JPS632004Y2 - - Google Patents
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- JPS632004Y2 JPS632004Y2 JP5157382U JP5157382U JPS632004Y2 JP S632004 Y2 JPS632004 Y2 JP S632004Y2 JP 5157382 U JP5157382 U JP 5157382U JP 5157382 U JP5157382 U JP 5157382U JP S632004 Y2 JPS632004 Y2 JP S632004Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- bending
- screw
- wire
- operation device
- Prior art date
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Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 42
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 11
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 10
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 210000004400 mucous membrane Anatomy 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内視鏡の操作部内に設けられる湾曲操
作装置の改良に関する。
作装置の改良に関する。
一般に内視鏡の挿入部の先端部に設けられる湾
曲部は、操作部に設けられた湾曲操作ノブを介し
てワイヤをけん引操作することにより湾曲される
ようになつている。このような構成においては、
上記湾曲部を湾曲させすぎると、挿入部内に挿通
されたライトガイドやイメージガイドを折損させ
るなどの事故を招く。したがつて、上記ワイヤに
衝突部材を取着し、この衝突部材をストツパに衝
突させることにより、上記湾曲部の最大湾曲角度
を規制するようにしている。そして、上記ストツ
パは操作部内の湾曲操作装置に固定位置を調節す
ることができるように設けられ、湾曲操作装置を
組立てるときにその位置決めを行ない、湾曲部の
最大湾曲角度を設定するようにしている。
曲部は、操作部に設けられた湾曲操作ノブを介し
てワイヤをけん引操作することにより湾曲される
ようになつている。このような構成においては、
上記湾曲部を湾曲させすぎると、挿入部内に挿通
されたライトガイドやイメージガイドを折損させ
るなどの事故を招く。したがつて、上記ワイヤに
衝突部材を取着し、この衝突部材をストツパに衝
突させることにより、上記湾曲部の最大湾曲角度
を規制するようにしている。そして、上記ストツ
パは操作部内の湾曲操作装置に固定位置を調節す
ることができるように設けられ、湾曲操作装置を
組立てるときにその位置決めを行ない、湾曲部の
最大湾曲角度を設定するようにしている。
従来、上記ストツパは、湾曲操作装置の基板に
取付板を立設し、この取付板にワイヤの走行方向
に沿つて長い長孔を穿設し、この長孔にねじで締
付け固定するようにしていた。そのため、固定時
にねじを締付けるとにより発生する回転モーメン
トでストツパがずれてしまい、ストツパを再度位
置決め調節しなければならないということがしば
しば生じ、その位置決め作業に多くの手間が掛
る。また、使用中に上記ストツパに衝突部材が繰
返して衝突することにより、ねじがゆるんでスト
ツパがずれ動くということがあり、このような場
合には湾曲部が過度に湾曲されることになるか
ら、ライトガイドやイメージガイドを折損させた
り、患者の体腔内粘膜に傷を付けるなどの虞れが
ある。
取付板を立設し、この取付板にワイヤの走行方向
に沿つて長い長孔を穿設し、この長孔にねじで締
付け固定するようにしていた。そのため、固定時
にねじを締付けるとにより発生する回転モーメン
トでストツパがずれてしまい、ストツパを再度位
置決め調節しなければならないということがしば
しば生じ、その位置決め作業に多くの手間が掛
る。また、使用中に上記ストツパに衝突部材が繰
返して衝突することにより、ねじがゆるんでスト
ツパがずれ動くということがあり、このような場
合には湾曲部が過度に湾曲されることになるか
ら、ライトガイドやイメージガイドを折損させた
り、患者の体腔内粘膜に傷を付けるなどの虞れが
ある。
本考案は上記事情にもとつずきなされたもの
で、その目的とするところは、ストツパの位置決
め調節が確実かつ容易に行なえ、しかも衝突部材
との衝突によつてずれ動くようなことなく固定す
ることができるようにした内視鏡の湾曲操作装置
を提供することにある。
で、その目的とするところは、ストツパの位置決
め調節が確実かつ容易に行なえ、しかも衝突部材
との衝突によつてずれ動くようなことなく固定す
ることができるようにした内視鏡の湾曲操作装置
を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。図中1は内視鏡の操作部である。この操作
部1は合成樹脂によつて中空状に成形された本体
2と、筒状の把持カバー3からなる把持部4とか
ら構成されている。上記本体2にはユニバーサル
コード4aが接続されているとともに、接眼部
5、送ガス釦6、吸引釦7、気送水釦8および2
つのアングル操作ノブ9,9などが設けられてい
る。また、把持部3には鉗子などの処置具の挿入
口体10が設けられているとともに、先端には挿
入部11が連結されている。この挿入部11は周
知のごとく可撓管部12の先端に図示しない湾曲
部を介して先端構成部が設けられてなる。なお、
上記把持カバー3はその一端が本体2の端面にO
リング13を介して液密に、しかもその端面から
突設された突起14により位置決めされて接合さ
れている。
する。図中1は内視鏡の操作部である。この操作
部1は合成樹脂によつて中空状に成形された本体
2と、筒状の把持カバー3からなる把持部4とか
ら構成されている。上記本体2にはユニバーサル
コード4aが接続されているとともに、接眼部
5、送ガス釦6、吸引釦7、気送水釦8および2
つのアングル操作ノブ9,9などが設けられてい
る。また、把持部3には鉗子などの処置具の挿入
口体10が設けられているとともに、先端には挿
入部11が連結されている。この挿入部11は周
知のごとく可撓管部12の先端に図示しない湾曲
部を介して先端構成部が設けられてなる。なお、
上記把持カバー3はその一端が本体2の端面にO
リング13を介して液密に、しかもその端面から
突設された突起14により位置決めされて接合さ
れている。
一方、操作部1内には湾曲操作装置15が内蔵
されている。この湾曲操作装置15の基板16
は、上記本体2に比べて長尺に形成され、その一
端は本体2の一側壁を挾持して固定された金属体
である内側金具17と外側金具18のうちの内側
金具17に折曲形成された一対の舌片19,19
に連結固定されている。上記基板16の他端には
フレーム20が一端を固定していて、このフレー
ム20の他端には上記挿入部11を操作部に連結
するための連結筒(図示せず)が取着されてい
る。この連結筒および挿入部11の基端部分は、
挿入部11が極端に折曲するのを防止する折れ止
め防止部材21で覆われている。なお、上記把持
カバー3は、上記連結筒に取着される押え金具
(図示せず)によつて本体2に固定されている。
さらに、上記外側金具18は上記接眼部5を本体
2に取着するための接続体を兼ねている。
されている。この湾曲操作装置15の基板16
は、上記本体2に比べて長尺に形成され、その一
端は本体2の一側壁を挾持して固定された金属体
である内側金具17と外側金具18のうちの内側
金具17に折曲形成された一対の舌片19,19
に連結固定されている。上記基板16の他端には
フレーム20が一端を固定していて、このフレー
ム20の他端には上記挿入部11を操作部に連結
するための連結筒(図示せず)が取着されてい
る。この連結筒および挿入部11の基端部分は、
挿入部11が極端に折曲するのを防止する折れ止
め防止部材21で覆われている。なお、上記把持
カバー3は、上記連結筒に取着される押え金具
(図示せず)によつて本体2に固定されている。
さらに、上記外側金具18は上記接眼部5を本体
2に取着するための接続体を兼ねている。
また、上記基板16の本体2内に位置する一端
側上面には軸22が突設されていて、この軸22
には内側スリーブ23と外側スリーブ24とが回
転自在に被嵌されている。各スリーブ23,24
の一端は上記軸22の軸方向に上下に位置して回
転自在に設けられた一対のスプロケツト25,2
5(一方のみ図示)にそれぞれ係合し、他端は本
体2から突出して上記アングル操作ノブ9,9に
それぞれ連結されている。また、上記基板16の
把持部4内に突出した他端側上面には、断面U字
状の隔壁部材26がその中間辺を介して押え板2
7により基板16の長手方向に沿つて取付け固定
されている。そして、この隔壁部材26の両側辺
外側には、仕切壁28…によつて上下2段に通路
29…が区画形成されている。上記仕切壁28…
は通路29…の幅方向において内側仕切壁28a
と外側仕切壁28bとに分割されていて、各仕切
壁28a,28bはその長手方向中途部とスプロ
ケツト25側の端部とが基板16に立設された第
1、第2の支持部30a,30に支持固定されて
いる。
側上面には軸22が突設されていて、この軸22
には内側スリーブ23と外側スリーブ24とが回
転自在に被嵌されている。各スリーブ23,24
の一端は上記軸22の軸方向に上下に位置して回
転自在に設けられた一対のスプロケツト25,2
5(一方のみ図示)にそれぞれ係合し、他端は本
体2から突出して上記アングル操作ノブ9,9に
それぞれ連結されている。また、上記基板16の
把持部4内に突出した他端側上面には、断面U字
状の隔壁部材26がその中間辺を介して押え板2
7により基板16の長手方向に沿つて取付け固定
されている。そして、この隔壁部材26の両側辺
外側には、仕切壁28…によつて上下2段に通路
29…が区画形成されている。上記仕切壁28…
は通路29…の幅方向において内側仕切壁28a
と外側仕切壁28bとに分割されていて、各仕切
壁28a,28bはその長手方向中途部とスプロ
ケツト25側の端部とが基板16に立設された第
1、第2の支持部30a,30に支持固定されて
いる。
上記隔壁部材26の反スプロケツト25側の端
面には取付板31が立設されていて、この取付板
31には隔壁部材26よりも幅寸法が大きい平板
状の保持部材32が接合固定されている。この保
持部材32の幅方向両端にはそれぞれ上記通路2
9…と対応して2個づつ切欠33…が形成されて
いる。この切欠33には、軸方向中途部に小径な
段部34aが形成された中空筒状の規制部材34
がその段部34aを係合させて軸方向の動きが規
制された状態で設けられている。この規制部材3
4は、上記外側仕切壁28bの端部によつて上記
切欠33から外れないよう保持されている。さら
に、規制部材34には、挿入部11の全長にわた
つて挿通された密巻きコイルなどからなる可撓性
のワイヤガイドパイプ35がその基端部を嵌入し
てろう材36aによりろう付け固定されている。
上記ワイヤガイドパイプ35にはワイヤ36が挿
通されている。このワイヤ36の先端は上記湾曲
部を構成するコマ(図示せず)に連結固定され、
基端側は上記通路29に導かれている。通路29
に導かれたワイヤ36の基端には連結部材37が
連結され、この連結部材37には中途部を上記ス
プロケツト25に係合させたチエーン38の端部
が連結されている。上記連結部材37にはワイヤ
36の軸線に対して直交する状態で衝突部材39
が植設されている。この衝突部材39の一部は上
記基板16の幅方向外側に向つて突出していて、
この突出部分の外周面はその端面とで鋭角をなす
斜面40に形成されている。
面には取付板31が立設されていて、この取付板
31には隔壁部材26よりも幅寸法が大きい平板
状の保持部材32が接合固定されている。この保
持部材32の幅方向両端にはそれぞれ上記通路2
9…と対応して2個づつ切欠33…が形成されて
いる。この切欠33には、軸方向中途部に小径な
段部34aが形成された中空筒状の規制部材34
がその段部34aを係合させて軸方向の動きが規
制された状態で設けられている。この規制部材3
4は、上記外側仕切壁28bの端部によつて上記
切欠33から外れないよう保持されている。さら
に、規制部材34には、挿入部11の全長にわた
つて挿通された密巻きコイルなどからなる可撓性
のワイヤガイドパイプ35がその基端部を嵌入し
てろう材36aによりろう付け固定されている。
上記ワイヤガイドパイプ35にはワイヤ36が挿
通されている。このワイヤ36の先端は上記湾曲
部を構成するコマ(図示せず)に連結固定され、
基端側は上記通路29に導かれている。通路29
に導かれたワイヤ36の基端には連結部材37が
連結され、この連結部材37には中途部を上記ス
プロケツト25に係合させたチエーン38の端部
が連結されている。上記連結部材37にはワイヤ
36の軸線に対して直交する状態で衝突部材39
が植設されている。この衝突部材39の一部は上
記基板16の幅方向外側に向つて突出していて、
この突出部分の外周面はその端面とで鋭角をなす
斜面40に形成されている。
一方、基板16に立設された第1の支持部30
aと第2の支持部30との間にはこの基板16の
一部あるいは別部材をL字状に折曲形成した壁部
41が設けられている。この壁部41の基板16
の幅方向に沿う一辺には支持孔42が穿設され、
この支持孔42には、ねじ部43aと頭部43b
との間に受け部43cを有するねじ43がその受
け部43cを介して回転自在に支持されている。
すなわち、このねじ43はその軸線をワイヤ36
の軸線と平行かつワイヤ36の軸線よりも基板1
6の幅方向外側に位置させて設けられ、ねじ部4
3aの末端は第2の支持部30に形成された支持
孔44に係合させている。このねじ43のねじ部
43aにはストツパ45が螺着されている。この
ストツパ45の高さ寸法は、上記通路29の高さ
寸法よりもわずかに小さく形成されているので、
ねじ43を回転させるとストツパ45は回転せず
に上記通路29を進退するようになつている。な
お、ねじ43が設けられた部分の通路29は、外
側仕切壁28bによつて区画形成されている。上
記ストツパ45の隔壁部材26側に向いた一側に
は、上記衝突部材39の斜面40と対応する角度
をなした斜面46が形成されていて、このストツ
パ45の斜面46に衝突部材39の斜面40が衝
突してワイヤ36の走行、すなわち、湾曲部の上
下左右方向の最大湾曲角度が規制されるようにな
つている。
aと第2の支持部30との間にはこの基板16の
一部あるいは別部材をL字状に折曲形成した壁部
41が設けられている。この壁部41の基板16
の幅方向に沿う一辺には支持孔42が穿設され、
この支持孔42には、ねじ部43aと頭部43b
との間に受け部43cを有するねじ43がその受
け部43cを介して回転自在に支持されている。
すなわち、このねじ43はその軸線をワイヤ36
の軸線と平行かつワイヤ36の軸線よりも基板1
6の幅方向外側に位置させて設けられ、ねじ部4
3aの末端は第2の支持部30に形成された支持
孔44に係合させている。このねじ43のねじ部
43aにはストツパ45が螺着されている。この
ストツパ45の高さ寸法は、上記通路29の高さ
寸法よりもわずかに小さく形成されているので、
ねじ43を回転させるとストツパ45は回転せず
に上記通路29を進退するようになつている。な
お、ねじ43が設けられた部分の通路29は、外
側仕切壁28bによつて区画形成されている。上
記ストツパ45の隔壁部材26側に向いた一側に
は、上記衝突部材39の斜面40と対応する角度
をなした斜面46が形成されていて、このストツ
パ45の斜面46に衝突部材39の斜面40が衝
突してワイヤ36の走行、すなわち、湾曲部の上
下左右方向の最大湾曲角度が規制されるようにな
つている。
一方、上記ねじ43の頭部43bには、その径
方向に貫通した係合孔47が穿設されている。こ
の係合孔47には線材を波形状に曲成してなる係
止ばね48が一端を係合させて設けられている。
また、この係止ばね48は圧縮された状態でその
他端を上記第1の支持部30aに圧接させてい
る。したがつて、上記ねじ43は係止ばね48に
より回転が規制され、かつ頭部43bの端面が係
止ばね48の復元力で壁部41の側面に圧接させ
られて支持孔42から抜け出る方向の動きが規制
されている。
方向に貫通した係合孔47が穿設されている。こ
の係合孔47には線材を波形状に曲成してなる係
止ばね48が一端を係合させて設けられている。
また、この係止ばね48は圧縮された状態でその
他端を上記第1の支持部30aに圧接させてい
る。したがつて、上記ねじ43は係止ばね48に
より回転が規制され、かつ頭部43bの端面が係
止ばね48の復元力で壁部41の側面に圧接させ
られて支持孔42から抜け出る方向の動きが規制
されている。
このように構成された湾曲操作装置15におい
て、湾曲部を湾曲させるためにアングル操作ノブ
9によつてスプロケツト25を回転させ、チエー
ン38を走行させると、基板16の幅方向におけ
る一方の通路29側のワイヤ36がけん引され、
他方の通路29側のワイヤ36が押される。した
がつて、上記湾曲部はけん引されるワイヤ36の
方向に湾曲させられることになる。そして、ワイ
ヤ36がさらにけん引されると、このワイヤ36
の基端とチエーン38とを連結した連結部材37
に設けられた衝突部材39の斜面40がストツパ
45の斜面46に衝突するから、ワイヤ36をそ
れ以上けん引することができなくなる。すなわ
ち、湾曲部の最大湾曲角度が上記ストツパ45に
よつて規制される。また、ストツパ45に衝突部
材39が衝突することにより、このストツパ45
を介してねじ43は第2の支持部30側に押圧さ
れる。しかしながら、このねじ43はその頭部4
3bの端面が壁部41の側面に当接し、この当接
によつてストツパ45とともに軸方向にずれ動く
ことが防止されるので、湾曲部の最大湾曲角度が
初めの設定角度よりも大きくなるという危険がな
い。
て、湾曲部を湾曲させるためにアングル操作ノブ
9によつてスプロケツト25を回転させ、チエー
ン38を走行させると、基板16の幅方向におけ
る一方の通路29側のワイヤ36がけん引され、
他方の通路29側のワイヤ36が押される。した
がつて、上記湾曲部はけん引されるワイヤ36の
方向に湾曲させられることになる。そして、ワイ
ヤ36がさらにけん引されると、このワイヤ36
の基端とチエーン38とを連結した連結部材37
に設けられた衝突部材39の斜面40がストツパ
45の斜面46に衝突するから、ワイヤ36をそ
れ以上けん引することができなくなる。すなわ
ち、湾曲部の最大湾曲角度が上記ストツパ45に
よつて規制される。また、ストツパ45に衝突部
材39が衝突することにより、このストツパ45
を介してねじ43は第2の支持部30側に押圧さ
れる。しかしながら、このねじ43はその頭部4
3bの端面が壁部41の側面に当接し、この当接
によつてストツパ45とともに軸方向にずれ動く
ことが防止されるので、湾曲部の最大湾曲角度が
初めの設定角度よりも大きくなるという危険がな
い。
一方、湾曲部の最大湾曲角度を変えるには、第
1の支持部30aとねじ43の頭部43bの係合
孔47との間に圧縮状態で設けられた係止ばね4
8をさらに圧縮することにより取り外す。つぎ
に、ねじ43を回転させてストツパ45を第2の
支持部30側にずらしてから、湾曲操作ノブ9を
回転操作して湾曲部を所定の湾曲角度になるまで
湾曲させる。この状態で上記湾曲操作ノブ9を固
定しておき、ストツパ45の斜面46が衝突部材
39の斜面40に当接するまで上記ねじ43を先
程と逆方向に回転させる。ついで、第1の支持部
30aとねじ43の頭部43bの係合孔47との
間に係止ばね48を再び設ければ、ストツパ45
がねじ43を介して所定位置に固定されることに
なるので、このストツパ45によつて湾曲部の最
大湾曲角度が設定されることになる。
1の支持部30aとねじ43の頭部43bの係合
孔47との間に圧縮状態で設けられた係止ばね4
8をさらに圧縮することにより取り外す。つぎ
に、ねじ43を回転させてストツパ45を第2の
支持部30側にずらしてから、湾曲操作ノブ9を
回転操作して湾曲部を所定の湾曲角度になるまで
湾曲させる。この状態で上記湾曲操作ノブ9を固
定しておき、ストツパ45の斜面46が衝突部材
39の斜面40に当接するまで上記ねじ43を先
程と逆方向に回転させる。ついで、第1の支持部
30aとねじ43の頭部43bの係合孔47との
間に係止ばね48を再び設ければ、ストツパ45
がねじ43を介して所定位置に固定されることに
なるので、このストツパ45によつて湾曲部の最
大湾曲角度が設定されることになる。
上記係合孔47に係止ばね48の端部を係合さ
せるには、係止ばね48を所定の位置からわずか
に回転させなければならないことが生じるが、ね
じ43のピツチを十分小さくしておけば、このね
じ43のわずかな回転によつてストツパ45はほ
とんど動かないから、湾曲部の最大湾曲角度に影
響を及ぼすことがない。
せるには、係止ばね48を所定の位置からわずか
に回転させなければならないことが生じるが、ね
じ43のピツチを十分小さくしておけば、このね
じ43のわずかな回転によつてストツパ45はほ
とんど動かないから、湾曲部の最大湾曲角度に影
響を及ぼすことがない。
なお、ねじ43の頭部43bに十字状に2つの
係合孔47あるいはそれ以上の係合孔47を穿設
しておけば、ねじ43をほとんど回転させずに係
止ばね48の端部を係合させることができる。
係合孔47あるいはそれ以上の係合孔47を穿設
しておけば、ねじ43をほとんど回転させずに係
止ばね48の端部を係合させることができる。
以上述べたように本考案は、ワイヤに連結され
た衝突部材が衝突することにより湾曲部の最大湾
曲角度を規制するストツパを、湾曲操作装置の基
板に立設された壁部に回転自在に設けられたねじ
に螺着し、このねじの頭部には少なくとも1つの
係合孔を径方向に穿設し、この係合孔に一端を係
合させた係止ばねにより上記ねじの回転および軸
方向への移動を規制するようにした。すなわち、
ストツパはねじとの螺合により位置決め固定され
ているから、従来のねじで取付板に締付け固定す
る場合のようにその固定時に回転モーメントが発
生してずれ動いてしまうということがない。ま
た、ねじに螺合したストツパは衝突部材との衝突
によつてずれ動くということもない。したがつ
て、ストツパの位置決め調節を容易かつ確実に行
えるとともに、使用中にストツパがずれ動いて湾
曲部が過度に湾曲されるという危険もない。
た衝突部材が衝突することにより湾曲部の最大湾
曲角度を規制するストツパを、湾曲操作装置の基
板に立設された壁部に回転自在に設けられたねじ
に螺着し、このねじの頭部には少なくとも1つの
係合孔を径方向に穿設し、この係合孔に一端を係
合させた係止ばねにより上記ねじの回転および軸
方向への移動を規制するようにした。すなわち、
ストツパはねじとの螺合により位置決め固定され
ているから、従来のねじで取付板に締付け固定す
る場合のようにその固定時に回転モーメントが発
生してずれ動いてしまうということがない。ま
た、ねじに螺合したストツパは衝突部材との衝突
によつてずれ動くということもない。したがつ
て、ストツパの位置決め調節を容易かつ確実に行
えるとともに、使用中にストツパがずれ動いて湾
曲部が過度に湾曲されるという危険もない。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は内視
鏡操作部の一部断面した側面図、第2図は上記操
作部の内部を示す断面図、第3図は第2図−
線に沿う湾曲操作装置の断面図、第4図は同じく
側面図、第5図は湾曲操作装置の先端側の正面
図、第6図は同じく側面図である。 11……挿入部、36……ワイヤ、39……衝
突部材、41……壁部、43……ねじ、43b…
…ねじの頭部、45……ストツパ、47……係合
孔、48……係止ばね。
鏡操作部の一部断面した側面図、第2図は上記操
作部の内部を示す断面図、第3図は第2図−
線に沿う湾曲操作装置の断面図、第4図は同じく
側面図、第5図は湾曲操作装置の先端側の正面
図、第6図は同じく側面図である。 11……挿入部、36……ワイヤ、39……衝
突部材、41……壁部、43……ねじ、43b…
…ねじの頭部、45……ストツパ、47……係合
孔、48……係止ばね。
Claims (1)
- ワイヤをけん引操作して内視鏡の挿入部の先端
部に設けられた湾曲部を湾曲操作するとともに、
上記湾曲部の最大湾曲角度を上記ワイヤに取着さ
れた衝突部材をストツパに衝突させて規制する湾
曲操作装置において、上記ストツパは湾曲操作装
置の基板に立設された壁部に回転自在に設けられ
たねじに螺着されていて、このねじは、その頭部
に少なくとも1つの係合孔が径方向に穿設され、
この係合孔に一端を係合させた係止ばねにより回
転および軸方向への移動が規制されていることを
特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157382U JPS58153802U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157382U JPS58153802U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58153802U JPS58153802U (ja) | 1983-10-14 |
| JPS632004Y2 true JPS632004Y2 (ja) | 1988-01-19 |
Family
ID=30062282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5157382U Granted JPS58153802U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58153802U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044721Y2 (ja) * | 1987-05-11 | 1992-02-12 | ||
| JP4761891B2 (ja) * | 2005-08-26 | 2011-08-31 | Hoya株式会社 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
| JP6539575B2 (ja) * | 2015-12-02 | 2019-07-03 | 株式会社住田光学ガラス | 内視鏡の湾曲操作装置 |
-
1982
- 1982-04-09 JP JP5157382U patent/JPS58153802U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58153802U (ja) | 1983-10-14 |
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