JP2534843B2 - コイルばねの製造方法 - Google Patents

コイルばねの製造方法

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JP2534843B2 JP7253655A JP25365595A JP2534843B2 JP 2534843 B2 JP2534843 B2 JP 2534843B2 JP 7253655 A JP7253655 A JP 7253655A JP 25365595 A JP25365595 A JP 25365595A JP 2534843 B2 JP2534843 B2 JP 2534843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコイルばねの製造
方法、詳しくは、曲げダイスと、該曲げダイスにガイド
部材を介して線材を送り出す手段と、線材切断用の芯金
とを備えたコイリングマシンにより成形されるコイルば
ねの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイリングマシンで製作されたコ
イルばねは、図11に示すように、まず先端側を密巻き
状に巻成し、その後所定のピッチを付けて粗巻き状に形
成し、最後に後端部を密巻き状にしてコイルばねを形成
していた。
【0003】このコイルばねを、例えば荷重支持用とし
て使用して平坦面に着座させるコイルばねに形成する場
合は、このコイルばねの両端部を研磨し、斜線部分を取
り除いて平坦に加工する如くしていたのである。
【0004】ところが、前記巻成されたコイルばねの前
記端部を研磨加工することは、コイルばねの保持が容易
でないこと、及び研磨時に発生する熱によって前記コイ
ルばねの材質が変性される不具合が生じ易いなどのため
に、作業能率が極めて悪い問題があった。
【0005】この問題を解決するために、本出願人は先
に次のような特許出願(特願昭60‐68070号)を
行なった。
【0006】この特許出願の発明の主な構成は、図9に
示すように曲げダイスと、該曲げダイスに線材Aを送り
出す送り手段とを備えたコイリングマシンにおいて、前
記曲げダイスに対する線材送り出し方向前方側に、前記
線材Aをピッチ方向一方向に押圧する第1押圧手段4a
と、他方向に押圧する第2押圧手段4bと、これら各押
圧手段4a,4bをピッチ方向に移動する移動手段5を
設けたものである。
【0007】詳しくは、前記第1押圧手段4aと第2押
圧手段4bは、ピッチツール4に形成され、ピッチツー
ル4に前記曲げダイスから巻成供給される線材Aを挿通
可能とした長孔4cを形成し、この長孔4cにおける前
記ピッチ方向の対向面を利用して、前記各押圧手段4
a,4bをそれぞれ形成したものである。
【0008】また前記各押圧手段4a,4bをもつピッ
チツール4を前記一方向イ及び前記他方向ロに往復動さ
せる移動手段5を設けており、この移動手段5は、前記
ピッチツール4に一端を結合した支持杆51を案内部材
52に摺動自由に支持すると共に、前記支持杆51の他
端側にピストン53をもつ油圧装置54を接続して形成
している。
【0009】斯くして前記油圧装置54のピストン53
の出退操作により、前記支持杆51を介して前記ピッチ
ツール4を一方向イ及び他方向ロに往復動させられるよ
うにしている。
【0010】この出願のコイリングマシンで製作される
コイルばね8の一例が図7に示すものであって、長さ方
向両端に平坦面一な巻成平坦部8a,8gを形成し、こ
の各巻成平坦部8a,8gのピッチ方向内方側に、該巻
成平坦部8aに連続する第1屈曲部8b、第2屈曲部8
c及び第3屈曲部8e、前記平坦部8gに連続する第4
屈曲部8fより成る段部をそれぞれ形成すると共に、第
2屈曲部8c及び第3屈曲部8e間に所定ピッチ間隔で
巻成された粗状巻成部8dを形成している。
【0011】このコイルばね8の製作過程を説明する
と、先ず前記曲げダイスによる前記線材Aの巻成初期段
