JP2534647Y2 - グローブボックスの給気取入装置 - Google Patents

グローブボックスの給気取入装置

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JP2534647Y2
JP2534647Y2 JP6957491U JP6957491U JP2534647Y2 JP 2534647 Y2 JP2534647 Y2 JP 2534647Y2 JP 6957491 U JP6957491 U JP 6957491U JP 6957491 U JP6957491 U JP 6957491U JP 2534647 Y2 JP2534647 Y2 JP 2534647Y2
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JP
Japan
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glove box
air supply
steel pipe
intake device
air intake
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JP6957491U
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市郎 小出
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、放射性物質を取扱う設
備を閉じ込め、その外部からグローブにより人間が操作
を行なうグローブボックスの給気取入装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】原子力施設のうち、核燃料施設において
プルトニウム等の放射性物質を取扱う場合、グローブボ
ックス内にその取扱設備を閉じ込め、そのグローブボッ
クスの外からグローブにより人間が操作を行なうが、こ
の場合、そのグローブボックスから放射性物質の微粒子
が洩れ出ることを防止するため、グローブボックス内雰
囲気を強制的に換気している。
【0003】そこで、グローブボックスまわりにスペー
スがないものにおいては、図3に示すごとく、弁4を有
する給気取入口1をグローブボックス2の天井部に設
け、内部配管3をグローブボックス2内の中間部に配置
して下部まで導びいて、このグローブボックス2の給気
取入装置としている。一方、グローブボックス周辺部に
スペース的な余裕のある場合は、図4に示すごとくグロ
ーブボックス2の下方側部に弁4を有する給気取入口1
を設け給気取入装置としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
如くグローブボックス2の中間部に内部配管3を設けた
場合にはそのグローブボックス2の内部の空間をかなり
占めることとなり、また図4の如くグローブボックス2
の側方に給気取入口1を設けた場合にはグローブボック
ス外側に突起物が出来るため、グローブボックス廻りが
狭くなると言う問題があり、このような問題から、グロ
ーブボックス2内でプルトニウムを取り扱う設備や、機
器等を設置するスペースが限定されてくる。
【0005】従って、限られたスペース内で機能的な配
置及び配管を行なうためには、給気を上部から下部へ、
または右側から左側へと移送するための余分な内部配管
をなくする必要があり、従来のグローブボックスではこ
れら内部配管がグローブボックス内の専有スペースをか
なり取るという問題があり、このような内部配管をなく
して、プルトニウムの取扱設備などのスペースを広げる
ことが強く要望されることになる。
【0006】本考案は、前記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、グローブボックス内の換気用
の内部給気配管をなくしてグローブボックス内のスペー
スを有効に使うことのできるグローブボックスの給気取
入装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案のグローブボックスの給気取入装置は、鋼管
を柱材としたグローブボックスの前記鋼管の上端または
下端に連通した給気取入口を設けると共に、その鋼管を
グローブボックス内の換気用給気管とすることにより構
成したものである。
【0008】
【作 用】グローブボックスの構造強度部材である鋼
管、好ましくは角形鋼管の管内空間を換気用空気通路に
して、給気管としての機能をもたせている。
【0009】
【実 施 例】以下、図面を参照して本考案の実施例を
説明するが、図1は本考案のグローブボックスの給気取
入装置の実施例1の説明用概略斜視図で、図2はその実
施例2の説明用概略斜視図である。まず、図1の実施例
に示すグローブボックス2では、その構成部材である柱
材が角形鋼管10になっているので、その角形鋼管10
の上端に、弁4を有する給気取入口1を連通して設けて
いる。
【0010】次に、この角形鋼管10のこのグローブボ
ックス2の缶体内に面する側部に開口穴11及び吹き出
し口12を設けることにより、角形鋼管10をグローブ
ボックス2内の換気用給気管としている。また、図2の
実施例2は、上記図1の実施例1とほぼ同様の構成及び
機能を有するグローブボックス2の給気取入装置であ
り、図1及び図2においてそれぞれ同じ部品は同じ部品
番号で示している。そこで図2では、弁4を有する給気
取入口1を角形鋼管10の下端に連通して設け、その中
間高さに設けた盲板13よりも下部位置のグローブボッ
クス2内に開口した開口穴11及び吹き出し口12を設
けている。
【0011】すなわち、角形鋼管10に連通して設ける
給気取入口1は、その換気の方向により、図1のように
角形鋼管10の上端、または図2のように下端のいずれ
かに選択して設けることができる。
【0012】
【考案の効果】本考案のグローブボックスの給気取入装
置は、鋼管を柱材としたグローブボックス本体の鋼管の
上端または下端に連通した給気取入口を設けると共に、
その鋼管をグローブボックス内の換気用給気管として構
成している。従って、鋼管、特に角形鋼管はその本来の
役目である構造強度部材の機能を生かしながら給気管と
しての役割をもたせているので、柱材ないしは強度部材
がグローブボックス内換気用の給気管を兼用しており、
これのための専用スペースが不要となるという効果があ
る。
【0013】また、グローブボックス内の給気配管がな
くなるので、スペースが広く、かつ有効に利用できると
共に、全体としてのコストダウンをはかりうるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のグローブボックスの給気取入装置の説
明用概略斜視図である。
【図2】本考案のグローブボックスの給気取入装置の説
明用概略斜視図である。
【図3】従来例のグローブボックスの給気取入装置の説
明用概略斜視図である。
【図4】他の従来例のグローブボックスの給気取入装置
の説明用概略斜視図である。
【符号の説明】
1 給気取入口 2 グローブボックス 10角形
鋼管 11 開口穴 12 吹き出し口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管を柱材としたグローブボックスの前
    記鋼管の上端または下端に連通した給気取入口を設ける
    と共に、その鋼管をグローブボックス内の換気用給気管
    としたグローブボックスの給気取入装置。
JP6957491U 1991-08-30 1991-08-30 グローブボックスの給気取入装置 Expired - Lifetime JP2534647Y2 (ja)

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JPH0523199U JPH0523199U (ja) 1993-03-26
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