JP2536750Y2 - 回転操作型電気部品 - Google Patents

回転操作型電気部品

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JP2536750Y2
JP2536750Y2 JP1992028836U JP2883692U JP2536750Y2 JP 2536750 Y2 JP2536750 Y2 JP 2536750Y2 JP 1992028836 U JP1992028836 U JP 1992028836U JP 2883692 U JP2883692 U JP 2883692U JP 2536750 Y2 JP2536750 Y2 JP 2536750Y2
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ceramic substrate
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竜司 向山
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転可変抵抗器やロー
タリスイッチ等の回転操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】回転操作型電気部品は種々の分野で利用
され公知である。例えば車両においては、その走行速度
に応じて最適の燃料供給量を設定し、最適燃費状態で走
行させるために、スロットル・ポジション・センサと称
せられる電気部品が備えられることがある。
【0003】このスロットル・ポジション・センサとし
ては、アクセルペダルの操作量に対応して回動する回動
軸に、摺動子を取付けた摺動子受けをそれと一体回動す
るように連結し、表面に導電パターンを形成したセラミ
ック基板を該摺動子受けに対設し、前記摺動子を前記導
電パターンに摺接させることによってアクセルペダルに
よる回動軸の回動量を抵抗値の変化として取出すように
したものが知られている。
【0004】そして、このように構成されるスロットル
・ポジション・センサは、通常車両のボンネット内等に
取付けて使用されるものであるので、前述のセラミック
基板や摺動子等を燃料、冷却水、外部の泥土や塵埃など
が付着しないように保護する必要がある。そのため、ス
ロットル・ポジション・センサを形成する各部材は、ハ
ウジング内に内装されて、回動軸の一端を該ハウジング
から外部に突出する状態に組立てられるのが一般的であ
る。前記ハウジングの一端には開口が設けられており、
該開口を介して摺動子受けやセラミック基板等の各部材
をハウジング内に組付けるようになっている。
【0005】図6はこの種の従来のスロットル・ポジシ
ョン・センサを示す断面図であり、図中、1はスロット
ル・ポジション・センサの外殻を形成するハウジング
で、該ハウジング1は例えば自動車のボンネット内に固
定される。このハウジング1内にはスロットル・ポジシ
ョン・センサを構成する各部材を収納する収納部2が形
成されており、この収納部2の一端、すなわちハウジン
グ1の一端には前述の各部材の組付け用の開口3が開設
されている。
【0006】前記ハウジング1の他端には、軸孔4が穿
設され、この軸孔4内に軸受ブッシュ5が装着されてい
る。この軸受ブッシュ5には、一端がハウジング1の外
部に突出する回動軸6が嵌入され、該回動軸6は図示し
ないスロットル弁と接続されて、該アクセルペダルの踏
込み量に対応する量だけ回動するようになっている。ま
た、回動軸6の他端は収納部2内に延設され、摺動子受
け7が取付けられる。この摺動子受け7は回動軸と一体
的に回動可能であるとともに、該摺動子受け7の表面に
は摺動子8a、8bが取付けられ、前記摺動子受け7に
対設したセラミック基板9の表面には、前記摺動子8
a、8bがそれぞれ摺接する抵抗体10aおよび集電体
10bが形成されている。
【0007】前記開口3に設けられる蓋体11は、合成
樹脂等の絶縁性部材で形成されており、この蓋体11を
開口3に嵌着することによって、セラミック基板9はハ
ウジング1の内壁面に設けた段部1aに当接する状態に
位置決めされる。そして、摺動子受け7は、ウエーブワ
ッシャ12により各摺動子8a、8bがそれぞれ抵抗体
10a、集電体10bに当接する方向に付勢されてい
る。
【0008】前記蓋体11には挿通孔13が穿設されて
おり、この挿通孔13に、一端が抵抗体10aの両端部
および集電体10bにそれぞれ接続された取出端子14
が挿通され、該取出端子14の他端にはリード線15が
接続されている。そして、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹
脂からなる充填部材16が、蓋体11の外面を覆う状態
で開口3に充填され、貫通孔13などを密閉するととも
に、取出端子14やリード線15を埋設状態にすること
により保護している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の回転操作型電気部品では、取出端子14の一端を抵
抗体10aの両端部や集電体10bに接続し、該取出端
子14の他端にリード線15を接続するために2ヵ所の
はんだ付け作業を要するとともに、該はんだ付け作業の
