JP2535936Y2 - 緩衝器のダストカバー - Google Patents
緩衝器のダストカバーInfo
- Publication number
- JP2535936Y2 JP2535936Y2 JP1990060422U JP6042290U JP2535936Y2 JP 2535936 Y2 JP2535936 Y2 JP 2535936Y2 JP 1990060422 U JP1990060422 U JP 1990060422U JP 6042290 U JP6042290 U JP 6042290U JP 2535936 Y2 JP2535936 Y2 JP 2535936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- shock absorber
- spring seat
- spring
- cover guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は車両等に使用する緩衝器の上半部外側に配置
されるダストカバーに関する。
されるダストカバーに関する。
（従来の技術） シリンダ内にピストンロッドを挿通し、このピストン
ロッドの下端部にシリンダ内周面に摺接するピストンを
固着した緩衝器において、この緩衝器の上半部外側に蛇
腹状のダストカバーを配置し、このダストカバーの上端
をピストンロッド上端部に固定し、またダストカバーの
下端はシリンダ外周面に溶接して固定した引掛け金具に
引掛けて固定したものが従来から知られている。
ロッドの下端部にシリンダ内周面に摺接するピストンを
固着した緩衝器において、この緩衝器の上半部外側に蛇
腹状のダストカバーを配置し、このダストカバーの上端
をピストンロッド上端部に固定し、またダストカバーの
下端はシリンダ外周面に溶接して固定した引掛け金具に
引掛けて固定したものが従来から知られている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上述したダストカバーにおいては、ダ
ストカバーの下端をシリンダ外周面に固定した引掛け金
具に引掛けて固定するが、引掛け作業は手作業であり、
しかも引掛け金具は変形しないのでダストカバーを径方
向に伸して組付けなければならないので、組付作業性が
悪く、この場合引掛け金具の引掛け代を小さくして組付
性を上げようとすれば外れ易くなる。
ストカバーの下端をシリンダ外周面に固定した引掛け金
具に引掛けて固定するが、引掛け作業は手作業であり、
しかも引掛け金具は変形しないのでダストカバーを径方
向に伸して組付けなければならないので、組付作業性が
悪く、この場合引掛け金具の引掛け代を小さくして組付
性を上げようとすれば外れ易くなる。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために本考案は、ダストカバー
を、蛇腹部とこの蛇腹部の下端に設けられるダストカバ
ーガイドとから構成し、このダストカバーガイドは弾性
体で形成され、下端がスプリングとロアスプリングシー
トとで挟持されるものであり、更にダストカバーガイド
には底部に水抜き用の孔、それより上部に複数個のエア
ー抜き用の孔を形成し、複数個のエアー抜き用の孔を互
いに平行に形成した。
を、蛇腹部とこの蛇腹部の下端に設けられるダストカバ
ーガイドとから構成し、このダストカバーガイドは弾性
体で形成され、下端がスプリングとロアスプリングシー
トとで挟持されるものであり、更にダストカバーガイド
には底部に水抜き用の孔、それより上部に複数個のエア
ー抜き用の孔を形成し、複数個のエアー抜き用の孔を互
いに平行に形成した。
（作用） ダストカバーガイドを弾性体で形成したので軽量とす
ることができる。
ることができる。
また、スプリングとロアスプリングシートとで挟持し
たので、緩衝器の上半部外側にダストカバーを簡単に組
付けることができ、組付作業性が向上する。しかも、弾
性体で形成したダストカバーガイドによって、スプリン
グシートと伸縮するスプリングとによる干渉音の発生を
防止することができる。
たので、緩衝器の上半部外側にダストカバーを簡単に組
付けることができ、組付作業性が向上する。しかも、弾
性体で形成したダストカバーガイドによって、スプリン
グシートと伸縮するスプリングとによる干渉音の発生を
防止することができる。
更に、エアー抜き用の孔から侵入した水を排出するこ
とができ、スプリングシートの錆発生を防止することが
でき、また、ダストカバーの伸縮に伴い、エアー抜き用
の孔からエアーが流入・流出するので、緩衝器の伸縮を
妨げず、しかも、ダストカバー自体の破損を防止するこ
とができる。
とができ、スプリングシートの錆発生を防止することが
でき、また、ダストカバーの伸縮に伴い、エアー抜き用
の孔からエアーが流入・流出するので、緩衝器の伸縮を
妨げず、しかも、ダストカバー自体の破損を防止するこ
とができる。
更にまた、エアー抜き用の孔を平行に配置したので、
ダストカバーガイドの成形型を二分割にでき、型を少な
くしてコストを抑えることができる。
ダストカバーガイドの成形型を二分割にでき、型を少な
くしてコストを抑えることができる。
（実施例） 以下に本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は本考案に係るダストカバーを備えた緩衝器の
一部断面正面図、第２図は同緩衝器の要部拡大断面図、
第３図は同ダストカバーのダストカバーガイドの平面
図、第４図は同ダストカバーガイドの側面図である。
一部断面正面図、第２図は同緩衝器の要部拡大断面図、
第３図は同ダストカバーのダストカバーガイドの平面
図、第４図は同ダストカバーガイドの側面図である。
第１図において、緩衝器１のシリンダ1a内には上方か
らピストンロッド２を挿通し、このピストンロッド２の
下端部にはシリンダ１内周面に摺接する図示しないピス
トンを装着している。また、ピストンロッド２の先端部
にはワッシャ３及びプレート４をカラー５、プレート６
を介してナット6aにて締付けて固定し、更に、ワッシャ
３上面とプレート６下面との間でマウントラバー7,8を
挟持し、これらのマウントラバー7,8間でマウントベー
ス９を挟持している。
らピストンロッド２を挿通し、このピストンロッド２の
下端部にはシリンダ１内周面に摺接する図示しないピス
トンを装着している。また、ピストンロッド２の先端部
にはワッシャ３及びプレート４をカラー５、プレート６
を介してナット6aにて締付けて固定し、更に、ワッシャ
３上面とプレート６下面との間でマウントラバー7,8を
挟持し、これらのマウントラバー7,8間でマウントベー
ス９を挟持している。
このマウントベース９内に嵌装したアッパースプリン
グシート11とシリンダ１外周面に装着したロアスプリン
グシート12との間に懸架ばね13を介設している。
グシート11とシリンダ１外周面に装着したロアスプリン
グシート12との間に懸架ばね13を介設している。
そして、この緩衝器１の上半部外側にはダストカバー
15を配置している。このダストカバー15は蛇腹部16とこ
の蛇腹部16の下端に取付けたダストカバーガイド17とか
らなり、上端をワッシャ３とプレート４との間に挟持し
て固定し、下端のダストカバーガイド17をロアスプリン
グシート12と懸架ばね13との間に挟持して固定してい
る。
15を配置している。このダストカバー15は蛇腹部16とこ
の蛇腹部16の下端に取付けたダストカバーガイド17とか
らなり、上端をワッシャ３とプレート４との間に挟持し
て固定し、下端のダストカバーガイド17をロアスプリン
グシート12と懸架ばね13との間に挟持して固定してい
る。
このダストカバーガイド17は、樹脂又はゴム等の弾性
材にて形成し、下端部17aをロアスプリングシート12の
ばね受け部12aに略倣わせた形状となしている。また、
第３図において、ダストカバーガイド17には上部に３個
のエアー抜き用の窓孔18を形成し、側部には４個の水抜
き用の孔19を形成している。
材にて形成し、下端部17aをロアスプリングシート12の
ばね受け部12aに略倣わせた形状となしている。また、
第３図において、ダストカバーガイド17には上部に３個
のエアー抜き用の窓孔18を形成し、側部には４個の水抜
き用の孔19を形成している。
また、このダストカバーガイド17の３個のエアー抜き
用の窓孔18は平行に形成しており、三個の窓孔を中心か
ら半径方向に形成する場合には型割を三分割にしなけれ
ばならないのに対して、このように形成することにより
型割を二分割にすることができる。
用の窓孔18は平行に形成しており、三個の窓孔を中心か
ら半径方向に形成する場合には型割を三分割にしなけれ
ばならないのに対して、このように形成することにより
型割を二分割にすることができる。
このように構成したので、第２図に示したように、ダ
ストカバー15を緩衝器の上半部に配置するには、ダスト
カバー15の上端部を固定した状態で、ダストカバー15の
ダストカバーガイド17をロアスプリングシート12と懸架
ばね13の下端との間に挟んで組み付ければよい。この場
合、ダストカバーガイド17を弾性体で形成することによ
って、軽量になり、しかもスプリングシート12と懸架ば
ね13の間に介在して緩衝作用をするので、スプリングシ
ート12と懸架ばね13との干渉音の発生を防止できる。
ストカバー15を緩衝器の上半部に配置するには、ダスト
カバー15の上端部を固定した状態で、ダストカバー15の
ダストカバーガイド17をロアスプリングシート12と懸架
ばね13の下端との間に挟んで組み付ければよい。この場
合、ダストカバーガイド17を弾性体で形成することによ
って、軽量になり、しかもスプリングシート12と懸架ば
ね13の間に介在して緩衝作用をするので、スプリングシ
ート12と懸架ばね13との干渉音の発生を防止できる。
そして、ダストカバー15の伸縮に伴いエアー抜き用の
窓孔18からエアーが流入及び流出するので、緩衝器の伸
縮を妨げることがない。また、エアー抜き用の窓孔18か
ら侵入した水は水抜き用の孔19から排出される。
窓孔18からエアーが流入及び流出するので、緩衝器の伸
縮を妨げることがない。また、エアー抜き用の窓孔18か
ら侵入した水は水抜き用の孔19から排出される。
（考案の効果） 以上に説明したように本考案によれば、ダストカバー
ガイドを弾性体で形成したので軽量とすることができ
る。
ガイドを弾性体で形成したので軽量とすることができ
る。
また、スプリングとロアスプリングシートとで挟持し
たので、緩衝器の上半部外側にダストカバーを簡単に組
付けることができ、組付作業性が向上する。しかも、弾
性体で形成したダストカバーガイドによって、スプリン
グシートと伸縮するスプリングとによる干渉音の発生を
防止することができる。
たので、緩衝器の上半部外側にダストカバーを簡単に組
付けることができ、組付作業性が向上する。しかも、弾
性体で形成したダストカバーガイドによって、スプリン
グシートと伸縮するスプリングとによる干渉音の発生を
防止することができる。
更に、エアー抜き用の孔から侵入した水を排出するこ
とができ、スプリングシートの錆発生を防止することが
でき、また、ダストカバーの伸縮に伴い、エアー抜き用
の孔からエアーが流入・流出するので、緩衝器の伸縮を
妨げず、しかも、ダストカバー自体の破損を防止するこ
とができる。
とができ、スプリングシートの錆発生を防止することが
でき、また、ダストカバーの伸縮に伴い、エアー抜き用
の孔からエアーが流入・流出するので、緩衝器の伸縮を
妨げず、しかも、ダストカバー自体の破損を防止するこ
とができる。
更にまた、エアー抜き用の孔を平行に配置したので、
ダストカバーガイドの成形型を二分割にでき、型を少な
くしてコストを抑えることができる。
ダストカバーガイドの成形型を二分割にでき、型を少な
くしてコストを抑えることができる。
第１図は本考案に係るダストカバーを備えた緩衝器の一
部断面正面図、第２図は同緩衝器の要部拡大断面図、第
３図は同ダストカバーのダストカバーガイドの平面図、
第４図は同ダストカバーガイドの側面図である。 尚、図面中、１は緩衝器、1aはシリンダ、２はピストン
ロッド、３はワッシャ、４はプレート、12はロアスプリ
ングシート、13はスプリング（懸架ばね）、15はダスト
カバー、16は蛇腹部、17はダストカバーガイド、18はエ
アー抜き用の孔（窓孔）、19は水抜き用の孔である。
部断面正面図、第２図は同緩衝器の要部拡大断面図、第
３図は同ダストカバーのダストカバーガイドの平面図、
第４図は同ダストカバーガイドの側面図である。 尚、図面中、１は緩衝器、1aはシリンダ、２はピストン
ロッド、３はワッシャ、４はプレート、12はロアスプリ
ングシート、13はスプリング（懸架ばね）、15はダスト
カバー、16は蛇腹部、17はダストカバーガイド、18はエ
アー抜き用の孔（窓孔）、19は水抜き用の孔である。
Claims (1)
- 【請求項１】緩衝器の上半部外側に配置され上下端を固
定するダストカバーにおいて、このダストカバーは蛇腹
部とこの蛇腹部の下端に設けられるダストカバーガイド
とからなり、このダストカバーガイドは弾性体で形成さ
れ、下端がスプリングとロアスプリングシートとで挟持
されるものであり、更に前記ダストカバーガイドには底
部に水抜き用の孔、それより上部に複数個のエアー抜き
用の孔を形成し、前記複数個のエアー抜き用の孔を互い
に平行に形成したことを特徴とする緩衝器のダストカバ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990060422U JP2535936Y2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 緩衝器のダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990060422U JP2535936Y2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 緩衝器のダストカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0418737U JPH0418737U (ja) | 1992-02-17 |
| JP2535936Y2 true JP2535936Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31587772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990060422U Expired - Fee Related JP2535936Y2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 緩衝器のダストカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535936Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100480077C (zh) * | 2003-07-16 | 2009-04-22 | 东海橡胶工业株式会社 | 防尘盖冲击板和具有该防尘盖冲击板的悬架机构 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5524533B2 (ja) * | 2009-08-06 | 2014-06-18 | 株式会社ブリヂストン | 車両用サスペンションのスプリングシート |
| JP5998162B2 (ja) * | 2014-02-06 | 2016-09-28 | Ｋｙｂ株式会社 | ショックアブソーバ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5824032Y2 (ja) * | 1978-07-21 | 1983-05-23 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝機の最圧縮時の衝撃緩和装置 |
| JPS60173407U (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-16 | マツダ株式会社 | 自動車のサスペンシヨン装置 |
-
1990
- 1990-06-07 JP JP1990060422U patent/JP2535936Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100480077C (zh) * | 2003-07-16 | 2009-04-22 | 东海橡胶工业株式会社 | 防尘盖冲击板和具有该防尘盖冲击板的悬架机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0418737U (ja) | 1992-02-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |