JP2536830B2 - 光学ピツクアツプ装置 - Google Patents
光学ピツクアツプ装置Info
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- JP2536830B2 JP2536830B2 JP58237425A JP23742583A JP2536830B2 JP 2536830 B2 JP2536830 B2 JP 2536830B2 JP 58237425 A JP58237425 A JP 58237425A JP 23742583 A JP23742583 A JP 23742583A JP 2536830 B2 JP2536830 B2 JP 2536830B2
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- optical
- beam splitter
- laser
- photodetector
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音声信号や映像信号等の情報信号を記録し
た光学ディスクに半導体レーザから出射されるレーザビ
ームを入射して上記情報信号を読み取り再生する光学式
のディスクプレーヤ装置、あるいは光学ディスクにレー
ザビームを入射させて所定の情報信号を記録し、またこ
の記録された情報信号を読み取り再生する光学式の記録
再生装置に用いられる光学ピックアップ装置に関する。
た光学ディスクに半導体レーザから出射されるレーザビ
ームを入射して上記情報信号を読み取り再生する光学式
のディスクプレーヤ装置、あるいは光学ディスクにレー
ザビームを入射させて所定の情報信号を記録し、またこ
の記録された情報信号を読み取り再生する光学式の記録
再生装置に用いられる光学ピックアップ装置に関する。
従来、光学式のディスクプレーヤ装置に用いられる光
学ピックアップ装置の光学系は、第1図に示すように構
成されている。この第1図に示す光学系において、半導
体レーザ1から出射されたれレーザビームは、ビームス
プリック2を通過してコリメータレンズ3により平行光
とされる。このコリメータレンズ3により平行光とされ
たレーザビームは、対物レンズ4により収束された光学
ディスク5の情報信号を記録した記録トラックを有する
信号記録面上に焦点を結ぶ。そして、光学ディスク5の
信号記録面に照射されたレーザビームは、凹凸状のピッ
ト列からなる記録トラツクによって変調されて反射さ
れ、再び対物レンズ4及びコリメータレンズ3を経てビ
ームスプリッタ2に入射される。このビームスプリッタ
2に入射された光学ディスク5から反射された戻りのレ
ーザビームは、半導体レーザ1から出射され光学ディス
ク5に入射するように往路を進行するレーザビームの光
軸に対し直角方向に上記ビームスプリッタ2により反射
される。このビームスプリッタ2により反射された戻り
のレーザビームは、一軸方向にのみ収束作用を有するフ
ォーカスエラー及びトラッキングエラー検出用レンズ6
により収束されて光検出器7で検出される。このよう
に、光学ディスク5の記録トラックによって変調されて
反射されたレーザビームを光検出器7で検出することに
より、上記記録トラックに記録された情報信号の読み出
しが行なわれる。また、フォーカスエラー及びラジアル
カラー検出用レンズ6で収束されるレーザビームのスポ
ット形状は、光学ディスク5の位置が上下方向にずれる
と、レーザビームが記録トラック上に正しく収束される
合焦位置を境として直交する方向に変形する。そこで、
このレーザビームのスポット形状の形状変化を例えば4
分割した光検出器7で検出してフォーカス誤差信号を
得、この信号により対物レンズ4を駆動変位させてフォ
ーカス制御が行なわれる。
学ピックアップ装置の光学系は、第1図に示すように構
成されている。この第1図に示す光学系において、半導
体レーザ1から出射されたれレーザビームは、ビームス
プリック2を通過してコリメータレンズ3により平行光
とされる。このコリメータレンズ3により平行光とされ
たレーザビームは、対物レンズ4により収束された光学
ディスク5の情報信号を記録した記録トラックを有する
信号記録面上に焦点を結ぶ。そして、光学ディスク5の
信号記録面に照射されたレーザビームは、凹凸状のピッ
ト列からなる記録トラツクによって変調されて反射さ
れ、再び対物レンズ4及びコリメータレンズ3を経てビ
ームスプリッタ2に入射される。このビームスプリッタ
2に入射された光学ディスク5から反射された戻りのレ
ーザビームは、半導体レーザ1から出射され光学ディス
ク5に入射するように往路を進行するレーザビームの光
軸に対し直角方向に上記ビームスプリッタ2により反射
される。このビームスプリッタ2により反射された戻り
のレーザビームは、一軸方向にのみ収束作用を有するフ
ォーカスエラー及びトラッキングエラー検出用レンズ6
により収束されて光検出器7で検出される。このよう
に、光学ディスク5の記録トラックによって変調されて
反射されたレーザビームを光検出器7で検出することに
より、上記記録トラックに記録された情報信号の読み出
しが行なわれる。また、フォーカスエラー及びラジアル
カラー検出用レンズ6で収束されるレーザビームのスポ
ット形状は、光学ディスク5の位置が上下方向にずれる
と、レーザビームが記録トラック上に正しく収束される
合焦位置を境として直交する方向に変形する。そこで、
このレーザビームのスポット形状の形状変化を例えば4
分割した光検出器7で検出してフォーカス誤差信号を
得、この信号により対物レンズ4を駆動変位させてフォ
ーカス制御が行なわれる。
ところで、上述の如く光学ディスク5の信号記録面か
ら反射された戻りのレーザビームをビームスプリッタ2
により反射させた後収束させ、光検出器7上に焦点を結
ばせてフォーカス誤差を検出するようにしたものにあっ
ては、ビームスプリッタ2により反射させた後焦点を結
ばせるまでの光路長を必要とし、ビームスプリッタ2と
光検出器7間に所定の距離を必要とする。そして、フォ
ーカス誤差の検出感度を向上させようとすると光学系の
倍率を上げる必要があり必然的にビームスプリッタ2と
光検出器7間の距離が大きくなってしまう。
ら反射された戻りのレーザビームをビームスプリッタ2
により反射させた後収束させ、光検出器7上に焦点を結
ばせてフォーカス誤差を検出するようにしたものにあっ
ては、ビームスプリッタ2により反射させた後焦点を結
ばせるまでの光路長を必要とし、ビームスプリッタ2と
光検出器7間に所定の距離を必要とする。そして、フォ
ーカス誤差の検出感度を向上させようとすると光学系の
倍率を上げる必要があり必然的にビームスプリッタ2と
光検出器7間の距離が大きくなってしまう。
特に、第1図に示す如く構成された光学系を有する従
来の光学ピックアップ装置は、光学ディスク5に入射さ
れるレーザビームの光軸に対し、上記光学ディスク5か
ら反射されるレーザビームをビームスプリッタ2により
直角方向に反射させるように構成しているため、半導体
レーザ1から対物レンズ4に至る上記半導体レーザ1か
ら出射させたレーザビームが進行する往路に対し、光学
ディスク5から反射されたレーザビームが進行するビー
ムスプリッタ2から光検出器7に至る復路を垂直になし
ている。従って、従来の光学ピックアップ装置は、半導
体レーザ1からコリメータレンズ3に至る直線形状の往
路ブロックに対しビームスプリッタ2から光検出器7に
至る比較的長尺な復路ブロックが垂直に突出して設けら
れる構造となされ、少なくとも光学系ブロックの大形化
を招く欠点がある。また、この種の光学ピックアップ装
置を用いるディスクプレーヤ装置の小型化を図る妨げと
なっている。
来の光学ピックアップ装置は、光学ディスク5に入射さ
れるレーザビームの光軸に対し、上記光学ディスク5か
ら反射されるレーザビームをビームスプリッタ2により
直角方向に反射させるように構成しているため、半導体
レーザ1から対物レンズ4に至る上記半導体レーザ1か
ら出射させたレーザビームが進行する往路に対し、光学
ディスク5から反射されたレーザビームが進行するビー
ムスプリッタ2から光検出器7に至る復路を垂直になし
ている。従って、従来の光学ピックアップ装置は、半導
体レーザ1からコリメータレンズ3に至る直線形状の往
路ブロックに対しビームスプリッタ2から光検出器7に
至る比較的長尺な復路ブロックが垂直に突出して設けら
れる構造となされ、少なくとも光学系ブロックの大形化
を招く欠点がある。また、この種の光学ピックアップ装
置を用いるディスクプレーヤ装置の小型化を図る妨げと
なっている。
そこで、本発明は光学ピックアップ装置自体の小型化
を達成することを目的として提案され、特に光学ディス
クに入射されるレーザビームと光学ディスクから反射さ
れるレーザビームを分離するビームスプリッタの如き光
学素子から光検出器に至る光路長を十分に確保しフォー
カス誤差等の検出の感度を十分に維持し、正確なフォー
カス誤差等の検出を可能となし、装置自体の小型化を達
成することを目的とする。
を達成することを目的として提案され、特に光学ディス
クに入射されるレーザビームと光学ディスクから反射さ
れるレーザビームを分離するビームスプリッタの如き光
学素子から光検出器に至る光路長を十分に確保しフォー
カス誤差等の検出の感度を十分に維持し、正確なフォー
カス誤差等の検出を可能となし、装置自体の小型化を達
成することを目的とする。
さらに、本発明は、ディスクプレーヤ装置や記録再生
装置の小型化を実現し得る光学ピックアップ装置を提供
することを目的とする。
装置の小型化を実現し得る光学ピックアップ装置を提供
することを目的とする。
本発明に係る光学ピックアップ装置は、上述したよう
な目的を達成するため、半導体レーザと、上記半導体レ
ーザから出射されたレーザビームを光学ディスク面で集
束させる対物レンズと、上記半導体レーザと上記対物レ
ンズとの間の光路中に配され、上記半導体レーザから出
射されたレーザビームと光学ディスク面によって反射さ
れた戻りのレーザビームとを分離するビームスプリッタ
と、上記ビームスプリッタによって分離された上記戻り
のレーザビームを受光する光検出器と、上記ビームスプ
リッタと上記光検出器との間の光路中に配されて、少な
くとも光学ディスク面の垂直方向の変位に応じてビーム
形状を変化させる光学素子とを備えて構成され、上記ビ
ームスプリッタに、上記半導体レーザから出射されたレ
ーザビームが入射する入射面を上記レーザビームの光軸
に対して垂直となるように設定し、且つ上記半導体レー
ザから出射されたレーザビームの光軸に対して光軸が鋭
角となるように上記戻りのレーザビームを分離する境界
反射面を有するとともに、この境界反射面によって分離
された上記戻りのレーザビームを出射する出射面が上記
戻りのレーザビームの光軸に対して垂直となるように設
定したものである。
な目的を達成するため、半導体レーザと、上記半導体レ
ーザから出射されたレーザビームを光学ディスク面で集
束させる対物レンズと、上記半導体レーザと上記対物レ
ンズとの間の光路中に配され、上記半導体レーザから出
射されたレーザビームと光学ディスク面によって反射さ
れた戻りのレーザビームとを分離するビームスプリッタ
と、上記ビームスプリッタによって分離された上記戻り
のレーザビームを受光する光検出器と、上記ビームスプ
リッタと上記光検出器との間の光路中に配されて、少な
くとも光学ディスク面の垂直方向の変位に応じてビーム
形状を変化させる光学素子とを備えて構成され、上記ビ
ームスプリッタに、上記半導体レーザから出射されたレ
ーザビームが入射する入射面を上記レーザビームの光軸
に対して垂直となるように設定し、且つ上記半導体レー
ザから出射されたレーザビームの光軸に対して光軸が鋭
角となるように上記戻りのレーザビームを分離する境界
反射面を有するとともに、この境界反射面によって分離
された上記戻りのレーザビームを出射する出射面が上記
戻りのレーザビームの光軸に対して垂直となるように設
定したものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
る。
第2図は、本発明によって構成される光学ピックアッ
プ装置の光学系を概略的に示す図であって、この第2図
において、半導体レーザ11から出射されたレーザビーム
は、ビームスプリッタ12を通過してコリメータレンズ13
により平行光となされる。このコリメータレンズ13によ
り平行光とされたレーザビームは、対物レンズ14により
収束され光学ディスク15の情報信号を記録した記録トラ
ックを有する信号記録面に焦点を結ぶ。そして、光学デ
ィスク15の信号記録面に照射されたレーザビームは、凹
凸状のピット列からなる記録トラックによって変調され
て反射され、再び対物レンズ14及びコリメータレンズ13
を経てビームスプリッタ12に入射される。
プ装置の光学系を概略的に示す図であって、この第2図
において、半導体レーザ11から出射されたレーザビーム
は、ビームスプリッタ12を通過してコリメータレンズ13
により平行光となされる。このコリメータレンズ13によ
り平行光とされたレーザビームは、対物レンズ14により
収束され光学ディスク15の情報信号を記録した記録トラ
ックを有する信号記録面に焦点を結ぶ。そして、光学デ
ィスク15の信号記録面に照射されたレーザビームは、凹
凸状のピット列からなる記録トラックによって変調され
て反射され、再び対物レンズ14及びコリメータレンズ13
を経てビームスプリッタ12に入射される。
ここにおいて、半導体レーザ11と対物レンズ14間の光
路中に配設され、上記半導体レーザ11から出射され光学
ディスク15に入射されるレーザビームが進行する往路と
は異なる方向の復路に上記光学ディスク15から反射され
る信号を読み取った戻りのレーザビームを分離導出する
分離光学素子であるビームスプリッタ12には、組合せプ
リズムからなるものが用いられる。そして、上記光学デ
ィスク15から反射される戻りのレーザビームを読み取り
検出する光検出器17方向に分離反射させる上記ビームス
プリッタ12の境界反射面(以下、単に反射面という。)
12aは、半導体レーザ11から出射された光学ディスク15
に入射するように往路を進行するレーザビームの光軸に
対し45度未満の傾斜角θをもって設定される。ビームス
プリッタ12の反射面12aを上述の如き傾斜角θに設定す
ることにより、光学ディスク15の信号記録面から反射さ
れた戻りのレーザビームは、その光軸が半導体レーザ11
から出射され光学ディスク15に入射するように往路を進
行するレーザビームの光軸に対し90度未満の鋭角をなす
ように反射される。そして、上記ビームスプリッタ15に
より分離反射された戻りのレーザビームは、光学ディス
ク15に入射するレーザビームの光軸に対し鋭角な方向に
進行する。
路中に配設され、上記半導体レーザ11から出射され光学
ディスク15に入射されるレーザビームが進行する往路と
は異なる方向の復路に上記光学ディスク15から反射され
る信号を読み取った戻りのレーザビームを分離導出する
分離光学素子であるビームスプリッタ12には、組合せプ
リズムからなるものが用いられる。そして、上記光学デ
ィスク15から反射される戻りのレーザビームを読み取り
検出する光検出器17方向に分離反射させる上記ビームス
プリッタ12の境界反射面(以下、単に反射面という。)
12aは、半導体レーザ11から出射された光学ディスク15
に入射するように往路を進行するレーザビームの光軸に
対し45度未満の傾斜角θをもって設定される。ビームス
プリッタ12の反射面12aを上述の如き傾斜角θに設定す
ることにより、光学ディスク15の信号記録面から反射さ
れた戻りのレーザビームは、その光軸が半導体レーザ11
から出射され光学ディスク15に入射するように往路を進
行するレーザビームの光軸に対し90度未満の鋭角をなす
ように反射される。そして、上記ビームスプリッタ15に
より分離反射された戻りのレーザビームは、光学ディス
ク15に入射するレーザビームの光軸に対し鋭角な方向に
進行する。
また、上記ビームスプリッタ12の反射面12aにより反
射された戻りのレーザビームが上記ビームスプリッタ12
から出射する出射面12bは、上記戻りのレーザビームの
光軸に対し垂直になるように設定される。なお、ビーム
スプリッタ12の半導体レーザ11から出射されたレーザビ
ームが入射する入射面も、第2図に示すようにレーザビ
ームの光軸に対して垂直となるように設定されている。
射された戻りのレーザビームが上記ビームスプリッタ12
から出射する出射面12bは、上記戻りのレーザビームの
光軸に対し垂直になるように設定される。なお、ビーム
スプリッタ12の半導体レーザ11から出射されたレーザビ
ームが入射する入射面も、第2図に示すようにレーザビ
ームの光軸に対して垂直となるように設定されている。
そして、ビームスプリッタ12により反射された戻りの
レーザビームは、該レーザビームが進行する復路中に配
設される一軸方向にのみ収束作用を有する光学素子であ
るフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出用レン
ズ16により収束されて光検出器17に至り、この光検出器
17で検出されることにより、光学ディスク15に記録され
た情報信号の読み出しが行なわれる。また、フォーカス
及びラジアルエラー検出用レンズ16で収束されるレーザ
ビームのスポット形状は、光学ディスク15の位置が上下
方向、すなわち上述光学ディスク15の面に対物レンズ14
を介して集束されるレーザビームのフォーカシング方向
である垂直方向にずれると、レーザビームが記録トラッ
ク上に正しく収束される合焦位置を境として直交する方
向に変形する。そこで、光検出部を4分割した光検出器
17で上記戻りのレーザビームのスポット形状変化を検出
することによりフォーカス誤差信号が検出される。さら
に、記録トラック方向を中心にして左右に位置する光検
出器17の光検出部でそれぞれ検出される検出出力の差分
を検出することによりトラッキング誤差信号が検出され
る。そして、上記光検出器17で得られるフォーカス及び
トラッキング誤差信号に応じた制御電圧を、対物レンズ
14を駆動変位させる対物レンズ駆動装置に印加し、該駆
動装置を駆動させることによりレーザビームの光学ディ
スクに対するフォーカス及びトラッキング制御を行なう
ことができる。
レーザビームは、該レーザビームが進行する復路中に配
設される一軸方向にのみ収束作用を有する光学素子であ
るフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出用レン
ズ16により収束されて光検出器17に至り、この光検出器
17で検出されることにより、光学ディスク15に記録され
た情報信号の読み出しが行なわれる。また、フォーカス
及びラジアルエラー検出用レンズ16で収束されるレーザ
ビームのスポット形状は、光学ディスク15の位置が上下
方向、すなわち上述光学ディスク15の面に対物レンズ14
を介して集束されるレーザビームのフォーカシング方向
である垂直方向にずれると、レーザビームが記録トラッ
ク上に正しく収束される合焦位置を境として直交する方
向に変形する。そこで、光検出部を4分割した光検出器
17で上記戻りのレーザビームのスポット形状変化を検出
することによりフォーカス誤差信号が検出される。さら
に、記録トラック方向を中心にして左右に位置する光検
出器17の光検出部でそれぞれ検出される検出出力の差分
を検出することによりトラッキング誤差信号が検出され
る。そして、上記光検出器17で得られるフォーカス及び
トラッキング誤差信号に応じた制御電圧を、対物レンズ
14を駆動変位させる対物レンズ駆動装置に印加し、該駆
動装置を駆動させることによりレーザビームの光学ディ
スクに対するフォーカス及びトラッキング制御を行なう