際にリード線15を保持する必要もあるので、はんだ付
け作業にが煩雑な手間が必要であるという問題があっ
た。また、接続箇所が2箇所であることから、接触の信
頼性を確保するための管理を、それぞれについて行なう
必要があり、煩雑な手間が必要であった。
【0010】本考案はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、セラミック基板
にリード線を接続する作業を容易に行なうことのできる
回転操作型電気部品を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、一端に開口が形成され、各部材を収納する
ハウジングと、このハウジングに回転可能に設けられ、
一端が該ハウジングの他端より突出する回動軸と、この
回動軸の他端に設けられ、摺動子を保持する摺動子受け
と、この摺動子受けと対向して設けられ、前記摺動子が
摺接する導電パターンを有するセラミック基板と、この
セラミック基板が取付けられ、前記ハウジング内に固設
されたホルダと、一端が前記導電パターンに接続され、
他端が外部に導出されたリード線とを備えた回転操作型
電気部品において、前記ホルダに前記リード線を挿通す
る挿通孔設けられるとともに、この挿通孔の内部に前
記リード線の被覆部に係合する突起設けられており、
かつ前記ホルダは前記セラミック基板の外側に配置され
ているとともに、前記リード線の被覆部と共に樹脂で覆
われ前記挿通孔から突出した前記リード線の被覆部を
取り除いた先端部は前記セラミック基板の裏面から当該
セラミック基板を貫通して表面に突出されて、前記リー
ド線の先端部が当該セラミック基板の表面にはんだ付け
されている構成にしてある。
【0012】
【作用】前記手段にあっては、開口内に配置されたホル
ダの挿通孔にリード線を挿通すると、該挿通孔の内部に
設けられた突起がリード線の被覆部に係合して該被覆部
に食い込むことから該リード線が保持され、この状態で
リード線の端部をセラミック基板にはんだ付けする。こ
れによって、1ヵ所のみのはんだ付け作業を要するとと
もに、はんだ付け作業の際にリード線を保持する必要が
ないので、セラミック基板にリード線を接続する作業を
容易に行なうことができる。また、はんだ付け箇所を削
減していると同時に、はんだ付け部に直接加重が加わら
ないので、容易に接続部の接触の信頼性を損なわない回
転操作型電気部品を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の回転操作型電気部品の実施例
を図に基づいて説明する。図1は本考案の回転操作型電
気部品の一実施例の要部構成を示す断面図、図2は図1
の回転操作型電気部品に備えられるホルダの断面図、図
3は図2のホルダに設けられる挿通孔の内部を示す図、
図4は図1の回転操作型電気部品の全体構成を示す断面
図、図5は図4の回転操作型電気部品を開口側から見た
図である。
【0014】図1に示す本実施例の回転操作型電気部品
は、一端に開口21が形成され、各部材を収納するハウ
ジング22と、このハウジング22に回転可能に設けら
れ、一端がハウジング22の他端より突出する回動軸2
3と、この回動軸23の他端に装着され、前記ハウジン
グ22に内蔵される摺動子受け24と、この摺動子受け
24と対向して設けられ、導電パターン25を有するセ
ラミック基板26と、このセラミック基板26が取付け
られ、前記ハウジング22内に固設されたホルダ27
と、一端がそれぞれ前記導電パターン25に接続された
リード線28と、前記開口21の外端側に充填される充
填部材29とを備えている。
【0015】前記ハウジング22には、開口21側と他
端側を連通する軸孔31が設けられ、この軸孔31に開
口21側から軸受32が嵌入されており、該軸受32に
より回動軸23が回転可能に支持される。該回動軸23
に取付けられるEリング33と、前記軸孔31の他端側
の段部31aとの間にはスペーサ34が介設されてい
る。前記Eリング33の外端側には、ハウジング22内
に泥土などの異物が侵入することを防止するシールリン
グ35が配置されるとともに、前記軸孔31の端部はカ
バー36により覆われている。前記摺動子受け24は、
導電パターン25に摺接する摺動子37を備え、該摺動
子受け24はウエーブワッシャー38の弾発力によりセ
ラミック基板26側へ付勢されている。また、前記ハウ
ジング22の円筒部22aには、図5に示すように、外
部へ導出される前記リード線28を保護する保護部材3
9が設けられている。
【0016】前記ホルダ27には、図2に示すように、
充填部材29側へ突出する突出部41が一体的に形成さ
れ、この突出部41に前記リード線28を挿通する挿通
孔42が設けられている。この挿通孔42の内部には、
図3に示すように、例えば3個の突起43が設けられ、
該突起43は、図1に示すように、リード線28の被覆
部28aに係合する。
【0017】この実施例にあっては、図1に示すよう
に、まずセラミック基板26の孔26aとホルダ27の
挿通孔42とが互いに対向する状態に配置して、該セラ
ミック基板26をホルダ27に装着し、次いで、リード
線28を突出部41側より挿通孔42に挿入する。これ
により、突起43がリード線28の被覆部28aに係合
して食い込むことから該リード線28が挿通孔42内で
