JP2536305Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2536305Y2
JP2536305Y2 JP5177692U JP5177692U JP2536305Y2 JP 2536305 Y2 JP2536305 Y2 JP 2536305Y2 JP 5177692 U JP5177692 U JP 5177692U JP 5177692 U JP5177692 U JP 5177692U JP 2536305 Y2 JP2536305 Y2 JP 2536305Y2
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JP
Japan
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flange
center contact
coaxial connector
insulator
arrow
Prior art date
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JP5177692U
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JPH067173U (ja
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仁 増渕
昭男 山田
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DDK Ltd
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DDK Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸コネクタに関し、特
に小形同軸コネクタの中心コンタクトの固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、中心コンタクト10の中間部分
にフランジ12を有し、このフランジの両側面14,1
4を絶縁体20(この例ではテフロン)で挟圧して中心
コンタクト10を固定する従来の同軸コネクタの例を示
す。
【0003】この同軸コネクタでは、中心コンタクト1
0が絶縁体20の内部で回転することを防ぐために、中
心コンタクトの外周に2面幅の矢羽18を設けている
(図3においてはフランジ12の近くに設けられてい
る)。2面幅の矢羽18とは、図4に示すように、中心
コンタクト10の外周に設けた円錐状の突起の両サイド
を切り取った形状の突起である。このような矢羽18を
設けた中心コンタクト10を絶縁体20に設けた穴に押
し込むことにより、矢羽18が絶縁体20にくい込み中
心コンタクト10の回り止めとなる。
【0004】なおこの矢羽18は、図5に示すような平
目のローレット19に置きかえられることもある。この
ローレット加工される部分は中心コンタクト10より若
干大きな直径を有しており、その外周に中心コンタクト
の軸方向に平行な細い溝が形成される。回転防止として
の働きは矢羽と同じである。なお、図3において、22
は外部導体、24は取付けプレートである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術では、中心
コンタクトの回り止めのために2面取りをした矢羽18
や平目ローレット19などを中心コンタクトの外周に突
出させる構造をもつ。即ち中心コンタクトの外径を変化
させることにより回り止めがなされる構造であるから、
この中心コンタクトの外径の変化により中心コンタクト
の軸方向に沿った特性インピーダンスの一様性が乱れ、
高周波特性(VSWR)が悪くなるという欠点をもつ。
またコネクタの外径が例えば3〜4mm程度の小形の同軸コ
ネクタでは、中心コンタクトの外径は1mm以下となり、
矢羽やローレットの成形加工自体も困難となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1のように、フランジ
12の挟圧により絶縁体20にくい込んで埋没する回り
止め突起30を、フランジ12の両側面14,14に少
なくとも各1個設ける。
【0007】回り止め突起30は、絶縁体20にくい込
んで埋没する大きさ形状であればどんなものでも良い
が、特性インピーダンスの乱れを考慮すればあまり大き
くない方が良い。回り止め突起30の形成は、溶接又は
ロウ付けによるスポット的な肉もりによることができ
る。
【0008】またフランジ12の周面16の側面14に
近いヘリにポンチを打ち、ポンチにより押しやられるフ
ランジ12の肉がフランジの側面14方向にはり出され
ることにより、フランジ側面14に突起30を形成する
ことができる。またヘッダ加工によれば、フランジ12
の側面に放射状に筋状突起を設けることもできる。
【0009】
【作用】フランジ12の両側面14,14に設けられた
回り止め突起30は、外部導体22に固定されている絶
縁体20にくい込むから、フランジ12(即ち中心コン
タクト10)は絶縁体20及び外部導体22に対して回
転しなくなる。また本考案の回り止め突起30は、フラ
ンジ12の挟圧により絶縁体20に埋没する程度のごく
小さなものであるから、特性インピーダンスの一様性を
ほとんど乱すことがない。さらに中心コンタクトの直径
が1mm以下のような小形コネクタにおいても、回り止め
突起30を容易に形成することができる。
【0010】
【実施例】図2に、回り止め突起30を形成した中心コ
ンタクト10のフランジ12の部分を示す。フランジ1
2は、直径6mm、厚さ3mmの黄銅製で、中心コンタクト1
0と一体に成形してある。この場合は、同図上方に示す
ポンチ40により、フランジ12の周面16の幅いっぱ
いに細長いスリット状の凹み32を形成するようにポン
チ打ちをすることにより、フランジの両側面14,14
に同時にフランジ側面の肉をはり出させて回り止め突起
30を形成したものである。この実施例ではフランジの
直径の両端に各々回り止め突起30を設けている。中心
コンタクト10は回り止め突起形成後金メッキを施して
いる。
【0011】なお、中心コンタクト10の全体形状、絶
縁体20等は、図3に示す従来の同軸コネクタと同様で
ある(当然であるが図3における矢羽18は設けられて
いない)。
【0012】同軸コネクタの組立てるとき、フランジ1
2を絶縁体20で挟圧するだけで、回り止めの突起30
が絶縁体20にくい込んで回転防止がなされる。従来の
組立おける矢羽やローレットの圧入工程は不要になる。
【0013】
【考案の効果】本考案では、中心コンタクトの回転防止
のために中心コンタクトの外径をほとんど変化させるこ
とがない小さな突起をフランジに設けるだけであるか
ら、同軸コネクタの特性インピーダンスの乱れをほとん
ど生じることなく、また、小形の同軸コネクタにおいて
も容易に中心コンタクトの回転防止を施すことができ
る。更に同軸コネクタの組立てもフランジを絶縁体で挟
圧するだけで、回り止めの突起が絶縁体にくい込んで回
転防止がなされるから、従来の同軸コネクタのように矢
羽やローレットの圧入工程がなく省力化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるもので、(a)は縦断
立面図、(b)は主要部の拡大斜視図。
【図2】本考案の回り止め突起を形成する方法の一例を
示す説明図。
【図3】従来技術の説明図。
【図4】従来り回り止めの役目をしていた2面幅の矢羽
の説明図で、(b)は(a)のB断面図。
【図5】従来り回り止めの役目をしていたローレットの
説明図で、(b)は(a)のB断面図。
【符号の説明】
10 中心コンタクト 12 フランジ 14 側面 16 周面 18 2面幅の矢羽 19 ローレット 20 絶縁体 22 外部導体 24 取付けプレート 30 回り止め突起 32 凹み 40 ポンチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心コンタクトの中間部分にフランジを
    有し、このフランジの両側面を絶縁体で挟圧して中心コ
    ンタクトを外部導体に固定する同軸コネクタにおいて、 前記フランジの挟圧により前記絶縁体にくい込んで埋没
    する回り止め突起を、前記フランジの両側面に少なくと
    も各1個設けたことを特徴とする、同軸コネクタ。
JP5177692U 1992-06-30 1992-06-30 同軸コネクタ Expired - Lifetime JP2536305Y2 (ja)

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JP5177692U JP2536305Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 同軸コネクタ

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JP5177692U JP2536305Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 同軸コネクタ

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JPH067173U JPH067173U (ja) 1994-01-28
JP2536305Y2 true JP2536305Y2 (ja) 1997-05-21

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