JP2536070Y2 - 無挿入力型連結多極コネクタ装置 - Google Patents

無挿入力型連結多極コネクタ装置

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JP2536070Y2
JP2536070Y2 JP1991046731U JP4673191U JP2536070Y2 JP 2536070 Y2 JP2536070 Y2 JP 2536070Y2 JP 1991046731 U JP1991046731 U JP 1991046731U JP 4673191 U JP4673191 U JP 4673191U JP 2536070 Y2 JP2536070 Y2 JP 2536070Y2
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female
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contact
connectors
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俊二 水口
博勝 八重樫
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数の同軸ケーブルを
基板に接続するコネクタ装置であって、高速伝送に適し
た、零挿入力型の連結型コネクタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体の進展により、LSIを計測する
装置においても、計測する対象の極数が増加してきたう
えに、高速伝送が必要になってきている。つまり、多数
のLSIを計測するソケットを搭載した基板と計測制御
する基板を着脱接続する極数の増大と伝送する信号の高
速化が進んでいる。
【0003】従来は、基板間をプローブ接触子にて接続
していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ローブ接触子が一端子で構成されており、様々な極数の
基板に対応するのは容易であるが、インピーダンス整合
が悪く、高速信号の伝送ができないし、押圧接触方式で
あり、極数が1000極程度になると、接触される基板
が撓み、搭載部品に応力が働くし、撓む故にプローブ先
端の変位が変わり、接触不良が発生するという問題点が
あった。
【0005】本考案は、上記の問題点を解消するもので
あり、その目的とするところは、多数のコネクタを一度
に結合するとができて、多様な極数を必要とする基板に
標準極数コネクタを並べることで対応することが可能に
なり、汎用性が高いものになる無挿入力型連結多極コネ
クタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ヘッダー装置とソケット装置とを備
え、ヘッダー装置を、昇降可能に配置された横基板に複
数の雌側コネクタを一直線状に並べられて複数並列にし
て配設し、これらの雌側コネクタを、相対向するばね接
触端子を配置した挟持接続部と、雌側コネクタの長手方
向に可動して前記挟持接続部のばね接触端子を開閉させ
るアクチュエータとを備えた構成にし、前記アクチュエ
ータの両側外面にロック片及びハンドルを突設し、前記
横基板に前記アクチュエータを駆動する駆動機構を設
け、この駆動機構を、雌側コネクタの複数列に対して平
行に位置して前記アクチュエータのハンドルに連結され
且つ前記雌側コネクタの長手方向に移動可能な多コネク
タ駆動スライダーと、この多コネクタ駆動スライダーを
移動させる駆動部とで構成し、前記ソケット装置を、縦
に並んだ複数の縦基板群の上部に、雌側コネクタの挟持
接続部のばね接触端子間に挿入される接触端子を備えた
雄側コネクタを配置し、これらの雄側コネクタに前記ロ
ック片が挿入される挿入溝部とこの挿入溝部に続くロッ
ク片挿入部とを設 け、両コネクタの結合時に前記ロック
片を前記ロック片挿入部に挿入したことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の無挿入力型連結多極コネクタ
装置によれば、ヘッダー装置を下降して、このヘッダー
装置の雌側コネクタをソケット装置の雄側コネクタに結
合させ、駆動部を操作して多コネクタ駆動スライダーを
移動し、アクチュエータを移動してばね接触端子を閉じ
て接点を雄端子の接点部に接触させると共に、前記ロッ
ク片を前記ロック片挿入部に挿入して雄側コネクタを雌
側コネクタに固定し、雌、雄側コネクタの端子同志を互
いに接触して導通することができる。このように、多数
のコネクタを一度に結合するとができて、多様な極数を
必要とする基板に標準極数コネクタを並べることで対応
することが可能になり、汎用性が高いものになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1は本考案に係わる無挿入力型連結多極
コネクタ装置の全体の斜視図、第2図はソケット装置の
一部省略した平面図、第3図は同側面図である。
【0010】本考案に係わる無挿入力型連結多極コネク
タ装置はソケット装置1とヘッダー装置2とを備えてい
る。ソケット装置1の上面部の対角部には位置決めピン
1aが設けてあり、また、ヘッダー装置2のボード68
には位置決め孔2aが形成してあって、ヘッダー装置2
が下降して、このヘッダー装置2の位置決め孔2aが位
置決めピン1aに挿入されて、ヘッダー装置2の雌側コ
ネクタ70がソケット装置1の雄側コネクタ4に結合す
るものである。
【0011】ソケット装置1は図示しない保持部材に保
持された多数毎の縦基板3を備えており、これらの縦基
板3の上端部にはそれぞれにコネクタガイド60が設け
てある。すなわち、これらのコネクタガイド60は断面
がコ字形状の長尺なガイド本体61を備えており、この
ガイド本体61の一側部は逆U字形に成されていて、基
板挿入部62が形成してある。そして、この基板挿入部
62を縦基板3の上端部に被せて、このコネクタガイド
60が縦基板3に取り付けてある。そして、多数のコネ
クタガイド60は同一方向に平行に並べてあり、コネク
タガイド60内にはフローティング機構63を介して多
数個の雄側コネクタ4が、その隣り合うものが端面部を
接するようにして設けてある。
【0012】雄側コネクタ4は図6乃至図11に示すよ
うにハウジング4aを備えており、このハウジング4a
は平面長方形状の立方体であり、合成樹脂で成形されて
いる。このハウジング4aの前面部4bには長方形状の
嵌合部5が形成されており、この嵌合部5の周囲には壁
部6が形成されている。この嵌合部5内にはその中央に
位置させて絶縁板部7がその基部を後面部8の内面に固
着されて設けてあり、絶縁板部7には長手方向(左右方
向)に所定の間隔を於いて多数のスリット7aが設けて
ある。絶縁板部7の両面側には雄端子の圧入用溝9が所
定のピッチ間隔で多数個形成してあり、これらの圧入用
溝9は、後面部8外に貫通している。また、ハウジング
4aの後面部8の外面には、前記壁部6に連なる片板部
11が一対形成してある。そして、ハウジング4の左右
の側面部12の中央には凹溝部13が形成してあり、凹
溝部13内には係止突起14が形成してある。そして、
ハウジング4の壁部6には、その左側に位置させて挿入
溝部16とこの挿入溝部16に連なるロック片挿入部で
あるロック孔16aが、また、その右側に位置させて切
欠部17がそれぞれ形成してある。この切欠部17の端
部にはロック部17aが形成してある。
【0013】雄端子18は接触端子であり、これを図1
2乃至図15に示す。この雄端子18はマイクロストリ
ップ板状端子であって、短冊状の接点部18aと圧入支
持部18bと圧接部18cとを備えており、この圧接部
18cの基部はクランク状に屈曲されている。
【0014】このように形成された雄端子18は、その
接点部18aをハウジング4aの圧入用孔9に圧入して
ハウジング4aに装着してあり、接点部18aはスリッ
ト7aを中間にして相対向している。このように、接点
部18aがスリット7aである空隙を間に介在させるこ
とにより誘電率を最少にし、空気を伝送路とすることが
できる。また、圧接部18cはハウジング4aの後方に
突出している。
【0015】このように雄端子18を装着したハウジン
グ4aの後面部8に図16乃至図20に示す第1のカバ
ー20とこのカバー20にケーブル21を固定するケー
ブルロック22と第1のカバー20に噛み合う第2のカ
バー23とが装着してあって、これらでケーブル21の
圧接部分を保護している。すなわち、第1のカバー20
の内面には半円形状のケーブル挿入凹部24が所定のピ
ッチ間隔で多数個形成してあり、この内面の左右にはピ
ン穴31が設けてある。第1のカバー20の端面にはケ
ーブル挿入凹部24に連なるドレイン線挿入部25aと
信号線挿入部25bとが交互に形成してあり、第1のカ
バー20の内面の左右端部には脚部15が、また、第1
のカバー20の左右端部には脚体26が突設してある。
【0016】また、第2のカバー23は、図21乃至図
25に示すように、その内面には半円形状のケーブル挿
入凹部27が所定のピッチ間隔で多数個形成してあり、
第2のカバー23の端面にはケーブル挿入凹部27に連
なるドレイン線挿入部29aと信号線挿入部29bが形
成してあり、第2のカバー23の左右端部には脚係合部
30が形成してある。また、ケーブルロック22は図2
6に示すようにその内面に半円形状のケーブル挿入凹部
32が所定のピッチ間隔で多数個形成してあり、この内
面の左右にはロックピン33が設けてある。
【0017】そして、図45に示すように第1のカバー
20のケーブル挿入凹部24にケーブル21を沿わせ、
ケーブルロック22のケーブル挿入凹部32にケーブル
21を入れて、このケーブルロック22のピン33をピ
ン穴31に挿入してケーブル21を押さえ、第1のカバ
ー20に第2のカバー23を結合し、ケーブル21のド
レイン線21aをドレイン線挿入部25a、29aに挿
入すると共に、ケーブル21の信号線21bを信号線挿
入部25b、29bに挿入する。この状態で、第1のカ
バー20に設けた脚体26をハウジング4の凹溝部13
に挿入して、係止突起14に係合し、ドレイン線21a
および信号線21bを雄端子18の圧接部18cに圧接
して雄側コネクタ4が構成されている。
【0018】フローティング機構63は、図4、図5に
示すようにコネクタガイド60の底部60aに形成され
たスリット状のケーブル挿入孔64と、このケーブル挿
入孔64の両端部外方に位置して底部60aに突設され
たばね保持用ピン65とを備えており、これらのばね保
持用ピン65にはコイルばね66aが立ち上げた状態で
保持されている。そして、コイルばね66aが雄側コネ
クタ4を下から支えており、雄側コネクタ4に接続され
たケーブル21はケーブル挿入孔64を貫通してコネク
タガイド60の下方に延出しており、ケーブル21の端
末は湾曲されて縦基板3に接続してあり、このケーブル
31の湾曲部も雄側コネクタ4を弾性的に保持してい
る。コネクタガイド60のガイド壁部66、67間の寸
法は雄側コネクタ4の幅寸法より若干大きくしてあり、
また、ケーブル挿入孔64の長さ寸法はケーブル21の
幅寸法より若干大きくしてある。したがって、雄側コネ
クタ4がコネクタガイド60内に設けられてコイルばね
66aに保持された状態では雄側コネクタ4の側面部4
c、4dはコネクタガイド60のガイド壁部66、67
に当たり、X方向の位置決めがされるし、ケーブル21
がケーブル挿入孔64に挿入されて、ケーブル21の端
部がケーブル挿入孔64の端部当たり、Y方向の位置決
めが成される。
【0019】ヘッダー装置2はボード68を備えてお
り、このボード68の面部には横基板68aが取付けて
あり、横基板68aには図28に示すように多数個の雌
側コネクタ70と、これらの雌側コネクタ70のアクチ
ュエータを駆動するための駆動機構71とが設けてあ
る。
【0020】雌側コネクタ70を図29乃至図37に示
す。この雌コネクタ70はハウジング34を備えてお
り、このハウジング34は平面長方形状であり、このハ
ウジング34は板状のベース部34aに、前記雄コネク
タ2の嵌合部5と同じ平面形状の嵌合凸部34bを一体
に形成して成る。この嵌合凸部34bの上面周部には接
触圧保持壁35が形成してあり、この接触圧保持壁部3
5で囲まれた部分がアクチェータ収容部46に成されて
いる。また、嵌合凸部34bの中央部には嵌入溝36が
形成してあり、この嵌入溝36の上縁部には傾斜面36
aが形成してある。そして、この嵌入溝36の底部36
bには端子圧入孔37が2列で且つ所定のピッチ間隔で
多数個形成してある。また、前記接触圧保持壁35に
は、その長手方向の左右にアクチュエータのガイド挿入
用切欠部38と、ハンドル挿入切欠部39Aとが設けて
あり、また、中間部の内面にはガイド溝39と孔40と
が設けてある。
【0021】図38乃至図40にばね接触端子である雌
端子41を示す。この雌端子41は接点部41aと圧入
支持部41bと脚部41cとを備えており、接点部41
aは側面く字状に屈曲形成されていて、屈曲点が接点a
に成されており、接点部41aの先端は、図40に示す
ように平面コ字形状にしてある。そして、脚部41cの
基板42への接続点bから接点aまでが伝送路イであ
り、この部分が接触ばね部43であり、接点aから接点
部41aの先端までが駆動ばね部44になっている。接
触ばね部43はその端子幅が広げてあって、インピーダ
ンスを下げてあり、しかも、伝送路イの長さが抑えてあ
って、このために、ばね常数が大きくなるので、接触ば
ね部43の部分の板厚tは小さくしてそのばね常数を小
さくしている。また、駆動ばね部44はその形状が三角
になされていてばね常数が小さくしてある。
【0022】そして、前記ハウジング34の端子圧入孔
37に雌端子41の圧入支持部41bを圧入して接触ば
ね部43および駆動ばね部44を嵌入溝36内に位置さ
せてあり、駆動ばね部44は嵌入溝36の傾斜面36a
に沿うて拡開状態に成されている。
【0023】このように、相対向する雌端子41を嵌入
溝36内に配置することにより挟持接続部90が構成さ
れている。
【0024】図41乃至図44にアクチュエータを示
す。このアクチュエータ45は絶縁材料より成るアクチ
ェータ本体45aを備えており、このアクチェータ本体
45aはハウジング34のアクチェータ収容部46に相
似した外形をしていて、中抜きになされている。そし
て、アクチェータ本体45aの両側内面には長手方向に
沿うて端子駆動用突起47が多数個形成してある。これ
らの端子駆動用突起47の駆動面47aの形状は曲面で
あって、近似指数函数の曲線形状にしてある。アクチェ
ータ本体45aの両側外面にはその左側に板状のロック
片48が、その中間に位置させて突起49が、その左側
に位置させて板状のハンドル50がそれぞれ突設してあ
る。
【0025】そして、このように構成されたアクチェー
タ45はハウジング34のアクチェータ収容部46内に
左右方向に移動可能に収容してあり、ロック片48はガ
イド挿入用切欠部38に、突起49はガイド溝39に、
ハンドル50はハンドル挿入用切欠部39Aにそれぞれ
挿入してある。そして、端子駆動用突起47の駆動面4
7aは前記雌端子41の接点部41aの先部裏面に摺接
している。
【0026】このように構成された雌側コネクタ70に
おいて、アクチェータ45の突起49がガイド溝39に
続く孔40に挿入され、ロック片48がガイド挿入用切
欠部38に挿入され、さらに、ハンドル50がハンドル
挿入用切欠部39Aの切込部39aにそれぞれ挿入され
た状態では、端子駆動用突起47に駆動面47aが雌端
子41の接点部41aの先部を摺動してこの接点部41
aを内側に押圧して駆動ばね部44を内側に撓まさて接
点aを内側に寄せている。そして、ハンドル50を操作
して、アクチェータ45を左側に移動させると突起49
が孔40より出てガイド溝39に入り、端子駆動用突起
47間の凹部53に雌端子41の接点部41aの先部が
位置し、接点部41aを外側に移動して接点aを外側に
移動させる。前記端子駆動用突起47の駆動面47aの
形状は曲面であって、近似指数函数の曲線形状にしてあ
る。
【0027】このように構成された雌側コネクタ70は
複数個が一直線状に並べられて列を作り、この列が複数
並列にしてある。そして、三列を一組として、各組に駆
動機構71が設けてある。なお、三列を一組とすること
なく、一列あるいは複数列を一組としてもよい。この駆
動機構71は多コネクタ駆動スライダー72とこの多コ
ネクタ駆動スライダー72の駆動部73とを備えてい
る。この多コネクタ駆動スライダー72は帯状の金属板
から成る上側連結部材74と絶縁物から成るモールド品
の下側連結部材75とを備えており、下側連結部材75
の上面部には所定の間隔をおいて複数の嵌合凹部75a
が形成してある。そして、雌側コネクタ70の列間に
上、下側連結部材74、75を挿入して下側連結部材7
5の嵌合凹部75aに、この下側連結部材75の左右に
位置する雌側コネクタ70のハンドル50を挿入し、
上、下側連結部材74、75をビス76により互いに固
定してある。
【0028】駆動部73は横基板68aの端部に固定さ
れたベース部材77を備えており、ベース部材77には
凹部78が形成してある。そして、ベース部材77には
駆動部材79が移動可能に設けてあり、この駆動部材7
9には孔79aが形成してあり、駆動部材79には上側
連結部材74の端部がビス80で固定されている。そし
て、凹部78と孔79aとは重なり合っている。
【0029】この駆動機構71の操作は、次のようにし
て行われる。すなわち、駆動部材79の孔79aから凹
部78にドライバー(図示せず)を差し込み、このドラ