ことができる。
上述したような構成を有する光学系にあっては、光学
ディスク15の信号記録面から反射された戻りのレーザビ
ームは、上記光学ディスク15に入射するレーザビームの
光軸に対し鋭角な方向にビームスプリッタ12により反射
されて進行するものであるから、ビームスプリッタ12か
ら光検出器17に至るレーザビームの光路長を前述した第
1図に示すものと同一に設定した場合においても、半導
体レーザ11からコリメータレンズ13に至る光軸に対しビ
ームスプリッタ12から光検出器17に至る垂直な距離は、
ビームスプリッタ12の反射面12aの往路を進行するレー
ザビームの光軸に対する傾斜角θに対応して小さくでき
る。従って、半導体レーザ11からコリメータレンズ13に
至る直線形状の往路ブロックに対しビームスプリッタ12
から光検出器17に至る復路ブロックの突出量を小さくで
き、光学ピックアップ装置として構成したときに装置自
体の小型化を達成することが可能となる。
ディスク15の信号記録面から反射された戻りのレーザビ
ームは、上記光学ディスク15に入射するレーザビームの
光軸に対し鋭角な方向にビームスプリッタ12により反射
されて進行するものであるから、ビームスプリッタ12か
ら光検出器17に至るレーザビームの光路長を前述した第
1図に示すものと同一に設定した場合においても、半導
体レーザ11からコリメータレンズ13に至る光軸に対しビ
ームスプリッタ12から光検出器17に至る垂直な距離は、
ビームスプリッタ12の反射面12aの往路を進行するレー
ザビームの光軸に対する傾斜角θに対応して小さくでき
る。従って、半導体レーザ11からコリメータレンズ13に
至る直線形状の往路ブロックに対しビームスプリッタ12
から光検出器17に至る復路ブロックの突出量を小さくで
き、光学ピックアップ装置として構成したときに装置自
体の小型化を達成することが可能となる。
また、第3図は、本発明によって構成される光学ピッ
クアップ装置の光学系の他の例を示すものである。この
第3図に示すものは、光学ピックアップ装置としての薄
型化を図るため、光学ディスク15の平面と平行な方向か
らレーザビームを出射するように構成したものである。
そして、第3図に示すものは、半導体レーザ11,ビーム
スプリッタ12及びコリメータレンズ13から構成されるレ
ーザビームの往路ブロックが光学ディスク15の平面と平
行となるように配置してなり、上記半導体レーザ11から
出射され、ビームスプリッタ12を通過しコリメータレン
ズ13により平行光となされるレーザビームを該レーザビ
ームの光軸に対し45度の反射面を有する反射ミラー18で
垂直に折り曲げ、上記光学ディスク15に対向して配置さ
れる対物レンズ14により収束させて上記光学ディスク15
の信号記録面に照射するように構成されてなる。
クアップ装置の光学系の他の例を示すものである。この
第3図に示すものは、光学ピックアップ装置としての薄
型化を図るため、光学ディスク15の平面と平行な方向か
らレーザビームを出射するように構成したものである。
そして、第3図に示すものは、半導体レーザ11,ビーム
スプリッタ12及びコリメータレンズ13から構成されるレ
ーザビームの往路ブロックが光学ディスク15の平面と平
行となるように配置してなり、上記半導体レーザ11から
出射され、ビームスプリッタ12を通過しコリメータレン
ズ13により平行光となされるレーザビームを該レーザビ
ームの光軸に対し45度の反射面を有する反射ミラー18で
垂直に折り曲げ、上記光学ディスク15に対向して配置さ
れる対物レンズ14により収束させて上記光学ディスク15
の信号記録面に照射するように構成されてなる。
そして、光学ディスク15に照射され該光学ディスク15
から反射された戻りのレーザビームを読み検出する光検
出器17方向に分離反射させるビームスプリッタ12には、
上記光学ディスク15に対向し、半導体レーザ11から出射
されコリメータレンズ13を透光するように往路を進行す
るレーザビームの光軸に対し45度未満の傾斜角θに設定
される反射面12aが設けられている。ビームスプリッタ1
2の反射面12aを上述の如く設けることにより、光学ディ
スク15の光信号記録面から反射された戻りのレーザビー
ムは、その光軸が半導体レーザ11から出射されて往路を
進行するレーザビームの光軸に対し90度未満の鋭角にな
して光学ディスク15方向に反射される。そして、上記ビ
ームスプリッタ12により分離反射された戻りのレーザビ
ームは、半導体レーザ11から出射されて往路を進行する
レーザビームの光軸に対し鋭角な方向に進行し、該レー
ザビームが進行する往路中に配設されるフォーカス及び
トラッキング検出用レンズ16により収束されて光検出器
17に至り、この光検出器17で検出される。そして、光検
出器17で戻りのレーザビームが検出されることにより、
光学ディスク15に記録された情報信号の読み出しと同時
にフォーカス誤差及びトラッキング誤差の検出が行なわ
れる。
から反射された戻りのレーザビームを読み検出する光検
出器17方向に分離反射させるビームスプリッタ12には、
上記光学ディスク15に対向し、半導体レーザ11から出射
されコリメータレンズ13を透光するように往路を進行す
るレーザビームの光軸に対し45度未満の傾斜角θに設定
される反射面12aが設けられている。ビームスプリッタ1
2の反射面12aを上述の如く設けることにより、光学ディ
スク15の光信号記録面から反射された戻りのレーザビー
ムは、その光軸が半導体レーザ11から出射されて往路を
進行するレーザビームの光軸に対し90度未満の鋭角にな
して光学ディスク15方向に反射される。そして、上記ビ
ームスプリッタ12により分離反射された戻りのレーザビ
ームは、半導体レーザ11から出射されて往路を進行する
レーザビームの光軸に対し鋭角な方向に進行し、該レー
ザビームが進行する往路中に配設されるフォーカス及び
トラッキング検出用レンズ16により収束されて光検出器
17に至り、この光検出器17で検出される。そして、光検
出器17で戻りのレーザビームが検出されることにより、
光学ディスク15に記録された情報信号の読み出しと同時
にフォーカス誤差及びトラッキング誤差の検出が行なわ
れる。
上述した第3図に示す如く構成されたものにおいて
も、ビームスプリッタ12から光検出器17に至るレーザビ
ームの光路長を前述した第1図に示すものと同一に設定
した場合においても、半導体レーザ11からコリメータレ
ンズ13に至る光軸に対しビームスプリッタ12から光検出
器17に至る垂直な距離は、ビームスプリッタ12の反射面
12aの往路を進行するレーザビームの光軸に対する傾斜
角θに対応して小さくできる。従って、前述したものと
同様に半導体レーザ11から反射ミラー18に至る直線状の
往路ブロックに対しビームスプリッタ12から光検出器17
に至る復路ブロックの突出量を小さくでき、光学ピック
アップ装置として構成したとき装置自体の小型化を達成
できる。さらに、第3図に示すものにあっては、戻りの
レーザビームを光学ディスク15方向に反射させる構成と
している。このように構成することにより、ビームスプ
リッタ12から光検出器17に至る復路ブロックは、上記往
路ブロックに対し光学ディスク15側に突出して配置され
る対物レンズ14及びこの対物レンズ14のフォーカス及び
トラッキング方向に変位駆動させる対物レンズ駆動装置
側に配置される構成となされるので、一層の小型化と同
時に薄型化を達成することができる。
も、ビームスプリッタ12から光検出器17に至るレーザビ
ームの光路長を前述した第1図に示すものと同一に設定
した場合においても、半導体レーザ11からコリメータレ
ンズ13に至る光軸に対しビームスプリッタ12から光検出
器17に至る垂直な距離は、ビームスプリッタ12の反射面
12aの往路を進行するレーザビームの光軸に対する傾斜
角θに対応して小さくできる。従って、前述したものと
同様に半導体レーザ11から反射ミラー18に至る直線状の
往路ブロックに対しビームスプリッタ12から光検出器17
に至る復路ブロックの突出量を小さくでき、光学ピック
アップ装置として構成したとき装置自体の小型化を達成
できる。さらに、第3図に示すものにあっては、戻りの
レーザビームを光学ディスク15方向に反射させる構成と
している。このように構成することにより、ビームスプ
リッタ12から光検出器17に至る復路ブロックは、上記往
路ブロックに対し光学ディスク15側に突出して配置され
る対物レンズ14及びこの対物レンズ14のフォーカス及び
トラッキング方向に変位駆動させる対物レンズ駆動装置
側に配置される構成となされるので、一層の小型化と同
時に薄型化を達成することができる。
第4図は、本発明によって構成される光学ピックアッ
プ装置の光学系のさらに他の例を示すものであって、上
述の第3図に示すものと同様に光学ピックアップ装置と
しての薄型化を図るため、光学ディスク15の平面と平行
な方向からレーザビームを出射するようになしたもので
ある。この第4図に示すものは、半導体レーザ11,ビー
ムスプリッタ12,コリメータレンズ13及び反射ミラー18
に至るレーザビームの往路ブロック及びビームスプリッ
タ12から光検出器17に至る復路ブロックとを光学ディス
ク15面と平行な平面内に配置するように構成したもので
ある。
プ装置の光学系のさらに他の例を示すものであって、上
述の第3図に示すものと同様に光学ピックアップ装置と
しての薄型化を図るため、光学ディスク15の平面と平行
な方向からレーザビームを出射するようになしたもので
ある。この第4図に示すものは、半導体レーザ11,ビー
ムスプリッタ12,コリメータレンズ13及び反射ミラー18
に至るレーザビームの往路ブロック及びビームスプリッ
タ12から光検出器17に至る復路ブロックとを光学ディス
ク15面と平行な平面内に配置するように構成したもので
ある。
そして、第4図に示すものに用いられるビームスプリ
ッタ12に設けられる反射面12aは、上述した第3図に示
すものと同様に半導体レーザ11から出射されコリメータ
レンズ13を透光するように往路を進行するレーザビーム
の光軸に対し45度未満の傾斜角θに設定されるが、光学
ディスク15の平面に対し垂直な関係を有するように設け
られる。ビームスプリッタ12の反射面12aを上述の如く
設けることにより、光学ディスク15の信号記録面から反
射された戻りのレーザビームは、その光軸が半導体レー
ザ11から出射されて往路を進行するレーザビームの光軸
に対し90度未満の鋭角をなして光学ディスク15面と平行
な方向に反射される。そして、上記ビームスプリッタ12
により分離反射された戻りのレーザビームは、前述した
実施例のものと同様に光検出器17に至り、この光検出器
17で検出される。そして、上記光検出器17で戻りのレー
ザビームが検出されることにより、光学ディスク15に記
録された情報信号の読み出しと同時にフォーカス誤差及
びトラッキング誤差の検出が行なわれる。
ッタ12に設けられる反射面12aは、上述した第3図に示
すものと同様に半導体レーザ11から出射されコリメータ
レンズ13を透光するように往路を進行するレーザビーム
の光軸に対し45度未満の傾斜角θに設定されるが、光学
ディスク15の平面に対し垂直な関係を有するように設け
られる。ビームスプリッタ12の反射面12aを上述の如く
設けることにより、光学ディスク15の信号記録面から反
射された戻りのレーザビームは、その光軸が半導体レー
ザ11から出射されて往路を進行するレーザビームの光軸
に対し90度未満の鋭角をなして光学ディスク15面と平行
な方向に反射される。そして、上記ビームスプリッタ12
により分離反射された戻りのレーザビームは、前述した
実施例のものと同様に光検出器17に至り、この光検出器
17で検出される。そして、上記光検出器17で戻りのレー
ザビームが検出されることにより、光学ディスク15に記
録された情報信号の読み出しと同時にフォーカス誤差及
びトラッキング誤差の検出が行なわれる。
上述した第4図に示す如く構成されものにあっても、
往路ブロックに対する往路ブロックの突出量を第1図の
ものに比し十分に小さくでき、さらに薄型化を図ること
ができることはもちろんのこと、さらにまた復路ブロッ
クは往路ブロックに対し第4図に示す如く鈍角な関係を
もって突出される。従って、往路ブロックと復路ブロッ
クよって囲まれる空間を大きく取ることができる。
往路ブロックに対する往路ブロックの突出量を第1図の
ものに比し十分に小さくでき、さらに薄型化を図ること
ができることはもちろんのこと、さらにまた復路ブロッ
クは往路ブロックに対し第4図に示す如く鈍角な関係を
もって突出される。従って、往路ブロックと復路ブロッ
クよって囲まれる空間を大きく取ることができる。
上述した第4図に示す如く構成された光学系を有する
光学ピックアップ装置は、先に本願出願人が提案してい
る第5図に示す如き光学式のディスクプレーヤに適用し
て有用なものとなる。
光学ピックアップ装置は、先に本願出願人が提案してい
る第5図に示す如き光学式のディスクプレーヤに適用し
て有用なものとなる。
第5図に示すディスクプレーヤは、プレーヤ本体を構
成する外装筺体21の内周形状を、このプレーヤで再生さ
れる光学ディスク15の外周径を内接円となす方形状に、
すなわち外装筺体21の内周縁の一辺を上記光学ディスク
15の直径に略等しい長さとして方形状に形成し、この外
装筺体21の外装壁面に対し傾斜した角度に光学ピックア
ップ装置22を走行させるようになしたものであって、上
記外装筺体21の中央位置に光学ディスク15が装着される
ディスクテーブル23を一体的に取付けたスピンドル24を
配し、背面側外装壁面21aに対し略45度の傾斜角をもっ
て一対のガイド軸25,26を配設し、このガイド軸25,26に
光学ピックアップ装置22を挿通支持させ、該光学ピック
アップ装置22を駆動モータ27と連結ギヤ機構28とからな
るピックアップ送り装置により上記ガイド軸25,26にガ
イドさせて上記ディスクテーブル23上に装着される光学
ディスク15の内外周に亘って移送操作することにより、
この光学ディスク15に記録された楽音信号等の情報信号
を読み取り再生するように構成してなるものである。そ
して、ディスクテーブル23を取付けたスピンドル24は、
該スピンドル24と同軸に配設されるスピンドルモータ29
により回転駆動される。このスピンドルモータ29は、デ
ィスクテーブル23に装着される光学ディスク15を一定速
度で安定して回転操作し得るように出力の大きな比較的
大型のものが用いられる。このように構成されてディス
クプレーヤに、半導体レーザ11から出射されコリメータ
レンズ13を透光するように往路を進行するレーザビーム
の光軸に対し垂直方向に光学ディスク15から反射される
戻りのレーザビームをビームスプリッタ12により反射す
るようにした光学ピックアップ装置22を用いると、復路
ブロックが往路ブロックに対し垂直に突出して構成され
ているため、対物レンズ14が光学ディスク15の最内周位
置に至るように上記光学ピックアップ装置22を背面側外
装壁面21aに対し斜めに走行させたとき上記復路ブロッ
クが大型なスピンドルモータ29に突き当たってしまう。
そこで、スピンドルモータ29は小型なものを用いる必要
が生じ光学ディスク15の安定した回転操作を行なうこと
ができなくなってしまうおそれがある。また、スピンド
ルモータ29をスピンドル24から離間した位置に設け、駆
動力伝達機構を介して上記スピンドル24を回転駆動させ
るなどして機構が複雑化してしまう。
成する外装筺体21の内周形状を、このプレーヤで再生さ
れる光学ディスク15の外周径を内接円となす方形状に、
すなわち外装筺体21の内周縁の一辺を上記光学ディスク
15の直径に略等しい長さとして方形状に形成し、この外
装筺体21の外装壁面に対し傾斜した角度に光学ピックア
ップ装置22を走行させるようになしたものであって、上
記外装筺体21の中央位置に光学ディスク15が装着される
ディスクテーブル23を一体的に取付けたスピンドル24を
配し、背面側外装壁面21aに対し略45度の傾斜角をもっ
て一対のガイド軸25,26を配設し、このガイド軸25,26に
光学ピックアップ装置22を挿通支持させ、該光学ピック
アップ装置22を駆動モータ27と連結ギヤ機構28とからな
るピックアップ送り装置により上記ガイド軸25,26にガ
イドさせて上記ディスクテーブル23上に装着される光学
ディスク15の内外周に亘って移送操作することにより、
この光学ディスク15に記録された楽音信号等の情報信号
を読み取り再生するように構成してなるものである。そ
して、ディスクテーブル23を取付けたスピンドル24は、
該スピンドル24と同軸に配設されるスピンドルモータ29
により回転駆動される。このスピンドルモータ29は、デ
ィスクテーブル23に装着される光学ディスク15を一定速
度で安定して回転操作し得るように出力の大きな比較的
大型のものが用いられる。このように構成されてディス
クプレーヤに、半導体レーザ11から出射されコリメータ
レンズ13を透光するように往路を進行するレーザビーム
の光軸に対し垂直方向に光学ディスク15から反射される
戻りのレーザビームをビームスプリッタ12により反射す
るようにした光学ピックアップ装置22を用いると、復路
ブロックが往路ブロックに対し垂直に突出して構成され
ているため、対物レンズ14が光学ディスク15の最内周位
置に至るように上記光学ピックアップ装置22を背面側外
装壁面21aに対し斜めに走行させたとき上記復路ブロッ
クが大型なスピンドルモータ29に突き当たってしまう。
そこで、スピンドルモータ29は小型なものを用いる必要
が生じ光学ディスク15の安定した回転操作を行なうこと
ができなくなってしまうおそれがある。また、スピンド
ルモータ29をスピンドル24から離間した位置に設け、駆
動力伝達機構を介して上記スピンドル24を回転駆動させ
るなどして機構が複雑化してしまう。
しかし、上述した第4図に示す如き光学系を有する光
学ピックアップ装置22を用いると、前述したように半導
体レーザ11から反射ミラー18に亘る往路ブロック22aに
対しビームスプリッタ12から光検出器17に亘る復路ブロ
ック22bが鈍角な関係をもって突出され、上記往路ブロ
ック22aと復路ブロック22bとで囲まれる部分に大きな空
間が得られる。そこで、この光学ピックアップ装置22を
第5図に示すディスクプレーヤに用いると、上記光学ピ
ックアップ装置22がディスクテーブル23上の光学ディス
ク15の最内周側記録トラックを読み取る位置に移送され
たときに、第6図に示すように往路ブロック22aと復路
ブロック22bで囲まれる空間内にスピンドルモータ29を
置くようになすことができる。そのため、大型のスピン
ドルモータ29を用いることができ、光学ディスク15を安
定した状態で駆動し得るディスクプレーヤを提供でき、
さらにスピンドルモータ29の駆動機構を簡素化できる。
学ピックアップ装置22を用いると、前述したように半導
体レーザ11から反射ミラー18に亘る往路ブロック22aに
対しビームスプリッタ12から光検出器17に亘る復路ブロ
ック22bが鈍角な関係をもって突出され、上記往路ブロ
ック22aと復路ブロック22bとで囲まれる部分に大きな空
間が得られる。そこで、この光学ピックアップ装置22を
第5図に示すディスクプレーヤに用いると、上記光学ピ
ックアップ装置22がディスクテーブル23上の光学ディス
ク15の最内周側記録トラックを読み取る位置に移送され
たときに、第6図に示すように往路ブロック22aと復路
ブロック22bで囲まれる空間内にスピンドルモータ29を
置くようになすことができる。そのため、大型のスピン
ドルモータ29を用いることができ、光学ディスク15を安
定した状態で駆動し得るディスクプレーヤを提供でき、
さらにスピンドルモータ29の駆動機構を簡素化できる。
