JP3153442B2 - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JP3153442B2
JP3153442B2 JP15434195A JP15434195A JP3153442B2 JP 3153442 B2 JP3153442 B2 JP 3153442B2 JP 15434195 A JP15434195 A JP 15434195A JP 15434195 A JP15434195 A JP 15434195A JP 3153442 B2 JP3153442 B2 JP 3153442B2
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恭輔 林
正巳 伊藤
一仁 石田
敏彦 山脇
信義 藤本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンベンチに係り、
特に、密閉され、且つ制御された環境空間を必要とする
動植物や物理化学実験操作のために使用され、例えば、
宇宙船,航空機,潜水艇等の如く、制限された空間に設
置される筐体幅の狭いクリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリーンベンチには密閉性,内
部の気体の換気,清浄化等の他に実験者の操作性が要求
される。
【0003】内部の気密性を保ったまま外部から手を入
れ、内部の器具を操作し実験を行うために、通常、筐体
の前面、或いは側面に気密性のあるグローブが複数個取
り付けられるが、その位置,間隔は操作性を大きく左右
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】グローブの位置は、内
部の器具の位置との関係で決められるが、その間隔は、
人間工学的に肩の幅等で決まるため、制限された空間に
設置された筐体幅の狭いクリーンベンチではグローブ幅
も狭くなり、操作性は犠牲になっている。即ち、人間工
学的に必要なグローブ間隔が確保できない程の幅の狭い
筐体に、如何にして人間工学的に必要なグローブ間隔を
確保するかが問題となる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、筐体幅の狭いクリーンベンチ
でも、グローブ間隔を広くとることができ、好適な操作
性を確保できるクリーンベンチを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は筺体前部の片
方、或いは両側面の一部を筐体前部前面の角部に取り付
けた垂直な蝶番を軸に扇状に前面側に最大90度展開
し、その展開した部分に内部操作用グローブ用孔を設け
たクリーンベンチ、或いは筐体を前部と後部に分け、こ
の筐体前部を、該前部に直角な後部に貫通する水平な軸
の回りに90度回転し、前部の縦と横を互いに変換でき
るように構成されているクリーンベンチとしたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、筐体側面の一部を前面側に展開し
て、恰も前面の幅が広がったようにし、その部分にグロ
ーブ用孔を設けているので、グローブの間隔を筐体幅よ
り広くでき、好適な操作性を確保できる。
【0008】また、通常、筐体縦寸法は人間の通路,背
丈への考慮から幅に比べ十分大きな寸法なので、横にし
た場合、必要十分な間隔でグローブを設置することがで
きるので、上述と同様に本発明の目的が達成される。
【0009】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を説
明する。
【0010】図1、及び図2に本発明のクリーンベンチ
の一実施例を示す。該図に示した本実施例では、装置の
両側にぶつかるのを避けるため、先ず筐体後部1より筐
体前部2を引き出す。筐体後部1と筐体前部2の間に
は、密閉性を保つため伸縮継手3が設けられている。
【0011】筐体前部2の前部角には、垂直に蝶番4が
付いており、側面の展開部5は蝶番4により、前面側に
90度展開できるようになっている。筐体前部2と展開
部5の間、及び蝶番4の部分の密閉性を保つため他の伸
縮継手6が設けられ、展開部5にはグローブ用孔7が開
けられ、グローブ8が取り付けられている。
【0012】筐体前部2の前面の幅は狭く、2個のグロ
ーブ8を設ける場合、間隔は良好な操作性を確保するの
に不足だが、展開部5を展開すると恰も筐体前部2の前
面の幅が広がったようになり、必要十分な間隔を確保で
きる。
【0013】尚、必要に応じて、筐体前部2の前面に別
のグローブ9を設けてもよい。
【0014】図3,図4、及び図5に本発明の他の実施
例を示す。本実施例では、筐体後部1を貫通する円筒1
0に沿い必要な引き出し距離を確保するため、円筒1
1,円筒12を介して筐体前部2を前側に引き出してい
る。円筒12の外周には、軸受13が取り付けられ、こ
の軸受13の外周は、筐体前部2の背面に取り付けられ
た円筒14により支持されている。図5に示すように、
円筒10と円筒11、及び円筒11と円筒12の間に
は、互いに回転したり引き出しすぎぬようキー溝とスト
ッパーが設けてある。
【0015】引き出した筐体前部2を前面より見て時計
方向に90度回転すると、図3のように、筐体前部2の
縦と横が入れ替わり、グローブ用孔7、及びグローブ8
の間隔を筐体後部1の幅より大きくとることができる。
【0016】また、筐体前部2は筐体後部1より引き出
し、更に、90度回転しているので、筐体後部1と筐体
前部は各々独立して密閉性を保っており、両者間は螺旋
上に巻かれた配管15により連結されている。
【0017】このような構成でも、上述した実施例と同
様な効果がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明のクリーンベンチに
よれば、筺体前部の片方、或いは両側面の一部を筐体前
部前面の角部に取り付けた垂直な蝶番を軸に扇状に前面
側に最大90度展開し、その展開した部分に内部操作用
グローブ用孔を設けたクリーンベンチ、或いは筐体を前
部と後部に分け、この筐体前部を、該前部に直角な後部
に貫通する水平な軸の回りに90度回転し、前部の縦と
横を互いに変換できるように構成されているクリーンベ
ンチとしたものであるから、筐体幅の狭いクリーンベン
チでも、グローブ間隔を広くとることができ、好適な操
作性を確保できるクリーンベンチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーベンチの一実施例を示す平面図
である。
【図2】本発明のクリーベンチの一実施例を示す側面図
である。
【図3】本発明のクリーベンチの他の実施例を示す平面
図である。
【図4】図3のA−A′線に沿う断面図である。
【図5】図4のB部の詳細断面図である。
【符号の説明】
1…筐体後部、2…筐体前部、3,6…伸縮継手、4…
蝶番、5…展開部、7…グローブ用孔、8,9…グロー
ブ、10,11,12,14…円筒、13…軸受、15
…配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 一仁 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 山脇 敏彦 茨城県つくば市千現2丁目1番地の1 宇宙開発事業団筑波宇宙センター内 (72)発明者 藤本 信義 茨城県つくば市千現2丁目1番地の1 宇宙開発事業団筑波宇宙センター内 (56)参考文献 実開 平3−36134(JP,U) 実開 平4−98595(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 21/02 B01L 1/00 F24F 7/06 H01L 21/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体前部の片方、或いは両側面の一部を筐
    体前部前面の角部に取り付けた垂直な蝶番を軸に扇状に
    前面側に最大90度展開し、その展開した部分に内部操
    作用グローブ用孔を設けたことを特徴とするクリーンベ
    ンチ。
  2. 【請求項2】筐体を前部と後部に分け、この筐体前部
    を、該前部に直角な後部に貫通する水平な軸の回りに9
    0度回転し、前部の縦と横を互いに変換できるように構
    成されていることを特徴とするクリーンベンチ。
JP15434195A 1995-06-21 1995-06-21 クリーンベンチ Expired - Fee Related JP3153442B2 (ja)

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JP5736658B2 (ja) * 2010-03-30 2015-06-17 株式会社大林組 内部が放射性物質により汚染された装置又は設備の解体方法、及び装置

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