JP2535285B2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- JP2535285B2 JP2535285B2 JP4158692A JP15869292A JP2535285B2 JP 2535285 B2 JP2535285 B2 JP 2535285B2 JP 4158692 A JP4158692 A JP 4158692A JP 15869292 A JP15869292 A JP 15869292A JP 2535285 B2 JP2535285 B2 JP 2535285B2
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- Japan
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- crusher
- cast steel
- teeth
- tooth
- moving
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョークラッシャ、コ
ーンクラッシャ又はジャイレトリークラッシャ等の圧縮
型の破砕機に係り、特に歯板の構造を改良した圧縮型の
破砕機に関する。
ーンクラッシャ又はジャイレトリークラッシャ等の圧縮
型の破砕機に係り、特に歯板の構造を改良した圧縮型の
破砕機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の破砕機としては、被破砕
物を噛み込んで破砕する動歯と固定歯とを高マンガン鋳
鋼により形成したものが広く使用されている。これは、
高マンガン鋳鋼が強度に優れ、かつ破砕による加工硬化
により歯板表面が硬くなる（Ｈｓ≒７０）というメリッ
トがあるからである（先行技術文献としては特公昭５７
−２３５４２号公報がある）。
物を噛み込んで破砕する動歯と固定歯とを高マンガン鋳
鋼により形成したものが広く使用されている。これは、
高マンガン鋳鋼が強度に優れ、かつ破砕による加工硬化
により歯板表面が硬くなる（Ｈｓ≒７０）というメリッ
トがあるからである（先行技術文献としては特公昭５７
−２３５４２号公報がある）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の破砕機では、被破砕物中に水分、泥分が混入してい
る場合又は被破砕物自体が硅岩のように硬度が高い場
合、高マンガン鋳鋼の一番の特性である加工硬化に先行
して歯板表面の磨り減り又は削り取りが生じるため、歯
板表面が柔らかいまま（Ｈｓ≒３５）運転されることと
なり、歯板の寿命が極度に短くなっていた。
来の破砕機では、被破砕物中に水分、泥分が混入してい
る場合又は被破砕物自体が硅岩のように硬度が高い場
合、高マンガン鋳鋼の一番の特性である加工硬化に先行
して歯板表面の磨り減り又は削り取りが生じるため、歯
板表面が柔らかいまま（Ｈｓ≒３５）運転されることと
なり、歯板の寿命が極度に短くなっていた。
【０００４】これに対処するため、破砕機の動歯と固定
歯とを、加工硬化を必要とせず、更に高マンガン鋳鋼よ
り硬く、耐摩耗性に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄により
形成したものとすることが試みられているが、高クロム
鋳鋼又は鋳鉄は、硬度に優れているものの、引張強度、
靱性に劣り、運転中に歯板にクラックが生じて脱落する
ため、歯板の寿命を長くすることができず、採用される
ことはなかった。
歯とを、加工硬化を必要とせず、更に高マンガン鋳鋼よ
り硬く、耐摩耗性に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄により
形成したものとすることが試みられているが、高クロム
鋳鋼又は鋳鉄は、硬度に優れているものの、引張強度、
靱性に劣り、運転中に歯板にクラックが生じて脱落する
ため、歯板の寿命を長くすることができず、採用される
ことはなかった。
【０００５】そこで、本発明は、被破砕物の性状にかか
わらず歯板の寿命を長くし得る圧縮型の破砕機の提供を
目的とする。
わらず歯板の寿命を長くし得る圧縮型の破砕機の提供を
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の破砕機は、被破砕物を噛み込んで破砕する
動歯と固定歯とを有する圧縮型の破砕機において、前記
動歯及び／又は固定歯を、引張強度に優れた補強筋を鋳
ぐるんだ高クロム鋳鋼又は鋳鉄により形成したものであ
る。
め、本発明の破砕機は、被破砕物を噛み込んで破砕する
動歯と固定歯とを有する圧縮型の破砕機において、前記
動歯及び／又は固定歯を、引張強度に優れた補強筋を鋳
ぐるんだ高クロム鋳鋼又は鋳鉄により形成したものであ
る。
【０００７】
【作用】上記手段においては、動歯及び／又は固定歯が
高マンガン鋳鋼より硬度に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄
からなり、かつ高クロム鋳鋼等のクラックが補強筋によ
って防止され、あるいは高クロム鋳鋼等にクラックが生
じたとしても高クロム鋳鋼等が補強筋によってしっかり
と保持される。
高マンガン鋳鋼より硬度に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄
からなり、かつ高クロム鋳鋼等のクラックが補強筋によ
って防止され、あるいは高クロム鋳鋼等にクラックが生
じたとしても高クロム鋳鋼等が補強筋によってしっかり
と保持される。
【０００８】補強筋は、異形筋を格子状に溶接し、かつ
歯板裏面に鋳ぐるまれる格子状のベースフレームに溶接
して設けることが好ましい。
歯板裏面に鋳ぐるまれる格子状のベースフレームに溶接
して設けることが好ましい。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１、図２、図３及び図４は本発明の一実
施例のジョークラッシャの動歯の一部を破断した正面
図、平断面図、側断面図及び一部を省略した背面図であ
る。
て説明する。図１、図２、図３及び図４は本発明の一実
施例のジョークラッシャの動歯の一部を破断した正面
図、平断面図、側断面図及び一部を省略した背面図であ
る。
【００１０】このジョークラッシャの動歯１は、引張強
度に優れた補強筋２を鋳ぐるんだ高クロム鋳鋼又は高ク
ロム鋳鉄３により、表面に幅方向へ波形に連なる凹凸を
上下方向へ形成した平板状に設けられている。
度に優れた補強筋２を鋳ぐるんだ高クロム鋳鋼又は高ク
ロム鋳鉄３により、表面に幅方向へ波形に連なる凹凸を
上下方向へ形成した平板状に設けられている。
【００１１】補強筋２は、額縁状に溶接したアングル材
４にフラットバー５を縦横に溶接して格子状のベースフ
レーム６とし、このベースフレーム６に格子状に溶接し
た異形筋７、８を溶接し、かつ格子状をなす異形筋７、
８の所要個所を動歯１の厚さ方向の異形筋９によりベー
スフレーム６に溶接した骨組構造をなしている。
４にフラットバー５を縦横に溶接して格子状のベースフ
レーム６とし、このベースフレーム６に格子状に溶接し
た異形筋７、８を溶接し、かつ格子状をなす異形筋７、
