JP2537107B2 - 石材加工方法及びその装置 - Google Patents

石材加工方法及びその装置

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JP2537107B2 JP3033489A JP3348991A JP2537107B2 JP 2537107 B2 JP2537107 B2 JP 2537107B2 JP 3033489 A JP3033489 A JP 3033489A JP 3348991 A JP3348991 A JP 3348991A JP 2537107 B2 JP2537107 B2 JP 2537107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、墓石などの石材を加工
する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図14に示すような墓石Sの頂
部の丸み付け加工を行う場合、従来は、図16に示すよ
うなダイヤモンド砥石20を用い、直交座標系の加工機
で砥石をX−Y方向に移動させつつ加工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石材に
は一般に強弱の方向性があり、石材の切断装置の精度や
剛性も十分ではないので、前加工された石材が正確な長
方体となっておらず、X,Y,Z方向に少しずつ歪んで
いるのが普通である。このため、直交座標系の加工機で
加工をすると、図15に示すように加工幅が一定せず、
外観の悪いものとなるという問題点があった。したがっ
て、従来は、熟練した職人がグラインダーで手仕上げを
していたが、この作業は作業環境が悪く、生産性も低か
った。このような問題を解決する為には、歪みのある素
材を予め正確な長方体に修正しておけばよいが、このよ
うにすると、余計な労力が必要であり、しかも製品の寸
法が小さくなる為、見栄えがしなくなるという問題があ
る。本発明は、多少歪みのある石材に種々の加工を自動
的に行うことのできる加工方法及び加工装置を提供する
ことを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる石材の加工方法は、素材のコーナー部の座
標を測定する測定装置と、該測定装置によって測定され
たコーナー部の座標を記憶する記憶装置とを具備する石
材加工装置を用い、まず、素材である石材複数のコー
ナー部の座標を測定して記憶装置に記憶させておき、つ
ぎに、記憶されたこれらコーナー部を結ぶ線に沿って
工を行い、該記憶された線に平行な加工面を得ることを
特徴としている。また、本発明にかかる石材の加工装置
は、素材である石材を保持する保持装置と、該石材の
ーナー部の座標を測定する定装置と、該測定装置によ
って測定されたコーナー部の座標を記憶する記憶装置
と、該記憶装置に記憶されているコーナー部を結ぶ線に
沿って加工を行い、その線に平行な加工面を得る加工装
置と、加工工具を自動交換できる工具交換装置と、素材
である石材を供給する素材供給装置と、加工部に向かっ
て流体を吐出する冷却装置と、吐出された流体を回収し
て石粉を分離する浄化装置とを備えてなる。
【0005】
【作用】本発明の加工方法によれば、予め測定された石
材の形状に沿って加工を行うので、歪んだ形状の石材に
も該形状に沿った加工を行うことができ、製品の外観に
違和感がなく、しかも手仕上げを大幅に削減することが
できるので能率的である。また、本発明の加工装置によ
れば、上記のような加工を、自動的かつ正確に行うこと
ができる。
【0006】
【実施例】図1ないし図3は本発明の石材加工装置の1
例を表すもので、この石材加工装置1は、石材2を保持
する保持装置3に隣接して加工装置5が設けられてい
る。保持装置3には素材である石材2をパレット6に載
せて順次供給するための素材供給装置7が接続されてい
る。素材供給装置7は、2組のパレットを載せることの
できる回転テ−ブル9を備え、その入口側で積み込んだ
石材を加工室10に位置する前記保持装置3のテ−ブル
に供給すると共に、加工を終えた石材を積み込んで入口
11へ運ぶことができるようになっている。回転テ−ブ
ル9と加工テ−ブル10との間の石材の受け渡しは、油
圧シリンダを利用した移送装置13により行われる。
【0007】保持装置3は、パレットに固定具14で固
定された石材2を保持し、水平面内で回転(B軸)する
と共に、左右(X軸)に移動する加工テ−ブル15を備
えている。一方、加工装置5は測定装置を兼ねるもの
で、加工位置に保持されている石材2に対し前後動(Z
軸)するコラム17と、該コラムに取り付けられている
スピンドルヘッド18と、加工工具である複数の砥石2
0,…及び測定工具である触針式のプロ−ブ23を保持
するツ−ルポット付きのツ−ルホルダ21と、該ツ−ル
ホルダに保持されている工具を順次スピンドルヘッド1
8に供給する工具自動交換装置22とを備えている。ス
ピンドルヘッド18は、上下方向(Y軸)に移動するこ
とができる。
【0008】加工装置5の後部には、コンピュータを内
蔵する制御装置25が設置されており、前記テーブル1
5、コラム17、スピンドルヘド18、ツールホルダ
21、工具自動交換装置22などは、この制御装置25
によって駆動制御される。図中の27は、上記制御装置
を操作する為の操作パネルである。なお、加工室は、カ
バー28によって覆われており、その内部には、図6に
示す如く、加工部に向けて冷却水を吐出する種のノズ
ル29(A,B,C,D)が設けられている。ノズル2
9(A)は、一部が切り欠かれたリング状であり、変向
自在な複数の吐出ヘッドh,…が設けられている。ま
た、一対のノズル29(B)は、自在に位置と向きを変
えることのできるフレキシブルノズルであり、ノズル2
9(C)は、加工室の天井に設けられたシャワー式のノ
ズルである。29Dは加工室の下部より天井に向けられ
たシャワー式のノズルである。これら種のノズルによ
って、加工部を十分にカバーすることができる。
【0009】加工装置5の側部には、浄化装置30、3
1が設置されている。一方の浄化装置30は、図4に示
す如く、ハウジング33内に回転容器34が回転軸35
によって支持されており、該回転軸は、ベルト37を介
してモータ38によって回転駆動されるようになってい
る。回転軸35の芯部にはスクレーパ軸40が独立回転
自在に挿通されている。該スクレーパ軸40の下端部に
は、円盤41が固着され、該円盤に羽根状のスクレーパ
43が固着されている。回転軸35の下方には、前記加
工位置に設けられているカバー28の底部からポンプで
送られてくる冷却水が上向きに吐出されるノズル45が
設けられ、該ノズルの上部にはロート状のノズルカバー
46が前記円盤41に臨むように設けられている。前記
回転容器の上部には一対の爪47が設けられており、そ
の上部にはエアシリンダ50によって上下に移動し、下
降時に前記爪47と噛み合うストッパ51が設けられて
いる。また、前記スクレーパ軸40の上方には、エアシ
リンダ53によって上下に移動しスクレーパ軸40と結
合するカップリング54が設けられている。このカップ
リング54の回転軸55のプーリ56にはチェーン57
を介してギヤードモータ58の回転が伝えられる。前記
ハウジング33の下側には、タンク60が設けられ、そ
の内部の前記回転容器34の直下部に、エアシリンダ6
2によって開閉される蓋64付の案内筒65及びスラッ
ジタンク66が設けられている。なお、前記ハウジング
33の側部には、スラッジ(石粉等)が除去された清浄
水を取り出す流出口67が設けられており、その内側に
は受板68が設けられている。
【0010】加工中は、加工室の汚れた冷却水がノズル
45から上向きに吐出され、円盤41に当たって回転容
器34の底部に注がれる。回転容器34は高速で回転し
ているので、冷却水中のスラッジは遠心力により回転容
器の内壁に付着し、水は回転容器の内壁を伝わって上方
へ移動し、回転容器の蓋に設けられた穴69からあふれ
出て、流出口67から送り出される。容器内壁に付着し
たスラッジの量が多くなったら、容器34の回転を止
め、ストッパ51と爪47とを噛み合わせて該容器の回
転を拘束し、カップリング54とスクレーパ軸40の上
端部を結合させてスクレーパを回転させる。スクレーパ
と回転容器の内壁との間には僅かな隙間しかないので、
容器内壁に付着したスラッジが掻き落されるのである。
このスラッジは、スラッジタンク66内に収容される。
他方の浄化装置31は、小型の浄化装置であり、上記の
ようなスクレーパは設けられておらず、回転容器ごと取
りはずして手動でスラッジを掻き落すようになってい
る。この浄化装置31は、上記自動式の浄化装置30の
スラッジ除去作業中に運転される。図5は、上記冷却水
の循環用配管を示すものであり、加工位置のタンク70
の汚れた冷却水がポンプP1で汚水タンク71に移さ
れ、そこからポンプP2又はP4によって浄化装置30
又は31に送られる。浄化装置30又は31で浄化され
た清浄水はタンク72へ移され、ポンプP6、P8、P
9、P10等によってノズル29A,29B,29C,
29Dに送られる。また、一部はポンプ11によって汲
み上げられ、小型浄化装置31を介して洗浄用タンク7
3にも送られ、そこからポンプP7によってオイルホー
ルへも送られる。
【0011】この石材加工装置1を用いて図7,図8に
示す長方形の石材の頭部に丸み付け加工を行う場合は、
パレット6上に固定された素材を加工テーブル15に取
り付け、加工部分の外形を測定する。この測定は、スピ
ンドルヘッド18にプローブ23を取り付け、該プロー
ブが素材の加工部分である頭部の4つのコーナー部の各
3面に順次接触するようにコラム及び加工テーブルを移
動させ、その接触点の座標から各コーナーの位置を測定
する。このようにして得られる4つのコーナーを結んだ
線を加工部分の外形線と仮定するのが実用的である。実
際に測定する位置は、各コーナーから若干(例えば10
mm程度)離れた位置とするのが良い。この測定結果は
制御装置の記憶装置に記憶させておく。次に、上記プロ
ーブを取りはずし、加工面が凹状曲面として成型された
ダイヤモンド砥石20を用いて研削加工を行う。この加
工は、図9に示す如く、前記記憶装置に記憶させた加工
部分の外周に沿って仮定した移動線Lに従って砥石を
YZBの1軸又は各2軸を同時に又は各3軸を同時に又
は各4軸を同時に移動させつつ行う。この加工は、目の
粗いものから細かいものへ順次砥石を交換しながら行
い、最終的には研磨仕上げをなう。この加工には、当然
ながら面取り加工も含まれる。この石材加工装置は、上
記工具の交換を自動的に行うことができる。このように
して得られる加工石材は、頭部の丸み付けが素材の外形
に沿って行われるので、素材に若干の歪みがあっても美
観が損なわれない。また、素材を予め正確な長方体に削
り直しておく必要がないので、無駄な労力を要せず、し
かも、製品の寸法を極力大きく、見栄えのするものとす
ることができる。
【0012】次に、図10ないし図13は、上記と異な
る墓石Tの加工を行う例を示すもので、従来は図10及
び図11に示すように加工部の線が外形に対し傾斜して
いたので、見苦しくないようにする為に多大の労力をか
けて修正していたが、本発明によれば、図12及び図1
3に示す如く、外形線と平行な加工を行うので、違和感
のない美麗な製品を得ることができる。なお、図14に
おける墓石P,Q,W,Y,Z等の加工も同様にうまく
行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、若干歪んだ素材であっても一見して違和感が
なく、美麗な製品を少ない労力で能率的に得ることが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】石材加工装置の正面図である。
【図2】石材加工装置の平面図である。
【図3】石材加工装置の側面図である。
【図4】浄化装置の一部断面図である。
【図5】冷却水の配管図である。
【図6】冷却水用ノズルの説明図である。
【図7】測定方法の説明図である。
【図8】測定方法の説明図である。
【図9】加工方法の説明図である。
【図10】従来の加工品の平面図である。
【図11】従来の加工品の側面図である。
【図12】本発明による加工品の平面図である。
【図13】本発明による加工品の側面図である。
【図14】墓石の斜視図である。
【図15】従来の加工品の平面図である。
【図16】従来の加工方法の説明図である。
【符号の説明】
1 石材加工装置 2 石材 3 保持装置 5 加工装置 7 素材供給装置 15 加工テ−ブル 17 コラム 18 スピンドルヘッド 20 砥石 23 測定工具(プロ−ブ) 25 制御装置 30 浄化装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材のコーナー部の座標を測定する測定
    装置と、該測定装置によって測定されたコーナー部の座
    標を記憶する記憶装置とを具備する石材加工装置を用
    い、まず、素材である石材複数のコーナー部の座標を
    測定して記憶装置に記憶させておき、つぎに、記憶され
    たこれらコーナー部を結ぶ線に沿って加工を行い、該記
    憶された線に平行な加工面を得ることを特徴とする石材
    の加工方法。
  2. 【請求項2】 素材である石材を保持する保持装置と、
    該石材のーナー部の座標を測定する定装置と、該測
    定装置によって測定されたコーナー部の座標を記憶する
    記憶装置と、該記憶装置に記憶されているコーナー部を
    結ぶ線に沿って加工を行い、その線に平行な加工面を得
    る加工装置と、加工工具を自動交換できる工具交換装置
    と、素材である石材を供給する素材供給装置と、加工部
    に向かって流体を吐出する冷却装置と、吐出された流体
    を回収して石粉を分離する浄化装置とを備えてなる石材
    加工装置。
JP3033489A 1991-02-01 1991-02-01 石材加工方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2537107B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842020A (ja) * 1971-09-29 1973-06-19
JPS63232964A (ja) * 1987-03-19 1988-09-28 Canon Inc 修正研摩装置
JPH02185341A (ja) * 1989-01-10 1990-07-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd パレット交換装置付き工作機械

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