JP2535641Y2 - 強制空冷式エンジンのファンカウリング - Google Patents

強制空冷式エンジンのファンカウリング

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JP2535641Y2
JP2535641Y2 JP9064090U JP9064090U JP2535641Y2 JP 2535641 Y2 JP2535641 Y2 JP 2535641Y2 JP 9064090 U JP9064090 U JP 9064090U JP 9064090 U JP9064090 U JP 9064090U JP 2535641 Y2 JP2535641 Y2 JP 2535641Y2
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fan cowling
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光 木村
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、スクータ等の自動二輪車に用いられる強
制空冷式エンジンのファンカウリングに関する。
(従来の技術) スクータ型自動二輪車では、ユニットスイング型エン
ジンが用いられる。これは、クランクケースの一側から
後方へスイングケースが連設され、このスイングケース
の後部に後輪が軸支されて、エンジンと後輪とが一体化
されたものであり、前部が上下揺動自在にフレームに軸
支され、後部が緩衝ユニットによって緩衝懸架される。
クランクケース内にクランクシャフトが収容される。
スイングケース内には、クランクシャフトから後輪へ動
力を伝えるVベルト変速機構およびギア変速機構が収容
される。また、クランクケースに連設されるシリンダお
よびシリンダヘッドはシリンダケースによって囲まれ、
フライホイールマグネットロータに取り付けられたクー
リングファンにより強制冷却される。
第6図は、クーリングファンを覆う従来のファンカウ
リングを示す。このファンカウング1は、図示しないフ
ァンケースを介しクランクケース(図示せず)に取り付
けられる。このファンカウリング1は一般に一体成形さ
れ、エア(外気)を流入するエア吸入部2が外方へ突出
して形成される。
(考案が解決しようとする課題) 一般に、エア吸入部の突出量が大きい程騒音対策上有
利である。ところがこの突出量は、エンジンを搭載する
車両の型式によって異なるので、エア吸入部の突出量が
異なったファンカウリングを多種類用意して騒音対策を
実施しなければならず、コストの上昇は否めない。
この考案は、上記事情を考慮してなされたものであ
り、エンジンを搭載する車両に応じて騒音を適切に低減
できると共に、コストも低減できる強制空冷式エンジン
のファンカウリングを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) この考案は、ケースに囲まれ、クーリングファンの回
転により上記ケース内へ流入したエアによって強制冷却
される強制空冷式エンジンにおいて、上記クーリングフ
ァンを覆って上記ケースに連設されるファンカウリング
が、上記ケースに連設されるファンカウリング本体と、
このファンカウリング本体に外方へ突出可能に配設され
たエア吸入ダクトとを有し、上記エア吸入ダクトの上記
ファンカウリング本体に対する突出量が調整可能に構成
されたものである。
(作用) 一般に、エア吸入ダクトの突出量が大きい程、騒音を
低減できる。この考案に係る強制空冷式エンジンのファ
ンカウリングによれば、エア吸入ダクトの外方突出量が
調整可能に構成されたことから、エンジンを搭載する自
動二輪車の車両に応じてその突出量を調整できるので、
騒音を車両に応じて適切に低減できる。
また、エア吸入ダクトの突出量が異なるファンカウリ
ングを車両毎に製作する必要がないので、コストも低減
できる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案に係る強制空冷式エンジンのファ
ンカウリングの一実施例が適用された強制空冷式ユニッ
トスイング型エンジンを示す水平断面図である。
ユニットスイング型エンジンは、略水平に傾斜するシ
リンダ10の後方にクランクケース11が連なり、このクラ
ンクケース11の一側から後方へスイングケース12が連設
され、このスイングケース12に、クランクケース11の直
ぐ後方に位置する後輪13がリアアクスル14により軸支さ
れる。
シリンダ10内にはピストン15が往復動可能に収容され
る。このシリンダ10の上部に、燃焼室16を形成するシリ
ンダヘッド17が配設され、燃焼室16内での混合気の燃焼
によりピストン15を往復動させる。このピストン15の往
復動がクランクシャフト18を回転させる。
クランクシャフト18は、クランクケース11内に回転自
在に収納され、このクランクシャフト18の一端に後述の
ドライブVプーリ21が軸装され、他端にフライホイール
マグネットロータ19が軸装される。クランクケース11に
は、フライホイールマグネットロータ19に覆われる位置
にマグネットステータ20が配置される。クランクシャフ
ト18の回転に伴ってフライホイールマグネットロータ19
が回転することにより、マグネットステータ20に電気が
発生する。
スイングケース12は、縦割りにされたケース本体12A
とカバー12Bとを合せて形成される。このスイングケー
ス12内には、突出したクランクシャフト18にドライブV
プーリ21が軸装され、ドライブシャフト22に軸装された
ドリブンVプーリ23との間にVベルト24が懸架されて、
Vベルト変速機構が一次伝導として装備される。符号25
は、ドリブンVプーリ23とドライブシャフト22との間に
介装された遠心シュー式の発進クラッチである。
ドライブシャフト22の他端は、独立したギア室26に突
入し、リアアクスル14との間に二次伝導としてのギア変
速機構28が装備される。したがって、クランクシャフト
18の回転がVベルト変速機構、発進クラッチ25を経てギ
ア変速機構28へ伝達され、さらに、このギア変速機構28
からリアアクスル14へ伝達されて、後輪13が駆動され
る。
さて、前記フライホイールマグネットロータ19にクー
リングファン29が固着される。このクーリングファン29
は、ファンカウリング30により覆われる。ここで、シリ
ンダ10およびシリンダベルト17はシリンダケース31によ
って覆われ、このシリンダケース31およびクランクケー
ス11にファンケース32が固着される。そして、上記ファ
ンカウリング30は、このファンケース32にボルト27を用
いて着脱自在に取り付けられる。
ファンカウリング30は、第2図にも示すように、ファ
ンカウリング本体33およびエア吸入ダクト34を備えて構
成され、ファンカウリング本体33がボルト27を用いてフ
ァンケース32に取り付けられる。また、エア吸入ダクト
34はファンカウリング33の中央部に位置し、第3図に示
すようにダクト筒部35、ガイド部36および調節爪部37を
有して構成される。
ガイド部36は、ダクト筒部35の外側開口部に多数枚水
平方向に配置される。各ガイド部36は、第4図に示すよ
うに、斜め上方に傾斜して配置され、流入したエアを斜
め上方へ案内する。
また、調節爪部37は、ダクト筒部35の外周四等配位置
に設置され、ダクト筒部35の長手方向に延在して配置さ
れる。各調節爪部37には、この調節爪部37の長手方向に
複数の爪38が並設される。これらの爪38にファンカウリ
ング本体33の開口端39が係合して、エア吸入ダクト34が
ファンカウリング本体33に対し固定される。
開口端39に係合する調節爪部37の爪38を任意に変える
ことにより、エア吸入ダクト34のファンカウリング本体
33に対する突出量lが調整可能に設けられる。この突出
量lは、第5図に示すように、エア吸入ダクト34の先端
部と車両のボデー内側形状40との間にエアの吸入に支障
がない隙間が形成されるよう決定される。
上記実施例によれば、エア吸入ダクト34の突出量lが
調整可能に構成されたことから、ユニットスイング型エ
ンジンを搭載する車両のボデー形状や外観に応じて、エ
ア吸入ダクト34のファンカウリング本体33に対する突出
量lを決定できる。この突出量lを大きく設定すれば、
その分、騒音をより効果的に低減できるので、車両に応
じた騒音対策を容易に実施できる。
また、エア吸入ダクト34の突出量lが調整可能に構成
されたので、エア吸入ダクトとファンカウリング本体と
が一体成形されたファンカウリングであって、騒音対策
上エア吸入ダクトの突出量を異ならしめたものを多数製
作する必要がない。このため、コストを低減できる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係る強制空冷式エンジンの
ファンカウリングによれば、クーリングファンを覆うフ
ァンカウリングが、ファンカウリング本体と、このファ
ンカウリング本体に外方へ突出可能に配設されたエア吸
入ダクトとを有し、このエア吸入ダクトの上記ファンカ
ウリング本体に対する突出量が調整可能に構成されたこ
とから、エンジンを搭載する車両に応じて騒音を適切に
低減できると共に、コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る強制空冷式エンジンのファンカ
ウリングの一実施例が適用された強制空冷式ユニットス
イング型エンジンを示す水平断面図、第2図は第1図の
ファンカウリングを示す斜視図、第3図は第2図のエア
吸入ダクトを示す斜視図、第4図は第1図のIV−IV線に
沿う断面図、第5図は第1図に示すエンジンの部分垂直
断面図、第6図は従来のファンカウリングを示す斜視図
である。 10……シリンダ、11……クランクケース、18……クラン
クシャフト、29……クーリングファン、30……ファンカ
ウリング、31……シリンダケース、33……ファンカウリ
ング本体、34……エア吸入ダクト、37……調節爪部、38
……爪、39……ファンカウリング本体の開口端。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに囲まれ、クーリングファンの回転
    により上記ケース内へ流入したエアによって強制冷却さ
    れる強制空冷式エンジンにおいて、上記クーリングファ
    ンを覆って上記ケースに連設されるファンカウリング
    が、上記ケースに連設されるファンカウリング本体と、
    このファンカウリング本体に外方へ突出可能に配設され
    たエア吸入ダクトとを有し、上記エア吸入ダクトの上記
    ファンカウリング本体に対する突出量が調整可能に構成
    されたことを特徴とする強制空冷式エンジンのファンカ
    ウリング。
JP9064090U 1990-08-31 1990-08-31 強制空冷式エンジンのファンカウリング Expired - Lifetime JP2535641Y2 (ja)

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JPH0449631U JPH0449631U (ja) 1992-04-27
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