JP2535004Y2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JP2535004Y2 JP2535004Y2 JP2888991U JP2888991U JP2535004Y2 JP 2535004 Y2 JP2535004 Y2 JP 2535004Y2 JP 2888991 U JP2888991 U JP 2888991U JP 2888991 U JP2888991 U JP 2888991U JP 2535004 Y2 JP2535004 Y2 JP 2535004Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending operation
- operation wire
- wire
- bending
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内視鏡に関し、特に湾
曲操作ワイヤと同ワイヤを牽引駆動する駆動チェーン等
の牽引駆動手段とを連結する連結手段に関するものであ
る。
曲操作ワイヤと同ワイヤを牽引駆動する駆動チェーン等
の牽引駆動手段とを連結する連結手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の湾曲操作ワイヤと駆動チ
ェーン等の牽引駆動手段とを連結する連結手段は、例え
ば実開平1−150902号公報に開示されているよう
に、スリットが形成された連結部材に駆動ワイヤまたは
操作ワイヤの一端を固着し、駆動ワイヤまたは操作ワイ
ヤのいずれか一方に抜け止めを固着し、この抜け止めを
スリットに係合させて湾曲操作ワイヤと牽引駆動手段と
を連結するように構成されている。
ェーン等の牽引駆動手段とを連結する連結手段は、例え
ば実開平1−150902号公報に開示されているよう
に、スリットが形成された連結部材に駆動ワイヤまたは
操作ワイヤの一端を固着し、駆動ワイヤまたは操作ワイ
ヤのいずれか一方に抜け止めを固着し、この抜け止めを
スリットに係合させて湾曲操作ワイヤと牽引駆動手段と
を連結するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た連結手段では湾曲操作ワイヤの端部に抜け止めを半田
付あるいは銀ロー付等によって固着しなければならない
ため、組立時にフラックスがイメージガイドファイバ等
の内蔵物に付着し、内蔵物を劣化させるおそれがあっ
た。
た連結手段では湾曲操作ワイヤの端部に抜け止めを半田
付あるいは銀ロー付等によって固着しなければならない
ため、組立時にフラックスがイメージガイドファイバ等
の内蔵物に付着し、内蔵物を劣化させるおそれがあっ
た。
【0004】すなわち、内視鏡を組立てる場合には先端
構成部の後端にイメージガイドファイバ等の内蔵物を固
着した後、湾曲部を先端構成に連結し、さらに湾曲部に
可撓管部を連結する。そして、一端を湾曲部に固着され
た湾曲操作ワイヤの他端を挿入部内を挿通して挿入部の
後端から導き出しておき、この状態で挿入部を操作部に
連結する。そして、操作部に導き出された湾曲操作ワイ
ヤの他端に抜け止めを半田付あるいは銀ロー付等によっ
て固着する。このため、湾曲操作ワイヤの他端に抜け止
めを固着する際にフラックスが飛散し、イメージガイド
ファイバ等の内蔵物に付着する。また、フラックスが飛
散しないまでも洗浄が不十分だとワイヤを腐食させる問
題があった。
構成部の後端にイメージガイドファイバ等の内蔵物を固
着した後、湾曲部を先端構成に連結し、さらに湾曲部に
可撓管部を連結する。そして、一端を湾曲部に固着され
た湾曲操作ワイヤの他端を挿入部内を挿通して挿入部の
後端から導き出しておき、この状態で挿入部を操作部に
連結する。そして、操作部に導き出された湾曲操作ワイ
ヤの他端に抜け止めを半田付あるいは銀ロー付等によっ
て固着する。このため、湾曲操作ワイヤの他端に抜け止
めを固着する際にフラックスが飛散し、イメージガイド
ファイバ等の内蔵物に付着する。また、フラックスが飛
散しないまでも洗浄が不十分だとワイヤを腐食させる問
題があった。
【0005】本考案は上記のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は湾曲操作ワイヤの端部に抜け止
めを固着することなく湾曲操作ワイヤと駆動チェーン等
の牽引駆動手段とを容易に連結することができ、フラッ
クスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイヤの腐食を防
止することのできる内視鏡を提供することにある。
ものであり、その目的は湾曲操作ワイヤの端部に抜け止
めを固着することなく湾曲操作ワイヤと駆動チェーン等
の牽引駆動手段とを容易に連結することができ、フラッ
クスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイヤの腐食を防
止することのできる内視鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、先端部に湾曲部を有する挿入部と、この挿
入部の基端部に連結され前記湾曲部を湾曲操作する操作
部と、前記湾曲部に一端を固着され他端を前記操作部に
導かれた湾曲操作ワイヤと、前記操作部に設けられ前記
湾曲操作ワイヤを牽引駆動する牽引駆動手段と、この牽
引駆動手段と前記湾曲操作ワイヤとを連結する連結手段
とを具備し、前記連結手段は、前記湾曲操作ワイヤの端
部が挿入されるワイヤ挿入孔を有し該ワイヤ挿入孔の後
端部にスリットを有する連結部材と、前記ワイヤ挿入孔
から前記スリット内に挿入された湾曲操作ワイヤを前記
スリットの内壁面に押圧し前記湾曲操作ワイヤの端部を
前記連結部材に固定する押圧手段とを具備してなるもの
である。
に本考案は、先端部に湾曲部を有する挿入部と、この挿
入部の基端部に連結され前記湾曲部を湾曲操作する操作
部と、前記湾曲部に一端を固着され他端を前記操作部に
導かれた湾曲操作ワイヤと、前記操作部に設けられ前記
湾曲操作ワイヤを牽引駆動する牽引駆動手段と、この牽
引駆動手段と前記湾曲操作ワイヤとを連結する連結手段
とを具備し、前記連結手段は、前記湾曲操作ワイヤの端
部が挿入されるワイヤ挿入孔を有し該ワイヤ挿入孔の後
端部にスリットを有する連結部材と、前記ワイヤ挿入孔
から前記スリット内に挿入された湾曲操作ワイヤを前記
スリットの内壁面に押圧し前記湾曲操作ワイヤの端部を
前記連結部材に固定する押圧手段とを具備してなるもの
である。
【0007】
【作用】本考案では湾曲操作ワイヤと牽引駆動手段とを
連結する連結手段を、連結部材と、この連結部材に形成
されたスリットに湾曲操作ワイヤを押圧する押圧手段と
で構成することにより、湾曲操作ワイヤの端部に抜け止
めを固着することなく湾曲操作ワイヤと牽引駆動手段と
を容易に連結することができる。
連結する連結手段を、連結部材と、この連結部材に形成
されたスリットに湾曲操作ワイヤを押圧する押圧手段と
で構成することにより、湾曲操作ワイヤの端部に抜け止
めを固着することなく湾曲操作ワイヤと牽引駆動手段と
を容易に連結することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本考案の一実施例を示す内視鏡の概略構成
図であり、この内視鏡は同図に示すように、挿入部1の
基端部に操作部2を連結して形成されている。
する。図1は本考案の一実施例を示す内視鏡の概略構成
図であり、この内視鏡は同図に示すように、挿入部1の
基端部に操作部2を連結して形成されている。
【0009】上記挿入部1は先端構成部4、湾曲部5、
可撓管部6を先端側から順次連結して形成されており、
湾曲部5および可撓管部6の内部にはイメージガイドフ
ァイバ、ライトガイドファイバ、チャンネルチューブ、
送気送水チューブ等の内蔵物が収納されている。
可撓管部6を先端側から順次連結して形成されており、
湾曲部5および可撓管部6の内部にはイメージガイドフ
ァイバ、ライトガイドファイバ、チャンネルチューブ、
送気送水チューブ等の内蔵物が収納されている。
【0010】上記湾曲部5は複数の節輪7をリベット8
で回動自在に連結して形成されており、先端側の節輪7
には2本で1組をなす湾曲操作ワイヤ9の一端が固着さ
れている。この湾曲操作ワイヤ9の他端は可撓管部6内
に設けられたガイドシース10を挿通して操作部2に導
かれており、牽引駆動手段としての駆動チェーン13に
連結装置14を介して連結されている。
で回動自在に連結して形成されており、先端側の節輪7
には2本で1組をなす湾曲操作ワイヤ9の一端が固着さ
れている。この湾曲操作ワイヤ9の他端は可撓管部6内
に設けられたガイドシース10を挿通して操作部2に導
かれており、牽引駆動手段としての駆動チェーン13に
連結装置14を介して連結されている。
【0011】上記駆動チェーン13はプーリ12に巻回
されており、操作部2に設けられた湾曲操作ノブ11で
プーリ12を回転させると、駆動チェーン13を介して
湾曲操作ワイヤ9が押し引き操作されるようになってい
る。これにより湾曲部5が図1のように湾曲し、先端構
成部4を所望の方向に向けることができるようになって
いる。なお、操作部2には接眼部3が設けられている。
されており、操作部2に設けられた湾曲操作ノブ11で
プーリ12を回転させると、駆動チェーン13を介して
湾曲操作ワイヤ9が押し引き操作されるようになってい
る。これにより湾曲部5が図1のように湾曲し、先端構
成部4を所望の方向に向けることができるようになって
いる。なお、操作部2には接眼部3が設けられている。
【0012】上記連結装置14は図2に示すように構成
されており、連結部材15の一端面には操作部2に導か
れた湾曲操作ワイヤ9の端部が挿入されるワイヤ挿入孔
16が形成されている。このワイヤ挿入孔16の後端部
にはスリット24が形成されており、ワイヤ挿入孔16
からスリット24内に導入された湾曲操作ワイヤ9は板
状の押圧部材17によりスリット24の内壁面に押圧さ
れるようになっている。この押圧部材17の下面(湾曲
操作ワイヤ9を押圧する押圧面と反対側の面)には溝部
18,19が連結部材15の幅方向(湾曲操作ワイヤ9
の軸線方向と直交する方向)に沿って形成されており、
この溝部18,19に圧入部材20,21を圧入するこ
とによって湾曲操作ワイヤ9が連結部材15に固定され
るようになっている。なお、連結部材15の他端面には
駆動チェーン13に係合するフック形状の係止部22が
設けられている。また、連結部材15には湾曲操作ワイ
ヤ9のストロークを決めるストッパ部23が設けられて
いる。
されており、連結部材15の一端面には操作部2に導か
れた湾曲操作ワイヤ9の端部が挿入されるワイヤ挿入孔
16が形成されている。このワイヤ挿入孔16の後端部
にはスリット24が形成されており、ワイヤ挿入孔16
からスリット24内に導入された湾曲操作ワイヤ9は板
状の押圧部材17によりスリット24の内壁面に押圧さ
れるようになっている。この押圧部材17の下面(湾曲
操作ワイヤ9を押圧する押圧面と反対側の面)には溝部
18,19が連結部材15の幅方向(湾曲操作ワイヤ9
の軸線方向と直交する方向)に沿って形成されており、
この溝部18,19に圧入部材20,21を圧入するこ
とによって湾曲操作ワイヤ9が連結部材15に固定され
るようになっている。なお、連結部材15の他端面には
駆動チェーン13に係合するフック形状の係止部22が
設けられている。また、連結部材15には湾曲操作ワイ
ヤ9のストロークを決めるストッパ部23が設けられて
いる。
【0013】上記のように構成される内視鏡を組立てる
場合は、まず先端構成部4にイメージガイドファイバ等
の内蔵物を取着する。次に湾曲部5を先端構成部4に連
結し、さらに湾曲部5に可撓管部6を連結する。なお、
このとき湾曲操作ワイヤ9の他端部をガイドシース10
内を通して可撓管部6の後端から導き出しておく。次に
可撓管部6の後端に操作部2を連結する。そして、湾曲
操作ワイヤ9を所定長さに切断した後、湾曲操作ワイヤ
9の他端部に連結部材15を取り付ける。なお、連結部
材15の取付け方法は、押圧部材17の溝部18,19
に圧入部材20,21を圧入し、押圧部材17で湾曲操
作ワイヤ9の端部をスリット24の壁面に押圧して連結
部材15を湾曲操作ワイヤ9の端部に取り付ける。
場合は、まず先端構成部4にイメージガイドファイバ等
の内蔵物を取着する。次に湾曲部5を先端構成部4に連
結し、さらに湾曲部5に可撓管部6を連結する。なお、
このとき湾曲操作ワイヤ9の他端部をガイドシース10
内を通して可撓管部6の後端から導き出しておく。次に
可撓管部6の後端に操作部2を連結する。そして、湾曲
操作ワイヤ9を所定長さに切断した後、湾曲操作ワイヤ
9の他端部に連結部材15を取り付ける。なお、連結部
材15の取付け方法は、押圧部材17の溝部18,19
に圧入部材20,21を圧入し、押圧部材17で湾曲操
作ワイヤ9の端部をスリット24の壁面に押圧して連結
部材15を湾曲操作ワイヤ9の端部に取り付ける。
【0014】このように本実施例では、連結部材15に
形成されたワイヤ挿入孔16の後端部にスリット24を
形成し、ワイヤ挿入孔16からスリット24内に導入さ
れた湾曲操作ワイヤ9を押圧部材17と圧入部材20,
21とによりスリット24の内壁面に押圧するようにし
たので、湾曲操作ワイヤ9の端部を摩擦力により連結部
材15に固定することができる。したがって、湾曲操作
ワイヤ9の端部に抜け止めを固着することなく湾曲操作
ワイヤ9と駆動チェーン13とを容易に連結することが
でき、フラックスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイ
ヤの腐食を防止することのできる。
形成されたワイヤ挿入孔16の後端部にスリット24を
形成し、ワイヤ挿入孔16からスリット24内に導入さ
れた湾曲操作ワイヤ9を押圧部材17と圧入部材20,
21とによりスリット24の内壁面に押圧するようにし
たので、湾曲操作ワイヤ9の端部を摩擦力により連結部
材15に固定することができる。したがって、湾曲操作
ワイヤ9の端部に抜け止めを固着することなく湾曲操作
ワイヤ9と駆動チェーン13とを容易に連結することが
でき、フラックスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイ
ヤの腐食を防止することのできる。
【0015】また、上記実施例では湾曲操作の繰り返し
により湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じた場合に湾曲操作
ワイヤ9を連結部材15から容易に取り外すことがで
き、伸びが生じた分だけ湾曲操作ワイヤ9を切断するこ
とができる。そして、切断後に湾曲操作ワイヤ9を再び
連結部材15に組み込むことができ、連結部の分解組立
てを容易に行なうことができる。次に本発明の第2実施
例を図3及び図4を参照して説明する。
により湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じた場合に湾曲操作
ワイヤ9を連結部材15から容易に取り外すことがで
き、伸びが生じた分だけ湾曲操作ワイヤ9を切断するこ
とができる。そして、切断後に湾曲操作ワイヤ9を再び
連結部材15に組み込むことができ、連結部の分解組立
てを容易に行なうことができる。次に本発明の第2実施
例を図3及び図4を参照して説明する。
【0016】図3及び図4において、31は湾曲操作ワ
イヤ9を駆動チェーン(図示せず)に連結するための連
結部材であり、この連結部材31の一端面には湾曲操作
ワイヤ9が導入される開口32が形成されている。この
開口32の後端面にはワイヤ挿通孔33,34が互いに
平行に形成されており、ワイヤ挿通孔34にはビス孔3
5が形成されている。
イヤ9を駆動チェーン(図示せず)に連結するための連
結部材であり、この連結部材31の一端面には湾曲操作
ワイヤ9が導入される開口32が形成されている。この
開口32の後端面にはワイヤ挿通孔33,34が互いに
平行に形成されており、ワイヤ挿通孔34にはビス孔3
5が形成されている。
【0017】したがって、操作部2に導かれた湾曲操作
ワイヤ9の端部を連結部材31に連結する手順として
は、まず湾曲操作ワイヤ9の端部を開口32からワイヤ
挿通孔33内に挿入する。そして、ワイヤ挿通孔33か
ら出た湾曲操作ワイヤ9の端部を所定位置で折り曲げ、
ワイヤ挿通孔34に挿入した後、ビス36により湾曲操
作ワイヤ9を固定する。なお、連結部材31の他端面に
は駆動チェーンに係合するフック部37が設けられてい
る。また、図中38は湾曲操作ワイヤ9のストロークを
決めるためのストッパ部である。
ワイヤ9の端部を連結部材31に連結する手順として
は、まず湾曲操作ワイヤ9の端部を開口32からワイヤ
挿通孔33内に挿入する。そして、ワイヤ挿通孔33か
ら出た湾曲操作ワイヤ9の端部を所定位置で折り曲げ、
ワイヤ挿通孔34に挿入した後、ビス36により湾曲操
作ワイヤ9を固定する。なお、連結部材31の他端面に
は駆動チェーンに係合するフック部37が設けられてい
る。また、図中38は湾曲操作ワイヤ9のストロークを
決めるためのストッパ部である。
【0018】上記のように構成される第2実施例では、
第1実施例と同様に湾曲操作ワイヤ9の端部に抜け止め
を固着することなく湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーン1
3とを容易に連結することができ、フラックスの付着に
よる内蔵物の劣化を防止することができる。また、湾曲
操作ワイヤ9に弛みが生じた場合にはビス36を緩めて
湾曲操作ワイヤ9の他端部を引っ張ることにより湾曲操
作ワイヤ9の弛みを除去できるので、湾曲操作ワイヤ9
の微調整が可能となる。さらに、湾曲操作ワイヤ9の折
り返し部9aをビス固定しているので、先端側の湾曲操
作ワイヤ9にビス締めによる損傷を与えることがない。
次に本発明の第3実施例を図5を参照して説明する。
第1実施例と同様に湾曲操作ワイヤ9の端部に抜け止め
を固着することなく湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーン1
