上か否かが一時記憶される。
ODD/▲▼信号は、インバータ7−12により反
転された後にアンドゲート7−13の入力に、反転されず
にアンドゲート7−14の入力にそれぞれ印加されてい
る。アンドゲート7−13にはまたD型FF7−8のQ出力
が印加され、アンドゲート7−14にはD型FF7−8及び
7−9のQ出力が印加されており、アンドゲート7−13
及び7−14の出力はオアゲート7−15を介してアンドゲ
ート7−11の他方の入力に印加されている。
再生しているフレームが奇数フレームの場合は、シン
クは1ブロック長記録されているので、D型FF7−8及
び7−9のQ出力がHの場合、これがアンドゲート7−
14、オアゲート7−15を介してアンドゲート7−11に印
加される。ここで、デコーダ7−4から2BP信号がアン
ドゲート7−11に印加されると、サンプリング信号SP1
の検出後2ブロックに相当する時間後にアンドゲート7
−11の出力にサンプリング信号SP2が送出される。すな
わち、D型FF7−8及び7−9のQ出力がHで、1ブロ
ック記録されているシンク信号が規定値以上検出された
ことを条件にサンプリング信号SP2が出力される。
同様の処理により、偶数フレームの場合には、D型FF
7−8のQ出力がHのとき、これがアンドゲート7−13
及びオアゲート7−15を介してアンドゲート7−11に印
加され、サンプリング信号SP1から2ブロック後に発生
される2BP信号をアンドゲート7−11を通過させること
により、サンプリング信号SP2を送出する。勿論、各フ
レームで条件を満していなければ、サンプリング信号SP
2は出力されない。
上述した2BP信号はオアゲート7−10を介してラッチ
7−7を初期状態すなわちQ出力をLにすると共に、ラ
ッチ7−1も初期状態にする。このことにより、タイマ
カウンタ7−2はカウント動作を停止すると共に初期状
態にリセットされる。
第8図は上述したATFタイミング発生回路の各部の波
形を示すタイミングチャート図であり、第7図中に対応
する符号を付してある。
上記130KHz検出回路208としては、例えば第9図に示
すものが適用することができる。
ゼロクロスコンパレータ216(第1図)からの130KHz
成分のデジタル信号は位相反転検出回路8−1に印加さ
れている。基本クロックfMはD型FF8−2、32/8進カウ
ンタ8−3、同期カウンタI8−9、D型FF8−10、周期
カウンタII8−11の各CK入力に印加されている。
位相反転検出回路8−1には上記デジタル信号の他
に、ラッチ219からゲート信号が入力されており、その
出力はD型FF8−2のD入力及びアンドゲート8−14の
一方の入力に印加されている。D型FF8−2信号を1ク
ロック遅延し、そのQ出力はオアゲート8−12を介して
32/8進カウンタ8−3のR入力及びラッチ8−4のR入
力にそれぞれ印加されている。
32/8進カウンタ8−3はクロックを32個カウントする
とCY出力が1クロック期間Hになり、これをラッチ8−
4のS入力に印加する。また、Q4出力がアンドゲート
8−13の一方の入力に印加されている。ラッチ8−4は
Q出力がアンドゲート8−13及び8−14の他方の入力に
印加され、アンドゲート8−13の出力はオアゲート8−
12に印加され、アンドゲート8−14の出力はラッチ8−
5及び8−6のS入力、並びに検出カウンタ8−7のCK
入力にそれぞれ印加されている。
ラッチ8−5のQ出力は検出カウンタ8−7のE入
力、周期カウンタI8−9のR入力にそれぞれ印加され、
ラッチ8−6のQ出力は周期カウンタII8−11のR入力
に印加されている。検出カウンタ8−7はそのCY出力が
ラッチ8−8のS入力に印加され、ラッチ8−8のQ出
力はアンドゲート8−15の一方の入力に印加されてい
る。ラッチ8−8はS入力に立上りエッジがあるとQ出
力がHに、また入力に立下りエッジがあるとQ出力が
Lにそれぞれなる。
周期カウンタI8−9はそのCY出力がD型FF8−10のD
入力に印加されている。D型FF8−10のQ出力はノアゲ
ート8−16の一方の入力に印加されている。
周期カウンタII8-11はそのCY出力がノアゲート8−16
の他方の入力及びラッチ8−6のR入力にそれぞれ印加
されている。
ノアゲート8−16の出力はラッチ8−5の入力、検
出カウンタ8−7のR入力及びラッチ8−8の入力に
それぞれ印加されている。そして、アンドゲート8−15
の出力から検出パルスが送出されている。
以上の構成において、デジタル信号の位相が反転する
と、位相反転検出回路8−1の出力は1クロック期間H
になる。位相反転検出回路8−1の出力はD型FF8−2
により1クロック遅延され、オアゲート8−12を介して
32/8進カウンタ8−3のR入力及びラッチ8−4のR入
力に印加され、このことにより32/8進カウンタ8−3は
0にリセットされ、ラッチ8−4はQ出力がLにされ
る。
32/8進カウンタ8−3はCK入力に入力されている基本
クロックfMを32個カウントすると、CY出力がHにな
り、これをラッチ8−4のS入力に印加するためラッチ
8−4のQ出力はHになる。該ラッチ8−4のQ出力が
一方の入力に印加されているアンドゲート8−13は他方
の入力がHになることによりその出力がHになる。32/8
進カウンタ8−3のQ4出力はアンドゲート8−13の他
方の入力に印加されているので、Q4出力がHになった
とき、すなわち32/8進カウンタ8−3のCY出力がHにな
った後CK入力のクロックを8個カウント(位相反転から
40カウント)すると、アンドゲート8−13の出力がHと
なり、これがオアゲート8−12を介して32/8進カウンタ
8−3及びラッチ8−4のR入力に印加されることによ
り、それぞれ初期状態にセットされる。
なお、位相反転後32クロック以内に位相が反転する
と、32/8進カウンタ8−3のCY出力はHとならずに初期
状態にリセットされ、ラッチ8−4のQ出力はLのまま
である。また、位相反転が32/8進カウンタ8−3のCY出
力がHになった後、8クロックカウントする前に、すな
わちラッチ8−4のQ出力のH期間に位相反転が発生す
ると、アンドゲート8−14を介してラッチ8−5及び8
−6がセットされそのQ出力がHになり、またこのとき
32/8進カウンタ8−3及びラッチ8−4は初期状態にリ
セットされる。
上記位相反転検出回路8−1、D型FF8−2、32/8進
カウンタ8−3、ラッチ8−4、オアゲート3−12、ア
ンドゲート3−13及び3−14により一定のパルス幅、す
なわち連続する周波数の1/2期間を検出する回路を構成
している。
シンク1信号f1はfM/72であるので本来36である
が、32〜40の規定のパルス幅を検出すると、ラッチ8−
5及び8−6のQ出力はHになり、カウンタ8−7、8
−9及び8−11をカウント可能な状態にする。
検出カウンタ807はそのCK入力にアンドゲート8−14
の出力、すなわち1/2期間の検出毎に1クロック期間H
になるパルスが印加され、カウント動作を行う。検出カ
ウンタ8−7は規定値をカウントするとCY出力がHにな
り、これをラッチ8−8のS入力に印加してそのQ出力
をHにする。ラッチ8−8のQ出力はアンドゲート8−
15の一方の入力に印加されている。すなわち、検出カウ
ンタ8−7が規定の数の1/2期間の検出パルスを得る
と、アンドゲート8−15の一方の入力をHにして待期す
る。
他方、周期カウンタI8−9は一定時間間隔を管理する
カウンタであり、ラッチ8−5のQ出力がHになってか
ら126カウント後、すなわち1/2期間×3+1/4期間だけ
カウント数、検出カウンタ8−7のCY出力がHになる
と、ラッチ8−8を介してアンドゲート8−15の一方の
入力がHになるので、アンドゲート8−15は周期カウン
タI8−9のCY出力がHになることにより、その出力が1
クロック期間Hになる。すなわち、検出パルスが出力さ
れる。
また、検出カウンタ8−7のCK入力に規定数のカウン
トパルスがない場合には、ラッチ8−8はそのQ出力が
Lのままであるので、アンドゲート8−15からは検出パ
ルスは出力されない。
なお、周期カウンタI8−9のCY出力はD型FF8-10によ
り1クロック遅延された数、ノアゲート80−16を介して
ラッチ8−5及び8−8、ならびに検出カウンタ8−7
を初期状態にする。
周期カウンタII8-11は最初の1/2期間を検出後、規定
の周波数が記録されている時間幅を管理するカウンタで
ある。本例では、2ブロック(76μs)カウントする
と、CY出力がHになり、ラッチ8−5、8−8及び8−
6並びに検出カウンタ8−7を初期状態にすると共に、
周期カウンタI8−9及び周期カウンタII8-11も初期状態
にリセットする。
第10図(a)〜(g)は第9図の回路中の各部の波形
を示すタイミングチャート図であり、対応する符号を回
路中に付してある。
上記タイマ及びコントローラ209としては、例えば第1
1図に示すものが適用することができる。
HSWP(A/)信号がインバータ9−1及びアンドゲー
ト9−4の一方の入力にそれぞれ印加されている。ATF
−2/▲▼信号がインバータ9−2及びアンド
ゲート9−3の一方の入力にそれぞれ印加されている。
130KHzの検出パルスはアンドゲート9−10の一方の入力
及びD型FF9-11のD入力にそれぞれ印加されている。基
本クロックfMはD型FF9−11、カウンタ9−9及び9−
13のCK入力にそれぞれ供給されている。
インバータ9−1の出力はアンドゲート9−3の他方
の入力、インバータ9−2の出力はアンドゲート9−4
の他方の入力にそれぞれ印加され、アンドゲート9−3
及び9−4の出力はオアゲート9−5を介して選択回路
9−8のC入力に印加されている。選択回路9−8はA
入力及びB入力にカウント用データ9−6及び9−7が
それぞれ入力されており、C入力がHのときA入力を、
LのときB入力をそれぞれ選択し、選択したデータをOU
Tからウインドウカウンタ9−9のD入力に印加する。
ウインドウカウンタ9−9はそのLD入力にアンドゲー
ト9−10の出力が印加され、CY出力をATFウインドウオ
ン信号として出力する。アンドゲート9−10はその入力
に検出パルスとラッチ9−12の出力が印加され、出力
が上記ウインドウカウンタ9−9のLD入力の他、ラッチ
9−15のS入力に印加している。
D入力に検出パルス、CK入力に基本クロックfMが入
力されているD型FF9-11のQ出力はラッチ9−12のS入
力に印加されている。ラッチ9−12のQ出力はタイマ用
カウンタ9−13のR入力に印加されている。タイマ用カ
ウンタ9−13は6ブロックのカウンタとして働き、CY出
力がオアゲート9−14を介してATFウインドウオフ信号
として出力されると共に、ラッチ9−12のR入力に印加
されている。オアゲート9−14の入力にはサンプリング
信号SP2も入力されている。
S入力にアンドゲート9−10の出力、R入力にウイン
ドウカウンタ9−9のCY出力がそれぞれ印加されるラッ
チ9−15のQ出力はウインドウカウンタ9−9のE入力
に印加される。
以上の構成において、インバータ9−1及び9−2、
アンドゲート9−3及び9−4、オアゲート9−5を介
して入力されるHSWP(A/)信号とATF−2/▲
▼信号とにより、AトラックのATF−1とBトラック
のATF−2のとき、選択回路9−8のC入力にH信号が
印加されるようになっている。C入力がHのとき選択回
路9−8はA入力、すなわちデータ96から3ブロック分
のカウント値をウインドウカウンタ9−9のD入力に印
加する。
検出パルスが入力されると、最初はラッチ9−12は初
期状態にあり、その出力がHになっていて、アンドゲ
ート9−10の他方の入力がHである。よって、最初の検
出パルスはアンドゲート9−10を介してウインドウカウ
ンタ9−9のLD入力をHにしてD入力のデータをセット
すると共に、ラッチ9−15のS入力にも印加してそのQ
出力をHにする。このラッチ9−15のQ出力のHによ
り、ウインドウカウンタ9−9のE入力がHになり、カ
ウント動作を行う。
また、検出パルスはD型FF9-11による1クロック遅延
後、ラッチ9−12のS入力に印加される。このことによ
り、ラッチ9−12のQ及び出力がH及びLとなり、ア
ンドゲート9−10の他方の入力はLとなるため、該アン
ドゲート9−10を検出パルスが通過しなくなる。そし
て、HのQ出力によりカウンタ9−13のR入力がHにな
り、そのカウント動作を開始する。
オアゲート9−5の出力がHのとき、すなわちAトラ
ックのATF−1又はBトラックのATF−2のときは、選択
回路9−8はA入力すなわち3ブロックカウントデータ
を選択してこれをウインドウカウント9−9にセットす
る。3ブロック(114μs)に相当するカウントが行わ
れると、カウンタ9−9のCY出力がHになり、これをAT
Fウインドウオン信号として供給すると共に、ラッチ9
−15のR入力に印加してそのQ出力をLにし、ウインド
ウカウンタ9−9のカウント動作を停止させる。
同様に、オアゲート9−5の出力がL、すなわちAト
ラックATF−2又はBトラックのATF−1の場合には、選
択回路9−8はB入力、すなわち1ブロックカウントデ
ータを選択してこれをウインドウカウンタ9−9にセッ
トする。カウンタ9−9は1ブロックカウント後ATFウ
インドウオン信号を供給し、上述と同様の動作を行う。
そして、カウンタ9−13が6ブロックカウントしてそ
のCY出力がHになると、これがラッチ9−12のR入力に
印加され、そのQ及び出力がそれぞれL及びHとな
る。また、オアゲート9−14を介してATFウインドウオ
フ信号を供給される。サンプリング信号SP2が入力され
ても、オアゲート9−14を介してATFウインドウオフ信
号が供給される。
第12図(a)乃至(c)は第11図中の各部の波形を示
すタイミングチャート図であり、第11図中には対応する
符号が付されている。
なお、上述の実施例では、130KHzの検出をデジタル回
路で行っているが、これは第13図に概略構成を示すアナ
ログ回路によっても可能である。すなわち、アンプ102