８の所要個所を動歯１の厚さ方向の異形筋９によりベー
スフレーム６に溶接した骨組構造をなしている。
【００１２】上記ジョークラッシャの動歯１は、図５に
示すように、補強筋となる骨組構造物１０を納置した鋳
込用の母型１１に上型１２を被せた後、湯口１３から高
クロム鋳鋼又は高クロム鋳鉄を流し込んで製造され、か
つ背面のベースフレーム６を介してジョークラッシャの
本体に取り付けられる。図５において１４は押し湯であ
る。
示すように、補強筋となる骨組構造物１０を納置した鋳
込用の母型１１に上型１２を被せた後、湯口１３から高
クロム鋳鋼又は高クロム鋳鉄を流し込んで製造され、か
つ背面のベースフレーム６を介してジョークラッシャの
本体に取り付けられる。図５において１４は押し湯であ
る。
【００１３】なお、上述した実施例においては、ジョー
クラッシャの動歯について説明したが、これに限定され
るものではなく、ジョークラッシャの固定歯に適用して
も又は動歯と固定歯の双方に適用してもよく、あるいは
コーンクラッシャやジャイレトリークラッシャ等の圧縮
型の破砕機の動歯及び／又は固定歯に適用してもよい。
又、破砕機の歯板に限らず、インパクトクラッシャの衝
突板やライナに適用してもよい。
クラッシャの動歯について説明したが、これに限定され
るものではなく、ジョークラッシャの固定歯に適用して
も又は動歯と固定歯の双方に適用してもよく、あるいは
コーンクラッシャやジャイレトリークラッシャ等の圧縮
型の破砕機の動歯及び／又は固定歯に適用してもよい。
又、破砕機の歯板に限らず、インパクトクラッシャの衝
突板やライナに適用してもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の破砕機に
よれば、動歯及び／又は固定歯が高マンガン鋳鋼より硬
度に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄からなり、かつ高クロ
ム鋳鋼等のクラックが補強筋によって防止され、あるい
は高クロム鋳鋼等にクラックが生じたとしても高クロム
鋳鋼等が補強筋によってしっかりと保持されるので、従
来のように動歯と固定歯とを高マンガン鋳鋼又は高クロ
ム鋳鋼等から形成するものに比して被破砕物の性状にか
かわらず歯板の寿命を大幅に延ばすことができる。
よれば、動歯及び／又は固定歯が高マンガン鋳鋼より硬
度に優れた高クロム鋳鋼又は鋳鉄からなり、かつ高クロ
ム鋳鋼等のクラックが補強筋によって防止され、あるい
は高クロム鋳鋼等にクラックが生じたとしても高クロム
鋳鋼等が補強筋によってしっかりと保持されるので、従
来のように動歯と固定歯とを高マンガン鋳鋼又は高クロ
ム鋳鋼等から形成するものに比して被破砕物の性状にか
かわらず歯板の寿命を大幅に延ばすことができる。
【図１】本発明の一実施例のジョークラッシャの動歯の
一部を破断した正面図である。
一部を破断した正面図である。
【図２】図１のジョークラッシャの動歯の平断面図であ
る。
る。
【図３】図１のジョークラッシャの動歯の側断面図であ
る。
る。
【図４】図１のジョークラッシャの動歯の一部を省略し
た背面図である。
た背面図である。
【図５】図１のジョークラッシャの動歯の鋳込み方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
１ 動歯 ２ 補強筋 ３ 高クロム鋳鋼又は高クロム鋳鉄 ４ アングル材 ５ フラットバー ６ ベースフレーム ７ 異形筋 ８ 異形筋 ９ 異形筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−141751（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−78076（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−164937（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 被破砕物を噛み込んで破砕する動歯と固
定歯とを有する圧縮型の破砕機において、前記動歯及び
／又は固定歯を、引張強度に優れた補強筋を鋳ぐるんだ
高クロム鋳鋼又は鋳鉄により形成したことを特徴とする
破砕機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158692A JP2535285B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158692A JP2535285B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 破砕機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317733A JPH05317733A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2535285B2 true JP2535285B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15677274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4158692A Expired - Fee Related JP2535285B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 破砕機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535285B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106824355A (zh) * | 2016-12-18 | 2017-06-13 | 佳木斯大学 | 一种挤压块式耐磨鄂板 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MY190268A (en) * | 2015-03-30 | 2022-04-11 | Yoonsteel M Sdn Bhd | Replacement cone crusher wear liners |
| CN104801369B (zh) * | 2015-04-03 | 2018-12-21 | 浙江双金机械集团股份有限公司 | 由Mn13和高铬铸铁构成的圆锥破碎机轧臼壁及方法 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4158692A patent/JP2535285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106824355A (zh) * | 2016-12-18 | 2017-06-13 | 佳木斯大学 | 一种挤压块式耐磨鄂板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05317733A (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |