JP3002769U - 洗顔用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、洗顔するための洗顔用具に関し、
小鼻の周りの細かい部分やＴゾーンをきれいに洗うこと
ができ、しかもその洗顔の作業を容易にすることを目的
とする。 【構成】 洗顔用具本体１が、指に外嵌着可能に形成さ
れてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は洗顔するための洗顔用具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗顔するための洗顔用具としては、ポリアミド系合成繊維や獣毛で構成 された洗顔ブラシ、スポンジを絹で包み込んだ絹洗顔パフ、絹素材の洗顔タオル 、化学繊維で構成された洗顔パフ等が使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、洗顔ブラシや洗顔パフは大きいために、たとえば小鼻の周りの細かい 部分や、目，鼻の周辺のいわゆるＴゾーンと称される汚れやすい部分をきれいに 洗うことができないという問題点があった。

【０００４】 また、洗顔タオルを使用する場合、上記のような細かい部分を洗うためには指 に巻いて使用する必要があり、その指に巻く作業を使用の都度行わなければなら ず、この作業が煩雑となっていた。

【０００５】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、上記のような 小鼻の周りの細かい部分やＴゾーンをきれいに洗うことができ、しかもその洗顔 の作業を容易にすることを課題とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、洗顔用具本体１が、指に外嵌着可能に形成されてなることに ある。

【０００７】 洗顔用具本体１の素材としては、たとえば絹が使用される。

【０００８】 また、洗顔用具本体１の編成又は織成状態としては、パイル地や鹿の子地等の 粗面な生地に編成又は織成することが可能である。

【０００９】 さらに、洗顔用具本体１にゴムのような伸縮性素材を混入することも可能であ る。

【００１０】

【作用】

本考案は上記のような構成からなるため、洗顔用具本体１を指に外嵌着した状 態で洗顔すると、顔全体は掌で洗うことができ、また小鼻の周りの細かい部分や Ｔゾーンは、上記のように指に外嵌着した洗顔用具で洗うことができる。

【００１１】 従って、指先の微妙な力加減を利用して洗いにくい細かい部分の汚れをきれい に落とすことができる。

【００１２】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。

【００１３】 図１において、１は人差し指に外嵌着可能に、その人差し指と略同形状に形成 された洗顔用具本体で、底部に開口部２を有し、内部３が中空状に形成されてい る。

【００１４】 この洗顔用具本体１は、全体が絹からなり、ゴムが混入され、またパイル地に 織成されている。

【００１５】 そして、このような構成からなる洗顔用具４は、図３に示すように２個１組を 両手の人指し指にそれぞれ外嵌着して使用されるものである。

【００１６】 この場合、洗顔用具本体１にゴムが混入されているため、洗顔用具全体に伸縮 力が生じて人指し指に確実にフィットし、不用意に外れることがない。

【００１７】 次に、このように２個１組の洗顔用具４，４を両手の人指し指にそれぞれ外嵌 着して洗顔する場合、先ず顔全体は掌で洗うことができる。

【００１８】 一方、小鼻の周りの細かい部分やＴゾーンは、図３に示すように人指し指に外 嵌着した洗顔用具４，４で、指先の微妙な力加減を利用して洗うことができ、そ れらの洗いにくい部分の汚れをきれいに落とすことができる。

【００１９】 また、洗顔用具本体１が絹からなるため、肌に刺激を与えない好適な感触を付 与し、しかも洗顔用具本体１はパイル地に織成されているため、そのパイル地の 粗面を利用して汚れを確実に落とすことができる。

【００２０】 尚、上記実施例では、洗顔用具本体１が絹で構成されていたため、上記のよう な好ましい効果が得られたか、洗顔用具本体１の素材はこれに限定されるもので はなく、他の天然繊維や合成繊維、その他の素材を使用することも可能である。

【００２１】 さらに、上記実施例では、洗顔用具本体１はパイル地に織成されているが、こ れに限らず鹿の子地で編成又は織成されていてもよく、この場合でも鹿の子地の 粗面を利用して汚れを確実に落とすことができるという利点がある。

【００２２】 ただし、このようなパイル地や鹿の子地等の粗面な生地に編成，織成すること は本考案に必須の条件ではなく、他の織成，編成状態としてもよく、また繊維以 外の素材を使用する場合には、むろん織成，編成はされないこととなる。

【００２３】 また、該実施例ではゴムを洗顔用具本体１に混入したが、ゴム以外の伸縮性素 材を混入することも可能である。

【００２４】 さらに、このような伸縮性素材の混入によって上記実施例のような好ましい効 果が得られるが、伸縮性素材を混入することも本考案に必須の条件ではない。

【００２５】 さらに、上記実施例では、洗顔用具本体１が人差し指の形状に合わせて形成さ れているが、他の中指や親指の形状に合わせて形成することも可能である。

【００２６】 従って、洗顔に使用する指も問うものではないが、細かい部分を微妙な力加減 で洗うには、人差し指を使用することが好ましい。

【００２７】 尚、２本以上の指に洗顔用具を外嵌着して洗顔することも可能である。

【００２８】

【考案の効果】

叙上のように、本考案は、洗顔用具本体が指に外嵌着可能に形成されているた め、その洗顔用具本体を指に外嵌着して小鼻の周りの細かい部分やＴゾーンを、 指先の細かい動きで洗うことができ、従って従来の洗顔ブラシや洗顔パフで洗う のが困難であったこれらＴゾーン等の汚れやすい部分をきれいに洗うことができ るという効果がある。

【００２９】 また、指により力加減を調節し易いため、肌を傷つけるおそれもない。

【００３０】 さらに従来の洗顔タオルのように指に巻いて使用する等の煩雑な作業を伴うこ となく、指にそのまま外嵌するだけで着用できるため、洗顔のための作業も非常 に容易となる。

【００３１】 また、洗顔用具本体の素材として絹を使用した場合には、肌に対して刺激を与 えない好適な感触を付与することができるという効果がある。

【００３２】 また、洗顔用具本体をパイル地や鹿の子地等の粗面な生地に編成又は織成した 場合には、汚れを落としやすいという利点がある。

【００３３】 さらに、洗顔用具本体に伸縮性素材を混入した場合には、その洗顔用具本体を 指に確実に適合して装着することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例としての洗顔用具の正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。

【図３】使用状態を示す正面図。

【符号の説明】

１…洗顔用具本体

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗顔用具本体(1) が、指に外嵌着可能に
   形成されてなることを特徴とする洗顔用具。
2. 【請求項２】 洗顔用具本体(1) が絹で構成されてなる
   請求項１記載の洗顔用具。
3. 【請求項３】 洗顔用具本体(1) が粗面な生地に編成又
   は織成されてなる請求項１又は２記載の洗顔用具。
4. 【請求項４】 前記粗面な生地がパイル地である請求項
   ３記載の洗顔用具。
5. 【請求項５】 前記粗面な生地が鹿の子地である請求項
   ３記載の洗顔用具。
6. 【請求項６】 洗顔用具本体(1) に伸縮性素材が混入さ
   れてなる請求項１乃至５のいずれかに記載の洗顔用具。
7. 【請求項７】 前記伸縮性素材がゴムである請求項６記
   載の洗顔用具。