JP2535018Y2 - シャッタ−扉の最上段パネルの構造 - Google Patents
シャッタ−扉の最上段パネルの構造Info
- Publication number
- JP2535018Y2 JP2535018Y2 JP8971292U JP8971292U JP2535018Y2 JP 2535018 Y2 JP2535018 Y2 JP 2535018Y2 JP 8971292 U JP8971292 U JP 8971292U JP 8971292 U JP8971292 U JP 8971292U JP 2535018 Y2 JP2535018 Y2 JP 2535018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- top panel
- shutter door
- spring
- uppermost
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両に装備した
シャッタ−扉の最上段パネルの構造に関するものであ
る。
シャッタ−扉の最上段パネルの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6でVはバン型車両で後部開口部にシ
ャッタ−扉Dが上方に開放されてバン型車両の天井下に
格納された状態が示されている。シャッタ−扉Dはアル
ミニウム等の押出型材でつくられた巾広で長方形をした
パネルaにそれぞれの上端縁に小径の一部切欠円筒部b
(図7)が一体に形成され、パネルaの下端縁には大径
の一部切欠円筒部cが同じく一体に形成されていて、小
径の円筒部bが大径の円筒部c内に嵌挿され、上下に隣
接するパネルa,aはこの部分で回動可能に結合されて
シャッタ−扉Dを構成している。そして前記回動可能な
結合部の両側端で小径の円筒部bの近傍にT型リブjが
設けられ、これに固着した軸受ブロックdに案内ロ−ラ
eのロ−ラ−軸が挿入固着されている。そして前記案内
ロ−ラeは荷箱の開口部両側の隅柱に沿って垂直にのび
た垂直レ−ルgと、さらに天井近くのわん曲レ−ル部h
と、天井下部で所定長さまで延長した水平レ−ル部iと
で構成される案内レ−ルにガイドされて上下に開閉され
る。
ャッタ−扉Dが上方に開放されてバン型車両の天井下に
格納された状態が示されている。シャッタ−扉Dはアル
ミニウム等の押出型材でつくられた巾広で長方形をした
パネルaにそれぞれの上端縁に小径の一部切欠円筒部b
(図7)が一体に形成され、パネルaの下端縁には大径
の一部切欠円筒部cが同じく一体に形成されていて、小
径の円筒部bが大径の円筒部c内に嵌挿され、上下に隣
接するパネルa,aはこの部分で回動可能に結合されて
シャッタ−扉Dを構成している。そして前記回動可能な
結合部の両側端で小径の円筒部bの近傍にT型リブjが
設けられ、これに固着した軸受ブロックdに案内ロ−ラ
eのロ−ラ−軸が挿入固着されている。そして前記案内
ロ−ラeは荷箱の開口部両側の隅柱に沿って垂直にのび
た垂直レ−ルgと、さらに天井近くのわん曲レ−ル部h
と、天井下部で所定長さまで延長した水平レ−ル部iと
で構成される案内レ−ルにガイドされて上下に開閉され
る。
【0003】このような従来型シャッタ−扉構造におい
て、図7及び図8に示したようにシャッタ−扉を閉じた
とき、その最上段パネルa1とバン型車両の開口部ヘッ
ダ−kとの隙間にヘッダ−の巾方向にガスケットlがと
りつけられており、最上段パネルa1と接触させて水封
構造を構成していた。図7に示す水封構造は、シャッタ
−扉を案内する案内レ−ル(g,h,i)が一重のシャッ
タ−扉構造である。そして最上段パネルa1 の案内ロ−
ラのブラケットmを大きくしたものが使用され、シャッ
タ−扉が閉じた時最上段パネルa1 が若干外向き倒れに
なるようにして、ガスケットlと接触し易くしていた。
ところで案内レ−ルはプレス材であり、案内レ−ル内を
転動する案内ロ−ラとの間には相当にガタがあって、ガ
スケットlと最上段パネルa1 との接触は完璧とはいえ
なかった。
て、図7及び図8に示したようにシャッタ−扉を閉じた
とき、その最上段パネルa1とバン型車両の開口部ヘッ
ダ−kとの隙間にヘッダ−の巾方向にガスケットlがと
りつけられており、最上段パネルa1と接触させて水封
構造を構成していた。図7に示す水封構造は、シャッタ
−扉を案内する案内レ−ル(g,h,i)が一重のシャッ
タ−扉構造である。そして最上段パネルa1 の案内ロ−
ラのブラケットmを大きくしたものが使用され、シャッ
タ−扉が閉じた時最上段パネルa1 が若干外向き倒れに
なるようにして、ガスケットlと接触し易くしていた。
ところで案内レ−ルはプレス材であり、案内レ−ル内を
転動する案内ロ−ラとの間には相当にガタがあって、ガ
スケットlと最上段パネルa1 との接触は完璧とはいえ
なかった。
【0004】又図8に示したように案内レ−ルを上下二
重構造にし、上段案内レ−ルnで最上段案内ロ−ラPを
案内させ、シャッタ−扉が閉まったとき最上段パネルa
1 が外方に押圧されるようにしてガスケットlとのより
良い接触が得られるようにしたものである。この場合は
案内レ−ルが上下2重構造であるので、バン型車両の開
口高さを犠牲にしなければならないという欠点があっ
た。
重構造にし、上段案内レ−ルnで最上段案内ロ−ラPを
案内させ、シャッタ−扉が閉まったとき最上段パネルa
1 が外方に押圧されるようにしてガスケットlとのより
良い接触が得られるようにしたものである。この場合は
案内レ−ルが上下2重構造であるので、バン型車両の開
口高さを犠牲にしなければならないという欠点があっ
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上述の従来技
術の欠点に鑑みて考案されたものである。即ちバン型車
両に装備したシャッタ−扉構造において、最上段パネル
a1 とその下に位置する第2段目のパネルa2との間で
常時最上段パネルa1を外方に押圧してバン型車両の開
口ヘッダ−に固着したガスケットとを完全に接触させる
構造を提供しようとするものである。
術の欠点に鑑みて考案されたものである。即ちバン型車
両に装備したシャッタ−扉構造において、最上段パネル
a1 とその下に位置する第2段目のパネルa2との間で
常時最上段パネルa1を外方に押圧してバン型車両の開
口ヘッダ−に固着したガスケットとを完全に接触させる
構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 複数のパネルを上下に
屈曲自在に連設して構成したシャッタ−扉を装備したバ
ン型車両において、シャッタ−扉の最上段パネルa1の
下部位置に、最上段パネルa1とその下に位置する第2
段目のパネルa2との回転中心を挟んで設けた弾発機構
1をパネルの横巾方向に複数個装着し、かつ最上段パネ
ルa1の案内ロ−ラeを前記弾発機構1におけるスプリ
ング4巻掛け用のロッド5を取付けるT型リブjの側端
位置に装着し、前記最上段パネルa1を前記弾発機構1
によって開口部ヘッダkに取り付けられたガスケットl
に向け付勢するようにした。
屈曲自在に連設して構成したシャッタ−扉を装備したバ
ン型車両において、シャッタ−扉の最上段パネルa1の
下部位置に、最上段パネルa1とその下に位置する第2
段目のパネルa2との回転中心を挟んで設けた弾発機構
1をパネルの横巾方向に複数個装着し、かつ最上段パネ
ルa1の案内ロ−ラeを前記弾発機構1におけるスプリ
ング4巻掛け用のロッド5を取付けるT型リブjの側端
位置に装着し、前記最上段パネルa1を前記弾発機構1
によって開口部ヘッダkに取り付けられたガスケットl
に向け付勢するようにした。
【0007】
【実施例】 さて、図1〜図3を参照して本考案の弾発
機構について説明する。弾発機構1は最上段パネルa1
の下部位置で、その横巾方向に左右対称的に少くとも2
ケ所設けてある。これは図2に示す如く、最上段パネル
a1と第2段目のパネルa2との回動中心を挟んで取付け
られ、図では最上段パネルa1の下部にあるT型リブj
を利用し、スプリング支持台2を介して取付けられてい
る。図1でスプリング支持台2は、最上段パネルa1の
下部に設けたT型リブjに嵌挿され、所定位置でビス2
a等で固定されている。スプリング支持台2には孔3が
設けてあり、該孔3にスプリング4が巻掛けられるロッ
ド5が嵌挿支持されている。スプリング支持台2をパネ
ルの裏側からみてU型にまたぎ、ロッド5に巻かれたス
プリング4の両端4″は第2段目のパネルa2の上部に
設けたT型リブjに固着した受け台6上に着座し、他方
スプリング支持台2をU型にしてまたいだ部分4′は最
上段パネルa1の下部内面に当接して、最上段パネルa1
を外方に常時付勢している。この場合最上段パネルa1
の案内ロ−ラeは最上段パネルa1の下部に設けた弾発
機構1のスプリング巻掛用ロッド5が取付けられるT型
リブjの側端位置に取付けられ、弾発機構1によって最
上段パネルa1の上部をガスケットlに向って付勢し接
触し易くしている。
機構について説明する。弾発機構1は最上段パネルa1
の下部位置で、その横巾方向に左右対称的に少くとも2
ケ所設けてある。これは図2に示す如く、最上段パネル
a1と第2段目のパネルa2との回動中心を挟んで取付け
られ、図では最上段パネルa1の下部にあるT型リブj
を利用し、スプリング支持台2を介して取付けられてい
る。図1でスプリング支持台2は、最上段パネルa1の
下部に設けたT型リブjに嵌挿され、所定位置でビス2
a等で固定されている。スプリング支持台2には孔3が
設けてあり、該孔3にスプリング4が巻掛けられるロッ
ド5が嵌挿支持されている。スプリング支持台2をパネ
ルの裏側からみてU型にまたぎ、ロッド5に巻かれたス
プリング4の両端4″は第2段目のパネルa2の上部に
設けたT型リブjに固着した受け台6上に着座し、他方
スプリング支持台2をU型にしてまたいだ部分4′は最
上段パネルa1の下部内面に当接して、最上段パネルa1
を外方に常時付勢している。この場合最上段パネルa1
の案内ロ−ラeは最上段パネルa1の下部に設けた弾発
機構1のスプリング巻掛用ロッド5が取付けられるT型
リブjの側端位置に取付けられ、弾発機構1によって最
上段パネルa1の上部をガスケットlに向って付勢し接
触し易くしている。
【0008】
【効果】 上述の如く最上段パネルa1と第2段目のパ
ネルa2との間に弾発機構1を設け、かつ最上段パネル
