JP2535567Y2 - トロイダルコイル用ベース - Google Patents
トロイダルコイル用ベースInfo
- Publication number
- JP2535567Y2 JP2535567Y2 JP11509490U JP11509490U JP2535567Y2 JP 2535567 Y2 JP2535567 Y2 JP 2535567Y2 JP 11509490 U JP11509490 U JP 11509490U JP 11509490 U JP11509490 U JP 11509490U JP 2535567 Y2 JP2535567 Y2 JP 2535567Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- toroidal
- toroidal coil
- curved surface
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 イ．考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子部品として使用されるトロイダルコイル
に用いるベースの構造に係る。
に用いるベースの構造に係る。
従来トロイダル型のコイルはノイズフィルタ等の電子
部品として基板等に取付け使用されてきた。巻線の端部
子をリード端子として直接基板に取り付ける場合、端子
位置が不揃いのため、一般にベースを用い、ベースのピ
ン端子にリード端を接続し、ピン端子により接続してい
た。従来のトロイダルコイル用ベースの一例を第３図に
示す。第４図は第３図に示す従来のトロイダルコイル用
ベース２に巻線されたトロイダルコア１を装着したトロ
イダルコイルを示す。第３図に示すようにベース２の上
面中央に曲面を持つ凹部を持ち、該凹部の曲面５は該凹
部に取り付けられる巻線されたトロイダルコアの外周と
ほぼ同じ曲率の平らな円弧をなしている。中央底部の該
曲面５の両側にはベース２の底面まで貫通するリード線
穴４が設けられている。
部品として基板等に取付け使用されてきた。巻線の端部
子をリード端子として直接基板に取り付ける場合、端子
位置が不揃いのため、一般にベースを用い、ベースのピ
ン端子にリード端を接続し、ピン端子により接続してい
た。従来のトロイダルコイル用ベースの一例を第３図に
示す。第４図は第３図に示す従来のトロイダルコイル用
ベース２に巻線されたトロイダルコア１を装着したトロ
イダルコイルを示す。第３図に示すようにベース２の上
面中央に曲面を持つ凹部を持ち、該凹部の曲面５は該凹
部に取り付けられる巻線されたトロイダルコアの外周と
ほぼ同じ曲率の平らな円弧をなしている。中央底部の該
曲面５の両側にはベース２の底面まで貫通するリード線
穴４が設けられている。
従来のベースを用いた場合、巻線されたトロイダルコ
ア１をベース２の曲面５に接着剤を塗布し、トロイダル
コアに巻かれた巻線のリード端をリード線穴より引き出
しコアをベースに押しつけ接着剤を固化させて固定し、
ピン端子３に端子処理して仕上げている。この時接着剤
の余分な分がリード線穴を通って底部へ漏れたり、リー
ド端10やピン端子３等に付着するという問題があり、実
装時基板との接触面がでこぼこで、安定に取り付けられ
ないという問題があった。
ア１をベース２の曲面５に接着剤を塗布し、トロイダル
コアに巻かれた巻線のリード端をリード線穴より引き出
しコアをベースに押しつけ接着剤を固化させて固定し、
ピン端子３に端子処理して仕上げている。この時接着剤
の余分な分がリード線穴を通って底部へ漏れたり、リー
ド端10やピン端子３等に付着するという問題があり、実
装時基板との接触面がでこぼこで、安定に取り付けられ
ないという問題があった。
本考案は前述の問題点を解消し、トロイダルコイル用
ベースにトロイダルコアを固着したとき、余分な接着剤
によるベース面の汚れが無く、安定した基板の実装が出
来るトロイダルコイル用ベースを提供しようとするもの
である。
ベースにトロイダルコアを固着したとき、余分な接着剤
によるベース面の汚れが無く、安定した基板の実装が出
来るトロイダルコイル用ベースを提供しようとするもの
である。
ロ．考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、外周に巻線を施したトロイダルコアを収容し
てトロイダルコイルを構成するトロイダルコイル用ベー
スにおいて、絶縁樹脂より成り、中央部の凹部が該凹部
に収容固定される巻線上がりトロイダルコアの外周とほ
ぼ同じ曲面を持ち、該凹部の両側面はトロイダルコアを
支える平らな薄い壁を有し、該凹部の曲面と壁の接する
部分に曲面側溝を設け、曲面の中央底部には１つの中央
溝とその両側に位置する２つの溝状の接着剤溜を設け、