イバーをこじることにより、駆動部材79を移動して多
コネクタ駆動スライダー72を移動し、ハンドル50を
操作してアクチュエータ45を移動して端子駆動用突起
47の駆動面47aを雌端子41の接点部41aの先部
に摺動させてこの接点部41aを内側に押圧して駆動ば
ね部44を内側に撓ませて接点aを雄端子18の接点部
18aに接触させる。なお、駆動部材79の移動手段
は、ドライバーのこじりに限らず、エア駆動、治具を用
いた駆動で行なってもよい。
【0030】次に、雌、雄側コネクタ70、4の結合を
説明する。ヘッダー装置2が下降して、このヘッダー装
置2の位置決め孔2aが位置決めピン1aに挿入され
て、ヘッダー装置2の雌側コネクタ70がソケット装置
1の雄側コネクタ4に結合する。この場合、雄側コネク
タ4の、雄端子18を備えた絶縁板部7が嵌入溝36に
挿入されて雄端子18が雌端子41に近接して相対向す
る。これと同時に、前記ガイド片48が雄コネクタ2の
挿入用溝16に挿入されると共に、ハンドル50が切欠
部17に挿入される。この状態から、上記したように駆
動機構71の作動により、ハンドル50を操作してアク
チュエータ45を移動して端子駆動用突起47の駆動面
47aを雌端子41の接点部41aの先部に摺動させて
この接点部41aを内側に押圧して駆動ばね部44を内
側に撓ませて接点aを雄端子18の接点部18aに接触
させる。この時、ロック片48はロック孔16aに嵌入
し雄側コネクタ4が雌側コネクタ70に固定される。し
たがって、雌、雄側コネクタ70,4の端子41、18
同志が互いに接触して導通がとられる。
【0031】また、ソケット装置1において、縦基板3
の高さにバラツキがある場合、これらの縦基板3にコネ
クタガイド60を介して設けれらた雄側コネクタ4に
は、高さにバラツキがある。しかしながら、雄側コネク
タ4はフローティング機構63により浮いて状態にある
ために雌側コネクタ70が下降して雄側コネクタ4に嵌
合して際に、これらの嵌合は完全に行われ、接触は安定
する。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、ヘッダ
ー装置とソケット装置とを備え、ヘッダー装置を、昇降
可能に配置された横基板に複数の雌側コネクタを一直線
状に並べられて複数並列にして配設し、これらの雌側コ
ネクタを、相対向するばね接触端子を配置した挟持接続
部と、雌側コネクタの長手方向に可動して前記挟持接続
部のばね接触端子を開閉させるアクチュエータとを備え
た構成にし、前記アクチュエータの両側外面にロック片
及びハンドルを突設し、前記横基板に前記アクチュエー
タを駆動する駆動機構を設け、この駆動機構を、雌側コ
ネクタの複数列に対して平行に位置して前記アクチュエ
ータのハンドルに連結され且つ前記雌側コネクタの長手
方向に移動可能な多コネクタ駆動スライダーと、この多
コネクタ駆動スライダーを移動させる駆動部とで構成
し、前記ソケット装置を、縦に並んだ複数の縦基板群の
上部に、雌側コネクタの挟持接続部のばね接触端子間に
挿入される接触端子を備えた雄側コネクタを配置し、
れらの雄側コネクタに前記ロック片が挿入される挿入溝
部とこの挿入溝部に続くロック片挿入部とを設け、両コ
ネクタの結合時に前記ロック片を前記ロック片挿入部に
挿入したことを特徴とするものである。
【0033】したがって、ヘッダー装置を下降して、こ
のヘッダー装置の雌側コネクタをソケット装置の雄側コ
ネクタに結合させ、駆動部を操作して多コネクタ駆動ス
ライダーを移動し、アクチュエータを移動してばね接触
端子を閉じて接点を雄端子の接点部に接触させると共
に、前記ロック片を前記ロック片挿入部に挿入して雄側
コネクタを雌側コネクタに固定し、雌、雄側コネクタの
端子同志を互いに接触して導通することができる。
【0034】このように、多数のコネクタを一度に結合
するとができて、多様な極数を必要とする基板に標準極
数コネクタを並べることで対応することが可能になり、
汎用性が高いものになる。また、多数のコネクタのアク
チュエータを一度に駆動することにより、多数のコネク
タの挟持接続部を一度に開閉することができ、ヘッダー
装置とソケット装置との接続及び解除を容易に行なうこ
とができる。
【0035】また、駆動機構を、雌側コネクタの複数列
に対して平行に位置して前記アクチュエータのハンドル
に連結され且つ前記雌側コネクタの長手方向に移動可能
な多コネクタ駆動スライダーと、この多コネクタ駆動ス
ライダーを移動させる駆動部とで構成したことにより、
構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる無挿入力型連結多極コネクタ装
置の全体の斜視図でる。
【図2】ソケット装置の一部省略した平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図2A−A線に沿う断面図である。
【図5】図2B−B線に沿う断面図である。
【図6】雄型コネクタの側面図である。
【図7】同裏面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】図8C部の拡大図である。
【図10】図6D−D線に沿う断面図である。
【図11】図8E−E線に沿う断面図である。
【図12】雄端子の平面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】同平面図である。
【図15】図12F−F線に沿う断面図である。
【図16】第1のカバーの外面図である。
【図17】同平面図である。
【図18】同下面図である。
【図19】同側面図である。
【図20】同内面図である。
【図21】第2のカバーの外面図である。
【図22】同平面図である。
【図23】同下面図である。
【図24】同側面図である。
【図25】同内面図である。
【図26】ケーブルロックの正面図である。
【図27】ヘッダー装置の内側からの平面図である。
【図28】図27G−G線に沿う断面図である。
【図29】雌コネクタの平面図である。
【図30】同正面図である。
【図31】同背面図である。
【図32】同側面図である。
【図33】図29H−H線に沿う断面図である。
【図34】雌型コネクタのハウジングの平面図である。
【図35】同正面図である。
【図36】同背面図である。
【図37】図341−I線に沿う断面図である。
【図38】雌端子の正面図である。
【図39】同側面図である。
【図40】同平面図である。
【図41】アクチュエータの正面図である。
【図42】同平面図である。
【図43】図41J部の拡大図である。
【図44】図41K部の拡大図である。
【図45】雌、雄型コネクタの嵌合状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コネクタ装置 2 ヘッダー装置 4 雄型コネクタ 5 嵌合部 7 絶縁板部 18 雄端子(接触端子) 41 雌端子(ばね接触端子) 43 接触ばね部 44 駆動ばね部 45 アクチュエータ 70 雌型コネクタ 90 挟持接続部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダー装置とソケット装置とを備え、
    ヘッダー装置を、昇降可能に配置された横基板に複数の
    雌側コネクタを一直線状に並べられて複数並列にして配
    設し、これらの雌側コネクタを、相対向するばね接触端
    子を配置した挟持接続部と、雌側コネクタの長手方向に
    可動して前記挟持接続部のばね接触端子を開閉させるア
    クチュエータとを備えた構成にし、前記アクチュエータ
    の両側外面にロック片及びハンドルを突設し、前記横基
    板に前記アクチュエータを駆動する駆動機構を設け、こ
    の駆動機構を、雌側コネクタの複数列に対して平行に位
    置して前記アクチュエータのハンドルに連結され且つ前
    記雌側コネクタの長手方向に移動可能な多コネクタ駆動
    スライダーと、この多コネクタ駆動スライダーを移動さ
    せる駆動部とで構成し、前記ソケット装置を、縦に並ん
    だ複数の縦基板群の上部に、雌側コネクタの挟持接続部
    のばね接触端子間に挿入される接触端子を備えた雄側コ
    ネクタを配置し、これらの雄側コネクタに前記ロック片
    が挿入される挿入溝部とこの挿入溝部に続くロック片挿
    入部とを設け、両コネクタの結合時に前記ロック片を前
    記ロック片挿入部に挿入したことを特徴とする無挿入力
    型連結多極コネクタ装置。
JP1991046731U 1991-05-27 1991-05-27 無挿入力型連結多極コネクタ装置 Expired - Lifetime JP2536070Y2 (ja)

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