a1用の案内ロ−ラeを弾発機構におけるスプリング4
の巻掛けられるロッド5を取付けるT型リブjの側端位
置、即ち最上段パネルa1の下部に設置しフリ−にした
ことにより、弾発機構1によって最上段パネルa1はシ
ャッタ扉の閉鎖時外方に付勢される。従って、シャッタ
−扉を閉めたとき、最上段パネルa1とバン型車両の開
口部ヘッダ−kにとりつけたガスケットlとは常に適正
な接触状態を保つことができ、従来問題となった案内ロ
−ラeと案内レ−ルの製作上の誤差による水封欠陥の問
題を解決することができる。
ネルa2との間に弾発機構1を設け、かつ最上段パネル
a1用の案内ロ−ラeを弾発機構におけるスプリング4
の巻掛けられるロッド5を取付けるT型リブjの側端位
置、即ち最上段パネルa1の下部に設置しフリ−にした
ことにより、弾発機構1によって最上段パネルa1はシ
ャッタ扉の閉鎖時外方に付勢される。従って、シャッタ
−扉を閉めたとき、最上段パネルa1とバン型車両の開
口部ヘッダ−kにとりつけたガスケットlとは常に適正
な接触状態を保つことができ、従来問題となった案内ロ
−ラeと案内レ−ルの製作上の誤差による水封欠陥の問
題を解決することができる。
【図1】本考案に係る弾発機構の正面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】図1のC−C矢視図。
【図5】図1のD−D矢視図。
【図6】バン型車両の後部斜視図。
【図7】図6のE矢視断面図。
【図8】図7と同様位置でみた他のロ−ルアップドアの
断面図。
断面図。
1 弾発機構 2 スプリング支持
台 2a ビス 3 孔 4 スプリング 5 ロッド 6 受け台
台 2a ビス 3 孔 4 スプリング 5 ロッド 6 受け台
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のパネルを上下に屈曲自在に連設し
て構成したシャッタ−扉を装備したバン型車両におい
て、シャッタ−扉の最上段パネル(a1)の下部位置に、
最上段パネル(a1)とその下に位置する第2段目のパネ
ル(a2)との回転中心を挟んで設けた弾発機構(1)をパ
ネルの横巾方向に複数個装着し、かつ最上段パネル
(a1)の案内ロ−ラ(e)を前記弾発機構(1)におけるス
プリング(4)巻掛け用のロッド(5)を取付けるT型リブ
(j)の側端位置に装着し、前記最上段パネル(a1)を前
記弾発機構(1)によって開口部ヘッダ(k)に取り付けら
れたガスケット(l)に向け付勢するようにしたことを特
徴とするシャッタ−扉の最上段パネルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8971292U JP2535018Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | シャッタ−扉の最上段パネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8971292U JP2535018Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | シャッタ−扉の最上段パネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071281U JPH071281U (ja) | 1995-01-10 |
JP2535018Y2 true JP2535018Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13978390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8971292U Expired - Lifetime JP2535018Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | シャッタ−扉の最上段パネルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535018Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008121366A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Novoferm Gmbh | セクション型ゲート |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP8971292U patent/JP2535018Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008121366A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Novoferm Gmbh | セクション型ゲート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071281U (ja) | 1995-01-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |