JP2566226B2 - デジタル信号再生装置 - Google Patents

デジタル信号再生装置

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JP2566226B2 JP61162085A JP16208586A JP2566226B2 JP 2566226 B2 JP2566226 B2 JP 2566226B2 JP 61162085 A JP61162085 A JP 61162085A JP 16208586 A JP16208586 A JP 16208586A JP 2566226 B2 JP2566226 B2 JP 2566226B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、オーディオ信号をPCM信号化し、これを単
位時間づつ回転ヘッドにより記録媒体上に1本づつ斜め
のトラックとして記録したデジタル信号を再生するのに
適したデジタル信号再生装置に関するものである。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
ヘリカルスキャン型の回転ヘッドによって磁気テープ
上にオーディオ信号を単位時間分毎に1本づつの斜めの
トラックを形成して記録し、これを再生する場合に、オ
ーディオ信号をPCM化して記録再生する装置として考え
られているR−DAT(回転ヘッド式デジタル・オーディ
オ・テープレコーダ)と称されるデジタル信号記録再生
装置がある。
R−DATにおいて実際に記録されるトラックのフォー
マットは第12図(a)に示すようなパターンとなってお
り、MARGIN、PLL、POSTAMBLEの各々の周波数は1/2fM(f
M=9.4MHz)、IBGの周波数は1/6fMである。SUBとPCMは
第12図(b)に示すようなブロックから構成されてい
る。SYNCは9ビット固定であり、残りのものは、場所や
音声信号などで様々なパターンとなる。SUBの場合はこ
のブロックが8個、PCMの場合はこのブロックが128回繰
返される。なお、第12図(a)中の数値は各領域が占め
るブロック数を表わしている。
SUB−1とPCMの間とPCMとSUB−2との間に配置されて
いるATF1及びATF2の領域(ATF:Automatic Track Findin
g)は、再生時記録トラック上を正しく回転ヘッドが走
査するようにするトラッキング制御が特別なヘッドを設
けることなく回転ヘッドの出力により行えるようにする
ためのものである。
すなわち、該ATF領域は、PCM信号を時間軸圧縮して2
個の回転ヘッドによって斜めにトラックをガードバンド
なしに磁気テープ上に形成して記録する際に、各トラッ
クの始めと終りの部分にPCM信号とは記録領域を独立に
してトラッキング用パイロット信号をそれぞれ記録し、
再生時、走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによ
って記録トラックを走査し、回転ヘッドが走査中のトラ
ックの両隣接トラックからのパイロット信号の再生出力
によって回転ヘッドのトラッキングを制御するのに利用
される。
そして、このATFについてのトラックパターンが第13
図に示すように定められており、図示パターンをドラム
径30mm、ドラム巻き付け角度90゜、回転速度2000rpmの
場合について説明する。
各トラックの前の部分と後の部分にあるATF1及びATF2
はトラッキング用のパイロット信号としてアジマス効果
の少ない低周波数の信号f1を有し、これは再生時に両隣
接トラックからのクロストークのレベルの大きさを検出
し、両隣接トラックのクロストーク成分のレベル差をト
ラッキングエラー信号として得るために利用される。上
記パイロット信号f1としてfM/72(130KHz)の低周波信
号が使用される。
またATF1及びATF2には、パイロット信号f1が記録され
ている位置を判別するためのシンク信号が記録されてい
る。シンク信号はクロストークがあるとオントラックと
隣接トラックとの区別がつかないので、アジマス効果の
ある周波数で、かつPCM信号に存在しないパターンとな
るものが選定される。シンク信号は+アジマスに対応す
るヘッドをA、−アジマスに対応するヘッドをBとする
と、AヘッドとBヘッドとを区別するために互に異なる
ようになっていて、Aヘッドに対しては周波数fM/18
(=522KHz)のシンク1信号f2が、Bヘッドに対しては
周波数fM/12(=784KHz)のシンク2信号f3がそれぞれ
所定の位置に記録される。
R−DATでは消去ヘッドが設けられず、信号の書き替
えは前の記録上に重ね書きする、所謂オーバライトで行
われる。このため、前の記録のパイロット信号f1、シン
ク1信号f2及びシンク2信号f3を消去するための所定の
位置に周波数fM/6(=1.56MHz)の消去信号f4が記録さ
れる。
ATFのパイロット信号はオントラックと両隣接トラッ
クとで全て位置が異なり、オントラックのパイロット信
号のレベルと両隣接トラックのパイロット信号のレベル
とが時間的に各々異なり、3種類のレベルをそれぞれサ
ンプリングすることができるように配置されている。
ATF1,ATF2の各ATF領域はそれぞれ5ブロック割り当て
られ、そのうちの2ブロックにパイロット信号f1が記録
されている。シンク信号f2,f3は一方の隣接トラックが
記録されている位置の中央から1ブロック又は0.5ブロ
ック利用して記録されている。他方の隣接トラックのパ
イロット信号f1はオントラックに記録されているシンク
信号の最初から2ブロック後にその中央が位置するよう
に記録されている。1ブロックのシンク信号は奇数フレ
ームに、0.5ブロックのシンク信号は偶数フレームにそ
れぞれ割り当てられている。
以上のように、ATFはAヘッド及びBヘッドによって
シンク信号の周波数が異なり、また奇数フレームと偶数
フレームでシンク信号の記録長が異なる。従って、連続
する4トラックは全て異なるATFが付与されるため、区
別できるようになっている。上述のようなATFパターン
は4トラック毎に繰返される4トラック完結型となって
いる。
ところで第12図(a)に示すようなフォーマットで記
録された磁気テープを回転ヘッドで再生すると、回転ヘ
ッドからは第14図(a)に示すようなRF信号が得られ
る。このRF信号が例えば第13図中の(A)奇数フレーム
トラックの再生により得られるものである場合、130KHz
のバンドパスフィルタ(BPF)を通すことにより、
(b)に示すようなパイロット信号f1が得られる。
区間Iはオントラックのパイロット信号によるもの、
区間II及びIIIは(B)奇数フレームトラック及び
(B)偶数フレームトラックのパイロット信号のクロス
トークによるものである。回転ヘッドがオントラック上
を正しく走査しているときには、本来、区間II及びIII
のエンベロープレベル、すなわち(c)のVII及びVIII
は等しいはずであるが、トラックズレがあるとVII≠VII
Iとなり、その大きさと極性によりオントラックに対す
る回転ヘッドのズレ量と方向が判る。従って、VIIとVII
Iの差によってキャプスタンサーボを働らかせテープ速
度を微調整することによって回転ヘッドをオントラック
上で走行させることができるようになる。
上述のような動作を行うためには、所定位置にあるシ
ンク信号を検出してVII及びVIIIのレベルを正確にサン
プリングしてやる必要がある。しかし、ATF領域の前後
にあるSUB及びPCMの領域のPCM信号はパイロット信号
f1、シンク信号f2及びf3と同じ周波数成分を有する。こ
のため、ATF領域に関連して動作すべき信号処理部がSU
B、PCMの領域のときには動作しないようにウインドウを
正確に設置してやる必要がある。同様のことはSUB及びP
CM領域についても云える。
そこで、2つの回転ヘッドの切替え、回転ヘッドが設
けられているドラムを回転するドラムモータのサーボ制
御などに使用するための信号を発生するためにドラムに
設けられたパルスジェネレータ(PG)からの信号を基準
にして、上記ウインドウを設定することが考えられてい
る。
しかし、この方法では、回転ヘッドとPGとの位置関係
が異なる機器間での互換性がなくなる。たとえ、同一機
種或いは同一機器でも、製造時のバラツキや経年変化な
どによって各回転ヘッドに対するウインドウの位置が一
定しなくなるため、許容度をみてウインドウを広く設定
しなければならなくなる。このようにすると誤動作が生
じ易くなる。勿論、各ドラム及びヘッド毎にウインドウ
の作成を調整してやることによりある程度狭いウインド
ウを設定することができるが、調整作業が面倒でコスト
高になる他、他機器との互換性の面では依然問題が残
る。
このような問題を解消するには、常に一定のフォーマ
ットとなっている再生信号を基準にして各信号の処理時
点を制御してやればよいが、従来、回転ヘッド切替え後
の回転ヘッドからの出力信号により再生信号を検出する
手段がなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した従来の問題点に鑑み、回転ヘッド切
換え後の回転ヘッドの出力信号に基づいて各トラックの
再生信号の先頭部分を検出できるようにしたデジタル信
号再生装置を提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するためになされた本発明によるデジ
タル再生装置は、複数の斜めのトラックの各々に、オー
ディオ信号をPCM信号化し時間軸圧縮したデジタル信号
を含む複数の信号を、各トラックの長手方向において記
録領域を独立にして予め定められたフォーマットで記録
してなる記録媒体上の前記複数の信号を再生する少なく
とも2つの回転ヘッドを有し、該2つの回転ヘッドを交
互に切換え、各回転ヘッドにより再生される各トラック
からの複数の信号を処理してデジタル信号を再生するも
のにおいて、前記回転ヘッドの切換え後の回転ヘッドの
出力信号のレベルの所定幅の基準レベルと比較し、基準
レベルを越えるとき信号を出力する比較手段と、所定時
間継続している前記比較手段からの信号に応じて前記回
転ヘッドが前記トラック上の複数の信号の先端部分を再
生していることを検出する手段とを備える。
このことにより、回転ヘッド切換え後回転ヘッドがテ
ープに接触し実際の記録信号を再生するまでに出力する
ノイズなどの信号を再生信号と誤って検出することがな
く、再生信号の先頭部分を正確に検出することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はデジタル信号記録再生装置として構成された
本発明による装置の一実施例のシステムブロック図であ
る。
同図において、1は径30φの回転ドラムであり、該回
転ドラム1には、+アジマスを録再するAヘッド1Aと−
アジマスを録再するBヘッド1Bとの2個の回転ヘッドが
180゜離間して配置されると共に、Aヘッド1AとBヘッ
ド1Bの中間位置に2個のパルスジェネレータ(PG)PGA
及びPGBが配置されている。
2は9.4MHzの基本クロックfMを発生する水晶発振器で
あり、基本クロックfMはシステムの各部に供給される。
3はシステムの制御を行うシステムコントローラ(シ
スコン)であり、PB/▲▼切替信号を出力してス
イッチSW1及びSW2からなるトグルスイッチ4の切換え制
御などを行う。
5は基準信号発生器であり、CK入力に印加される基本
クロックfMに基づいてXHz(66Hz:2PGの場合)、YHz(キ
ャプスタンモータのFGの数による)及びZHzの基準信号
を発生する。
6はドラムサーボであり、システムコントローラ3の
制御により基準信号XHzに基づいてドラムモータの回転
をサーボ制御する。7はリールサーボであり、システム
コントローラ3の制御のもとで基準信号ZHzに基づいて
リールモータの回転をサーボ制御する。8はキャプスタ
ンサーボであり、システムコントローラ3によりスイッ
チ4がb接点側に切換えられている記録時には、基準信
号YHzに基づいてキャプスタンモータの回転をサーボ制
御し、スイッチ4がa接点側に切換えられている再生時
には、トラックズレ量に基づいてキャプスタンモータの
回転をサーボ制御する。
9はHSWP(A/)信号生成器であり、ドラム1上の2
個のPGからのパルスに基づいてAヘッド1A及びBヘッド
1B間の切替えを行うHSWP(A/)信号を生成し、HSWP
(A/)信号はAヘッド時H、Bヘッド時Lとなり、こ
れもシステムの各部に供給される。
10は位相反転検出回路であり、CK入力に印加される基
本クロックfMとHSWP(A/)信号が入力されており、出
力はイニシャルフラッグラッチ11のS入力に供給され
る。イニシャルフラッグラッチ11はR入力にイニシャル
カウンタ12のCY出力が入力され、Q出力がイニシャルカ
ウンタ12のR入力に供給される。
イニシャルカウンタ12はシステムコントローラ3の制
御下にあり、R入力にイニシャルフラッグラッチ11のQ
出力が、CK入力に基本クロックfMがそれぞれ入力され、
CY出力はイニシャルフラッグラッチ11のR入力に供給さ
れると共に、システムコントローラ3の制御により開閉
されるアンドゲート13を介してヘッドタッチウインドウ
フラッグラッチ14のS入力に供給されている。また、CY
出力は後述するエンコードデータ処理部18に入力されて
いる。
ヘッドタッチウインドウフラッグラッチ14はヘッド切
替え時のノイズの期間ヘッドタッチ検出動作を禁止する
ウインドウを発生するためのもので、Q出力がオン信号
としてデコードデータ処理部17に入力され、R入力に該
処理部17からクリア信号が入力される。
15は再生アンプであり、回転ヘッド1A及び1Bからの信
号を増幅して後述するデコードデータ処理部17に供給す
る。16は記録アンプであり、HSWP(A/)信号に基づい
て後述のエンコードデータ処理部18より記録データを受
け取りスイッチSW1を介して回転ヘッド1A及び1Bに供給
する。
デコードデータ処理部17は、再生アンプ15からのRF信
号からデータを抽出し、10/8変換(復調)、ディインタ
リーブ、誤り訂正など行った後D/A変換部に送出すると
共に、ヘッドタッチ検出、ATFシンク検出、トラッキン
グエラー検出などを行い、トラックズレ信号発生部17a
からキャプスタンサーボ8に誤差信号を供給する。
エンコードデータ処理部18はA/D変換されたデータに
ついてインターリーブ、パリティ付加、8/10変換、ATF
信号付加などを行った後記録アンプ16に供給する。
以上の構成において、システムコントローラ3からの
PB/▲▼信号がLのとき記録動作が行われる。
PB/▲▼信号がLであることによりスイッチ4
はb接点側に切換えられ、キャプスタンサーボ8には基
準信号発生器5からの基準信号YHzが供給され、該基準
信号YHzを基準にキャプスタンサーボがかかり、トラッ
キングが制御される。
ドラム1の回転によりPGA及びPGBが発生するパルスに
基づいてHSWP(A/)生成器9が出力するHSWP(A/)
信号はAヘッド1A時にH、Bヘッド1B時にLとなる。こ
のHSWP(A/)信号は位相反転検出回路10に入力され、
HSWP(A/)信号のレベルが変化したとき、すなわちヘ
ッドが切替わったことを検知したとき、位相反転検出回
路10の出力が1基本クロックの期間だけHとなる。
この位相反転検出回路10の出力のLからHへの立上り
に応じてイニシャルフラッグラッチ11がセットされてそ
のQ出力がHになる。このことにより、イニシャルカウ
ンタ12がカウント動作を開始する。本例では、イニシャ
ルカウンタ12が3.75msに相当する一定期間に対応する数
の基本クロックfMをカウントすると、そのCY出力が立上
り、このことによってイニシャルフラッグラッチ11がリ
セットされると共に、CY出力の立上りが記録スタート信
号としてエンコードデータ処理部18に印加される。この
記録スタート信号に基づいてエンコードデータ処理部18
は所定のフォーマットの記録データを出力する。
次にシステムコントローラ3からのPB/▲▼信
号がHのときは、スイッチ4がa側になり、回転ヘッド
1A及び1Bが再生アンプ15に接続され、RF信号はデコード
データ処理部17に供給される。
キャプスタンサーボ8はデコードデータ処理部17から
供給されるトラックズレ量を基準にして動作する。トラ
ックズレ量は両隣接トラックのパイロット信号のクロス
トークの振幅のレベル差に応じたATF誤差信号であり、
詳細については後述する。
HSWP(A/)生成器9及び位相反転検出回路10は記録
時と同様に動作するが、イニシャルカウンタ12は再生モ
ードのカウンタとなり、カウント値が例えば100μs〜1
msに相当する値となったときCY出力がHとなる。これは
ヘッドが切替った時のノイズなどが発生している間後述
するヘッドタッチ動作を禁止し、上記一定時間後アンド
ゲート13を介してヘッドタッチウインドウフラッグラッ
チ14をセットしてそのQ出力をHにし、ヘッドタッチ検
出のためのオン信号を出力するためである。ヘッドタッ
チウインドウフラッグラッチ14からのオン信号はデコー
ドデータ処理部17においてヘッドタッチ、すなわちテー
プTとヘッド1A又は1Bが接触してRF信号が出力すること
が検出されると、ヘッドタッチウインドウフラグラッチ
14がクリアされ、オン信号がLになる。
以下、上記デコードデータ処理部17中の特にトラッキ
ング制御に関連する部分の詳細を第2図のブロック図を
参照して説明する。
同図中一点鎖線より上方がアナログ系、下方がデジタ
ル系である。アナログ系は、再生アンプ15、バンドパス
フィルタ(BPF)101、エンベロープ検波器102、第1サ
ンプルホールド(S/H)回路103、第2S/H回路104、第3S/
H回路105a及び105b、トグルスイッチ106、コンパレータ
107、差動増幅器108、レベル補正回路109、並びに抵抗R
1〜R4からなっている。
一方、デジタル系は水晶発振器2、ヘッドタッチ検出
回路201、シンク検出回路202、ATFタイミング発生器20
3、再生フラッグラッチ204、システムカウンタ205、タ
イミングジェネレータ206、1/2分周器207、ATFイニシャ
ルフラッグラッチ208、パワーオンリセット回路209、ラ
ッチ回路210、保護カウンタ211、ノイズイフラッグラッ
チ212、ラッチ213、誤検出カウンタ214、サンプリング
カウンタ215並びにオアゲート216及び217からなってい
る。
まずアナログ系から説明すると、再生アンプ15の入力
には回転ヘッド1A及び1B(第1図)からRF信号が入力さ
れ、その出力はBPF101、ヘッドタッチ検出回路215、シ
ンク検出回路216の各入力に供給されている。
BPF101はRF信号中の130KHz成分のみを通過しこれをエ
ンベロープ検波器102に入力する。エンベロープ検波器1
02は130KHz成分をエンベロープ検波し、これをS/H回路1
03,105a,105bの各入力と差動増幅器108の+入力に印加
する。
S/H回路103は、C入力にシンク検出回路202から印加
されるサンプリング信号SP1によりエンベロープ検波器1
02の出力をサンプルホールドし、これをコンパレータ10
7の一方の入力、差動増幅器108の−入力にそれぞれ印加
する。該S/H回路103によりサンプルホールドされるもの
は、一方の隣接トラックのパイロット信号のクロストー
クのDCレベルである。
S/H回路104は入力にレベル調整回路109によりレベル
調整された信号が印加され、これをATFタイミング発生
器203からのサンプリング信号SP2によりサンプルホール
ドし、キャプスタンサーボ8(第1図)にATF誤差信号
として供給する。誤差信号は両隣接トラックのクロスト
ークのDCレベル差である。
S/H回路105aはエンベロープ検波器102からの出力をAT
Fタイミング発生器203からのサンプリング信号SP3Aによ
るサンプルホールドし、これを抵抗R1の一端とトグルス
イッチ106のスイッチSW1のa接点に出力する。S/H回路1
05aがサンプルホールドしているものは、Aトラック再
生時のオントラックパイロット信号のDCレベルである。
S/H回路105bはエンベロープ検波器102からの出力をAT
Fタイミング発生器203からのサンプリング信号SP3Bによ
りサンプルホールドし、これを抵抗R3の一端とトグルス
イッチ106のスイッチSW1のb接点に出力する。S/H回路1
05bがサンプルホールドしているものは、Bトラック再
生時のオントラックパイロット信号のDCレベルである。
抵抗R1〜R4は同一の値であり、抵抗R1及びR3の一端に
それぞれ加えられるS/H回路105a及び105bの出力をそれ
ぞれ分割するためのものである。抵抗R1及びR2の相互接
続点と抵抗R3及びR4の相互接続点はトグルスイッチ106
のスイッチSW2のa接点とb接点とにそれぞれ接続され
ており、各相互接続点には各S/H回路のサンプルホール
ド値の1/2のレベルが得られる。
トグルスイッチ106はHSWP(A/)信号により制御さ
れ、HSWP(A/)信号がHのときはa側に、Lのときは
b側に切換えられる。
コンパレータ107は一方の入力にS/H回路105a及び105b
の出力の1/2のレベルが抵抗R1〜R4及びスイッチSW2を介
して印加され、他方の入力にはS/H回路103の出力が印加
される。コンパレータ107はS/H回路105a及び105bのサン
プルホールド値の1/2がS/H回路103の出力レベルより大
きいときその出力がHとなり、これをATFタイミング発
生器203の入力にOK信号として供給する。
差動増幅器108は、+入力に印加されているエンベロ
ープ検波器102の出力と−入力に印加されているS/H回路
103の出力との差をとり、これをレベル調整回路109に入
力する。すなわち、エンベロープ検波器102の出力が他
方の隣接トラックのクロストークのDCレベルを出力して
いる時、両隣接トラックのクロストークの差、つまりト
ラックズレ量を出力する。
レベル調整回路109はS/H回路105a及び105bの出力レベ
ルに反比例して例えば増幅度が変化され、差動増幅器10
8からの信号レベルを調整することにより、回転ヘッド1
A,1Bの出力のバラツキを補正する。
次にデジタル系について説明すると、ヘッドタッチ検
出回路201はヘッドタッチウインドウフラッグラッチ14
(第1図)からのオン信号と、基本クロックfMとにより
RF信号が入力されたことを検出し、再生フラッグラッチ
204のS入力に信号を供給するもので、詳細については
後述する。
シンク検出回路202は、RF信号、HSWP(A/)信号、
タイミングジェネレータ206からのATFウインドウセット
信号、オアゲート217からのATFウインドウオフ信号、ノ
イズイフラッグラッチ212からのノイズイ信号、水晶発
振器2からの基本クロックfM、及びオアゲート216から
のイネーブルクリア信号が入力され、その出力にサンプ
リング信号SP1、イネーブル信号及び検出パルス信号を
送出する。サンプリング信号SP1はS/H回路103のC入力
とラッチ210のR入力とに、イネーブル信号及び検出パ
ルス信号はATFタイミング発生回路203にそれぞれ入力さ
れる。該シンク検出回路202は、RF信号をデジタル信号
に変換した後、回転ヘッド1A及び1BのATFシンクパター
ンSY1,SY2の最初を検出してサンプリング信号SP1を出力
し、その後連続して検出したシンクに対して検出パルス
信号を出力するように動作するが、詳細については後述
する。
ATFタイミング回路203は、コンパレータ107の出力で
あるOK信号、1/2分周器207のQ出力である▲▼/E
VEN信号、ATFイニシャルフラッグラッチ208のQ出力で
あるイニシャル信号、シンク検出回路202からのイネー
ブル信号及び検出パルス信号、タイミングジェネレータ
206からの オアゲート216からのイネーブルクリア信号、及び水晶
発振器2からの基本クロックfMが入力され、その出力に
サンプリング信号SP2,SP3A,SP3B、誤検出信号、及びATF
END信号を送出する。サンプリング信号SP2はS/H回路104
のC入力とATFイニシャルフラッグラッチ208のS入力
に、サンプリング信号SP3AはS/H回路105aのC入力、サ
ンプリング信号SP3BはS/H回路105bのC入力に、誤検出
信号はラッチ210のS入力とオアゲート216の一方の入力
と誤検出カウンタ214のCK入力に、ATFEND信号はオアゲ
ート216及び217の1つの入力にそれぞれ入力される。
ATFタイミング発生器203は、シンク検出回路202から
イネーブル信号を受け、該信号がHのときタイミング発
生用のタイマーカウンタ(図示せず)が動作可能になる
と共に、シンク検出回路202から検出パルス信号を受信
してそれをカウントし、規定の時間までに検出パルスが
規定値以上となれば、サンプリング信号SP2,SP3A,SP3B
を出力し、規定値以下又はコンパレータ107の出力であ
るOK信号がLレベルのときは誤検出信号を出力するよう
に動作し、詳細については後述する。
水晶発振器2はR−DATのチャンネルビットデータの
伝送レートである9.4MHzで発振し、基本クロックfMを出
力する。該基本クロックfMはヘッドタッチ検出回路20
1、シンク検出回路202、ATFタイミング発生器203、シス
テムカウンタ205、保護カウンタ211のCK入力にそれぞれ
印加される。
ラッチ204,208,210及び213はS入力の立上りエッジに
応じてQ出力がH、R入力の立上りエッジに応じてQ出
力がLとなるR−Sフリップフロップにより構成されて
いる。
再生フラッグラッチ204はS入力にヘッドタッチ検出
回路201の出力が、R入力にタイミングジェネレータ206
の出力であるEND信号がそれぞれ入力され、そのQ出力
がシステムカウンタ205のR入力に入力される。この再
生フラッグラッチ204のQ出力がHであるとき再生動作
中である。
システムカウンタ205はR入力に再生フラッグラッチ2
04のQ出力が、CK入力に基本クロックfMがそれぞれ入力
され、その出力Q0〜QXはタイミングジェネレータ206に
入力される。このシステムカウンタ205はトラック上で
各信号が記録されている位置を概略示すためのものであ
る。
タイミングシェネレータ206はシステムカウンタから
のQ1〜QX出力に基づいてその出力にSTFウインドウセッ
ト信号、 ウインドウクリア信号及びEND信号を発生し、ATFウイン
ドウセット信号をシンク検出回路202に、 をATFタイミング発生器203に、ウインドウクリア信号を
オアゲート217に、そしてEND信号を再生フラッグラッチ
204のR入力にそれぞれ供給する。このタイミングジェ
ネレータ206はシステムカウンタ205の出力をデコードし
て各部に必要なタイミングを発生する。
1/2分周器207はCK入力に印加されるHSWP(A/)信号
を1/2分周してQ出力に▲▼/EVEN信号を発生し、
これをATFタイミング発生器203に供給する。該1/2分周
器のR入力にはATFイニシャルフラッグラッチ208のQ出
力が入力される。
ATFイニシャルフラッグラッチ208はS入力にATFタイ
ミング発生器203からのサンプリング信号SP2が、R入力
にパワーオンリセット回路209からの信号がそれぞれ入
力され、Q出力が1/2分周器207のR入力とATFタイミン
グ発生器203に入力されている。該ATFイニシャルフラッ
グラッチ208はATFによるキャプスタンサーボがかかって
いることを示すフラッグを発生する。
パワーオンリセット回路209は電源オン時に出力がH
となる。
ラッチ210はS入力にATFタイミング発生器203からの
誤検出信号が、R入力にシンク検出回路202からのサン
プリング信号SP1がそれぞれ入力され、Q出力が保護カ
ウンタ211のR入力に入力される。該ラッチ210は誤検出
した場合にQ出力がHとなり、サンプリング信号SP1の
出力に応じてリセットされる。
保護カウンタ211は誤検出から一定時間をカウントす
るためのもので、R入力がHのときのみCK入力に印加さ
れている基本クロックfMのカウント動作をし、R入力の
Lによりクリアされる。R入力にはラッチ210のQ出力
が入力され、CY出力はオアゲート217に入力される。
ノイズイフラッグラッチ212は再生中ノイズイである
か否かを一時記憶しておくためのもので、D型フリップ
フロップから構成されている。該ラッチ212はD入力に
ラッチ213のQ出力が、CK入力にサンプリングカウンタ2
15のCY出力がそれぞれ入力され、Q出力がシンク検出回
路202にノイズイ信号として供給される。
ラッチ213はS入力に誤検出カウンタ214のCY出力が、
R入力にサンプリングカウンタ215のCY出力がそれぞれ
入力され、Q出力がノイズイフラッグラッチ212のD入
力に供給される。
誤検出カウンタ214はCK入力にATFタイミング発生器20
3からの誤検出信号が、R入力にサンプリングカウンタ2
15のCY出力がそれぞれ入力され、CY出力がラッチ213の
S入力に供給される。この誤検出カウンタ214は、一定
期間にサンプリング信号SP1を誤って何回検出したかを
カウントし、一定値以上になるとCY出力がHになる。
サンプリングカウンタ215はCK入力にHSWP(A/)信
号が入力され、CY出力は誤検出カウンタ214のR入力、
ラッチ213のR入力、及びノイズイフラッグラッチ212の
CK入力にそれぞれ供給される。
オアゲート216はATFタイミング発生器203からの誤検
出信号及びATFEND信号と保護カウンタ211のCY出力が入
力され、その出力にシンク検出回路202及びATFタイミン
グ発生器203へのイネーブルクリア信号を送出する。
オアゲート217はタイミングジェネレータ206からのウ
インドウクリア信号、ATFタイミング発生器203からのAT
FEND信号及び保護カウンタ211からのCY出力がそれぞれ
入力され、その出力にシンク検出回路202へのATFウイン
ドウオフ信号を送出する。
以上の構成において、RF信号は再生アンプ15を経てヘ
ッドタッチ検出回路201及びシンク検出回路202に供給さ
れると共にBPF101に供給される。BPF101に供給されたRF
信号は130KHz成分のみが通過される。130KHz成分の振幅
のレベルはエンベロープ検波器102でDCレベルに変換
後、S/H回路103,104,105a及び105bの各々の入力及び差
動増幅器108の+入力に印加される。
エンベロープ検波器102からは、時系列で順番に、一
方の隣接トラックのパイロット信号のクロストーク、他
方の隣接トラックのパイロット信号のクロストークの振
幅のDCレベルが順次出力され、また両隣接トラックのパ
イロット信号の前又は後にオントラックのパイロット信
号の振幅のDCレベルが出力される。
S/H回路103は一方を隣接トラックのパイロット信号の
DCレベルをシンク検出回路202からのサンプリング信号S
P1のタイミングでサンプルホールドする。該サンプルホ
ールドされた一方の隣接トラックのクロストークのレベ
ルはコンパレータ107と差動増幅器108の−入力に印加さ
れる。
S/H回路105aは+アジマスのAトラックを再生中のオ
ントラックパイロット信号のDCレベルを、S/H回路105b
は−アジマスのBトラックを再生中のオントラックのパ
イロット信号のDCレベルをそれぞれサンプルホールドし
ている。S/H回路105aの出力、すなわちオントラックの
パイロット信号のDCレベルは、トグルスイッチ106のス
イッチSW1のa接点を介してレベル調整回路109の制御入
力に供給されると共に、抵抗R1及びR2により1/2に分圧
された後スイッチSW2のa接点を介してコンパレータ107
の一方の入力に供給される。同様に、S/H回路105bの出
力はスイッチSW1のb接点を介してレベル調整回路109
に、また抵抗R3及びR4により1/2に分圧された後スイッ
チSW2のb接点を介してコンパレータ107の一方の入力に
供給される。
コンパレータ107は、スイッチSW2を介して入力される
レベルがS/H回路103からの入力よりも大きいときOK信号
がHとなる。すなわち、一方の隣接トラックのクロスト
ークのレベルを正しくサンプリングしたと判断する。逆
の場合には、オントラックのレベルをサンプリングした
と判断する。従って、OK信号がLのときには、シンクを
誤って検出したと判断する。このOK信号はATFタイミン
グ発生器203に供給される。
差動増幅器108は、エンベロープ検波器102が他方の隣
接トラックのクロストークの振幅のDCレベルを出力して
いるとき、−入力に一方の隣接トラックのクロストーク
の振幅のDCレベルが入力されているので、出力には両隣
接トラックのクロストークのDCレベルの差、すなわちト
ラックズレ量が得られ、これがレベル調整回路109に入
力される。