なお、第5図に示すディスクプレーヤに用いる光学ピ
ックアップ装置22は、往路を進行する戻りのレーザビー
ムの光軸がガイド軸25,26と平行になるようになすこと
が望ましい。戻りのレーザビームがガイド軸25,26と平
行となるように、この例では45度の反射角を有するよう
にビームスプリッタ12で反射させることにより、往路ブ
ロック22aと復路ブロック22bで形成される平面面積を最
小となして、往路ブロック22aと復路ブロック22bで囲ま
れる空間を最も大きく取ることができ、ディスクプレー
ヤ内に最も収納効率良く取付けることができる光学ピッ
クアップ装置22を構成できる。
ックアップ装置22は、往路を進行する戻りのレーザビー
ムの光軸がガイド軸25,26と平行になるようになすこと
が望ましい。戻りのレーザビームがガイド軸25,26と平
行となるように、この例では45度の反射角を有するよう
にビームスプリッタ12で反射させることにより、往路ブ
ロック22aと復路ブロック22bで形成される平面面積を最
小となして、往路ブロック22aと復路ブロック22bで囲ま
れる空間を最も大きく取ることができ、ディスクプレー
ヤ内に最も収納効率良く取付けることができる光学ピッ
クアップ装置22を構成できる。
上述した実施例では、ビームスプリッタ12に組合せプ
リズムからなるもので用いているが、半導体レーザ11か
ら出射されコリメータレンズ13を透光して往路を進行す
るレーザビームを透光させ、光学ディスク15から反射さ
れる信号を読み取った戻りのレーザビームを反射させる
ものであれば、ハーフミラー,偏光ビームスプリッタ,
無偏光ビームスプリッタ等の光学素子を用いたものであ
ってよい。
リズムからなるもので用いているが、半導体レーザ11か
ら出射されコリメータレンズ13を透光して往路を進行す
るレーザビームを透光させ、光学ディスク15から反射さ
れる信号を読み取った戻りのレーザビームを反射させる
ものであれば、ハーフミラー,偏光ビームスプリッタ,
無偏光ビームスプリッタ等の光学素子を用いたものであ
ってよい。
また、ビームスプリッタ12に偏光ビームスプリッタを
用い、上記ビームスプリッタ12と対物レンズ14間のレー
ザビームの光路中に1/4波長板を設け、光学ディスク15
へ入射するレーザビーム及び光学ディスク15から反射さ
れるレーザビームをそれぞれ45度ずつ偏光軸を偏光し、
上記ビームスプリッタ12により光学ディスク15から反射
される戻りのレーザビームを上記光学ディスク15へ入射
するレーザビームから分離反射させるようになした光学
系において、光学ディスク15から反射される戻りのレー
ザビームの上記ビームスプリッタ12の反射面12aとなる
蒸着面への入射角をブルースター角又はブルースター角
に近い角度に設定することにより、偏光ビームスプリッ
タの設計、製造が容易になり、偏光ビームスプリッタの
性能の向上及び価格の低減が図られる。
用い、上記ビームスプリッタ12と対物レンズ14間のレー
ザビームの光路中に1/4波長板を設け、光学ディスク15
へ入射するレーザビーム及び光学ディスク15から反射さ
れるレーザビームをそれぞれ45度ずつ偏光軸を偏光し、
上記ビームスプリッタ12により光学ディスク15から反射
される戻りのレーザビームを上記光学ディスク15へ入射
するレーザビームから分離反射させるようになした光学
系において、光学ディスク15から反射される戻りのレー
ザビームの上記ビームスプリッタ12の反射面12aとなる
蒸着面への入射角をブルースター角又はブルースター角
に近い角度に設定することにより、偏光ビームスプリッ
タの設計、製造が容易になり、偏光ビームスプリッタの
性能の向上及び価格の低減が図られる。
なお、上述の実施例では、いずれも半導体レーザ11か
らコリメータレンズ13を透光するレーザビームの往路を
直線状になすように構成しているが、半導体レーザ11と
光検出器17の配設位置を逆にし、半導体レーザ11から出
射されるレーザビームを光学ディスク15から反射される
戻りのレーザビームの光軸に対しその光軸が鋭角となる
ようにビームスプリッタ12で反射させるように構成した
ものでもよい。このとき、フォーカスエラー及びラジア
ルエラー検出用レンズ16は、光検出器17側に置かれる。
らコリメータレンズ13を透光するレーザビームの往路を
直線状になすように構成しているが、半導体レーザ11と
光検出器17の配設位置を逆にし、半導体レーザ11から出
射されるレーザビームを光学ディスク15から反射される
戻りのレーザビームの光軸に対しその光軸が鋭角となる
ようにビームスプリッタ12で反射させるように構成した
ものでもよい。このとき、フォーカスエラー及びラジア
ルエラー検出用レンズ16は、光検出器17側に置かれる。
上述したように、本発明に係る光学ピックアップ装置
は、光学ディスク面により反射される戻りのレーザビー
ムが、その光軸を、半導体レーザから出射され対物レン
ズを介して光学ディスク面に照射される往路を進行する
レーザビームの光軸に対し鋭角となすようにしてビーム
スプリッタの境界反射面により分離されてなるので、半
導体レーザから出射されたレーザビームと光学ディスク
面から反射される戻りのレーザビームを分離するビーム
スプリッタから上記戻りのレーザビームの検出光検出器
に至る光路長を十分に確保し、フォーカス誤差等の上記
光検出器の検出の感度を十分に保証しつつ装置自体の小
型化を実現できる。
は、光学ディスク面により反射される戻りのレーザビー
ムが、その光軸を、半導体レーザから出射され対物レン
ズを介して光学ディスク面に照射される往路を進行する
レーザビームの光軸に対し鋭角となすようにしてビーム
スプリッタの境界反射面により分離されてなるので、半
導体レーザから出射されたレーザビームと光学ディスク
面から反射される戻りのレーザビームを分離するビーム
スプリッタから上記戻りのレーザビームの検出光検出器
に至る光路長を十分に確保し、フォーカス誤差等の上記
光検出器の検出の感度を十分に保証しつつ装置自体の小
型化を実現できる。
また、半導体レーザから出射されたレーザビームが入
射されるビームスプリッタの入射面及び出射面が、それ
ぞれレーザビームの光軸に対して垂直な面となされてい
るので、ビームスポットに歪を発生させることなくレー
ザビームを光学ディスクに照射させ、且つ光検出器上に
照射される戻りのレーザビームのビームスポットに歪を
発生させることを防止することができる。従って、光学
ディスクに照射され、この光学ディスクから反射される
戻りのレーザビームのビームスポット形状の変化に基づ
いてフォーカスエラー信号を得るようにしたものにあっ
ては、光検出器の検出出力に基づいて正確なフォーカス
エラー信号を生成することができ、光学ディスクに集束
されるレーザビームの正確なフォーカス制御が達成でき
る。
射されるビームスプリッタの入射面及び出射面が、それ
ぞれレーザビームの光軸に対して垂直な面となされてい
るので、ビームスポットに歪を発生させることなくレー
ザビームを光学ディスクに照射させ、且つ光検出器上に
照射される戻りのレーザビームのビームスポットに歪を
発生させることを防止することができる。従って、光学
ディスクに照射され、この光学ディスクから反射される
戻りのレーザビームのビームスポット形状の変化に基づ
いてフォーカスエラー信号を得るようにしたものにあっ
ては、光検出器の検出出力に基づいて正確なフォーカス
エラー信号を生成することができ、光学ディスクに集束
されるレーザビームの正確なフォーカス制御が達成でき
る。
さらに、本発明に係る光学ピックアップ装置を用いる
ことにより、光学式のディスクプレーヤ装置や記録再生
装置の一層の小型化を実現することができる。
ことにより、光学式のディスクプレーヤ装置や記録再生
装置の一層の小型化を実現することができる。
第1図は従来例を示す光学系の線図である。第2図は本
発明による光学ピックアップ装置の光学系を示す線図で
あり、第3図は本発明の他の実施例の光学系を示す線図
であり、第4図は本発明のさらに他実施例の光学系を示
す線図である。第5図は第4図に示す光学系を有する光
学ピックアップ装置が用いられる光学式のディスクプレ
ーヤ装置を示す斜視図であり、第6図はその平面図であ
る。 11……半導体レーザ 12……ビームスプリッタ 13……コリメータレンズ 14……対物レンズ 15……光学ディスク 17……光検出器
発明による光学ピックアップ装置の光学系を示す線図で
あり、第3図は本発明の他の実施例の光学系を示す線図
であり、第4図は本発明のさらに他実施例の光学系を示
す線図である。第5図は第4図に示す光学系を有する光
学ピックアップ装置が用いられる光学式のディスクプレ
ーヤ装置を示す斜視図であり、第6図はその平面図であ
る。 11……半導体レーザ 12……ビームスプリッタ 13……コリメータレンズ 14……対物レンズ 15……光学ディスク 17……光検出器
Claims (1)
- 【請求項1】半導体レーザと、 上記半導体レーザから出射されたレーザビームを光学デ
ィスク面で集束させる対物レンズと、 上記半導体レーザと上記対物レンズとの間の光路中に配
され、上記半導体レーザから出射されたレーザビームと
光学ディスク面によって反射された戻りのレーザビーム
とを分離するビームスプリッタと、 上記ビームスプリッタによって分離された上記戻りのレ
ーザビームを受光する光検出器と、 上記ビームスプリッタと上記光検出器との間の光路中に
配されて、少なくとも光学ディスク面の垂直方向の変位
に応じてビーム形状を変化させる光学素子とを備え、 上記ビームスプリッタは、上記半導体レーザから出射さ
れたレーザビームが入射する入射面が上記レーザビーム
の光軸に対して垂直となるように設定され、且つ上記半
導体レーザから出射されたレーザビームの光軸に対して
光軸が鋭角となるように上記戻りのレーザビームを分離
する境界反射面を有するとともに、この境界反射面によ
って分離された上記戻りのレーザビームを出射する出射
面が上記戻りのレーザビームの光軸に対して垂直となる
ように設定されてなる光学ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237425A JP2536830B2 (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 光学ピツクアツプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237425A JP2536830B2 (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 光学ピツクアツプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129943A JPS60129943A (ja) | 1985-07-11 |
JP2536830B2 true JP2536830B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=17015161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58237425A Expired - Lifetime JP2536830B2 (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 光学ピツクアツプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536830B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2612436B2 (ja) * | 1985-10-15 | 1997-05-21 | 三菱電機株式会社 | 自動焦点調節装置 |
JPS62177734A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-04 | Nec Home Electronics Ltd | 光学ヘツド |
JP3019181B2 (ja) * | 1993-12-27 | 2000-03-13 | 日本電気株式会社 | 光ヘッドのサーボ信号検出装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57203236A (en) * | 1981-06-08 | 1982-12-13 | Pioneer Electronic Corp | Optical type information reader |
JPS6083233A (ja) * | 1983-10-13 | 1985-05-11 | Toshiba Corp | 光学ヘツド |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP58237425A patent/JP2536830B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129943A (ja) | 1985-07-11 |
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