JP2536752Y2 - 回転操作型電気部品 - Google Patents

回転操作型電気部品

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JP2536752Y2
JP2536752Y2 JP5152092U JP5152092U JP2536752Y2 JP 2536752 Y2 JP2536752 Y2 JP 2536752Y2 JP 5152092 U JP5152092 U JP 5152092U JP 5152092 U JP5152092 U JP 5152092U JP 2536752 Y2 JP2536752 Y2 JP 2536752Y2
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JP
Japan
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driving body
type electric
rotating shaft
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shaft
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昭 小山
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータリスイツチやロ
ータリボリューム等の回転操作型電気部品にに係り、特
に、該回転操作型電気部品に備えられる回転軸および駆
動体の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に回転操作型電気部品は、回転軸の
一端に装着されたつまみを回転操作すると、回転軸の他
端に挿通された駆動体が一体的に回転し、該駆動体に取
り付けられた摺動子やクリックばね等が対向する抵抗基
板やクリック板上を摺動するようになっている。
【0003】図5はこの種の従来の回転操作型電気部品
に備えられる回転軸および駆動体の分解斜視図、図6は
図5の回転軸のA部分を示す説明図である。
【0004】図5に示す従来の回転操作型電気部品で
は、回転軸1が大径部1aおよび小径部1bからなって
おり、一方の大径部1aの端部には、軸線方向と平行な
1つの平坦面を有する第1のすり落し部2が設けられ、
該第1のすり落し部2の断面はD字形状に形成されてい
る。また、他方の小径部1bの端部には、軸線を中心と
して対称形でかつ互いに平行な2つの平坦面を有する第
2のすり落し部3、4が設けられ、該第2のすり落し部
3、4の断面は小判形状に形成されている。前記回転軸
1の第1のすり落し部2には図示しないつまみが嵌合固
定されるようになっており、該つまみには第1のすり落
し部2と同一形状、すなわち断面D字形状の孔が設けら
れている。さらに、前記第2のすり落し部3、4には駆
動体5に設けた挿通孔6が嵌挿されるようになってお
り、該挿通孔6は前記第2のすり落し部3、4と同一形
状、すなわち軸線を中心として対称形でかつ互いに平行
な2つの平坦面7、8を有する断面小判形状に形成され
ている。
【0005】前記回転軸1は図示せぬ回転軸受に挿通さ
れ、前記駆動体5は他の構成部品と共に図示せぬケーシ
ングに収納され、これによって回転操作型電気部品が構
成される。そして、使用に際しては、回転軸1の第1の
すり落し部2に前述したつまみが装着され、操作者が該
つまみを回転すると、つまみに連動して回転軸1と駆動
体5が一体的に回転し、例えば駆動体5に取り付けられ
た図示せぬ摺動子が抵抗基板上を摺動して抵抗値がつま
みの回転角度に応じて変化する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術では、回転軸1の第2のすり落し部3、4と駆動体
5の挿通孔6とは、それぞれ軸線を中心として対称形に
形成されていることから、駆動体5に対して回転軸1が
所定位置から180°回転した状態でも、該回転軸1の
第2のすり落し部3、4を前記挿通孔6に挿入すること
が可能である。そして、このように駆動体5と回転軸1
とが誤組み付けされると、回転軸1の第1のすり落し部
2に対するつまみの挿入には方向性があるため、つまみ
と駆動体5の相対位置が180°ずれるという問題があ
った。なお、現状は、作業者が目視によって上記の誤組
み付けを確認するようにしているが、誤組み付けを完全
に防止することはできなかった。
【0007】本考案はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、回転軸が所定位
置から180°回転した状態で、該回転軸を駆動体の挿
通孔に誤挿入することを確実に防止できる回転操作型電
気部品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、一端に断面D字形状の第1のすり落し部を
有し、他端に断面小判形状の第2のすり落し部を有する
回転軸と、前記第1のすり落し部に装着されるつまみ
と、前記第2のすり落し部に挿通され、前記回転軸と一
体に回転する駆動体とを備えた回転操作型電気部品にお
いて、前記第2のすり落し部を形成する一対の平坦面を
前記回転軸の軸線方向にずらして第1の段部を設け、前
記駆動体に該第1の段部に対応する第2の段部を設けた
構成にしてある。
【0009】
【作用】本考案は上記のように、回転軸の第2のすり落
し部を形成する一対の平坦面を前記回転軸の軸線方向に
ずらして第1の段部を設けると共に、駆動体に該第1の
段部に対応する第2の段部を設けたので、駆動体に対し
て回転軸を所定位置まで回転させてから該回転軸の第2
のすり落し部を駆動体の挿通孔に挿入すると、前記第1
の段部に前記第2の段部が一致した状態で、前記回転軸
が所定の挿入位置まで挿入される。一方、前記回転軸が
所定位置から180°回転した状態で第2のすり落し部
を駆動体の挿通孔に挿入しようとすると、前記第1の段
部が前記第2の段部に対応しないことから、前記回転軸
の挿入が途中で阻止される。これによって、回転軸が所
定位置から180°回転した状態で、該回転軸を駆動体
の挿通孔に誤挿入することを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本考案の回転操作型電気部品の一実施例に備
えられる回転軸および駆動体の分解斜視図、図2は図1
の回転軸のB部分を示す説明図、図3は回転操作型電気
部品の一実施例を示す組立断面図、図4は図3の回転操
作型電気部品を誤って組み立てた状態を示す組立断面図
である。
【0011】図3に示す本実施例の電気部品は、つまみ
11が一端に装着された回転軸12と、該回転軸12が
挿通された外軸13と、該外軸13を回転可能に支持す
る回転軸受14と、前記回転軸12の他端に挿通された
駆動体15と、該駆動体15に連結された摺動子受け1
6と、前記外軸13に挿通された別の駆動体17と、該
別の駆動体17に連結された別の摺動子受け18と、前
記回転軸受14と連結され、駆動体15、17および摺
動子受け16、18などを内蔵するケーシング19とを
有している。
【0012】前記駆動体15には、前記回転軸12の他
端に挿通され、該他端に形成された傾斜部20に係止可
能なスピードナット21と、前記ケーシング19に設け
られたクリック溝22に係合するクリックばね23とが
取付けられている。前記回転軸12の回転時に、該クリ
ックばね23を介して該回転軸12に対して節度感を付
与するようになっている。前記摺動子受け16は、ケー
シング19に固定された抵抗基板24に摺接する摺動子
25を備えている。同様に、前記別の駆動体17には、
前記回転軸受14に設けられたクリック溝26に係合
し、外軸13に対して節度感を付与するクリックばね2
7が取付けられ、前記別の摺動子受け18には、ケーシ
ング19に固定された抵抗基板28、29にそれぞれ摺
接する摺動子30、31が備えられている。
【0013】前記回転軸12の大径部12aの端部は、
図1に示すように、従来の場合と同様に断面D字形状に
形成されており、軸線方向と平行な1つの平坦面を有す
る第1のすり落し部32が設けられている。該第1のす
り落し部32に装着される前記つまみ11の孔33も第
1のすり落し部32と同一形状、すなわち断面D字形状
で第1のすり落し部32に対接する平面部34が設けら
れている。前記つまみ11の表面には表示部11aが設
けられており、図3に示すように、回転軸12が駆動体
15に対して所定位置まで回転した場合、前記表示部1
1aは上方に位置し、図4に示すように、前記回転軸1
2が所定位置より180°回転した状態では、該表示部
11aが下方に位置するようになっている。
【0014】前記回転軸12の小径部12bの端部は、
図1に示すように、いわゆる小判形状に形成されてお
り、それぞれ軸線方向と平行でかつ互いに平行な2つの
平坦面を有する第2のすり落し部35、36が設けられ
ている。そして、図2に示すように、一方のすり落し部
35より他方のすり落し部36が所定寸法Lだけ短く設
定され、該他方のすり落し部36と隣合う第1の段部3
7が前記小径部12bに設けられている。また、前記駆
動体15の挿通孔38には、前記第1の段部37に対応
する第2の段部39が設けられている。
【0015】この実施例では、図3に示すように、駆動
体15に対して回転軸12を所定位置まで回転させてか
ら該回転軸12の第2のすり落し部35、36を駆動体
15の挿通孔38に挿入すると、駆動体15の第2の段
部39が小径部12bの第1の段部37と一致する状態
で、前記回転軸12が所定の挿入位置まで挿入される。
その結果、駆動体15に取付けたスピードナット21が
回転軸12の傾斜部20に係止されることから、前記回
転軸12の抜け出しが防止される。
【0016】一方、図4に示すように、前記回転軸12
が所定位置から180°回転した状態で、該回転軸12
の第2のすり落し部35、36を駆動体15の挿通孔3
8に挿入しようとすると、前記第1の段部37が前記駆
動体15の端面に突き当たり、すなわち、前記第1の段
部37が前記第2の段部39に対応しないことから、前
記回転軸12の挿入が途中で阻止される。その結果、ス
ピードナット21が傾斜部20に係止されないので、前
記回転軸12は駆動体15から抜け出し、作業者は回転
軸12と駆動体15とが誤って組み立てられたことを目
視に頼らずに知ることができる。
【0017】このように構成した実施例では、回転軸1
2が所定位置から180°回転した状態で、該回転軸1
2を駆動体15の挿通孔38に誤挿入することを確実に
防止できる。なお、この実施例では、第1の段部37と
隣合う一方のすり落し部36の長さ寸法を他方のすり落
し部35の長さ寸法より大きく設定して、前記第1の段
部37に対応する第2の段部39を駆動体15内に設け
たが、本考案はこれに限られず、第1の段部と隣合う一
方のすり落し部の長さ寸法を他方のすり落し部の長さ寸
法より小さく設定して、前記第1の段部に対応する第2
の段部を駆動体の端面より前記第1の段部側へ突出させ
るようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したので、回
転軸が所定位置から180°回転ずれした状態で該回転
軸を駆動体に誤挿入することを防止でき、したがって、
駆動体および回転軸を確実に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転操作型電気部品の一実施例に備え
られる回転軸および駆動体の分解斜視図である。
【図2】図1の回転軸のB部分を示す説明図である。
【図3】回転操作型電気部品の一実施例を示す組立断面
図である。
【図4】図3の回転操作型電気部品を誤って組み立てた
状態を示す組立断面図である。
【図5】従来の回転操作型電気部品に備えられる回転軸
および駆動体の分解斜視図である。
【図6】図5の回転軸のA部分を示す説明図である。
【符号の説明】
11 つまみ 12 回転軸 15 駆動体 32 第1のすり落し部 33 孔 34 平面部 35、36 第2のすり落し部 37 第1の段部 38 挿通孔 39 第2の段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に断面D字形状の第1のすり落し部
    を有し、他端に断面小判形状の第2のすり落し部を有す
    る回転軸と、前記第1のすり落し部に装着されるつまみ
    と、前記第2のすり落し部に挿通され、前記回転軸と一
    体に回転する駆動体とを備えた回転操作型電気部品にお
    いて、前記第2のすり落し部を形成する一対の平坦面を
    前記回転軸の軸線方向にずらして第1の段部を設け、前
    記駆動体に該第1の段部に対応する第2の段部を設けた
    ことを特徴とする回転操作型電気部品。
JP5152092U 1992-07-22 1992-07-22 回転操作型電気部品 Expired - Lifetime JP2536752Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0613103U JPH0613103U (ja) 1994-02-18
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Effective date: 19970114