レベル調整回路109はS/H回路105a及び105bの出力が制
御入力として印加されており、該制御入力が大きいとき
その入力信号のレベルを下げて、小さいとき上げてそれ
ぞれ出力する。要するに、レベル調整回路109は、2つ
の回転ヘッドの出力のバラツキを自動的に補正して、次
のS/H回路104に入力する。S/H回路104はサンプリング信
号SP2により補正後の両隣接トラックのズレ量をサンプ
ルホールドする。このS/H回路104の出力はキャプスタン
サーボ8に供給される。
第3図(a)〜(i)は以上の動作により各部に発生
される信号波形を各部に付した符号に対応して示すタイ
ミングチャート図である。
第3図(b)に示したHSWP(A/)信号は+アジマス
のAヘッド1Aによる再生時にはH、Bヘッド1Bによる再
生時にはLになる。ヘッドが切換わるとHSWP(A/)信
号の位相が反転する。位相が反転するとイニシャルフラ
ッグラッチ11(第1図)のQ出力がHになり、イニシャ
ルカウンタ12(第1図)が動作する。イニシャルカウン
タ12はノイズの多い部分をテープが過ぎたと判断される
タイミングでそのCY出力がHになり、ヘッドタッチウイ
ンドウフラッグラッチ14(第1図)をセットしてそのQ
出力をHにする。ヘッドタッチウインドウフラッグラッ
チ14のQ出力がHになると、ヘッドタッチ検出回路201
が動作する。
ヘッドタッチ検出回路201はテープとヘッドが接触し
てRF信号が再生されたことを検出するとその出力がHに
なり、再生フラッグラッチ204をセットしてそのQ出力
をHにする。再生フラッグラッチ204のQ出力がHにな
ると、システムカウンタ205がカウント動作を開始す
る。この時点を基準にして、システムカウンタ205はテ
ープ上の各信号の記録されている位置についての概略の
判断を行うことができる。タイミングジェネレータ206
はシステムカウンタ205のQ0〜QX出力に基づいてATF−1,
ATF−2の記録されている少し前でATFウインドウセット
信号をシンク検出回路202に供給する。
シンク検出回路202は、RF信号をデジタル信号に変換
後、Aヘッド1Aによる再生の場合のシンク1(=f2
と、Bヘッド1Bの場合のシンク2(=f2)のパターンは
フレームによりそれぞれ下表の関係になることに基づい
て各シンクを検出する。
ここでシンク検出回路202でシンクをノーマルの場合
4個又はノイズイの場合5個連結して検出したときサン
プリング信号SP1を出力し、S/H回路103に一方の隣接ト
ラックのパイロット信号f1のクロストークのレベルをサ
ンプルホールドさせると共に、イネーブル信号をATFタ
イミング発生器203に供給する。そして連続するシンク
を検出する毎にATFタイミング発生器203に検出パルス信
号を供給する。
ATFタイミング発生器203は、シンク検出回路202から
のイネーブル信号のHに応じてシンク検出カウンタ及び
タイマーが動作する。ATFタイミング発生器はサンプリ
ング信号SP1がシンク検出回路202から出力されてから0.
25ブロック後にサンプリング信号SP1により正しく隣接
トラックのクロストークがサンプルホールドされたかど
うかをチェックする。次に1.25ブロック後にシンクが規
定値以上検出されたかどうかを判断し、規定値以上であ
れば正しくシンクを検出したとして2ブロック後にサン
プリング信号SP2をS/H回路104に供給し、両隣接トラッ
クのクロストークのレベル差をサンプリングホールドさ
せ、その出力をキャプスタンサーボ8にトラックズレ量
として供給させる。
また、オントラックのパイロット信号f1がシンクより
も後に存在する場合、Aヘッド1Aによる再生時にはATF
−2、Bヘッド再生時にはATF−1のときであるので、
この場合にはそれぞれ4ブロック後にサンプリング信号
SP3A及びSP3Bを出力し、これをS/H回路105a及びS/H105b
にそれぞれ供給して各ヘッドで再生しているオントラッ
クのパイロット信号のレベルをサンプルホールドさせ
る。
以上の一連の動作が正しく行われた場合、ATFEND信号
が出力され、これがオアゲート216を介してイネーブル
クリア信号としてシンク検出回路202及びATFタイミング
発生器203に供給される。ATFEND信号はまたオアゲート2
17を介してウインドウオフ信号としてシンク検出回路20
2に供給され、これに応じてシンク検出回路202によるシ
ンク検出のためのウインドウがなくなり、シンク信号の
パターンを検出する動作が停止される。
ミスサンプリング、すなわちコンパレータ107の出力
がLでオントラックのパイロット信号のレベルをS/H回
路103がサンプルホールドしたと判断された場合、及び
シンクが規定値以上なかった場合は、誤検出信号をHに
し、ラッチ210のQ出力をHにして保護カウンタ211のカ
ウント動作を行わせると共に、誤検出カウンタ214に+
1動作を行わせる。上記誤検出信号がHになることによ
り、また、オアゲート216を介してシンク検出回路202及
びATFタイミング発生器203へのイネーブルクリア信号が
Hになる。イネーブルクリア信号がHになると、シンク
検出回路202は再度最初からシンクを検出する動作を行
い、シンクを検出したらサンプリング信号SP1を再度出
力する。一方、ATFタイミング発生器203はシンク検出カ
ウンタ及びタイマーを初期状態にセットする。上述のよ
うに、シンク検出回路202が再度サンプリング信号SP1を
出力すると、ラッチ210がリセットされ、Q出力がLと
なり、保護カウンタ211は初期状態にセットされる。
1度誤検出信号が出力されてから保護カウンタ211のC
Y出力がHになった後、すなわち規定時間(2.5ブロッ
ク)後には、オアゲート216を介してシンク検出回路202
及びATFタイミング発生器203へのイネーブルクリア信号
がHとなり、動作が停止する。
また、サンプリングカウンタ215はHSWP(A/)信号
の立上りエッジで+1となるが、これはテープを或る長
さで管理し、その期間で誤検出が一定以上になれば、誤
検出カウンタ214のCY出力がHとなり、これによってノ
イズイフラッグラッチ213のQ出力をHにしてシンク検
出回路202にテープがノイズイであることを知らせる。
また、タイミングジェネレータ206からのウインドウ
クリア信号によりオアゲート217を介してシンク検出回
路202へのATFウインドウオフ信号がHになるが、これは
大きなドロップアウト対策のためのものである。
なお、第4図(a)〜(c)及び(A)〜(H)は再
生時にイニシャルフラッグラッチ11がセットされた後の
デジタル系の各部の信号波形の概略を示すタイミングチ
ャート図であり、対応する符号を第1図及び第2図に付
してある。
第5図は上述したヘッドタッチ検出回路201の具体的
な構成例を示すブロック図である。
図において、コンパレータ1−1は一方の入力にRF信
号が、他方の入力に基準電圧+Vがそれぞれ入力されて
いる。コンパレータ1−2は一方の入力にRF信号が、他
方の入力に基準電圧−Vがそれぞれ入力されている。コ
ンパレータ1−1及び1−2の出力はオアゲート1−
3、抵抗1−4を介してD型フリップフロップ(FF)1
−5のD入力に接続されると共に更にコンデンサ1−6
を介してグランドに接続されている。
D型FF1−5はCK入力に基本クロックfMが入力され、
そのQ出力はアンドゲート1−7の入力に、出力はア
ンドゲート1−8の入力にそれぞれ接続されている。
アンドゲート1−7及び1−8の入力には基本クロッ
クfMが入力されていて、各々の出力はアップダウンカウ
ンタ1−9のUP入力及びDOWN入力にそれぞれ接続されて
いる。アップダウンカウンタ1−9のQA〜QD出力はオア
ゲート1−10を介してアンドゲート1−8の入力に、CY
出力はD型FF1−11のCK入力にそれぞれ接続されてい
る。D型FF1−11のD入力はVCCに接続され、Q出力がタ
ッチ検出回路201の出力となっている。
アップダウンカウンタ1−9及びD型FF1−11のR入
力には、ヘッドタッチウインドウフラッグラッチ14(第
1図)のQ出力が印加される。
以上の構成において、コンパレータ1−1はRF信号が
+Vよりレベルが高ければ出力がH、低ければLとな
る。コンパレータ1−2はRF信号が−Vよりレベルが一
側に高ければ出力がH、低ければLとなる。すなわち、
RF信号が±Vの範囲内にないときオアゲート1−3の出
力がHになる。
抵抗1−4及びコンデンサ1−6は積分回路を構成し
ており、該積分回路はオアゲート1−3の出力にもれる
ノイズなどを吸収する。該積分回路によりスパイク状の
ノイズが除去されたオアゲート1−3の出力はD形FF1
−5のD入力に印加される。
D型FF1−5はCK入力に印加されている基本クロックf
MによりD入力の状態をサンプリングしその状態をQ出
力に出力する。出力はQ出力の反転出力となってい
る。D型FF1−5のQ出力は基本クロックfMが一方の入
力に印加されているアンドゲート1−7の他方の入力に
印加されていて、D型FF1−5のQ出力がHのとき、ア
ンドゲート1−7を介してアップダウンカウンタ1−9
のUP入力に基本クロックfMが入力される。従って、アッ
プダウンカウンタ1−9は、ヘッドタッチウインドウフ
ラッグラッチ14のQ出力がHでウインドウが立っていて
かつD型FF1−5のQ出力がHのとき、基本クロックfM
をアップカウントする。
D型FF1−5のQ出力がLのとき、すなわちRF信号の
レベルが±V内にあり、信号がないと判断されるとき、
出力がHとなる。このような状態で、アップダウンカ
ウンタ1−9のQA〜QDのいずれかがHのとき、すなわち
カウンタが0でないとき、基本クロックfMがアンドゲー
ト1−8を通じてDOWN入力に印加され、アップダウンカ
ウンタ1−9はダウンカウント動作する。なお、このダ
ウンカウントにより又はリセットにより、カウンタの内
容が0となりQA〜QDの出力の全てがLになっているとき
は、オアゲート1−10の出力はLとなり、アンドゲート
1−8は閉じられるため、基本クロックfMはDOWN入力に
は供給されない。
アップダウンカウンタ1−9のアップカウントにより
キャリーが発生し、CY出力がHになると、この立下りに
よりD型FF1−11がD入力の状態を記憶する。D入力は
Hであるので、Q出力はHになる。
第6図(a)〜(j)は(a)に示すRF信号が入力さ
れたときの第5図に示すヘッドタッチ検出回路の各部の
波形を示すタイミングチャートである。
RF信号は信号のある状態において連続して±Vより大
きい振幅となっていて、信号のない状態では、すなわち
ヘッドがテープに接触していないところでは±Vより大
きな振幅はほとんどない。なお、±Vは信号とノイズを
明らかに区別することのできる値に設定される。
(a)に示すようなRF信号の入力に応じ、コンパレー
タ1−1の出力には(b)に示すような波形、コンパレ
ータ1−2の出力には(c)に示すような波型がそれぞ
れ現われる。そしてオアゲート1−3の出力には、
(b)と(c)の波形の論理和をとった(d)に示すよ
うな波形が現われる。(d)の波形から明らかなよう
に、ゲート1−3の出力にはゲートもれなどがある。こ
のゲートもれなどは積分回路により除去され、D型FF1
−5の入力には(e)に示すような波形の信号が入力さ
れる。
この結果、D形FF1−5のQ出力には(f)に示すよ
うな波形が現われ、Q出力がHの期間アンドゲート1−
7を基本クロックfMが通過することにより、アンドゲー
ト1−7の出力には(g)に示すような信号が現われ
る。一方、アンドゲート1−8の出力には(h)に示す
ような信号が現われる。
なお、±Vをわずかに越えるノイズ成分やゲートもれ
は積分回路により除去されるが、大きな振幅のノイズが
単発で現われる場合には積分回路では除去しきれない。
信号(g)及び(h)はアップダウンカウンタ1−9
のUP入力及びDOWN入力にそれぞれ印加される。アップダ
ウンカウンタ1−9は所定数のカウントを行うと(i)
に示すようなキャリーをCY出力に送出し、これに応じて
D型FF1−11がD入力を記憶し、Q出力が(j)に示す
ように立上る。
以上のようにして、小さなノイズやゲートもれは積分
回路により、大きなノイズはアップダウンカウンタ1−
9による時間幅の管理により除去され、実際にテープと
ヘッドが接触して信号が再生されているか、非接触で信
号が再生されていないかの判断が確実に行われる。すな
わち、ヘッドタッチの検出が行われる。
以上第5図及び第6図を参照して説明したヘッドタッ
チ検出回路の構成及びその動作の説明から明らかなよう
に、コンパレータ1−1及び1−2が、回転ヘッドの切
換え後の回転ヘッドの出力信号のレベルを基準レベルと
比較し、基準レベルを越えるとき信号を出力する比較手
段として働き、かつ時間幅の管理を行うアップダウンカ
ウンタ1−9が、所定時間継続している前記比較手段か
らの信号に応じて前記回転ヘッドが前記トラック上の複
数の信号の先端部分を再生していることを検出する手段
として働いている。
第7図はシンク検出回路202の具体的な構成例を示
す。
シンク検出回路202には、RF信号、HSWP(A/)信
号、基本クロックfM、ATFウインドウセット信号、ATFウ
インドウクリア信号、ノイズ信号及びイネーブルクリア
信号が入力されている。
再生アンプ15(第1図)からRF信号が供給されるATF
イコライザ2−1はATFシンク信号の帯域400KHz〜900KH
zを強調してリミッタ2−2に出力する。リミッタ2−
2は信号の振幅が規定のレベルより大きい場合はH、小
さい場合はLにしてRF信号をデジタル信号に変換する。
リミッタ2−2の出力は、CK入力に基本クロックfM
入力されているD型FF2−3のD入力に供給されると共
にエクスクルーシブ(E)ORゲート2−4の一方の入力
に供給されている。EORゲート2−4の他方の入力には
D型FF2−3のQ出力が供給されていて、このEORゲート
2−4とD型FF2−3によって位相反転検出回路を構成
する。
ATFウインドウセット信号はR入力にATFウインドウク
リア信号が入力されるATFウインドウラッチ2−5のS
入力に供給され、該ATFウインドウラッチ2−5のQ出
力からATFウインドウ信号が出力される。
上記EORゲート2−4の出力は、CK入力に基本クロッ
クfMが、R入力にATFウインドウラッチ2−5からのATF
ウインドウ信号がそれぞれ入力される11段シフトレジス
タ2−6のD入力に供給される。11段シフトレジスタ2
−6のQ1出力はインバータ2−7を介してアンドゲート
2−8及びアンドゲート2−9に、Q2〜Q5出力はアンド
ゲート2−8及び2−9に、Q6〜Q8出力はノアゲート2
−10及びアンドゲート2−9に、Q9〜Q11出力はノアゲ
ートにそれぞれ供給され、ノアゲート2−10及び2−11
の出力はアンドゲート2−8及び2−9にそれぞれ供給
されている。アンドゲート2−8及び2−9の入力に
は、インバータ2−12により反転後と前のHSWP(A/)
信号がそれぞれ供給されている。アンドゲート2−8及
び2−9の出力はオアゲート2−13の入力に供給され
る。
オアゲート2−13の出力はCK入力に基本クロックfM
入力されている29段シフトレジスタ2−14のD入力に供
給される。29段シフトレジスタ2−14のQ1出力はアンド
ゲート2−15〜2−20の入力に、シンク2のときHとな
るQ6〜Q8出力はオアゲート2−21の入力に、シンク1の
ときHとなるQ9〜Q11出力はオアゲート2−22の入力
に、シンク2のときHとなるQ12〜Q14出力はオアゲート
2−23の入力に、シンク1及びシンク2の両方でHとな
るQ18〜Q20出力はオアゲート2−24の入力に、そしてシ
ンク1のときHとなるQ27〜Q29出力はオアゲート2−25
の入力にそれぞれ供給される。
オアゲート2−21の出力はアンドゲート2−16及び2
−18の入力並びにオアゲート2−26の入力に、オアゲー
ト2−22の出力はアンドゲート2−15及び2−17の入力
並びにオアゲート2−27の入力に、オアゲート2−23の
出力はアンドゲート2−16及び2−18の入力並びにオア
ゲート2−26の入力に、オアゲート2−24の出力はアン
ドゲート2−15〜2−18の入力及びオアゲート2−27の
入力に、そしてオアゲート2−25の出力はアンドゲート
2−15の入力にそれぞれ供給される。また、オアゲート
2−26及び2−27の出力はアンドゲート2−20及び2−
19の入力にそれぞれ供給される。
上記アンドゲート2−15,2−17及び2−19にはHSWP
(A/)信号が、アンドゲート2−16,2−18及び2−20
にはインバータ2−12により反転されたHSWP(A/)信
号がそれぞれ供給される。また、アンドゲート2−15及
び2−16にはノイズイ信号が、アンドゲート2−17及び
2−18にはインバータ2−28により反転されたノイズイ
信号がそれぞれ供給される。
上記アンドゲート2−19及び2−20の出力はオアゲー
ト2−28に供給され、オアゲート−28の出力はアンドゲ
ート2−29を介して検出パルス信号として出力される。
一方、上記アンドゲート2−15〜2−18の出力はオアゲ
ート2−30に供給され、オアゲート2−30の出力はアン
ドゲート2−31を介してサンプリグ信号SP1として出力
されると共に、R入力にイネーブルクリア信号が供給さ
れるATFイネーブルラッチ2−32のS入力に供給され
る。ATFイネーブルラッチ2−32のQ出力はイネーブル
信号として出力されると共に、アンドゲート2−29の入
力に供給される。出力はアンドゲート2−15〜2−18
及び2−31の入力に供給されその開閉を制御する。
以上の構成においてシンク検出回路202は以下のよう
に動作する。
リミッタ2−2にはRF信号中のATF用のシンク1及び
シンク2に対応するデジタル信号が出力され、該デジタ
ル信号の位相反転に応じてEORゲート2−4の出力が1
クロック分Lになる。このEORゲート2−4の出力がD
入力に印加されるシフトレジスタ2−6は、R入力に印
加されるATFウインドウラッチ2−5からのウインドウ
信号がHになっているときCK入力に印加される基本クロ
ックfMの立上りに応じてD入力を取り込み、Q1出力に送
出し、以後基本クロックfMの立上り毎に順次シフトし、
Q2〜Q11出力に送出する。すなわち、シフトレジスタ2
−6はEORゲート2−4の出力を1〜11クロック分遅延
してQ1〜Q11出力に送出する。
Q1出力がLのとき、すなわち変化があったとき、これ
がインバータ2−7を介してアンドゲート2−8及び2
−9に印加され、Q6〜Q8出力のいずれか1つがLになる
と、ナンドゲート2−10を介してアンドゲート2−8の
1つの入力をHにする。Q2〜Q5出力については変化がな
いときHである。このとき、HSWP(A/)信号がLであ
る場合、インバータ2−12を介してアンドゲート2−8
の入力にHを印加する。
このような状態において、アンドゲート2−8の全入
力がHとなり、出力がHになる。従って、この条件を満
さない時は出力はLのままであり、最低4クロックでは
変化せず、5〜7クロック期間で変化があり、HSWP(A/
)信号がLでBヘッド1Bによる再生が行われていると
きのシンク2信号の1/2周期が検出される。なお、実際
には、シンク2信号f3(=784KHz、fM/12)であるの
で、変化しない長さは6クロック分あるが、クロックの
タイミング、ジッタ等の関係で±1クロック分の余裕を
もたせてある。
アンドゲート2−8の出力からはシンク2信号の1/2
周期毎に1クロック期間Lになるパルスが出力される。
また、アンドゲート2−9の出力からは、シンク2と同
様の処理でシンク1信号f2(=520KHz、fM/18)が、HSW
P(A/)信号がH、すなわちAヘッド1Aで再生が行わ
れているとき検出され、アンドゲート2−9から出力さ
れる。なお、変化のない期間は7クロック分で、8〜10
クロックの間で変化が生じる。
シンク2信号はHSWP(A/)がLのときアンドゲート
2−8から、シンク1信号はHSWP(A/)信号がHのと
きアンドゲート2−9からそれぞれオアゲート2−13を
介して出力され、シフトレジスタ2−14のD入力に印加
される。
29段シフトレジスタ2−14はD入力の状態をクロック
の立上りで記憶し、Q1出力に送出し、以後クロックの印
加毎にシフトされQ2〜Q29出力に送出される。すなわ
ち、Q1〜Q29出力には1〜29のクロック分遅延されてD
入力の状態が出力される。
シフトレジスタ2−14のQ1出力に変化があった場合、
Q1出力がHになる。シンク2信号(f3=780KHz、1/12
fM)の場合、Q1出力を基準にして、1/2周期前に変化が
あると、オアゲート2−21の出力がHになる。また、1
周期前に変化があると、オアゲート2−23の出力がHに
なる。従って、オアゲート2−26の出力は、1/2及び/
又は1周期前に変化があった場合にHになる。オアゲー
ト2−26の出力はシフトレジスタ2−14のQ1出力及びHS
WP(A/)信号と共にアンドゲート2−20の入力に印加
されている。すなわち、シンク2の場合、アンドゲート
2−8によりシンク2を検出してから1クロック遅延後
Q1出力に出力が現われ、このとき1/2周期前の変化はオ
アゲート2−21及び2−26を介して、また1周期前の変
化はオアゲート2−23及び2−26を介してそれぞれアン
ドゲート2−20の入力に同時に印加されると、アンドゲ
ート2−20の出力がHとなり、これに伴いオアゲート2
−28の出力がHになる。
29段シフトレジスタ2−14の出力に接続されたオアゲ
ート2−21,2−23及び2−24はシンク2のときその出力
がHとなるので、ノイズイ信号がLのとき、アンドゲー
ト2−18の出力がHとなり、これがオアゲート2−30及
びアンドゲート2−31を介してサンプリング信号SP1と
して出力されると共に、ATFイネーブルラッチ2−32の
S入力に印加され、ATFイネーブルラッチ2−32のQ出
力がH,出力がLになる。Q出力はイネーブル信号とし
て出力されると共に、アンドゲート2−29に印加されて
アンドゲート2−29を通じてその後検出パルス信号が出
力可能になる。
シンク2の場合においてノイズイ信号がHのときに
は、アンドゲート2−16の出力がHになり、同様の動作
が行われる。
一方、シンク1のときは、オアゲート2−22,2−24及
び2−25の出力がHとなり、ノイズイ信号がLのときに
は、アンドゲート2−17の出力がHになり、ノイズイ信
号がHのときはアンドゲート2−15の出力がHとなり、
上述と同様のことが行われる。
すなわち、ノイズイ信号に応じてシンク検出の判定を
3点と4点の間で切換えている。
第8図(a)〜(g)はシンク2の検出時の各部の波
形を示すタイミングチャート図であり、対応する符号を
第7図中に付してある。
また、第9図(A)〜(E)はシンク1の検出時の各
部の波形を示すタイミングチャート図であり、対応する
符号を図中に付してある。
第10図はATFタイミング発生器203の具体的な構成例を
示す。
ATFタイミング発生器203には、▲▼/EVEN信
号、基本クロックfM、HSWP(A/)信号、イネーブル信
号、イネーブルクリア信号、 OK信号、イニシャル信号及び検出パルス信号が入力され
ている。
E入力にイネーブル信号、CK入力に基本クロックfM
そしてR入力にイネーブルクリア信号がそれぞれ入力さ
れている0.25ブロックカウンタ3−1は、9.5μsに相
当するカウントを行うとそのCY出力がHになり、これが
ハイカウンタ3−2のE入力及びデコーダ3−3のC入
力にそれぞれ入力される。
ハイカウンタ3−2はCK入力に基本クロックfM、R入
力にイネーブルクリア信号がそれぞれ入力されていて、
0.25ブロック毎にカウントアップする。該カウンタ3−
2のQ0〜Q3(20〜23)出力はデコーダ3−3に入力され
ている。
デコーダ3−3は各時間をデコードするためのもの
で、C入力がHのときのみ0〜8、16及び17出力がアク
ティブになり、0〜8出力からは0.25〜2.25ブロック信
号を0.25ブロックおきに、16及び17出力からは4ブロッ
ク信号及び4.25ブロック信号がそれぞれ出力される。
該デコーダ3−3の出力はゲート3−4〜3−11に入
力されると共に、0.5ブロック信号はラッチ3−12のR
入力、D型FF3−13のCK入力に供給され、1ブロック信
号は、D型FF3−14のCK入力に供給される。
HSWP(A/)信号と がそれぞれ入力されているデコーダ3−15は現在再生し
ているATF信号の位置をデコードするためのもので、0
〜3出力にB−ATF−1,A−ATF−1,B−ATF−2及びA−A
TF−2信号を出力に、これを上記ゲート3−4及び3−