階時、すなわち、線材Aがガイド部材(図示せず)に挿
通された後、前記曲げダイス(図示せず)に押し当てら
れて巻成される時には、前記ピッチツール4を作用させ
ずに、前記線材Aをピッチゼロで巻成し、そして、前記
線材Aが一巻弱巻成されたところで、前記ピッチツール
4をピッチ方向一方向イに対する前記他方向ロに急速に
引き戻し、前記第1押圧手段4aで前記線材Aを前記他
方向ロに押圧する。かくすると、前記線材Aが芯金(図
示せず)の規制部の出口部分を支点に前記他方向ロに急
激に曲げられて、第1屈曲部8bが形成される。
【0012】この状態で前記線材Aを所定長さ送り出し
た後、今度は、前記ピッチツール4を前記ピッチ方向一
方向イに移動させ、第2押圧手段4bにより前記線材A
を前記一方向イに押し出して、第2屈曲部8cを形成
し、かくして段部を形成する。
【0013】また、この時、前記ピッチツール4の前記
第2押圧手段4aのピッチ方向位置を、コイルばねの粗
状巻成部8dのピッチが所定のピッチとなるように調節
する。かくして、前記粗状巻成部8dが所定長さにわた
って形成された後、再度前記ピッチツール4の移動によ
り前記場合と同様に、前記粗状巻成部8dに連続して前
記段部が形成され、また該段部に連続して平坦面一な前
記巻成平坦部8gが形成される。このようにして、図7
に示すようなコイルばね8が製作される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記発明の
ピッチツール4は、その第1押圧手段4aと第2押圧手
段4bを形成する長孔4cを形成するにあたって、図1
0に示すように、長孔4cによって形成される第1押圧
手段4aと第2押圧手段4b部分を長孔4cの周端部を
曲線状に面取りする必要があり、その加工が困難とな
り、ピッチツール4の製作に手間がかかり、かつ、コス
ト高となる問題があった。
【0015】本発明は以上の如き問題点に鑑みて発明し
たもので、その目的は、線材に対して、初張力を付与
し、ピッチツールで一方向のみに段階的に押圧すること
によって、図7に示す、両端部が平坦なコイルばねを、
簡単な工程で安価に製作することができ、従来の如く押
圧状態を設けるためにピッチツールに研磨加工を必要と
することなく、ピッチツールの形状も簡単な形状にで
き、製作作業の手間がかからないコイルばねの製造方法
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、曲げダイス20と、該曲げ
ダイス20にガイド部材30を介して線材Aを送り出す
手段と、前記線材切断用の芯金60とを備えたコイリン
グマシンにより成形されるコイルばねの製造方法におい
て、前記曲げダイス20の線材当り面における線材当り
位置を、前記ガイド部材30における線材出口31位置
に対しコイルばね成形方向に偏位させ前記線材Aをコイ
ルばね成形方向と逆方向に巻成すべく成す一方、前記線
材Aにおける前記曲げダイス20の線材当り面の線材当
り位置から線材送り出し方向前方を、コイルばね成形方
向に往復動可能とするピッチツール40で押圧可能とし
て、 コイルばね成形方向と逆方向に巻成される前記線材A
の巻始めにおいて、前記ピッチツール40をコイルばね
成形方向に押し出して平坦部8aを形成し、 該平坦部8aの形成後に、前記ピッチツール40を前
記平坦部8a形成時の押出し位置よりもさらにコイルば
ね成形方向に押出して第1屈曲部8bを形成し、 該第1屈曲部8b形成後に、前記ピッチツール40を
前記平坦部8a形成時の押出し位置よりも退去させて第
2屈曲部8cを形成し、 該第2屈曲部8c形成後に、前記平坦部8a形成時の
押出し位置よりもコイルばね成形方向に突出し、かつ、
第1屈曲部8b形成時の押出し位置よりも後退する位置
に前記ピッチツール40を押出して粗状巻成部8dを形
成し、 該粗状巻成部8d形成後に、前記ピッチツール40を
前記第1屈曲部8b形成時の押出し位置にまで押出して
第3屈曲部8eを形成し、 該第3屈曲部8e形成後に、前記ピッチツール40を
前記第2屈曲部8c形成時の後退位置まで退去させて第
4屈曲部8fを形成し、 該第4屈曲部8f形成後に、前記ピッチツール40を
前記平坦部8a形成時の押出し位置にまで押出して、平
坦部8gを形成してコイルばねを製造するようにしたの
である。
【0017】つまり、前記ガイド部材30の線材出口3
1より出された線材Aを、前記曲げダイス20の線材当
り面における線材当り位置で、コイルばね成形方向と逆
方向に巻成し、この状態でピッチツール40によって、
線材Aをコイルばね成形方向にわずかに押圧して、前記
線材Aを一巻き弱巻成して平坦部8aを形成し、次に、
ピッチツール40を前記成形方向に大きく突出させて線
材を急激に押圧して第1屈曲部8bを形成し、その後、
所定長さ前記線材Aを送り出したのち、前記ピッチツー
ル40を前記成形方向と逆方向に前記平坦部8a形成時
の押出し位置よりも急激に退去させて第2屈曲部8cを
形成して、更に、前記平坦部8a形成時の押出し位置よ
りもコイルばね成形方向に突出し、かつ、第1屈曲部8
b形成時の押出し位置よりも後退する位置にピッチツー
ル40を押出して適宜突出させて線材Aを送り出し粗状
巻成部8dを形成する如くなすのである。
【0018】また、前記線材Aの巻成最終段階時にも、
同様にしてピッチツール40を前記第1屈曲部8b形成
時の押出し位置にまで急激に大きく突出させて第3屈曲
部8eを形成し、かつ、その後、所定長さ前記線材Aを
送り出したのち、ピッチツール40を前記第2屈曲部8
c形成時の後退位置まで前記成形方向と逆方向に急激に
退去させて第4屈曲部8fを形成して、最後にピッチツ
ール40を前記平坦部8a形成時の押出し位置にまでわ
ずかに突出させて平坦部8gを形成するのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明のコイルばねの製造方
法について、まず、コイルばねの製造の際に使用するコ
イリングマシンを図面の実施例に基づいて説明する。
【0020】図1に示すコイリングマシンは、線材Aの
送り手段10として上下に対向配置された1対のロール
11,12を備え、該各ロール11,12の線材送り方
向前方側に曲げダイス20を配設すると共に、該曲げダ
イス20と前記送り手段10との間に、前記線材Aのガ
イド部材30を設けている。
【0021】前記曲げダイス20は、図2に示すよう
に、その線材当り面における線材当り位置を、前記ガイ
ド部材30における線材出口31位置に対しコイルばね
成形方向に偏位させ前記線材Aを前記コイルばね成形方
向と逆方向に巻成すべく設置されている。
【0022】また前記ガイド部材30と前記曲げダイス
20との間で、該曲げダイス20との対向位置には、線
材A切断用の芯金60を配設すると共に、前記曲げダイ
ス20の線材当り面に対し前記ガイド部材30側で、か
つ、前記線材当り位置からの線材送り出し方向前方に位
置する前記芯金60の外側位置に、前記コイルばね成形
方向と逆方向に巻成される前記線材Aを前記成形方向に
押出すピッチツール40を、前記線材Aに対し成形方向
と逆方向に退去可能に設けている。
【0023】また前記芯金60の一側端縁には、図3に
示す如く断面半円形状の案内面60aと切断刃面60b
とを形成すると共に、図1に示すように、この切断刃面
60bとの対向位置に前記線材Aの切断用ナイフ70
を、前記芯金60に対して進退自由に配置している。
【0024】また、図示していないが、前記ローラ11
には、該ローラ11の回転数を検出することによって前
記線材Aの送り量を検出する検出手段を設けている。
【0025】更に、図4に示すように、前記ピッチツー
ル40には、該ピッチツール40を段階的に往復動させ
る油圧装置50が嵌合部41により連結されており、前
記検出手段の出力を基に、該油圧装置50の動作が制御
器(図示せず)によって制御される。
【0026】次に前記コイリングマシンによるコイルば
ね8の製作過程を説明する。前記線材Aは前記ガイド部
材30に挿通された後、前記曲げダイス20に押し当て
られて巻成されるが、このとき、図2に示すように線材
Aは、前記曲げダイス20の線材当り面におけるガイド
部材30の線材出口31位置に対しコイルばね成形方向
に偏位した位置にある線材当り位置に接して巻成される
ので、線材Aは前記コイルばね成形方向と逆方向に巻成
される。
【0027】そこで、前記ピッチツール40を図5に示
すように、コイルばね成形方向にある程度(図6のa位
置)突出させて、線材Aを前記成形方向に押しやると、
成形方向と逆方向に初張力を有した線材Aはピッチゼロ
で巻成され、平坦部8aが形成される。
【0028】次に、線材Aを送り出しながら、ピッチツ
ール40を図6に示す前記a位置よりも突出するb位置
まで急激に突出させると、線材Aには、図7に示す第1
屈曲部8bが形成され、しばらくピッチツール40をそ
のまゝで線材Aを所定長さ送り出し、更に今度はピッチ
ツール40を前記a位置よりも後退したc位置まで急激
に退去させると線材Aは前記成形方向と逆方向に退行し
線材Aに第2屈曲部8cが形成される。第2屈曲部8c
が形成された後は、ピッチツール40を前記a位置とb
位置の中間位置であるd位置まで前記成形方向に突出さ
せ粗状巻成部8dを形成する。
【0029】斯くして、この粗状巻成部8dが所定長さ
にわたって形成された後、再度ピッチツール40を前記
b位置と同じe位置まで急激に突出させて第3屈曲部8
eを形成し、かつ、そのまま所定長さ線材Aを送り出し
た後、ピッチツール40を前記c位置と同じf位置まで
急激に退去させて第4屈曲部8fを形成し、最後にピッ
チツール40を前記a位置と同じg位置まで突出させて
平坦部8gを形成して、全体として両端部に平坦部8
a,8gを有するコイルばね8が形成されるのである。
【0030】また、コイルばね8の形成後には、切断用
ナイフ70を芯金60側に進出させて、コイルばね8を
切断するのであり、この切断時、前記ピッチツール40
は芯金60の下方で、切断用ナイフ70よりも曲げダイ
ス20側に配設されていることから、該ピッチツール4
0により前記切断後も成形方向と逆方向に付勢する線材
A先端部の支持状態を維持することができ、これにより
引き続いて前記コイルばね8の製作が連続的に行なえる
のである。
【0031】尚、以上の実施例では、1つのピッチツー
ル40を用い、該ピッチツール40によりコイルばね8
の平坦部8a,8b、第1屈曲部8b、第2屈曲部8
c、粗状巻成部8d、第3屈曲部8e及び第4屈曲部8
fを形成する如くしたが、この他例えば図8に示す如
く、前記芯金60に対向状に設けるピッチツール40と
は別に前記切断用ナイフ70よりもロール11,12側
に副ピッチツール41を設けて、前記ピッチツール40
により平坦部8a,8g、第2屈曲部8c及び第4屈曲
部8fの形成のみを行ない、副ピッチツール41により
第1屈曲部8b、粗状巻成部8d及び第3屈曲部8eを
形成する如く成してもよい。
【0032】斯く構成すれば、曲げダイス20における
曲げ支点に対する前記副ピッチツール41の距離を前記
ピッチツール40よりも長く設定できるから、該副ピッ
チツール41の移動誤差に対する線材Aの屈曲率の誤差
を小さく抑えることができ、これによりコイルばね8の
精度アップを図ることができるのである。
【0033】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のコイルばねの
製造方法では、前記曲げダイス20による線材Aのコイ
ルばね成形方向と逆方向への巻成付与と、この巻成され
た線材Aのピッチツール40による成形方向への押出し
及び成形方向と逆方向への退去動作との組合せにより、
線材Aの巻成方向を、任意の位置で、かつ、成形方向の
みならず逆方向にも自由に設定でき、この結果、前記ピ
ッチツール40の前記線材Aへの段階的な一方向への押
圧のみで長さ方向両端部に平坦面一な巻成平坦部8a,
8gをもつコイルばね8を、従来よりも簡単な工程で安
価に製作することができ、つまり、前記曲げダイス20
の前記線当たり位置を前記ガイド部材30の線材出口3
1位置に対しコイルばね成形方向に偏位させた位置と
し、これに前記線材Aの前記成形方向への押出しと成形
方向と逆方向への退去とを可能としたピッチツール40
を設けるだけで、ピッチツール40による線材Aの曲げ
加工を該ピッチツール40を一方向へ段階的に押圧する
だけで行えるので、ピッチツール40の構造を極めて簡
単にすることが可能となり、該ピッチツール40の製作
を簡単に、コスト安価に提供できることとなるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるコイリングマシンの一部切欠き
側面図。
【図2】主要部分の平面図。
【図3】芯金とピッチツールの部分斜視図。
【図4】芯金とピッチツールの部分拡大側面図。
【図5】図2においてピッチツールを突出させた状態の
平面図。
【図6】ピッチツールの退出状態を示す説明図。
【図7】コイルばねの側面図。
【図8】他のコイリングマシンを使用した別の実施例の
側面図。
【図9】本出願人が先に出願したコイリングマシンにお
けるピッチツールの側面図。
【図10】そのピッチツールのX‐X線断面図。
【図11】従来のコイルばねの側面図。 A………線材 8……コイルばね 8a……平坦部 8b……第1屈曲部 8c……第2屈曲部 8d……粗状巻成部 8e……第3屈曲部 8f……第4屈曲部 8g……平坦部 20……曲げダイス 30……ガイド部材 31……線材出口 40……ピッチツール 60……芯金

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げダイス(20)と、該曲げダイス(2
    0)にガイド部材(30)を介して線材(A)を送り出
    す手段と、前記線材切断用の芯金(60)とを備えたコ
    イリングマシンにより成形されるコイルばねの製造方法
    であって、前記曲げダイス(20)の線材当り面におけ
    る線材当り位置を、前記ガイド部材(30)における線
    材出口(31)位置に対しコイルばね成形方向に偏位さ
    せ前記線材(A)をコイルばね成形方向と逆方向に巻成
    すべく成す一方、前記線材(A)における前記曲げダイ
    ス(20)の線材当り面の線材当り位置から線材送り出
    し方向前方を、コイルばね成形方向に往復動可能とする
    ピッチツール(40)で押圧可能として、 コイルばね成形方向と逆方向に巻成される前記線材
    (A)の巻始めにおいて、前記ピッチツール(40)を
    コイルばね成形方向に押し出して平坦部(8a)を形成
    し、 該平坦部(8a)の形成後に、前記ピッチツール(4
    0)を前記平坦部(8a)形成時の押出し位置よりもさ
    らにコイルばね成形方向に押出して第1屈曲部(8b)
    を形成し、 該第1屈曲部(8b)形成後に、前記ピッチツール
    (40)を前記平坦部(8a)形成時の押出し位置より
    も退去させて第2屈曲部(8c)を形成し、 該第2屈曲部(8c)形成後に、前記平坦部(8a)
    形成時の押出し位置よりもコイルばね成形方向に突出
    し、かつ、第1屈曲部(8b)形成時の押出し位置より
    も後退する位置に前記ピッチツール(40)を押出して
    粗状巻成部(8d)を形成し、 該粗状巻成部(8d)形成後に、前記ピッチツール
    (40)を前記第1屈曲部(8b)形成時の押出し位置
    にまで押出して第3屈曲部(8e)を形成し、 該第3屈曲部(8e)形成後に、前記ピッチツール
    (40)を前記第2屈曲部(8c)形成時の後退位置ま
    で退去させて第4屈曲部(8f)を形成し、 該第4屈曲部(8f)形成後に、前記ピッチツール
    (40)を前記平坦部(8a)形成時の押出し位置にま
    で押出して、平坦部(8g)を形成することを特徴とす
    るコイルばねの製造方法。
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