の出力をエンベロープ検波器8−50により検波し、その
出力をLPF8-51によりノイズ成分を除去後コンパレータ
8−52においてレベル比較する。エンベロープ検波器8
−50の出力が規定レベルを越えたときには130KHzと判断
して検出パルスを出力する。なお、LPF8-51の出力をS/H
回路104に入力するようにしてもよい。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、パイロット信号
の検出後、検出期間を限定してシンク信号を検出し、こ
のシンク信号の検出に基づき一方の隣接トラックのパイ
ロット信号のクロストークをサンプリングして保持する
ようになっているため、にせのシンク信号による誤った
サンプリングが行われなくなり、間違ったトラックズレ
量をキャプスタンサーボに供給してトラッキングを乱す
ことがなく、安定したトラッキング制御を行えるように
なっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転ヘッド式デジタルオーディオ
再生装置の一実施例の要部を示すブロック図、第2図は
全体の概略構成を示すブロック図、第3図は本発明の原
理を示す説明図、第4図は第1図中のシンク検出回路の
一例を示すブロック図、第5図及び第6図は第4図中の
各部の波形を示すタイミングチャート図、第7図は第1
図中のATFタイミング発生回路の一例を示すブロック
図、第8図は第7図中の各部の波形を示すタイミングチ
ャート図、第9図は第1図中の130KHz検出回路の一例を
示すブロック図、第10図は第9図中の各部の波形を示す
タイミングチャート図、第11図は第1図中のタイマ及び
コントローラの一例を示すブロック図、第12図は第11図
中の各部の波形を示すタイミングチャート図、第13図は
130KHz検出回路の変形例を示すブロック図、第14図はR
−DATのトラックフォーマットとブロックフォーマット
を示す図、第15図はR−DATのATFトラックフォーマット
を示す図、及び第16図は第15図のトラックパターンによ
るトラッキング制御の原理を説明するための図である。 1A,1B……回転ヘッド 104,105……サンプルホールド(S/H)回路(保持手段) 206……シンク検出回路(シンク検出手段) 208……130KHz検出回路(パイロット信号検出手段) 209……タイマ及びコントローラ(ゲート信号発生手
段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の斜めのトラックの各々にデジタル信
    号とアジマス効果の少ない周波数信号からなるトラッキ
    ング用パイロット信号とシンク信号とを含む複数の信号
    を各トラックの長手方向において記録領域を独立にして
    予め定められたフォーマットで記録してなり、かつ連続
    する4つのトラックに記録される前記パイロット信号と
    シンク信号の記録パターンを互に位置を異ならせると共
    にシンク信号を一方の隣接トラックに対応する位置に記
    録してなる記録媒体上の前記複数の信号を再生する少な
    くとも2つの回転ヘッドにより再生し、各回転ヘッドの
    幅を各トラックの幅より広くし、各トラックの再生によ
    り各回転ヘッドの出力にオントラックのパイロット信号
    及び両隣接トラックのパイロット信号のクロストークを
    得、該両隣接トラックのパイロット信号のクロストーク
    のレベル差によりキャプスタンサーボの制御を行い、各
    回転ヘッドが各トラック上を走査するようにしたものに
    おいて、 前記回転ヘッドの各々の出力信号中からパイロット信号
    の立上りを検出するパイロット信号検出手段と、 前記シンク信号を検出するシンク検出手段と、 前記パイロット検出手段によるパイロット信号の検出に
    応じて、シンク信号の検出期間を限定するためのゲート
    信号を発生するゲート信号発生手段と、 該ゲート信号発生手段により発生したゲート信号期間内
    で前記シンク信号検出手段により検出したシンク信号に
    基づき一方の隣接トラックのパイロット信号のクロスト
    ークをサンプリングし保持する保持手段とを備え、 前記サンプリング後一定時間後前記保持手段に保持して
    いるレベルと他方の隣接トラックのパイロット信号のク
    ロストークのレベルとによりトラックズレ量を表す信号
    を形成してキャプスタンサーボの制御を行う ことを特徴とする回転ヘッド式デジタルオーディオ再生
    装置。
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