7の他にゲート3−16及び3−17に供給している。
HSWP(A/)信号及びイニシャル信号が入力されてい
るテーブル3−18はシンク検出スレッシュホールド値を
保有し、HSWP(A/)信号及びイニシャル信号により該
保有しているスレッシュホールド値を切替えてシンク検
出カウンタ3−19にセットとする。HSWP(A/)信号に
よってAヘッド再生時にはシンク1用、Bヘッド再生時
にはシンク2用の各値をセットし、各値とも連続するシ
ンクパターンの数の50%となっている。ただし、イニシ
ャル信号がLのときはシンク2が連続した場合の数の60
%にされる。シンク検出カウンタ3−19は検出パルス信
号をカウントし、CY出力をラッチ3−12のS入力に供給
する。
ATFタイミング発生器203は、上記の他に、ゲート3−
20〜3−27とインバータ3−28〜3−30を有する。
そして、ゲート3−10の出力にサンプル信号SP2、ゲ
ート3−26の出力に誤検出信号、ゲート3−4の出力に
サンプル信号SP3A、ゲート3−27の出力にATFEND信号、
そしてゲート3−7の出力にサンプル信号SP3Bをそれぞ
れ出力する。
以上の構成において、シンク検出回路202がサンプリ
ング信号SP1を発生したときその立下りによりHとなる
イネーブル信号及びOK信号に応じて0.25ブロックカウン
タ3−1がカウントを開始し、0.25ブロック毎にそのCY
出力がHとなる。デコーダ3−3は、ハイカウンタ3−
2の状態をデコードし、0.25ブロックカウンタ3−1の
CY出力がHのときのみその出力がHとなる。
デコーダ3−3の0出力が現われたとき、すなわちサ
ンプリング信号SP1の発生後0.25ブロック後には、一方
の隣接トラックのクロストークのサンプル値がオントラ
ックのレベルの1/2以下である場合OK信号がLになって
いるので、該OK信号がインバータ3−9を介して入力さ
れているアンドゲート3−8の出力にはデコーダ3−3
のD出力は現われない。しかし、OK信号がない場合に
は、アンドゲート3−8の出力がHとなり、これがオア
ゲート3−28から誤検出信号として出力される。
デコーダ3−3の1出力がHになったときには、0.5
ブロック後の処理として、これがオアゲート3−11を介
してシンク検出カウンタ3−19のL入力に印加されると
共に、ラッチ3−12のR入力及びD型FF3−13のCK入力
にも印加される。
D型FF3−13のD入力には、ラッチ3−12を介してシ
ンク検出カウンタ3−19のCY出力が入力されているの
で、0.5ブロック後に規定の値以上の検出パルス信号が
あったか否かがD型FF3−13によりサンプリングされる
ことになる。また、これと同時に、ラッチ3−12をリセ
ットすると共にシンク検出カウンタ3−19に再度テーブ
ル3−18からシュレシュホールド値をセットする。
デコーダ3−3の3出力がHのときには1ブロック後
の処理が行われ、シンク検出カウンタ3−19のCY出力が
ラッチ3−12を介してD入力に印加されているD型FF3
−14に1ブロック後に規定値の検出パルスがあったか否
かをサンプリングさせる。
ゲート3−20,3−21,3−23及び3−30の組合せ回路
は、▲▼/EVEN信号に基づいて規定の検出パルス
信号があったか否かの判定を行う。ODDの場合にはD型F
F3−13,3−14のQ出力は共にH、EVENの場合にはD型FF
3−13のQ出力がHのとき、規定の検出パルス信号があ
ったとしてオアゲート3−25の出力がHとなる。
同様の処理において、イニシャル信号がHの場合は、
インバータ3−29、アンドゲート3−22を介してオアゲ
ート3−25の出力がHになる。
シンク検出カウンタ3−19が規定値を検出しなかった
場合、オアゲート3−25の出力はLになる。従って、デ
コーダ3−3の4出力がHのとき、すなわち1.25ブロッ
ク後には、規定数の検出パルス信号が検出されなかった
ときインバータ3−28及びアンドゲート3−9を介して
オアゲート3−26の出力からHである誤検出信号が出力
される。
デコーダ3−3の7出力がHのとき、すなわち2ブロ
ック後には、規定の検出パルス信号があったこととOK信
号とによりアンドゲート3−10の出力に他の隣接トラッ
クのサンプリングを行うためのサンプリング信号SP2を
出力する。
また、Aヘッドにより再生時でデコーダ3−15の3出
力がHであり、かつデコーダ3−3の16出力がHである
4ブロック後には、サンプリング信号SP3Aを、Bヘッド
による再生時でデコーダ3−15の1出力がHであり、か
つデコーダの16出力がHであるときにはSP3Bを出力し、
オントラックのレベルをサンプリングさせる。
更に、デコーダ3−3の17出力がHで、かつAヘッド
でATF−2、BヘッドでATF−1のときには、ゲート3−
17,3−5及び3−27を介してATFEND信号が出力される。
そして、AヘッドでATF−1又はBヘッドでATF−2のと
きにはデコーダ3−3の8出力がHとなるゲート3−1
6,3−6及び3−27を介してATFEND信号が出力される。
第11図(a)〜(l)は上記動作に伴う各部の波形を
示すタイミングチャートであり、対応する符号を各部に
付してある。
なお、上述の実施例では再生信号の先頭部分を基準に
してATF信号処理部の動作のみを制御しているが、SUB1,
PCM,SUB−2などのPCMデータの処理を行う信号処理部の
動作についても同様の制御を適用することができる。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、回転ヘッドの切
換え後の回転ヘッドの出力信号のレベルを所定幅の基準
レベルと比較し、該基準レベルを越える信号の継続時間
が所定時間以上であるか否かによって出力信号から再生
信号の先頭部分を検出するようにしているため、ノイズ
等により誤検出することなく正確に再生信号の先頭部分
を検出することができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例の全体構成を示すシステム
ブロック図、第2図は本発明の要部を示すブロック図、
第3図及び第4図は第2図中の各部の信号波形を示すタ
イミングチャート図、第5図は第2図中の一部分の具体
的構成を示す回路図、第6図は第5図中の各部の信号波
形を示すタイミングチャート図、第7図は第2図中の他
の一部分の具体的構成を示すブロック図、第8図及び第
9図は第7図中の各部の信号波形を示すタイミングチャ
ート図、第10図は第2図中の更に他の一部分の具体的構
成を示す回路図、第11図は第10図中の各部の信号波形を
示すタイミングチャート図、第12図はR−DATのトラッ
クフォーマットとブロックフォーマットを示す図、第13
図はR−DATのATFトラックパターンを示す図及び第14図
は第13図のトラックパターンによるトラッキング制御の
原理を説明するための図である。 1A,1B……回転ヘッド、201……ヘッドタッチ検出回路、
1−1,1−2……コンパレータ、1−4,1−6……積分回
路、1−9……アップダウンカウンター、±V……基準
電圧。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の斜めのトラックの各々に、オーディ
    オ信号をPCM信号化し時間軸圧縮したデジタル信号を含
    む複数の信号を、各トラックの長手方向において記録領
    域を独立にして予め定められたフォーマットで記録して
    なる記録媒体上の前記複数の信号を再生する少なくとも
    2つの回転ヘッドを有し、 該2つの回転ヘッドを交互に切換え、各回転ヘッドによ
    り再生される各トラックからの複数の信号を処理してデ
    ジタル信号を再生するものにおいて、 前記回転ヘッドの切換え後の回転ヘッドの出力信号のレ
    ベルを基準レベルと比較し、基準レベルを越えるとき信
    号を出力する比較手段と、 所定時間継続している前記比較手段からの信号に応じて
    前記回転ヘッドが前記トラック上の複数の信号の先端部
    分を再生していることを検出する手段と、 を備えることを特徴とするデジタル信号再生装置。
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