3とを容易に連結することができ、フラックスの付着に
よる内蔵物の劣化を防止することができる。また、湾曲
操作ワイヤ9に弛みが生じた場合にはビス36を緩めて
湾曲操作ワイヤ9の他端部を引っ張ることにより湾曲操
作ワイヤ9の弛みを除去できるので、湾曲操作ワイヤ9
の微調整が可能となる。さらに、湾曲操作ワイヤ9の折
り返し部9aをビス固定しているので、先端側の湾曲操
作ワイヤ9にビス締めによる損傷を与えることがない。
次に本発明の第3実施例を図5を参照して説明する。
【0019】図5は湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーンと
を連結する連結装置の概略構成を示す図であり、この連
結装置は同図に示すように連結部材41と、この連結部
材41に形成されたスリット43に着脱自在に嵌合する
円柱状の係止部材44と、この係止部材44の軸芯部に
形成されたピン挿入孔47に圧入される圧入ピン48と
で構成されている。上記係止部材44は湾曲操作ワイヤ
9を連結部材41に連結するためのものであり、係止部
材44にはワイヤ挿通孔45,46が前記ピン挿入孔4
7を間に挟んで形成されている。なお、連結部材41に
は駆動チェーンに図示しないピンを介して連結固定され
る連結孔42が設けられている。
を連結する連結装置の概略構成を示す図であり、この連
結装置は同図に示すように連結部材41と、この連結部
材41に形成されたスリット43に着脱自在に嵌合する
円柱状の係止部材44と、この係止部材44の軸芯部に
形成されたピン挿入孔47に圧入される圧入ピン48と
で構成されている。上記係止部材44は湾曲操作ワイヤ
9を連結部材41に連結するためのものであり、係止部
材44にはワイヤ挿通孔45,46が前記ピン挿入孔4
7を間に挟んで形成されている。なお、連結部材41に
は駆動チェーンに図示しないピンを介して連結固定され
る連結孔42が設けられている。
【0020】上記のような構成において、湾曲操作ワイ
ヤ9と駆動チェーンとを連結する場合には、まず湾曲操
作ワイヤ9を係止部材44のワイヤ挿通孔45に挿入
し、ワイヤ挿通孔45から出た湾曲操作ワイヤ9の端部
を適当な位置で折り曲げる。次に湾曲操作ワイヤ9の端
部をワイヤ挿通孔46に挿入した後、ピン挿入孔47に
圧入ピン48を圧入し、ワイヤ挿通孔45,46に挿入
された湾曲操作ワイヤ9を圧入ピン48で押圧固定す
る。次に係止部材44を連結部材41のスリット43に
嵌合させて湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーンとを連結部
材41により連結する。
ヤ9と駆動チェーンとを連結する場合には、まず湾曲操
作ワイヤ9を係止部材44のワイヤ挿通孔45に挿入
し、ワイヤ挿通孔45から出た湾曲操作ワイヤ9の端部
を適当な位置で折り曲げる。次に湾曲操作ワイヤ9の端
部をワイヤ挿通孔46に挿入した後、ピン挿入孔47に
圧入ピン48を圧入し、ワイヤ挿通孔45,46に挿入
された湾曲操作ワイヤ9を圧入ピン48で押圧固定す
る。次に係止部材44を連結部材41のスリット43に
嵌合させて湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーンとを連結部
材41により連結する。
【0021】したがって、上記実施例では前述した第1
および第2実施例と同様に、半田等の融着剤を用いるこ
となく湾曲操作ワイヤ9を連結部材31に容易に連結す
ることができる。また、湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じ
た場合には湾曲操作ワイヤ9を切断することなく湾曲操
作ワイヤ9の長さを調節することができる。次に本発明
の第4実施例を図6及び図7を参照して説明する。
および第2実施例と同様に、半田等の融着剤を用いるこ
となく湾曲操作ワイヤ9を連結部材31に容易に連結す
ることができる。また、湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じ
た場合には湾曲操作ワイヤ9を切断することなく湾曲操
作ワイヤ9の長さを調節することができる。次に本発明
の第4実施例を図6及び図7を参照して説明する。
【0022】図6は湾曲操作ワイヤ9と駆動チェーンと
を連結する連結装置の概略構成を示す正面図であり、図
7はその側面図である。この実施例の連結装置は図6及
び図7に示すように、湾曲操作ワイヤ9の端部を把持す
るコレットチャック51と、このコレットチャック51
を締付け固定する固定部材52と、コレットチャック5
1の後端部に軸線方向に移動可能に連結された連結部材
53とからなり、連結部材53の後端には駆動チェーン
に連結される連結孔54が形成されている。
を連結する連結装置の概略構成を示す正面図であり、図
7はその側面図である。この実施例の連結装置は図6及
び図7に示すように、湾曲操作ワイヤ9の端部を把持す
るコレットチャック51と、このコレットチャック51
を締付け固定する固定部材52と、コレットチャック5
1の後端部に軸線方向に移動可能に連結された連結部材
53とからなり、連結部材53の後端には駆動チェーン
に連結される連結孔54が形成されている。
【0023】上記のような構成において、湾曲操作ワイ
ヤ9の端部を駆動チェーンに連結する場合には、まず湾
曲操作ワイヤ9の端部をコレットチャック51の中心孔
に挿通した後、固定部材52でコレットチャック51を
締付け固定する。そして、コレットチャック51の後端
部に連結された連結部材53を駆動チェーンに連結す
る。
ヤ9の端部を駆動チェーンに連結する場合には、まず湾
曲操作ワイヤ9の端部をコレットチャック51の中心孔
に挿通した後、固定部材52でコレットチャック51を
締付け固定する。そして、コレットチャック51の後端
部に連結された連結部材53を駆動チェーンに連結す
る。
【0024】したがって、上記実施例では前述した第1
および第2実施例と同様に、半田等の融着剤を用いるこ
となく湾曲操作ワイヤ9を連結部材31に容易に連結す
ることができる。また、湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じ
た場合には湾曲操作ワイヤ9を切断することなく湾曲操
作ワイヤ9の長さを調節することができる。
および第2実施例と同様に、半田等の融着剤を用いるこ
となく湾曲操作ワイヤ9を連結部材31に容易に連結す
ることができる。また、湾曲操作ワイヤ9に伸びが生じ
た場合には湾曲操作ワイヤ9を切断することなく湾曲操
作ワイヤ9の長さを調節することができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、湾
曲操作ワイヤの端部に抜け止めを固着することなく湾曲
操作ワイヤと牽引駆動手段とを容易に連結することがで
き、フラックスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイヤ
の腐食を防止することができる。
曲操作ワイヤの端部に抜け止めを固着することなく湾曲
操作ワイヤと牽引駆動手段とを容易に連結することがで
き、フラックスの付着による内蔵物の劣化や操作ワイヤ
の腐食を防止することができる。
【図1】本考案の第1実施例に係る内視鏡の概略構成
図。
図。
【図2】同実施例の要部を示す図。
【図3】本考案の第2実施例に係る内視鏡の要部を示す
図。
図。
【図4】同実施例の要部を示す斜視図。
【図5】本考案の第3実施例に係る内視鏡の要部を示す
図。
図。
【図6】本考案の第4実施例に係る内視鏡の要部を示す
正面図。
正面図。
【図7】同実施例の要部を示す側面図。
1…挿入部、2…操作部、3…接眼部、4…先端構成
部、5…湾曲部、6…可撓管部、9…湾曲操作ワイヤ、
11…湾曲操作ノブ、12…プーリ、13…駆動チェー
ン、15…連結部材、16…ワイヤ挿入孔、24…スリ
ット。
部、5…湾曲部、6…可撓管部、9…湾曲操作ワイヤ、
11…湾曲操作ノブ、12…プーリ、13…駆動チェー
ン、15…連結部材、16…ワイヤ挿入孔、24…スリ
ット。
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部に湾曲部を有する挿入部と、この
挿入部の基端部に連結され前記湾曲部を湾曲操作する操
作部と、前記湾曲部に一端を固着され他端を前記操作部
に導かれた湾曲操作ワイヤと、前記操作部に設けられ前
記湾曲操作ワイヤを牽引駆動する牽引駆動手段と、この
牽引駆動手段と前記湾曲操作ワイヤとを連結する連結手
段とを具備し、前記連結手段は、前記湾曲操作ワイヤの
端部が挿入されるワイヤ挿入孔を有し該ワイヤ挿入孔の
後端部にスリットを有する連結部材と、前記ワイヤ挿入
孔から前記スリット内に挿入された湾曲操作ワイヤを前
記スリットの内壁面に押圧し前記湾曲操作ワイヤの端部
を前記連結部材に固定する押圧手段とを具備してなるこ
とを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2888991U JP2535004Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2888991U JP2535004Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124103U JPH04124103U (ja) | 1992-11-11 |
JP2535004Y2 true JP2535004Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31912894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2888991U Expired - Lifetime JP2535004Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535004Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06315459A (ja) * | 1993-05-07 | 1994-11-15 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡 |
JP5349388B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2013-11-20 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡の操作ワイヤ連結装置及び内視鏡 |
JP2021182017A (ja) | 2018-06-28 | 2021-11-25 | オリンパス株式会社 | ワイヤ固定構造および内視鏡 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP2888991U patent/JP2535004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124103U (ja) | 1992-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6402738B1 (en) | Wire connection structure for endoscope | |
US5255668A (en) | Bending device | |
US4354731A (en) | Self-aligning optical fiber connector | |
US5261391A (en) | Threaded flexible guide tube for endoscope | |
EP0447216A1 (en) | Bending device | |
EP0721550B1 (en) | Rigid endoscope connector | |
JP2535004Y2 (ja) | 内視鏡 | |
US5013122A (en) | Threaded crimping body for fiber optic termination | |
JP5275953B2 (ja) | 光コネクタ及び光コネクタ組立体 | |
US20020031311A1 (en) | Optical fiber cord fixing component | |
JP3884648B2 (ja) | コネクタ付き光ケーブル | |
JPH11290333A (ja) | 内視鏡用処置具の可撓性シースの連結構造 | |
JP3668393B2 (ja) | 内視鏡の可撓管への内蔵部材の挿入方法 | |
JP2002156549A (ja) | 光コネクタ | |
JPS632004Y2 (ja) | ||
JP2000051144A (ja) | 内視鏡 | |
JPH10179511A (ja) | 内視鏡の処置具挿通チャンネル | |
JPH0411686Y2 (ja) | ||
JPH0532818Y2 (ja) | ||
JP2009163000A (ja) | 光ファイバ心線の通線用先端ガイド | |
JP3088030B2 (ja) | 内視鏡 | |
JP4598172B2 (ja) | 内視鏡用ユニット式クリップ装置 | |
JPH07299080A (ja) | 洗浄用ブラシ | |
JP3236396B2 (ja) | 内視鏡の先端硬性部 | |
JPS62227313A (ja) | 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961210 |