該中央溝の底部よりベースの底面に貫通するリード線穴
が設けられ、又、２つの接着剤溜は曲面側溝と接続し、
トロイダルコアをベースに接着する接着剤の余分な分を
曲面側溝を通して前記接着剤溜に溜める構造を特徴とす
るトロイダルコイル用ベースを提供する。
てトロイダルコイルを構成するトロイダルコイル用ベー
スにおいて、絶縁樹脂より成り、中央部の凹部が該凹部
に収容固定される巻線上がりトロイダルコアの外周とほ
ぼ同じ曲面を持ち、該凹部の両側面はトロイダルコアを
支える平らな薄い壁を有し、該凹部の曲面と壁の接する
部分に曲面側溝を設け、曲面の中央底部には１つの中央
溝とその両側に位置する２つの溝状の接着剤溜を設け、
該中央溝の底部よりベースの底面に貫通するリード線穴
が設けられ、又、２つの接着剤溜は曲面側溝と接続し、
トロイダルコアをベースに接着する接着剤の余分な分を
曲面側溝を通して前記接着剤溜に溜める構造を特徴とす
るトロイダルコイル用ベースを提供する。
トロイダルコイルを形成するベースの中央凹部にリー
ド線用溝を設け、該溝の両側に余分な接着剤を溜める溝
状の接着剤溜と、凹部曲面の両側に在り接着剤を溜める
ことと余分な接着剤を前記接着剤溜に導く働きをする曲
面側溝を設け、余分な接着剤がリード線穴に達しない構
造のベースとした。
ド線用溝を設け、該溝の両側に余分な接着剤を溜める溝
状の接着剤溜と、凹部曲面の両側に在り接着剤を溜める
ことと余分な接着剤を前記接着剤溜に導く働きをする曲
面側溝を設け、余分な接着剤がリード線穴に達しない構
造のベースとした。
第１図は本考案の実施例のトロイダルコイル用ベース
を示す外観斜視図である。第２図は第１図に示す本考案
の実施例のトロイダルコイル用ベースに巻線したトロイ
ダルコアを装着した状態を示すA-A断面図である。本実
施例では外径が約24mmのトロイダルコアを用いたコイル
について説明する。
を示す外観斜視図である。第２図は第１図に示す本考案
の実施例のトロイダルコイル用ベースに巻線したトロイ
ダルコアを装着した状態を示すA-A断面図である。本実
施例では外径が約24mmのトロイダルコアを用いたコイル
について説明する。
ベース２は第１図及び第２図に示すように、曲率が半
径約26mmの曲面５を持つ凹部が加工され、下面両端部内
側にピン端子３が植設され、前記曲面５の両側は曲面に
沿った形状の1mm巾で深さ1mmの曲面側溝６が加工され、
曲面５の中央底部には巾1.5mm,深さ2mmの中央溝が曲面
の巾一杯に設けられ、その底部からベース下面まで1mm
直径の貫通孔がリード線穴４として設けてある。中央溝
の両隣には約1mm隔てて巾1mm深さ2mmの溝状の接着剤溜
が形成され曲面側溝と接続している。
径約26mmの曲面５を持つ凹部が加工され、下面両端部内
側にピン端子３が植設され、前記曲面５の両側は曲面に
沿った形状の1mm巾で深さ1mmの曲面側溝６が加工され、
曲面５の中央底部には巾1.5mm,深さ2mmの中央溝が曲面
の巾一杯に設けられ、その底部からベース下面まで1mm
直径の貫通孔がリード線穴４として設けてある。中央溝
の両隣には約1mm隔てて巾1mm深さ2mmの溝状の接着剤溜
が形成され曲面側溝と接続している。
第４図に示すように直径0.8mmの巻線11を施したトロ
イダルコア１（２点破線で示す）を準備しベース２の曲
面５に接着剤を塗布し巻線のリード端10を中央溝７から
リード線穴４を通しベース下面に引き出し、上部よりコ
アを押し込み乾燥固定しリード端をピン端子に半田接続
して完成する。
イダルコア１（２点破線で示す）を準備しベース２の曲
面５に接着剤を塗布し巻線のリード端10を中央溝７から
リード線穴４を通しベース下面に引き出し、上部よりコ
アを押し込み乾燥固定しリード端をピン端子に半田接続
して完成する。
本実施例により作成したトロイダルコイルでは余分な
接着剤９は曲面側溝６や接着剤溜８に溜まり固化しリー
ド線穴４やベース２下面やリード端10に流れ出すことが
なかった。
接着剤９は曲面側溝６や接着剤溜８に溜まり固化しリー
ド線穴４やベース２下面やリード端10に流れ出すことが
なかった。
ハ．考案の効果 〔考案の効果〕 以上実施例で説明したように、本考案により、実装時
の安定性が良いトロイダル型コイルが出来るトロイダル
コイル用ベースが提供出来る。
の安定性が良いトロイダル型コイルが出来るトロイダル
コイル用ベースが提供出来る。
第１図は、本考案の一実施例のトロイダルコイル用ベー
スを示す外観斜視図。 第２図は、第１図に示すトロイダルコイル用ベースのA-
A正面断面図で巻線を施したトロイダルコアを取り付け
た状態を示す。 第３図は、従来のトロイダルコイル用ベースを示す外観
斜視図。 第４図は、第３図に示す従来のトロイダルコイル用ベー
スにコイルを取り付けた状態を示す正面図。 １……トロイダルコア、２……ベース、３……ピン端
