JP2537059Y2 - 温度計付き電子機器 - Google Patents

温度計付き電子機器

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JP2537059Y2
JP2537059Y2 JP7737491U JP7737491U JP2537059Y2 JP 2537059 Y2 JP2537059 Y2 JP 2537059Y2 JP 7737491 U JP7737491 U JP 7737491U JP 7737491 U JP7737491 U JP 7737491U JP 2537059 Y2 JP2537059 Y2 JP 2537059Y2
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JP
Japan
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temperature
temperature sensing
thermometer
plate
sensing portion
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JP7737491U
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JPH0528992U (ja
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豊 近藤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、温度計付き電子機器、
特に腕時計と組み合わせた温度計付き腕時計の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の温度計付き腕時計の構造例
をしめす。図2において、1は温度を電気的に感温する
温度検出素子であるサーミスタであり、その感温部1−
1は外装ケース4に組み込まれたアルミニウムよりなる
感温板2に接触させている。なお、外装ケース4は体温
の影響を避ける為、プラスチック材料を使用している。
3は防水パッキンである。5はサーミスタ1の感温部1
−1から検出された電気信号を温度値に変換する温度変
換回路等の回路素子が実装された回路基板である。サー
ミスタ1は該端子部1−2が前記回路基板5に半田付け
により接続されている。6は裏蓋である。7は感温板に
進入した静電気を裏蓋6にアースするアースバネであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】温度計付き腕時計は、
生活に密接な関係の有る温度がどこでも測定できるとと
もに、設定した温度と測定温度が一致するとブザー等で
知らせる機能等、時計に保有された機能と組み合わせる
事により、便利な物である。
【0004】ところが腕時計は腕に装着している時は、
時計本体は体温の影響により気温とは異なる温度となっ
ている。そのため、少しでも腕時計携帯時の温度測定精
度を良くするためには図2の様にサーミスタ1の感温部
1−1を感温板2に密着させ、腕時計外の温度を検出す
る様にする構造が一般的である。
【0005】図2の様な構造の場合、感温板2に外部か
ら静電気が進入した場合、サーミスタ1の感温部1−1
が感温板2に密着している為、静電気がサーミスタ1を
経由して時計モジュール内に進入し、製品の破壊、誤動
作等の不具合を招いてしまう。
【0006】静電気にたいする不具合を防ぐ為に、感温
板2にアースバネ7を接触させ、裏蓋6にアースをとっ
ているが、その場合以下の問題を有する。
【0007】(1)デザイン的な幅を持たせる為感温板
2を着色するには、アルマイト処理を施せばよいが、ア
ルマイト処理をすると、その表面は電気的には絶縁状態
となってしまう。そのためアースバネ7と電気的な結合
を行う為には、アルマイト処理を行えない為、デザイン
的な制約を与えている。又、デザイン優先のために、ア
ルマイト処理を施すと、静電気に対して弱い製品となっ
てしまう。
【0008】(2)裏蓋6からアースバネ7、感温板2
を経由してサーミスタ1の感温部1−1に体温の影響が
達する為、温度計測精度にも多少の影響を与える。
【0009】そこで本考案は前述の様な問題を解決する
もので、その目的とするところは、 (1)静電気に対して比較的強く (2)感温板であるアルミニウムにアルマイト処理を施
し、デザイン的な幅をもたせ (3)温度計測精度を向上させる 温度計付きの腕時計を提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の温度計付き電子
機器は、温度を電気的に感温する温度検出素子と、前記
温度検出素子より得られる電気信号を温度値に変換する
温度変換回路を有するモジュールと、前記モジュールを
収納する外装ケースと、前記外装ケースに組み込まれ、
前記温度検出素子の感温部が内部に配設される感温板
と、前記感温部の前記感温板側を除く周囲を覆い、か
つ、前記感温板と前記感温部との距離を一定以上に保持
する絶縁部材とを有することを特徴とする。また、前記
絶縁部材は、前記感温板よりも熱伝導率の小さい材料で
構成されることを特徴とする。
【0011】
【実施例】本考案を実施例に従って、説明する。
【0012】図1は、本考案による、温度計付き腕時計
の一実施例を示す断面部である。
【0013】以降、図1に沿って、本考案を説明する。
【0014】図1において、サーミスタ1、感温板2、
防水パッキン3、外装ケース4、回路基板5、裏蓋6は
従来例図2と同様であるので説明は省略する。8は絶縁
部材でありサーミスタ1の感温部1−1の周囲を感温板
2側を除き覆っている。又、絶縁部材8は同時にサーミ
スタ1の感温部1−1と感温板2が接触しない様に形
成、配置されている。
【0015】なお絶縁部材8の熱伝導率は感温板2より
も小さい材料を選択している。
【0016】以上の様に、サーミスタ1の感温部と感温
板2との距離を絶縁部材8により一定以上近接しないよ
うにしているため、感温板2に進入した静電気は従来例
図2と比較して時計内部に進入しにくくなるため、静電
気にたいして比較的強くなる。
【0017】又、その結果図2に有るアースバネ7を廃
止する事が可能となっている為、アルミニウムからなる
感温板2にアルマイト処理を施す事が可能となり、感温
板2に着色が可能となりデザイン的な自由度を増す事が
可能となる。
【0018】又、サーミスタ1の感温部1−1の周囲を
熱伝導率の小さな絶縁部材で覆っているため、裏蓋を経
由しての体温の影響を遮断している。サーミスタ1の感
温部1−1と感温板2との距離は従来例図2よりも長く
なっているが、前述の様に体温の影響を絶縁部材8によ
り遮断しているため、温度計測精度は従来例図2よりも
向上する。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案による温度計
付き電子機器によれば、温度検出素子の感温板側を除く
周囲を覆い、かつ、感温板と温度検出素子との距離を一
定以上に保持する絶縁部材を有し、絶縁部材は、感温板
よりも熱伝導率の小さい材料で構成されることにより
以下のような効果を得ることができる。
【0020】(1)静電気に対して比較的強く (2)感温版であるアルミニウムにアルマイト処理を施
し、デザイン的な幅を持たせ (3)温度計測精度を向上させる 以上のような結果、時計と組み合わせた際の商品価値を
向上させることになるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例である温度計付き腕時計の
断面図。
【図2】 従来の温度計付き腕時計の断面図。
【符号の説明】
1.温度検出素子(サーミスタ) 1−1.感温部 1−2.端子部 2.感温板 3.防水パッキン 4.外装ケース 5.回路基板 6.裏蓋 7.アースバネ 8.絶縁部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度を電気的に感温する温度検出素子と、 前記温度検出素子より得られる電気信号を温度値に変換
    する温度変換回路を有するモジュールと、前記モジュールを 収納する外装ケースと、 前記外装ケースに組み込まれ、前記温度検出素子の感温
    部が内部に配設される感温板と、前記感温部の 前記感温板側を除く周囲を覆い、かつ、前
    記感温板と前記感温部との距離を一定以上に保持する絶
    縁部材とを有することを特徴とする温度計付き電子機
    器。
  2. 【請求項2】前記絶縁部材は、前記感温板よりも熱伝導
    率の小さい材料で構成されることを特徴とする請求項1
    記載の温度計付き電子機器。
JP7737491U 1991-09-25 1991-09-25 温度計付き電子機器 Expired - Lifetime JP2537059Y2 (ja)

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JPH0528992U JPH0528992U (ja) 1993-04-16
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