JP2537387Y2 - ベルベットたわし - Google Patents

ベルベットたわし

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JP2537387Y2
JP2537387Y2 JP1990021682U JP2168290U JP2537387Y2 JP 2537387 Y2 JP2537387 Y2 JP 2537387Y2 JP 1990021682 U JP1990021682 U JP 1990021682U JP 2168290 U JP2168290 U JP 2168290U JP 2537387 Y2 JP2537387 Y2 JP 2537387Y2
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起夫 西田
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起夫 西田
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、食器類や鍋類等を洗ったり磨くのに使用さ
れるたわし、特に素材にベルベット（ビロード）を用い
た新しいタイプのベルベットたわしに関する。
［従来の技術］ ポリエステル等の短繊維を植毛した植毛生地を、磨き
用具の素材に利用したものは、例えば実開昭60-101054
号公報等によって一般に知られている。
［考案が解決しようとする課題］ このような植毛生地は密に形成された植毛が柔かいタ
ッチで払拭面を摺接できるので、傷をつけないできれい
に磨くことができるものであるが、ホーローやテフロン
加工した金属面等に対しては、油等の汚れがひどい場合
容易に落ち難い上に、水にぬらすと、全部の植毛が腰く
だけのように横向きに倒れた格好になって磨き効果が一
気に失われるといった問題を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、謂
ゆるビロード、別珍等のいわれるベルベット生地を素材
にして、その風合、柔かいタッチをそのまま活し、而も
ソフトタッチの中に金属の硬さを適度に加味し、水にぬ
らしても腰くだけにならない高品質のベルベットたわし
を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案におけるベルベッ
トたわしは、糸条１をパイル織り、又はパイル編みして
表面にパイルカットした毛11を密に形成したベルベット
生地10の表面に、ステンレス、銅等の金属を溶融した溶
融金属を霧状に吹付けて毛11の表面に前記金属の微粒子
12を附着してなるものである。
また、金属の微粒子を附着した毛11が表面になるよう
に前記ベルベット生地10を袋20に形成して、その袋の中
にスポンジ等の芯体30を設けることもできる。
［作用］ ベルベット生地10の表面は、密集した毛11で覆われて
おり、その毛11の１本１本に金属の微粒子12が附着して
いるので、毛11はその金属の微粒子によって金属のもつ
硬さが附与されて、真直ぐに起立したものとなる。
又、毛11の表面は金属で覆われるが、微粒子12である
ため毛は自由に撓むことができ、また吸水性も損われな
い。
このようなベルベット生地10で、汚れた面等を払拭す
ると、金属微粒子12の附着した毛11で払拭されるため、
ソフトタッチの中に金属のもつ硬さが加味されて汚れを
きれいに拭き取ることができる。
［実施例］ ベルベット生地10は、絹糸、毛糸、化学繊維糸等の糸
条１をパイル織り、又はパイル編みして表面に毛11が密
集するように形成する。
このベルベット生地10に、ステンレス、銅、或いはア
ルミ等の金属を加熱して融解し、その溶融した金属を真
空状態下に吹き付けると、溶融金属は超微粒子となって
霧状に吹き付けられ、毛11の表面に金属の微粒子12が附
着させられる。毛11に金属の微粒子12が附着すると、毛
11の表面は、第４〜６図に示すように、金属の微粒子で
覆われるから柔かいベルベット生地の感触の中に多少金
属の硬さが加味される。
溶融金属の吹き付けは、ベルベット生地に加工する前
の段階でも行うことができる。
このようなベルベット生地10を適当な大きさにして、
これをそのままたわしとして使用する。また、ベルベッ
ト生地を第１〜２図のように袋20に形成して、その中に
スポンジ等の芯体30を封入し、スポンジ入りベルベット
たわしとなす。
［効果］ 本考案は、上述のとおり構成されているので次に記載
する効果を奏する。
ベルベット生地の柔かい感触がそのまま活かされて
ソフトタッチの中にも金属のもつ適度の硬さが加味され
て、ベルベットたわしとしての磨き及び研削効果を高め
ることができる。
ベルベットたわしの毛は、１本１本が金属の微粒子
で覆われている為真直に起立し水にぬれても腰くだけに
なったり、横向きにならず、従って乾いた状態でも水に
ぬれた場合でもビロードの感触を保持できる。
ベルベットの毛は金属で覆われるが、微粒子である
為、毛の撓みが損われない。
金属の微粒子は溶融金属を吹き付けることにより附
着させるため、自由に適当な量を附着でき、又局部的な
附着も行える。
ベルベット生地をたわし素材にする為高品質のたわ
しを簡単安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の実施例を示すスポンジ入りベルベット
たわしの斜視図、第２図は同縦断面図、第３図はベルベ
ット生地の一部を拡大した断面図、第４図は同じくベル
ベットたわしの一部を拡大した断面図、第５図はベルベ
ット生地の毛の拡大断面図、第６図はその横断面図であ
る。 １……糸条、10……ベルベット生地 11……毛、12……金属の微粒子 20……袋、30……スポンジ芯体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】糸条１をパイル織り、又はパイル編みして
    表面にパイルカットした毛11を密に形成したベルベット
    生地10の表面に、ステンレス、銅等の金属を溶融した溶
    融金属を霧状に吹付けて毛11の表面に前記金属の微粒子
    12を附着してなることを特徴とするベルベットたわし。
  2. 【請求項２】金属の微粒子を附着した毛11が表面になる
    ように前記ベルベット生地10を袋20に形成して、その袋
    の中にスポンジ等の芯体30を設けた請求項１記載のベル
    ベットたわし。
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