子、４……リード線穴、５……曲面、６……曲面側溝、
７……中央溝、８……接着剤溜、９……余分な接着剤、
10……リード端、11……巻線。
スを示す外観斜視図。 第２図は、第１図に示すトロイダルコイル用ベースのA-
A正面断面図で巻線を施したトロイダルコアを取り付け
た状態を示す。 第３図は、従来のトロイダルコイル用ベースを示す外観
斜視図。 第４図は、第３図に示す従来のトロイダルコイル用ベー
スにコイルを取り付けた状態を示す正面図。 １……トロイダルコア、２……ベース、３……ピン端
子、４……リード線穴、５……曲面、６……曲面側溝、
７……中央溝、８……接着剤溜、９……余分な接着剤、
10……リード端、11……巻線。
Claims (1)
- 【請求項１】外周に巻線を施したトロイダルコアを収容
してトロイダルコイルを構成するトロイダルコイル用ベ
ースにおいて、絶縁樹脂より成り、中央部の凹部が該凹
部に収容固定される巻線上がりトロイダルコアの外周と
ほぼ同じ曲面を持ち、該凹部の両側面はトロイダルコア
を支える平らな薄い壁を有し、該凹部の曲面と壁の接す
る部分に曲面側溝を設け、曲面の中央底部には１つの中
央溝とその両側に位置する２つの溝状の接着剤溜を設
け、該中央溝の底部よりベースの底面に貫通するリード
線穴が設けられ、又、２つの接着剤溜は曲面側溝と接続
し、トロイダルコアをベースに接着する接着剤の余分な
分を曲面側溝を通して前記接着剤溜に溜める構造を特徴
とするトロイダルコイル用ベース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11509490U JP2535567Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | トロイダルコイル用ベース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11509490U JP2535567Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | トロイダルコイル用ベース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0470714U JPH0470714U (ja) | 1992-06-23 |
| JP2535567Y2 true JP2535567Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31862836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11509490U Expired - Fee Related JP2535567Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | トロイダルコイル用ベース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535567Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013225567A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Hitachi Metals Ltd | コイル部品 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005236042A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 高周波信号用分岐トランスおよびそれを用いるテレビコンセント |
| JP2009118270A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Sumida Corporation | アンテナ用コイル装置 |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP11509490U patent/JP2535567Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013225567A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Hitachi Metals Ltd | コイル部品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0470714U (ja) | 1992-06-23 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |