JP2536714Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP2536714Y2
JP2536714Y2 JP1990051921U JP5192190U JP2536714Y2 JP 2536714 Y2 JP2536714 Y2 JP 2536714Y2 JP 1990051921 U JP1990051921 U JP 1990051921U JP 5192190 U JP5192190 U JP 5192190U JP 2536714 Y2 JP2536714 Y2 JP 2536714Y2
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compact container
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和夫 鈴木
一男 鈴木
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は化粧用のコンパクト容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、化粧用のコンパクト容器において、化粧料の収
容皿をシール材で密封し、使用時にシール材を剥すタイ
プのものが多数存在しているが、その一例として、実開
昭63-42314号公報がある。
これは、シーラント層と、接着剤層と、アルミ箔層の
少なくとも3層からなるシール材を収容皿に熱接着した
構成で、シール材を開封するまでは収容皿を密封する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このようなシール材であると、一度開封した
後は再使用することはできない。
とりわけ、近年ではコンパクト容器内に、化粧用パフ
などの化粧具を収容しておくことが多いが、従来のよう
なシール材であると、開封するまではシール材の上に化
粧具を載せて収容できるが、開封後には載置場所がなく
なる問題が生じる。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、開封前
において収容皿を密閉するとともに、開封後にはシール
材を密封用ではなくトレーとして使用できるようにする
ことを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、容器本体1内に化粧料を収容した収容皿20
とこれを封着する中蓋35とを有しており、前記収容皿20
は内側上部に内向フランジ22が設けられており、 前記中蓋35は、合成樹脂被膜41で被覆した可撓性を有
するアルミニウム製薄板40からなり、周囲が前記内向フ
ランジ22の上面に剥離可能に接着されるとともに、中央
部に下方に凹んで形成されたトレー部37を有することを
特徴とするコンパクト容器である。
〔作用〕
前記した手段によれば、収容皿20内に化粧料を収容
し、この収容皿20に設けた内向フランジ22の上面に、中
蓋35の周囲を接着する。これにより、収容皿20を完全に
密閉することができる。
そして、化粧料を最初に使用するときは、前記中蓋35
にたとえばつまみ片38を設けてこれを上方に引っ張る
と、中皿35の周囲は、前記内向フランジ22の上面から剥
離し、前記中蓋35は、前記収容皿20から外れ、収容皿20
内の化粧料が使用可能な状態となる。
また、中蓋35を剥した後は、これをトレーとして用い
ることができ。例えば、化粧中には、コンパクト容器の
横に置いて、化粧用パフ等の載置用トレーとして使用で
きる。
さらに、前記中蓋35は、合成樹脂被膜41で被覆した可
撓性を有するアルミニウム製薄板40で形成してあるた
め、トレー部37を形成している凹状の段差形状が維持さ
れ、このトレー部37による凹部空間をパフ45の載置空間
の一部として用いることにより、軽量かつ薄型のコンパ
クト容器を実現することができる。
〔実施例〕
第1図ないし第8図はそれぞれ本考案の一実施例を示
している。
本実施例のコンパクト容器は、第1図に示すように、
底部2に側壁部4を立設して容器本体1を形成した構造
を有している。そして前記底部2には、貫通孔3が設け
られ、容器本体1の裏面方向よりこの貫通孔3を通じて
後述の収容皿20を突き上げることにより、収容皿20の取
り外しが可能な構造となっている。
前記側壁部4の4つの隅部内面には、係合凹所5が設
けられており、収容皿20の脱落が防止される構造となっ
ている。側壁部4の前部には、押しボタン6が設けられ
ており、後部には、蝶番11を介して蓋体10が連結されて
いる。そして、この蓋体10には、容器本体1に係合し、
押しボタン6でその係合が外される係合片12が設けら
れ、かつ内面に鏡13が設けてある。
前記容器本体1内には、第2図に示すように、ポリプ
ロピレンで形成された化粧料の収容皿20が嵌入されてい
る。
この収容皿20の側壁21の上部には、前記容器本体1の
側壁部4に当接する肉厚の嵌合部29が設けてあり、この
側壁21の4つの角部には、前記容器本体1の係合凹所5
に係合する係止片30が設けられている。
また、前記側壁21の上端部には、外向フランジ27が設
けてあり、この外向フランジ27は、前記容器本体1の側
壁部4の上縁に載置されるものであり、さらに、前記外
向フランジ27の上面には、上向環状突部28が設けてあ
る。そして、前記収容皿20の内側上部には、内向フラン
ジ22が設けられており、この内向フランジ22の内縁を開
口縁23としている。
さらに、前記収容皿20の内向フランジ22の上面には、
第5図ないし第8図に示す中蓋35が装着されている。こ
の中蓋35は、その外縁部36に合成樹脂系の接着層を有し
ており、この外縁部36が接着層を介して内向フランジ22
の上面に剥離可能に接着されている。
中蓋35の中央部には、第5図さらに詳しくは第7図に
示すように、下方に凹んだ段差状のトレー部37が形成さ
れていると共に、中蓋35の外縁部36の一側には、つまみ
片38が設けられている。すなわち、収容皿20から中蓋35
を取り外す場合には、このつまみ片38を指先でつまんで
外部上方に引き上げることによって中蓋35の剥離が容易
となっている。
このような中蓋35の断面構造について第8図を用いて
簡単に説明すれば、厚さ9μのアルミニウム製薄板40の
下面に、接着層42を介して厚さ200μのポリ塩化ビニー
ルよりなる合成樹脂被膜41で被覆した構造を有してい
る。このようなアルミニウム製薄板40は、その可撓性に
より前記トレー部37の段差状形状を維持するためのもの
である。また、このように中蓋35を薄く、かつ軽量に形
成できるため、コンパクト容器全体の小型・軽量化が可
能となる。
前記中蓋35の外縁部36の接着層を形成する接着剤とし
ては、コンパクト容器の初回の使用のみで剥離されるも
のであってもよいが、再剥離が可能な粘着性のある接着
剤であってもよい。
要は、少なくとも初回の使用時までは収容皿20の内部
を気密状態に維持できる構造を実現できればよい。
また、化粧料の使用後に、一旦剥離した中蓋35を再度
装着する場合には、外向フランジ27の上面に設けられた
上向環状突部28によって収容皿20上での位置決めが容易
である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、中蓋の開封前までは収容皿を完全に
密閉状態に維持できるため、収容皿内に収容される化粧
料の香料の揮散を防止できる。
また、開封後は、中蓋を化粧具載置用などのトレーと
して使用できる。
さらに、中蓋を、下面を合成樹脂被膜で被覆した可撓
性を有するアルミニウム製薄板で形成することにより、
中蓋構造を有するコンパクト容器の薄型化・軽量化を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の容器本体と蓋体の斜視図、
第2図はその収容皿の斜視図、第3図はその収容皿の断
面図、第4図はその収容皿を中蓋で閉鎖した状態の断面
図、第5図はその中蓋の側面図、第6図はその中蓋の平
面図、第7図及び第8図はその中蓋の一部の断面図であ
る。 1……容器本体、20……収容皿、22……内向フランジ、
35……中蓋、37……トレー部、40……アルミニウム製薄
板、41……合成樹脂被膜。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1内に化粧料を収容した収容皿20
    とこれを封着する中蓋35とを有しており、前記収容皿20
    は内側上部に内向フランジ22が設けられており、 前記中蓋35は、合成樹脂被膜41で被覆した可撓性を有す
    るアルミニウム製薄板40からなり、周囲が前記内向フラ
    ンジ22の上面に剥離可能に接着されるとともに、中央部
    に下方に凹んで形成されたトレー部37を有することを特
    徴とするコンパクト容器。
JP1990051921U 1990-05-18 1990-05-18 コンパクト容器 Expired - Fee Related JP2536714Y2 (ja)

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JPH0410808U JPH0410808U (ja) 1992-01-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58112211U (ja) * 1982-01-22 1983-08-01 カネボウ株式会社 粉状物収納容器
JPH0451698Y2 (ja) * 1987-07-10 1992-12-04

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