保持される。この状態でリード線28のコア部28bを
はんだ44を介してセラミック基板26の導電パターン
25に接続し、次いで回転軸23および摺動子受け24
等を組み込んだハウジング22に挿入し、更にハウジン
グ22に設けられた凸部45にホルダ27を凹凸嵌合さ
せてハウジング22に固定する。
【0018】このように構成した実施例では、はんだ付
け作業が1ヵ所のみで済むとともに、このはんだ付け作
業の際にリード線28を保持する必要がないことから、
セラミック基板26の導電パターン25にリード線28
を接続する作業を容易に行なうことができる。
【0019】なお、この実施例では、まずセラミック基
板26をホルダ27に装着した後、リード線28を挿通
孔42に挿通する場合を例示したが、これらの手順を入
れ替えて、まずリード線28を挿通孔42に挿通した
後、セラミック基板26をホルダ27に装着することも
できる。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、前記ホルダに前記リー
ド線を挿通する挿通孔が設けられるとともに、この挿通
孔の内部に前記リード線の被覆部に係合する突起が設け
られており、かつ前記ホルダは前記セラミック基板の外
側に配置されているとともに、前記リード線の被覆部と
共に樹脂で覆われ、前記挿通孔から突出した前記リード
線の被覆部を取り除いた先端部は前記セラミック基板の
裏面から当該セラミック基板を貫通して表面に突出され
て、前記リード線の先端部が当該セラミック基板の表面
にはんだ付けされているため、はんだ付け箇所を削減す
ると同時に、ホルダの突起と樹脂によってリード線が保
持されることとなるので、はんだ付け部に直接加重が加
わらなくなり、又はんだ付け作業の際にリード線を保持
する必要がなくてセラミック基板の導電パターンにリー
ド線を接続する作業を容易に行なうことができ、更に、
はんだ付け部が樹脂で覆われていないので、樹脂の影響
を受けず接続部の接触の信頼性を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転操作型電気部品の一実施例の要部
構成を示す断面図である。
【図2】図1の回転操作型電気部品に備えられるホルダ
の断面図である。
【図3】図2のホルダに設けられる挿通孔の内部を示す
図である。
【図4】図1の回転操作型電気部品の全体構成を示す断
面図である。
【図5】図4の回転操作型電気部品を開口側から見た図
である。
【図6】従来の回転操作型電気部品を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 開口 22 ハウジング 23 回動軸 24 摺動子受け 25 導電パターン 26 セラミック基板 27 ホルダ 28 リード線 28a 被覆部 31 軸孔 32 軸受 37 摺動子 42 挿通孔 43 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口が形成され、各部材を収納す
    るハウジングと、このハウジングに回転可能に設けら
    れ、一端が該ハウジングの他端より突出する回動軸と、
    この回動軸の他端に設けられ、摺動子を保持する摺動子
    受けと、この摺動子受けと対向して設けられ、前記摺動
    子が摺接する導電パターンを有するセラミック基板と、
    このセラミック基板が取付けられ、前記ハウジング内に
    固設されたホルダと、一端が前記導電パターンに接続さ
    れ、他端が外部に導出されたリード線とを備えた回転操
    作型電気部品において、 前記ホルダに前記リード線を挿通する挿通孔設けられ
    るとともに、この挿通孔の内部に前記リード線の被覆部
    に係合する突起設けられており、かつ 前記ホルダは前記セラミック基板の外側に配置されてい
    るとともに、前記リード線の被覆部と共に樹脂で覆わ
    れ、 前記挿通孔から突出した前記リード線の被覆部を取り除
    いた先端部は前記セラミック基板の裏面から当該セラミ
    ック基板を貫通して表面に突出されて、前記リード線の
    先端部が当該セラミック基板の表面にはんだ付けされて
    いる ことを特徴とする回転操作型電気部品。
JP1992028836U 1992-04-30 1992-04-30 回転操作型電気部品 Expired - Lifetime JP2536750Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0590306U JPH0590306U (ja) 1993-12-10
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0199005U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JP3104789U (ja) * 2004-04-22 2004-10-14 株式会社共成レンテム オイルタンク

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JPH0590306U (ja) 1993-12-10

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